JP2006107253A - 車両情報処理装置および車両情報処理方法 - Google Patents

車両情報処理装置および車両情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 各車輪に搭載される送信装置のうち、車体に搭載される受信装置が受信する信号の送信源である送信装置を精度良く特定する車両情報処理装置および車両情報処理方法を提案することを目的とする。
【解決手段】 車輪回転時に車体側通信装置34、36に対する各車輪側通信装置24、26の相対速度の変動範囲が異なるように、各車輪14に搭載される車輪側通信装置24、26と車体側通信装置34、36の配置位置を調整する。各車輪側通信装置24、26から送信される信号は、ドップラー効果の影響を受けて車体側通信装置34、36により受信される。ECU100では、ドップラー周波数が加味され、車体側通信装置34、36の受信信号の周波数変動に基づいて、送信源である車輪側通信装置24、26が特定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される通信手段から送信される信号を受信して所定情報を取得する技術に関する。
TPMS(Tire Pressure Monitoring System)に代表されるように、各車輪に搭載された通信機が無線送信する車輪関連情報を車体に搭載された通信機により受信して車両制御などに使用するシステムが、車両に取り入れられるようになってきている。そのようなシステムでは、車体側通信機の受信する車輪関連情報信号がいずれの車輪の通信機から送信されてきたものであるかを特定することが必要となる場合がある。
そのような事情を背景に、例えば特許文献1では、受信アンテナに誘起される電圧パターンに基づいて、送信元の送信手段が設けられたタイヤを特定するためのタイヤ状態監視装置が提案されている。また特許文献2では、タイヤの回転に伴うパターン信号が送信機からの送信データ中に含められ、そのパターン信号を示すデータに基づいて送信元の送信機を特定するためのタイヤ状態監視装置が提案されている。また特許文献3では、受信アンテナで誘起された電圧信号レベルに基づいて、送信元の送信機に対応づけられた受信アンテナの判定を行うためのタイヤ状態監視装置が提案されている。
特開2003−175711号公報 特開2002−240521号公報 特開2002−257661号公報
受信信号の発信元の送信機を特定する技術が上記のようにいくつか提案されているが、そのような技術の中には発信元の送信機の特定を必ずしも精度良く行うことができないものも混在する。例えば、受信アンテナに誘起される電圧は、搭乗者の有無、車両積載物の配置、あるいは走行環境などの外乱の影響を受けて変化しやすい。そのため、受信アンテナに誘起される電圧パターンや電圧レベルに基づいて送信元の送信機の特定を行う場合には、外乱の影響によって送信元の送信機の特定精度にバラツキが生じてしまうことがある。したがって、受信信号の発信元の送信機を特定するための技術を新たに提案することは非常に有意義である。
本発明は上述の事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、受信信号の発信元の送信手段を精度良く特定する技術を提案することにある。
本発明の一態様は車両情報処理装置に関する。この車両情報処理装置は、車輪に搭載され所定信号を送信する送信手段と、前記送信手段から送信される所定信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、前記変動周波数検出手段が検出する周波数変動状態に基づいて前記送信手段を特定する送信特定手段と、を備えることを特徴とする。
一般に、車輪に搭載される送信機が車輪回転とともに回転移動すると、車体などに搭載される受信機が受信する送信機からの信号は、いわゆるドップラー効果の影響を受けて周波数がある範囲で変動する。ドップラー効果に基づく信号の周波数変動範囲は、「送信部の速度」と「受信部の速度」に応じて決まる。そのような事情の下、当該車両情報処理装置では、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づいて、当該所定信号を送信した送信手段が精度良く特定される。なお「周波数変動状態」は、例えば周波数の変動量や周波数の変動挙動などを含みうる概念である。また「送信手段を特定する」とは、例えば送信手段が搭載される車輪の配置位置などを判別する場合などを含む。
本発明の別の態様も車両情報処理装置に関する。この車両情報処理装置は、車輪に搭載され所定信号を送信する複数の送信手段と、前記送信手段から送信される所定信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、前記変動周波数検出手段が検出する前記周波数変動状態に基づいて前記送信手段を特定する送信特定手段と、を備え、前記送信手段および前記受信手段は、受信手段に対する各送信手段の相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるように配置されることを特徴とする。一般に、送信機と受信機の間で送受信される信号のドップラー周波数は、送信機と受信機の間の相対速度に応じて変動する。そのような事情の下、当該車両情報処理装置では、受信手段に対する各送信手段の相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるように送信手段および受信手段が配置されるので、受信手段が受信する所定信号を送信した送信手段が周波数変動状態に基づいて精度良く特定される。
本発明の別の態様も車両情報処理装置に関する。この車両情報処理装置は、受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理装置であって、前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、前記変動周波数検出手段が検出する前記周波数変動状態に基づいて前記車輪搭載送信手段を特定する送信特定手段と、を備えることを特徴とする。当該車両情報処理装置によれば、車輪搭載送信手段から送信される所定信号に対するドップラー効果の影響を鑑みて、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づき当該所定信号を送信した車輪搭載送信手段を特定することができる。
本発明の別の態様は車両情報処理方法に関する。この車両情報処理方法は、受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理方法であって、前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出ステップと、前記変動周波数検出ステップで検出される周波数変動状態に基づいて前記車輪搭載送信手段を特定する送信特定ステップと、を備えることを特徴とする。当該車両情報処理方法によれば、車輪搭載送信手段から送信される所定信号に対するドップラー効果の影響を鑑みて、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づき当該所定信号を送信した車輪搭載送信手段を特定することができる。
本発明の別の態様も車両情報処理方法に関する。この車両情報処理方法は、複数の車輪搭載送信手段の中から、受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理方法であって、前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づいて、前記受信手段が受信する複数の所定信号の順位付けを行う信号順位付けステップと、各車輪搭載送信手段が送信する所定信号の順位と各車輪搭載送信手段の特定情報とを予め対応づけておいた参照データを参照し、前記信号順位付けステップにおける前記順位付けの結果に基づいて、前記所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する送信特定ステップと、を備えることを特徴とする。当該車両情報処理方法によれば、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づく順位付け結果を参照データに照らし合わせることで、所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を精度良く特定することができる。なお、信号順位付けステップでは、所定信号の周波数に影響を及ぼすドップラー効果を加味して複数の所定信号の順位付けを行うことが好ましく、例えば周波数変動量や周波数変動範囲などに基づいて所定信号の順位付けを行うことができる。また「各車輪搭載送信手段の特定情報」は、各車輪搭載送信手段を特定する情報全般を含みうる概念であり、例えば各車輪搭載送信手段の配置位置に関する情報などを含みうる。
本発明によれば、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づいて当該所定信号を送信した送信手段あるいは車輪搭載送信手段を精度良く特定することができる。
また本発明によれば、受信手段に対する各送信手段の相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるように送信手段および受信手段が配置されるので、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づいて当該所定信号を送信した送信手段あるいは車輪搭載送信手段を精度良く特定することができる。
また本発明によれば、受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づく順位付けの結果に基づいて、所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を精度良く特定することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の車両情報処理装置を備える車両10の全体構成を示す図である。車両10は、車体12の右前に設けられた右前輪14a、車体12の左前に設けられた左前輪14b、車体12の右後ろに設けられた右後輪14c、および車体12の左後ろに設けられた左後輪14dを備える。以下、右前輪14a、左前輪14b、右後輪14c、および左後輪14dを総称して「車輪14」と呼ぶ。また、右前輪14aおよび左前輪14bを総称して「前輪14a、14b」と呼び、右後輪14cおよび左後輪14dを総称して「後輪14c、14d」と呼ぶ。また、右前輪14aに対応する機器類には符号の末尾に「a」を付し、左前輪14bに対応する機器類には符号の末尾に「b」を付し、右後輪14cに対応する機器類には符号の末尾に「c」を付し、左後輪14dに対応する機器類には符号の末尾に「d」を付し、それらの機器類を総称する場合には末尾の「a〜d」を省略した符号で表記する。
各車輪14は、タイヤおよびホイールを含んだ同一の構造を有し、車輪側センサ類22と、車輪側センサ類22に接続された車輪側通信本体24と、車輪側通信本体24に取り付けられた車輪側アンテナ26とを搭載する。本実施の形態では、車輪側センサ類22、車輪側通信本体24、および車輪側アンテナ26が一体的に設けられたユニット構造を有する。このユニットは、対応するホイールリム部の所定箇所に設置され、「車輪14と車輪側アンテナ26の相対的な配置関係」は各車輪14で共通する。一方、車体12は、電子制御装置100(「ECU100」とも表記する)と、ECU100に接続された車体側センサ類32および車体側通信本体34と、車体側通信本体34に取り付けられた車体側アンテナ36とを搭載する。以下、相互に接続され各車輪14に搭載される車輪側通信本体24および車輪側アンテナ26を総称して「車輪側通信装置」と呼び、相互に接続され車体12に搭載される車体側通信本体34および車体側アンテナ36を総称して「車体側通信装置」と呼ぶ。
車輪側センサ類22は、車輪14に搭載される各種センサ類を含み、例えばタイヤ内部空気の圧力や温度を検出するセンサ、タイヤ部分の温度や荷重を検出するセンサなどを含みうる。この車輪側センサ類22を構成する各種センサ類は、所定間隔で目的とする状態量を検出し、検出結果を車輪側通信本体24に送信する。一方、車体側センサ類32は、車体12に搭載された各種センサ類を含み、例えば各車輪14の回転速度を検出する車輪速センサ、車両走行速度(「車速」とも表記する)を検出する車速センサ、車体12に作用する加速度を検出するGセンサ、などを含みうる。この車体側センサ類32を構成する各種センサ類は、所定間隔で目的とする状態量を検出し、検出結果をECU100に送信する。
各車輪側通信装置および車体側通信装置は無線通信システムを構成し、各車輪側通信本体24および車体側通信本体34は、各車輪側アンテナ26および車体側アンテナ36を介して無線信号の送受信を行う。例えば、車輪側通信本体24は車輪側センサ類22の検出結果などの情報を車輪側アンテナ26を介して無線送信し、車体側通信本体34は車体側アンテナ36を介して受信した車輪側センサ類22の検出結果などの情報をECU100に送信する。なお、各車輪側通信装置24、26から送信される信号の基本周波数は、共通し、所定の低周波領域に含まれる。
電波の送受信を行う車輪側アンテナ26および車体側アンテナ36は、車両走行時における車体側アンテナ36に対する各車輪側アンテナ26の相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるものとなるように、配置されている。本実施の形態では、車輪側アンテナ26の変動方向に関する「車体側アンテナ36に対する各車輪側アンテナ26の取付角度」をそれぞれ相違させることで、車両走行時における各車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるものとなるように調整されている。なお本実施の形態では、主に車両直進時における各車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との相対速度が各々異なるものとなるように調整されている。
以下、車幅方向および車長方向で定まる平面(「車両平面」とも表記する)における車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との関係について説明する。本実施の形態では、「車両直進退時の車輪側アンテナ26の回転移動軌跡を含む平面」と、「車輪側アンテナ26の回転移動軌跡の中心と車体側アンテナ36とを結ぶ線」と、が成す角度(「アンテナ配置角度」とも表記する)が各々相違する。本実施の形態では図1に示すように、右前輪14aに搭載された車輪側アンテナ26aに関するアンテナ配置角度θFR、左前輪14bに搭載された車輪側アンテナ26bに関するアンテナ配置角度θFL、右後輪14cに搭載された車輪側アンテナ26cに関するアンテナ配置角度θRR、および左後輪14dに搭載された車輪側アンテナ26dに関するアンテナ配置角度θRLがそれぞれ異なるように、車体側アンテナ36の配置位置が調整されている。
図2は、車輪14の各部における車体12の車長方向に関する速度関係を説明するための図である。一般に、車体12が速度Vで移動しているとき、「車輪14の回転中心部I」の車長方向の速度はVとなり、「回転中心部Iの鉛直下方に位置し接地点となる車輪14の最下部J」の車長方向の速度は0となり、「回転中心部Iの鉛直上方に位置する車輪14の最上部H」の車長方向の速度は2Vとなる。車輪14の「回転中心部Iと最下部Jの距離」および「回転中心部Iと最上部Hの距離」であるタイヤの最外部の回転半径をRとし、「車輪14の回転中心部Iと車輪側アンテナ26の距離」である車輪側アンテナ26の回転半径をRとすると、車輪側アンテナ26は、最上部通過時に+(V×R/R)の車長方向の速度を示し、最下部通過時に−(V×R/R)の車長方向の速度を示す。したがって、図1に示す車両10が車速Vで走行する際、車体12の車長方向に関する「車体12に対する車輪側アンテナ26の相対速度V’」は以下の式(1)で表される。なお、以下の各式において「+」は車両直進時の前進方向への速度成分を指し、「−」は車両直進時の後退方向への速度成分を指す。また、本実施の形態の車輪側アンテナ26はホイールリム部に設置されるので、Rをホイールリム部の回転半径によって近似することも可能である。
−(V×R/R) ≦ V’≦ +(V×R/R) 式(1)
車体12に固定された車体側アンテナ36に対する車輪側アンテナ26の車長方向に関する相対速度V”は、以下の式(2)で近似的に表される。なお「θ」は、「車両直進退時の車輪側アンテナ26の回転移動軌跡を含む平面」と「車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36とを結ぶ線」とが成す角度を指す。
−(V×R/R)×Cosθ ≦ V”≦ +(V×R/R)×Cosθ
式(2)
なお、本実施の形態において各式の角度θは、アンテナ配置角度θFR、θFL、θRR、θRLが近似的に用いられうる。上述のように各車輪側アンテナ26に関するアンテナ配置角度θFR、θFL、θRR、θRLはそれぞれ異なるので、車両走行時における各車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との相対速度の変動範囲はそれぞれ相違する。
ECU100は、CPUを含むマイクロプロセッサとして構成され、マイクロコンピュータによる演算を行う演算ユニット、各種の処理プログラムを記憶するROM、一時的にデータやプログラムを記憶してデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、データを記憶するハードディスク等の記憶装置、各種信号の送受信を行うための入出力ポートなどを有する。ECU100は、各車輪側センサ類22や車体側センサ類32などから送られてくるデータに基づいて各種装置に制御信号を送って車両10を制御する制御部であり、例えば図3に示す機能構成を有する。
図3は、第1の実施の形態のECU100が有する各種機能のうち、車体側通信装置の受信信号の送信源である車輪側通信装置の特定に関連する機能を示す機能ブロック図である。ECU100は、ローパスフィルタ部102、ドップラー周波数演算部104、周波数検出部105、信号識別部106、記憶部108、および車両制御部110を有する。
ローパスフィルタ部102は、車体側アンテナ36および車体側通信本体34を介して送られてくる信号のうち、所定の低周波数範囲に含まれる「各車輪側通信装置24、26から送信される信号」が抽出される。
ドップラー周波数演算部104は、各車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との間で送受信される信号の周波数変動状態を左右するドップラー周波数を演算、算出する。各車輪側アンテナ26および車体側アンテナ36の相対的な配置関係が車輪14の回転に伴って変動するので、車両走行時に各車輪側アンテナ26から送信される信号はドップラー効果の影響を受ける。本実施の形態のドップラー周波数演算部104は、車速センサなどを含む車体側センサ類32の検出値、記憶部108に記憶されている各種データ、および以下の式(3)に基づいてドップラー周波数fを算出する。なお、以下の式において「λ」は、ドップラー効果の影響を受ける前の波長であって、車輪側アンテナ26から発信される信号の波長(「基本波長」とも表記する)を表し、基本波長λに対応する周波数を「基本周波数」と呼ぶ。
= ±(V×R/R)×Cosθ/λ 式(3)
周波数検出部105は、ローパスフィルタ部102において抽出された信号の周波数を求める。なお周波数検出部105は、所定の学習期間を設定することもでき、所定の時間をかけて蓄積されるデータに基づき受信信号の周波数を求めることで、ローパスフィルタ部102において抽出された信号の周波数変動状態を精度良く検出することができる。
信号識別部106は、ローパスフィルタ部102において抽出された信号の周波数とドップラー周波数演算部104で算出されたドップラー周波数とを比較対照して、「ローパスフィルタ部102において抽出された信号」と「車輪側通信装置24、26」との対応関係を求める。上述のように、車体側アンテナ36に対する各車輪側アンテナ26の相対速度の変動範囲がそれぞれ相違し、その相対速度の変動範囲に応じて「車体側アンテナ36の受信信号のドップラー周波数の変動状態」が決定されるので、信号識別部106は信号の周波数変動状態に基づいて信号送信源の車輪側アンテナ26を精度良く特定することができる。
記憶部108は、各種データを予め記憶するとともに、送られてくるデータを新たに記憶することもでき、例えば上述の各式や各式で用いられる「タイヤの最外層の回転半径R」、「車輪側アンテナ26の回転半径R」、「各車輪側通信装置24、26から送信される信号の基本周波数fや基本波長λ」、「各車輪側アンテナ26に関するアンテナ配置角度θFR、θFL、θRR、θRL」、などを記憶する
車両制御部110は、信号識別部106で送信源が特定された受信信号や記憶部108に記憶される各種データなどに基づいて、適切な制御信号を対応する装置に適宜送信する。
次に本実施の形態の作用について説明する。図4は、第1の実施の形態における信号送信源の特定過程を示すフローチャートである。
車両走行時に各車輪側通信装置24、26から送信される信号は、各車輪側通信装置24、26の移動に伴うドップラー効果の影響を受けて、車体側通信装置34、36により受信される。車体側通信装置34、36により受信される信号は、ECU100に送られ、各車輪側通信装置24、26から送信された信号がECU100のローパスフィルタ部102において抽出される(S11)。そして、ローパスフィルタ部102で抽出された信号の周波数変動状態が周波数検出部105において検出される(S12)。
一方、車体側センサ類32を構成する車速センサによって車速が検出されて、検出された車速はECU100に送られる。そして、各車輪側通信装置24、26から送信される信号の周波数変動状態を左右するドップラー周波数fが、車速センサから送られてくる車速に関する検出結果、ECU100の記憶部108に記憶されている各種データ、および上述の式(3)に基づき、ドップラー周波数演算部104において求められる(S13)。そして、S12で検出された信号の周波数と、S13で算出されたドップラー周波数fや記憶部108に記憶されている基本周波数fと、が信号識別部106において対比される(S14)。上述のように各車輪側通信装置24、26から送信される信号は、「車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との相対速度」に応じた固有のドップラー周波数変動範囲を有し周波数変動量が異なるので、S11で抽出された信号の送信源である車輪側通信装置24、26が信号識別部106において特定される(S15)。
例えば、右前輪14aに搭載された車輪側通信装置24a、26aが送信源である信号について考えてみる。車速センサの検出値が「V=100(km/h)≒27.8(m/s)」であり、記憶部108に記憶されている右前輪14aに関する各種データが「R=0.3(m)」、「R=0.2(m)」、「f=300000000(Hz)」、「λ≒1(m)」、「θFR=40(deg)」である場合、右前輪14aに搭載される車輪側通信装置24a、26aから発信される信号のドップラー周波数fp(FR)の上限および下限は、近似的に以下の式(4)で表される。
p(FR)=±(V×R/R)×CosθFR/λ≒±14Hz 式(4)
従って、ローパスフィルタ部102において抽出される信号のうち上記式(4)で規定される範囲で変動するドップラー周波数を有する信号は、右前輪14aに搭載された車輪側通信装置24a、26aが送信源であると特定することが可能である。
そして、送信源が特定された信号に含まれるタイヤ状態情報などの情報や記憶部108に記憶されている各種データに基づいて車両制御部110が制御信号を送信し、車両の各種状態が制御される。
以上説明したように本実施の形態によれば、車体側通信装置34、36で受信される信号のドップラー周波数の変動範囲が各車輪側通信装置24、26から送信される信号毎に相違するので、車体側通信装置34、36で受信される信号の周波数変動に基づいて信号の送信源である車輪側通信装置24、26を精度良く特定することができる。また、車輪14の装着位置を車体側のECU100に登録する手続が不要であり、各種の車両に対して簡便に応用することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。本実施の形態では、車体側通信装置34、36が受信する信号を周波数に基づいて順位付けし、その順位に基づいて信号の送信源を特定する例について説明する。
図5は、第2の実施の形態のECU100が有する各種機能のうち、車体側通信装置の受信信号の送信源である車輪側通信装置の特定に関連する機能を示す機能ブロック図である。本実施の形態のECU100は、ローパスフィルタ部102、ランキング部112、信号識別部106、記憶部108、および車両制御部110を有する。
ランキング部112は、ローパスフィルタ部102において抽出され周波数検出部105において周波数が検出された各信号を周波数に基づいて順位付けし、本実施の形態では周波数の変動範囲に基づいて各信号の順位付けを行う。
信号識別部106は、ランキング部112における順位付けの結果に基づいて、ローパスフィルタ部102において抽出される信号の送信源を特定する。上述の式(3)で近似的に表されるドップラー周波数fは、「車速V、タイヤの最外層の回転半径R、車輪側アンテナ26の回転半径R、各車輪側通信装置24、および車輪側アンテナ26から送信される信号の基本周波数fや基本波長λ」が一定の場合、「車輪側アンテナ26の移動軌跡を含む平面と車輪側アンテナ26および車体側アンテナ36を結ぶ線とが成す角度θ」に依存する。本実施の形態では、この角度θがアンテナ配置角度θFR、θFL、θRR、θRLによって近似され、そのアンテナ配置角度が各車輪側アンテナ26毎に異なるように調整されている。そのため、各車輪側通信装置24、26から送信される信号は、固有のドップラー周波数変動範囲を有する。また、各車輪側通信装置24、26における送信信号の基本周波数が同一であれば、車体側通信装置34、36が受信する信号の周波数はドップラー周波数によって主に変動するので、その送信信号の周波数変動状態に基づいて各送信信号の順位付けを行うことができる。そのため、「車体側通信装置34、36が受信する信号の周波数変動に基づく順位」と「各車輪側通信装置24、26」とを予め対応づけておくことが可能であり、そのような対応づけられたデータは参照テーブルとして記憶部108に記憶されている。したがって、信号識別部106は、記憶部108から読み出した参照テーブルとランキング部112における順位付けの結果とを比較対照することにより、信号の送信源である車輪側通信装置24、26を特定することができる。
他の構成は、上述の第1の実施の形態と同様に構成することができる。
図6は、第2の実施の形態における信号送信源の特定過程を示すフローチャートである。本実施の形態においても、車両走行時に各車輪側通信装置24、26から送信される信号は、各車輪側通信装置24、26の移動に伴うドップラー効果の影響を受けて車体側通信装置34、36により受信され、ECU100のローパスフィルタ部102において抽出され(S21)、周波数検出部105において周波数変動状態が検出される(S22)。
そして、周波数変動状態に基づいてローパスフィルタ部102で抽出された各信号の順位付けがランキング部112において行われる(S23)。そして、ランキング部112における順位付けの結果と記憶部108から読み出される参照テーブルとが比較対照され(S24)、S21で抽出された信号の送信源である車輪側通信装置24、26が信号識別部106において特定される(S25)。
以上説明したように本実施の形態によれば、ドップラー効果に基づく信号周波数の変動順位に基づいて、信号送信源の車輪側通信装置24、26を特定することができる。そのため、信号送信源の車輪側通信装置24、26を特定する際のドップラー周波数の演算工程が不要となり、簡便に信号送信源を特定することができる。
本発明は上述の各実施の形態や変形例に限定されるものではなく、各実施の形態やその変形例の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施の形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施の形態やその変形例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
信号送信源である車輪側通信装置24、26の特定精度を向上させるために、車両の走行環境の影響を考慮した補正を上述の各式に加えることも可能である。例えば、車両速度に応じてタイヤの最外層の回転半径Rが変化する場合、車速センサの検出値に応じてタイヤの最外層の回転半径Rに補正を加えて各種演算を行うことも可能である。
また、ローパスフィルタ部102において抽出される信号の周波数を外乱の影響が少ない環境下において検出することで、各信号の周波数を更に精度良く求めることが可能である。例えば、車両に作用する横方向加速度が小さい直進走行時、路面からのランダムな入力成分が小さい平坦路走行時、あるいは走行加速度が小さく車速変化が少ない時などに、ローパスフィルタ部102において抽出された信号の周波数が周波数検出部105において求められるように設定することも可能である。
また、「送信源である車輪側通信装置24、26が前輪14a、14bあるいは後輪14c、14dのいずれに配置されているのかについての特定」に関して本発明以外の技術を利用し、その後に「送信源である車輪側通信装置24、26が左側車輪あるいは右側車輪のいずれに配置されているのかについての特定」に関しては本発明に係る上述の技術を応用することも可能である。このように他の技術と本発明を適宜組み合わせて利用することで、送信源である車輪側通信装置24、26の特定精度の向上、あるいは特定時間の短縮化を図ることが可能である。
また、上述の各実施の形態では各車輪側通信装置24、26から発信される信号の基本周波数が同じ場合について説明したが、各車輪側通信装置間で基本周波数を相違させた場合にも本発明を応用することが可能である。その場合、例えばECU100に「基本周波数の相違に基づいて補正する機能」を持たせて、送信源である車輪側通信装置24、26の特定時に「基本周波数の相違に基づく補正」をECU100で適宜実施することで、送信源である車輪側通信装置24、26を精度良く特定することができる。
また、車両10がスペアタイヤを搭載する場合にも本発明を応用することが可能である。この場合、車両走行時であってもスペアタイヤはほとんど移動せず、スペアタイヤに搭載される車輪側アンテナ26と車体側アンテナ36との相対速度V”は「V”≒0」となる。したがって、スペアタイヤに搭載される車輪側アンテナ26から送信される信号は、ドップラー効果の影響をほとんど受けずに車体側アンテナ36によって受信される。
また、上述の実施の形態では、車両平面上における車輪側通信装置24、26および車体側通信装置34、36の二次元的な配置関係を考慮した例について説明したが、三次元的な配置関係を考慮することで更に精度良く送信源である車輪側通信装置24、26を特定することが可能となる。
また、上述の実施の形態では、車輪側通信本体24および車輪側アンテナ26、いわゆる車輪側通信装置24,26が各車輪14に一つずつ配置されている例を示したが、この車輪側通信装置24,26は、一つの車輪14に対し複数搭載されてもよい。この場合、一つの車輪14内において、各車輪側アンテナ26の車体側アンテナ36に対する角度が異なっていれば、複数の車輪側通信装置24,26が同じ車輪14に搭載されていても、車輪側アンテナ26を介して送信される信号に基づき、上述した実施の形態と同様な識別処理が可能で、同様な効果を得ることができる。一つの車輪14の中に搭載された車輪側通信装置24,26から信号を並列的に処理することにより、識別精度の向上に寄与することができる。一つの車輪14の中に車輪側通信装置24,26を複数搭載することにより、異なる種類のセンサ、例えば、空気圧や温度、加速度などを測定するセンサの信号を個々に効率的に送信することができるので、各信号の認識精度の向上にも寄与することができる。もちろん、信号の受信は各車輪側通信装置24,26から行い、その中のいずれか一つの信号を利用して、車輪側通信装置24,26の特定を行ってもよい。
なお、各図面に示されているのは模式図であり、各部材のサイズや配置関係などは適宜調整可能である。
第1の実施の形態の車両情報処理装置を備える車両の全体構成を示す図である。 車輪の各部の車体の車長方向に関する速度関係を説明するための図である。 第1の実施の形態のECUが有する各種機能のうち、車体側通信装置の受信信号の送信源である車輪側通信装置の特定に関連する機能を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態における信号送信源の特定過程を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のECUが有する各種機能のうち、車体側通信装置の受信信号の送信源である車輪側通信装置の特定に関連する機能を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態における信号送信源の特定過程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両、 12 車体、 14 車輪、 22 車輪側センサ類、 24 車輪側通信本体、 26 車輪側アンテナ、 32 車体側センサ類、 34 車体側通信本体、 36 車体側アンテナ、 100 ECU、 102 ローパスフィルタ部、 104 ドップラー周波数演算部、 105 周波数検出部、 106 信号識別部、 108 記憶部、 110 車両制御部、 112 ランキング部。

Claims (5)

  1. 車輪に搭載され所定信号を送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信される所定信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、
    前記変動周波数検出手段が検出する前記周波数変動状態に基づいて前記送信手段を特定する送信特定手段と、
    を備えることを特徴とする車両情報処理装置。
  2. 車輪に搭載され所定信号を送信する複数の送信手段と、
    前記送信手段から送信される所定信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、
    前記変動周波数検出手段が検出する前記周波数変動状態に基づいて前記送信手段を特定する送信特定手段と、を備え、
    前記送信手段および前記受信手段は、受信手段に対する各送信手段の相対速度の変動範囲がそれぞれ異なるように配置されることを特徴とする車両情報処理装置。
  3. 受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理装置であって、
    前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出手段と、
    前記変動周波数検出手段が検出する前記周波数変動状態に基づいて前記車輪搭載送信手段を特定する送信特定手段と、
    を備えることを特徴とする車両情報処理装置。
  4. 受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理方法であって、
    前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態を検出する変動周波数検出ステップと、
    前記変動周波数検出ステップで検出される周波数変動状態に基づいて前記車輪搭載送信手段を特定する送信特定ステップと、
    を備えることを特徴とする車両情報処理方法。
  5. 複数の車輪搭載送信手段の中から、受信手段が受信する所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する車両情報処理方法であって、
    前記受信手段が受信する所定信号の周波数変動状態に基づいて、前記受信手段が受信する複数の所定信号の順位付けを行う信号順位付けステップと、
    各車輪搭載送信手段が送信する所定信号の順位と各車輪搭載送信手段の特定情報とを予め対応づけておいた参照データを参照し、前記信号順位付けステップにおける前記順位付けの結果に基づいて、前記所定信号の送信源である車輪搭載送信手段を特定する送信特定ステップと、
    を備えることを特徴とする車両情報処理方法。
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