JP2006106612A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可搬型画像記録装置内部にマイクロ波通信用のアンテナを配備したとしても、アンテナが本来持つ特性がそのまま発揮される可搬型画像記録装置を提供する。
【解決手段】 グリップ部10aから離間した位置に内蔵アンテナ15aを内蔵する。マイクロ波通信により画像データが送信されてきたときに内蔵アンテナ15aで画像データを受信してその画像データに基づく画像をインスタントフィルムシート1001上に記録して外部へ排出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録媒体が装填され装填された記録媒体への画像記録および該記録媒体の外部への排出を行なう可搬型画像記録装置に関する。
最近ではプリンタの小型化が進み、携帯電話機と同様、携帯することができる可搬型の画像記録装置いわゆるプリンタが注目を浴びている。このような可搬型のプリンタを携帯電話と一緒に携帯すると、カメラ付き携帯電話で撮影された画像データを撮影した場所で可搬型のプリンタに転送してすぐさまプリントを行なうことができる。このような目的で開発された可搬型のプリンタの中には徹底した小型軽量化を図って、携帯電話機を片手に持って、もう一方の手に可搬型のプリンタを持って携帯電話機からの画像データをプリンタに送信することにより画像をプリントすることができるようにしたものもある。
ところで、携帯電話機にはシリアルインタフェースとしてUSBインターフェースなどが配備されているものもあるが、このUSBインターフェースのような有線インターフェースの代わりに携帯機器と外部機器との間を無線で結ぶ無線インターフェースを配備しようとする動きがある。このような無線インターフェースとして有名なものにIrda規格に準拠したものやBluetooth規格に準拠したものなどがある。双方のインターフェースとも近距離通信用のインターフェースであり、Irda規格は携帯機器から近距離に在る一外部機器に対して赤外線を用いて画像データを送信すること、また外部機器から赤外線により送信されてきた画像データを受信することを前提として定められた規格であり、後者のBluetooth規格はスペクトラム拡散技術の中の周波数ホッピング(FH)技術を利用したものである。現在、Irda規格に準拠したインターフェースを搭載する携帯機器が増えてきているが、通信相手と対峙し設ける必要がなく利便性の良い点からBluetooth規格に準拠したインターフェース(以降Bluetoothインターフェース)が今後、多くの携帯機器に搭載されるものと見込まれている。しかし、このBluetoothインターフェースを前述の可搬型のプリンタ内部に配備しようとすると、どうしても送受信用のアンテナをプリンタ側に配備する必要が出てくる。
このようなアンテナは、通常、プリンタの外部に配備されるものであるため、プリンタの外観が損なわれてしまう危険性があるが、最近Bluetooth用のアンテナとして開発された近距離用の超小型アンテナをプリンタ内に配備すれば、スタイリッシュなプリンタが実現される。
しかしながら、超小型アンテナをプリンタ内部に配備しようとすると、プリンタが小型であればあるほどそのアンテナが金属部品近傍に配置されるケースが増え、アンテナに向けて照射されたはずの電磁界がその金属部品に結合してしまうようなことがどうしても起こってしまう。もしもこのようなことが起こってしまうと、アンテナと金属部品との間に電磁結合が生じてしまってその電磁結合により受信データのビット誤り率(BER)が増大してしまう可能性がある。
特許文献1のものでは、外部からの画像データを受信するアンテナと感光ドラムとを離して配設するようにして電磁結合が発生しないようにしており、この特許文献1の技術を利用すればアンテナと金属部品との間に生じる電磁結合を抑制することはできる。
しかし可搬型のプリンタ内部にアンテナが収納されるとなると、そのアンテナの姿を外部からは視認することができなくなってしまうため、今度は、可搬型のプリンタと携帯電話機との双方を各々片手で持ってプリントを行なおうとしたときに、可搬型のプリンタ内部に配備されているアンテナがその把持した手により覆われたことによりアンテナが本来持っている性能が損なわれて受信データのビット誤り率(BER)が増大してしまう可能性が出てくる。
特開平6−334806号公報
本発明は、上記事情に鑑み、可搬型のプリンタである可搬型画像記録装置の内部に無線通信用のアンテナを配備したとしても、アンテナが本来持つ特性がそのまま発揮される可搬型画像記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の可搬型画像記録装置は、露光され現像剤の展開を受けることにより画像が記録される画像記録部とその画像記録部よりも搬送方向前端側に設けられた現像剤溜りとを有するインスタントフィルムシートが、記録媒体が装填され装填された記録媒体への画像記録およびその記録媒体の外部への排出を行なう可搬型画像記録装置において、
この可搬型記録装置を手で把持するためのグリップ部と、
上記グリップ部を把持した手による覆いを免れた位置に内蔵され、画像データを受信する内蔵アンテナと、
装填された記録媒体上に内蔵アンテナで受信された受信データに基づく画像を記録する画像記録部と備えたことを特徴とする。
上記本発明の可搬型画像記録装置によれば、上記グリップ部を把持した手による覆いを免れた位置に内蔵アンテナが内蔵されるため、その内蔵アンテナが手で覆われることがなく正しい画像データが受信される。その結果、上記可搬型画像記録装置内部に無線通信用のアンテナを配備したとしても、アンテナが本来持つ特性がそのまま発揮される可搬型画像記録装置が実現される。
ここで、電池が装填される電池室を備え、この可搬型画像記録装置は、その電池室に装填された電池からの電力供給を受けて動作するものであって、
上記電池室が、上記グリップ部に設けられたものであることが好ましい。
上記電池室を上記グリップ部に設けることで、そのグリップ部を設けたところにうまく電池を収納することができる。このため、アンテナを内蔵したことに加えて、上記グリップ部を電池の形状を利用したスタイリッシュなものにすることができるようになる。
また、装填された記録媒体を搬送する搬送ローラを上記内蔵アンテナとは離間した位置に備えた態様であることが好ましい。
そうすると、上記内蔵アンテナの配設位置と上記搬送ローラの配設位置とが離れているため、画像データが送信されてくるときに上記内蔵アンテナに向けて照射される電磁界が搬送ローラに結合する率が非常に低くなる。
さらに、上記記録媒体は、露光され現像剤の展開を受けることにより画像が記録される記録部とその記録部よりも搬送方向前端側に設けられた現像剤溜りとを有するインスタントフィルムシートであって、
上記現像剤溜まりを押し潰して現像剤を上記画像記録部に展開する現像ローラを、上記内蔵アンテナとは離間した位置に備えた態様であることが好ましい。
そうすると、インスタントフィルムシートを記録媒体として用いる可搬型画像記録装置にBluetoothインターフェースなどを配備することができる。
以上、説明したように、可搬型画像記録装置内部に無線通信用のアンテナを配備したとしても、アンテナが本来持つ特性がそのまま発揮される可搬型画像記録装置が実現される。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態である可搬型画像記録装置(以降、プリンタという)を、斜め前方から見た斜視図である。
このプリンタ1は携帯電話などと組み合わされて使用されるものであって、携帯電話から送信されてくる画像データをこのプリンタ1で受信してその画像データに基づく画像の記録をインスタントフィルムシート上に行なうものである。
本実施形態のプリンタの構成を、図1を参照して説明する。
このプリンタ1は可搬型であって携帯電話機とこのプリンタ1双方を手に持って画像の記録を行なうことが可能な程度の小型かつ軽量の構造を有するものである。このプリンタ1の筐体1a内にインスタントフィルムパックが装填され、そのインスタントフィルムパック内の、積層された多数のインスタントフィルムシート一枚一枚に画像の記録が行なわれる。
プリンタ1の筐体1aの上面には、このプリンタ1の電源の投入および遮断を指示する電源スイッチ(以下電源SWという)11やプリントスイッチ(以下プリントSWという)12やプリントデータ補正スイッチ(以下プリントデータ補正SWという)13が設けられている。また、中央には、LCDパネル14が設けられており、このLCDパネル14上にインスタンフィルムシートの残り枚数やプリントデータ補正SW13の内容が表示される。
また本実施形態のプリンタには、赤外線(例えばIrdaインターフェース)か、2.4GHz帯のマイクロ波(例えばBluetoothインターフェース)かのいずれかにより画像データが無線で送信されてきた場合に、その送信されてきた画像データを受信することができるように受光素子15と内蔵アンテナ15aが設けられている。受光素子は携帯電話機をこのプリンタ1に対向させ易い位置、ここでは筐体1aの端部側に配備されている。また内蔵アンテナ15aは、無指向性であるのでどこに配置されても良いが、インスタントフィルムシート1001が排出されている側に金属製の現像ローラが設けられているのでその現像ローラとは離間した位置、ここでは受光素子の脇に内蔵アンテナ15aが設けられている。なお、この図1には図示してはいないが、このプリンタ1はUSBインターフェースで代表されるようなシリアル通信用の通信ポートも持っている。
プリントSW12は、記録媒体であるインスタントフィルムシートへの画像の記録が終了した後、その記録が終了した画像と同じ画像をインスタントフィルムシート上に再記録する場合に操作されるものであり、プリントデータ補正SW13は、インスタントフィルムシート上に記録される画像の濃淡(Darken or Lighten)を調節するためのものである。このプリントデータ補正SW13が一回押されるとその画像データに基づく画像の全体のトーンがやや暗くなった画像がインスタントフィルムシート上に記録され、2回押されると全体のトーンがやや明るくなった画像がインスタントフィルムシート上に記録される。このプリントデータ補正SW13が操作された後、プリントSW12が操作されると、同じ構図の写真でありながら異なった趣の写真が得られる。
図2は、携帯電話機200からマイクロ波通信により画像データが送信されてきてプリンタの排出口からその画像データに基づく画像が記録されたインスタントフィルム1001が排出されているときの状態を示す図である。
このプリンタ1では、マイクロ波通信(例えばBluetoothインターフェース)、または赤外線通信(例えばIrdaインターフェース)、またはシリアル通信(例えばUSBインターフェース)により外部から送信されてきた画像データをこのプリンタ1が取得したら、その取得した画像データに基づく潜像の記録が露光によりインスタントフィルムシート1001上に行なわれ、図2に示すようにその潜像が記録されたインスタントフィルムシート1001が顕像化されながら、プリンタ1外部へ排出される。その後プリントSW12が操作されたときにも、その画像と同じ画像の再記録が別のインスタントフィルム上に行なわれ、図2に示すようにインスタントフィルム1001が排出される。このインスタントフィルムシート1001は、露光され現像剤の展開を受けることにより画像が記録される記録部1001_2とその記録部よりも搬送方向前端側に設けられた現像剤溜り1001_1とを有するものである。図2には、現像剤溜り1001_1が内部の現像ローラに押しつぶされ現像剤がインスタントフィルムシート1001の記録部1001_2に展開された後の状態が示されている。
また、このプリンタ1には、このプリンタ1を把持するためのグリップ部10aが設けられており、そのグリップ部10aを把持した手による覆いを免れた位置に画像データを受信する内蔵アンテナ15aが内蔵されている。また、インスタントフィルムシート1001が排出される側には金属材料からなる現像ローラが設けられているので、外部から2.4GHz帯のマイクロ波が送信されてきたときにその金属の現像ローラと内蔵アンテナ15aとの間に電磁結合が起こらないように、前述したように現像ローラ(図中、インスタントフィルムシートが排出されている側)とは反対の側に内蔵アンテナ15aが設けられている。このようにしておくと、図2に示すように各々の手にプリンタ1と携帯電話200をそれぞれ持ったとしてもプリンタ1内部のアンテナ15aを覆う位置を手により把持することがなくなり、また現像ローラとの間の電磁結合がほぼなくなってアンテナ本来の性能が如何なく発揮されるプリンタ1が実現される。
図3は、このプリンタ1を背面斜め後方から見た斜視図である。
このプリンタ1の背面側にはフィルムパック100を装填するためのフィルムドア101aが設けられており、このフィルムドア101aが開けられ、フィルムパック100がフィルム装填室100aに装填される。また、このプリンタ1の電源となる電池1bが装填される電池装填室10bもそのフィルム装填室100aの隣にある。その電池装填室10bはグリップ部10aの内部側に設けられており、図1に示すようにグリップ部10aには持ち易さが考慮され流線形を描くような膨らみがスタイリッシュに設けられている。そのグリップ部10aの流線形を描くような膨らみにより形成される内壁に沿って円柱状の電池1bが装填されるようになっている。この電池装填室10bにも媒体装填室100aと同様にドアが設けられそのドアがグリップ10aを形成するようになっている。
フィルムドアの内側101aにはバネ部材1011a,1012aが2つ設けられており、これらのバネ部材1011a,1012aによってフィルムパック100内に積層されたインスタントフィルムシートがプリンタ1上面側(図3の裏面側)に押されるようになっている。このような構成によってそのインスタントフィルムパック100内のインスタントフィルムシートのうち、プリンタの一番上面側にあるインスタントフィルムシート1001が排出口11aに近い位置にまで押し上げられ、その位置に押し上げられたインスタントフィルムシート上に焦点のあった光点が露光により多数記録される。
このようなプリンタ1の内部構成を説明する。
最後に光学ヘッド16の構成を、図4を参照して簡単に説明しておく。
図4は光学ヘッドの構成を示す模式図である。
この図4には導光板164の端部に配設された発光素子163R,163G,163Bの配列順序と、インスタントフィルム上に光点となって照射されるR、G、Bの光の進行方向が矢印によって模式的に示されている。
図4に示すように、この光学ヘッド16は光の3原色であるR,G,Bそれぞれの発光素子163R,163G,163Bと、導光板164と、前述した液晶シャッタアレイ165と、レンズ166とからなる。
図4に示すように、3原色の発光素子163R,163G,163Bそれぞれが導光板164の端部に配設されており、それらの発光素子で発光された光がその導光板164によってインスタントフィルム1001側に導かれる。このインスタントフィルムシート1001側に導かれた光の進路が導光板164によって変更され、インスタントフィルムシート1001上に照射される。この照射された光は液晶シャッタアレイ165の各シャッタを通り、その先にあるセルフォックレンズ(登録商標)166を通ってインスタンフィルム1001まで達する。このように液晶シャッタアレイ165の各シャッタによって光量が調節された光が、セルフォックレンズによってインスタントフィルム上に収束されて焦点のあった光点がインスタントフィルム上に多数記録される。ここでは480素子の液晶シャッタアレイを用いて画像データに応じて各シャッタのシャッタスピードを制御することで画像データに応じた階調を持つ480の光点がインスタントフィルム上に記録される。これが副走査方向にも640ライン分記録され、480×640(VGAサイズ)の光点がインスタントフィルム上に潜像として記録される。この潜像は、R,G,Bの3色の光をレンズ166によって同一の光点に記録させたカラー画像を表わす潜像である。
これら光学ヘッド16、現像ローラ17b、ステッピングモータ162aを駆動する構成ブロック図5を参照して、動作を説明する。
図5は、このプリンタの内部構成を示す図である。
図5に示すように、制御CPU180にはこのプリンタ1の電源がオフされていてもこのプリンタ1の制御が行なえるように、電池1bから電力が直接供給されている。このようにしておくと、制御CPU180のみを動作状態にしておくことができ、少ない電力消費で電源スイッチの操作状況を監視することができる。さらに本実施形態のプリンタでは、プリンタの電力の消費を抑制するため、画像処理部182、ステッピングモータ1621a、印刷処理部183、揮発性メモリであるRAM184、不揮発性メモリであるFLASHMEMORY185、画像処理部182内の外部IF1821への電力供給を個別に行なうことができるように、オン/オフ自在な出力端子を多数備える電源部181を設けてその電源部から各部に電力の供給を行う構成が採用されている。このような構成にしておくとCPU180が動作に必要なところにのみ電力を供給するようにその電源部181に指示を出し、必要な出力端子のみをオン状態にすることができるため、電力の消費を極力抑制することができる。
図5にはこのような電力の消費を抑制する構成をより分かりやすく示すため、電池1bから電力が直接供給されるのを示す電源線、および電池1bから電源部181を介して電力が供給されるのを示す電源線がそれぞれ太線で示されている。また、点線で制御線と検出線もそれぞれ示されている。
このような電力の消費が抑制される構成が採用されたプリンタが備えるCPU180には図1に示した各種スイッチ類10が接続されており、これらの各種スイッチ類10の操作状態に応じた処理がCPU180により行なわれる。ただし、この各種スイッチのうち、電源SW11が投入された後、マイクロ波通信、または赤外線通信またはシリアル通信により画像データが外部から送られてきてこのプリンタが画像データを取得したときにはスイッチの操作状態に拠らず無条件に画像の記録がCPU180の制御の基に行なわれる。
このCPU180には、光学ヘッド16の温度を検出する温度センサ180Aと、光学ヘッド16の記録開始位置を検出する原点センサ180Bと、光学ヘッド16の終端位置を検出する終端センサ180Cからの検出信号が供給されており、CPU180では温度センサ180Aからの検出信号に応じて光学ヘッド17内の各シャッタのシャッタスピードを印刷制御部183に制御させるとともに、光学ヘッド17を副走査方向に移動させるときの移動開始位置と、終端位置とをそれぞれ原点センサと終端センサにより検出して、印刷制御部183にステッピングモータ162aを制御させている。
このため電源SW11が投入された後、外部から画像データがマイクロ波または赤外線を用いて送信されてきたときには、画像処理部182からの通知を受けて制御CPU180が画像処理部182にその画像データを受信させてその画像データに基づく画像の好適な記録(潜像の記録)を印刷制御部183に行なわせることができる。
ここで、電源SWが投入された後、外部からマイクロ波、または赤外線を用いて画像データが送信されてきたときにCPU180がどのような動作を各部に行わせるかを説明する。
まず、マイクロ波通信により外部からこのプリンタ1にマイクロ波通信要求を表す信号が送信されきたときに外部I/F1821を有する画像処理部182が内蔵アンテナ15aおよび外部I/Fを通してそのマイクロ波通信要求を表す信号を受信した場合には、CPU180にマイクロ波送信の要求を表す信号が送信されてきたことを通知する。CPU180はこの通知を受けてマイクロ波通信プロセスを起動して画像処理部182にRAM184とFLASHMEMORY185双方の画像データの消去を行なわせる。さらに、画像処理部182に新たな画像データの受信を行なわせて新たに受信した画像データを、バスを介してRAM184に記憶させる。
このようにしてCPU180が画像処理部182に外部からの画像データを取得させたら、今度はそのRAM184に格納されている画像データを画像処理部182に読み出させ、その画像処理部182にプリントデータを生成させる。なお、このプリントデータとは画像処理部で適当な処理を施し、光学ヘッド17の各シャッタのシャッタスピードを制御することができるようになったデータを指しており、上記画像取得部により取得された画像データとは異なる。以降の説明においては、双方のデータを区別するため、プリントデータに対し、上記画像取得部により取得され、RAM184に格納された画像データをプリント前データと呼ぶ。
CPU180は、このプリントデータを画像処理部182に生成させたら、画像処理部182にそのプリントデータの転送を行なわせ、印刷制御部183に各シャッタのシャッタスピードの制御を行なわせる。そうすると、そのプリントデータに応じて、主走査方向に配列されている各シャッタの開口時間つまりシャッタスピードが制御され、各シャッタを通過するR,G,B3色の光量がそれぞれ調節される。さらに印刷制御部183に、ステッピングモータドライバ1621aを制御させ、ステッピングモータ162aにより光学ヘッド16を副走査方向に走査させ、その走査の度にプリントデータに応じて各シャッタのシャッタスピードを、印刷制御部183に制御させ、副走査方向の各光点の光量をそれぞれ調節させる。このようにしてすべての光点の光量を調節させ、それらの光点の集まりからなる画像を表わす潜像をインスタントフィルム上に記録させる。この画像記録部によってインスタントフィルムシート上に潜像を記録させた後、CPU180は電源部181の出力をオフさせ、展開モータドライバ17aにより展開モータ17を駆動させる。
この展開モータ17により現像ローラ17bを回転させ、インスタントフィルムシート1001の現像溜まりを押し潰すようにして挟み込ませながら、現像剤をインスタントフィルムシート1001の記録部1001_2に展開させ、潜像を顕像化させてインスタントフィルムシートをプリンタ外部へと排出させる。
この印刷処理部183と光学ヘッド17とステッピングモータ162aとステッピングモータドライバ1621aと展開モーター17と展開モータドライバ17aと現像ローラ17bとが本発明にいう画像記録部に当たる。
また、赤外線通信によりこのプリンタ1に赤外線通信要求を表す信号が送信されきたときに外部I/F1821を有する画像処理部182が受光素子15および外部I/F1821を通してその赤外線通信要求を表す信号を受信した場合には、CPU180はこの通知を受けて赤外線通信プロセスを起動してマイクロ波通信プロセスと同様の処理を各部に行なわせる。
さらに、このプリンタ1のシリアルポート(不図示)にシリアルケーブルが接続されてシリアル通信要求を表す信号がこのプリンタ1の外部I/F1821を通して画像処理部に送信されてきたときに外部I/F1821を通して画像処理部182がそのシリアル通信要求を表す信号を受信した場合には、CPU180はこの通知を受けてシリアル通信プロセスを起動してマイクロ波通信プロセスと同様の処理を各部に行なわせる。
以上が、電源SW11により電源が投入された後、マイクロ波通信、または赤外線通信、またはシリアル通信により画像データが送られてきたときにCPU180が各部に行なわせる処理である。
次に、プリントSW12が操作されたときにCPU180が各部に行なわせる処理を説明する。
プリントSW12が操作されたことを受けて、CPU180は画像処理部182にRAM184に格納されている画像データの読み出しを行なわせる。この読み出した画像データに基づいて画像処理部182にプリントデータを生成させ、印刷処理部183へ転送させる。印刷処理部183ではそのプリントデータに基づき、光学ヘッド17の各シャッタを制御してインスタントフィルム上に照射される光量をそれぞれ調節させる。この各光点の光量をそれぞれ調節させることによってインスタントフィルム上に画像データに応じた光量が照射され、画像データに応じた潜像が記録される。
CPU180は、この潜像の記録が終了したことを終端センサ180Cの検出信号の変化により検出して、CPU180から電源部181に電源部181の出力をオフさせる指示を出すとともに、展開モードドライバ17aに展開モータ17の駆動指示を出す。
展開モータ17によりインスタントフィルムを現像ローラ側に送り出させるための爪(図示せず)を駆動させ、インスタントフィルムシートを現像ローラ17b側に送り出させ、さらに現像ローラ17bにインスタントフィルムシートを挟持させ、インスタントフィルムシート1001をプリンタ外部へと排出させる。この現像ローラに挟持させることにより、インスタントフィルムの現像溜り1001_1に充填されていた現像剤を押し潰してインスタントフィルム1001の記録部1001_2に展開させ潜像を顕像化させる。
このようにしてプリントSW12が操作されたときには、RAM184内に格納されている画像データに基づく画像がインスタントフィルムシート上に記録される。
また、このプリントSWの操作は電源が遮断され再度電源が投入された後において行われることもあるので、本実施形態のプリンタでは、画像データの退避、復帰という処理が行なえるように不揮発性メモリが配備されている。
そこでこの不揮発性メモリを使用して、電源SW11により電源が遮断されたとき、あるいは本実施形態のプリンタが有するオートパワーオフ機能が働いたときには、RAM184内の画像データの不揮発メモリへの転送を画像処理部182に行なわせ、RAM184にあった画像データの退避を行なわせている。
また、電源SW11が再投入されたときに、画像処理部182にその不揮発性のFLASHMEMORY185に格納されている画像データの転送を行なわせ、そのFLASHMEMORY185内にあった画像データをRAM184に復帰させている。
さらに、一度画像の記録を行なってから、時間があまり経過しすぎると、画像データが古くなりすぎ、ユーザが誤ってプリントSW12を操作してしまった場合に不要な画像が記録されてしまうことも予想される。このようなことが起こると、インスタントフィルムシートが無駄遣いされてしまうので、CPU180は、タイマにより所定時間経過した後は、印刷処理部に記録処理を行なわせないようにしている。ここでは、再記録禁止部の処理として、RAM184とFLASHMEMORY185双方の画像データを残して、表示により記録すべき画像がないということをユーザに知らせている。なお、CPU内のタイマにより所定時間を計時しているので、その計時された時間を判定基準にして揮発性メモリ、不揮発性メモリ内の画像データをCPU180と画像処理部182とからなる画像データ消去部に消去させ、画像EMPTYをLCDパネル上に表示させても良い。
最後にいままで説明したきた制御CPU180の処理を整理して図6〜図16のフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、CPU180が行なう処理の手順を示すフローチャートである。
図6にはメインプロセスが示されている。
図7から図16にはメインプロセスの各ステップの処理の詳細が示されている。
まず、図6を参照してCPU180で行なわれるメインルーチンの処理を説明する。
電池1bが投入されたら、まずステップS601で各部の初期設定を行なう。この初期設定によってCPU180に供給されるクロックの発振周波数の設定を行なう。このCPU180は、低消費電力モードを有しており、この低消費電力モードのときには遅いクロックで動作する。次のステップS602でFLASHMEMORY185内の画像データの削除を行なう。ここでは例えば出荷前の検査用の画像データがFLASHMEMORY185内に残っていると困るので画像処理部に画像データの消去を行なわせている。
ステップS603で、電源SW11が投入されるのを待ち受け、電源SW13が投入されたら、ステップS604で電源ON処理を行なう。この電源ON処理ではLCDパネル上にメニューを表示したり、クロックのスピードを速めてCPU180の処理速度を上げることを行なう。
次のステップS605で、CPU180側に入力される信号の状態が遷移するのを待ち受ける待ち受け状態に移行する。
ここでは、CPU180が、このCPU180に入力される状態の遷移を監視する項目として、プリントSW12、あるいはプリントデータ補正SW13が操作され、ON側に切り換えられること、画像データが外部IF1821で受信され受信信号が検出されること、電源SW11がオフ側に切り換えられること、本実施形態のプリンタが有するオートパワーオフ機能が働くことを掲げている。
CPU180は、これらの入力の状態のいずれかが遷移したと判定したら、その遷移した状態に対応する処理を各部に行なわせる。
まずステップS606で、プリントデータ補正SWがON側に操作されたことを受けて、画像処理部内のプリントデータ補正SW処理プロセスを起動し、プリントデータ補正SWの操作内容に応じた画像データの補正係数を画像データに設定させ、また待ち受け状態に戻る。
この待ち受け状態にあるときに携帯電話から赤外線通信要求が送信されてきた場合には、受光素子15および外部IF1821を介してその赤外線通信要求を画像処理部が受信したことを受けて、ステップS607で画像処理部182内の赤外線通信プロセスを起動し、画像処理部182に画像データを取得させる。この画像処理部に画像データを取得させたら、ステップS613からステップS615で各処理を各部に行なわせてインスタントフィルムシートを外部へと排出させる。
また、ステップS6071で携帯電話からマイクロ波通信要求を表す信号が送信されてきた場合には、アンテナ15aさらに画像処理部内の外部IF1821を介して画像処理部182がマイクロ波通信要求を受信したことを受けて、ステップS607で画像処理部182内のマイクロ波通信プロセスを起動し、画像処理部182に画像データを取得させる。この画像処理部182に画像データを取得させたら、ステップS613からステップS615で各処理を各部に行なわせてインスタントフィルムシートを外部へと排出させる。ステップS608でシリアル通信により画像データを取得したときにもこのステップS607と同様の処理が行なわれる。
次に、プリントSW12が操作されON側に切り換えられた場合には、ステップS609でCPU内のタイマ値を参照してタイムオーバだったら、ステップS605の待ち受け状態に戻る。またタイマ値を参照して所定の時間以内だったら、ステップS610へ移行しプリントデータRAM展開処理を行なって、RAMに画像データを復帰させ、画像データに基づく画像の記録処理をステップS613からステップS615で行なわせる。この実施形態では、このプリントSW12が操作されON側に切り換えられたことを出力操作指示として、出力指示取得部であるCPU180にその出力操作指示を受けさせ、画像の記録処理を行なわせている。
さらに、電源SW11がoff側に切り替えらるか、またはオートパワー機能が働いた場合には、CPU180内の電源off処理プロセスを起動し、CPU内180のタイマ値を参照して、そのタイマ値が所定の時間以内であることを検知したら、上記画像転送部に当たる画像処理部182にRAM184に格納されている画像データの転送を行なわせ、FLASHMEMORY185に画像データを退避させる。その後、各部の電源off処理を行なって、メインルーチンへ戻る。
この実施形態では、この電源SW11がoff側に切り換えられるか、またはオートパワーオフ機能が働いたことを電源の遮断指示としてCPU180にその電源の遮断指示を受けさせ、その遮断指示に応じて遮断処理を行なわせている。
ここでCPUの監視項目であるいずれかの状態の遷移が起こったときに起動される各プロセスを詳細に説明する。
図7はCPU180が行なう待ち受け処理の詳細を示すフローチャートである。
このフローは繰り返し実行されており、いずれかの状態が変化したらその状態に対応するいずれかのプロセスが起動される。
まず、ステップS701で、マイクロ波通信、赤外線通信、シリアル通信により画像データが送信されてきたかどうかの待ち受けを行なうに当たり、外部IFをONさせる。
ステップS702からステップS707で、図7のフローチャートのステップS605からステップS610に対応する待ちうけ制御を行なう。
ステップS702で上記監視項目の1つとして掲げたプリントSW11のON側への遷移が検出される。このステップS702でプリントSW11の操作が検出されたら、ステップS708へ進み、タイマ値を判定する。このタイマは図7のステップS613でプリント前処理プロセスが起動されインスタントフィルムの排出が完了した後スタートするものであって、このタイマ値が所定の時間以上になってタイムオーバになっていたらステップS702へ戻る。このステップS702で所定の時間以内であることを検知したら、ステップS709でRAM展開処理プロセスにジャンプしてRAM展開処理プロセスを起動する。前述したようにプリントSWが操作されたときには、画像の再記録が行なわれるので、時間が経過している場合にはそのプリントSWの操作が誤操作である可能性もある。そこで、ステップS708でタイマ値を検出してから、プリントデータRAM展開処理へ進めている。ここでは、このタイマの判定結果に応じて、待ち受け状態に戻して、RAMの展開処理を画像処理部に行なわせずに再記録を禁止している。なお、この判定結果に基づいて、図7のステップS602へ戻り、FLASHMEMORY、RAM内の画像データを消去する部分に戻り、待ち受け状態にスキップさせても良い。
次のステップS703でプリントデータ補正SWが操作されON側に切替られたことを検出したら、ステップS710のプリントデータ補正SW処理プロセスへジャンプして画像処理部182内のプリントデータ補正SW処理プロセスを起動する。前述したようにプリントデータ補正SW13は、画像の濃淡を調節するものであるので、このプリントデータ補正SW13が操作されたら、プリントデータ補正SWプロセスを起動して、画像処理部182に画像データを補正するための補正係数の設定を行なわせる。
次のステップS704で外部IFからの検出信号に基づいて赤外線通信が要求されていることをCPU180が検出したら、ステップS711で赤外通信処理プロセスへジャンプして赤外線通信処理プロセスを起動する。例えば携帯電話からプリンタの受光部15に向かって赤外線により画像データが送信されると、受光素子15を経由して画像処理部182内の外部IF1821に画像データが供給され、この外部IFから受信有という検出信号が出力される。そこでこの検出信号を以って赤外線通信要求として赤外通信処理プロセスを起動する。
次のステップS7041もステップS704と同様でマイクロ波通信によってマイクロ波送信要求を表す信号が送信されてきたことをアンテナ、さらに外部IFで受け、さらにマイクロ波通信要求を示す信号がその外部IFを有する画像処理部182からCPUに転送されてきたらCPUはシリアル通信処理プロセスを起動して画像処理部182内の外部IF1821により画像データを受信させる。
次のステップS705もステップS704と同様でシリアル通信によって画像データが送信されてきたことを外部IFで受け、さらにシリアル通信要求を示す信号がその外部IFを有する画像処理部182からCPUに転送されてきたらCPUはシリアル通信処理プロセスを起動して画像処理部182内の外部IF1821により画像データを受信させる。
上記ステップS704とステップS7041とステップS705で画像データを取得させた場合には、プリンタSWの操作を待たずに、すぐに画像記録部によりインスタントフィルム上に潜像が記録され、現像ローラによりインスタントフィルムを展開させながら顕像化されたインスタントフィルムをこのプリンタ外部へと排出させる。
またステップS706では、電源SW11がオフに切り換えられたことを以って、ステップS714でCPU180内の電源off処理プロセスを起動する。
またステップS707ではタイマによりタイムアウトが検知されオートパワーオフ機能が働いたことを以ってステップS715でオートoff処理プロセスを起動する。
このように、いずれかの入力状態が変化したら、いずれかのプロセスが起動される。
ここで図7の各ステップS709〜S715の処理の詳細を説明する。
図8は図7のステップS709の処理手順を示すフローチャートである。
まず、プリントSWが操作され、タイマ値が所定の時間以内であったら、ステップS801で赤外線通信、マイクロ波通信、シリアル通信の送受信部を有する外部IFの電源をoffして新規の画像データの受付を拒否する。
ステップS802でRAM上にプリントデータがあるかどうかを画像処理部182に判定させ、RAM184に画像データがあったらYes側に進み、メインルーチンに戻って記録処理へ進む。このステップS802でRAM184上に画像データがなかったらNo側に進み、画像処理部182にFLASHMEMORY185からRAM184上への画像データの転送を行なわせる。この画像データの中にはプリントデータ補正SW13の操作内容も書き込まれているので、次のステップS804で、その画像データの中からプリントデータ補正SW13の操作内容をCPU180が受け取り、LCDパネル14上にその情報を表示する。そしてメインプロセスに戻り、記録処理へと進む。
図9は、図7のステップS710の処理手順を示すフローチャートである。
このステップの処理は画像処理部内の画像処理プロセスの中で行なわれる。
プリント補正SW13がON側に切り換えられたことをCPU180で検出して、その検出した内容を画像処理部182に伝えて画像処理部182にプリントデータ補正用の内部係数を設定させる。このプリントデータ補正SW13は通常NORMAL状態にあるものが、1回押されるとDARKEN(暗いトーン)、もう1回押されるとLIGHTEN(明るいトーン)、さらにもう1回押されるとまたNORMALに戻るといったようにトグル動作を行なう。そこでCPU180ではこのトグル操作の操作内容を判読して、画像処理部182にその内容を伝え、ステップS901で内部係数を変更させ画像データに設定させるとともに、次のステップS902でLCDパネル14上にプリントデータ補正SW13の操作内容(N→D→Lなど)を表示する。このプロセスの処理を終了してメインプロセスに戻る。
図10は、赤外線通信処理プロセスを示すフローチャートである。
内蔵アンテナ15aおよび外部IFを通して赤外線通信要求があった場合、古い画像データが必要なくなるので、ステップS1001でFLASHMEMORY185とRAM184に古い画像データがあったら画像処理部182にその古い画像データを消去させる。つまり画像データ取得部により外部からの新たな画像データの取得が開始されたことを受けて、不揮発性メモリであるFLASHMEMORY185に格納されている画像データと、揮発性メモリであるRAM184に格納されている画像データとの双方をCPU180と画像処理部182によって消去する。次のステップS1002で携帯電話機とプリントSWの間でマイクロ波通信を行うに当たり、外部IFとアンテナとを用いて携帯電話機と必要な情報交換を行なわせ、マイクロ波通信が行なえるように通信速度などの通信条件を交渉させ、この交渉が締結したらネゴシエーションが確立したとして次のステップS1003で通信速度の変更を外部IF1821に行なわせる。次のステップS1004で画像処理部182に画像データの受信を行なわせその受信した画像データをRAM184に書き込ませる。
ステップS1005で画像データを最後まで受信してRAM184に書き込ませたかどうかを判定し、途中だったらNo側へ進み、最後まで画像データの受信を外部IF1821に行なわせ、画像データを最後まで受信してRAM184に画像データを書き込ませたら、ステップS1005でYes側に進み、電源部181の出力のうち、外部IF1821への電力供給をオフさせ、メインプロセスに戻る。ステップS1005で画像処理部182のプロセスでデータの受信に失敗したことがCPU180側に出力されたら、CPU180はこのプロセスを直ちに終了させ、メインプロセスへ戻る。このステップS1006でデータの受信に成功したことがCPU側に出力されたら、赤外線通信回路、シリアル通信回路、マイクロ波通信回路をオフしてこのフローの処理を終了する。
図11は、マイクロ波通信処理プロセスを示すフローチャートである。
マイクロ波通信により画像データが送信されてきたときには図11のフローにしたがって図10に示した赤外線通信の処理と同様の処理を行なう。
図12は、シリアル通信処理プロセスのフローチャートである。
シリアル通信により画像データが送信されてきたときにも図12のフローにしたがって図10に示した赤外線通信の処理と同様の処理を行なう。
図13は電源offおよびオートoff処理プロセスのフローチャートである。このプロセスも、CPU180と画像処理部182とからなる画像転送部が行なうものである。
まず、ステップS1301で、1つ前の画像の記録が行なわれたときに起動されたタイマ値を参照する。ここでタイムアウトだったら、RAM184の画像データをFLASHMEMORY185へ退避させずにステップS1307でFLASHMEMORY185の画像データを消去し、ステップS1303へ移行する。またステップS1301でタイマ値が所定の時間以内であったら、ステップS1302へ移行し、ステップS1302でFLASHMEMORY185への画像データの転送を画像処理部182に行なわせ、画像データを退避させる。こうしておくと、所定の時間以内であれば電源SW11が再投入されたときに画像の再記録をすぐに行なえる。また古い画像データを電源の遮断処理時に消去することもできる。
ここではFLASHMEMORY185の容量をなるべく小さくしたいので、プリント前データをFLASHMEMORY185に退避させているが、FLASHMEMORY185の容量が充分にあれば、画像処理後のプリントデータをFLASHMEMORY185に退避させても良い。画像処理後のプリントデータを退避させておくと、RAM184に復帰させるべく画像データをFLASHMEMORYからRAMに転送した後、ステップS609のプリント前処理プロセスが省かれ、プリント処理プロセスをいち早く起動させることができる。
次のステップS1303で画像処理部182内の外部IF1821への電力供給を電源部181に停止させ、赤外線通信機能とシリアル通信機能とマイクロ波通信機能をオフさせる。さらにステップS1304で電源部181に画像処理部182への電力供給も停止をオフさせる。
次のステップS1305でLCDパネルを消灯させ、ステップS1306でCPUを低消費電力モードにしてメインルーチンに戻る。
次に、マイクロ波通信処理プロセス、赤外通信処理プロセス、シリアル通信処理プロセス、RAM展開処理プロセスのいずれかが起動されたときには、図6のフローチャートのステップS613からS615までの処理が行なわれるので、図6のステップS613、S614、S615の処理の詳細を説明する。
図14はステップS613のプリント前処理プロセスのフローチャート、図15はステップS614のプリントデータ処理のフローチャート、図16はステップS615のフィルム排出処理のフローチャートである。
まず画像処理部が行なうプリント前処理を、図14を用いて説明する。
携帯電話から送信され、受信したデータがどのような画像データであるかが分からないので、このフローではこのプリンタで画像の記録を行なうために必要な処理を行なう。
ステップS1401で非圧縮データであるかどうかを判定する。ここで非圧縮データであれば画像データの伸張を行なう必要がないので、Yes側に進み、次のステップS1402へ移行する。ここで画像データが圧縮データであったらNo側に進みステップS1403で圧縮データの伸張処理を画像処理部に行なわせる。次のステップS1402で、このプリンタ1での画像の記録に適した解像度であるかどうかを判定する。このプリンタ1に適した解像度である場合(例えば480×640のVGAサイズである場合)には、Yes側に進み、次のステップS1405へと移行する。このプリンタ1に適した解像度でない場合(例えば縦横比が異なる場合)にはNo側に進み、ステップS1404で解像度の変換を画像処理部に行なわせる。次のステップS1405でプリントデータ補正SWが操作されていないかどうかを判定する。この画像データにプリントデータ補正SWが操作されていない場合には、Yes側に進み、次のステップS1407へと移行する。ここでプリントデータ補正SWにより画像データに補正が施されている場合には、次のステップS1408でプリントデータ補正処理を行なう。図1には、輝度データYにオフセット調整(±A)を行なった場合の変換例が数式で示されている。
そして次のステップS1407で画像の記録に適した色空間であるかどうかを判定する。ステップS1407で適さないと判定されたらNo側に進み、輝度データYおよびクロマデータCからなる表示用画像信号(YC信号)である場合には、ステップS1408でYC信号をRGB信号に変換する。そしてステップS1409でRGB信号からなるプリントデータを生成する。
このプリントデータが画像処理部で生成されたら、印刷処理部にプリントデータが転送され、印刷処理部で画像の記録処理が行なわれる。
図15は印刷処理部のプリント処理プロセスのフローチャートである。
ステップS1501でまず、印刷処理部に光学ヘッドの駆動部に当たるステッピングモータ1621aと光学ヘッド16への電力供給を行なわせ、次のステップS1502で印刷処理部183にステッピングモータ1621aの駆動を開始させる。次のステップS1503で印刷開始タイミングであるかどうかを判定する。この印刷開始タイミングであるかどうかは、印刷処理部から各シャッタにデータを転送するタイミングを指しており、ここでは、光学ヘッド16の位置が原点センサ180B側にあるかどうかを判定している。ステップS1504で、光学ヘッド16が原点位置にあると判定したら、Yes側に進み、印刷処理部に光学ヘッドのシャッタ部のシャッタスピードの制御を開始させるためプリントデータの転送を開始させる。その転送されたプリントデータに応じて光学ヘッドの各シャッタのシャッタスピードを印刷制御部に制御させ、480ドット分の光点を記録する。この主走査方向の480ドット分の光点を光学ヘッドにより記録させたら、ステッピングモータを駆動させ、光学ヘッドの位置を1ライン分移動させ、次の主走査方向の1ライン分の光点を記録させる。さらに光学ヘッド16をステッピングモータ1621aにより1ライン分ずつずらして光点を次々と記録していく。
次のステップS1505でプリントデータ終了かどうかを判定し、転送すべきプリントデータが印刷制御部183内に無かったら、Yes側に進み、ステップS1507へ移行する。転送すべきプリントデータがまだ印刷制御部183内にあったら、No側に進み、ステップS1506で印刷領域終了であるかどうかを判定する。ここでは画像の記録領域終了を示す終端センサ180Cの出力が変化していなかったらNo側に進み、ステップS1406へと戻る。
このステップS1506で終端センサの出力が変化して光学ヘッドの位置が印刷領域終了部にあると判定したら、Yes側に進み、ステップS1507へ移行する。
ステップS1507で、印刷制御部183での光学ヘッド16の制御を終了させ、プリントデータの転送を停止させる。ステップS1508で印刷制御部にステッピングモータ1621aの駆動も終了させ、光学ヘッド16への電力供給を停止させる。次のステップS1410でタイマをスタートさせ、次の画像の記録を行なうまでの時間の計時を開始する。この計時により、この画像の記録が行なわれた後、次の画像の記録が行なわれるまでの時間が計時される。このタイマでの計時結果が画像転送部および画像データ消去部に当たる画像処理部182に画像データの転送を行なわせるか否かまた画像データの消去を行なわせるか否かの判定基準となる。
このフローの処理が終了したらインスタントフィルムの排出処理を開始させる。
図16はインスタントフィルムのフィルムの排出処理プロセスのフローチャートである。
まずステップS1601で電源部181に出力をオフさせる。次のステップS1602で展開モータを駆動し、展開モータにより現像ローラを回転させる。次のステップS1603でフィルムの排出処理が終了したかどうかを判定する。インスタントフィルムの排出が検出されたら、展開モータの駆動を停止する。この排出の完了を検出するときには、通常の排出処理に要する時間以内(タイムアウト前)に、インスタントフィルムがプリンタ内部にないことがセンサで検出される。
ここでフィルムの排出が完了し、Yes側に進んだら、次のステップS1604で展開モータをオフさせ、ステップS1605でマイクロ波通信、赤外線通信、シリアル通信を有する外部IF1821への電力の供給を断つ。
以上が画像データの画像の記録に係るプロセスである。
このようにして、カメラ付き携帯電話で撮影した画像データをこのプリンタに送信するだけで、確実にその画像データに基づく画像の記録が行なえるプリンタが実現される。
以上説明したように、電力消費が徹底的に抑制されたプリンタに、外部から赤外線、マイクロ波などを用いて無線通信により画像データが送信されてきたときに確実に画像データが受信され画像データに基づく画像の記録が行なわれる可搬型画像記録装置が実現される。
なお、ここでは無線通信周波数として2.4GHz帯のマイクロ波通信を例に挙げたが、マイクロ波帯よりも周波数の低いVHF帯(400MHz、800MHz帯)であっても、マイクロ波よりも周波数の高いミリ波帯であっても良い。
本発明の実施形態であるプリンタを斜め上方から見た斜視図である。 プリンタ内部に装填されたインスタントフィルムがプリンタ外部に排出されるときの状態を示す図である。 本発明の実施形態であるプリンタの背面を斜め上方から見た斜視図である。 図4に示した光学ヘッドの構成を示す模式図である。 プリンタ内部の信号処理系統の構成ブロック図である。 図6のCPUが行なう処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS605の待ち受け処理の手順を示すフローチャートである。 図6のステップS610、図7のステップS709に示すプリンタデータ展開処理プロセスの手順を示すフローチャートである。 図6のステップS606、図7のステップS710に示すプリントデータ補正SW処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS607、図7のステップS711に示す赤外線通信処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS6071、図7のステップS712に示すマイクロ波通信処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS608、図7のステップS713に示すシリアル通信処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS611,S612、図7のステップS714,S715に示すプリントデータ電源off処理プロセスおよびオートoff処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS613に示すプリント前処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS614に示すプリント処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。 図6のステップS615に示すフィルム排出処理プロセスの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
1a 筐体
10a 電池装填室
1b 電池
100a フィルム装填室
101a フィルムドア
1011a 1012a バネ部材
100 インスタントフィルムパック
1001 インスタントフィルムシート
1001_1 現像溜り
1001_2 記録部
10 各種スイッチ
11 電源SW
12 プリントSW
13 プリントデータ補正SW
14 LCDパネル
15 受光素子
15a アンテナ
16 光学ヘッド
161 ラック部材
161a リードスクリュー
1611a ガイド棒
162a ステッピングモータ
1621a ステッピングモータドライバ
163R 163G 163B 発光素子
164 導光板
165 液晶シャッタアレイ
166 セルフォックレンズ(登録商標)
17 展開モータ
17a 展開モータドライバ
17b 現像ローラ
180 CPU
180A 温度センサ
180B 原点センサ
180C 終端センサ
181 電源部
182 画像処理部
1821 外部I/F
1821a 送受信モジュール
183 印刷処理部
184 RAM
185 FLASHMEMORY

Claims (4)

  1. 記録媒体が装填され装填された記録媒体への画像記録および該記録媒体の外部への排出を行なう可搬型画像記録装置において、
    この可搬型記録装置を手で把持するためのグリップ部と、
    前記グリップ部を把持した手による覆いを免れた位置に内蔵され、画像データを受信する内蔵アンテナと、
    装填された記録媒体上に前記内蔵アンテナで受信された画像データに基づく画像を記録する画像記録部と備えたことを特徴とする可搬型記録装置。
  2. 電池が装填される電池室を備え、この可搬型画像記録装置は、該電池室に装填された電池からの電力供給を受けて動作するものであって、
    前記電池室が、前記グリップ部に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の可搬型記録装置。
  3. 装填された記録媒体を搬送する搬送ローラを前記アンテナとは離間した位置に備えたことを特徴とする請求項1記載の可搬型記録装置。
  4. 前記記録媒体は、露光され現像剤の展開を受けることにより画像が記録される記録部と該記録部よりも搬送方向前端側に設けられた現像剤溜りとを有するインスタントフィルムシートであって、
    前記現像剤溜まりを押し潰して現像剤を前記記録部に展開する現像ローラを、前記アンテナとは離間した位置に備えたことを特徴とする請求項1記載の可搬型記録装置。
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