JP2006106332A - 避難誘導具 - Google Patents

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Yasuhito Ota
安人 太田
Masayuki Chiga
雅行 千賀
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Abstract

【課題】 地下街や地下鉄駅構内または避難が必要とされる場所などでの停電を伴う火災時に避難者を安全かつ確実に非常口等に誘導する避難誘導具を提供する。
【解決手段】 この避難誘導具は、視覚障害者用の点字ブロック1の表面に、非常口がある方向を表す誘導標識13を描いたものである。誘導標識13は黄緑色の蓄光顔料で描かれており、点字ブロック1の表面の、誘導標識13以外の部分には黄緑色の一般塗料が塗装されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、災害発生時に非常口又は出口がある方向に避難者を安全に誘導するための避難誘導具に関する。
地下街や地下鉄駅構内または災害発生時避難が必要とされる場所などには万一の災害に備えて非常口や出口がある方向を示す避難誘導灯が設置されている。
この避難誘導灯は災害時に停電が発生しても点灯を維持し、避難者に出口や非常口がある方向を知らせるという非常に重要な役割を持つ。例えば、火災の影響で停電が発生し、地下鉄駅構内が真っ暗になった場合、避難者は暗闇の中で避難誘導灯の案内表示を頼りに避難する。このため、避難誘導灯は通路の天井から吊り下げられたり、建物の壁などに目立つよう設置されている。
しかしながら、火災が発生した場合は、煙が発生してその煙は、上方に立ち上る特性があり、壁伝いに天井に蔓延して避難誘導灯を煙で覆ってしまい非難者は避難誘導灯を見つけることができず、非常口等にたどり着けないという問題がある。また、停電時の地下鉄駅構内などで唯一点灯している避難誘導灯が火災時の煙で覆い隠されてしまうと、通路もしくは建造物内は暗くなり、避難者は視界不良で避難できなくなる。
このような問題を解消できる避難誘導灯として、特許文献1に、誘導灯の存在を示すために、電池駆動で点滅する高輝度のキセノンランプが誘導灯本体の下部中央に下方に向けて突出して配置された誘導灯が提案されている。特許文献1記載の発明によれば、煙が上方に蔓延していても、高輝度で点滅するキセノンランプをあらゆる方向から視認することができるため、避難者は容易に誘導灯を発見することができる。
特開平7−57524号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている誘導灯は、故障や電池切れによりキセノンランプが点滅しないときは誘導灯を発見できないという欠点がある。特に、避難誘導灯は非常口等のある方向に向かって間隔を置いて設置されるため、非常口等への避難経路の途中で数箇所の誘導灯が故障などで点滅しないときや、また、火災の火や熱の影響でこれらの誘導標識が変色、変形、破損したときは、避難者は非常口等にたどり着くことができない。
また、階段には勾配があり天井に避難誘導灯を設置しても下方からでは発見することが出来ず、通常は設置していないので、階段付近ではパニックに陥る危険がある。そして地下鉄駅構内や、地下街では柱が多数あり、その柱が誘導灯を隠してしまい発見することが出来なくなる。
さらに、特許文献1に開示された誘導灯は、キセノンランプの点滅によって遠くからでも誘導灯を発見できても、煙に覆われている誘導灯に描かれた標識までは避難者は読み取れず、非常口等のある方向が分からないという欠点もある。
地下街や地下鉄駅構内では、避難誘導灯が天井より吊り下げて設置される場合が多いため、上方に蔓延する煙で誘導標識自体が見えなくなることが予想される。また、火災時の避難方法は、上方の煙を吸い込まないように姿勢を低くして這うように避難するよう指導もされているので、上方に設置された誘導灯では煙を吸わせないように避難者を安全に非常口等に誘導することができない。
避難者が屈んだ状態で避難できるよう床面に避難誘導灯を埋め込むことが考えられるが、この場合は表面の誘導標識が日常的に靴で踏みつけられて摩耗し、また汚れが付着するため、万一の災害発生の際に誘導標識を読み取れなくなるという新たな問題が発生する。このため、通常、誘導標識を床面に設置することは行なわれない。
そこで本発明は、上述した課題を解消し、地下街や地下鉄駅構内もしくは、災害発生時避難が必要とされる場所での停電を伴う火災時に避難者を安全かつ確実に非常口等に誘導する避難誘導具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の避難誘導具は、視覚障害者用の点字ブロックの表面に、非常口又は出口がある方向を表す誘導標識の部分が蓄光顔料で描かれるとともに該誘導標識以外の部分が一般塗料で塗装されたものであり、通常、点字ブロックの素材には、耐熱性に優れたセラミックを用いることとした。
上記のように構成された避難誘導具は、地下街や地下鉄駅構内または避難が必要とされる場所などの床において普段の明るい時は、誘導標識の部分とこれ以外の背景部分を同色としてあるため、普通の視覚障害者用点字ブロックとして使用される。しかし、事故等で停電が発生し、暗闇になった時には、蓄光顔料の発光の影響で点字ブロックの表面から誘導標識の部分が浮かびあがって見える。そして、停電とともに火災が発生した時は、視覚障害者用の点字ブロックは床に設置されているため、避難者が煙を吸わないように屈んだ状態で安全に誘導標識を視認できる。さらに、点字ブロックは地下街や地下鉄駅構内などの出口から床面に連続して配置されるため、避難者は誘導標識を見ながら点字ブロックの凹凸を手探りすることで、出口に確実にたどり着く。
また、一般に点字ブロックには凹凸があり靴底と点字ブロックとの設置面積が少なくなり、また凹凸があるために、人が歩きにくいことから、普段は人が点字ブロックを避けて歩く傾向にある。このため、点字ブロックの表面に描かれた誘導標識は摩耗しにくく、汚れにくいので、災害発生時に有効に機能する。
そして、点字ブロックの素材にセラミックを用いることで、熱や火にも強く災害発生時にも有効に機能する。
以上説明したように、本発明によれば、地下街や地下鉄駅構内または避難が必要とされる場所などにおいて停電を伴う火災が発生した場合、避難者を安全かつ確実に非常口等に誘導することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の避難誘導具の一つの実施形態を示す三面図であり、周囲が明るい時の避難誘導具の様子を示している。図2は図1の避難誘導具の作り方を説明する為の図、図3は図1の避難誘導具の暗闇時における様子を示す平面図である。
図1に示す避難誘導具は、地下鉄駅構内や地下街の通路床面に配置される視覚障害者用の点字ブロック1の表面に、非常口や出口がある方向を表す誘導標識13を描いたものである。誘導標識13は黄緑色の蓄光顔料で描かれており、点字ブロック1の表面の、誘導標識13以外の部分には黄緑色の一般塗料が塗装されている。図1,2中には一般塗料の塗装部分を斜線で示してある。
点字ブロック1は、図2に示すように、床板11の表面の、二点鎖線で示す位置に線状突起12を接着することで作製される。このとき、床板11および線状突起12の表面には、床板11に線状突起12を貼り合せたときに誘導標識13の図柄となるように、前もって誘導標識13の部分的な図柄(以下、部分図柄という)を形成してある。
作り方を詳述すると、床材11および線状突起12にはセラミックや樹脂を使用する。樹脂は耐衝撃性に優れ安価であり、セラミックは耐熱性・耐候性・耐擦傷性に強いという特性があり、用途に応じ使い分ける。まず、床板11の表面に誘導標識13を黄緑色の蓄光顔料で描いておくとともに、誘導標識13以外の背景部分に黄緑色の一般塗料を塗装しておく。そして、塗装された床板1の表面全体にコーティング処理を施し線状突起12を貼付けやすい状態にする、またコーティング処理することによって、摩耗や汚れにも強いものになる。他方、床板11の、二点鎖線で示す位置に対応させる線状突起12の各々には、当該位置の部分図柄を黄緑色の蓄光顔料で描いておくとともに、各線状突起12の当該部分図柄以外の背景部分に黄緑色の一般塗料を塗装する。その後、床板11の表面の、二点鎖線で示す位置に各線状突起12を両面テープ又は接着剤で貼り付ける。
次に、本実施形態の避難誘導具の使用方法および効果について説明する。
本実施形態の避難誘導具は、トンネル避難通路、地下鉄駅構内、地下街および一般建築物の床、または歩道の地面などにおいて普段は視覚障害者用の点字ブロックとして使用される。
地下鉄駅構内や地下街などにおいて普段の明るい時は、点字ブロック1表面の誘導標識13の部分とそれ以外の背景部分の色が同色であるので誘導標識13はそれほど目立たない。しかし、地下鉄駅構内や地下街などにて停電が発生し、辺りが暗闇になった時は、誘導標識13の部分が蓄光顔料の影響で発光するため、誘導標識13の部分とそれ以外の部分との間に明暗の差が生じ、点字ブロック1の表面から誘導標識13の部分だけが浮かびあがって見える(図3参照)。このため、暗闇の中で避難者が容易に誘導標識13を視認することができる。
また、停電とともに火災が発生した場合、点字ブロック1は視覚障害者のために床面に設置されるものであるため、火災によって発生した煙が上方に蔓延していても、避難者は床の誘導標識13を容易に発見できる。さらに、避難者は火災によって発生した煙を吸わないよう屈んだ状態で誘導標識13を見て避難できるので、安全である。
さらに、点字ブロック1は地下街や地下鉄駅構内などの出口等から床面に連続して配置されているため、避難者は火災時の煙で視界が悪くなったとき、誘導標識13の内容を見て通路全体に帯びている点字ブロック1の凹凸を手探りしながら避難することで、出口等に確実にたどり着くことができる。
また、一般に視覚障害者用の点字ブロックには凹凸があって人が歩きにくいことから、普段は人が点字ブロックを避けて歩く傾向にある。このため、点字ブロック1の表面に描かれた誘導標識13は人に殆ど踏みつけられることがなく、摩耗しにくく、汚れにくい。つまり、誘導標識13の図柄が消えて暗闇時に読み取れなくなる心配がない。
最後に、他の実施形態について述べる。
上述した形態は点字ブロック1の点字部分に線状突起12を使用した避難誘導具であったが、本発明はこれに限られず、図4に示すような点状突起が使用された点字ブロックの表面に誘導標識を描いたものであってもよい。なお、図4では誘導標識の部分とその背景部分を分かり易くするために背景部分を斜線で示してある。
また、あらかじめ床番11と線状突起12が一体化されたものでも適用できる。
また、誘導標識13の図柄は図1等に示したものに限らず、種々の記号、文字が適用できる。例えば、図5に示すような「非常口」の文字とその方向を示す矢印とを組み合わせた誘導標識が適用できる。
また、上述した形態では誘導標識13の部分(蓄光顔料部分)とそれ以外の背景部分(一般塗料部分)の色は同じ黄緑色にして美観上目立たないようにしたが、普段時から避難経路を知ってもらうことであれば、異なる色を使い分けても良い。さらに、上述の形態では誘導標識13の部分を蓄光顔料で描き、誘導標識13以外の背景部分を一般塗料で塗装しているが、本発明の避難誘導具は、誘導標識13の部分を一般塗料で描き、誘導標識13以外の部分を蓄光顔料で塗装したものであってもよい。誘導標識13の部分とこれ以外の背景部分は塗装でなくシールの貼付けで構成することも可能である。
また、表面に塗るコーティング材は、素材の性質で塗料や顔料に混合させて使用する場合や、塗らない場合もある。
周囲が明るい時における本発明の一実施形態の避難誘導具を示す三面図である。 図1の避難誘導具の作り方を説明するための図である。 暗闇時における本発明の一実施形態の避難誘導具を示す平面図である。 本発明の他の実施形態の避難誘導具を示す三面図である。 本発明の避難誘導具の点字ブロックに描く誘導標識の他の例を示す図である。
符号の説明
1 点字ブロック
11 床板
12 線状突起
13 誘導標識
14 点状突起

Claims (1)

  1. 視覚障害者用の点字ブロックの表面に、非常口又は出口がある方向を表す誘導標識の部分が蓄光顔料で描かれるとともに該誘導標識以外の背景部分が一般塗料で塗装または貼付された避難誘導具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012538A (ja) * 2009-06-03 2011-01-20 Kuwahata Design Office:Kk 視覚障害者誘導用床システム
JP2015513693A (ja) * 2012-02-09 2015-05-14 ブランドバンプス,エルエルシー 改良されたグリップを有する装飾された検知可能な警告パネル

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