JP2006105519A - 樹脂製熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高価な設備を不要として、チューブとタンクとを熱硬化性接着剤により接合する場合に、チューブが収縮してもタンクの変形、チューブの外れを防止可能とする樹脂製熱交換器を提供する。
【解決手段】 押出し成形によって形成され、複数積層される樹脂製のチューブ131と、放熱用のフィン132と、チューブ孔112aを介して、チューブ131に連通する樹脂製のタンク110、120とを有する樹脂製熱交換器において、チューブ孔112aの全周にチューブ131側に突出する凸部112bを設け、凸部112bの外径がチューブ131の外径以上となるようにチューブ131を凸部112bに接続し、チューブ131、フィン132、凸部112bをチューブ131に設けた熱硬化性接着剤により互いに当接する部位で接着する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池の冷却用に用いて好適な樹脂製熱交換器およびその製造方法に関するものである。
従来の樹脂製熱交換器として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この樹脂製熱交換器は、各部材が文字通り樹脂材から構成されており、チューブ(冷媒管)の外周にフィンが設けられてコア部(フィン−管群)を形成している。そして、チューブの両先端に2重射出により形成されるプレート部(管群ヘッダ)が設けられ、このプレート部にヘッダタンクが接合されている。
そして、チューブとプレート部との接合に当っては、くさび形状の熱融着成形金型によって、チューブの先端部を加圧、拡管して、プレート部に熱融着するようにしている。
特開2002−225138号公報
しかしながら、上記のようなチューブとプレート部との接合においては、各チューブに対する熱融着成形金型の位置を精度良く設定してやる必要があり、設備費が高額となる。また、チューブの接合部において、拡管の開始される部位でチューブが折り曲げられた形となり、この曲げ部に樹脂製熱交換器使用時における振動負荷、あるいは冷熱の繰返しによる応力が集中しやすくなり、強度面での信頼性に難点があると考えられた。
そこで、本発明者らは、設備費も踏まえ、チューブとプレート部との接合方法として熱硬化性樹脂の接着剤を用いた接着を考え、試作品による妥当性を検討した。尚、チューブは断面扁平状を成し押出し成形によって形成されるものとし、表面に予め接着剤を設けて、この接着剤によりプレート部との接着を行う(併せてフィンとの接着も行う)ものとした。しかし、この接着剤による接合方法では、以下に示す2つの問題があった。
1つめの問題は、図6に示すように、接着剤熱硬化のために昇温すると押出し成形のチューブ131が長さ方向、扁平状断面の周方向にそれぞれ縮み、コア部のチューブ積層方向の中央側において、接着剤の硬化と共にプレート部112を変形させてしまうというものであった。この変形が生じるとヘッダタンクとの接合ができなくなる。
2つめの問題は、コア部のチューブ積層方向の外方に配設されるサイドプレート(補強部材)133側においては、チューブ131が収縮してもサイドプレート133が支えとなってプレート部112の変形を防止するものの、収縮によってチューブ131がプレート部112から外れてしまうというものであった。
尚、昇温と共に、チューブ131が縮むのは、押出し成形時に高分子鎖が引き伸ばされていたものが、昇温時に熱収縮(安定化)するためである。また、プレート部112とヘッダタンクとを一体的に形成したタンクとした場合も同一の問題をはらむ。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、高価な設備を不要として、チューブとタンクとを熱硬化性接着剤により接合する場合に、チューブが収縮してもタンクの変形、チューブの外れを防止可能とする樹脂製熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、押出し成形によって形成され、複数積層される樹脂製のチューブ(131)と、複数のチューブ(131)の各間に配設される放熱用のフィン(132)と、複数のチューブ(131)の両長手方向端部位置に対応して穿設されたチューブ孔(112a)を介して、チューブ(131)に連通する樹脂製のタンク(110、120)とを有する樹脂製熱交換器において、チューブ孔(112a)の全周にチューブ(131)側に突出する凸部(112b)が設けられ、凸部(112b)の外径が、チューブ(131)の外径以上となるように、チューブ(131)が凸部(112b)に接続され、チューブ(131)とフィン(132)、チューブ(131)と凸部(112b)は、チューブ(131)に設けられた熱硬化性接着剤により、互いに当接する部位で接着されたことを特徴としている。
これにより、接着剤の熱硬化時にチューブ(131)が収縮しても、凸部(112b)によってチューブ(131)との接触寸法を稼ぐことができるので、チューブ(131)がタンク(110、120)から外れるのを防止できる。
また、熱硬化による接着を行う際に、タンク(110、120)の位置を拘束する固定治具(200)を用いる場合に、凸部(112b)を位置決めとして使用することで、固定治具(200)がチューブ(131)に接着してしまうのを防止しつつ、タンク(110、120)の変形を防止可能とする樹脂製熱交換器(100)とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の樹脂製熱交換器の製造方法であって、チューブ(131)、フィン(132)、タンク(110、120)を互いに組付けた後に、凸部(112b)に当接してフィン(132)における外部流体流れ方向に位置決めされると共に、タンク(110、120)のチューブ(131)長さ方向の動きを拘束する固定治具(200)を装着して、固定治具(200)の装着された組立て体を高温部に投入して、接着を行うことを特徴としている。
これにより、請求項1に記載の発明と同様に、凸部(112b)によってチューブ(131)の外れを防止でき、固定治具(200)がチューブ(131)に接着する事無く、固定治具(200)によってタンク(110、120)の変形を防止可能とする樹脂製熱交換器の製造方法とすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の樹脂製熱交換器の第1実施形態を図1〜図4に示す。本実施形態は、燃料電池10内を通る冷却水を冷却するラジエータ100に適用したものであり、例えば燃料電池10を電源として駆動する走行用モータを備える燃料電池車両に搭載される。尚、図1は本発明における燃料電池の冷却システム全体を示す模式図、図2はラジエータ100の全体構成を示す正面図、図3はチューブ131とプレート部112との接合部近傍を示す拡大断面図、図4は、固定治具200を示す断面図である。
まず、燃料電池10の冷却システムについて図1を用いて簡単に説明する。燃料電池10は、周知のように水素と酸素とを化学反応させて発電を行うものであり、プラス極とマイナス極との間に高分子電解質膜が挟まれて成るセルを複数直列に接続した燃料電池スタックと、この燃料電池スタックを内部に収容する外部ケーシングとから形成されている。
燃料電池10の外部ケーシングの2ヶ所には絶縁材から成る冷却水流路20が接続されている。冷却水流路20は、具体的にはゴム材あるいは樹脂材のホースあるいはパイプから成る流路としている。冷却水流路20の途中にはラジエータ100およびウォータポンプ21が順に配設され、このウォータポンプ21の作動によって燃料電池10の外部ケーシング内の冷却水が、冷却水流路20およびラジエータ100を通って図1中の矢印の方向に循環するようにしている。尚、冷却水は、通常のガソリンエンジン車等に用いられるものと同様に、水にエチレングリコールを混入させた不凍液としている。
また、冷却水流路20には、ラジエータ100と並列となるようにバイパス流路22が設けられている。バイパス流路22は、上記冷却水流路20と同様にゴム材あるいは樹脂材のホースあるいはパイプから成る。バイパス流路22下流側の冷却水流路20との接続部にはサーモスタット23が設けられており、水温によってラジエータ100とバイパス流路22とを流れる冷却水の流量が調整される。
例えば図2、図3に示すラジエータ100は、コア部130のチューブ131内を流れる冷却水が図中の上から下方向に向かういわゆるバーチカルフロータイプであり、基本構成としてアッパタンク(タンク)110、ロウアタンク(タンク)120、コア部130から成る。
アッパタンク110、ロウアタンク120は、それぞれタンク本体部111、121とプレート部112、122とから構成されており、これらのタンク本体部111、121、プレート部112、122は、共に樹脂材から形成されている。尚、樹脂材としては、ここでは成形性に優れ、ラジエータ100の構成部材とすることから強度剛性が高く、耐熱性に優れる材料が適しており、例えばポリフェニレンスルフィド(PPS)等が考えられる。
タンク本体部111、121は、断面形状が略U字状を成し、プレート部112、122に対向する側が開口する容器体を成している。アッパ側のタンク本体部111にはパイプ部(入口パイプ)111a、冷却水注入用の注水口111b、車両取付け用の取付け部111cが一体で形成されており、また、ロウア側のタンク本体部121にはパイプ部(出口パイプ)121a、取付け部121bが一体で成形されている。
プレート部112、122は、外形が細長の板状部材であり、内側領域に複数のチューブ孔112aが長手方向に並ぶように設けられている。各チューブ孔112aの全周には、本発明の特徴部の1つとしてチューブ131側に突出する凸部112bが設けられている。凸部112bの突出寸法は、ここではプレート部112の厚み2mmに対して3mmとしている。また、凸部112bの先端内径側には後述するチューブ131の挿入性を向上させるための面取り部を設けるようにしている。尚、各チューブ孔112aには、タンク本体部111、121側に突出する内側凸部111c(1mm突出)も併せて設けられている。更に、プレート部112、122の外周には、タンク本体部111、121側に突出するタンク接合部112dが設けられている。
そして、各タンク本体部111、121の開口側外周部と各プレート部112、122のタンク接合部112dとが当接されて、接着剤により互いに接着され、各タンク110、120を形成している。尚、各タンク本体部111、121と各プレート部112、122との接合に当っては、上記接着に代えて溶着による接合、あるいは両者間にシール部材を介在させて、かしめ部材でかしめる機械的な接合としても良い。
コア部130は、断面扁平状を成して複数積層される(図2中の左右方向並べられる)チューブ131と、薄肉の帯板材から波形に成形され、チューブ131の積層方向の外方および各間に配設されるフィン132と、左右最外方のフィン132の更に外方に配設され、断面がコの字状に形成された補強部材としてのサイドプレート133とから構成されている。上記コア部130においては、チューブ131、サイドプレート133は樹脂材より形成され、また、フィン132は金属材より形成されるようにしている。
チューブ131、サイドプレート133を形成する樹脂材は、例えば上記プレート部112、122と同一のポリフェニレンスルフィド(PPS)として良い。チューブ131は押出し成形あるいは射出成形により形成され、また、サイドプレート133は射出成形あるいは他の成形方法により形成されている。尚、各チューブ131の全長Lは、プレート部112、122間の距離(コア高さ)Hに、プレート部112、122での挿入分と、後述する接着剤硬化のための高温雰囲気でのチューブ131自身の収縮分(収縮率約1%分)とを加えた寸法としている。一方、フィン132を形成する金属材は、熱伝導性に優れるアルミニウム材としており、ローラ成形により形成されている。
そして、チューブ131の表面には、エポキシ系の熱硬化性樹脂材から成る接着剤を予め塗布(プレコート)しており、この接着剤によってフィン132はチューブ131に接着され、また、チューブ131の両長手方向両端部は、プレート部112、122のチューブ孔112a(凸部112b、内側凸部112c部を含む)に挿入されて、接着されるようにしている。チューブ131が凸部112b内に挿入されることで、凸部112bの外径はチューブ131の外径より大きくなっている。尚、サイドプレート133のフィン132側の表面にも上記と同様の接着剤を設けており、サイドプレート133とフィン132との接着、サイドプレート133とプレート部112、122との接着が成されるようにしている。
このように形成されるラジエータ100の各パイプ部111a、121aは冷却水流路20に接続される。燃料電池10においては、両電極にそれぞれ供給される水素および酸素の化学反応により、電気がつくられる(発電される)。発電時に生ずる熱は、冷却水に伝達され、ウォータポンプ21によって、この冷却水がラジエータ100を流通する際に、チューブ131およびフィン132から外気に放出され、冷却水が冷却されることになる。尚、燃料電池10の発電作用が少ない時は発熱も少なく、サーモスタット23によって冷却水がバイパス流路22側を流れるように制御され、ラジエータ100での放熱が抑制される。このように冷却水は、ラジエータ100によって所定の温度以下(略80℃以下)に冷却され、燃料電池10作動時の温度が適切に維持される。
尚、燃料電池10の発電作用時には、内部の冷却水には高電圧がかかることになるが、本ラジエータ100においては、冷却液を高価な電気絶縁性液体としなくても、樹脂材から成る両タンク110、120およびチューブ131によって外部に対して絶縁することができる。
次に、上記ラジエータ100の製造方法について説明する。まず、押出し成形により形成された後のチューブ131の表面に上記で説明した接着剤を予め塗布する。また、射出成形により形成された後のサイドプレート133のフィン132側の面にも予め接着剤を塗布する。
そして、チューブ131とフィン132とを交互に積層して、最外方のフィン132の更に外方にサイドプレート133をセットする。その後、各チューブ131の両長手方向端部をプレート部112、122のチューブ孔112a(凸部112b、内側凸部112cを含む)に挿入し、プレート部112、122の装着されたコア部組立て体とする。
そして、図4に示すように、固定治具200を上記コア部組立て体に装着して、ワイヤ210で巻き付けて固定する。ここで、固定治具200は、断面がコの字状を成し、本発明の2つめの特徴部として、コの字の先端部が凸部112bに当接することで、フィン132を流通する冷却空気(本発明における外部流体に対応)の流れ方向に位置決めされて、両プレート部112、122のチューブ131長手方向の位置を拘束するものとしている。
そして、上記固定治具200を装着したコア部組立て体を高温槽(本発明における高温部に対応)に投入して、上記チューブ131、サイドプレート133に塗布した接着剤を熱硬化させて、チューブ131、フィン132、サイドプレート133、プレート部112、122の互いに当接する部位を接着する。
上記接着後、コア部組立て体を空冷して、ワイヤ210、固定治具200を取り外し、プレート部112、122のタンク接合部112dにタンク本体部111、121をセットして、両者を接着、あるいは溶着、かしめ等で接合し、ラジエータ100が完成する。
本発明においては、プレート部112、122のチューブ131側に凸部112bを設けるようにしているので、接着剤硬化のための高温雰囲気内でチューブ131が収縮しても、この凸部112bによってチューブ131との接触寸法を稼ぐことができ、チューブ131がプレート部112、122から外れるのを防止できる。
また、熱硬化による接着を行う際に、プレート部112、122の位置を拘束する固定治具200を用いる際に、凸部112bを位置決めとして使用することで、固定治具200が接着剤の塗布されたチューブ131の表面に当接しないようにできるので、固定治具200がチューブ131に接着してしまうのを防止しつつ、プレート部112、122の変形を防止できる。
また、両タンク110、120内におけるチューブ131の突出量を低減できるので、冷却水流通時の抵抗を低減することができる。
尚、上記第1実施形態において、プレート部112、122の内側凸部112cは、凸部112bの設定長さに応じて、廃止しても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対してチューブ131を凸部112bの先端側部112bbの外側から嵌合させたものとしている。
凸部112bは突出長さが上記第1実施形態よりも大きく取られ、付根側部112baに対して先端側部112bbがチューブ131の板厚分小さくなる寸法として設定されており、凸部112bの付根側部112baの外径がチューブ131の外径以上となるようにしている。そして、チューブ131の内面に接着剤を塗布することで、チューブ131が先端側部112bbに接着されるようにしている。尚、ここでは、上記第1実施形態で説明した、内側凸部112cは廃止している。
これにより、接着剤硬化のための高温雰囲気内でチューブ131が扁平状断面の周方向に収縮する際に、先端側部112bbに対して圧接されることになるので、チューブ131とプレート部112との密着性を向上させることができる(内部冷却水の洩れ低減)。尚、固定治具200を凸部112bの付根側部112baに当接させることで、上記第1実施形態と同様に、固定治具200のチューブ131への接着を防止できる。
(その他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、本発明の樹脂製熱交換器を燃料電池10冷却用のラジエータ100に適用したものとして説明したが、これに限らず、エンジン冷却用のラジエータとしたり、その他の流体を冷却する熱交換器(凝縮器、蒸発器、オイルクーラ、インタークーラ等)に広く適用可能である。
また、タンク110、120は、タンク本体部111、121とプレート部112、122とから形成されるものとしたが、一体的に形成されるものとしても良い。
また、フィン132はアルミニウム材から成るものとしたが、樹脂材としても良い。
本発明における燃料電池の冷却システム全体を示す模式図である。 ラジエータの全体構成を示す正面図である。 第1実施形態におけるチューブとプレート部との接合部近傍を示す拡大断面図である。 固定治具を示す断面図である。 第2実施形態におけるチューブとプレート部との接合部近傍を示す拡大断面図である。 試作検討段階におけるチューブとプレート部との接合状態を示す正面図である。
符号の説明
100 ラジエータ(樹脂製熱交換器)
110 アッパタンク(タンク)
112a チューブ孔
112b 凸部
120 ロウアタンク(タンク)
131 チューブ
132 フィン
200 固定治具

Claims (2)

  1. 押出し成形によって形成され、複数積層される樹脂製のチューブ(131)と、
    複数の前記チューブ(131)の各間に配設される放熱用のフィン(132)と、
    複数の前記チューブ(131)の両長手方向端部位置に対応して穿設されたチューブ孔(112a)を介して、前記チューブ(131)に連通する樹脂製のタンク(110、120)とを有する樹脂製熱交換器において、
    前記チューブ孔(112a)の全周に前記チューブ(131)側に突出する凸部(112b)が設けられ、
    前記凸部(112b)の外径が、前記チューブ(131)の外径以上となるように、前記チューブ(131)が前記凸部(112b)に接続され、
    前記チューブ(131)と前記フィン(132)、前記チューブ(131)と前記凸部(112b)は、前記チューブ(131)に設けられた熱硬化性接着剤により、互いに当接する部位で接着されたことを特徴とする樹脂製熱交換器。
  2. 請求項1に記載の樹脂製熱交換器の製造方法であって、
    前記チューブ(131)、前記フィン(132)、前記タンク(110、120)を互いに組付けた後に、
    前記凸部(112b)に当接して前記フィン(132)における外部流体流れ方向に位置決めされると共に、前記タンク(110、120)の前記チューブ(131)長さ方向の動きを拘束する固定治具(200)を装着して、
    前記固定治具(200)の装着された組立て体を高温部に投入して、前記接着を行うことを特徴とする樹脂製熱交換器の製造方法。
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