JP2006104075A - 飛翔昆虫忌避剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、安全性が高く、快適に使用でき、優れた飛翔昆虫忌避作用を有する飛翔昆虫忌避剤を提供することである。
【解決手段】 ラベンダーを水蒸気蒸留することにより得られる水蒸気蒸留水を用いて、飛翔昆虫忌避剤を調製する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、飛翔昆虫忌避剤に関する。より詳細には、飛翔昆虫に対して優れた忌避作用を備えていると共に、沈静作用や安眠作用を有する飛翔昆虫忌避剤に関する。
従来、蚊や蝿等の有害飛翔昆虫を防除するために、殺虫剤が広く使用されている。しかしながら、殺虫剤の使用は、昆虫が殺虫剤に対する耐性を獲得することにより昆虫防除効果が低減してしまう、或いは人体に対する悪影響が懸念される等という問題があった。
また、近年、有害飛翔昆虫の忌避効果を有する天然由来成分が開発され、飛翔昆虫の忌避剤としての使用が試みられている。例えば、特許文献1及び2には、ラベンダーを水蒸気蒸留して得られる精油(ラベンダー油)には、飛翔昆虫を忌避する効果があることが報告されている。しかしながら、これまで知られている天然由来成分の多くは害虫忌避効果が弱く、たとえ優れた害虫忌避効果を有していても、香気が強すぎる、不快な臭気がある、油性であり肌に直接適用するとべたつく等の使用時に不快感が生じるという問題点があった。
ところで、ラベンダーを水蒸気蒸留して得られる水溶性画分(水蒸気蒸留水)については、その特性や有効な利用法が分かっておらず、飛翔昆虫に対する忌避効果や鎮静・安眠作用については知られていない。
特開2002−173407号公報 特開2004−49601号公報
そこで、本発明の目的は、安全性が高く、快適に使用でき、優れた飛翔昆虫忌避作用を有する飛翔昆虫忌避剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、ラベンダーを水蒸気蒸留することにより得られる水蒸気蒸留水は、飛翔昆虫に対する優れた忌避作用を有していながら、人間に対しては鎮静作用や安眠作用を発揮できることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて、更に検討を重ねて開発されたものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる発明を提供するものである:
項1. ラベンダーの水蒸気蒸留水を含有する、飛翔昆虫忌避剤。
項2. ラベンダーの水蒸気蒸留水が、ラベンダーの地上部又は全草から得られるものである、項1に記載の飛翔昆虫忌避剤。
項3. ラベンダーが、おかむらさき又はその改良品種である、項1又は2に記載の飛翔昆虫忌避剤。
以下に、本発明を詳細に説明する。本発明の飛翔昆虫忌避剤は、ラベンダーの水蒸気蒸留水を含有することを特徴とするものである。
ラベンダーは、シソ科(Labiatae)、ラバンジュラ属(Lavandula)に属する植物種であり、真正ラベンダー(学名;Lavandula angustifolia、異学名;L.officinalis、L.vera)、スパイクラベンダー(学名;L.spica、異学名;L.latifolia)、ストエカス(学名;L.stoechas)、ラバンジン(学名;L.hybrida)などが挙げられる。本発明において、使用するラベンダーの種については特に制限されないが、好ましいものとして真正ラベンダーを挙げることができる。特に好ましいものとして、おかむらさき、はなもいわ、濃紫早咲、ようていの各品種を挙げることができ、最も好ましくはおかむらさき又はその改良品種、特に日本の北海道産のものである。なお、ラベンダーは野生種であってもよく、栽培種であってもよい。
ラベンダーの水蒸気蒸留水の原料としては、ラベンダーの花、花穂、果実、果皮、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、種子をいずれか単独で、又は組み合わせて使用してもよく、またラベンダーの全草を使用してもよい。ラベンダーの水蒸気蒸留水の原料として、好ましくは地上部(根を除く全草)又は全草であり、これらを使用することにより、効率よく有効成分を抽出することができ、一層優れた昆虫忌避効果を得ることができる。
ラベンダーの水蒸気蒸留水は、ラベンダー1重量部に対して、水0.6〜2重量部、好ましくは0.8〜1重量部を用いて、水蒸気蒸留を行い、捕集した蒸留液の水相を回収することにより調製される。水蒸気蒸留の方法については特に制限されないが、好ましくは加圧水蒸気蒸留法が挙げられる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤は、ラベンダーの水蒸気蒸留水単独からなるものであってもよいが、溶剤や添加物等の他の成分を含むものであってもよい。本発明の飛翔昆虫忌避剤におけるラベンダーの水蒸気蒸留水の配合割合としては、例えば、該剤の総重量に対して、ラベンダーの水蒸気蒸留水が0.01〜100重量%、好ましくは1〜100重量%、更に好ましくは10〜100重量%となる割合が挙げられる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤に配合される溶剤や添加物の種類及び配合量については、飛翔昆虫忌避剤の使用形態や使用目的に応じて適宜設定できる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤に使用される溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコールや水等が例示される。
また、本発明の飛翔昆虫忌避剤に配合される添加物としては、種々の化成品に一般に用いられる添加物が挙げられ、具体的には、防腐剤、界面活性剤、色素、消臭剤、殺虫剤、その他の忌避剤、高分子ポリマー、ゲル化剤、有機溶媒、無機物、香料、精油等が例示される。
本発明の飛翔昆虫忌避剤の形状については、液状、ゲル状、固形状、ジェル状、ペースト状、シート状等のいずれの形状であっても良く、その使用形態や使用目的に応じて適宜設定すればよい。
本発明の飛翔昆虫忌避剤は、不織布、シート、フィルム等を担体(保持体)として、これに担持させて使用することもできる。このように本発明の飛翔昆虫忌避剤を担持させる担体材料については、特に制限されないが、例えば、パルプ、綿、羊毛、麻、絹等の天然繊維;ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリサルフォン、レーヨン、メタアクリル酸樹脂、ガラス繊維等の合成繊維;ゼオライト、タルク、ホワイトカーボン、珪藻土、石灰、シリカゲル、活性炭等の多孔質が挙げられる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤は、例えば、飛翔昆虫の忌避が求められる空間に蒸散又は揮散させることにより使用され、該空間から飛翔昆虫を忌避できる。このような態様で使用する場合、本発明の飛翔昆虫忌避剤を空間に揮散させる方法としては、例えば、自然蒸散させる方法、加熱蒸散させる方法、送風蒸散させる方法等が挙げられる。かかる場合、本発明の飛翔昆虫忌避剤の使用環境としては、例えば、一般家庭、倉庫、工場、家畜・家禽飼育施設、飲食店、ペットショップ、し尿処理施設、浄化槽、その他屋外空間等が挙げられる。
空間内に飛翔昆虫忌避剤を蒸散又は揮散させる場合、飛翔昆虫忌避効果の観点から、ラベンダー水蒸気蒸留水を0.01mg/hr/m以上で蒸散又は揮散させることが望ましい。
また、本発明の飛翔昆虫忌避剤は、飛翔昆虫の忌避が望まれる物、ペット、家畜又は人に噴霧又は塗布して使用され、これらの対象から飛翔昆虫を忌避することができる。本発明の飛翔昆虫忌避剤の適用対象となる物としては、布団、枕等の寝具;衣類;カーテン;ドア;網戸;ソファー;家畜飼料;ペットフード;ペット用品等が挙げられる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤を人に適用する方法として、具体的には、液状の該剤をスプレー製剤やエアゾール製剤等の形態で直接皮膚に噴霧する方法;液状、ジェル状又はクリーム状の該剤を直接皮膚に塗布する方法;及びジェル状、クリーム状又は液状の該剤を不織布等に含浸させて皮膚に塗布する方法が例示される。
また、本発明の飛翔昆虫忌避剤を人に塗布する方法の一態様として、本発明の飛翔昆虫忌避剤を入浴剤として風呂の浸し湯に添加し、その風呂に入浴する方法が挙げられる。
本発明において、忌避対象となる飛翔昆虫には、アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ、シナハマダラカ等の蚊;イエバエ、ヒメイエバエ、センチニクバエ、ケブカクロバエ、キイロショウジョウバエ、ノミバエ等のハエ;オオチョウバエ、ホシチョウバエ等のチョウバエ;セスジユスリカ、アカムシユスリカ等のユスリカ;イガ、コイガ、ノシメマダラメイガ等の蛾等が挙げられる。
本発明の飛翔昆虫忌避剤は、天然成分であるラベンダーの水蒸気蒸留水を使用しており、高い安全性を備えているので、空間内に揮散させるだけでなく、人間の皮膚に直接適用して、有害飛翔昆虫を忌避することができる。
また、本発明の飛翔昆虫忌避剤は、有害飛翔昆虫に対する忌避作用に優れていることに加え、人間に対する安眠作用や鎮静作用をも併せ持っており、実用的価値が高い。
特に、ラベンダーの花、茎及び葉を含む地上部、又は全草から得られる水蒸気蒸留水は、飛翔昆虫に対する忌避効果と安眠・鎮静効果が優れており、該水蒸気蒸留水を含む飛翔昆虫忌避剤は、極めて有用性が高い。
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
1.ラベンダーの水蒸気蒸留水の調製
ラベンダー(おかむらさき)の地上部(根を除く全草)60kgに対して、水約50kgを用いて加圧水蒸気蒸留を行い、水相36kg及び油相0.36kgを含む蒸留液を製した。蒸留液から水相を回収して、ラベンダーの水蒸気蒸留水を得た。
2.飛翔昆虫忌避効果の確認試験
上記で得られたラベンダーの蒸気蒸留水を公知のガンスプレーを用いて、3人の被験者(男性)の腕、脚、首筋等の肌が露出している部分に噴霧した。その後、大阪府茨木市の山間部の川辺にて8月の晴天の夜、約2時間にわたり屋外活動(散歩)したところ、3人の被験者のいずれにも蚊等による肌の露出部分への刺交は全くなかった。また、肌にラベンダーの蒸気蒸留水を噴霧した後、肌への不快な刺激等の肌への悪影響はなかった。
一方、別の被験者(男性)3人が、ラベンダーの蒸気蒸留水を噴霧せずに上記と同様に屋外活動(散歩)したところ、3人の被験者の全員に複数の蚊の刺交が確認された。
実施例2
実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水350mlを公知の芳香液揮散用容器に入れ、枕元に設置して、8月の晴天の夜に大阪府茨木市の住宅地で窓を開放した。この状態で、3人の被験者(男性)が午後11時から就寝したところ、3人共、午前6時まで目覚めることなく熟睡できた。また、いずれの被験者においても、蚊等による肌露出部位の刺交は全く認められなかった。
一方、その翌日に、同じ被験者により、ラベンダーの水蒸気蒸留水を設置しないこと以外は、上記と同様に試験したところ、いずれの被験者においても、就寝中に蚊の飛来音により睡眠が妨げられ、起床後に、肌の露出部分に複数の蚊の刺交が確認された。
実施例3
寝付きが悪い成人又は不眠症の成人からランダムに3名を被験者として選択した。実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水350mlを公知の芳香液揮散用容器に入れ、これを枕元に設置して、この状態で上記3名の被験者に就寝してもらい、本発明の飛翔昆虫忌避剤が睡眠に如何なる影響を及ぼしているかについて評価した。なお、評価は、(1)寝付き、(2)眠りの深さ、(3)睡眠中の目覚め、及び(4)目ざめの状態について、下記評価基準に従って評価した。
<評価基準>
A:いつもに比べて良好である
B:いつもに比べて変わりがない
C:いつもに比べて悪い
得られた結果を表1に示す。この結果、本発明の飛翔昆虫忌避剤には、飛翔昆虫忌避効果に加えて、睡眠促進効果、安眠誘発効果や鎮静効果があること明らかとなった。
Figure 2006104075
実施例4
寝付きが悪い成人又は不眠症の成人からランダムに3名を被験者として選択した。実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水50mlを、約200Lのお湯を入れた湯船に添加した。上記3名の被験者が、この湯船に約5分間浸った後、30分以内に就寝し、その際の寝付きの良さを下記評価基準に従って評価した。
<評価基準>
A:いつもに比べて良好である
B:いつもに比べて変わりがない
C:いつもに比べて悪い
得られた結果を表2に示す。この結果、本発明の飛翔昆虫忌避剤を入浴剤として使用しても、実施例3の結果と同様に、寝付きが良好になり、優れた安眠誘発効果が得られることが確認された。
Figure 2006104075
実施例5
実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水約4gを含浸させたろ紙(縦40mm、横40mm、厚み5mm)をオフィスのデスクのデスクトップパソコンのモニターに設置した状態で、20〜30歳の3名の被験者(被験者1〜3)が、単純な数値データをパソコンに入力する作業を15分間行い、その作業の正確性(入力正解率)と作業者の疲労感について評価した。また、比較として、30歳の1名の被験者(被験者4)に、ラベンダーの水蒸気蒸留水の代わりに水を使用して、上記と同様のパソコン入力作業を行ってもらい、その作業の正確性(入力正解率)と作業者の疲労感について評価した。なお、上記試験の前日の同時刻に、ラベンダーの水蒸気蒸留水の代わりに水を用いて、被験者1〜4に上記と同様のパソコン入力作業をしてもらい、その結果をコントロールとした。具体的には、評価は下記基準に従って行った。
<評価基準>
作業の正確性
A:入力正解率が、前日に比べて明らかに向上した
B:入力正解率が、前日に比べて大差がなかった
C:入力正解率が、前日に比べて明らかに低下した
疲労感
A:作業中及び作業後の疲労感が、前日に比べて少ない
B:作業中及び作業後の疲労感が、前日と同じ
C:作業中及び作業後の疲労感が、前日に比べて多い
得られた結果を表3に示す。この結果、本発明の飛翔昆虫忌避剤が揮散している環境では、正確な作業が実施され、作業後の疲労感も少ないことが確認された。以上の結果から、本発明の飛翔昆虫忌避剤には、人に対する優れた鎮静作用があり、該剤が揮散している環境においてリラックス効果が得られることが示唆された。
Figure 2006104075
参考例 組成分析
実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水、及びラベンダー精油について、ガスクロマトグラフィーにより成分分析を行った。分析対象のラベンダー精油には、実施例1において、水蒸気蒸留により製された蒸留液から回収した油相を用いた。分析には、実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水47.5gにヘキサン2.5gを混合したもの、及び上記ラベンダー精油をメタノールで1重量%に希釈したものを試料として使用した。分析条件は、以下の通りである。
<分析条件>
ガスクロマトグラフ装置
Hewlett Packard 社製
HP6890シリーズ
カラム
DB−5MS
長さ 30m
内径 0.25mm
膜厚 0.25μm
オーブン
初期温度50℃7分
毎分5℃で100℃まで昇温
毎分20℃で250℃まで昇温
250℃定温10.5分
分析合計時間 45分
注入口
温度 250℃
スプリット比 10:1
総流量 9.8ml/分
キャリアガス 超高純度ヘリウム
試料注入量
2μl
検出器
FID(水素炎イオン化)検出器。
ラベンダーの水蒸気蒸留水について得られたクロマトグラフを図1に、またラベンダー精油について得られたクロマトグラフを図2に示す。図1と図2ではピークパターンが相違しており、ラベンダーの水蒸気蒸留水とラベンダー精油とでは、その組成を異にするものであることが確認された。
実施例1で得られたラベンダーの水蒸気蒸留水をガスクロマトグラフィーにより分析した結果(クロマトグラフ)を示す図である。 ラベンダー精油をガスクロマトグラフィーにより分析した結果(クロマトグラフ)を示す図である。

Claims (3)

  1. ラベンダーの水蒸気蒸留水を含有する、飛翔昆虫忌避剤。
  2. ラベンダーの水蒸気蒸留水が、ラベンダーの地上部又は全草から得られるものである、請求項1に記載の飛翔昆虫忌避剤。
  3. ラベンダーが、おかむらさき又はその改良品種である、請求項1又は2に記載の飛翔昆虫忌避剤。
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