JP2006102985A - 液体噴射装置 - Google Patents

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JP2006102985A JP2004288819A JP2004288819A JP2006102985A JP 2006102985 A JP2006102985 A JP 2006102985A JP 2004288819 A JP2004288819 A JP 2004288819A JP 2004288819 A JP2004288819 A JP 2004288819A JP 2006102985 A JP2006102985 A JP 2006102985A
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Abstract

【課題】 小型でありながらも容易に取り付けることができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 ホルダ10の下面10aに突設された固定壁25は、第1及び第2連結突起27,29を備えた。そして、インク供給チューブ13の不規則な動きを規制するスチールベルト31と、そのスチールベルト31がインク供給チューブ13やユーザの手指等に直接触れるのを防止する第1及び第2フィルム部材33,35を第1及び第2連結突起27,29にて固定壁25に一度に固定した。また、第2フィルム部材35にてスチールベルト31、第1フィルム部材33、第2フィルム部材35の取付部35aの第1及び第2連結穴を貫通して突出した第1及び第2連結突起27,29を覆った。そして、インク供給チューブ13、チューブ規制部材15(スチールベルト31、第1及び第2フィルム部材33,35)を固定したホルダ10をキャリッジ上に取り付けた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
従来、液体噴射装置の1つとして、インクジェット記録装置が広く知られている。このインクジェット記録装置には、インクカートリッジ内に設けられたインク収容体を、インク供給チューブを介してキャリッジの下面に備えられた記録ヘッドに接続するいわゆるオフキャリッジタイプがある。このオフキャリッジタイプでは、インクカートリッジ内に加圧ポンプ等により加圧空気を送り込むことによって、インク収容体を加圧していた。インク収容体はこの加圧を受けて、インク収容体に貯留されているインクを、インク供給チューブを介して記録ヘッドに向けて圧送していた。これによって記録ヘッドにはインクが供給され、この供給されたインクを、往復移動されるキャリッジに搭載された記録ヘッドのノズル開口からインク滴として記録紙に吐出させて記録するようになっていた。
ところが、インク供給チューブは、キャリッジの往復移動に追随して往復移動する際に、不規則な動きをすることがあった。そこで、図9に示すように、インク供給チューブ51の不規則な動きをスチールベルト52で規制していた(例えば、特許文献1)。
インク供給チューブ51は、その一端がインクジェット記録装置本体に固定され、他端はU字状に湾曲してキャリッジ53に連結され、記録時のキャリッジ53の往復移動(X方向)に追随して往復移動する。インク供給チューブ51に沿って配置されたスチールベルト52は、所定の曲率を有することからU字状の湾曲部の幅が予め定められた一定の値となる。この結果、インク供給チューブ51のU字状の部分がY方向に膨らむ不規則な動きを規制し、キャリッジ53の往復移動を安定させていた。
特開平11−157288号公報
ところで、特許文献1に記載のスチールベルト52は金属であり、その端部が鋭利であるため、インク供給チューブ51とスチールベルト52が共に往復移動する際に、インク供給チューブ51を損傷する虞があった。そこで、インク供給チューブ51を保護するためのチューブガイド54をインク供給チューブ51、スチールベルト52と共にキャリッジ53に固定していたが、部品が増加するにしたがって、固定部分の構造が大型になり、取り付けの手間も要していた。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、小型でありながらも容易に取り付けることができる液体噴射装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の液体噴射装置は、液体を貯留する液体貯留手段と、往復移動するキャリッジに設けられたホルダに取着された圧力調整手段と、前記圧力調整手段により圧力調整された液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体貯留手段と前記キャリッジとともに往復移動する前記圧力調整手段との間に連結され、前記液体貯留手段の液体を前記圧力調整手段へ供給するための液体供給路と、前記液体貯留手段と前記圧力調整手段との間に連結され、前記液体供給路の不規則な動きを規制する帯状の規制板と、前記規制板の前記液体供給路と反対側の側面に配設された帯状の第1保護板と、前記規制板の前記液体供給路側の側面に配設された帯状の第2保護板とを備えた液体噴射装置に
おいて、前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板にそれぞれ共通の連結穴を設けるとともに、前記ホルダに連結突起を形成した固定部材を設け、前記各板の連結穴に前記固定部材の連結突起を嵌合して前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板を固定部材に連結する。
この発明によれば、圧力調整手段が取着されるホルダに固定部材を設け、その固定部材に形成した連結突起を、第1保護板、第2保護板及び規制板に形成した各連結穴に嵌合させることから、1箇所で連結できるため、少ないスペースで、効率よく数種類の部品(第1保護板、第2保護板及び規制板)を同時に固定することができる。しかも、前記固定部材をキャリッジに設けられたホルダに形成したので、ホルダをキャリッジに組み付ける前に、ホルダに形成した固定部材に対して第1保護板、第2保護板及び規制板を連結することができ、その組み付け作業が容易となる。
本発明の液体噴射装置において、前記第2保護板は、前記規制板と第1保護板との間に配設するための取付部を延出形成し、その取付部に前記連結穴を設け、前記固定部材の連結突起を、前記第1保護板の連結穴、前記取付部の連結穴及び前記規制板の連結穴の順で嵌合させる。
この発明によれば、各連結穴に嵌合する連結突起は、規制板から突出しても同規制板と液体供給路との間に第2保護板が配置されるため、連結突起が液体供給路に直接当たるのを防止できる。従って、液体供給路の損傷を低減することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記固定部材に形成した連結突起は、複数の連結突起からなり、その複数の連結突起に対応して前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板には、前記複数の連結突起に対応した複数の連結穴がそれぞれ設けられている。
この発明によれば、固定部材に複数の連結突起が突設され、規制板、第1保護板及び第2保護板には、複数の連結突起に対応した連結穴がそれぞれ設けられているので、簡単で小型な構造で規制板、第1保護板及び第2保護板をいずれの方向からの力に対しても強固に連結固定することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記連結穴の少なくとも1つは、対応する前記連結突起の少なくとも1つが圧入可能な寸法である。
この発明によれば、連結穴の少なくとも1つは対応する連結突起の少なくとも1つが圧入可能な寸法であるので、小型で簡単な構成でありながらも規制板、第1及び第2保護板を確実に固定することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記複数の連結突起の少なくとも1つは、その先端部に抜け止め凸部が形成され、前記複数の連結穴のうちの前記抜け止め凸部が形成された連結突起と対応する連結穴は長孔であって、その長孔の一側が前記抜け止め凸部が貫通できる貫通孔として拡開形成されている。
この発明によれば、この長孔によって複数の連結突起間の寸法誤差または複数の連結穴間の寸法誤差を吸収するので、小型で簡単な構成でありながらも寸法ばらつきを吸収することができる。しかも、抜け止め凸部が形成された連結突起によって、規制板、第1及び第2保護板をホルダに確実に固定することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記第2保護板の取付部の基端部は折り曲げ可能に形成されている。
この発明によれば、第2保護板の取付部が折り曲げ可能であるので、第1保護板、第2
保護板、及び規制板を固定部材に固定するときに、嵩張ることなく、固定部材の連結突起が液体供給路に直接当たるのを防止できる。従って、液体供給路の損傷を低減しながらも簡単に固定することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ1は、略直方形状のフレーム2を備えている。フレーム2の背面には、給紙トレイ3が設けられ、フレーム2の前面には、排紙トレイ4が設けられている。さらに、フレーム2の上面には、プリンタカバー5が設けられている。排紙トレイ4及びプリンタカバー5は、図示しないヒンジ構造によってフレーム2に対して折り畳み収容可能となっている。
フレーム2内の中央位置には、その長手方向にプラテン6が配設され、プラテン6上には、紙送り機構によって、給紙トレイ3からフレーム2内に挿入された記録用紙(いずれも図示しない)が給送されるようになっている。そして、この給送された記録用紙は、排紙トレイ4からフレーム2外へ排出されるようになっている。
フレーム2内には、プラテン6と平行となるように、ガイド部材7が架設されている。ガイド部材7には、同ガイド部材7に沿って移動可能なキャリッジ8が、プラテン6と相対向するように挿通支持されている。また、フレーム2内には、キャリッジモータが取着され、このキャリッジモータには、一対のプーリに掛け装されたタイミングベルト(いずれも図示しない)を介してキャリッジ8が駆動連結されている。そして、キャリッジ8は、キャリッジモータの駆動によって、ガイド部材7に案内されプラテン6と平行(主走査方向)に往復移動する。
また、キャリッジ8の下面(プラテン6と相対向する面)には、図2に示すように、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド9が設けられている。記録ヘッド9は、プラテン6上に給送される記録用紙に相対向する図示しないノズル形成面を有している。ノズル形成面には、1列あたりn個(nは自然数)のノズルからなるノズル列(いずれも図示せず)が6列形成されている。キャリッジ8上には、ホルダ10が取り付けられている。そのホルダ10内には圧力調整手段としてのバルブユニット11が搭載されており、バルブユニット11は、一時貯留した液体としてのインクを、圧力を調整した状態で前記記録ヘッド9へと供給するようになっている。
なお、本実施形態においては、バルブユニット11は、1つあたり2種類のインクを圧力調整した状態で、個別に記録ヘッド9へと供給できるようになっている。そして、本実施形態においては、バルブユニット11は計3つ設けられており、6つのインクの色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、ライトシアン)に対応している。
一方、図1に示すように、フレーム2内には、プラテン6よりも手前側(排紙トレイ4側)に、左右一対の流路形成部材12が配設され、フレーム2に取着支持されている。流路形成部材12は、略四角形状の平板に形成された取着部12aと、取着部12aの上端部からフレーム2内の中央位置に延出した延出部12bとを備えている。
各流路形成部材12の表面には、取着部12a及び延出部12bに、それぞれ3つずつの流路(図示しない)が形成され、それぞれ連通している。また、各延出部12bの先端部には、液体供給路としてのインク供給チューブ13の基端部が接続されている。インク供給チューブ13には、6つの流路(図示しない)が形成されていて、その先端部がホルダ10の図示しない接続部を介してバルブユニット11に接続されている。そして、イン
ク供給チューブ13の各流路は、各流路形成部材12の各流路とそれぞれ連通している。これによって、各流路形成部材12の各流路は、インク供給チューブ13の各流路を介して、記録ヘッド9の対応する各ノズルにそれぞれ接続されるようになっている。なお、本実施形態では、図2及び図3に示すように、ホルダ10に取り付けられたチューブ規制部材15がインク供給チューブ13に沿って配置され、インク供給チューブ13の動作を規制するようになっているが、その詳細については後述する。
図1に示すように、各流路形成部材12の取着部12aには、図示しない接続部に、それぞれ左右一対の液体貯留手段としてのインク供給部16が接続され支持されている。インク供給部16は、フレーム2内に設けられた蛇腹ポンプ等の加圧ポンプPから供給される加圧空気に応じて、流路形成部材12及びインク供給チューブ13の各流路を介して、記録ヘッド9の各ノズルに対応するインクを供給するようになっている。即ち、本実施形態のプリンタ1は、いわゆるオフキャリッジタイプであって、記録ヘッド9の対応する各ノズルには、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタのインクがそれぞれ供給されるようになっている。そして、プリンタ1で、キャリッジ8をガイド部材7に沿って移動させるとともに、インク供給部16から供給されるインクを記録ヘッド9の各ノズルから吐出させて記録用紙に記録を行うようになっている。
次に、ホルダ10、チューブ規制部材15について図2〜図8に従って詳述する。
図3は、バルブユニット11を取り外したホルダ10の下面10aの要部斜視図である。図3に示すように、ホルダ10の下面10aには取着部17が突設されている。取着部17は間仕切り18によって4つに区切られており、それぞれの間仕切り18の間に、前記バルブユニット11が取着されるようになっている。取着部17の両端には、ねじを螺合可能に嵌挿する一対の螺合穴19が形成されており、これらの螺合穴19はホルダ10を貫通し、図2に示すように、ホルダ10の上面10bで開口している。
ホルダ10の下面10aの図3における奥側には、ホルダ10の中心部側に湾曲したチューブガイド21(21a,21b)が、インク供給チューブ13の厚みより若干広い間隔をおいて、インク供給チューブ13の幅より若干高い高さで突設されている。湾曲したチューブガイド21bの延長線上には、断面略L字型の係止部23が、前記チューブガイド21と同じ高さで突設されている。係止部23は、その先端に屈曲形成した係止片23aに嵌合穴23b(図4参照)が形成されている。図3に示すように、インク供給チューブ13には、ホルダ10に取り付けられたときに嵌合穴23bに対応する箇所に凸部13aが形成されている。そして、バルブユニット11に接続されたインク供給チューブ13は、前記一対のチューブガイド21a,21bの間に案内され、インク供給チューブ13に突設された凸部13aが係止片23aの嵌合穴23bに嵌合することによって、インク供給チューブ13は係止部23に対して係止される。
ホルダ10の下面10aの端部であって、前記係止部23と対向する位置には、図5及び図6に示すように、略長方形状の固定部材としての固定壁25が突設されている。固定壁25は、その内壁面26(係止部23側の面)が湾曲しており、先端から基端(ホルダ10の下面10a側)に行くに従ってその厚みが若干厚くなっている。固定壁25の内壁面26には、図6に示すように、所定の間隔Dをおいて連結突起としての第1連結突起27、第2連結突起29が突設されている。図5に示すように、第1連結突起27は、その先端に大径の抜け止め凸部27aが形成されている。第2連結突起29は、円柱状に形成されている。
チューブ規制部材15は、図5及び図7に示すように、規制板としてのスチールベルト31、第1保護板としての第1フィルム部材33、第2保護板としての第2フィルム部材35とから構成されている。スチールベルト31は、薄板状のステンレススチールで形成
されており、インク供給チューブ13と同じ長さ、同じ幅で形成されている。またスチールベルト31の幅方向の断面は所定の曲率で湾曲しており、図4に示すように、スチールベルト31がU字状に屈曲したときに、その屈曲部の幅Wが所定の幅で屈曲するようになっている。また、スチールベルト31の幅方向の断面のカーブは、前記ホルダ10の固定壁25に取り付けられたときに、固定壁25の内壁面26のカーブに沿うようになっている。
第1フィルム部材33は、ポリエステルフィルムから形成されている。第1フィルム部材33は、その長さはインク供給チューブ13と同じ長さで形成されており、その幅はスチールベルト31より若干太い幅で形成されている。
第2フィルム部材35は、第1フィルム部材33と同様に、ポリエステルフィルムから形成されている。第2フィルム部材35は、図7及び図8に示すように、取付部35aを延出形成している。取付部35aの基端部には、図8に示すように、ミシン目36が形成されており、第2フィルム部材35に対して取付部35aを容易に山折りできるようになっている。
取付部35aは、第2フィルム部材35の端部より若干中央側に形成されている。そして、取付部35aは、その幅が第1フィルム部材33(第2フィルム部材35)と同じ幅であって、その長さは前記ホルダ10の固定壁25と同じ長さに形成されている。
前記スチールベルト31には、図7に示すように、連結穴としての第1連結穴37と第2連結穴39が貫通形成されている。第1連結穴37は貫通孔としての貫通部37aと長孔としての長孔部37bとを備えており、貫通部37aは、前記第1連結突起27の抜け止め凸部27aが貫通する大きさに形成されている。長孔部37bは貫通部37aから第2連結穴39に向かって延出されており、第1連結突起27の基端部が圧入する大きさであって、第1連結突起27の抜け止め凸部27aが貫通しない大きさに形成されている。
第2連結穴39は、長孔部37bから前記間隔D離れた位置に形成され、前記第2連結突起29が圧入される。従って、まず、第1連結穴37の貫通部37aに第1連結突起27を貫挿させた後、第1連結突起27の基端部が長孔部37bに圧入するように、スチールベルト31をずらす。この時点で、第1連結突起27は、その抜け止め凸部27aがスチールベルト31と係合して同スチールベルト31から抜けない状態となる。次に、スチールベルト31の第2連結穴39に第2連結突起29を圧入することによって、スチールベルト31は、固定壁25に対して移動不能に固定されることになる。
このようなスチールベルト31に形成した第1連結穴37と第2連結穴39は、前記第1フィルム部材33及び第2フィルム部材35の取付部35aにも同じ目的で形成されていて、その形状、配置関係はスチールベルト31と同じなので、名称及び符号を同じにしてその詳細な説明は省略する。
ここで、スチールベルト31、第1フィルム部材33、第2フィルム部材35よりなるチューブ規制部材15を固定壁25に対して移動不能に固定する方法を説明する。
まず、図5及び図7に示すように、手前(固定壁25)側から第1フィルム部材33、スチールベルト31、第2フィルム部材35の順に揃える。このとき、第2フィルム部材35の取付部35aを第1フィルム部材33とスチールベルト31の間に入れる。
そして、第1フィルム部材33、スチールベルト31及び取付部35aに形成した各第1連結穴37と第2連結穴39が一致するよう、第1フィルム部材33、スチールベルト31及び取付部35aを重ね合わせる。
そして、この状態から、まず、各第1連結穴37の貫通部37aに第1連結突起27を貫挿させた後、第1連結突起27の基端部が長孔部37bに圧入するように、第1フィルム部材33、スチールベルト31及び取付部35aをずらす。この時点で、第1連結突起27は、その抜け止め凸部27aが第1フィルム部材33、スチールベルト31及び取付部35aと係合して抜けない状態となる。次に、各第2連結穴39に第2連結突起29を圧入することによって、第1フィルム部材33、スチールベルト31及び取付部35a、即ちチューブ規制部材15は、固定壁25に対して移動不能に固定されることになる。
そして、チューブ規制部材15は、図5に示すように、第1フィルム部材33と第2フィルム部材35との間にスチールベルト31が配設され、インク供給チューブ13に沿って配置される。これにより、チューブ規制部材15のスチールベルト31でインク供給チューブ13の不規則な動きを規制しながらも、そのスチールベルト31は第1フィルム部材33で覆われているため、プリンタカバー5を開けたときにもユーザの手指等が直接触れることがない。さらに、スチールベルト31は第2フィルム部材35で覆われているため、インク供給チューブ13を損傷することがない。
また、図5に示すように、スチールベルト31、第1フィルム部材33及び第2フィルム部材35の取付部35aの各第1及び第2連結穴37,39(図7参照)から、第1及び第2連結突起27,29が突出している。しかし、第2フィルム部材35によってそれら突出している第1及び第2連結突起27,29を覆うことにより、第1及び第2連結突起27,29がインク供給チューブ13に当接することがない。この結果、第1及び第2連結突起27,29によってインク供給チューブ13が損傷することがない。
さらに、このようにインク供給チューブ13とチューブ規制部材15を固定したホルダ10を、キャリッジ8上に配置する。そして、ホルダ10の螺合穴19にねじを差し込み、キャリッジ8と共にねじ止めすることにより、インク供給チューブ13、チューブ規制部材15、ホルダ10を一度にキャリッジ8上に取り付ける、所謂サブアッシーが可能となる。この結果、サブアッシーせずに、キャリッジ8に部品を一つずつ取り付けるときと比較して、取り付けの作業性が向上する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、インク供給チューブ13の不規則な動きを規制するスチールベルト31と、そのスチールベルト31がインク供給チューブ13やユーザの手指等に直接触れるのを防止するための第1及び第2フィルム部材33,35をホルダ10の下面10aに突設された固定壁25に固定した。この結果、スチールベルト31と第1及び第2フィルム部材33,35を同じ固定壁25に固定することができるので、1つの固定構造(固定壁25)に、効率良く数種類の部品を同時に固定することができる。
(2)本実施形態によれば、チューブ規制部材15を固定する固定壁25には、第1及び第2連結突起27,29とを備えた。そして、その第1及び第2連結突起27,29にチューブ規制部材15の第1及び第2連結穴37,39を圧入することにより、チューブ規制部材15を固定壁25に固定した。この結果、小型で簡単な構成でありながらも、効率良く数種類の部品を同時に固定することができる。
(3)本実施形態によれば、第2フィルム部材35に取付部35aを設けた。そして、第2フィルム部材35は、取付部35aにて第2フィルム部材35をスチールベルト31及び第1フィルム部材33と共に固定しながらも、第1及び第2連結穴37,39を貫通して突出している第1及び第2連結突起27,29を覆った。この結果、簡単で小型でありながらも、第2フィルム部材35をスチールベルト31及び第1フィルム部材33と共
に固定壁25に固定することができ、さらに第1及び第2連結突起27,29がインク供給チューブ13を損傷するのを防止することができる。
(4)本実施形態によれば、第2フィルム部材35の取付部35aはミシン目36で山折り可能な構造とした。この結果、簡単で小型な構成でありながらも、第2フィルム部材35を固定壁25に取り付けられ、さらに、第1及び第2連結突起27,29がインク供給チューブ13を損傷するのを防止することができる。
(5)本実施形態によれば、固定壁25には、第1及び第2連結突起27,29の2つの連結突起を設け、第1及び第2連結穴37,39と嵌合するようにした。この結果、例えば、1個の連結突起で固定したときと比較して、インク供給チューブ13の往復移動に伴ってチューブ規制部材15が往復移動する際にも、チューブ規制部材15を固定壁25に対して強固に固定することができる。
(6)本実施形態によれば、第1連結穴37は貫通部37aと長孔部37bとを備えた。この結果、貫通部37aと長孔部37bとの間隔がばらついたときや、第1連結突起27と第2連結突起29との間隔がばらついたときにも、長孔部37bでその寸法ばらつきを吸収することができる。従って、固定壁25に固定するスチールベルト31、第1及び第2フィルム部材33,35に寸法ばらつきがあったときにも確実に固定壁25に固定することができる。
(7)本実施形態によれば、第1連結穴37は貫通部37aと長孔部37bとを備えた。そして、長孔部37bは、第1連結突起27の基端が圧入可能な寸法とした。この結果、固定壁25とチューブ規制部材15とを確実に固定することができる。
(8)本実施形態によれば、ホルダ10の固定壁25にインク供給チューブ13、チューブ規制部材15を固定し、ホルダ10の取着部17にバルブユニット11を取着し、そのホルダ10をキャリッジ8上に取り付けた。この結果、複数の部品を一度にキャリッジ8上に取り付ける所謂サブアッシーが可能となる。従って、取り付けの作業性を向上することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、チューブ規制部材15(スチールベルト31、第1及び第2フィルム部材33,35)を重ねて、同時に固定壁25に固定した。これを、チューブ規制部材15を構成する第1フィルム部材33、第2フィルム部材35の取付部35a、スチールベルト31を順番に固定壁25に固定してもよい。
○上記実施形態では、第2フィルム部材35と取付部35aとの境界にミシン目36を設け、山折り可能とした。これを、ミシン目36に限らず、山折りの折り目等の折り曲げ可能な構造としてもよい。
○上記実施形態では、第1連結穴37のみ長孔部37bを備えたが、第2連結穴39も第1連結穴37の方に向かって延出した長孔を備えてもよい。
○上記実施形態では、第1連結穴37の長孔部37bは第1連結突起27の基端に、第2連結穴39は第2連結突起29に圧入する大きさとしたが、これを第1連結穴37または第2連結穴39のいずれかのみを第1連結突起27の基端または第2連結突起29に圧入する大きさとしてもよい。
○上記実施形態では、固定壁25に2つの連結突起(第1及び第2連結突起27,29)を突設させ、それら2つの連結突起に対応して2つの連結穴(第1及び第2連結穴37
,39)を設けた。これを3つ以上の連結突起とそれに対応した3つ以上の連結穴を設けてもよい。これにより、チューブ規制部材15を固定壁25に対してより強固に固定することができる。
○上記実施形態では、液体噴射装置をプリンタ1に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
本実施形態におけるプリンタの斜視図。 同じく、キャリッジの要部斜視図。 同じく、ホルダの要部斜視図。 同じく、ホルダの要部斜視図。 同じく、ホルダの断面図。 同じく、固定壁の斜視図。 同じく、チューブ規制部材の分解斜視図。 同じく、第2フィルム部材の平面図。 従来のインクジェット記録装置の要部平面図。
符号の説明
1…プリンタ、8…キャリッジ、9…記録ヘッド、10…ホルダ、11…バルブユニット、13…インク供給チューブ、15…チューブ規制部材、23…係止部、25…固定壁、27…第1連結突起、27a…抜け止め凸部、29…第2連結突起、31…スチールベルト、33…第1フィルム部材、35…第2フィルム部材、35a…取付部、36…ミシン目、37…第1連結穴、37a…貫通部、37b…長孔部、39…第2連結穴。

Claims (6)

  1. 液体を貯留する液体貯留手段と、
    往復移動するキャリッジに設けられたホルダに取着された圧力調整手段と、
    前記圧力調整手段により圧力調整された液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体貯留手段と前記キャリッジとともに往復移動する前記圧力調整手段との間に連結され、前記液体貯留手段の液体を前記圧力調整手段へ供給するための液体供給路と、
    前記液体貯留手段と前記圧力調整手段との間に連結され、前記液体供給路の不規則な動きを規制する帯状の規制板と、
    前記規制板の前記液体供給路と反対側の側面に配設された帯状の第1保護板と、
    前記規制板の前記液体供給路側の側面に配設された帯状の第2保護板と
    を備えた液体噴射装置において、
    前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板にそれぞれ共通の連結穴を設けるとともに、前記ホルダに連結突起を形成した固定部材を設け、前記各板の連結穴に前記固定部材の連結突起を嵌合して前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板を固定部材に連結することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記第2保護板は、前記規制板と第1保護板との間に配設するための取付部を延出形成し、その取付部に前記連結穴を設け、
    前記固定部材の連結突起を、前記第1保護板の連結穴、前記取付部の連結穴及び前記規制板の連結穴の順で嵌合させることを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、
    前記固定部材に形成した連結突起は、複数の連結突起からなり、その複数の連結突起に対応して前記第1保護板、前記第2保護板及び前記規制板には、前記複数の連結突起に対応した複数の連結穴がそれぞれ設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
    前記連結穴の少なくとも1つは、対応する前記連結突起の少なくとも1つが圧入可能な寸法であることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項3又は4に記載の液体噴射装置において、
    前記複数の連結突起の少なくとも1つは、その先端部に抜け止め凸部が形成され、
    前記複数の連結穴のうちの前記抜け止め凸部が形成された連結突起と対応する連結穴は長孔であって、その長孔の一側が前記抜け止め凸部が貫通できる貫通孔として拡開形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項2に記載の液体噴射装置において、
    前記第2保護板の取付部の基端部は折り曲げ可能に形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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