JP2006102235A - ゴルフ用パターのヘッド構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】方向性や距離感に狂いが少ないゴルフ用パターのヘッド構造を提供する。
【解決手段】ゴルフ用パターのヘッド構造が、ゴルフボールをヒットするフェース面に向けて設けられた長尺部材と、長尺部材の背面を開口させて形成した穿孔内で前後方向に移動するように設けた錘りと、錘りを穿孔の開口部より移動操作できるように錘りに設けた係合部とを備え、錘りの位置でパターヘッドの重心を変えるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】ゴルフ用パターのヘッド構造が、ゴルフボールをヒットするフェース面に向けて設けられた長尺部材と、長尺部材の背面を開口させて形成した穿孔内で前後方向に移動するように設けた錘りと、錘りを穿孔の開口部より移動操作できるように錘りに設けた係合部とを備え、錘りの位置でパターヘッドの重心を変えるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゴルファー自身が重心を調節できるように構成することにより、ゴルフボールの転がりに狂いが生じないようにしたゴルフ用パターのヘッド構造に関する。
ゴルフ用パターのヘッド構造に関しては、L型、ピンアンサー形、キャッシュイン等、様々なタイプのものがあり、それぞれ、ゴルファーの好みや、ゴルファーの欠点を補うように形成されている。一例として、トウおよびヒール部分に重量を多く配分して構成されたタイプのパターであった場合は、これらの部位の慣性モーメントを増加させることにより、方向性の狂いを最小限に留めるものとなっている。また、ゴルフ用パターの重心をフェース面に対して低い位置に設定することにより、ストロークの安定化が図られているものもある。しかし、このような低重心パターにおいては、パッティングによるエネルギーがボールの中心より下側に加えられる傾向となり、結果的にボールはグリーン上を滑るように押し出されて前方への転がりが抑制され、ショートし易くなるという問題点を有していた。特開平11−114113号には、パターを高重心とすることにより、パッティングによるエネルギーをボールの中心より上側に加え、前方への転がりを改善することが記載されている。しかし、ボールの転がりは、パターの前後方向の重心の違いによっても左右されるものであり、前後方向の重心の違いによるボールの転がりについては、あまり意識されていなかった。
特開平11−114113号公報
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、方向性や距離感に狂いが生じないようなゴルフ用パターのヘッド構造を提供することである。
本発明の請求項1は、ゴルフ用パターのヘッド構造において、該ヘッド構造はゴルフボールをヒットするフェース面に向けて設けられた長尺部材と、該長尺部材の背面を開口させて形成した穿孔内で前後方向に移動するように設けた錘りと、該錘りを前記穿孔の開口部より移動操作できるように前記錘りに設けた係合部とを備え、前記錘りの位置で前記パターヘッドの重心を変えるようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、前記穿孔の内周壁に雌ネジを設け、前記錘りには前記雌ネジに螺合する雄ネジを設け、前記錘りを前記穿孔内で螺合させて装着するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、前記長尺部材の天井壁に隙間を設け、該隙間より前記錘りの位置が確認できるように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項2は、前記穿孔の内周壁に雌ネジを設け、前記錘りには前記雌ネジに螺合する雄ネジを設け、前記錘りを前記穿孔内で螺合させて装着するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項3は、前記長尺部材の天井壁に隙間を設け、該隙間より前記錘りの位置が確認できるように構成したことを特徴とする。
後方に重心を移動させたゴルフ用パターでパッティングした場合には、ボールが強めにヒットされて良く転がるものとなる。従って、ボールが良く転がるような後方重心とした場合には、パッティングした際にカップ直前でボールが止まるショートの改善に役立つ。このようなカップまでの距離感の狂いは、当日のコンディション(体調等)によっても左右されるものであることから、錘りを前方または後方向に移動操作できるように構成したパターヘッドを利用することにより、プレーヤーは好スコアに繋げることができる。
錘りは穿孔の開口部から挿入させて穿孔内に螺合させて装着させるのがよく、これにより、錘りが着脱自在で移動させ易いものとなる。
長尺部材の隙間から錘りが視認できるようにすることにより、プレーヤーは錘りの位置が確認でき、且つ、記憶できるものとなる。
錘りは穿孔の開口部から挿入させて穿孔内に螺合させて装着させるのがよく、これにより、錘りが着脱自在で移動させ易いものとなる。
長尺部材の隙間から錘りが視認できるようにすることにより、プレーヤーは錘りの位置が確認でき、且つ、記憶できるものとなる。
以下、本発明を図示する一実施の形態により具体的に説明する。図1、図3はゴルフ用パターのヘッドを平面図で示した説明図であり、図2はその背面図である。この図1および図2に示すように、第1の実施の形態におけるパターヘッド10は、有底円筒形状の長尺部材15をフェース面1と直角方向に備えたものである。また、柱状のネジ付き錘り5は、螺合により長尺部材15の内部空間に装着されている。この装着は、長尺部材15の内周壁に形成された雌ネジ2aと、ネジ付き錘り5に形成された前記雌ネジ2aに螺合する雄ネジ5bで螺合による装着である。これにより、ネジ付き錘り5は長尺部材15の開口部から挿入されて、その内部に留められるものとなるが、ボールのヒットによる衝撃に耐える程度にタイトな装着状態となっている。このようなネジ付き錘り5の装着状態は、長尺部材15内のフェース面1側に設けられているコイルバネ17の付勢力によっても維持され、ボールをヒットした際にネジ付き錘り5が移動し難いものとなっている。
図2に示すように、ネジ付き錘り5の後端には、凹ませて六角形状の係合凹部5a(係合部)が形成されている。これにより、ネジ付き錘り5はレンチ等を嵌め込み回転させて前後方向の移動ができるものとなっている。因みに、係合凹部5aの形状は、例えばドライバーの先端に係合させるような、プラスもしくはマイナス型とすること、または、コインと係合するような溝部としてもよい。尚、図1においては、長尺部材15の開口部にキャップ16を設けていることを示したが、図2では、このキャップ16を除き、内部に装着されたネジ付き錘り5の係合凹部5aを示した。
図3に示した第2の実施の形態におけるパターヘッド10のタイプは、基本的に第1の実施の形態のタイプと同一である。しかし、フェース面1から後方向に向けて設けられた長尺部材15の形状は、フェース面1と一体的に形成された突状物であり、後方が縮径している。そして、このパターヘッド10は、その中央部にフェース面1に向けて背面より円筒形状の穿孔2が切削され、且つ、その穿孔2の内部空間に柱状のネジ付き錘り5が装着されている。ネジ付き錘り5の形状は、ほぼ穿孔2内の空間を満たすものとなっている。
さらに、この第2の実施の形態におけるパターヘッド10は、ネジ付き錘り5の先端が確認できるように、窓部13(隙間)および目盛12が設けられている。このように、ネジ付き錘り5の位置が視認できるようにした場合には、自身にとって最適と思われる重心位置を、目盛12から読み取れるものとなる。尚、ネジ付き錘り5の形状は、図1および図3に示した柱状の形状に限定されるものではなく、例えば、先端部に錘りを設けるとともに錘りから後方に棒状の操作棒を設けて、その操作棒が穿孔2に形成された雌ネジに螺合するようにしてもよい。錘りの係合部については、その後端に係合凹部5aを設けることの他に、その後端を凸状に形成すること等、適宜実施できる。尚、プレーヤーがプレー中に容易には移動できないように、錘りを収納した穿孔2の開口部は、キャップ16で塞ぐようにする。
本発明は重心の移動を前後方向に自在に変更できるように構成すると共に、熟練度や体調に合わせてネジ付き錘り5を適宜選択し得るようにしたものであるから、ネジ付き錘り5の材質は、パターヘッド10の材質と同一な軟鉄やステンレス、銅合金、アルミ合金などに限定されることはない。また、ネジ付き錘り5により、パターヘッド10は後方に慣性モーメントを有するものとなることから、ボールがスイートスポットを外した場合でも、これを補償する作用がある。したがってトウ側8及びヒール側9に慣性モーメントを増加させたパターヘッドの特徴と、相乗的な効果が期待できる。
本実施の形態においては、カギ型の脚部3にシャフト11を取付けるボス4が設けられた通称ネック付きマレット型といわれるタイプのパターヘッド10を示した。しかし、穿孔2およびネジ付き錘り5を設けることは、このタイプのパターヘッドに限定されることはない。例えば、L型、ピンアンサー形、キャッシュイン等いずれのタイプでもよい。尚、フェース面から後方向に向けて突状物が設けられるスラントネック型や通称トンカチ型と呼ばれるタイプのパターヘッドであった場合は、上述した突状物の内部に穿孔2およびネジ付き錘り5を装着するように構成できる。これにより、ダウンスウィングからフォロースルーにかけてヘッドがうまく出る特徴が、重心を調整することにより、さらに生かされたものになる。
フェース面のスウィートスポットに突出させて設けたスポット盤6については、如何なるタイプのパターヘッドにでも取付けることができるものである。このようなスポット盤6は、ゴルフボールをヒットする際の的となるので、狙いが定め易くなり、同時に神経を集中させることができるのでスコアの向上に役立つ。因みに、ヒットのタイミングは、スポット盤6の厚さの分だけ早くなることから、パターを打ち切れない人にとって、好適に距離調節できるものとなる。さらに、本発明のネジ付き錘り5を設けることにより、スポット盤6に対してヒットのエネルギーを集中させることができるのでボールの転がりが良くなる。尚、ネジ付き錘り5をスポット盤6より上方に設けることにより、高重心のパターヘッドとしてもよい。高重心のパターは、パッティングによるエネルギーをボールの中心より上側に加えることができるので、ボールの転がりが良くなる。
1 フェース面
1a 背面
2 穿孔
2a 雌ネジ
3 脚部
4 ボス
5 ネジ付き錘り
5a 係合凹部
5b 雄ネジ
6 スポット盤
8 トウ側
9 ヒール側
10 パターヘッド
11 シャフト
12 目盛
13 窓部
15 長尺部材
1a 背面
2 穿孔
2a 雌ネジ
3 脚部
4 ボス
5 ネジ付き錘り
5a 係合凹部
5b 雄ネジ
6 スポット盤
8 トウ側
9 ヒール側
10 パターヘッド
11 シャフト
12 目盛
13 窓部
15 長尺部材
Claims (3)
- ゴルフ用パターのヘッド構造において、該ヘッド構造はゴルフボールをヒットするフェース面に向けて設けられた長尺部材と、該長尺部材の背面を開口させて形成した穿孔内で前後方向に移動するように設けた錘りと、該錘りを前記穿孔の開口部より移動操作できるように前記錘りに設けた係合部とを備え、前記錘りの位置で前記パターヘッドの重心を変えるようにしたことを特徴とするゴルフ用パターのヘッド構造。
- 前記穿孔の内周壁に雌ネジを設け、前記錘りには前記雌ネジに螺合する雄ネジを設け、前記錘りを前記穿孔内で螺合させて装着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のゴルフ用パターのヘッド構造。
- 前記長尺部材の天井壁に隙間を設け、該隙間より前記錘りの位置が確認できるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフ用パターのヘッド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004294068A JP2006102235A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | ゴルフ用パターのヘッド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004294068A JP2006102235A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | ゴルフ用パターのヘッド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006102235A true JP2006102235A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36372604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004294068A Pending JP2006102235A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | ゴルフ用パターのヘッド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006102235A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8192303B2 (en) | 2008-09-19 | 2012-06-05 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club head |
US8202175B2 (en) | 2008-12-25 | 2012-06-19 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club head |
KR101224399B1 (ko) * | 2012-09-18 | 2013-01-21 | (주)당나귀골프 | 편심웨이트가 구비된 골프퍼터 |
JP5937739B1 (ja) * | 2015-10-08 | 2016-06-22 | 明義 西野 | スイング練習用ゴルフクラブ |
US10596428B1 (en) * | 2019-08-14 | 2020-03-24 | Clive Roy Rumble | Golf club |
-
2004
- 2004-10-06 JP JP2004294068A patent/JP2006102235A/ja active Pending
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