JP2006102204A - 調理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】調理空間内に入れるだけで自動的に調理を行うことができ、複数の調理機器の機能を組み合わせて台所の省スペース化を可能とする調理装置を提供する。
【解決手段】断熱箱体2と、蓋3により構成された調理空間5内に収納する釜10と、誘導加熱コイル8と、冷却器22を巻き込んだ胴筒部材9と、冷却システムと、電気部品を制御する制御手段11と、釜底センサ14と、沸騰センサ15と、蓋3内部に設置するヒータ16と、調理空間5内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネル17を備え、制御手段11は操作パネル17によって設定された調理プログラムと釜底センサ14または沸騰センサ15による検知温度により誘導加熱コイル8と冷却システムとを動作させて調理空間5内の被調理物を調理することにより調理装置1本体がコンパクト化でき、調理スピードが向上し、冷却工程により被調理物自体の旨味成分を引き出せる。
【選択図】図1
【解決手段】断熱箱体2と、蓋3により構成された調理空間5内に収納する釜10と、誘導加熱コイル8と、冷却器22を巻き込んだ胴筒部材9と、冷却システムと、電気部品を制御する制御手段11と、釜底センサ14と、沸騰センサ15と、蓋3内部に設置するヒータ16と、調理空間5内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネル17を備え、制御手段11は操作パネル17によって設定された調理プログラムと釜底センサ14または沸騰センサ15による検知温度により誘導加熱コイル8と冷却システムとを動作させて調理空間5内の被調理物を調理することにより調理装置1本体がコンパクト化でき、調理スピードが向上し、冷却工程により被調理物自体の旨味成分を引き出せる。
【選択図】図1
Description
本発明は加熱手段と冷却手段を備えた調理装置に関するものである。
近年、食文化の多様化や質の向上にともなっておいしく調理できる方法が提案されており、また、共働き世帯の増加により調理時間は減少している。
さらに、健康志向に伴い減塩等の健康食品が特に注目されている。しかし、一般家庭での料理においては減塩等を行った調理はほとんどされていない。減塩を行うと味は薄くなるため、通常と同様の味を出すためには手間をかけた調理となっている。また、調味液とともに所定時間加熱操作を行った調理物を冷却すると、冷却過程において調味液が食品にしみこむことが一般的に知られている。
一方、この種の調理装置で、電子レンジと冷凍庫を組み合わせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図5は、上記特許文献1に記載された調理装置を示すものである。図5に示すように、冷凍貯蔵庫を有する冷凍庫102と、加熱調理室を有する電子レンジ103とを、給気ダクト104及び排気ダクト105にて着脱自在に接続する。そして、前記給気ダクト104の基端部を冷凍庫102の蒸発器室112の冷気吹き出し口114に接続し、排気ダクト105の先端部を冷気戻り口113に接続する。さらに、前記電子レンジ103の加熱調理室の背面部に、給気ダクト104の先端部を接続して冷気の供給を可能とし、前記排気ダクト105の基端部加熱調理室の側壁部に接続している。
以上のように構成された調理装置は、まず各々の機器を接続し、調理室内に冷気を供給してマイクロ波により解凍を行い、良好な状態で解凍調理を行っている。
特開平10−132289号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成は、調理室内に冷気を供給しながらマイクロ波によって解凍を行い、加熱機能と冷却機能を調理に積極的に用いてはいるが、ダクトによって電子レンジと冷蔵庫を接続するという構成となっているので、設置スペースの制約の大きいキッチン周辺での仕様は難しく、それぞれの配置が限定されるとともに調理の準備に手間がかかり、現実的ではない。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、コンパクトにまとめた装置で冷却、加熱を行い、低温から高温に渡る温度範囲での使用に対応した構造で調理を行うことにより、一連の調理において、調理温度また調理時間の複数の組み合わせによる調理プログラムを設定することで、被調理物を調理空間内に入れるだけで自動的に調理を行うことができ、さらには複数の調理機器の機能を組み合わせたことで、台所の省スペース化を可能とする調理装置を提供することを目的としたものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の調理装置は、断熱材を充填した断熱箱体と、断熱材を充填した断熱蓋により構成された調理空間と、前記断熱蓋の前記調理空間側に設けた内蓋と、前記調理空間内に収納する釜と、前記調理空間の下方に設けた加熱手段と、前記調理空間の側方で前記釜の周囲に設けた胴筒部材と、少なくとも圧縮機と冷却器と放熱器からなる冷却システムと、電気機能部品の動作を制御する制御手段と、前記釜底部の温度を検知する釜底センサと、前記断熱蓋内部に設置し沸騰を検知する沸騰センサと、前記断熱蓋内部に設置するヒータと、前記加熱手段または前記制御手段または前記圧縮機または前記放熱器の少なくとも一つを冷却する冷却ファンと、前記調理空間内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネルとを備え、前記胴筒部材は、前記冷却器が熱的に接続され、前記制御手段は、前記操作パネルによって設定された調理プログラムと前記釜底センサまたは前記沸騰センサによる検知温度により、前記加熱手段と前記冷却システムとを個別または並行して動作させ、前記調理空間内の被調理物を調理するものである。
これによって、調理装置本体がコンパクトにまとまり、さらに誘電加熱コイルによる加熱と釜の直接冷却により調理スピードが向上するとともに、冷却工程において被調理物自体の旨味成分を最大限に引き出すことができる。
また本発明の調理装置は、被調理物の調理プログラムに、加熱する工程と、前記加熱工程後沸騰温度を維持する工程と、所定の温度まで冷却する工程と、所定の冷却温度を維持する工程等を備えることにより、調理者が調理プログラム設定の操作性を分かり易くすると共に被調理物の保存、あるいは再加熱、さらにはこれらが遠隔操作できるようにしたものである。
本発明の調理装置は、冷却と加熱を備えながらもコンパクトにまとめることができるので、キッチンの省スペース化を実現できる。
また、食品の種類に応じて最適な調理工程や時間を制御することができるので、食品自体の旨味を最大限に引き出し、調味液を減らしてもおいしい調理物を提供することができる。
さらに、複数の組み合わせによる調理プログラムを設定することで、被調理物を調理空間内に入れるだけで調理者が不在のときにも自動的に調理を行うことができる。
請求項1に記載の発明は、断熱材を内蔵した断熱箱体と、断熱材を内蔵した断熱蓋により構成された調理空間と、前記断熱蓋における前記調理空間側に設けた内蓋と、前記調理空間内に収納する釜と、前記調理空間の下方に設けた加熱手段と、前記調理空間の側方で前記釜の周囲に設けた胴筒部材と、少なくとも圧縮機と冷却器と放熱器からなる冷却システムと、電気機能部品の動作を制御する制御手段と、前記釜底部の温度を検知する釜底センサと、前記断熱蓋内部に設置し沸騰を検知する沸騰センサと、前記断熱蓋内部に設置するヒータと、前記加熱手段または前記制御手段または前記圧縮機または前記放熱器の少なくとも一つを冷却する冷却ファンと、前記調理空間内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネルとを備え、前記胴筒部材は、前記冷却器が熱的に接続され、前記制御手段は、前記操作パネルによって設定された調理プログラムと、前記釜底センサまたは前記沸騰センサによる検知温度により、前記加熱手段と前記冷却システムとを個別または並行して動作させ、前記調理空間内の被調理物を調理するものである。
かかる構成とすることにより、調理装置本体がコンパクトにまとまり、さらに誘電加熱コイルによる加熱と釜の直接冷却により調理スピードが向上するとともに、冷却工程において被調理物自体の旨味成分を最大限に引き出すことができる。
請求項2に記載の発明は、前記断熱蓋に、前記沸騰センサの沸騰検知により、前記調理空間内の蒸気を排出する蒸気排出口を設けたものである。
かかる構成とすることにより、蒸発した水分を排出することで調味液の濃度が向上し、その結果、被調理物へのしみこみが向上し、さらに旨味成分を最大限に引き出すことができる。
請求項3に記載の発明は、被調理物の調理プログラムが沸騰温度まで加熱する工程と、前記加熱工程後沸騰温度を維持する工程と、所定の温度まで冷却する工程と、所定の冷却温度を維持する工程とを有し、前記操作パネルで前記各工程の所定時間が被調理物の種類によって選択できるようにしたものである。
したがって、調理者が調理プログラムの設定を行う際に、調理時間を設定する必要がなく、設定を分かり易くすると共に誤設定の可能性を減少させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記加熱調理工程の前に、前記被調理物を保存する工程を備えたもので、加熱調理開始まで被調理物を保存するため、食品の鮮度が低下することを防止できる。
請求項5に記載の発明は、前記冷却温度維持工程の後に、前記被調理物を再加熱する工程を備えたもので、調理終了後、食べ頃の温かい状態にすることができる。
請求項6に記載の発明は、前記冷却温度維持工程の後に、前記被調理物をさらに冷却する工程を備え、調理終了後の被調理物を保存できるようにしたもので、調理終了後、すぐに調理物を食さない場合にも安心して調理物を保存でき、また鮮度を保つことができる。
請求項7に記載の発明は、前記被調理物に対応した調理プログラムと、調理開始時間または調理終了時間を設定できる機能を備え、あらかじめ設定した内容を遠隔操作で確認または変更または停止できるようにしたものである。
したがって、外出中の調理状態を確認したり、調理プログラムを変更したり、予約しておいた調理終了時刻の変更を行う等、遠隔地から調理状態の確認及び操作を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における調理装置の側面断面図を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1における調理装置の側面断面図を示すものである。
図1において、調理装置1は、周知の如く断熱材4を注入あるいは充填して形成される断熱箱体2と、周知の如く断熱材4を注入あるいは充填して形成される蓋3により、調理空間5を形成している。前記断熱材4は、高温を考慮した場合、グラスウール等を使用するのが望ましい。前記蓋3には、調理空間5側に内蓋6を取り外し自在に設けている。前記内蓋6には例えばステンレス鋼板を使用する。また、前記調理空間5内に収納する釜10は、開口側周縁部全周にフランジ部(図示せず)が形成されており、このフランジ部と内蓋6に設けたパッキン7が蓋3を閉じたときに密着し、内蓋6と釜10の間からの熱や冷気及び蒸気の漏れを遮断する構造となっている。さらに前記調理空間5の下方には、耐熱樹脂部材と一体成型されている誘導加熱コイル8が設けられており、さらに調理空間5の側方で前記釜10の周囲には、胴筒部材9が設けられている。前記胴筒部材9は、熱伝導性の良い、例えばアルミ等が使用される。
ここで、加熱手段として誘導加熱コイル8を例に挙げているが、一般的にヒータ、マグネトロン等の加熱手段を採用することも可能であり、本発明を逸脱するものではない。
冷却システムは、少なくとも圧縮機12と、冷却器22と、放熱器23を備えたヒートポンプシステムで構成され、前記冷却器22は、前記胴筒部材9に沿うように直接銅管を螺旋状に巻き付けた構成となっており、前記胴筒部材9を介して釜10を冷却する。前記冷却器22の周囲は断熱材4で覆われている。
また、前記調理装置1の前面側空間には、電気機能部品の動作を制御する制御手段11と、前記調理空間5内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネル17が設置され、これら制御手段11および操作パネル17には、水掛かり対策(図示せず)等の対策を講じている。
前記釜10の底部中央には、温度を検知する釜底センサ14が設置され、前記制御手段11は、この検知温度により駆動させる負荷を判別する。この釜底センサ14が検知する温度は、低温から高温まで幅広く変動するため、釜底センサ14には、この範囲を正確に検知できるものが求められるが、1種類のセンサでの検知は困難な場合は、低温用と高温用との2種類のセンサを併用する構成を採用する。前記釜底センサ14は、前記釜10を挿入した際にバネ20の弾性を利用して、釜10の底面が釜底センサ14と密着するようになっている。
沸騰センサ15は、前記蓋6の内面に設置され沸騰を検知するものである。さらに、前記蓋6の内面には、ヒータが設置され、上面からの加熱とともに蒸気による結露防止用としても機能する。なお、沸騰温度は、前記蓋6の内面の温度上昇カーブと釜底温度の関係から演算を行っている。
冷却ファン13は、前記誘導加熱コイル8または制御手段11に実装された発熱素子、または圧縮機12、または放熱器23の少なくとも一つを冷却し、異常な温度上昇を抑制している。
前記調理空間5内の調理温度と、調理時間の調理プログラムを設定する操作パネル17および制御手段11は、前記調理装置1の前面側の空間に設置している。前記制御手段11は、マイコン、リレー、メモリIC等によって構成された制御基板で、調理空間5内の温度と調理プログラムとに基づき、あらゆる負荷の駆動処理を行う。メモリICは書き換えが可能なEEPROMなどが望ましく、このメモリICより調理プログラムの読み出し、または書込みを行う。前記操作パネル17は、前記制御手段11の上部で操作性向上のためテーパを付けた斜面に設けられており、周知の如く液晶パネル等による表示部と複数のスイッチからなる操作部とで構成され、調理温度、調理時間の組み合わせを幾段階かに渡って設定することができる。例えば低温→高温→中温という連続した調理プログラムの設定を行うことが可能である。前記調理プログラム設定時は、設定内容を順に表示し、調理運転時は、調理温度及び残り時間や出来上がり時間等を表示し、それ以外のときは現在時刻を表示する。
図2は、本発明の実施の形態1における調理装置の調理工程図を示すものである。ここでは、野菜の煮物の自動調理について説明する。
野菜の煮物を調理するにあたって、味の染込みを促進させ、通常よりも少ない調味料での健康的な料理とするために、保存工程→加熱工程→沸騰温度維持工程→冷却工程→冷却温度維持工程→再加熱工程のサイクルで調理を行う。
調理者は、前記操作パネル11によって、はじめに保冷の設定を行う。保冷は調理を開始する前に食材が腐食してしまわないために必要な工程である。ここでは、保冷温度は5℃と設定する。保冷温度を維持した後、加熱工程で被調理物が100℃に達するまで加熱する。時間は被調理物の量によって変化する。また総調理時間は、加熱時または冷却時の被調理物の温度変動により各工程時間を換算し、割り当てるようにする。
さらに、次に沸騰温度維持工程では100℃と設定する。
次に冷却工程の設定を行う。冷却温度は65℃と設定する。食材は60℃以下になると雑菌が発生しやすくなるため、安全な調理ができるように5℃のクリアランスを見て65℃とした。
最後に再加熱工程の設定を行う。加熱温度は100℃と設定する。
以上の設定を終えて、数種類の野菜と調合した出し汁を鍋(図示せず)に入れ、その鍋を調理空間5内に入れ、運転を開始する。
まず、保冷が開始される。これにより、冷却システムが動作し、調理空間5内が冷却される。設定温度は5℃であるため、釜底センサ14の検知温度で冷却システムへの出力調整、または断続的なON/0FFの制御を行い、調理空間5内を5℃付近に保つ。そして、保冷運転が一定時間を経過すると加熱工程に移る。
加熱工程が開始されると、誘導加熱コイル8に通電し、設定温度である100℃まで加熱する。前記誘導加熱コイル8は、前記釜底センサ14の検知温度が100℃付近で安定するまで通電する。そして、前記釜底センサ14の検知温度が100℃付近で安定すると、次は一定時間の煮込み(沸騰温度維持工程)を行う。この間は、誘導加熱コイル8への出力の調整、または断続的なON/OFF制御を行い、釜底センサ14の検知温度が100℃になるように保つ。そして、前記煮込み(沸騰温度維持工程)時間が経過すると冷却工程に移る。
冷却運転が開始されると、冷却システムが動作し、調理空間5内が冷却される。設定温度は65℃であるため、釜底センサ14が65℃を検知するまで動作を継続し、その後は釜底センサ14の検知温度により、誘導加熱コイル8への通電または冷却システムへの出力調整または断続的なON/0FFの制御を行い、調理空間5内を65℃に保つ。そして、冷却運転が一定時間を経過すると再加熱工程に移る。
再加熱工程(図2の実線)が開始されると、再度前記誘導加熱コイル8に通電し、設定温度である100℃まで加熱する。前記誘導加熱コイル8は、釜底センサ14の検知温度が100℃付近で安定するまで通電する。前記釜底センサ14の検知温度が100℃付近で安定すると、自動調理運転を終了する。
出来上がり後は、調理者の設定条件によって釜底センサ14の検知温度を例えば80℃程度に保つように誘導加熱コイル8への通電を行い、料理が冷めてしまわないように自動的に保温を行う。また、保温時間が一定時間を超えると被調理物の腐食を防止するために冷却運転を行い、図2の破線で示すように前記釜底センサ14の検知温度が5℃になるまで再冷却保存運転を行う。
以上のように本実施の形態1においては、調理開始直前までは、被調理物をしばらく冷蔵または冷凍保存することができ、調理開始後は、被調理物に適した方法で解凍や加熱調理を行い、最初に被調理物を前記調理空間5内に入れる以外の手間をかけずに高い調理品質の調理を行うことができる。
また、本実施の形態1では最終工程を再加熱工程としたが、再冷却工程(図2の破線)を設定することもできるので、冷却工程で65℃を一定時間経過した後、冷却システムへの出力調整またはON/0FFの制御を行い、例えば、調理空間5内を65℃に保つようにして、調理終了の被調理物の腐食を防止するために冷却運転を行い、釜底センサ14の検知温度が5℃になるまで冷却する。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における調理装置の操作パネルの概略図である。
図3は、本発明の実施の形態2における調理装置の操作パネルの概略図である。
図3において、制御手段11内のメモリは、予め調理品目ごとの調理プログラムを記憶しており、操作パネル17によって、調理品目を選択することで、制御手段11は対応した調理プログラムを読み出して調理を行う。
制御手段11内のメモリに記憶されている調理プログラムは、調理装置メーカーによって予め記憶されており、調理者が設定する必要はない。
まず、調理者は操作パネル17の自動調理スイッチを押す。すると、調理品目に対応した番号が表示される。例えば「筑前煮」、「野菜煮」、「おでん」等の煮込み料理を行いたいときは、プログラム番号「1」を選択するだけでよい。
調理品目の選択を終了後、もし出来上がり希望時刻を設定したければ操作パネル17上の「タイマ予約」スイッチを押して出来上がり時刻を設定し、運転を開始する。
以上のように、本実施の形態においては、調理プログラムは予め制御手段11内のメモリに記憶されており、調理品目を操作パネル17にて選択することによって対応した調理プログラムに従い自動調理を行うことができ、調理品目を選択するだけで自動調理を開始できるため、調理者は設定の手間を省くことができる。また、操作パネル17は、制御手段11が計数した調理終了後の経過時間を表示する。
調理が終了すると、基本的には保冷や保温を行い、調理者が調理完了に気付かずに放置しておいても被調理物の品質を落とさないように制御する。しかし、それでも時間が経つことで被調理物が固くなってしまったり、やわらかくなりすぎたりと徐々にではあるが品質の低下は免れない。調理者は調理後の経過時間を見て、被調理物がまだ美味しく食べられるのか否かをある程度判断することができる。
以上のように本実施の形態2においては、調理終了後の経過時間を表示することを特徴としたものであり、調理者の事情により調理終了後に調理空間5内から被調理物を取り出せない事態が生じても、調理終了後の経過時間が分かることで、被調理物の状態をある程度判断できる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における調理装置の制御ブロック図である。
図4は、本発明の実施の形態3における調理装置の制御ブロック図である。
図4に示す構成は、先の実施の形態1における調理装置に通信モジュール24を接続したもので、基地局25を介して例えば携帯電話のディスプレイ26に調理装置のデータを転送することができる。
例えば、調理者が外出中に携帯電話によって現在までの調理状況を確認したり、以降の調理プログラムの変更を行ったり、調理完了時間の変更を行うことができる。
以上のように本実施の形態においては、調理装置と携帯電話との通信機能を備えたことを特徴としたものであり、外出中の調理状態を確認したり、調理プログラムを変更したり、予約しておいた調理終了時刻の変更を行う等、遠隔地から調理状態の確認及び操作を行うことができる。
本発明の調理装置は、誘導加熱コイルとヒータと冷却システムとを備え、2種類の加熱方法と冷却手段を持ちあらゆる温度帯での調理を可能としている。よって、煮物調理、冷凍食品、焼き魚等の調理も可能であり、また、加熱調理が完了した食材を本発明の調理装置で冷凍保存して、次の日の朝に出来上がるように再加熱調理を行う等の制御が可能であり、使用用途は幅広い。また、調理室が大きくなるように構成し、レストラン等で業務用として使用することも考えられる。また冷却を併用した解凍に関する調理も可能となる。
1 調理装置
2 断熱箱体
3 蓋
4 断熱材
5 調理空間
6 内蓋
8 誘導加熱コイル
6 貯蔵空間
10 釜
11 制御手段
12 圧縮機
13 冷却ファン
14 釜底センサ
15 沸騰センサ
16 ヒータ
17 操作パネル
21 蒸気排出口
22 冷却器
23 放熱器
2 断熱箱体
3 蓋
4 断熱材
5 調理空間
6 内蓋
8 誘導加熱コイル
6 貯蔵空間
10 釜
11 制御手段
12 圧縮機
13 冷却ファン
14 釜底センサ
15 沸騰センサ
16 ヒータ
17 操作パネル
21 蒸気排出口
22 冷却器
23 放熱器
Claims (7)
- 断熱材を内蔵した断熱箱体と、断熱材を内蔵した断熱蓋により構成された調理空間と、前記断熱蓋における前記調理空間側に設けた内蓋と、前記調理空間内に収納する釜と、前記調理空間の下方に設けた加熱手段と、前記調理空間の側方で前記釜の周囲に設けた胴筒部材と、少なくとも圧縮機と冷却器と放熱器からなる冷却システムと、電気機能部品の動作を制御する制御手段と、前記釜底部の温度を検知する釜底センサと、前記断熱蓋内部に設置し沸騰を検知する沸騰センサと、前記断熱蓋内部に設置するヒータと、前記加熱手段または前記制御手段または前記圧縮機または前記放熱器の少なくとも一つを冷却する冷却ファンと、前記調理空間内の調理温度と調理時間の調理プログラムを設定する操作パネルとを備え、前記胴筒部材は、前記冷却器が熱的に接続され、前記制御手段は、前記操作パネルによって設定された調理プログラムと、前記釜底センサまたは前記沸騰センサによる検知温度により、前記加熱手段と前記冷却システムとを個別または並行して動作させ、前記調理空間内の被調理物を調理する調理装置。
- 前記断熱蓋に、前記沸騰センサの沸騰検知により、前記調理空間内の蒸気を排出する蒸気排出口を設けた求項1に記載の調理装置。
- 被調理物の調理プログラムが沸騰温度まで加熱する工程と、前記加熱工程後沸騰温度を維持する工程と、所定の温度まで冷却する工程と、所定の冷却温度を維持する工程とを有し、前記操作パネルで前記各工程の所定時間が被調理物の種類によって選択できるようにした請求項1または2に記載の調理装置。
- 前記加熱調理工程の前に、前記被調理物を保存する工程を備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の調理装置。
- 前記冷却温度維持工程の後に、前記被調理物を再加熱する工程を備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の調理装置。
- 前記冷却温度維持工程の後に、前記被調理物をさらに冷却する工程を備え、調理終了後の被調理物を保存できるようにした請求項1から4のいずれか一項に記載の調理装置。
- 前記被調理物に対応した調理プログラムと、調理開始時間または調理終了時間を設定できる機能を備え、あらかじめ設定した内容を遠隔操作で確認または変更または停止できるようにした請求項1から6のいずれか一項に記載の調理装置。
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