JP2006101971A - 内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 観察対象を記録する場合、操作部を操作して記録モードとする。
この際、制御部がLED電源31に指令して、通常モードにおける電流値よりも大きい出力のパルス電流をLEDユニットに供給する。こうして、LEDチップから通常よりも増加した出射光量の出射光が出射され、観察対象を照射する。
同時に記録部43がCCU部に指令して、CCDが取り込んだ観察対象の観察画像を取り込み記録する。
【選択図】 図4
Description
このような内視鏡にて観察対象を観察する際、観察対象をより精度よく撮像するために、観察部位の中心部付近と周辺部との明るさを適切に調整するように、それぞれを照明する二つのハロゲン光源を備える内視鏡が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような照明部の場合、パルス発光させて必要なときのみ観察対象を照明することができるものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
本発明に係る内視鏡は、挿入部の先端部に複数のLEDチップを有する照明部を備える内視鏡であって、観察対象の観察画像を記録する記録部と、該記録部によって観察画像を記録する際に、前記照明部の出射光量を一時的に増加させる制御部とを備えていることを特徴とする。
この内視鏡は、観察時にパルス電流を供給して出射光量を増加させても、観察の際に照明部の温度上昇を好適に抑えることができる。
この内視鏡は、温度検出部にて温度計測することによって、観察時における照明部の温度上昇を知ることができ、パルス間隔を変えて照明部が所定の温度以上にならないようにすることができる。
前記制御部が、前記第二のLED回路への通電量を増加して前記照明部の出射光量を増加させることを特徴とする。
この内視鏡は、観察時に、第二のLED回路への通電量を増加することによって、観察に必要な光量を好適に得ることができる。
この内視鏡は、観察時には出射光量のより多い大きな第二のLEDチップにて照明することができ、観察に必要な光量を好適に得ることができる。
この内視鏡は、同軸上で第一のLED回路の基端側に第二のLED回路を配することができ、観察画像の記録に必要な出射光量を確保でき、かつ、挿入部の先端部の小型化をより向上することができる。
本実施形態に係る内視鏡1は、図1に示すように、細長な挿入部2を備えている内視鏡本体3と、この内視鏡本体3の挿入部2を巻回して収納するドラム部5とを主な構成要素としている。
内視鏡本体3は、ドラム部5を回動自在に収納するケース6内に格納、保管及び搬送される。
可撓管部7の先端には、照明等の電気機器が配されたアダプタ(先端部)8が着脱可能とされた、硬質で管状に形成された本体先端部10が配されている。
外側部材16の先端側には、レンズ筒部12及びLEDユニット15が先端側から脱落するのを規制するために、径方向内方に突出した環状の内フランジ部16aが形成されている。そして、外側部材16の先端には、透明円板からなるカバーガラス17が係合されている。
アダプタ側電極20は、円板状に形成されて図示しない電極パターンが形成されてレンズ筒部12の基端に配された電極基板21と、LED基板18と電極基板21とを電気的に接続する電線部材22と、ドーナツ状に形成された第一の導電ゴム23とを備えている。
第一の導電ゴム23の内径がレンズ筒部12と嵌合可能に形成され、外径が外側部材16と嵌合可能に形成されている。
第二の導電ゴム36は、第一の導電ゴム23と同様にドーナツ状に形成されており、第一の導電ゴム23と同様の構造を有している。
フレキ基板37には、第二の導電ゴム36と接触する面に図示しない電極パターンが形成されている。
本体先端部10の内側には、略円筒状に形成されてCCD35を内部で把持するCCD支持部40が配されている。CCD支持部40の外周面には、径方向外方に突出してフランジ部41が配されている。
制御部45及び記録部43は、ドラム部5に配された操作部46と接続されており、観察画像を記録部43にて記録する場合には、操作部46から操作可能とされている。
まず、本体先端部10の雄ねじ38にアダプタ8の接続リング28に係る第一の雌ねじ28Aを螺合して、第一の導電ゴム23と第二の導電ゴム36とを密着させる。このとき、密着部分で第一の導電ゴム23と第二の導電ゴム36とが押圧されて圧縮して導通状態となる。また、フレキ基板37と第二の導電ゴム36と、及び、第一の導電ゴム23と電極基板21とが接触し、アダプタ8と本体先端部10とが電気的に接続される。
この際、制御部45がLED電源31に指令して、図4に示すように、通常モードにおける電流値よりも大きい出力のパルス電流をLEDユニット15に供給する。こうして、LEDチップ13から通常よりも増加した出射光量の出射光が出射され、観察対象を照射する。
同時に記録部43がCCU部42に指令して、CCD35が取り込んだ観察対象の観察画像を取り込み記録する。
この内視鏡1によれば、観察画像を記録する際のみ出射光量を増加して観察対象をより明るく照明することができる。従って、常時観察に必要な出射光量をLEDユニット15に供給しなくても、観察対象の計測精度を向上することができる。
また、観察時にパルス電流を供給して出射光量を増加させても、パルス幅を好適に調整することによって、観察の際にLEDユニット15の温度上昇を好適に抑えることができる。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡50の内視鏡制御装置51が、制御部52の指示に基づき通常モードにおけるLEDユニット15への供給電流パターンを生成する第一の調整部53と、記録モードにおけるLEDユニット15への供給電流パターンを生成する第二の調整部55とを備えているとした点である。
第一の調整部53は、通常モードにおいて、LED電源31から供給された電流を所定の定常電流としてLEDユニット15に供給する。
そして、記録モードに切り替えられた際には、LEDユニット15へのパルス電流と同期して、パルス電流が供給された場合のみ記録部43が駆動して観察画像を記録するものとされている。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡60のアダプタ61におけるLEDユニット62が、互いに独立して制御される第一のLED回路63と第二のLED回路65とを備え、記録モードの際、不図示の制御部が第二のLED回路65への通電量を増加してLEDユニット62の出射光量を増加させるとした点である。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ61を本体先端部10に接続してLEDユニット62に電流を供給可能な状態とする。
また、記録モードでは、第一のLED回路63への電流供給を停止して、第二のLED回路65における第二のLEDチップ70のみをパルス状に点灯させるので、何れのLEDチップも長寿命化を図ることができ、かつ、観察画像の記録に必要な出射光量を確保することができる。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の実施形態と第3の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡75が、第二のLEDチップ70の温度を検出する温度センサ(温度検出部)76を備え、パルス電流のパルス間隔が、温度センサ76が検出した第二のLEDチップ70の温度に応じて可変とされているとした点である。
第二の記録モードでは、温度センサ76が第二のLEDチップ70の温度がTになったとき、第一の記録モードに係るパルス電流のパルス間隔よりも長いパルス間隔となるように第二の調整部78にてパルス間隔が調整されたパルス電流を第二のLED回路65に供給する。その結果、第二のLED回路65における発熱量が抑えられて所定の温度で定常状態となる。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の実施形態と第3の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡80のLEDユニット81に係る第二のLED回路82が、第二のLEDチップ70ではなく、第一のLED回路63と同じ第一のLEDチップ68を備えているとした点である。
また、第一のLEDチップ68は、第二のLED回路82よりも第一のLED回路63のほうに数多く配されている。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ85を本体先端部10に接続してアダプタ85に電流を供給可能な状態とする。
この内視鏡80によれば、第二のLEDチップ70のように大きいチップを配さなくても、第4の実施形態と同様に、通常モードと記録モードとで異なる光量の照明光を得ることができる。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第6の実施形態と第5の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡90のLEDユニット91において、第一のLED回路92が、透明基板93を備え、第二のLED回路95からの出射光が、第一のLED回路92の透明基板93を透過可能に配されているとした点である。
透明基板93の表面には、第一のLEDチップ68を電気的に接続するための第一の電極パターン98が配されており、その両端が、それぞれ第一の電極片96、97の表面に延びて第一の電極端子100、101が形成されている。
このアルミ基板102には、アダプタ103を正面から見たとき、第一のLEDチップ68が、透明基板93に配された第一のLEDチップ68と重ならないように配されている。このアルミ基板102の外周端からは、アルミ基板102の中心部に対して対称位置からそれぞれ径方向外方に向かって薄板状に延びて屈曲可能な第二の電極片104、105が接続されている。
一方、本体先端部115に配されたフレキ基板116には、第二の電極端子110、111と同軸上に第一の本体側電極117、118が、及び、第三の電極端子112、113と同軸上に第二の本体側電極120、121が、本体側先端部115の先端面115Aに形成されている。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ103を本体先端部115に接続する。
この際、第一の導電ゴム23が軸方向先端側に押圧され、第一の本体側電極117、118と第二の電極端子110、111、及び、第二の本体側電極120、121と第三の電極端子112、113とが導電状態となる。また、アダプタ103において、第一の電極端子100、101とLED接点107、108とが電気的に接触する。
従って、このときに観察画像を記録することによって、上述と同様に、LED点灯時のみ十分な照明光量下で観察画像を記録することができる。
記録モードに移行した際には、第一のIC72をOFFとして第一のLED回路92への通電を停止するとともに、第二のIC83をONとして第二のLED回路95に、所定の大きさのパルス電流を供給する。
2 挿入部
13、67 LEDチップ
15、62、81、91 LEDユニット(照明部)
43 記録部
45 制御部
63、92 第一のLED回路
65、82、95 第二のLED回路
68 第一のLEDチップ
70 第二のLEDチップ
76 温度センサ(温度検出部)
93 透明基板
Claims (6)
- 挿入部の先端部に複数のLEDチップを有する照明部を備える内視鏡であって、
観察対象の観察画像を記録する記録部と、
該記録部によって観察画像を記録する際に、前記照明部の出射光量を一時的に増加させる制御部とを備えていることを特徴とする内視鏡。 - 前記照明部の出射光量を増加させる際に、前記制御部が、パルス電流を前記照明部に供給することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
- 前記LEDチップの温度を検出する温度検出部を備え、
前記パルス電流のパルス間隔が、前記温度検出部が検出した前記LEDチップの温度に応じて可変とされていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。 - 前記照明部が、互いに独立して制御される第一のLED回路と第二のLED回路とを少なくとも備え、
前記制御部が、前記第二のLED回路への通電量を増加して前記照明部の出射光量を増加させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。 - 前記複数のLEDチップが、第一のLEDチップと、該第一のLEDチップよりも大きい第二のLEDチップとを備え、
前記第一のLED回路には、前記第一のLEDチップが配され、前記第二のLED回路には、前記第二のLEDチップが配されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。 - 前記第一のLED回路が、透明基板を備え、
前記第二のLED回路からの出射光が、前記第一のLED回路を透過可能に配されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
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