JP2006101971A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】 観察対象に対して十分な光量を供給することができ、かつ、小型化・省電力・光源の長寿命を実現することができる内視鏡を提供すること。
【解決手段】 観察対象を記録する場合、操作部を操作して記録モードとする。
この際、制御部がLED電源31に指令して、通常モードにおける電流値よりも大きい出力のパルス電流をLEDユニットに供給する。こうして、LEDチップから通常よりも増加した出射光量の出射光が出射され、観察対象を照射する。
同時に記録部43がCCU部に指令して、CCDが取り込んだ観察対象の観察画像を取り込み記録する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内視鏡に関する。
一般に、工業用や医療用として使用されている内視鏡は、管腔内に挿入される長尺の挿入部を備えている。また、このような内視鏡においては、管腔内の観察対象を照明して観察や撮像を行うため、挿入部の先端に照明手段を備えている。
このような内視鏡にて観察対象を観察する際、観察対象をより精度よく撮像するために、観察部位の中心部付近と周辺部との明るさを適切に調整するように、それぞれを照明する二つのハロゲン光源を備える内視鏡が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、より小型化を図るとともに発熱を抑えることができる照明部として、発光ダイオード(以下、LED)を採用したものが近年種々提案されている。また、それぞれにLED照明を備えた光学系の異なるアダプタを挿入部の先端に着脱自在とし、観察対象や用途に応じて予め用意された複数種類の中から最適のアダプタを選択して交換使用を可能に構成した内視鏡も提案されている。
このような照明部の場合、パルス発光させて必要なときのみ観察対象を照明することができるものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、光源の種類に拘わらず、通常、観察対象の周辺部から中心部を観察する際に絞りを変化させるので、LEDで照明して観察対象を観察する場合、ハロゲン光源の場合に比べて絞りによる光量変化の影響が大きく、単にパルス発光させただけでは観察対象への出射光量が不足して、観察対象が暗くなってしまうことがある。従って、観察画像を記録して計測を行おうとしても必要な精度が十分に得られない場合がある。
特開2002−112959号公報 特開2001−104249号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、観察対象に対して十分な光量を供給することができ、かつ、小型化・省電力・光源の長寿命を実現することができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る内視鏡は、挿入部の先端部に複数のLEDチップを有する照明部を備える内視鏡であって、観察対象の観察画像を記録する記録部と、該記録部によって観察画像を記録する際に、前記照明部の出射光量を一時的に増加させる制御部とを備えていることを特徴とする。
この内視鏡は、観察画像を記録する際のみ出射光量を増加して観察対象をより明るく照明することができる。従って、常時観察に必要な出射光量を供給しなくても、観察対象の計測精度を向上することができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記内視鏡であって、前記照明部の出射光量を増加させる際に、前記制御部が、パルス電流を前記照明部に供給することを特徴とする。
この内視鏡は、観察時にパルス電流を供給して出射光量を増加させても、観察の際に照明部の温度上昇を好適に抑えることができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記内視鏡であって、前記LEDチップの温度を検出する温度検出部を備え、前記パルス電流のパルス間隔が、前記温度検出部が検出した前記LEDチップの温度に応じて可変とされていることを特徴とする。
この内視鏡は、温度検出部にて温度計測することによって、観察時における照明部の温度上昇を知ることができ、パルス間隔を変えて照明部が所定の温度以上にならないようにすることができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記内視鏡であって、前記照明部が、互いに独立して制御される第一のLED回路と第二のLED回路とを少なくとも備え、
前記制御部が、前記第二のLED回路への通電量を増加して前記照明部の出射光量を増加させることを特徴とする。
この内視鏡は、観察時に、第二のLED回路への通電量を増加することによって、観察に必要な光量を好適に得ることができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記内視鏡であって、前記複数のLEDチップが、第一のLEDチップと、該第一のLEDチップよりも大きい第二のLEDチップとを備え、前記第一のLED回路には、前記第一のLEDチップが配され、前記第二のLED回路には、前記第二のLEDチップが配されていることを特徴とする。
この内視鏡は、観察時には出射光量のより多い大きな第二のLEDチップにて照明することができ、観察に必要な光量を好適に得ることができる。
また、本発明に係る内視鏡は、前記内視鏡であって、前記第一のLED回路が、透明基板を備え、前記第二のLED回路からの出射光が、前記第一のLED回路を透過可能に配されていることを特徴とする。
この内視鏡は、同軸上で第一のLED回路の基端側に第二のLED回路を配することができ、観察画像の記録に必要な出射光量を確保でき、かつ、挿入部の先端部の小型化をより向上することができる。
本発明によれば、LED光源においても観察画像の計測に必要な出射光量を確保することができ、かつ、挿入部の先端部を小型化することができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡1は、図1に示すように、細長な挿入部2を備えている内視鏡本体3と、この内視鏡本体3の挿入部2を巻回して収納するドラム部5とを主な構成要素としている。
内視鏡本体3は、ドラム部5を回動自在に収納するケース6内に格納、保管及び搬送される。
内視鏡本体3の挿入部2は、図2に示すように、観察対象の管腔内に挿入される柔軟で長尺な可撓管部7を備えている。
可撓管部7の先端には、照明等の電気機器が配されたアダプタ(先端部)8が着脱可能とされた、硬質で管状に形成された本体先端部10が配されている。
アダプタ8は所謂直視型のものであり、対物レンズ11がアダプタ8の中心軸線C方向に沿って配置されている。対物レンズ11は、略円筒状に形成されたレンズ筒部12の内部に収容され、複数のLEDチップ13が配されたLEDユニット(照明部)15と共に円筒状に形成された外側部材16内に収容されている。
レンズ筒部12は、厚肉円筒状に形成されており、LEDユニット15が先端側に配されている。
外側部材16の先端側には、レンズ筒部12及びLEDユニット15が先端側から脱落するのを規制するために、径方向内方に突出した環状の内フランジ部16aが形成されている。そして、外側部材16の先端には、透明円板からなるカバーガラス17が係合されている。
LEDユニット15は、軟質で円板状に形成され、複数のLEDチップ13が配されたLED基板18を備えており、LED基板18に電源供給するアダプタ側電極20と接続されている。
アダプタ側電極20は、円板状に形成されて図示しない電極パターンが形成されてレンズ筒部12の基端に配された電極基板21と、LED基板18と電極基板21とを電気的に接続する電線部材22と、ドーナツ状に形成された第一の導電ゴム23とを備えている。
第一の導電ゴム23は、シリコンゴム等の絶縁性のゴム素材に、ニッケル粒子や金メッキを施した金属粒子等の導電部材をドット状に埋設して構成されたものとされ、通常、ドットタイプの異方導電性ゴム等と呼ばれている。この第一の導電ゴム23は、弾性体であるゴム素材を厚さ方向に押圧すると、その圧縮変形によって高密度化した導電部材間の導電性が増し、それによって厚み方向の通電が許容されるようになる。この際、ゴム素材が絶縁部材であることから、ゴム素材の厚み方向以外の方向(例えば、周方向)については絶縁状態が維持される。
第一の導電ゴム23の内径がレンズ筒部12と嵌合可能に形成され、外径が外側部材16と嵌合可能に形成されている。
外側部材16の基端部には、第一の導電ゴム23を軸方向先端側に押圧した状態で連結部材27が嵌合され、円筒状の接続リング28が軸方向及び回転方向に変位可能に連結部材27の突出端に外嵌されている。接続リング28の内周面には、第一の雌ねじ28Aと第二の雌ねじ28Bとが軸方向に所定距離だけ離間して設けられている。
本体先端部10には、ドラム部5内に配された内視鏡制御装置30が有するLED電源(バッテリ等)31からの電気配線32と接続されて、アダプタ8の装着時にLEDユニット15と導通される第二の電極33と、内視対象物を対物レンズ11を介して結像させるCCD35とが配されている。
第二の電極33は、軸線C方向先端側に配されてアダプタ8装着時に第一の導電ゴム23と接触可能とされる第二の導電ゴム36と、可撓性を有して第二の導電ゴム36と軸線C方向に積層構造とされて可撓性を有するフレキ基板37とを備えている。
第二の導電ゴム36は、第一の導電ゴム23と同様にドーナツ状に形成されており、第一の導電ゴム23と同様の構造を有している。
フレキ基板37には、第二の導電ゴム36と接触する面に図示しない電極パターンが形成されている。
本体先端部10の外周面には、第一の雌ねじ28A及び第二の雌ねじ28Bと螺合可能な固定用の雄ねじ38が設けられている。そして、この雄ねじ38に対して接続リング28の第一の雌ねじ28Aと第二の雌ねじ28Bとを順次螺合することにより、アダプタ8を本体先端部10に連結する。即ち、アダプタ8の接続リング28を本体先端部10に嵌合し、その状態のまま接続リング28を所定方向に回転させると、雄ねじ38が第一の雌ねじ28A、さらに、第二の雌ねじ28Bに順次締め込まれるようにされている。
本体先端部10の内側には、略円筒状に形成されてCCD35を内部で把持するCCD支持部40が配されている。CCD支持部40の外周面には、径方向外方に突出してフランジ部41が配されている。
内視鏡制御装置30は、図3に示すように、LED電源31の他に、CCD35を制御して信号処理を行うCCU部42と、撮像した観察対象の観察画像を記録する記録部43と、記録部43によって観察画像を記録する際に、LEDユニット15からの出射光量を一時的に増加させる制御部45とを備えている。
LED電源31は、通常観察を行う通常モードにおいては所定の定常電流を供給し、観察対象を記録する記録モードにおいては通常時の電流に加えてさらに所定の大きさのパルス電流を出力するようにされている。
制御部45及び記録部43は、ドラム部5に配された操作部46と接続されており、観察画像を記録部43にて記録する場合には、操作部46から操作可能とされている。
次に、本実施形態に係る内視鏡1の観察画像を記録する際の作用・効果について説明する。
まず、本体先端部10の雄ねじ38にアダプタ8の接続リング28に係る第一の雌ねじ28Aを螺合して、第一の導電ゴム23と第二の導電ゴム36とを密着させる。このとき、密着部分で第一の導電ゴム23と第二の導電ゴム36とが押圧されて圧縮して導通状態となる。また、フレキ基板37と第二の導電ゴム36と、及び、第一の導電ゴム23と電極基板21とが接触し、アダプタ8と本体先端部10とが電気的に接続される。
続いて、挿入部2を内視対象の管腔内に挿入してアダプタ8を観察対象に接近させ、通常モードを実行して、制御部45の指示によってLED電源31から所定の値の電流を供給する。この状態では、CCD35に観察対象が撮像されていても記録部43にて記録することはない。
観察対象を記録する場合、操作部46を操作して記録モードとする。
この際、制御部45がLED電源31に指令して、図4に示すように、通常モードにおける電流値よりも大きい出力のパルス電流をLEDユニット15に供給する。こうして、LEDチップ13から通常よりも増加した出射光量の出射光が出射され、観察対象を照射する。
同時に記録部43がCCU部42に指令して、CCD35が取り込んだ観察対象の観察画像を取り込み記録する。
所定のパルス幅でパルス電流が供給された後は、再び通常モードに戻ってLED電源31からの供給電流値が通常状態に戻り、記録部43は、観察画像を記録しない状態に戻る。
この内視鏡1によれば、観察画像を記録する際のみ出射光量を増加して観察対象をより明るく照明することができる。従って、常時観察に必要な出射光量をLEDユニット15に供給しなくても、観察対象の計測精度を向上することができる。
また、観察時にパルス電流を供給して出射光量を増加させても、パルス幅を好適に調整することによって、観察の際にLEDユニット15の温度上昇を好適に抑えることができる。
次に、第2の実施形態について図5及び図6を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡50の内視鏡制御装置51が、制御部52の指示に基づき通常モードにおけるLEDユニット15への供給電流パターンを生成する第一の調整部53と、記録モードにおけるLEDユニット15への供給電流パターンを生成する第二の調整部55とを備えているとした点である。
操作部56は、ドラム部5から離間した位置に移動可能とされるジョイスティック部57とされており、ジョイスティック部57に配されたスイッチ58を操作して通常モードと記録モードとを切替えることとされている。
第一の調整部53は、通常モードにおいて、LED電源31から供給された電流を所定の定常電流としてLEDユニット15に供給する。
一方、第二の調整部55は、スイッチ58が操作されて通常モードから記録モードに移行した際、LED電源31から供給された電流を通常モードにおける電流値よりも大きい出力を有するパルス電流として所定のパルス間隔でLEDユニット15に供給する。
そして、記録モードに切り替えられた際には、LEDユニット15へのパルス電流と同期して、パルス電流が供給された場合のみ記録部43が駆動して観察画像を記録するものとされている。
この内視鏡50によれば、記録モードでは、十分な光量を出射するときのみ記録部43を稼動させるので、LEDユニット15の温度上昇を好適に抑えつつ、必要な光量で観察画像を精度良く計測することができる。
次に、第3の実施形態について図7及び図8を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡60のアダプタ61におけるLEDユニット62が、互いに独立して制御される第一のLED回路63と第二のLED回路65とを備え、記録モードの際、不図示の制御部が第二のLED回路65への通電量を増加してLEDユニット62の出射光量を増加させるとした点である。
LEDチップ67は、上記実施形態におけるLEDチップ13と同様の大きさとされる第一のLEDチップ68と、第一のLEDチップ68よりも大きい第二のLEDチップ70とを備えている。第一のLED回路63及び第二のLED回路65は、共に共通するLED基板71を備えており、第一のLED回路63は、第一のLEDチップ68がLED基板71に配され、第二のLED回路65は、第二のLEDチップ70がLED基板71に配されている。また、第1のLED回路63には、第一のLEDチップ68への電流をON/OFFさせる第一のIC72が配されている。
次に、本実施形態に係る内視鏡60の観察画像を記録する際の作用・効果について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ61を本体先端部10に接続してLEDユニット62に電流を供給可能な状態とする。
通常モードでは、制御部の指示に基づき、第一の調整部53を介してLED電源31から第一のLED回路63及び第二のLED回路65に定常電流を供給する。このとき、第一のLEDチップ68及び第二のLEDチップ70とも所定の光量を出射する。この状態では、CCD35に観察対象が撮像されていても記録部43にて記録することはない。
スイッチ58の操作によって、通常モードから記録モードに移行した場合、図8に示すように、第一のIC72によって第一のLED回路63への電流供給が停止される一方、第二の調整部55を介して、通常モードにおける電流値よりも大きい出力を有するパルス電流が所定のパルス間隔でさらに第二のLED回路65へ供給される。
この際、第一のLEDチップ68よりも大きい第二のLEDチップ70のみに大電流が供給されるため、照明光量が増大する。そして、上述のように、記録部43がこれに同期して稼動して、パルス電流が供給された場合のみ観察画像を記録する。
この内視鏡60によれば、通常モードでは、所定の定常電流を第一のLED回路63及び第二のLED回路65の双方に供給するので、第二のLEDチップ70の発光量を抑えた状態で照明することができ、第二のLEDチップ70を点灯した状態でも発熱量を抑えることができる。
また、記録モードでは、第一のLED回路63への電流供給を停止して、第二のLED回路65における第二のLEDチップ70のみをパルス状に点灯させるので、何れのLEDチップも長寿命化を図ることができ、かつ、観察画像の記録に必要な出射光量を確保することができる。
次に、第4の実施形態について図9を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の実施形態と第3の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡75が、第二のLEDチップ70の温度を検出する温度センサ(温度検出部)76を備え、パルス電流のパルス間隔が、温度センサ76が検出した第二のLEDチップ70の温度に応じて可変とされているとした点である。
第二のLEDチップ70をパルス発光させた場合であっても、時間の経過に伴って第二のLEDチップ70の温度が上昇していく。本実施形態に係る内視鏡75における記録モードは、第二のLEDチップ70の温度が所定の温度(T)に到達する前後で、さらに、第一の記録モードと第二の記録モードとに分かれる。
第一の記録モードでは、第3の実施形態における記録モードと同様のパルス電流を供給して観察画像を記録するものとされている。
第二の記録モードでは、温度センサ76が第二のLEDチップ70の温度がTになったとき、第一の記録モードに係るパルス電流のパルス間隔よりも長いパルス間隔となるように第二の調整部78にてパルス間隔が調整されたパルス電流を第二のLED回路65に供給する。その結果、第二のLED回路65における発熱量が抑えられて所定の温度で定常状態となる。
この内視鏡75によれば、記録モードが長時間となっても、温度センサ76にて第二のLEDチップ70の温度を計測することによって、第二のLED回路65の温度上昇を知ることができ、パルス間隔を変えて所定の温度以上にならないようにすることができる。
次に、第5の実施形態について図10を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第5の実施形態と第3の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡80のLEDユニット81に係る第二のLED回路82が、第二のLEDチップ70ではなく、第一のLED回路63と同じ第一のLEDチップ68を備えているとした点である。
第二のLED基板71には、第二のLEDチップ70への電流をON/OFFさせるために第一のIC72と同様の第二のIC83が配されている。
また、第一のLEDチップ68は、第二のLED回路82よりも第一のLED回路63のほうに数多く配されている。
次に、本実施形態に係る内視鏡80の観察画像を記録する際の作用・効果について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ85を本体先端部10に接続してアダプタ85に電流を供給可能な状態とする。
通常モードでは、第一のIC72がONになり、第一の調整部53を介してLED電源31から第一のLED回路63に定常電流が供給され、第一のLED回路63に係る第一のLEDチップ68から所定の光量を出射する。一方、第二のIC83がOFFとなって第二のLED回路82には電流が供給されない状態となる。
スイッチ58操作によって、通常モードから記録モードに移行した場合、図10に示すように、第一のLED回路63へはそのまま電流供給が維持される一方、第二のIC83をONとし、第二の調整部55を介して、通常モードにおいて第一のLED回路63に供給する電流値よりも大きい出力のパルス電流を所定のパルス間隔で第二のLED回路82へ供給する。
この際、第二のLEDチップ70のみに大電流が供給されるために第二のLED回路82から照明光量の大きい照射光が射出される。そして、上述のように、記録部43がこれに同期して駆動して、パルス電流が供給された場合のみ観察画像を記録する。
この内視鏡80によれば、第二のLEDチップ70のように大きいチップを配さなくても、第4の実施形態と同様に、通常モードと記録モードとで異なる光量の照明光を得ることができる。
次に、第6の実施形態について図11及び図12を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第6の実施形態と第5の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡90のLEDユニット91において、第一のLED回路92が、透明基板93を備え、第二のLED回路95からの出射光が、第一のLED回路92の透明基板93を透過可能に配されているとした点である。
透明基板93は、円板状のガラスからなり、表面には第一のLEDチップ68が配されている。この透明基板93の外周端からは、透明基板93の中心部に対して対称位置からそれぞれ径方向外方に向かって薄板状に延びて屈曲可能な第一の電極片96、97が接続されている。
透明基板93の表面には、第一のLEDチップ68を電気的に接続するための第一の電極パターン98が配されており、その両端が、それぞれ第一の電極片96、97の表面に延びて第一の電極端子100、101が形成されている。
第二のLED回路95は、円板状のアルミ基板102を備えている。このアルミ基板102は、透明基板93と軸線Cの同軸上であって、透明基板93よりも基端側に配されている。
このアルミ基板102には、アダプタ103を正面から見たとき、第一のLEDチップ68が、透明基板93に配された第一のLEDチップ68と重ならないように配されている。このアルミ基板102の外周端からは、アルミ基板102の中心部に対して対称位置からそれぞれ径方向外方に向かって薄板状に延びて屈曲可能な第二の電極片104、105が接続されている。
アルミ基板102の表面には、第一のLEDチップ68を電気的に接続するための第二の電極パターン106と、透明基板93に配された第一の電極片96、97を透明基板93の裏面側に折り曲げた際に、第一の電極端子100、101とそれぞれ電気的に接触可能なLED接点107、108とが形成されている。
第二の電極片104、105には、第二の電極パターン106の両端がそれぞれ表面に延びて形成され、その端部に第二の電極端子110、111が形成されている。一方、LED接点107、108からも第二の電極パターン106と略平行に延びるパターンが形成されており、その端部に第三の電極端子112、113が配されている。
この第二の電極端子110、111と第三の電極端子112、113とは、第二の電極片104、105を、レンズ筒部114の側面に沿って基端側に折り曲げた際に、第一の導電ゴム23の先端側端面23Aと電気的に接触可能とされている。
一方、本体先端部115に配されたフレキ基板116には、第二の電極端子110、111と同軸上に第一の本体側電極117、118が、及び、第三の電極端子112、113と同軸上に第二の本体側電極120、121が、本体側先端部115の先端面115Aに形成されている。
次に、本実施形態に係る内視鏡90の観察画像を記録する際の作用・効果について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、アダプタ103を本体先端部115に接続する。
この際、第一の導電ゴム23が軸方向先端側に押圧され、第一の本体側電極117、118と第二の電極端子110、111、及び、第二の本体側電極120、121と第三の電極端子112、113とが導電状態となる。また、アダプタ103において、第一の電極端子100、101とLED接点107、108とが電気的に接触する。
通常モード時には、第一のIC72及び第二のIC83ともにONとなって、図12(a)に示すように、第一のLED回路92及び第二のLED回路95の双方に所定の電流が供給されるとともに、CCD35がON状態となる。こうして、第一のLED回路92及び第二のLED回路95から所定の光量を出射する。このとき、第二のLED回路95から出射した光は、第一のLED回路92における透明基板93を透過して先端側に出射する。
スイッチ58を操作して記録モードに移行した際、第一の調整部53及び第二の調整部55を介して、通常モードおける場合よりも出力の大きいパルス電流が、同一のタイミングで第一のLED回路92及び第二のLED回路95の双方に供給される。
そして、パルス電流の供給に同期してパルス電流が供給されているときのみCCD35と記録部43とがON状態となる。
従って、このときに観察画像を記録することによって、上述と同様に、LED点灯時のみ十分な照明光量下で観察画像を記録することができる。
また、図12(b)に示すように、第5の実施形態の場合と同様に、通常モードにおいては、第一のIC72のみをON状態として第一のLED回路92にのみ通電し、第二のLED回路95には通電しない状態としてもよい。
記録モードに移行した際には、第一のIC72をOFFとして第一のLED回路92への通電を停止するとともに、第二のIC83をONとして第二のLED回路95に、所定の大きさのパルス電流を供給する。
この内視鏡90によれば、軸線Cと同軸上で第一のLED回路92の基端側に第二のLED回路95を配することができ、観察画像の記録に必要な出射光量を確保しつつ、挿入部の先端部の小型化をより向上することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡の(a)内視鏡本体をケース部に格納する前の状態(b)ケース内に格納した状態をそれぞれ示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡における挿入部の先端部を示す要部断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡のLEDユニットと内視鏡制御装置との関係を示す構成ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡の供給電流を示す状態図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡のLEDユニットと内視鏡制御装置との関係を示す構成ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡の供給電流を示す状態図である。 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡の(a)挿入部の先端部を示す斜視図。(b)LEDユニットにおけるLEDチップの接続状態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡の供給電流を示す状態図である。 本発明の第4の実施形態に係る内視鏡の供給電流を示す状態図である。 本発明の第5の実施形態に係る内視鏡の(a)アダプタを示す正面図、(b)LEDユニットにおけるLEDチップの接続状態を示す説明図、(c)供給電流を示す状態図である。 本発明の第6の実施形態に係る内視鏡の挿入部の先端部を示す(a)分解組立図、(b)斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る内視鏡の(a)供給電流を示す状態図(b)他の例における供給電流の状態図である。
符号の説明
1、50、60、75、80、90 内視鏡
2 挿入部
13、67 LEDチップ
15、62、81、91 LEDユニット(照明部)
43 記録部
45 制御部
63、92 第一のLED回路
65、82、95 第二のLED回路
68 第一のLEDチップ
70 第二のLEDチップ
76 温度センサ(温度検出部)
93 透明基板

Claims (6)

  1. 挿入部の先端部に複数のLEDチップを有する照明部を備える内視鏡であって、
    観察対象の観察画像を記録する記録部と、
    該記録部によって観察画像を記録する際に、前記照明部の出射光量を一時的に増加させる制御部とを備えていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記照明部の出射光量を増加させる際に、前記制御部が、パルス電流を前記照明部に供給することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記LEDチップの温度を検出する温度検出部を備え、
    前記パルス電流のパルス間隔が、前記温度検出部が検出した前記LEDチップの温度に応じて可変とされていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記照明部が、互いに独立して制御される第一のLED回路と第二のLED回路とを少なくとも備え、
    前記制御部が、前記第二のLED回路への通電量を増加して前記照明部の出射光量を増加させることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記複数のLEDチップが、第一のLEDチップと、該第一のLEDチップよりも大きい第二のLEDチップとを備え、
    前記第一のLED回路には、前記第一のLEDチップが配され、前記第二のLED回路には、前記第二のLEDチップが配されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記第一のLED回路が、透明基板を備え、
    前記第二のLED回路からの出射光が、前記第一のLED回路を透過可能に配されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。

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