JP2006100527A - 太陽電池用表面保護シート及び太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】太陽電池の表面に配置するガラス基板に替わって、水蒸気・ガスバリア性と耐候性のあるフレキシブル且つ透明な合成樹脂フィルムを太陽電池の表面に配置することにより、太陽電池の軽量化とフレキシブル化による太陽電池製品のアッセンブル作業の容易性を付与し、フィルムの防湿性と耐候性の向上によるフィルム劣化の防止を実現し、出力低下や劣化の発生の無い太陽電池を製造するための太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムからなる表面樹脂フィルム層11の単層、又は該表面樹脂フィルム層11と該表面樹脂フィルム層11の裏面に透明な内面基材フィルム層12を備える太陽電池用表面保護シートであり、該表面保護シートの裏面に、表面透明電極パターン2と、シリコン薄膜パターン3と、裏面透明電極パターン4とを備える太陽電池モジュールである。
【選択図】図2
【解決手段】透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムからなる表面樹脂フィルム層11の単層、又は該表面樹脂フィルム層11と該表面樹脂フィルム層11の裏面に透明な内面基材フィルム層12を備える太陽電池用表面保護シートであり、該表面保護シートの裏面に、表面透明電極パターン2と、シリコン薄膜パターン3と、裏面透明電極パターン4とを備える太陽電池モジュールである。
【選択図】図2
Description
本発明は、太陽電池の製造に用いる表面保護シートに関し、特に耐候性があり且つ廉価である太陽電池用表面保護シート及びその太陽電池用表面保護シートを用いた太陽電池モジュールに関する。
一般に、シリコン系の太陽電池は、例えば、図4の側断面図に示すように、その太陽電池の表面側から順に、ガラス基板1の片面にパターン状に設けたITO薄膜等の表面透明電極パターン2(インターコネクタ)と、各々表面透明電極パターン2上に設けた起電用のシリコン薄膜パターン3(アモルファスシリコン)等からなる起電用セル部8と、該起電用セル部8に、前記各々表面透明電極パターン2と電気的に接続した裏面透明電極パターン4(インターコネクタ)と、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等からなる充填材5と、プラスチックシートからなる裏面保護シートあるいはバックシート6とからなる積層構造の太陽電池モジュールにより構成されている。
そして、各々シリコン薄膜パターン3は、その表面側の透明電極パターン2と裏面側の透明電極パターン4とにより挟まれて直列に配置されて、ガラス基板1側から各々シリコン薄膜パターン3に入射した太陽光線Lのエネルギーによる光電効果によって電位差を発生させるものである。
ところで、一般的に太陽電池は、太陽電池の屋外での使用を考慮して、機械的な強度と耐候性や防湿性を備えていることが必要であり、その表面に配置されたガラス基板1は、太陽電池の表面を保護する表面保護シートとしての役割を担っている。
また、太陽電池の裏面保護シートあるいはバックシート6は、太陽電池モジュールの起電部分であるシリコン薄膜パターン3の湿度による劣化を防止するために、太陽電池モジュールの裏面側に配置されていて、水蒸気バリア性やガスバリア性の機能を持ったシートが用いられている。
太陽電池の表面に配置される前記ガラス基板本体は、表面保護シートとしての強度を十分に保持するために、その厚さを所定厚さ以上に設定する必要があり、そのために、太陽電池本体の重量が増大する傾向がある。
また従来の太陽電池は、柔軟性のないガラス基板を用いているために、折り曲げできず、メーカーでの太陽電池モジュール生産工程や、アッセンブル工程における作業性やユーザーによる太陽電池製品の据え付け時における作業性が悪い面があり、また、価格的にも高価であって、太陽電池の普及を妨げる要因ともなっていた。
そこで、太陽電池の軽量化や低価格化のひとつとして、ガラス基板を合成樹脂フィルム化するという対策が検討されてきている。
しかしながら、ガラス基板のような透明性に優れる合成樹脂フィルムとして、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた場合には、水蒸気・ガスバリア性の不足による防湿性不足や耐候性不足によりフィルムの劣化が発生しやすく、そのために太陽電池の出力低下など太陽電池の劣化が発生するなどの問題がある。
本発明の課題は、太陽電池用の表面保護シート及びそれを用いた太陽電池モジュールであって、従来の太陽電池の表面に配置するガラス基板に替わって、水蒸気・ガスバリア性と耐候性のあるフレキシブル且つ透明な合成樹脂フィルムを太陽電池の表面に配置することにより、太陽電池の軽量化とフレキシブル化による太陽電池製品のアッセンブル作業の容易性を付与し、フィルムの防湿性と耐候性の向上によるフィルム劣化の防止を実現し、出力低下や劣化の発生の無い太陽電池を製造するための太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムからなる表面樹脂フィルム層11を備えていることを特徴とする太陽電池用表面保護シートである。
本発明の請求項2に係る発明は、透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂からなる表面樹脂フィルム層11と、該表面樹脂フィルム層11の裏面に、透明な内面基材フィルム層12を備えることを特徴とする太陽電池用表面保護シートである。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る太陽電池用表面保護シートを用いたことを特徴とする太陽電池モジュールである。
本発明の太陽電池用表面保護シートによれば、表面保護シートを形成する表面樹脂フィルム層に、耐熱性、耐候性、防湿性のある透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムを使用しているので、耐熱性、耐候性、防湿性のある表面保護シートとして太陽電池の表面(外面)を保護できるとともに、太陽電池モジュールの透明電極層やシリコン層(起電層)などモジュール形成用の基材シートとしても利用でき、従来のガラス基板と比較して、より軽量化と低価格化が達成でき、太陽電池の用途と普及の拡大に、優れた効果がある。
本発明を実施の形態に基づいて以下に詳細に説明すれば、本発明の太陽電池用表面保護シートの一実施の形態は、図1の表面保護シート7の側断面図に示すように、透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムによる単一素材層を用いた表面樹脂フィルム層11から構成されているものである。
また、本発明の他の実施の形態としては、図2の表面保護シート7の側断面図に示すように、太陽電池の表面側(外面側)となる表面に、透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムによる表面樹脂フィルム層11を備え、該表面樹脂フィルム層11の裏面に、透明な内面基材フィルム層12を備えるものである。
そして、前記表面保護シート7の表面樹脂フィルム層11と内面基材フィルム層12とは、単に互いに重ね合わせて積層されていてもよいし、図2に示すように、適宜に接着剤層13を介して接着されて積層ラミネートされていてもよい。
前記表面樹脂フィルム層11には、耐熱性と、耐候性と、防湿性とを備えた透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルム(例えば、クララス;ハネウェル社製)が使用される。
前記表面樹脂フィルム層11に使用されるポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィル
ムの厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、5μm〜300μm程度が適当であり、特に図1に示すような単一層構成の場合には、機械的強度を考慮した厚さとして、少なくとも50μm以上の厚さが必要である。
ムの厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、5μm〜300μm程度が適当であり、特に図1に示すような単一層構成の場合には、機械的強度を考慮した厚さとして、少なくとも50μm以上の厚さが必要である。
例えば、上記表面樹脂フィルム層11の厚さを5μm以下の薄膜とした場合には、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムそのもののフィルムの製造が難しく、また、薄膜とした場合には防湿性も劣るために、太陽電池用の表面保護シートとしての機能が達成されなくなる。他方、上記表面樹脂フィルム層11の厚さを300μm以上の厚膜とした場合には、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムの価格が高くなって経済的ではない。
そこで、本発明においては、図2に示すように、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムからなる表面樹脂フィルム層11の下地フィルムとして、透明な基材フィルムである内面基材フィルム層12を積層することにより、表面樹脂フィルム層11が薄膜であっても、機械的強度を低下させず、経済的な配慮がなされた表面保護シート7とすることができる。
表面保護シート7の耐候性と防湿性は、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルムによって付与されるので、内面樹脂フィルム層12には、太陽光線を良好に透過し、太陽電池の発電効率を低下させない高透過率の樹脂フィルムを使用することが望まれる。
そこで、内面樹脂フィルム層12に使用する樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アクリルフィルム(メチルメタアクリレートフィルム)、ポリカーボネートフィルム、環状オレフィン(COC)フィルム等が好適である。
また、内面樹脂フィルム層12に使用する樹脂フィルムの厚さは、25〜300μm程度が適当であり、厚さが25μmより薄い場合には、機械的な強度が不足し、300μmより厚いの場合には、フィルムの価格が高くなって経済的でない。
図3は、本発明の上記の太陽電池用表面保護シート7を用いて作製したシリコン系の太陽電池モジュールの模式的な側断面図であり、その太陽電池の表面側から順に、本発明の太陽電池用表面保護シート7の片面に、表面透明電極パターン2(インターコネクタ)とシリコン薄膜パターン3などから構成される太陽電池の起電用セル部8と裏面透明電極パターン4(インターコネクタ)とを直列に電気的に接続し、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等からなる充填材5と、プラスチックシートからなる裏面保護シートあるいはバックシート6とを積層し、本発明の表面保護シート7とバックシート6との間隔を、スペーサー15にて保持した積層構造により構成されている。
前記起電用セル部8は、太陽電池用表面保護シート7の内面、該表面保護シート7を樹脂フィルム基材として、蒸着法及びフォトファブリケーション法等によって形成されていてもよい。
以下に、本発明の太陽電池用表面保護シートの具体的実施例について説明する。
<実施例1>
表面樹脂フィルム層11として透明なポリクロロトリフルオロエチレンフィルム(厚さ76μm)の単層を用いて太陽電池用表面保護シート7とした。
表面樹脂フィルム層11として透明なポリクロロトリフルオロエチレンフィルム(厚さ76μm)の単層を用いて太陽電池用表面保護シート7とした。
この表面保護シート7を100mm角にカットして、図3に示すように、表面保護シー
ト7と、充填材5として厚さ200μmの紫外線吸収剤入りエレン酢酸ビニル(EVA)フィルムと、ITO透明電極パターン2、シリコン薄膜パターン3などから構成される太陽電池の起電用セル部8、ITO透明電極パターン4と、さらに充填材5として紫外線吸収剤入りエチレン酢酸ビニルフィルム(EVA、厚さ80μm)と、水蒸気バリア性(ガスバリア性)のある樹脂フィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなど)や、水蒸気バリア(ガスバリア)機能を持った酸化珪素や酸化アルミ等の無機化合物の蒸着薄膜やアルミ等の金属の蒸着薄膜を形成した蒸着樹脂フィルムやアルミニウム箔(例えば、厚さ;50〜300μm)等からなるバックシート6(又は裏面保護シート)とを積層して重ね合わせ、150℃、30分、気圧1torrの真空加熱によりラミネートして実施例1の太陽電池モジュールを作製した。
ト7と、充填材5として厚さ200μmの紫外線吸収剤入りエレン酢酸ビニル(EVA)フィルムと、ITO透明電極パターン2、シリコン薄膜パターン3などから構成される太陽電池の起電用セル部8、ITO透明電極パターン4と、さらに充填材5として紫外線吸収剤入りエチレン酢酸ビニルフィルム(EVA、厚さ80μm)と、水蒸気バリア性(ガスバリア性)のある樹脂フィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなど)や、水蒸気バリア(ガスバリア)機能を持った酸化珪素や酸化アルミ等の無機化合物の蒸着薄膜やアルミ等の金属の蒸着薄膜を形成した蒸着樹脂フィルムやアルミニウム箔(例えば、厚さ;50〜300μm)等からなるバックシート6(又は裏面保護シート)とを積層して重ね合わせ、150℃、30分、気圧1torrの真空加熱によりラミネートして実施例1の太陽電池モジュールを作製した。
<実施例2>
表面樹脂フィルム層11として予めプラズマ処理した透明なポリクロロトリフルオロエチレンフィルム(厚さ20μm)の片面に、接着剤層13としてウレタン系接着剤(主剤;タケラックA511、硬化剤;A50、主剤:硬化剤=10:1、三井武田ケミカル(株)製)を塗布量5g/m2 塗布した後、内面樹脂フィルム層12として透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ50μm、S10;東レ(株)製)を貼り合わせて太陽電池用表面保護シート7とした。
表面樹脂フィルム層11として予めプラズマ処理した透明なポリクロロトリフルオロエチレンフィルム(厚さ20μm)の片面に、接着剤層13としてウレタン系接着剤(主剤;タケラックA511、硬化剤;A50、主剤:硬化剤=10:1、三井武田ケミカル(株)製)を塗布量5g/m2 塗布した後、内面樹脂フィルム層12として透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ50μm、S10;東レ(株)製)を貼り合わせて太陽電池用表面保護シート7とした。
この表面保護シート7を100mm角にカットして、図3に示すように、表面保護シート7と、充填材5として厚さ200μmの紫外線吸収剤入りエレン酢酸ビニル(EVA)フィルムと、ITO透明電極パターン2、シリコン薄膜パターン3などから構成される太陽電池の起電用セル部8、ITO透明電極パターン4と、さらに充填材5として紫外線吸収剤入りエチレン酢酸ビニルフィルム(EVA、厚さ80μm)と、水蒸気バリア性(ガスバリア性)のある樹脂フィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなど)や、水蒸気バリア(ガスバリア)機能を持った酸化珪素や酸化アルミ等の無機化合物の蒸着薄膜やアルミ等の金属の蒸着薄膜を形成した蒸着樹脂フィルムやアルミニウム箔(例えば、厚さ;50〜300μm)等からなるバックシート6(又は裏面保護シート)とを積層して重ね合わせ、150℃、30分、気圧1torrの真空加熱によりラミネートして実施例2の太陽電池モジュールを作製した。
<比較例1>届出書の実施例3に該当
上記実施例1の太陽電池用表面保護シート7として、厚さ4mmの透明なガラス基板を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例1の太陽電池モジュールを作製した。
上記実施例1の太陽電池用表面保護シート7として、厚さ4mmの透明なガラス基板を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例1の太陽電池モジュールを作製した。
<比較例2>届出書の実施例4に該当
上記実施例1の太陽電池用表面保護シート7として、透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ125μm、S10;東レ(株)製)の単層を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例2の太陽電池モジュールを作製した。
上記実施例1の太陽電池用表面保護シート7として、透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ125μm、S10;東レ(株)製)の単層を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例2の太陽電池モジュールを作製した。
<比較例3>届出書の実施例5に該当
上記実施例2における表面樹脂フィルム層11として透明な酸化珪素蒸着薄膜層を有する蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を用い、上記実施例2における内面樹脂フィルム層12として透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ120μm、S10;東レ(株)製)を用いた以外は、実施例2と同様にして比較例3の太陽電池モジュールを作製した。
上記実施例2における表面樹脂フィルム層11として透明な酸化珪素蒸着薄膜層を有する蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)を用い、上記実施例2における内面樹脂フィルム層12として透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ120μm、S10;東レ(株)製)を用いた以外は、実施例2と同様にして比較例3の太陽電池モジュールを作製した。
<比較結果>
上記実施例1〜実施例2にて作製した太陽電池モジュールに使用した太陽電池用表面保護シートと、上記比較例1〜比較例3にて作製した太陽電池モジュールに使用した太陽電池用表面保護シートとの比較結果を、下記表1に示す。
上記実施例1〜実施例2にて作製した太陽電池モジュールに使用した太陽電池用表面保護シートと、上記比較例1〜比較例3にて作製した太陽電池モジュールに使用した太陽電池用表面保護シートとの比較結果を、下記表1に示す。
防湿性;JIS K7129に準ずる。(40℃、90%RH)
耐候性;表面保護シートを85℃、90%RHの環境下にて、
3000時間保存後の外観、物性の劣化の度合い。
耐候性;表面保護シートを85℃、90%RHの環境下にて、
3000時間保存後の外観、物性の劣化の度合い。
発電出力試験;太陽電池モジュールを85℃、90%RH環境下にて、
500時間保存後の発電出力試験
コスト;表面保護シートに用いるガラス基板の価格を100とした場合の
表面保護シートの価格
<評価>
表1に示すように、上記実施例1により得られた本発明の太陽電池用表面保護シートは重量がきわめて軽量(0.16kg/m2 )であり、防湿性(0.08g/m2 ・day)にも優れ、また、耐候性、曲げ性(フレキシブル性)が良好であり、また、発電試験における出力の低下がなく良好であり、また、製造コストにおいても従来のガラス基板を用いた場合の製造コストの60%であった。
500時間保存後の発電出力試験
コスト;表面保護シートに用いるガラス基板の価格を100とした場合の
表面保護シートの価格
<評価>
表1に示すように、上記実施例1により得られた本発明の太陽電池用表面保護シートは重量がきわめて軽量(0.16kg/m2 )であり、防湿性(0.08g/m2 ・day)にも優れ、また、耐候性、曲げ性(フレキシブル性)が良好であり、また、発電試験における出力の低下がなく良好であり、また、製造コストにおいても従来のガラス基板を用いた場合の製造コストの60%であった。
また、上記実施例2により得られた本発明の太陽電池用表面保護シートも重量がきわめて軽量(0.12kg/m2 )であり、防湿性(0.30g/m2 ・day)にも優れ、また、耐候性、曲げ性(フレキシブル性)が良好であり、また、発電試験における出力の低下がなく良好であり、また、製造コストにおいても従来のガラス基板を用いた場合の製造コストの40%であった。
上記比較例1により得られた太陽電池用表面保護シートは重量が10kg/m2 であって、実施例1、2の場合と比較して重く、防湿性(0g/m2 ・day)、耐候性はきわめて良好であるものの、曲げ性(フレキシブル性)に乏しく、また、発電試験における出力の低下がなく良好であるものの、製造コストにおいては、従来のガラス基板を用いた場合の製造コストと同じで高コストであった。
上記比較例2により得られた太陽電池用表面保護シートは重量が軽量(0.18kg/m2 )であるものの、防湿性(5.0g/m2 ・day)及び耐候性が無く、また、曲げ性(フレキシブル性)は良好であり、製造コストにおいては、従来のガラス基板を用いた場合の製造コストの30%できわめて良好であるものの、発電試験における出力の低下が見られた。
上記比較例3により得られた太陽電池用表面保護シートは重量が軽量(0.19kg/m2 )で良好であり、防湿性(0.50g/m2 ・day)も良好であるものの、耐候性が無く、また、曲げ性(フレキシブル性)は良好であり、製造コストにおいては、従来のガラス基板を用いた場合の製造コストの35%できわめて良好であるものの、発電試験における出力の低下が見られた。
<評価結果>
上記実施例1、2にて得られたポリクロロトリフルオロエチレンフィルムを表面樹脂フィルム層として使用した太陽電池用表面保護シートは、重量が軽量化できるとともに防湿
性(ガスバリア性)や耐候性に優れており、また、コスト的にも比較的安価に作製することができた。
上記実施例1、2にて得られたポリクロロトリフルオロエチレンフィルムを表面樹脂フィルム層として使用した太陽電池用表面保護シートは、重量が軽量化できるとともに防湿
性(ガスバリア性)や耐候性に優れており、また、コスト的にも比較的安価に作製することができた。
上記実施例1、2にて得られた太陽電池用表面保護シートを用いて太陽電池モジュール及び太陽電池を作製することにより、重量が軽量化できるとともに、防湿性(ガスバリア性)や耐候性に優れた太陽電池モジュール及び太陽電池を作製することができることが判った。
L…太陽光線
1…ガラス基板
2…透明電極パターン(インターコネクタ)
3…シリコン薄膜パターン
4…透明電極パターン(インターコネクタ)
5…充填剤
6…バックシート
7…表面保護シート
8…起電用セル部
11…表面樹脂フィルム(ポリクロロトリフルオロエチレン)
12…内面基材フィルム
13…接着剤層
15…スペーサー
1…ガラス基板
2…透明電極パターン(インターコネクタ)
3…シリコン薄膜パターン
4…透明電極パターン(インターコネクタ)
5…充填剤
6…バックシート
7…表面保護シート
8…起電用セル部
11…表面樹脂フィルム(ポリクロロトリフルオロエチレン)
12…内面基材フィルム
13…接着剤層
15…スペーサー
Claims (3)
- 透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂フィルム層11からなることを特徴とする太陽電池用表面保護シート。
- 透明なポリクロロトリフルオロエチレン樹脂からなる表面樹脂フィルム層11と、該表面樹脂フィルム層11の裏面に、透明な内面基材フィルム層12を備えることを特徴とする太陽電池用表面保護シート。
- 請求項1又は2記載の太陽電池用表面保護シートを用いたことを特徴とする太陽電池モジュール。
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WO2011089969A1 (ja) | 2010-01-19 | 2011-07-28 | 富士フイルム株式会社 | ポリエステル樹脂組成物 |
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004284015A patent/JP2006100527A/ja active Pending
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