JP2006100224A - 画像表示装置 - Google Patents

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Juichi Okamoto
寿一 岡本
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Abstract

【課題】ガラス基板が外部からの衝撃に強く壊れにくい画像表示装置を提供する。
【解決手段】多数の電子放出素子が配列された矩形の背面基板1と、背面基板に対向配置され、電子放出素子から放出される電子が衝突する蛍光面を有する矩形の前面基板2と、前面基板の周縁部および背面基板の周縁部に封着され、両基板とともに真空外囲器4を形成する側壁3と、真空外囲器を構成する前面基板と背面基板との相互間隔を一定に保持するために、両基板間に二次元平面視野において所定のピッチ間隔Pに配置された複数のスペーサ10とを備え、大気圧の作用により真空外囲器を構成する両基板のそれぞれの表面に生じる引張応力が分散されるようにスペーサ10のピッチ間隔が設定されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、背面基板側の電子放出素子から前面基板側の蛍光面に電子を照射して画像を表示する平面型画像表示装置に関する。
近時、次世代の画像表示装置として、多数の電子放出素子を並べて、蛍光面と対向配置させた平面型画像表示装置の開発が進められている。電子放出素子には様々な種類があるが、いずれも基本的には電界放出を用いており、これらの電子放出素子を用いた表示装置は、一般に、フィールド・エミッション・ディスプレイ(以下、FEDと称する)と呼ばれている。FEDのうち表面伝導型電子放出素子を用いた表示装置は、表面伝導型電子放出ディスプレイ(以下、SEDと称する)とも呼ばれているが、本明細書中においてはSEDも包含する総称としてFEDという用語を用いる。
FEDは、特許文献1に記載されているように、解像度や支持部材の特性などの観点から前面側のガラス基板と背面側のガラス基板との間隙を1〜2mmと狭くしている。FEDにおいては、図5に示すように、前面基板2と背面基板1とを向き合わせて周縁を封着して真空外囲器4を形成し、この真空外囲器4の内部を10-4Pa超える高真空に維持するため、両基板1,2間に複数のスペーサ10を設けて補強するようにしている。
特開平10−326583号公報
しかし、真空外囲器4が大気圧を受けると、図6に仮想線で示すように薄いガラス基板1,2がそれぞれ内側に撓み、図7中に矢印で示すように基板1,2の内部に曲げの引張応力と圧縮応力がそれぞれ発生する。すなわち、スペーサ10で補強された基板の外面1a,2aとスペーサ10で補強されていない基板の内面1c,2cとに引張応力が発生し、これらの部位の反対面にはそれぞれ圧縮応力が発生する。このうちスペーサ10で補強されていない基板の内面1c,2cに生じる引張応力は、ガラス基板1,2の見掛け上の強度を低下させるため、異物30が衝突したときの衝撃力によってガラス基板1,2の内面に割れ13を生じるおそれがある。
国際電気協会(IEC)の安全基準や国内法の電気用品安全法では電気製品が外部から衝撃力を受けたときに割れたり傷付いたりしない一定の基準を定めている。例えば、電気用品安全法においては樹脂コーティングした鉄球を0.5Jのエネルギで製品に衝突させる衝撃試験を行い、製品が損傷しないことを合格の判定基準としている。FEDにおいてもこの基準をクリアする必要がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、外部からの衝撃に強く壊れにくい画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、多数の電子放出素子が配列された矩形の背面基板と、前記背面基板に対向配置され、前記電子放出素子から放出される電子が衝突する蛍光面を有する矩形の前面基板と、前記前面基板の周縁部および前記背面基板の周縁部に封着され、両基板とともに真空外囲器を形成する側壁と、前記真空外囲器を構成する前面基板と背面基板との相互間隔を一定に保持するために、両基板間に二次元平面視野において所定のピッチ間隔に配置された複数のスペーサと、を具備し、大気圧の作用により前記真空外囲器を構成する両基板のそれぞれの表面に生じる引張応力が分散されるように、前記スペーサのピッチ間隔が設定されていることを特徴とする。
各スペーサは矩形基板の長辺と平行な方向に延び出し、ピッチ間隔が基板の厚みに応じて設定されている。この場合に基板の厚みが1.2mm以上2.8mm以下のときは、スペーサのピッチ間隔を10mm以上24mm以下に設定することが好ましい。図4に示すように、基板の厚みが薄くなるに従って大気圧の作用による基板の撓みが大きくなり、基板表面に生じる引張応力が増大するので、衝撃による破壊を防ぐためにはスペーサのピッチ間隔を小さくしなければならない。36インチ型画面では経験的に基板の厚みが2.8mmのときはスペーサのピッチ間隔を24mmにすると、真空外囲器の剛性が高まり、電気用品安全法で規定された衝撃試験の基準を満たすことが確認されている。また、基板の厚みを1.2mmに薄くしたときはスペーサのピッチ間隔を10mmまで狭めると、電気用品安全法で規定された衝撃試験の基準を満たすことが確認されている。なお、スペーサの幅は真空外囲器を構成する両基板の間隙(例えば1.6±0.01mm)に対応している。また、スペーサの厚みは、特に限定されるものではないが、200±2μm(0.2±0.002mm)程度とすることが一般的である。
本発明によれば、真空外囲器を構成する両基板のそれぞれの表面に生じる引張応力が分散されるようにスペーサのピッチ間隔を設定しているので、スペーサを設けていないガラス基板の中央内面における引張りの局部応力集中が緩和される。これにより電気用品安全法の基準を満たし、ガラス基板が衝撃力を受けた場合に割れるおそれがなくなり、安全に取り扱うことができる画像表示装置が提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付の図面を参照して説明する。
先ず図1および図2を参照して本実施形態に共通のFEDの構造を説明する。FEDは、それぞれ矩形状のガラスからなる前面基板2と背面基板1を有し、両基板1,2はおよそ1.6mmの間隔をおいて対向配置されている。これら前面基板2と背面基板1は、矩形枠状の側壁3を介して周縁部同士が接合させ、内部が10-4Pa程度以下の高真空に維持された偏平な矩形状の真空外囲器4を構成している。
前面基板2の内面には蛍光面6が形成されている。この蛍光面6は赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に発光する蛍光体層6aとマトリックス状の遮光層とで構成されている。蛍光面6上には、アノード電極として機能するとともに蛍光体層6aの光を反射する光反射膜として機能するメタルバック層7が形成されている。表示動作時、メタルバック層7には図示しない回路により所定のアノード電圧が印加されるようになっている。
背面基板1の内面上には、蛍光体層6aを励起するための電子ビームを放出する多数の電子放出素子8が設けられている。これらの電子放出素子8は、画素ごとに対応して複数列および複数行に配列されている。電子放出素子8マトリックス状に配設された図示しない配線により駆動されるようになっている。蛍光面6にはメタルバック層7を介してアノード電圧が印加され、電子放出素子8から放出された電子ビームはアノード電圧により加速されて蛍光面6に衝突する。これにより対応する蛍光体層6aが発光し、画像が表示される。
背面基板1と前面基板2との間には、これら両基板1,2が大気圧に耐えられるようにするために、補強として板状または柱状のガラスからなる複数本のスペーサ10が挿入されている。
図3に示すように、スペーサ10は、矩形基板1,2の長辺と平行に、かつ等ピッチ間隔Pに並ぶように配置されている。スペーサ10のピッチ間隔Pは、両基板1,2のサイズ(広さと板厚)に応じて電気用品安全法の基準を満たすようにモジュール実証試験によって経験的に把握されるものである。ちなみに、36インチ画面において、基板1,2の板厚を2.8mm、スペーサ10の幅を1.6±0.01mm、スペーサ10の厚みを0.2±0.002mmとした場合に、スペーサ10のピッチ間隔Pは24mmとしている。なお、スペーサ10の長さは真空外囲器を構成する側壁3の短辺側内のりまでの長さにほぼ対応する。
図4は、横軸にガラス基板の厚みt1(mm)をとり、縦軸にスペーサ間隔P(mm)をとって、電気用品安全法に規定された衝撃試験に準じてモジュール実証試験を行い、36インチ型FEDにおけるガラス基板の厚みとスペーサ間隔との関係について調べた結果を示す特性線図である。ガラス基板として型抜き後に特別な処理をしない状態の無色透明のソーダ石灰ガラス(旭ガラス社製PD200;強度5000〜10000Pa(5〜10kg/mm2))を用い、真空外囲器4の内圧を10-4Pa、衝撃エネルギを電気用品安全法で定める0.5Jとする条件で試験を行った。図中の特性線Aは上記試験の合否判定ラインであり、斜線が合格を示す領域である。例えば、図中にプロットしたように、36インチサイズの矩形基板の板厚を2.8mm、スペーサのピッチ間隔Pを24mm、スペーサの幅を1.6±0.01mm、スペーサの厚みを0.2±0.002mmとした条件は合格であった。また、36インチサイズの矩形基板の板厚を1.2mm、スペーサのピッチ間隔Pを10mm、スペーサの幅を1.6±0.01mm、スペーサの厚みを0.2±0.002mmとした条件も合格であった。これらの条件を満たすFED真空外囲器では、スペーサ10で補強されていない基板の内面1c,2cに発生する引張応力が適度に分散されるため、電気用品安全法の基準を十分に満たした。なお、合否判定ラインAを超える上方領域ではガラス基板表面の引張応力が過大になり、電気用品安全法の基準を満たさなかった。
なお、上記の実施形態ではソーダ石灰ガラス(普通板ガラス)を用いた場合について説明したが、普通板ガラス強度の2〜3倍程度の強度を有する物理強化ガラスまたは化学強化ガラスを用いる場合にも本発明を適用することができる。
画像表示装置(FED)の概要を示す斜視図。 図1のA−A線に沿って切断した断面図。 画像表示装置を示す平面図。 画像表示装置のガラス基板の厚みとスペーサ間隔との関係を示す特性線図。 画像表示装置の概要を示す分解斜視図。 画像表示装置の一部を拡大して示す断面図。 従来装置のガラス基板に生じる応力分布を模式的に示す図。
符号の説明
1…背面基板、2…前面基板、
3…側壁、4…真空外囲器、
6…蛍光面、
8…電子放出素子、
10…スペーサ、
11…真空スペース。

Claims (3)

  1. 多数の電子放出素子が配列された矩形の背面基板と、
    前記背面基板に対向配置され、前記電子放出素子から放出される電子が衝突する蛍光面を有する矩形の前面基板と、
    前記前面基板の周縁部および前記背面基板の周縁部に封着され、両基板とともに真空外囲器を形成する側壁と、
    前記真空外囲器を構成する前面基板と背面基板との相互間隔を一定に保持するために、両基板間に二次元平面視野において所定のピッチ間隔に配置された複数のスペーサと、を具備し、
    大気圧の作用により前記真空外囲器を構成する両基板のそれぞれの表面に生じる引張応力が分散されるように、前記スペーサのピッチ間隔が設定されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記スペーサは矩形基板の長辺と平行な方向に延び出し、ピッチ間隔が前記基板の厚みに応じて設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記基板の厚みが1.2mm以上2.8mm以下であり、前記スペーサのピッチ間隔が10mm以上24mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の画像表示装置。
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