JP2006098357A - 回転角センサ - Google Patents

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絵未 蔭山
Setsu Sakabe
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Abstract

【課題】 従来よりも基板の振動を抑え、且つ、基板の配線パターンが制約されない回転角センサを提供すること。
【解決手段】 回転角センサ1−1に、ケース1aと、ケース1aに収納される基板8と、ケース1aに収納され、且つ、ステアリングシャフトに連動して回転する検出用ギア6、7と、ケース1aと基板8との間にのみ設けられ、且つ、検出用ギア6、7を保持する保持部5と、基板8と保持部5及び検出用ギア6、7との間に形成された空間B−1と、検出用ギア6、7の回転角度を検出する磁気センサ9、10と、磁気センサ9、10による検出結果に基づいて、ステアリングシャフトの回転角度を算出する演算装置と、を備えさせた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、回転角センサに関する。
従来より、車両に搭載され、ステアリングシャフトの絶対角度を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1、2)。ここで、ある回転体の絶対角度とは、回転体の回転範囲内で一意に定まる回転体の回転角度を意味する。例えば、ステアリングシャフトの見かけ上の回転角度が10(deg)の場合、ステアリングシャフトの絶対角度は、ステアリングシャフトの回転数に応じて10(deg)、370(deg)、730(deg)、…となる。
特許文献1記載の回転角センサは、ケースと、メインギアと、2つの検出用ギアと、2つの磁気センサと、演算装置と、基板を備える。
ケースは、回転角センサの他の構成要素を収納する。メインギアは、ステアリングシャフトと一体となって回転する。検出用ギアは、メインギアに連動して回転するギア本体部と、ギア本体部の回転軸に設けられ、ギア本体部と共に回転する磁石を備える。
磁気センサは、磁石から発生する磁界を検出することで、検出用ギアの絶対角度を0〜180(deg)の範囲で検出して検出信号を出力する。
演算装置は、磁気センサから出力された検出信号に基づいて、ステアリングシャフトの絶対角度を算出し、算出した結果に関する絶対角度信号を車両側の上位システムに出力する。基板には、磁気センサ及び演算装置が設けられる。
ここで、検出用ギア周辺の構成を図5に基づいて詳細に説明する。図5は、特許文献1記載の回転角センサの一部を示すもので、具体的には、下部ハウジング101、基板102、メインギア103、検出用ギア104、磁気センサ105を示す。
検出用ギア104は、ギア本体部104aと、磁石104bを備える。また、下部ハウジング101は、ケースの一部を構成するものであり、凹部101aを備える。ここで、凹部101aの内径は、ギア本体部104aの下端部の外径に一致しており、ギア本体部104aの下端部が凹部101aにはめ込まれている。また、基板102がギア本体部104aの上端部に接している。
したがって、凹部101aにギア本体部104aの下端部がはめ込まれ、基板102がギア本体部104aの上端部に接することで、検出用ギア104がケース内部に保持されている。
特開2000−283704号公報 特開2003−344103号公報
しかし、特許文献1記載の技術では、ギア本体部104aが基板102に接しているため、ギア本体部104aの回転に伴って基板102が振動する。そして、基板102の振動が磁気センサ105及び演算装置に悪影響を与え、結果として絶対角度信号の値が理想値からずれるおそれがあった。言い換えれば、回転角センサの精度が低下するおそれがあった。ここで、理想値は、ステアリングシャフトの実際の絶対角度である。
このような問題点を解決する技術として、特許文献2記載の技術が知られている。図6は、特許文献2記載の回転角センサの一部を示すもので、具体的には、上部ハウジング201、下部ハウジング202、基板203、メインギア204、検出用ギア205、磁気センサ206を示す。
検出用ギア205は、ギア本体部205aと、磁石205bを備える。上部ハウジング201は、ケースの一部を構成するものであり、突出部201aを備える。下部ハウジング202は、ケースの一部を構成するものであり、凹部202aを備える。基板203には、貫通穴203aが形成されている。
そして、突出部201aは、基板203の貫通穴203aを通ってギア本体部205aの上端部に接している。また、凹部202aの内径は、ギア本体部205aの下端部の外径に一致しており、ギア本体部205aの下端部が凹部202aにはめ込まれている。
したがって、凹部202aにギア本体部205aの下端部がはめ込まれ、突出部201aがギア本体部205aの上端部に接することで、検出用ギア205がケース内部に保持されている。よって、ギア本体部205aが基板203から離れているので、上述した問題点は解決される。
しかし、特許文献2記載の技術では、基板203に貫通穴203aを形成する必要があるので、基板203の配線パターンが制約されるという問題点があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、従来よりも基板の振動を抑え、且つ、基板の配線パターンが制約されない回転角センサを提供することである。
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、ケースと、ケースに収納される基板と、ケースに収納され、且つ、所定の基準回転体に連動して回転する検出用回転体と、ケースと基板との間にのみ設けられ、且つ、検出用回転体を保持する保持部と、基板と保持部及び検出用回転体との間に形成された空間と、検出用回転体の回転角度を検出する検出手段と、検出手段による検出結果に基づいて、基準回転体の回転角度を算出する演算手段と、を備えることを主な特徴とする。ここで、検出用回転体には、検出用ギアが含まれる。
本願特許請求の範囲に記載の発明によれば、主に以下の効果を得ることが出来る。即ち、基板と保持部及び検出用回転体との間に空間が形成されているので、回転角センサは、従来よりも基板の振動を抑えることができる。また、保持部は基板とケースとの間にのみ設けられるので、基板に穴を空ける必要がない。したがって、基板の配線パターンが制約されることもない。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本第1の実施の形態に係る回転角センサ1−1の構成及び各構成要素の主な機能を説明する。
図1は、本発明に係る回転角センサ1−1を示す分解斜視図である。図2は、保持部5を示す斜視図であり、図3は、保持部5及びその周辺の構造を示す断面図である。図1〜図3に示すように、回転角センサ1−1は、上部ハウジング2と、下部ハウジング3と、メインギア4と、保持部5と、空間B−1と、検出用ギア(検出用回転体)6、7と、基板8と、磁気センサ(検出手段)9、10と、図示しない演算装置(演算手段)を備える。なお、図1、図2は、回転角センサ1−1が組み立てられる前の状態を示すが、以下の説明においては、回転角センサ1−1が組み立てられた後の状態を説明する。
上部ハウジング2及び下部ハウジング3は、回転角センサ1−1のケース1aを構成する。そして、ケース1aの内部に、メインギア4と、保持部5と、検出用ギア6、7と、基板8と、磁気センサ9、10と、図示しない演算装置が収納される。
メインギア4は、リング形状となっており、その内側にステアリングシャフト(基準回転体)が固定される。また、メインギア4の表面部分の外径は、上部ハウジング2の内径に一致し、メインギア4の裏面部分の外径は、下部ハウジング3の内径に一致する。そして、メインギア4の表面部分が上部ハウジング2の内側にはめ込まれ、メインギア4の裏面部分が下部ハウジング3の内側にはめ込まれている。これにより、メインギア4は、ケース1a内部に保持され、且つ、ステアリングシャフトに連動して回転する。
保持部5は、下部ハウジング3と一体的に成型され、図2に示すように、カバー5aと、表面側凹部5b、5cと、開口部5d、5eと、開口ロック部5gと、裏面側凹部5i、5jと、側壁部5kと、突出ロック部5mを備える。
カバー5aは、図3に示すように、基板8と検出用ギア6、7との間に設けられ、且つ、側壁部5kに接している。なお、カバー5aは、成型段階では、ヒンジ部5hにより下部ハウジング3に連結されており、このヒンジ部5hが折り曲げられることで、基板8と検出用ギア6、7との間に設けられる。
表面側凹部5bは、カバー5aの表面に設けられる。そして、表面側凹部5bは、裏面側凹部5i側に開口し、且つ、裏面側凹部5iに対向する。
表面側凹部5cは、カバー5aの表面に設けられる。そして、表面側凹部5cは、裏面側凹部5j側に開口し、且つ、裏面側凹部5jに対向する。
開口部5dは、表面側凹部5bの底面に設けられ、カバー5aの裏面まで貫通している。開口部5eは、表面側凹部5cの底面に設けられ、カバー5aの裏面まで貫通している。
開口ロック部5gは、2本の直立部と、連結部5g−1と、貫通穴5g−2を備える。直立部の後端部は、互いに一定の間隔を空けてカバー5aの側壁部5fに設けられる。ここで、側壁部5fは、カバー5aの側壁部のうち、端部5f−1と端部5f−2を連結する側壁部である。連結部5g−1は、直立部の先端部同士を連結する。そして、連結部5g−1と、直立部と、側壁部5fとで、貫通穴5g−2が形成される。
裏面側凹部5iは、下部ハウジング3に設けられる。そして、裏面側凹部5iは、表面側凹部5b側に開口し、且つ、表面側凹部5bに対向する。
裏面側凹部5jは、下部ハウジング3に設けられる。そして、裏面側凹部5jは、表面側凹部5c側に開口し、且つ、表面側凹部5cに対向する。
側壁部5kは、裏面側凹部5i、5jの周囲に設けられており、かつ、側壁部5fに接している。
突出ロック部5mは、側壁部5kに設けられ、側壁部5kの外側に突出している。また、突出ロック部5mの下端面は側壁部5kに垂直になっている。また、突出ロック部5mは、貫通穴5g−2を通り、且つ、連結部5g−1は、突出ロック部5mの下端面に接する。これにより、カバー5aは、側壁部5kに接した状態で、側壁部5kに固定される。
検出用ギア6は、ギア本体部6aと、磁石6bを備える。ギア本体部6aは、図1に示すように、リング形状となっている。また、ギア本体部6aの裏面部分の外径は、裏面側凹部5iの内径に一致し、ギア本体部6aの表面部分の外径は、表面側凹部5bの内径に一致する。そして、ギア本体部6aの裏面部分は、裏面側凹部5iにはめ込まれ、ギア本体部6aの表面部分は、表面側凹部5bにはめ込まれている。また、ギア本体部6aはメインギア4にかみ合っている。磁石6bは、ギア本体部6aの回転軸c1に垂直な方向に2極に着磁された磁石であり、ギア本体部6aの回転軸c1に設けられる。また、磁石6bは、ギア本体部6aに固定されている。これにより、検出用ギア6は、保持部5により保持され、且つ、メインギア4に連動して回転する。
同様に、検出用ギア7は、ギア本体部7aと、磁石7bを備える。ギア本体部7aは、図1に示すように、リング形状となっている。また、ギア本体部7aの裏面部分の外径は、裏面側凹部5jの内径に一致し、ギア本体部7aの表面部分の外径は、表面側凹部5cの内径に一致する。そして、ギア本体部7aの裏面部分は、裏面側凹部5jにはめ込まれ、ギア本体部7aの表面部分は、表面側凹部5cにはめ込まれている。また、ギア本体部7aはメインギア4にかみ合っている。磁石7bは、ギア本体部7aの回転軸c2に垂直な方向に2極に着磁された磁石であり、ギア本体部7aの回転軸c2に設けられる。また、磁石7bは、ギア本体部7aに固定されている。これにより、検出用ギア7は、保持部5により保持され、且つ、メインギア4に連動して回転する。
基板8の内側にメインギア4が配置される。図3に示すように、磁気センサ9は、センサ本体部9aと、端子9bを備える。
センサ本体部9aは、開口部5dに設けられる。また、センサ本体部9aは、磁石6bから発生する磁界を検出することで、検出用ギア6の絶対角度を、0〜360[deg]の範囲で検出する。そして、センサ本体部9aは、当該検出された絶対角度に対応するデジタル信号を演算装置に出力する。端子9bは、センサ本体部9aの外側に突出しており、且つ、基板8に固定されている。
同様に、磁気センサ10は、センサ本体部10aと、端子10bを備える。
センサ本体部10aは、開口部5eに設けられる。また、センサ本体部10aは、磁石7bから発生する磁界を検出することで、検出用ギア7の絶対角度を、0〜360[deg]の範囲で検出する。そして、センサ本体部10aは、当該検出された絶対角度に対応するデジタル信号を演算装置に出力する。端子10bは、センサ本体部10aの外側に突出しており、且つ、基板8に固定されている。
また、磁気センサ9の周期a1と磁気センサ10の周期a2との最小公倍数LCMは、操舵角測定範囲以上となる。ここで、操舵角測定範囲は、ステアリングシャフトの回転範囲のうち、回転角センサ1−1による絶対角度算出の対象となる範囲を意味する。また、磁気センサ9の周期a1は、検出用ギア6が一回転する間にステアリングシャフトが回転する角度を意味し、磁気センサ10の周期a2は、検出用ギア7が一回転する間にステアリングシャフトが回転する角度を意味する。
最小公倍数LCMの範囲内では、デジタル信号の値の組は一意に定まるので、最小公倍数LCMが操舵角測定範囲以上となる場合、デジタル信号の値の組は操舵角測定範囲内で一意に定まる。これにより、演算装置は、磁気センサ9、10から与えられるデジタル信号に基づいて、ステアリングシャフトの絶対角度を一意に算出することができる。
空間B−1は、基板8及び磁気センサ9、10と、保持部5及び検出用ギア6、7との間に形成される。演算装置は、基板8に設けられ、磁気センサ9、10から与えられたデジタル信号に基づいて、ステアリングシャフトの絶対角度を算出し、算出した結果に関する絶対角度信号を車両側の上位システムに出力する。
次に、回転角センサ1−1の組み立て方法の一例を、図1に基づいて説明する。まず、作業者は、下部ハウジング3にメインギア4をはめ込む一方で、検出用ギア6、7を裏面側凹部5i、5jにはめ込む。次いで、作業者は、カバー5aの側壁部5fが側壁部5kに接するまで、ヒンジ部5hを折り曲げる。次いで、作業者は、検出用ギア6、7を表面側凹部5b、5cにはめ込む一方で、貫通穴5g−2に突出ロック部5mを通す。次いで、作業者は、磁気センサ9、10及び演算装置が設けられた基板8を保持部5の上方に設ける。ここで、磁気センサ9、10は、センサ本体部9a、10aが開口部5d、5eに設けられるように、基板8に設けられる。また、作業者は、基板8の内側にメインギア4が配置され、開口部5d、5eにセンサ本体部9a、10aが設けられ、且つ、空間B−1が形成されるように、基板の位置を調整する。次いで、作業者は、上部ハウジング2を基板8の上方に設ける。次いで、作業者は、上部ハウジング2を下部ハウジング3に固定する。これにより、回転角センサ1−1が完成する。
次に、回転角センサ1−1の取り付け方法の一例について説明する。作業者は、まず、メインギア4の内側にステアリングシャフトを通す。次いで、作業者は、メインギア4をステアリングシャフトに固定する一方、必要に応じて、回転角センサ1−1の他の構成要素を車両内の各種部材に固定する。
次に、回転角センサ1−1の動作について説明する。まず、磁気センサ9、10が、検出用ギア6、7の絶対角度を検出し、検出された絶対角度に対応するデジタル信号を演算装置に出力する。次いで、演算装置は、磁気センサ9、10から与えられたデジタル信号に基づいて、ステアリングシャフトの絶対角度を算出し、算出した結果に関する絶対角度信号を車両側の上位システムに出力する。
以上により、本第1の実施の形態では、図3に示すように、基板8と保持部5及び検出用ギア6、7との間に空間B−1が形成されているので、回転角センサ1−1は、従来よりも基板8の振動を抑えることができる。また、保持部5は基板8とケース1aとの間にのみ設けられるので、基板8に穴を空ける必要がない。したがって、基板8の配線パターンが制約されることもない。
また、保持部5は、検出用ギア6、7を挟むようにして保持するので、このような保持をしない場合よりも、確実に検出用ギア6、7を保持することができる。
また、検出用ギア6、7は、カバー5a、側壁部5k、及び下部ハウジング3により覆われているので、回転角センサ1−1は、この点においても、従来よりも基板の振動を抑えることができる。
また、カバー5aは、開口ロック部5g及び突出ロック部5mにより、側壁部5kに固定されているので、回転角センサ1−1は、カバー5aが側壁部5kから外れることを防止することができる。また、カバー5aは側壁部5kに接しているので、回転角センサ1−1は、カバー5aと側壁部5kとが離れている場合よりも、基板8の振動を抑えることができる。
また、センサ本体部9a、10aは、開口部5d、5eに設けられるので、回転角センサ1−1は、表面側凹部5b、5cが設けられても、センサ本体部9a、10aから検出用ギア6、7までの距離を、従来と同様の距離に保持することができる。
また、磁気センサ9、10及び演算装置が基板8に設けられ、且つ、基板8の振動を従来よりも抑えることができるので、回転角センサ1−1の精度は、従来よりも高くなる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本第2の実施の形態に係る回転角センサ1−2の構成及び各構成要素の主な機能を説明する。
図4は、本発明に係る回転角センサ1−2を示す断面図である。図4に示すように、回転角センサ1−2は、上部ハウジング11と、下部ハウジング12と、メインギア13と、保持部14と、空間B−2と、検出用ギア(検出用回転体)15、16と、基板17と、磁気センサ(検出手段)18、19と、図示しない演算装置(演算手段)を備える。なお、以下の説明においては、回転角センサ1−2が組み立てられた後の状態を説明する。
上部ハウジング11、下部ハウジング12、メインギア13、基板17、及び演算装置は、何れも第1の実施の形態と同様のものである。なお、上部ハウジング11及び下部ハウジング12により、ケース1aが形成される。
保持部14は、側面側凹部14a、14bを備える。側面側凹部14aは、下部ハウジング12に設けられ、後述するギア本体部15aの回転軸c3に垂直な方向に開口している。
検出用ギア15は、ギア本体部(回転本体部)15aと、磁石15bと、突出部15cを備える。ギア本体部15aは、リング形状となっており、且つ、メインギア13にかみ合っている。磁石15bは、ギア本体部15aの回転軸c3に垂直な方向に2極に着磁された磁石であり、ギア本体部15aの回転軸c3に設けられる。また、磁石15bは、ギア本体部15aに固定されている。突出部15cは、ギア本体部15aの外周部分に設けられ、ギア本体部15a回転軸c3に垂直な方向に突出している。そして、突出部15cは、側面側凹部14aにはめ込まれている。これにより、検出用ギア15は、保持部14により保持され、且つ、メインギア13に連動して回転する。
同様に、検出用ギア16は、ギア本体部(回転本体部)16aと、磁石16bと、突出部16cを備える。ギア本体部16aは、リング形状となっており、且つ、メインギア13にかみ合っている。磁石16bは、ギア本体部16aの回転軸c4に垂直な方向に2極に着磁された磁石であり、ギア本体部16aの回転軸c4に設けられる。また、磁石16bは、ギア本体部16aに固定されている。突出部16cは、ギア本体部16aの外周部分に設けられ、ギア本体部16a回転軸c4に垂直な方向に突出している。そして、突出部16cは、側面側凹部14bにはめ込まれている。これにより、検出用ギア16は、保持部14により保持され、且つ、メインギア13に連動して回転する。
磁気センサ18は、センサ本体部18aと、端子18bを備える。センサ本体部18aは、基板17と検出用ギア15との間で、且つ、検出用ギア15に対向する位置に設けられる。センサ本体部18aの機能は、センサ本体部9aと同様である。端子18bは、センサ本体部18aの外側に突出しており、且つ、基板17に固定されている。
同様に、磁気センサ19は、センサ本体部19aと、端子19bを備える。センサ本体部19aは、基板17と検出用ギア16との間で、且つ、検出用ギア16に対向する位置に設けられる。センサ本体部19aの機能は、センサ本体部10aと同様である。端子19bは、センサ本体部19aの外側に突出しており、且つ、基板17に固定されている。また、磁気センサ18の周期a3及び磁気センサ19の周期a4に関する特性は、磁気センサ9、10と同様である。なお、磁気センサ18の周期a3は、検出用ギア15が一回転する間にステアリングシャフトが回転する角度を意味し、磁気センサ19の周期a4は、検出用ギア16が一回転する間にステアリングシャフトが回転する角度を意味する。
空間B−2は、基板17及び磁気センサ18、19と、検出用ギア15、16及び保持部14との間に形成される。
次に、回転角センサ1−2の組み立て方法の一例を説明する。まず、作業者は、下部ハウジング3にメインギア4をはめ込む一方で、検出用ギア15、16を側面側凹部14a、14bにはめ込む。次いで、作業者は、磁気センサ18、19及び演算装置が設けられた基板17を検出用ギア15、16の上方に設ける。ここで、磁気センサ18、19は、センサ本体部18a、19aが検出用ギア15、16に対向するように、基板17に設けられる。また、作業者は、基板17の内側にメインギア13が配置され、センサ本体部18a、19aが検出用ギア15、16に対向し、且つ、空間B−2が形成されるように、基板の位置を調整する。次いで、作業者は、上部ハウジング11を基板17の上方に設ける。次いで、作業者は、上部ハウジング11を下部ハウジング12に固定する。これにより、回転角センサ1−2が完成する。
回転角センサ1−2の取り付け方法、及び回転角センサ1−2の動作は、第1の実施の形態と同様である。
以上により、本第2の実施の形態では、図4に示すように、基板17と保持部14及び検出用ギア15、16との間に空間B−2が形成されているので、回転角センサ1−2は、従来よりも基板17の振動を抑えることができる。また、保持部14は基板17とケース1aとの間にのみ設けられるので、基板17に穴を空ける必要がない。したがって、基板17の配線パターンが制約されることもない。
また、回転角センサ1−2は、検出用ギア15、16を保持するに際して、検出用ギア15、16を挟み込む必要がないので、保持部14の部品数を、保持部5よりも少なくすることができる。したがって、回転角センサ1−2は、回転角センサ1−1よりも小型になりうる。
また、基板17と検出用ギア15、16との間に他の物体(例えば、カバー5a)を設ける必要がないので、回転角センサ1−2は、センサ本体部18a、19aから検出用ギア15、16までの距離を、従来と同様の距離に保持することができる。
また、磁気センサ18、19及び演算装置が基板17に設けられ、且つ、基板8の振動を従来よりも抑えることができるので、回転角センサ1−2の精度は、従来よりも高くなる。
なお、第1〜第2の実施の形態では、ステアリングシャフトの絶対角度を算出する回転角センサに本発明を適用することとしたが、他の回転角センサ(例えば、ステアリングシャフトの相対角度を検出する回転角センサ)に適用してもよい。ここで、回転体の相対角度とは、所定の基準角度を基準とした回転体の回転角度を意味する。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で回転角センサ1−1、1−2を変形して良いのは勿論である。
本発明の一実施の形態に係る回転角センサを示す分解斜視図である。 保持部の構成を示す斜視図である。 磁気センサの周辺の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る回転角センサを示す断面図である。 従来の回転角センサの構成を示す断面図である。 従来の回転角センサの構成を示す断面図である。
符号の説明
1−1、1−2…回転角センサ
B−1、B−2…空間
1a…ケース
4、13…メインギア
5、14…保持部
5a…カバー
5b、5c…表面側凹部
5d、5e…開口部
5f…側壁部
5g…開口ロック部
5h…ヒンジ部
5i…裏面側凹部
5j…裏面側凹部
5k…側壁部
5m…突出ロック部
6、7、15、16…検出用ギア(検出用回転体)
6a、7a、15a、16a…ギア本体部(回転本体部)
6b、7b、15b、16b…磁石
8、17…基板
9、10、18、19…磁気センサ(検出手段)
14a、14b…側面側凹部
15c、16c…突出部

Claims (6)

  1. ケースと、
    前記ケースに収納される基板と、
    前記ケースに収納され、且つ、所定の基準回転体に連動して回転する検出用回転体と、
    前記ケースと前記基板との間にのみ設けられ、且つ、前記検出用回転体を保持する保持部と、
    前記基板と前記保持部及び前記検出用回転体との間に形成された空間と、
    前記検出用回転体の回転角度を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記基準回転体の回転角度を算出する演算手段と、を備えることを特徴とする回転角センサ。
  2. 請求項1記載の回転角センサにおいて、
    前記検出用回転体の表面は、前記基板に対向し、
    前記保持部は、前記検出用回転体の表面側に設けられ、前記検出用回転体の表面部分がはめ込まれる表面側凹部と、前記検出用回転体の裏面側に設けられ、前記検出用回転体の裏面部分がはめ込まれる裏面側凹部と、を備えることを特徴とする回転角センサ。
  3. 請求項2記載の回転角センサにおいて、
    前記保持部は、前記表面側凹部の底面に設けられた開口部を備え、
    前記検出用回転体は、磁石を備え、
    前記検出手段は、前記開口部に設けられ、且つ、前記磁石から発生する磁界を検出することで、前記検出用回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転角センサ。
  4. 請求項1記載の回転角センサにおいて、
    前記検出用回転体は、前記基準回転体に連動して回転する回転本体部と、前記回転本体部に設けられ、前記回転本体部の回転軸に交差する方向に突出した突出部と、を備え、
    前記保持部は、前記突出部がはめ込まれる側面側凹部を備えることを特徴とする回転角センサ。
  5. 請求項4記載の回転角センサにおいて、
    前記回転本体部の表面は、前記基板に対向し、
    前記突出部及び前記側面側凹部は、前記回転本体部の裏面側にのみ設けられることを特徴とする回転角センサ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の回転角センサにおいて、
    前記検出手段及び前記演算手段のうち、少なくとも1つは、前記基板に設けられることを特徴とする回転角センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100981312B1 (ko) 2008-12-18 2010-09-10 주식회사 트루윈 자동차용 스티어링 휠 앵글센서
JP2017021009A (ja) * 2015-05-22 2017-01-26 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 車両用のセンサ装置

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