JP2006098217A - 画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラム - Google Patents

画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 予め用意したシェーディング特性と、検査対象の画像機器のシェーディング特性が異なる場合、正常な補正ができないため欠陥検出精度が低下したり、誤判定したりする問題があった。
【解決手段】 入力される画像データに基づき検査対象の品質を検査する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差に基づき、シミの有無を判定する判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法を提供する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像素子の検査を行う画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムに関する。
近年、携帯電話への搭載や低価格化、高画質化といった要因から利用が拡大しているデジタルカメラ、デジタルビデオ、そしてスキャナに代表される画像機器においては、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の画像素子が使用される。こうした画像素子を搭載した画像機器の品質検査においては、テストパターンを撮像した画像に基づき、画像素子の品質(良または不良)が判断される。
不良要因の一つに、周囲との濃淡の差が所定以上の領域が現れる、いわゆる「シミ」と呼ばれる欠陥(輝度ムラとも呼ばれる)がある。「シミ」の検出を手動で、つまり、撮像画像を検査者が目視することで行うことはできるが、検査者の熟練度、体調によって検出精度がばらつく、処理速度が異なる、また、場合によっては、不良品を良品と、良品を不良品と誤判定してしまうといった問題が生じる。また、熟練した検査者を養成するためには相応の時間、費用が必要になる。そこで、従来技術においても、この「シミ」を自動検出するための方法が提案されている。
一般的に、撮像画像には、レンズの特性、照明の特性等により、画像濃淡値が、例えば、中央部が明るくなり周辺に従って暗くなるようなシェーディング特性を持つ場合がある。シェーディング特性が大きい、つまり上記例では中央部と周辺部での濃淡差が大きな画像を検査する場合、シェーディングによる濃淡より小さなレベルの「薄いシミ」だと、このシェーディング特性に隠れてしまい、検出を行うことが難しい。
そこで、従来では、予め撮像画像におけるシェーディング特性が分かっている場合には、シェーディングを補正し、画像のレベルを均一に補正する平滑化を行って、「シミ」を自動検出する方法が取られてきた。例えば、特許文献1によれば、平滑化後の差分画像データの画素値から黒欠陥領域、白欠陥領域の中心と各領域の外接四角形の頂点位置とを求め、その位置関係によって、色しみであるドーナツ状の白欠陥又はドーナツ状の黒欠陥を検出する方法が提案される。
なお、周辺技術として、特許文献2には、レンズ等の光学部材の品質を検査するための画像検査装置における光学部材検査方法であって、フーリエ変換を利用したフィルタリングを行って、撮影した画像に周期的に現れる濃淡模様を取り除く方法が記載される。また、特許文献3には、撮像面の中心点を通る水平軸及び垂直軸上のサンプリング点のデータに基づき、各軸における補正近似線を求め、撮像面内の任意の座標におけるシェーディング補正係数を、水平軸における補正近似線の補正係数と、垂直軸における補正近似線の補正係数の積として算出することが記載される。また、特許文献4には、画面上の各領域においてデータを検出するブロックの大きさを変化させ、シェーディング補正処理などの補正精度を向上させることができる撮像装置が記載される。
特開平9−329527号公報 特開平2003−130756号公報 特開2003−169255号公報 特開平7−154675号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、撮像画像におけるシェーディング特性が分かっている場合には、予め用意したシェーディング特性により画像を補正して「シミ」を自動検出できるが、実際は、レンズの取付誤差等、機器製造時に生じるばらつきにより、検査対象のすべての画像機器に一様に適用可能なシェーディング特性が定まるものではない。従って、予め用意したシェーディング特性と、検査対象の画像機器のシェーディング特性が異なる場合、正常な補正ができないため欠陥検出精度が低下したり、誤判定したりする問題があった。
そこで、本発明の目的は、検査対象の画像機器毎に異なるシェーディング特性に応じて、「シミ」の自動検出を行うことが可能な画像検査装置、画像検査方法及び画像検査プログラムを提供することにある。
上記目的は、本発明の第一の側面として、光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法を提供することにより達成される。
また、上記目的は、第二の側面として、光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、前記複数の帯状領域のうち第一の帯状領域において、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定し、連続する場合、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分を欠陥の位置として特定すると共に、隣接する第二の帯状領域における前記欠陥の位置が、前記第一の帯状領域における前記欠陥の位置と重複するかを判定する厳格判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法を提供することにより達成される。
また、上記目的は、第三の側面として、光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値から、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を引いた差が正である前記列番号の区間を特定し、横軸に前記列番号、縦軸に前記濃淡値を配置し、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を打点し、各打点を結んで形成されるグラフと、前記近似関数とで囲まれる部分の面積を、前記特定される区間毎に算出し、いずれかの前記区間における前記面積が所定の閾値を超えるかを判定する面積判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法を提供することにより達成される。
また、上記目的は、第四の側面として、光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出するコンピュータに、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割手順と、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均手順と、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似手順と、前記近似手順において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均手順において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定手順とを実行させるためのプログラムを提供することにより達成される。
また、上記目的は、第五の側面として、光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置であって、M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割部と、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均部と、前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似部と、前記近似部において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定部とを有することを特徴とする画像検査装置を提供することにより達成される。
本発明によれば、画像素子を搭載した画像機器毎に異なるシェーディング特性に応じて、シミの検出を適切に行うことができる。従って、検査において、予め特定のシェーディング特性を設定する必要がなく、画像機器からの信号を画像検査装置に仲介する信号取込装置への画像機器の取付を厳格に行う必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
図1は、本発明の実施形態の画像検査システムの構成を説明する図である。画像検査システムは、検査対象の画像素子を搭載し、検査用撮像面1を撮影するカメラユニット2、カメラユニット2からの電気信号を画像フォーマットに変換する信号取込装置5、信号取込装置5から画像データが入力され、その画像データに基づきシミの検出を行う画像検査装置10から構成され、それぞれ信号線8で接続される。
カメラユニット2は、レンズ3と、レンズ3による像が結像されるCCD、CMOS等の画像素子4を含み、照明装置9からの光が照射される検査用撮像面1を撮影する。カメラユニット2は、信号線8を介して信号取込装置5に接続されており、画像素子4が受ける光を変換した後の電気信号が、信号取込装置5の信号コンタクト部6に入力される。
カメラユニット2と信号取込装置5との接続は、信号コンタクト部6に備えられる、カメラユニット2を着脱可能にする接続端子と、カメラユニット2に備えられた接続端子とを接続して行われ、カメラユニット2を交換することで複数の画像素子4を検査することが可能な設計になっている。信号コンタクト部6に入力された電気信号は、信号変換部7において、RAWイメージフォーマット、TIFF(Tag Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphic Interchange Format)、BMP(Bit MaP)等の各種画像フォーマットに変換され、画像データとして画像検査装置10に入力される。
図1に示す画像検査装置10は、デスクトップ型PCの本体部であり、キーボード41、マウス42等の入力装置、液晶ディスプレイ43等の出力装置、照明装置9が接続されている。画像検査装置10は、信号取込装置5から出力される画像データを撮像画像として液晶ディスプレイ43に表示したり、画像データに基づいて行われるシミの有無の検出結果を液晶ディスプレイ43に表示したり、照明装置9を制御する。また、オペレータによりキーボード41等から入力される命令に応じて、画像検査装置10は、シミの検出に関する設定値を変更する。
本実施形態の画像検査装置10は、撮像画像の画像データを複数の帯状領域に分割し、その帯状領域毎の濃淡値の分布を求め、その濃淡値の分布を近似する近似線を算出する。そして、実際の濃淡値と近似線から導出される近似値との差に基づいて、シミの有無を検出する。こうすることで、カメラユニット2におけるレンズ3の取付誤差、画像素子4の品質、カメラユニット製造時のばらつき等により、カメラユニット2毎に異なるシェーディング特性に応じて、シミの検出を適切に行うことができる。
図2は、本実施形態の画像検査装置10の構成を説明する図である。図2の画像検査装置10は、デスクトップ型PCの本体部であり、バス20を介して互いに接続される制御部11、RAM(Random Access Memory)12、記憶部13、周辺機器接続用インタフェース(周辺機器I/F)15を含む。
制御部11は、図示省略されたCPU(Central Processing Unit)を含み、RAM12に格納されるプログラムを実行し、画像検査装置10に含まれる各部を制御する。RAM12は、画像検査装置10の処理における演算結果やプログラムが一時的に格納される記憶手段である。記憶部13は、ハードディスク、光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶手段であり、各種データやRAMへ読み出される前のOS(Operating System)等のプログラムが格納される。
周辺機器I/F15は、サーバ1に周辺機器を接続するためのインタフェースであり、USB(Universal Serial Bus)ポートや、PCIカードスロット等である。周辺機器は、プリンタ、TVチューナ、SCSI(Small Computer System Interface)機器、オーディオ機器、メモリカードリーダライタ、ネットワークインタフェースカード、無線LANカード、モデムカード、キーボードやマウス、ディスプレイ装置など多岐に渡る。周辺機器と画像検査装置10との接続形態は、有線であっても無線であっても構わない。
入力部16は、キーボード41、マウス42等オペレータからの要求が入力される入力手段であり、表示部17は、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ43等オペレータに情報を提示する表示手段である。本実施形態では、図1において、信号取込装置5、照明装置9、入力部16、表示部17が、周辺機器I/F15を介して接続される。なお、画像検査装置10をノートブック型PCや他のハードウェア装置で実現する場合には、キーボード、タッチパッド等の入力部16、液晶ディスプレイ等の表示部17が本体に備えられ、内部バス20に直接接続されてもよい。
図3は、本実施形態における画像検査装置10の制御部11を説明する機能ブロック図である。図3の各機能部は、制御部11に備えられる図示省略されたCPUで実行されるプログラムとして実現することも、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現することも可能である。
図3の制御部11は、領域分割部31、濃淡平均算出部32、近似線算出部33、シミ判定部34を含んでいる。領域分割部31は、画像検査装置10に入力される撮像画像を複数の帯状領域に分割する。具体的には、後段で行われる濃淡値の平均の算出に備えて、所定の領域毎の濃淡値のデータを取得する。その様子を次に示す撮像画像のデータ構成例を用いて説明する。
図4は、画像検査装置10に入力され、記憶部13に格納される撮像画像のデータ構成例である。ここでは、撮像画像がM行N列Kチャンネルの画素から構成されるものとし、図4には、撮像画像が各画素の濃淡値により表現され、データ形式は、CSQ(channel sequential)形式である。
チャンネル数は、モノクロ画像であれば、「1」である。一般的なカラー画像は、三原色に相当する3つのチャンネルを持ち、チャンネル数は「3」である。例えばリモートセンシングの分野で使用されるような、複数の波長域で撮影した画像の場合、チャンネル数が「3」より大きな値になることもある。
i行j列kチャンネルの画素における濃淡値を、図4では、L_k(i、j)(アンダーバーに続く記号は、ここでは下付き文字であることを示す)と表示する。図3の領域分割部31は、後述する濃淡値の平均演算に備え所定の行数分の濃淡値をチャンネル毎に取得する。例えば、所定の領域として3行N列の画素を単位として撮像画像を分割する場合、領域分割部31は、最初の3行分の濃淡値、L_k(1、j)、L_k(2、j)、L_k(3、j)(1≦j≦N、1≦k≦K)を取得する。残りの帯状領域においても、3行分ずつの濃淡値を取得する。
なお、分割態様を決定する帯状領域の行数は、予め記憶部13に設定された行数が使用される。また、データ形式が異なっても、領域分割部31は、所定の領域に対応する行数分のデータを取得する。
図3に戻り、濃淡平均算出部32は、領域分割部31が取得したデータを基に、分割された各帯状領域における濃淡値の列毎の平均値を算出する。その様子を図5を用いて説明する。
図5Aは、所定の行数として3行分ずつ分割する場合の帯状領域の例であり、kチャンネルにおける最初の3行N列の画素を抜き出した図である。図5Aの各画素は、図4に示される濃淡値L_k(i、j)を持つ。
濃淡平均算出部32は、図5Aの場合、列毎に含まれる3行分の濃淡値の平均を算出する。例えば、kチャンネルでのp番目の帯状領域におけるj列目の平均濃淡値をQ_k(p、j)で表すとすれば、図5AのQ_k(1、1)は、{L_k(1、1)+L_k(2、1)+L_k(3、1)}/3で求められる。
図5Aに示される1番目の帯状領域に含まれる残りの列についても、濃淡平均算出部32は同様の演算を行い、列毎の濃淡値の平均を算出する。そして、濃淡平均算出部32は、残りの帯状領域についても同様に、列毎の濃淡値の平均を算出する。こうして算出された濃淡値の平均データは、記憶部13に格納される。
図5Bは、算出された濃淡値の平均データが記憶部13に格納されるときのデータ構成例である。図5Bには、「チャンネル番号」、「領域番号」、「行番号」、「列番号」、「平均濃淡値」というデータ項目を含む。図5に示されるように、各チャンネルにおいて、分割された複数の帯状領域毎に、列毎の平均濃淡値が格納される。
図5Bにおいては、撮像画像を3行N列の帯状領域に分割しているため、列毎に含まれる3個の濃淡値の平均を算出しているが、帯状領域がs行N列であれば、当然s個の濃淡値の平均が算出され、「平均濃淡値」に格納される。また、画像の行数が帯状領域に分割するときの所定の行数で割り切れない場合、各チャンネルにおいて、末端の帯状領域(例えば、領域番号P)が、他の帯状領域より少ない行数しか含まれないが、濃淡平均算出部32は、同様に列毎に濃淡値の平均を算出する。
図3に戻り、続いて近似線算出部33は、各帯状領域における列番号と平均濃淡値との関係を表す近似線を算出する。例えば、x軸に列番号を配置し、y軸に平均濃淡値を配置し、帯状領域毎に両者の関係を2次元平面に打点するとき、近似線算出部33は、y=ax^2+bx+cなる2次近似関数で近似可能なパラメータa、b、cの組を算出する。
シミ判定部34は、濃淡平均算出部32が算出する平均濃淡値と、近似線算出部33が算出する近似線から導出される近似値との差に基づき、撮像画像に含まれるシミの有無の判定を行い、シミの位置を検出する。以上のようにして、画像検査装置10に入力される画像データからシミの有無の判定が行われ、シミがある場合その位置が検出される。
続いて、シミの検出方法を含めた画像検査装置の動作を説明する。
図6は、本実施形態における画像検査装置10の動作を説明するフローチャートである。まず、領域分割部31は、分割幅を決定する(S1)。分割幅は、帯状領域の行数であり、予め記憶部13に設定される。ステップS1では、領域分割部31が、記憶部13から設定値を読み出す。
次に、領域分割部31が、画像検査装置10に入力される撮像画像を複数の帯状領域に分割する(S2)。ステップS2では、図3において説明したように、所定の濃淡値データが領域分割部31により取得される。
そして、濃淡平均算出部32が、帯状領域毎に濃淡の分布を算出する(S3)。ステップS3では、図3において説明したように、各帯状領域において列毎の濃淡値の平均が濃淡平均算出部32により算出される。
更に、近似線算出部33が帯状領域における濃淡分布を近似する近似線をそれぞれ算出する(S4)。ステップS4では、図3において説明したように、各帯状領域における列番号と平均濃淡値との関係を最もよく表す近似線が近似線算出部33により算出される。
ステップS3で算出される平均濃淡値と、ステップS4で算出される近似線に基づき、シミ判定部34が、撮像画像にシミがあるかないかを判定し、シミがある場合その位置を特定する(S5)。ステップS5におけるシミの検出法については、後述する。画像検査装置10は、すべての帯状領域に対して、シミの有無についての判定を完了すれば(S6Yes)、処理を終了し、未判定の帯状領域が存在すれば(S6No)、ステップS5に戻り、残りの帯状領域に対する処理を続行する。
なお、ステップS1においては、分割幅が予め記憶部13に設定されるが、画像検査装置10において検出された過去のシミに関するデータに基づき、分割幅が変更されてもよい。即ち、ステップS1において、領域分割部31は、それまでの運用結果検出されたシミに関するデータに応じて帯状領域の大きさである分割幅を最適に設定することができる。つまり、シミが検出されたときの分割幅やそのシミが隣接する帯状領域においても検出されたか等を考慮し、各シミの大きさを推定することによって、領域分割部31が最適な分割幅を決定することができる。
続いて、図6のステップS5で行われるシミの検出法の処理例を説明する。
図7は、シミの検出法(その1)を説明するフローチャートである。シミ判定部34は、ステップS4が完了すると、近似値と平均濃淡との差が所定の閾値を超える列番号の区間が所定の長さ以上連続するかを判定する(S51)。
シミ判定部34は、近似線を定義する近似関数に列番号を入力して求まる濃淡値の近似値と、その列番号に対応する列における濃淡値の平均との差を取る。そして、シミ判定部34は、その差が、所定の閾値を超える列番号を記憶する。こうして、シミ判定部34は、列番号を変えながら、上記差が所定の閾値を超える列番号の集合を、帯状領域毎に求める。
そして、シミ判定部34は、1つの帯状領域において、上記列番号の集合に含まれる列番号が、所定の個数(例えばd列)連続しているかを判定し、連続している場合(S51Yes)、シミありと判定すると共に、d列分の列番号に対応する列をシミの位置として記憶部13に格納する(S52)。例えば、上記差が所定の閾値を超える列番号の集合が{1、2、3、5、6、8、9、10、11}であり、d=3であるとすると、区間[1、3]、区間[8、11]がシミであると判定されることになる。
上記列番号の集合に、d列連続する番号が含まれていない場合(S51No)、シミ判定部34は、その帯状領域に関してシミなしと判定する(S53)。ステップS53が済むと、ステップS6に進み、すべての帯状領域について同様の処理を行うことで、シミを検出することができる。
図8は、シミの検出法(その2)を説明するフローチャートである。図8で説明する検出法では、近似線と、列番号に対応する濃淡値の平均を結んでできるグラフとで囲まれる領域の面積を利用してシミの検出を行うものである。
図8において、シミ判定部34は、ステップS4が完了すると、近似線と濃淡分布で囲まれる領域の面積をそれぞれ算出する(S54)。ステップS54は以下のように処理される。
ある列番号を近似関数に入力して求まる近似値からその列番号における濃淡値の平均を引いた差が正であるならば、その列番号において近似線が上記グラフより上方に位置し、差が負であるならば、逆の位置関係になる。すると、近似線と濃淡分布で囲まれる領域は、差が連続して正である列番号の区間と差が連続して負である列番号の区間に対応するので、それぞれの区間において、近似値から濃淡値の平均を引いた差の絶対値の和をとれば、近似線と濃淡分布で囲まれる領域の面積をそれぞれ求めることができる。
こうして、シミ判定部34は、近似線と濃淡分布で囲まれる領域の面積のいずれかが所定の閾値SS以上かを判定し(S55)、閾値SSを超える面積となる列番号の区間をシミと判定する(S56)。所定の閾値SSを超える面積がなければ、シミ判定部34は、その帯状領域に関してシミなしと判定する(S53)。ステップS53が済むと、ステップS6に進み、すべての帯状領域について同様の処理を行うことで、シミを検出することができる。
なお、ステップS54で求まる濃淡差の累積和を、対応する区間に含まれる列の数で割った値を、新たに設定される閾値SS2と比較し、ステップS55の判定に使用してもよい。列毎の濃淡差に平均化することで、例えば、近似線との差はわずかだが、常に下回るグラフが形成されることで、誤ってシミと検出されるといった状況を避けることができる。
図9は、シミの検出法(その3)を説明するフローチャートである。図7、図8の検出法においては、1つの帯状領域における判定だけでシミの有無を判定するが、隣接する複数の帯状領域における判定によりシミの有無を判定するものである。シミは、帯状領域の幅にも依存するが複数の帯状領域に広がる場合が多く、ある帯状領域において、近似値と平均濃淡との差が所定の閾値を超えていれば、隣接する帯状領域においても、連続して同様な濃淡傾向を示すため、本検出法によって、より厳格にシミの有無を判定することができる。
図9において、シミ判定部34は、ステップS4が完了すると、図7同様、近似値と平均濃淡との差が所定の閾値を超える区間が所定の長さ以上連続するかを判定する(S51)。例えば、図7同様、1つの帯状領域において、近似値と平均濃淡との差が所定の閾値を超える列が、所定の個数(例えばd列)連続しているかが判定される。連続している場合(S51Yes)、しみ判定部34は、d列分の列番号に対応する列を記憶部13に格納し、隣接領域における濃淡分布と近似線のデータを取得する(S57)。
例えば、領域番号p(1≦p≦P)の帯状領域に対してステップS51の処理を行った場合、シミ判定部34は、領域番号p+1の帯状領域に関する平均濃淡値(図5B参照)及び図6のステップS4で求まる近似関数(を決定するパラメータ)を取得する。次に、シミ判定部34は、その隣接領域に関するデータに基づき、近似値と平均濃淡との差が所定の閾値を超える区間が所定の長さ以上連続するかを判定する(S58)。
連続している場合(S58Yes)、しみ判定部34は、ステップS51Yesの場合同様、d列分の列番号に対応する列を記憶部13に格納する。そして、ステップS51の判定対象である帯状領域と、その隣接領域とで、d列分の列番号に重複区間が存在する場合、シミ判定部34は、シミありと判定し、その重複区間(に含まれる列番号)をシミの位置として記憶部13に格納する(S59)。
ステップS51Noの場合、ステップS58Noの場合には、シミ判定部34は、その帯状領域に関してシミなしと判定する(S53)。ステップS53が済むと、ステップS6に進み、すべての帯状領域について同様の処理を行うことで、シミを検出することができる。
以下、具体例を用いてシミが検出される様子を説明する。
図10Aは、シミがない場合の撮像画像の例である。ここでは、簡単化のため、モノクロ画像であるとして説明する。モノクロ画像では、チャンネル数が「1」であり、各帯状領域に対し濃淡分布が1つで済む。図10Aに示されるモノクロ画像では、そのシェーディング特性の中心が、撮像画像51の中心Cから右下にずれている。
図10Bは、図10Aの帯状領域52における濃淡値の分布を示す図である。図10Bにおいては、横軸に列番号、縦軸に濃淡値が配置され、図6ステップS3で算出される、帯状領域52における列毎の濃淡値の平均を結んでできるグラフである。図10Bに示されるように、濃淡値のピーク位置は、中心Cを通る軸上の地点Oより右にずれ、そこから離れ、周辺に向かうほど緩やかに下がる。図10Aは、シミがない場合の撮像画像例であるため、図10Bに示されるグラフでは、ピーク位置に近づくにつれ濃淡値が上昇するという傾向を示す以外に特異な箇所はない。
図11Aは、シミが1つある場合の撮像画像の例である。図11Aに示されるモノクロ画像では、そのシェーディング特性の中心が、撮像画像51の中心Cから右下にずれているほか、帯状領域54にかかる部分にシミ53が見られる。
図11Bは、帯状領域54における濃淡値の分布を示す図である。図11Bでは、図6ステップ3で算出される帯状領域52における列毎の濃淡値の平均を結んでできるグラフを実線で、図6ステップS4で算出される近似関数に基づくグラフを点線で示してある。シミがない場合の図10Bとは異なり、シミ53に対応する位置に濃淡値が急激な変化を示す箇所55が存在する。
本実施形態においては、図11Aに示されるように、必ずしもピーク位置が中心に位置指定なくても、シミの検出が可能である。これは、従来技術のように、予め特定のシェーディング特性を設定して、その設定どおりのシェーディング特性が表れるようにするのではなく、各カメラユニットの製造時のばらつき、カメラユニットの信号取込装置への取付位置のずれ等に合わせて、各帯状領域において近似線を求め、実際の濃淡値との差に基づいた判定を行うためである。従って、本実施形態の画像検査装置10は、図6〜図9に示す処理を行うことで、この箇所55がシミであることを、近似線と、実際の濃淡値との差に基づき適切に検出することができる。
図12Aは、シミが2つある場合の撮像画像の例である。図12Aに示されるモノクロ画像では、そのシェーディング特性の中心が、撮像画像51の中心Cから右下にずれているほか、帯状領域56にかかる部分に2つのシミ57、58が見られる。
図12Bは、帯状領域56における濃淡値の分布を示す図である。図12Bでは、図6ステップ3で算出される帯状領域52における列毎の濃淡値の平均を結んでできるグラフを実線で、図6ステップS4で算出される近似関数に基づくグラフを点線で示してある。図12Bでは、ピーク位置の左側と右側に、それぞれシミ57、58に対応する濃淡値の急激な変化を示す箇所59、60が存在する。そして、本実施形態の画像検査装置10は、図6〜図9に示す処理を行うことで、1つの帯状領域に2つのシミがある場合でも、この箇所59、60がシミであることを、近似線と、実際の濃淡値との差に基づき適切に検出することができる。
図13Aは、シミが2つある場合の撮像画像の例であり、図12Aと同じものである。図13Bは、幅を帯状領域56より大きくした帯状領域61を使用する場合の濃淡値の分布を示す図である。図13Bに示されるように、帯状領域の幅を大きくしてシミの検出を行うと、小さめのシミ58の特徴はシェーディング特性の変化に埋もれ、小さめのシミの検出がしにくくなる恐れがある。しかし、大きめのシミが現れることが分かっている場合には、帯状領域の幅を大きくする方が効率的にシミの検出が可能である。
図14は、図7及び図8のシミの検出法を説明するために、図11のシミ53付近の濃淡値分布を拡大した図である。図14に示される上下方向の矢印84は、各列における、近似線を定義する近似関数に列番号を入力して求まる濃淡値の近似値と、その列番号に対応する列における濃淡値の平均との差を示している。
図14に示す閾値越え区間81は、上記差が、図7ステップS51で使用される所定の閾値より大きい区間である。つまり、所定の閾値を矢印83の長さで表すとすれば、矢印84の長さの方が長い区間である。図7に説明した検出法によれば、この閾値超え区間81が、d列以上連続していればシミと判定されることになる。
また、面積算出区間82は、列番号を近似関数に入力して求まる近似値からその列番号における濃淡値の平均を引いた差が、連続して正である区間である。この面積算出区間82において、上記差の累積和を取れば、図8に説明した検出法においてステップS55で使用される面積が求まる。この累積和が所定の閾値SS2を超えていれば、図14に示される面積算出区間82がシミと判定されることになる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、予め定められたシェーディング特性に基づく補正を行ってシミの検出を行う従来技術とは異なり、カメラユニット毎に異なるシェーディング特性に応じて、シミの検出を適切に行うことができる。また、本実施形態によれば、検査において、予め特定のシェーディング特性を設定する必要がなく、そのシェーディング特性が表れるように、カメラユニット2を信号取込装置5(信号コンタクト部6)に取り付ける必要もない。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
(付記2) 付記1において、更に、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分の位置を特定する特定ステップを有することを特徴とする欠陥検出方法。
(付記3) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
前記複数の帯状領域のうち第一の帯状領域において、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定し、連続する場合、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分を欠陥の位置として特定すると共に、隣接する第二の帯状領域における前記欠陥の位置が、前記第一の帯状領域における前記欠陥の位置と重複するかを判定する厳格判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
(付記4) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値から、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を引いた差が正である前記列番号の区間を特定し、横軸に前記列番号、縦軸に前記濃淡値を配置し、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を打点し、各打点を結んで形成されるグラフと、前記近似関数とで囲まれる部分の面積を、前記特定される区間毎に算出し、いずれかの前記区間における前記面積が所定の閾値を超えるかを判定する面積判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
(付記5) 付記4において、更に、
前記面積が前記所定の閾値を超える前記区間を特定する特定ステップを有することを特徴とする欠陥検出方法。
(付記6) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出するコンピュータに、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似手順と、
前記近似手順において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均手順において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定手順とを実行させるためのプログラム。
(付記7) 付記6において、更に、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分の位置を特定する特定手順を実行させるためのプログラム。
(付記8) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出するコンピュータに、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似手順と、
前記複数の帯状領域のうち第一の帯状領域において、前記近似手順において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均手順において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定し、連続する場合、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分を欠陥の位置として特定すると共に、隣接する第二の帯状領域における前記欠陥の位置が、前記第一の帯状領域における前記欠陥の位置と重複するかを判定する厳格判定手順とを実行させるためのプログラム。
(付記9) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出するコンピュータに、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均手順と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似手順と、
前記近似手順において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値から、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を引いた差が正である前記列番号の区間を特定し、横軸に前記列番号、縦軸に前記濃淡値を配置し、前記平均手順において求められる前記濃淡値の平均を打点し、各打点を結んで形成されるグラフと、前記近似関数とで囲まれる部分の面積を、前記特定される区間毎に算出し、いずれかの前記区間における前記面積が所定の閾値を超えるかを判定する面積判定手順とを実行させるためのプログラム。
(付記10) 付記9において、更に、
前記面積が前記所定の閾値を超える前記区間を特定する特定手順を実行させるためのプログラム。
(付記11) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似部と、
前記近似部において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定部とを有することを特徴とする画像検査装置。
(付記12) 付記11において、更に、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分の位置を特定する特定部を有することを特徴とする画像検査装置。
(付記13) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似部と、
前記複数の帯状領域のうち第一の帯状領域において、前記近似部において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定し、連続する場合、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分を欠陥の位置として特定すると共に、隣接する第二の帯状領域における前記欠陥の位置が、前記第一の帯状領域における前記欠陥の位置と重複するかを判定する厳格判定部とを有することを特徴とする画像検査装置。
(付記14) 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置であって、
M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均部と、
前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似部と、
前記近似部において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値から、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均を引いた差が正である前記列番号の区間を特定し、横軸に前記列番号、縦軸に前記濃淡値を配置し、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均を打点し、各打点を結んで形成されるグラフと、前記近似関数とで囲まれる部分の面積を、前記特定される区間毎に算出し、いずれかの前記区間における前記面積が所定の閾値を超えるかを判定する面積判定部とを有することを特徴とする画像検査装置。
(付記15) 付記14において、更に、
前記面積が前記所定の閾値を超える前記区間を特定する特定部を有することを特徴とする画像検査装置。
本発明の実施形態の画像検査システムの構成を説明する図である。 本実施形態の画像検査装置の構成を説明する図である。 本実施形態における画像検査装置の制御部を説明する機能ブロック図である。 撮像画像のデータ構成例である。 Aは、所定の行数として3行分ずつ分割する場合の帯状領域の例であり、Bは、算出された濃淡値の平均データが記憶部に格納されるときのデータ構成例である。 本実施形態における画像検査装置の動作を説明するフローチャートである。 シミの検出法(その1)を説明するフローチャートである。 シミの検出法(その2)を説明するフローチャートである。 シミの検出法(その3)を説明するフローチャートである。 Aは、シミがない場合の撮像画像の例であり、Bは、帯状領域における濃淡値の分布を示す図である。 Aは、シミが1つある場合の撮像画像の例であり、Bは、帯状領域における濃淡値の分布を示す図である。 Aは、シミが2つある場合の撮像画像の例であり、Bは、帯状領域における濃淡値の分布を示す図である。 Aは、シミが2つある場合の撮像画像の例であり、Bは、幅をより大きくした帯状領域を使用する場合の濃淡値の分布を示す図である。 シミ付近の濃淡値分布を拡大した図である。
符号の説明
1 検査用撮像面、2 カメラユニット、3 レンズ、4 画像素子、5 信号取込装置、6 信号コンタクト部、7 信号変換部、8 信号線、9 照明装置、10 画像検査装置、11 制御部、12 RAM、13 記憶部、15 周辺機器インタフェース、16 入力部、17 表示部、31 領域分割部、32 濃淡平均算出部、33 近似線算出部、34 シミ判定部、41 キーボード、42 マウス、43 液晶ディスプレイ

Claims (5)

  1. 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
    M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
    前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
    M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
    前記複数の帯状領域のうち第一の帯状領域において、前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定し、連続する場合、前記差が前記所定の閾値を超える前記列が連続する部分を欠陥の位置として特定すると共に、隣接する第二の帯状領域における前記欠陥の位置が、前記第一の帯状領域における前記欠陥の位置と重複するかを判定する厳格判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
  3. 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置において実行される欠陥検出方法であって、
    M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均ステップと、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似ステップと、
    前記近似ステップにおいて算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値から、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を引いた差が正である前記列番号の区間を特定し、横軸に前記列番号、縦軸に前記濃淡値を配置し、前記平均ステップにおいて求められる前記濃淡値の平均を打点し、各打点を結んで形成されるグラフと、前記近似関数とで囲まれる部分の面積を、前記特定される区間毎に算出し、いずれかの前記区間における前記面積が所定の閾値を超えるかを判定する面積判定ステップとを有することを特徴とする欠陥検出方法。
  4. 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出するコンピュータに、
    M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割手順と、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均手順と、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似手順と、
    前記近似手順において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均手順において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定手順とを実行させるためのプログラム。
  5. 光学部材と前記光学部材で受ける光を電気信号に変換する画像素子とを備える画像機器に接続され、前記画像機器が撮影する画像のデータが入力され、該画像のデータに基づき、前記画像機器の欠陥を検出する画像検査装置であって、
    M行N列(M、Nは自然数)の画素から形成されるデジタル画像を、所定の行数毎に区切り複数の帯状領域に分割する分割部と、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、前記帯状領域に含まれる各画素の濃淡値の平均を列毎に求める平均部と、
    前記複数の帯状領域においてそれぞれ、列番号と、前記列番号に対応する列における前記濃淡値の平均との関係を近似する近似関数を算出する近似部と、
    前記近似部において算出される前記近似関数により導出される前記濃淡値と、前記平均部において求められる前記濃淡値の平均との差が所定の閾値を超える前記列が、d列(dは、1<d<Nを満たす自然数)連続するかを判定する判定部とを有することを特徴とする画像検査装置。
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