JP2006098016A - 発熱体収納函冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体収納函の冷却に使用される冷却システムにおいて、接続ケーブルの配線数を減らし、設置作業を容易にし、省スペース、省配線のための発熱体収納函の冷却システムを提供することを目的とする。
【解決手段】発熱体収納函1の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体2と、発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10を接続するコントローラー3との間に接続する分配された電源ラインに電力線搬送通信を用いることにより2本の中継線17にて電源と信号を送受信させて配線の省スペース、省施工化を図る発熱体収納函1を冷却する発熱体収納函冷却システムを得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外に設置される函体構造物で内部に発熱体を有し、その発熱量が多く冬季においても冷却を有し、また、温度により性能、寿命に大きく影響を受けるような精密な機器を有する函に関し、特にその発熱体収納函冷却システムに関する。
従来、この種の発熱体収納函冷却システムとしての冷却装置本体は熱交換器を利用したものが知られている(例えば、特許文献1、文献2参照)。
以下、その発熱体収納函冷却システムについて図21、図22および図23を参照しながら説明する。
図に示すように、発熱体収納函1を冷却するシステムは発熱体収納函1の発熱量に応じて設置される複数台の冷却装置本体2とコントローラー3よりなり、冷却装置本体2は内気温を外気に廃熱する熱交換手段としての熱交換器4と冷却装置本体側制御手段としてのマイコンを搭載した冷却装置本体側電子制御装置5により制御駆動されるファンモーター6と発熱体収納函1の外気温を測定する外気温サーミスター7が前記冷却装置本体側電子制御装置5に接続されている。
本図では冷却装置本体の設置台数を3台として例にし、それぞれの冷却装置本体をA号機2a、B号機2b、C号機2cと称し、以下説明する。
発熱体収納函1より供給される電源がコントローラー3のコントロール側電源端子台13に接続される電源線12により供給され、コントローラー3の内部にて電源を分配し取り出す手段としてのコントロール側端子台101に接続された3本の中継線102により電源が冷却装置本体2に実装された冷却装置本体側端子台103を通じてA号機2a、B号機2b、C号機2cに供給される。その3本の中継線102は2本が電源1本が通信用の3本で、この電源の電源ラインの1線を利用した双方向通信によりコントローラー側制御手段としてのマイコンを搭載したコントローラ―側電子制御装置9とA号機2a、B号機2b、C号機2cのそれぞれの冷却装置本体側電子制御装置5a、5b、5cとの信号を送受信している。前記コントローラー側電子制御装置9には発熱体収納函1の内部温度を測定する内気温サーミスター8が接続されており、さらに発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10が接続された通信用端子台11を備えている。
以上の構成により、内気温サーミスター8によって測定された発熱体収納函1の内気温度が外気温サーミスター7によって測定された発熱体収納函1の外気温度を上回った場合に、コントローラー3によりそれぞれの冷却装置本体2a、2b、2cに運転指令が伝わりファンモーター6を駆動することにより外気と内気を循環させ、内気温を外気に廃熱させることによって発熱体収納函1を冷却している。
特開2001−156478号公報 特開2001−193995号公報
このような従来の発熱体収納函冷却システムでは、冷却装置として発熱体収納函より提供される電源は1系統のみでまた発熱体収納函への異常発報などを知らせる通信手段も1系統のみが許されているため、発熱体収納函の発熱量に応じ複数台の冷却装置本体を設置できるように冷却装置全体の制御と発熱体収納函との接続の窓口であるコントローラーと称する装置を設けており、コントローラーの設置スペースとさらには接続配線本数の増加という、省スペース、省配線および省施工性を要求される発熱体収納函には許しがたい課題があった。
また、電源の分配箇所をコントローラーという一つの装置に集約すると発熱体収納函の発熱量に応じて設置すべき冷却装置本体の最大設置台数が制約されるという課題があった。
また、冷却装置本体の複数台設置後に設置業者やサービスマンがそれぞれの冷却装置本体の号機を識別することが速やかに行えないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、省配線により配線工事を減らし、発熱体収納函内の省スペース化を実現し、また、冷却装置本体の設置台数の制限を緩和し、複数台設置の各冷却装置本体の識別を容易に行えることのできる発熱体収用函冷却システムを提供することを目的としている。
本発明の発熱体収納函冷却システムは、上記目的を達成するために、発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却システムにおいて、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続するコントローラーとの間に接続する電源ラインに前記冷却装置本体と前記コントローラー間の通信に電力線搬送通信を用いたものである。
この手段によりコントローラーと冷却装置本体とを接続する中継線の電源ラインに信号を搬送させることで2本とすることが可能となり省配線、省スペースに寄与する発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えこの冷却装置本体側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる冷却装置本体側信号搬送部を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段とコントローラー側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えたものである。
この手段によりコントローラーと冷却装置本体とを接続する中継線の電源ラインに信号を搬送させることで2本とすることが可能となり省配線、省スペースに寄与する発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体を識別するための号機を判断する冷却装置本体号機判断手段を冷却装置本体側制御手段に備え、前記冷却装置本体号機判断手段に冷却装置本体の号機を設定する冷却装置本体号機設定手段を備えたものである。
この手段により冷却装置本体の複数台設置後に設置業者やサービスマンがそれぞれの冷却装置本体に備えた冷却装置本体号機設定手段の設定状態を確認することができるので冷却装置本体の号機の識別を速やかに行える発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備えたものである。
この手段により冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となり冷却装置本体の設置台数に制限がなくなり発熱体収納函の発熱量の激しい発熱体収納函にも適応できる発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備え前記冷却装置本体側電源端子台と前記冷却装置本体側中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮手段を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出すコントローラー側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段と前記コントローラー側入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えたものである。
この手段により冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となり冷却装置本体の設置台数に制限がなくなり発熱体収納函の発熱量の激しい発熱体収納函にも適応できる発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え分配された電源ラインに複数台設置された冷却装置本体間の通信として電力線搬送通信を用いたものである。
この手段によりコントローラーの機能を冷却装置本体に取り込み且つ電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することでコントローラーの設置が不要で且つ冷却装置本体の増設が可能となり、コントローラーの設置スペースを割くことができ、また冷却装置本体の設置台数に制限がなくなり発熱体収納函の発熱量の激しい発熱体収納函にも適応できる発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段を備えたものである。
この手段により、親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と、内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段と発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えた冷却装置本体に供給された電源を分配し取り出す第1の中継手段と第2の中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え前記第1の中継手段と第2の中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮断手段と冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段とこの冷却装置本体制御手段に親機と子機の切換え操作手段を備えたものである。
この手段により、親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段を取り外し可能とした接続手段を備えたものである。
この手段により、内気温度測定手段を取り付けた冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側電源入力手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記電源線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたものである。
この手段により、電源線が接続された冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段に隣接して前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口が現れるスライドSWを備えたものである。
この手段により、電源線が接続された冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段からの電源ラインに電源電流を検知する電流検知手段を備えたものである。
この手段により、電源電流が流れたことを検知した冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたものである。
この手段により、通信線が接続された冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたものである。
この手段により、通信線が接続された冷却装置本体が親機であることと自動で判断されるので作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されこの親機に設定された冷却装置本体が電力線搬送通信によってそれぞれの冷却装置本体の号機を確定していけるので冷却装置本体の号機の設定作業を省くこととなり省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、冷却装置本体に発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続したことを判断する通信線接続判断手段を備えたものである。
この手段により、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を冷却装置本体のいずれかの号機に接続しても接続された号機が判断できるので設置作業は配線の容易な号機との通信線の接続をすれば良く省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたものである。
この手段により、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を冷却装置本体のいずれかの号機に接続しても接続された号機が判断できるので設置作業は配線の容易な号機との通信線の接続をすれば良く省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたものである。
この手段により、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を冷却装置本体のいずれかの号機に接続しても接続された号機が判断できるので設置作業は配線の容易な号機との通信線の接続をすれば良く省施工性のある発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を視認するための発光表示装置を冷却装置本体に備えたものである。
この手段により冷却装置本体の複数台設置後に設置業者やサービスマンがそれぞれの冷却装置本体の表示装置を視認することができるので冷却装置本体の確定号機を速やかに行える発熱体収納函冷却システムが得られる。
また、他の手段は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を確認するための音声発声手段を冷却装置本体に備えたものである。
この手段により冷却装置本体の複数台設置後に設置業者やサービスマンがそれぞれの冷却装置本体の音声発生手段により発せられた音声を聴覚することができるので冷却装置本体の確定号機を速やかに行える発熱体収納函冷却システムが得られる。
本発明によれば、省配線で省スペースな発熱体収納函冷却システムを提供できる。
また、発熱体収納函の発熱量に応じた冷却装置本体の設置台数に制限のない発熱体収納函冷却装置およびその配線を提供できる。
また、冷却装置本体の号機設定の手間を省く省作業が可能な発熱体収納函冷却システムを提供できる。
また、複数台設置された冷却装置本体の号機を設置業者やサービスマンが容易に識別できる発熱体収納函冷却システムを提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却システムにおいて、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続するコントローラーとの間に接続する電源ラインに前記冷却装置本体と前記コントローラー間の通信に電力線搬送通信を用いたことを特徴とするものであり、コントローラーと冷却装置本体とを接続する中継線を2本とする作用を有する。
本発明の請求項2記載の発明は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えこの冷却装置本体側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる冷却装置本体側信号搬送部を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段とコントローラー側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えたものであり、コントローラーと冷却装置本体とを接続する中継線を2本とする作用を有する。
本発明の請求項3記載の発明は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体を識別するための号機を判断する冷却装置本体号機判断手段を冷却装置本体側制御手段に備え、前記冷却装置本体号機判断手段に冷却装置本体の号機を設定する冷却装置本体号機設定手段を備えたことを特徴とするものであり、複数台設置された冷却装置本体の号機を特定できる作用を有する。
本発明の請求項4記載の発明は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備えたことを特徴とするものであり、冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となる作用を有する。
本発明の請求項5記載の発明は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と、内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備え前記冷却装置本体側電源端子台と前記冷却装置本体側中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮断手段を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出すコントローラー側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段と前記コントローラー側入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えたものであり、冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となる作用を有する。
本発明の請求項6記載の発明は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え分配された電源ラインに複数台設置された冷却装置本体間の通信として電力線搬送通信を用いたことを特徴とするものであり、コントローラー不要で且つ冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となる作用を有する。
本発明の請求項7記載の発明は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段を備えたことを特徴とするものであり、コントローラー不要で且つ冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となる作用を有する。
本発明の請求項8記載の発明は、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と、内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段と発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えた冷却装置本体に供給された電源を分配し取り出す第1の中継手段と第2の中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え前記第1の中継手段と第2の中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮断手段と冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段とこの冷却装置本体制御手段に親機と子機の切換え操作手段を備えたことを特徴とするものであり、コントローラー不要で且つ冷却装置本体の電源を分配し取り出せる手段に電源線を接続することで冷却装置本体の増設が可能となる作用を有する。
本発明の請求項9記載の発明は、発熱体発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段を取り外し可能とした接続手段を備えたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項10記載の発明は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側電源入力手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記電源線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項11記載の発明は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段に隣接して前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項12記載の発明は、電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段からの電源ラインに電源電流を検知する電流検知手段を備えたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項13記載の発明は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項14記載の発明は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とするものであり、作業者が冷却装置本体の親機の指定を行うことなく親機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項15記載の発明は、冷却装置本体に発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続したことを判断する通信線接続判断手段を備えたことを特徴とするものであり、通信線が接続された冷却装置本体の号機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項16記載の発明は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とするものであり、通信線が接続された冷却装置本体の号機が特定されるという作用を有する。
本発明の請求項17記載の発明は、発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とするものであり、通信線が接続された冷却装置本体の号機を特定されるという作用を有する。
本発明の請求項18記載の発明は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を視認するための発光表示装置を冷却装置本体に備えたことを特徴とするものであり、冷却装置本体の号機が発光表示されるという作用を有する。
本発明の請求項19記載の発明は、発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を確認するための音声発声手段を冷却装置本体に備えたことを特徴とするものであり、冷却装置本体の号機が音声表示されるという作用を有する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、発熱体収納函1を冷却するシステムは発熱体収納函1の発熱量に応じて設置される複数台の冷却装置本体2(本図では冷却装置本体の設置台数を3台として例にし、それぞれの冷却装置本体2をA号機2a、B号機2b、C号機2cと適宜称する。また、以降の説明全てに共通する。)とコントローラー3よりなり、冷却装置本体2には発熱体収納函1の内気温を外気に廃熱する熱交換手段としての熱交換器4と冷却装置本体側制御手段としてのマイコンを搭載した冷却装置本体側電子制御装置5により制御駆動される循環送風手段としてのファンモーター6と発熱体収納函1の外気温度を測定する外気温測定手段としての外気温サーミスター7が前期冷却装置本体側電子制御装置5に接続され、コントローラー3には発熱体収納函1の内気温度を測定する内気温測定手段としての内気温サーミスター8とがコントローラー側制御手段としてのマイコンを搭載したコントローラー側電子制御装置9に接続され発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10が通信線接続手段としての通信用端子台11に接続されている。
発熱体収納函1より供給される電源が電源線12を通じてコントローラー3に設けられたコントローラー側電源入力手段としてのコントローラー側電源端子台13に接続され、コントローラー3内部で分配され予め想定した冷却装置本体2の設置される複数台分の中継手段としての中継端子台14に接続される。この電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部15を挿入し、コントローラー側電源端子台13直後には発熱体収納函1の電源に搬送された信号が伝播しないように信号遮断手段としてのフィルター16を備えている。
冷却装置本体2では、それぞれの中継端子台14に接続された2本の中継線17がそれぞれコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段としての冷却装置本体側電源端子台18に接続されて電源が供給されこの電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる冷却装置本体側信号搬送部19を備えている。
上記構成において、コントローラー側電子制御装置9ではコントローラー3で測定した発熱体収納函1の内気温度と2本の中継線17に搬送された冷却装置本体2で測定した発熱体収納函1の外気温度の値が比較されて、内気温度が外気温度より高い場合には、冷却装置本体2に対して運転指令をコントローラー側信号搬送部15を通じて信号を送り、冷却装置本体側信号搬送部19にて信号を受信し冷却装置本体側電子制御装置5が循環送風手段としてのファンモーター6を駆動させることにより、熱交換器4に内気と外気を循環させ、発熱体収納函1の内気温が外気に廃熱され、発熱体収納函1が冷却される。
また、発熱体収納函1からの冷却装置本体2の運転信号が通信線10を通じてコントローラー側電子制御装置9に伝えられ、あるいは発熱体収納函1の内気温度が推定された最大温度を超えた場合には、発熱体収納函1の外気温度と比較を行うことなく、前記と同様に冷却装置本体2に対して運転指令を搬送することにより発熱体収納函1の廃熱を行うこともある。
一方、コントローラー3の異常、冷却装置本体2の異常情報が冷却装置本体側信号搬送部19とコントローラー側信号搬送部15を通じてコントローラー側電子制御装置9に集められ、状況に応じて発熱体収納函1へ通信線10を通じて情報が伝送される。なお、情報にはそのほか内気温、外気温、ファンモーター6の回転数など様々な情報が送ることも容易である。
このようにコントローラー3とそれぞれの冷却装置本体2の間は2本の中継線17で電源の供給、信号送受信が可能となり省配線であると同時に発熱体収納函1内部で使用するケーブルの数も減り省スペース化も可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明をする。図2に示すように、図1の構成に加えてそれぞれの冷却装置本体2を識別するための号機を判断する冷却装置本体号機判断手段である冷却装置本体側電子制御装置5に設けたマイコン21と電気的に接続された冷却装置本体の号機を設定する冷却装置本体号機設定手段としての冷却装置本体号機設定SW20を付加して備えている。
また、図3は前記冷却装置本体号機設定SW20の設定例を示した表であり、この冷却装置本体号機設定SW20の接点の状態により前記マイコン21の入力端子IN1、IN2の電位の状態による冷却装置本体2の号機の判断例である。
上記構成において、冷却装置本体号機設定SW20の設定の仕方により図3の表に示す通りマイコン21では冷却装置本体2の号機を判断(即ちA号機2a、B号機2b、C号機2cと判断)することとなり、コントローラー3では冷却装置本体2に個別に運転指令を送ることが可能となり、発熱体収納函1の発熱量に応じて冷却装置本体2の運転台数を増減させることができ、それぞれの冷却装置本体2より送信されてくる信号も確認することができる。また、冷却装置本体号機設定SW20の設定を設置作業者あるいはサービスマンが視認することによりそれぞれの冷却装置本体2の識別が可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明をする。図4に示すように、発熱体収納函1を冷却する装置は発熱体収納函1の発熱量に応じて設置される複数台の冷却装置本体2とコントローラー3よりなり、冷却装置本体2には発熱体収納函1の内気温を外気に廃熱する熱交換手段としての熱交換器4と冷却装置本体側制御手段としてのマイコンを搭載した冷却装置本体側電子制御装置5により制御駆動される循環送風手段としてのファンモーター6と発熱体収納函1の外気温度を測定する外気温測定手段としての外気温サーミスター7が前期冷却装置本体側電子制御装置5に接続され、コントローラー3には発熱体収納函1の内気温度を測定する内気温測定手段としての内気温サーミスター8とがコントローラー側制御手段としてのマイコンを搭載したコントローラー側電子制御装置9に接続され発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10が通信線接続手段としての通信用端子台11に接続されている。
発熱体収納函1より供給される電源が電源線12を通じてコントローラー3に設けられたコントローラー側電源入力手段としてのコントローラー側電源端子台13に接続され、コントローラー3内部で供給された電源を分配し取り出すコントローラー側中継手段としてのコントローラー側中継端子台22に接続される。この電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部15を挿入し、コントローラー側電源端子台13より供給された電源ラインの直後には発熱体収納函の電源ラインに搬送された信号が伝播しないようにコントローラー側信号遮断手段としてのフィルター16を備えている。
コントローラー側中継端子台22に接続された2本の中継線17aがA号機2aの冷却装置本体側電源端子台18に接続され電源が供給されA号機2a内部で供給された電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段としての冷却装置側中継端子台23に接続している。この電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部24と第2の信号搬送部25とこの間に第1の信号搬送部24の信号と第2の信号搬送部25による信号が干渉しないように冷却装置本体側信号遮断手段としてのフィルター16を備えている。
A号機2aの冷却装置本体側中継端子台23に接続された2本の中継線17bがB号機2bの冷却装置本体側電源端子台18に接続される。以下、同様にB号機2bの冷却装置本体側中継端子台23に接続された2本の中継線17cがC号機2cの冷却側電源端子台18に接続されている。
上記構成において、図面上便宜的にA号機2a、B号機2b、C号機2cと説明したがそれぞれの冷却装置側電子制御装置5では設置後電源を得るまでは正式な冷却装置本体2の識別である号機を認識していないので、コントローラー側電子制御装置9は、電源投入と同時にコントローラー側信号搬送部15より冷却装置本体2のA号機を確定させるための信号を送り2本の中継線17aを通じてその信号を第1の信号搬送部24で受け取った冷却装置本体2をA号機と認識、判断すると同時に第1の信号搬送部24よりA号機確定信号を返信する。次にA号機2aの第2の信号搬送部25より前記同様に冷却装置本体2の号機を確定させるための信号を新たに送り、2本の中継線17bを通じてその信号を第1の信号搬送部24で受け取った冷却装置本体2をB号機と認識、判断すると同時に第1の信号搬送部24よりB号機確定信号を返信する。同様にB号機2bからの新たな信号でC号機2cも判断する。C号機2cの第2の信号搬送部25より前記同様に冷却装置本体2の号機を確定させるための信号を新たに送るが、中継線が接続されていないため号機の確定信号が返信されないので、C号機2c以降の冷却装置本体2の設置はないものと判断し、設置された冷却装置本体2はC号機2cまでである(つまり冷却装置本体2の設置台数は3台である)とC号機2cの第1の信号搬送部24より冷却装置本体設置台数確定信号を送信し、これまでの号機判断の手順と逆の流れによりコントローラー側電子制御装置9に冷却装置本体設置台数確定信号が届くことになる。
以上の様に複数台接続された冷却装置本体2の号機を確定させて、実施の形態2と同様な発熱体収納函1の冷却を行うことができる。
この様に冷却装置本体2の設置台数に制限が無くなり、且つ、コントローラー3と冷却装置本体2あるいは冷却装置本体2の間を接続する2本の中継線17で電源の供給、信号送受信が可能でるから、実施の形態1および実施の形態2と同様に省配線であると同時に発熱体収納函1内部で使用するケーブルの数も減り省スペース化も可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態1と同一部分に付いては同一番号を付し詳細な説明をする。図5および図6に示すように、発熱体収納函1を冷却する装置は発熱体収納函1の発熱量に応じて設置される複数台の冷却装置本体2よりなり、冷却装置本体2には発熱体収納函1の内気温を外気に廃熱する熱交換手段としての熱交換器4と冷却装置本体側制御手段としてのマイコンを搭載した冷却装置本体側電子制御装置5により制御駆動される循環送風手段としてのファンモーター6と発熱体収納函1の内気温度を測定する内気温測定手段としての内気温サーミスター8と外気温度を測定する外気温測定手段としての外気温サーミスター7が前期冷却装置本体側電子制御装置5に接続され、冷却装置本体2の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段も兼ねた前記冷却装置本体電子制御装置5に電力線搬送通信おける親機と子機の切換え操作手段としての切換えSW26を備え発熱体収納函1への通信を行う通信線10を接続する通信用端子台11がある。
また、冷却装置本体1の内部では供給された電源を分配し取り出す第1の中継手段としての第1の中継端子台27と第2の中継手段としての第2の中継端子台28があり、この分配された第1の中継端子台27の電源ラインに電力線搬送通信を用いた受信信号を搬送させる第1の信号搬送部24を挿入し、第2の中継端子台28の電源ラインにも電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第2の信号搬送部25を挿入し、この間に第1の信号搬送部24の信号と第2の信号搬送部25による信号が干渉しないように冷却装置本体側信号遮断手段としてのフィルター16を備えている。
発熱体収納函1より供給される電源が電源線12を通じてA号機2aの冷却装置本体側電源端子台18に接続され、A号機2aの第2の中継端子台28に接続された2本の中継線17aがB号機2bの第1の中継端子台27に接続され電源がB号機2bに電源が供給され第2の中継端子台28に接続された2本の中継線17bがC号機の第1の中継端子台27に接続される。
ここで、冷却装置本体2の親機と子機について定義しておく。親機とは電力線搬送通信において、システム全体の制御を司る主となる機器であり、子機とはその親機に対する従となる機器の関係にある。
上記構成において、図面上便宜的にA号機2a、B号機2b、C号機2cと説明したがそれぞれの冷却装置本体側電子制御装置5では設置後電源を得るまでは正式な冷却装置本体2の号機を判断し得ていないので、電源投入と同時に切換えSW26が親機側に設定された冷却装置本体2をA号機2aとして識別判断し、A号機2aの冷却装置本体側電子制御装置5は第2の信号搬送部25より切換えSW26が子機側に設定された残りの冷却装置本体2の号機を確定させるための信号を送り2本の中継線17aを通じてその信号を第1の信号搬送部24で受け取った冷却装置本体2をB号機と認識、判断すると同時に第1の信号搬送部24よりB号機確定信号を返信する。次にB号機2bの第2の信号搬送部25より前記同様に冷却装置本体2の号機を確定させるための信号を新たに送り、2本の中継線17bを通じてその信号を第1の信号搬送部24で受け取った冷却装置本体2をC号機と認識判断すると同時に第1の信号搬送部24よりC号機確定信号を返信する。C号機2cの第2の信号搬送部25より前記同様に冷却装置本体2の号機を確定させるための信号を新たに送るが、中継線が接続されていないため、号機の確定信号が返信されないため、C号機2c以降の冷却装置本体2の設置はないものと判断し、設置された冷却装置本体2はC号機2cまでである(つまり冷却装置本体2の設置台数は3台である)とC号機2cの第1の信号搬送部24より台数確定信号を返信し、号機確定の手順と逆の流れにより親機であるA号機2aの冷却装置本体側電子制御装置5に冷却装置本体設置台数確定信号が届くことになる。
以上の様に複数台設置された冷却装置本体2の号機を認識判断させて、実施の形態3と同様な発熱体収納函1の冷却を行うことができる。
この様に冷却装置本体2のみで発熱体収納函冷却システムを構成することができ、冷却装置本体2の設置台数に制限が無くなり、且つ、冷却装置本体2間を接続する2本の中継線17で電源の供給、信号送受信が可能であるから、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3と同様に省配線であると同時に発熱体収納函1内部で使用するケーブルの数も減り且つコントローラー3も不要とすることができ省スペース化も可能となる。
(実施の形態5)
図7および図8に示すように、図5の構成に加えて発熱体収納函1の内気温を測定する内気温測定手段としての内気温サーミスター8を取り外し可能とした接続手段としての内気温サーミスター接続用端子29を備えた構成とする。
上記構成において、発熱体収納函1の内気温度を測定するのは親機で十分であるので、親機とするA号機2aのみ内気温サーミスター8を内気温サーミスター接続用端子29に接続しておく。A号機2aの冷却本体側電子制御装置5にあるマイコン21に内気温サーミスター8と直列に接続した抵抗器30との分圧値を前記マイコン21に入力し内気温度を測定しているが、内気温サーミスター8が接続されないと+5Vに固定されることとなり、内気温サーミスター8が接続されていないことが判る。
この内気温サーミスター8の有無の判断ができることから、内気温サーミスター8が接続された冷却装置本体2を親機としA号機2aと判断し、残りの冷却装置本体2を子機とする。
これにより、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態6)
図9および図10に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体2へ発熱体収納函1から電源を供給する電源線12を接続する冷却装置本体側電源端子台18の接続口31に隣接してレバー32が押されると接点が動作するプッシュSW33を備え、このプッシュSW33は冷却装置本体側電子制御装置5にあるマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、電源線12を冷却装置本体側電源端子台18の接続口31から接続すると必ずレバー32が押され、プッシュSW33の接点が閉じた状態となるので前記マイコン21の入力部INにはプッシュSW33の接点が開であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので電源線12が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機をA号機2aと判断することにより、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態7)
図11および図12に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体2へ発熱体収納函1から電源を供給する電源線12を接続する冷却装置本体側電源端子台18に隣接して接続口31を塞ぐつまみ34の付いたスライドSW35を備え、このスライドSW35は冷却装置本体側電子制御装置5にあるマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、電源線12を冷却装置本体側電源端子台18に接続するには電源線12が接続できるようにつまみ34を冷却装置本体側電源端子台18の接続口31が見えるようにスライドさせることとなり、スライドSW35の接点が開側に移動した状態となるので前記マイコン21の入力部INにはスライドSW35の接点が閉側であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので電源線12が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機をA号機2aと判断することにより、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態8)
図13に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体2の内部で冷却装置本体側電源端子台18に接続された電源ラインの片側に電流検出手段としてのCT36を挿入しこの出力を冷却装置本値側電子制御装置5に入力された構成とする。
上記構成において、電源が投入されると電源線12が接続されたA号機2aのみ冷却装置本体側電源端子台18を通じて電源電流が流れるので前記CT36にて電流が流れたことがA号機2aの冷却装置本体側電子制御装置5に伝えられることとなり電流を検知できた冷却装置本体2が親機であるA号機2aであることが判断でき、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態9)
図14および図15に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体2の発熱体収納函1への通信を行う通信線10を接続する通信用端子台11の接続口37に隣接してレバー32が押されると接点が動作するプッシュSW33を備、このプッシュSW33は冷却装置本体側電子制御装置5にあるマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、通信線10を通信用端子台11の接続口37から接続すると必ずレバー32が押され、プッシュSW33の接点が閉じた状態となるので前記マイコン21の入力部INにはプッシュSW33の接点が開であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので通信線10が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機をA号機2aと判断することにより、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態10)
図16および図17に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体2の発熱体収納函1への通信を行う通信線10を接続する通信用端子台11に隣接して接続口37を塞ぐつまみ34の付いたスライドSW35を備え、このスライドSW35は冷却装置本体側電子制御装置5にあるマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、通信線10を通信用端子台11に接続するには通信線10が接続できるようにつまみ34を通信用端子台11の接続口37が見えるようにスライドさせることとなり、スライドSW35の接点が開側に移動した状態となるので前記マイコン21の入力部INにはスライドSW35の接点が閉側であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので通信線10が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機をA号機2aと確定することにより、実施の形態4で説明した冷却装置本体2の号機判断を同様に行い、発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に複数台設置された冷却装置本体2を識別する号機が自動で判断できる。
(実施の形態11)
図14、図15および図18に示すように、実施の形態4から実施の形態8に至るに加えて冷却装置本体2の発熱体収納函1への通信を行う通信線10を接続する通信用端子台11の接続口37に隣接してレバー32の付いたプッシュSW33を備え、このプッシュSW33は発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10を接続したことを判断する通信線接続判断手段も兼ねた冷却装置本体側電子制御装置5に備えたマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、通信線10を通信用端子台11の接続口37から接続すると必ずレバー32が押され、プッシュSW33の接点が閉じた状態となるので前記マイコン21の入力部INにはプッシュSW33の接点が開であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので通信線10が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機(この実施の形態ではB号機2b)を親機に関係無く発熱体収納函1との通信用号機と確定する。この通信用号機と確定した結果を電力線搬送通信によりA号機2aに伝送することでA号機2aでは、通信線10が接続された冷却装置本体2がB号機2bであることを認識し、発熱体収納函1への伝送内容を電力線搬送通信によりB号機2bに送り、B号機2bより通信線10を使って発熱体収納函1へ前記の伝送内容を送る。また、発熱体収納函1からの信号をB号機2bで受信して、その内容を電力線搬送通信によりA号機2aに送る。以上の様にして、実施の形態4と同様の発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に通信線10を接続する冷却装置本体2を自由に選ぶことができ発熱体収納函1の通信線接続口(図示せず)との最短による配線が可能で省配線、省スペース化も可能となる。
(実施の形態12)
図16、図17および図18に示すように、実施の形態4から実施の形態8に至るに加えて冷却装置本体2の発熱体収納函1への通信を行う通信線10を接続する通信用端子台11に隣接して接続口37を塞ぐつまみ34の付いたスライドSW35を備え、このスライドSW35は発熱体収納函1との信号の伝送を行う通信線10を接続したことを判断する通信線接続判断手段も兼ねた冷却装置本体側電子制御装置5に備えたマイコン21に電気的に接続された構成とする。
上記構成において、通信線10を通信用端子台11に接続するには通信線10が接続できるようにつまみ34を通信用端子台11の接続口37が見えるようにスライドさせることとなり、スライドSW35の接点が開側に移動した状態となるので前記マイコン21の入力部INにはスライドSW35の接点が閉側であるときの+5VではなくGND電位が入力されるので通信線10が接続されたことが判断できるので、マイコン21の入力部INの電位がGND電位である号機(この実施の形態ではB号機2b)を親機に関係無く発熱体収納函1との通信用号機と確定する。この通信用号機と確定した結果を電力線搬送通信によりA号機2aに伝送することでA号機2aでは、通信線10が接続された冷却装置本体2がB号機2bであることを認識し、発熱体収納函1への伝送内容を電力線搬送通信によりB号機2bに送り、B号機2bより通信線10を使って発熱体収納函1へ前記の伝送内容を送る。また、発熱体収納函1からの信号をB号機2bで受信して、その内容を電力線搬送通信によりA号機2aに送る。以上の様にして、実施の形態4と同様の発熱体収納函1の冷却を行う。
この様に通信線10を接続する冷却装置本体2を自由に選ぶことができ発熱体収納函1の通信線接続口(図示せず)との最短による配線が可能で省配線、省スペース化も可能となる。
(実施の形態13)
図19に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体側電子制御装置5に表示手段である7セグLED38を備えた構成とする。
上記構成において、実施の形態4から実施の形態12に至る冷却装置本体2の号機判定の結果を7セグLED38に表示することができ、設置業者やサービスマンが自動で確定された冷却装置本体2の号機判定の情報を得ることができる。
なお、表示手段として7セグLEDを用いたが、LEDを用いて点滅回数などによって識別可能な表示をさせることでも、また複数のLEDを用いて2進数的に表示することでもよく、さらには液晶表示であってもその作用に差異を生じない。
また、図示していないが実施の形態1から実施の形態3に至る冷却装置本体側制御手段にも同様の表示手段を備えることは容易に想定可能で作用に差異を生じない。
(実施の形態14)
図20に示すように、図5の構成に加えて冷却装置本体側電子制御装置5に音声発生手段であるスピーカー39を備えた構成とする。
上記構成において、実施の形態4から実施の形態12に至る冷却装置本体2の号機判定の結果を確認SW(図示せず)を押すたびに例えば「A号機です」などとスピーカー39より音声を発生することができ、設置業者やサービスマンが自動で確定された冷却装置本体2の号機判定の情報を得ることができる。
なお、音声発生手段としてスピーカーとしたが、ブザーなどを用いてブザー音の発生回数などで知らせることもできその作用に差異を生じない。
また、図示していないが実施の形態1から実施の形態3に至る冷却装置本体側制御手段にも同様の音声発生手段を備えることは容易に想定可能で作用に差異を生じない。
冷却装置本体やコントローラーに取り付けた電源ラインに電力線搬送通信用の信号を搬送させる信号搬送部を用いて容易に省配線、省スペース化を実現し、航空機の気密室や貨物コンテナなどの気密性を有する収納函などの空調設備などにも適用できる。
本発明の実施の形態1の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2の制御部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態2の冷却装置本体の号機の判断を示す表図 本発明の実施の形態3の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4の制御部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態5の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5の制御部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態6の接続部の構成を示す構成図 本発明の実施の形態6の制御部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態7の制御部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態7の接続部の構成を示す構成図 本発明の実施の形態8の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態9の接続部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態9の制御部の構成を示す構成図 本発明の実施の形態10の接続部の構成を示す回路図 本発明の実施の形態10の制御部の構成を示す構成図 本発明の実施の形態11および12の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態13の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態14の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図 従来の発熱体収納函冷却装置本体の構成図 従来の発熱体収納函冷却システムの構成を示す構成図 従来の発熱体収納函冷却システムの構成を示すブロック図
符号の説明
1 発熱体収納函
2 冷却装置本体
3 コントローラー
4 熱交換器
5 冷却装置本体側電子制御装置
6 ファンモーター
7 外気温サーミスター
8 内気温サーミスター
9 コントローラー側電子制御装置
10 通信線
11 通信用端子台
12 電源線
13 コントローラー側電源端子台
14 中継端子台
15 コントローラー側信号搬送部
16 フィルター
17 2本の中継線
18 冷却装置本体側電源端子台
19 冷却装置本体側信号搬送部
20 冷却装置本体号機設定SW
21 マイコン
22 コントローラー側中継端子台
23 冷却装置側中継端子台
24 第1の信号搬送部
25 第2の信号搬送部
26 切換えSW
27 第1の中継端子台
28 第2の中継端子台
29 内気温サーミスター接続用端子
30 抵抗器
31 冷却装置本体側電源端子台の接続口
32 レバー
33 プッシュSW
34 つまみ
35 スライドSW
36 CT
37 通信用端子台の接続口
38 7セグLED
39 スピーカー

Claims (19)

  1. 発熱体収納函を冷却する発熱体収納函冷却システムにおいて、発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続するコントローラーとの間に接続する電源ラインに前記冷却装置本体と前記コントローラー間の通信に電力線搬送通信を用いたことを特徴とする発熱体収納函冷却システム。
  2. 発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えこの冷却装置本体側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる冷却装置本体側信号搬送部を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段とコントローラー側電源入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えた請求項1記載の発熱体収納函冷却システム。
  3. 発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体を識別するための号機を判断する冷却装置本体号機判断手段を冷却装置本体側制御手段に備え、前記冷却装置本体号機判断手段に冷却装置本体の号機を設定する冷却装置本体号機設定手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の発熱体収納函冷却システム。
  4. 発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の発熱体収納函冷却システム。
  5. 発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段とコントローラーから供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段を備え前記冷却装置本体側電源端子台と前記冷却装置本体側中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮断手段を備えた冷却装置本体と、発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と発熱体収納函から供給される電源を取り入れるコントローラー側電源入力手段と供給された電源を分配し取り出すコントローラー側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段と前記コントローラー側入力手段から供給される電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させるコントローラー側信号搬送部を備えたコントローラーとを備えた請求項4記載の発熱体収納函冷却システム。
  6. 発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる冷却装置本体に電源を分配し取り出す冷却装置本体側中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え分配された電源ラインに複数台設置された冷却装置本体間の通信として電力線搬送通信を用いたことを特徴とする発熱体収納函冷却システム。
  7. 発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の発熱体収納函冷却システム。
  8. 発熱体収納函の内気温を外気に廃熱させる熱交手段と、内気と外気を循環させる循環送風手段と前記循環送風手段を動作させる冷却装置本体側制御手段と発熱体収納函の外気温度を測定する外気温測定手段と発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段と供給された電源を取り入れる冷却装置本体側電源入力手段を備えた冷却装置本体に供給された電源を分配し取り出す第1の中継手段と第2の中継手段と発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段を備え前記第1の中継手段と第2の中継手段間の電源ラインに電力線搬送通信を用いた送受信信号を搬送させる第1の信号搬送部と第2の信号搬送部と第1の信号搬送部による信号と第2の信号搬送部による信号の干渉を防ぐ信号遮断手段と冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の親機と子機の判断を行う親機子機判断手段とこの冷却装置本体制御手段に親機と子機の切換え操作手段を備えたことを特徴とする発熱体収納函冷却システム。
  9. 発熱体発熱体収納函の内気温度を測定する内気温測定手段を取り外し可能とした接続手段を備えたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  10. 電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側電源入力手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記電源線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  11. 電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段に隣接して前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記冷却装置本体側電源入力手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  12. 電源を取り入れる電源線を接続する冷却装置本体側入力手段からの電源ラインに電源電流を検知する電流検知手段を備えたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  13. 発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  14. 発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とする請求項7あるいは8記載の発熱体収納函冷却システム。
  15. 冷却装置本体に発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続したことを判断する通信線接続判断手段を備えたことを特徴とする請求項6から14いずれか記載の発熱体収納函冷却システム。
  16. 発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段の接続口に隣接してレバーが押されると接点が動作するプッシュSWを備え、前記通信線を接続すると前記プッシュSWのレバーが押されこのプッシュSWの接点が動作するようにしたことを特徴とする請求項15記載の発熱体収納函冷却システム。
  17. 発熱体収納函との信号の伝送を行う通信線を接続する通信線接続手段に前記通信線接続手段の接続口を塞ぐつまみを有し且つ前記つまみをスライドさせると前記通信線接続手段の接続口が現れるスライドSWを備えたことを特徴とする請求項15記載の発熱体収納函冷却システム。
  18. 発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を視認するための発光表示装置を冷却装置本体に備えたことを特徴とする請求項1から17いずれか記載の発熱体収納函冷却システム。
  19. 発熱体収納函に設置された複数台の冷却装置本体間の電力線搬送通信における冷却装置本体の号機を確定する冷却装置本体側制御手段と該当号機を確認するための音声発声手段を冷却装置本体に備えたことを特徴とする請求項1から17いずれか記載の発熱体収納函冷却システム。
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