JP2006097501A - Dry running prevention device of water pump - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、水ポンプの空転防止装置に関する。 The present invention relates to an idling prevention device for a water pump.
従来、エンジンで水ポンプを駆動するようにした、いわゆるエンジンポンプが広く知られている。水ポンプの多くは、発熱部の冷却を自吸した水で行っていることから、空転(空汲み)が続くと焼き付きやシール不良を引き起こすおそれがある。 Conventionally, a so-called engine pump in which a water pump is driven by an engine is widely known. Many water pumps use self-primed water to cool the heat generating part, and if idling (empty pumping) continues, there is a risk of causing seizure or poor sealing.
そこで、水ポンプの空転を防止するようにした技術が従来提案されている。例えば特許文献1に記載される技術にあっては、水ポンプのケーシング内に水位を検出するためのフロート式や圧力式のスイッチを設け、ケーシング内の水位が所定値に満たないことが検出されたときに水ポンプを駆動するエンジンの運転を停止させるように構成している。
しかしながら、上記のように水ポンプの内部に水位を検出するスイッチを設け、その出力に基づいてエンジンの運転を停止させるように構成した場合、水ポンプとエンジンを信号線などで電気的に接続する必要があり、エンジンと水ポンプの組み付け作業が煩雑化するという不具合があった。 However, when the switch for detecting the water level is provided inside the water pump as described above and the operation of the engine is stopped based on the output, the water pump and the engine are electrically connected by a signal line or the like. There is a problem that the assembly work of the engine and the water pump becomes complicated.
従って、この発明の目的は上記した課題を解決することにあり、エンジンと水ポンプの組み付け作業を煩雑化させることなく、水ポンプの空転を防止するようにした水ポンプの空転防止装置を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problem, and to provide a water pump idling prevention device that prevents idling of the water pump without complicating the assembly work of the engine and the water pump. There is.
上記の課題を解決するために、請求項1にあっては、エンジンによって駆動される水ポンプの空転を防止する水ポンプの空転防止装置において、前記エンジンの運転状態に基づいて前記エンジンの出力発生率を推定する出力発生率推定手段と、前記推定された出力発生率が所定値以下であるときに前記エンジンの運転を停止させる運転停止手段とを備えるように構成した。
In order to solve the above-described problem, according to
また、請求項2にあっては、前記運転停止手段は、前記推定された出力発生率が所定時間継続して前記所定値以下であるときに前記エンジンの運転を停止させるように構成した。 According to a second aspect of the present invention, the operation stopping means is configured to stop the operation of the engine when the estimated output occurrence rate continues for a predetermined time and is equal to or less than the predetermined value.
また、請求項3にあっては、さらに、前記エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータと、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記検出されたエンジン回転数とスロットル開度に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御し、前記スロットルバルブを開閉して前記エンジンの出力を調整するアクチュエータ制御手段とを備えると共に、前記出力発生率推定手段は、前記エンジンの運転状態として前記検出されたエンジン回転数とスロットル開度を用いて前記出力発生率を推定するように構成した。 According to a third aspect of the present invention, the actuator further opens and closes the throttle valve of the engine, the engine speed detecting means for detecting the engine speed, and the throttle opening for detecting the throttle valve opening. Detecting means, and actuator control means for controlling the drive of the actuator based on the detected engine speed and throttle opening, and opening and closing the throttle valve to adjust the output of the engine, and the output The occurrence rate estimation means is configured to estimate the output occurrence rate using the detected engine speed and throttle opening as the operating state of the engine.
請求項1に係る水ポンプの空転防止装置においては、エンジンの運転状態に基づいて出力発生率を推定する出力発生率推定手段と、前記推定された出力発生率が所定値以下であるときに前記エンジンの運転を停止させる運転停止手段とを備えるように構成したので、水ポンプの空転(具体的には、水ポンプが空転することによって生じる負荷の減少に伴うエンジン出力の低下)の検知とエンジンの運転の停止の両方をエンジン側で実行することができるため、水ポンプに水位を検出するためのスイッチやセンサを設ける必要がなく、よってエンジンと水ポンプを電気的に接続する必要もない。従って、エンジンと水ポンプの組み付け作業を煩雑化させることなく、水ポンプの空転を防止することができる。
In the idling prevention device for the water pump according to
また、水ポンプの空転防止がエンジン側のみで実行可能であるため、装置の汎用性が高く、よって水ポンプの交換や製品のラインナップを追加する際の手間とコストを削減することができる。 Further, since the prevention of idling of the water pump can be performed only on the engine side, the versatility of the apparatus is high, and therefore the labor and cost when replacing the water pump or adding a product lineup can be reduced.
尚、この明細書において「水」とは、真水の他、海水や泥水など、ポンプで汲み上げ可能な液体を全て含むものとして使用する。従って、「水ポンプ」とは、真水の他、海水や泥水といった種々の液体の汲み上げに用いられるポンプを意味する。 In this specification, “water” is used to include all liquids that can be pumped up, such as seawater and muddy water, in addition to fresh water. Accordingly, the “water pump” means a pump used for pumping various liquids such as seawater and muddy water in addition to fresh water.
また、請求項2に係る水ポンプの空転防止装置にあっては、運転停止手段は、推定された出力発生率が所定時間継続して所定値以下であるときにエンジンの運転を停止させるように構成したので、上記した効果に加え、水ポンプの耐久性上問題とならない短時間の空転によってエンジンの運転が停止されるのを防止することができ、よって作業性を向上させることができる。 Further, in the idling prevention device for the water pump according to claim 2, the operation stopping means stops the operation of the engine when the estimated output occurrence rate continues for a predetermined time and is not more than a predetermined value. Since it comprised, in addition to an above-described effect, it can prevent that an engine driving | operation is stopped by the idling for a short time which does not become a problem on durability of a water pump, Therefore Workability | operativity can be improved.
また、請求項3に係る水ポンプの空転防止装置にあっては、さらに、エンジンのスロットルバルブを開閉するアクチュエータと、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記検出されたエンジン回転数とスロットル開度に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御し、前記スロットルバルブを開閉して前記エンジンの出力を調整するアクチュエータ制御手段とを備えると共に、出力発生率推定手段は、前記エンジンの運転状態として前記検出されたエンジン回転数とスロットル開度を用いて出力発生率を推定するように構成した、換言すれば、エンジンのスロットル装置として電子制御式のスロットル装置(いわゆる電子ガバナ)を備えると共に、かかる電子制御式のスロットル装置を動作させるのに必要なパラメータであるエンジン回転数とスロットル開度に基づいて出力発生率を推定するように構成したので、水ポンプの空転を検知するためのスイッチやセンサを新たに設ける必要がなく、よって簡素な構成で上記した効果を得ることができる。 In the idling prevention device for a water pump according to claim 3, an actuator for opening and closing an engine throttle valve, an engine speed detecting means for detecting the engine speed, and an opening of the throttle valve. Throttle opening detecting means for detecting the degree, and actuator control means for controlling driving of the actuator based on the detected engine speed and throttle opening, and adjusting the output of the engine by opening and closing the throttle valve The output generation rate estimating means is configured to estimate the output generation rate using the detected engine speed and throttle opening as the engine operating state, in other words, the engine throttle The device is equipped with an electronically controlled throttle device (so-called electronic governor) and Since the output generation rate is estimated based on the engine speed and the throttle opening, which are parameters necessary for operating the electronically controlled throttle device, a switch for detecting the idling of the water pump, There is no need to provide a new sensor, and thus the above-described effects can be obtained with a simple configuration.
以下、添付図面に即してこの発明に係る水ポンプの空転防止装置を実施するための最良の形態について説明する。 DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The best mode for carrying out a water pump anti-skid device according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、この発明の第1実施例に係る水ポンプの空転防止装置が搭載されるエンジンポンプユニットの正面図である。また、図2は、図1に示すエンジンポンプユニットの平面図である。 FIG. 1 is a front view of an engine pump unit in which an anti-spinning device for a water pump according to a first embodiment of the present invention is mounted. FIG. 2 is a plan view of the engine pump unit shown in FIG.
図1および図2において、符号10はエンジンポンプユニットを示す。エンジンポンプユニット10は、エンジン12と、エンジン12によって駆動される水ポンプ14とを備える。エンジン12と水ポンプ14は、パイプ状のフレーム16に搭載される。エンジン12は、リコイルスタータ18を備え、操作者がそれを操作することによって始動自在とされる。
1 and 2,
水ポンプ14は、具体的には渦巻ポンプからなり、水の吸入口たるインレットパイプ20と吐出口たるアウトレットパイプ22を備える。インレットパイプ20は、図示しないホースや配管を介し、貯水槽などの水の供給源に接続される。一方、アウトレットパイプ22は、図示しないホースや配管を介して水の供給先へと接続される。インレットパイプ20から水ポンプ14の内部に吸入された水は、アウトレットパイプ22から吐出される。
Specifically, the
図3は、エンジン12の説明断面図である。
FIG. 3 is an explanatory sectional view of the
エンジン12は、1個の気筒(シリンダ)30を備え、その内部にピストン32が往復動自在に収容される。エンジン12の燃焼室34を臨む位置には吸気バルブ36と排気バルブ38が配置され、燃焼室34と吸気管40あるいは排気管42の間を開閉する。尚、エンジン12は、具体的には水冷4サイクルの単気筒OHV型の内燃機関であり、163ccの排気量を備える。
The
ピストン32はクランクシャフト44に連結され、クランクシャフト44はギヤを介してカムシャフト46と連結される。また、クランクシャフト44の一端にはフライホイール48が取り付けられると共に、フライホイール48の先端側には前記したリコイルスタータ18が取り付けられる。一方、クランクシャフト44の他端には、水ポンプ14のインペラ(後述)が取り付けられる。
The
フライホイール48の内側には発電コイル(オルタネータ)50が配置され、交流電流を発電する。発電コイル50で発電された交流電流は、図示しない処理回路を介して直流電流に変換された後、ECU(後述)や点火回路(図示せず)などに動作電源として供給される。
A power generation coil (alternator) 50 is disposed inside the
また、吸気路40の途中にはスロットルボディ52が配置される。スロットルボディ52にはスロットルバルブ54が収容され、スロットルバルブ54はスロットルシャフトと減速ギヤ機構(共に図示せず)を介して電動モータ56(アクチュエータ。具体的には、ステッピングモータ)に接続される。また、スロットルボディ52においてスロットルバルブ54よりも上流側には、キャブレタ・アシー58(図1に示す)が取り付けられる。
A
キャブレタ・アシー58は、燃料タンク60(図1および図2に示す)に接続され、スロットルバルブ54の開度に応じて吸入された空気にガソリン燃料を噴射して混合気を生成する。生成された混合気は、スロットルバルブ54、吸気路40および吸気バルブ36を通って気筒30の燃焼室34に吸入される。
The
電動モータ56の付近にはスロットル開度センサ62が配置され、スロットルバルブ54の開度θTH(以下「スロットル開度」という)に応じた信号を出力する。また、フライホイール48の付近には電磁ピックアップからなるクランク角センサ64が配置され、所定クランク角度ごとにパルス信号を出力する。
A
スロットル開度センサ62およびクランク角センサ64の出力は、ECU(電子制御ユニット)66に入力される。ECU66は、CPU,ROM,RAMおよびカウンタを備えたマイクロコンピュータからなり、エンジンポンプユニット10の適宜位置に配置される。
Outputs of the
ECU66は、クランク角センサ64の出力パルスをカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)する。また、ECU66は、検出されたエンジン回転数NEとスロットル開度θTHに基づき、エンジン回転数NEが目標回転数(例えば3000[rpm])に一致するように目標スロットル開度を設定し、設定した目標スロットル開度に相当する通電指令値を電動モータ56に出力してその駆動を制御する。
The ECU 66 counts the output pulses of the
このように、エンジン12は、電動モータ56、スロットル開度センサ62、クランク角センサ64およびECU66からなる電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)によってスロットルバルブ54が開閉され、その出力が調整される。
As described above, the
次いで、水ポンプ14の構造について説明する。
Next, the structure of the
図4は、水ポンプ14の分解斜視図である。
FIG. 4 is an exploded perspective view of the
図4に示すように、水ポンプ14は、ケーシング70を備える。ケーシング70の側面には開口部72が穿設され、開口部72には前記したインレットパイプ20が複数本のボルト74(図では1本のみ示す)によって固定される。ケーシング70とインレットパイプ20の当接部には、パッキン76が介挿される。また、インレットパイプ20には、インレットバルブ80が複数本のボルト82(図では1本のみ示す)によって取り付けられる。尚、図4および後述する図5において、ボルトやナットを締結する際に使用されるワッシャやシム、Oリングなどは図示を省略する。
As shown in FIG. 4, the
また、ケーシング70の上面には開口部84が穿設され、開口部84には前記したアウトレットパイプ22が複数本のボルト86(図では1本のみ示す)によって固定される。ケーシング70とアウトレットパイプ22の当接部には、パッキン88が介挿される。
An
アウトレットパイプ22の適宜位置には、開口部90が穿設される。開口部90は、水ポンプ14を始動する際に必要となる、いわゆる呼び水の注入口であり、操作者によって着脱自在なフィラキャップ92によって封止される。
An
また、ケーシング70において、前記した開口部72と対向する面はその全面が開口され、そこにはケーシングカバー96が複数本のボルト98(図では1本のみ示す)によって取り付けられる。ケーシング70とケーシングカバー96の当接部には、シールリング100が介挿される。
Further, the entire surface of the
図5は、ケーシングカバー96の分解斜視図である。
FIG. 5 is an exploded perspective view of the
図5に示すように、ケーシングカバー96は、複数本のボルト102(図では1本のみ示す)によってエンジン12に取り付けられる。また、ケーシングカバー96においてケーシング70(図5で図示せず)と対向する面には、渦巻き状に突設された壁部104によって渦型室106が形成される。渦型室106は、具体的には、紙面において反時計回りに通路断面積が拡大しつつ、上部に形成された排出口108に至る形状とされる。
As shown in FIG. 5, the
渦型室106には、インペラ110が収容される。また、ケーシングカバー96には貫通孔112が穿設され、かかる貫通孔112を介してエンジン12のクランクシャフト44が渦型室106に挿通される。インペラ110は、渦型室106に挿通されたクランクシャフト44に図示しないキーで位置決めされつつ、ナット114によって固定される。尚、クランクシャフト44とインペラ110の回転方向は、紙面において反時計回りである。また、符号120はクランクシャフト44の外周に取り付けられるメカニカルシールであり、符号122はメカニカルシール120と共に貫通孔112に嵌合されるシールカラーである。
An
前記した壁部104には、フリクションディスク126が複数本のボルト124(図5では1本、図4では2本のみ示す)によって取り付けられる。これにより、渦型室106が封止される。フリクションディスク126には貫通孔128が穿設され、貫通孔128は、ケーシング70に穿設された開口部72とシールリング130(図4に示す)を介して連通させられる。
A
ここで、図4および図5を参照し、水ポンプ14の内部に吸入された水の流れについて説明する。エンジン12が運転されることによってクランクシャフト44とインペラ110が紙面において反時計回りに回転させられると、吸引力が発生してインレットパイプ20から水が吸入される。インレットパイプ20から吸入された水は、ケーシング70に穿設された開口部72とフリクションディスク126に穿設された貫通孔128を通過して渦型室106に流入させられる。
Here, the flow of water sucked into the
渦型室106に流入させられた水は、インペラ110の回転によって渦型室106の排出口108へと圧送され、さらにケーシング70に穿設された開口部84を通過してアウトレットパイプ22から外部に吐出される。
The water that has flowed into the
次いで、図6以降を参照してこの実施例に係る水ポンプの空転防止装置の動作について説明する。図6は、その動作を示すフローチャートである。図示のプログラムは、ECU66において所定の周期(例えば20[msec])ごとに実行される。
Next, the operation of the idling prevention device for the water pump according to this embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a flowchart showing the operation. The illustrated program is executed in the
図6フローチャートの説明を続ける前に、先ずその動作の概要について図7以降を参照して説明する。図7は、エンジン回転数NEに対するエンジン12の出力OPの特性を表す特性図である。
Before continuing the description of the flowchart of FIG. 6, the outline of the operation will be described first with reference to FIG. FIG. 7 is a characteristic diagram showing the characteristics of the output OP of the
水ポンプ14が空転(空汲み)すると、負荷の減少に伴ってエンジン出力OPが著しく低下する。具体的には、図7においてエンジン回転数NEが3000[rpm]であるときを例に挙げて示すように、水ポンプ14が空転したときのエンジン出力OPは、全開出力OPmaxの10[%]程度まで低下する。従って、エンジン12の出力発生率(「OPrate」とする)を求めることにより、その値に基づいて水ポンプ14の空転を検知することが可能である。
When the
尚、全開出力OPmaxとは、エンジン12が発生し得る最大出力をエンジン回転数NEごとに実験を通じて求めた値であり、出力発生率OPrateとは、エンジン出力OPを、そのときのエンジン回転数NEに対応する全開出力OPmaxで除して得た値である。
The fully-open output OPmax is a value obtained by experimenting the maximum output that can be generated by the
ここで、エンジン12の出力発生率OPrateは、エンジン12の運転状態から推定することができる。
Here, the output occurrence rate OPrate of the
図8は、エンジン回転数NEが3000[rpm]であるときの、スロットル開度θTHに対する出力発生率OPrateの特性を表す特性図である。 FIG. 8 is a characteristic diagram showing the characteristics of the output occurrence rate OPrate with respect to the throttle opening θTH when the engine speed NE is 3000 [rpm].
図8に示す如く、出力発生率OPrateは、エンジン回転数NEが定まれば、スロットル開度θTHによって一義的に求めることができる。即ち、上記したエンジン12の運転状態としてエンジン回転数NEとスロットル開度θTHを用いることで、出力発生率OPrateを推定することができる。
As shown in FIG. 8, the output occurrence rate OPrate can be uniquely determined by the throttle opening θTH when the engine speed NE is determined. That is, the output generation rate OPrate can be estimated by using the engine speed NE and the throttle opening degree θTH as the operating state of the
そこで、この実施例にあっては、図8に示すようなスロットル開度θTHに対する出力発生率OPrateの特性をエンジン回転数NEごとにマップ化しておき、エンジン回転数NEとスロットル開度θTHの検出値に基づいてかかるマップを検索することで、出力発生率OPrateの推定を行うようにした。そして、推定した出力発生率OPrateが所定値以下か判断することで、エンジン出力OPの著しい低下が生じているか判断し、よって水ポンプ14の空転を検知するようにした。尚、出力発生率OPrateの推定に用いられるエンジン回転数NEとスロットル開度θTHは、前述した電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)を動作させるのに必要なパラメータでもある。
Therefore, in this embodiment, the characteristics of the output occurrence rate OPrate with respect to the throttle opening degree θTH as shown in FIG. 8 are mapped for each engine speed NE, and the engine speed NE and the throttle opening degree θTH are detected. The output occurrence rate OPrate is estimated by searching the map based on the value. Then, by determining whether the estimated output occurrence rate OPrate is equal to or less than a predetermined value, it is determined whether or not the engine output OP has significantly decreased, so that idling of the
上記を前提に図6フローチャートを説明すると、先ずS10において、エンジン回転数NEとスロットル開度θTHを検出する。次いでS12に進み、検出したエンジン回転数NEとスロットル開度θTHに基づいて出力発生率OPrateを推定する。 6 will be described based on the above assumption. First, in S10, the engine speed NE and the throttle opening θTH are detected. Next, in S12, the output occurrence rate OPrate is estimated based on the detected engine speed NE and the throttle opening θTH.
次いでS14に進み、出力発生率OPrateが所定値#OPrate(例えば10[%])以下か否か、換言すれば、水ポンプ14が空転しているか否か判断する。例えば、図8に示す如く、エンジン回転数NEが3000[rpm]であるときのスロットル開度θTHが12[度]以下であれば、出力発生率OPrateが所定値#OPrate(10[%])以下であることから、水ポンプ14が空転していると判断する。
Next, in S14, it is determined whether or not the output occurrence rate OPrate is equal to or less than a predetermined value #OPrate (for example, 10 [%]), in other words, whether or not the
S14で否定されるとき、即ち、エンジン出力OPの著しい低下が生じておらず、水ポンプ14が空転していないと判断されるときは、以降の処理をスキップする。他方、S14で肯定されるとき、即ち、エンジン出力OPが著しく低下しており、水ポンプ14が空転していると判断されるときは、次いでS16に進み、出力発生率OPrateが所定時間(例えば3[sec])継続して所定値#OPrate以下であるか否か判断する。
When the result in S14 is negative, that is, when it is determined that the engine output OP has not significantly decreased and the
S16で肯定されるときはS18に進み、エンジン12の点火カットを行ってその運転を停止し、よって水ポンプ14の駆動を停止する。尚、S16で否定されるときはS18の処理をスキップすると共に、図示しないプログラムにおいて、出力発生率OPrateが所定値#OPrate以下となってからの経過時間を計時するカウンタをインクリメントするなどの処理を行う。S16の判断は、かかるカウンタの値を参照することによって行われる。
When the result in S16 is affirmative, the program proceeds to S18, in which the
このように、この実施例に係る水ポンプの空転防止装置にあっては、エンジン12の運転状態に基づいてエンジン12の出力発生率OPrateを推定し、推定した出力発生率OPrateが所定値#OPrate以下であるときは水ポンプ14が空転していると判断してエンジン12の運転を停止させるようにしたので、水ポンプ14の空転を防止することができる。
As described above, in the idling prevention device for the water pump according to this embodiment, the output generation rate OPrate of the
また、水ポンプ14の空転の検知(具体的には、水ポンプ14が空転することによって生じる負荷の減少に伴うエンジン出力OPの低下)とエンジン12の運転の停止の両方をエンジン側で実行することができるため、水ポンプ14に水位を検出するためのスイッチやセンサを設ける必要がなく、よってエンジン12と水ポンプ14を電気的に接続する必要もない。従って、エンジン12と水ポンプ14の組み付け作業を煩雑化させることなく、水ポンプ14の空転を防止することができる。
Further, both detection of idling of the water pump 14 (specifically, reduction of the engine output OP due to a decrease in load caused by idling of the water pump 14) and stop of the operation of the
さらに、水ポンプの空転防止をエンジン側のみで実行可能であるため、装置の汎用性が高く、よって水ポンプの交換や製品のラインナップを追加する際の手間とコストを削減することができる。 Furthermore, since the prevention of idling of the water pump can be performed only on the engine side, the versatility of the apparatus is high, and therefore the labor and cost when replacing the water pump or adding a product lineup can be reduced.
また、推定した出力発生率OPrateが所定時間継続して所定値#OPrate以下であるときにエンジン12の運転を停止させるようにしたので、水ポンプ14の耐久性上問題とならない短時間の空転によってエンジン12の運転が停止されるのを防止することができ、よって作業性を向上させることができる。
In addition, since the operation of the
また、エンジン12のスロットル装置として、スロットルバルブ54を電動モータ56で駆動する電子制御式のスロットル装置(いわゆる電子ガバナ)を備えると共に、かかる電子制御式のスロットル装置を動作させるのに必要なパラメータであるエンジン回転数NEとスロットル開度θTHに基づいて出力発生率OPrateを推定するようにしたので、水ポンプ14の空転を検知するためのスイッチやセンサを新たに設ける必要がなく、よって簡素な構成で上記した効果を得ることができる。
Further, as a throttle device of the
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、エンジン(12)によって駆動される水ポンプ(14)の空転を防止する水ポンプの空転防止装置において、前記エンジン(12)の運転状態に基づいて前記エンジン(12)の出力発生率(OPrate)を推定する出力発生率推定手段(ECU66、図6フローチャートのS12)と、前記推定された出力発生率(OPrate)が所定値(#OPrate)以下であるときに前記エンジン(12)の運転を停止させる運転停止手段(ECU66、図6フローチャートのS14,S18)とを備えるように構成した。
As described above, in the first embodiment of the present invention, in the idling prevention device for the water pump that prevents the idling of the water pump (14) driven by the engine (12), the operating state of the engine (12) Output rate estimation means (
また、前記運転停止手段は、前記推定された出力発生率(OPrate)が所定時間継続して前記所定値(#OPrate)以下であるときに前記エンジンの運転を停止させる(図6フローチャートのS14,S16,S18)ように構成した。 Further, the operation stopping means stops the operation of the engine when the estimated output occurrence rate (OPrate) is not more than the predetermined value (#OPrate) continuously for a predetermined time (S14 in the flowchart of FIG. 6). S16, S18).
さらに、前記エンジン(12)のスロットルバルブ(54)を開閉するアクチュエータ(電動モータ56)と、前記エンジン(12)の回転数(NE)を検出するエンジン回転数検出手段(クランク角センサ64)と、前記スロットルバルブ(54)の開度を検出するスロットル開度検出手段(スロットル開度センサ62)と、前記検出されたエンジン回転数(NE)とスロットル開度(θTH)に基づいて前記アクチュエータ(56)の駆動を制御し、前記スロットルバルブ(54)を開閉して前記エンジン(12)の出力を調整するアクチュエータ制御手段(ECU66)とを備えると共に、前記出力発生率推定手段は、前記エンジン(12)の運転状態として前記検出されたエンジン回転数(NE)とスロットル開度(θTH)を用いて前記出力発生率(OPrate)を推定するように構成した。 Furthermore, an actuator (electric motor 56) for opening and closing the throttle valve (54) of the engine (12), and an engine speed detecting means (crank angle sensor 64) for detecting the speed (NE) of the engine (12) , Throttle opening detection means (throttle opening sensor 62) for detecting the opening of the throttle valve (54), and the actuator (NE) and the throttle opening (θTH) based on the detected engine speed (NE) and the throttle opening (θTH). 56) and an actuator control means (ECU 66) for adjusting the output of the engine (12) by opening and closing the throttle valve (54) and controlling the output of the engine ( 12) Using the detected engine speed (NE) and throttle opening (θTH) as the operating state of 12) The output generation rate (OPrate) is estimated.
尚、上記において、水ポンプ14を渦巻ポンプとしたが、他の形式のポンプを使用しても良い。
In the above description, the
また、水ポンプ14の空転を検知する際のしきい値たる所定値#OPrateは、水ポンプ14やエンジン12の特性に応じて適宜設定されるべき値であり、上記した10[%]に限定されるものではない。
Moreover, the predetermined value #OPrate, which is a threshold value when detecting idling of the
また、スロットルバルブ54を開閉するアクチュエータとしてステッピングモータを使用したが、DCモータやロータリーソレノイドなど、他のアクチュエータを使用するようにしても良い。
Further, although the stepping motor is used as the actuator for opening and closing the
12 エンジン
14 水ポンプ
54 スロットルバルブ
56 電動モータ(アクチュエータ)
62 スロットル開度センサ(スロットル開度検出手段)
64 クランク角センサ(エンジン回転数検出手段)
66 ECU(出力発生率推定手段、運転停止手段)
12
62 Throttle opening sensor (throttle opening detection means)
64 Crank angle sensor (engine speed detection means)
66 ECU (output generation rate estimation means, operation stop means)
Claims (3)
Furthermore, an actuator for opening and closing the throttle valve of the engine, an engine speed detecting means for detecting the engine speed, a throttle opening detecting means for detecting the opening of the throttle valve, and the detected engine speed Actuator control means for controlling the drive of the actuator based on the number and throttle opening, and opening and closing the throttle valve to adjust the output of the engine, and the output occurrence rate estimating means for operating the engine 3. The water pump anti-skid device according to claim 1, wherein the output generation rate is estimated using the detected engine speed and throttle opening as a state.
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---|---|---|---|---|
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CN103321764A (en) * | 2012-03-19 | 2013-09-25 | 本田技研工业株式会社 | Control apparatus of fluid pump |
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2004
- 2004-09-28 JP JP2004282372A patent/JP2006097501A/en not_active Withdrawn
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