JP2006094889A

JP2006094889A - 商品陳列具

Info

Publication number: JP2006094889A
Application number: JP2004281020A
Authority: JP
Inventors: Hideki Tsuchiya; 日出樹土屋; Naoto Hasegawa; 直人長谷川; Toshihide Kamijo; 利英上條
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2004-09-28
Filing date: 2004-09-28
Publication date: 2006-04-13

Abstract

【課題】高い顧客吸引力を発揮する商品陳列具を提供すること。
【解決手段】下部に商品の陳列部１ａ，１ｂが設けられた陳列具本体１と、陳列具本体１の上部に組み込まれた映像及び音声再生装置２と、陳列具本体１の裏側に設けられた取付具とを備え、映像及び音声再生装置２は、陳列具本体１にて陳列される商品の広告を音声と動画により再生するようになっている。陳列具本体１の裏側にある取付具を使って、様々な壁面に設置できるので、商品と広告が一緒になった状態で希望する場所にて販売することができる。映像及び音声再生装置２から再生される動画である広告表示と、その下側に多段に陳列された商品パッケージによる静止画と、映像及び音声再生装置２から再生される音声により、商品広告の相乗効果が生み出され、高い顧客吸引力を発揮できる。
【選択図】図１

Description

本発明は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ディスカウントストアなどの店頭にて商品を販売するために用いられる商品陳列具に関する。

一般に、このような販売店の店頭にて商品の販売を行う場合、通路や壁に一段もしくは多段の棚を構築し、その棚の上に商品を並べて陳列するとともに、各商品群の前面にそれぞれの価格を表示するようになっている。すなわち、棚自体を商品陳列具として機能させている。そして、新商品や特売品などにあっては、目立つ印刷物（看板）を棚の前面に掲げて当該商品の広告をすることが行われている。また、最近では、特に販促強化を狙った場合、液晶テレビを使った広告表示体が使用されている。
特許第２９２１３６１号公報

上記の液晶テレビを使った広告表示体は、映像と音声による広告表示を利用することにより、大きな広告効果が得られるという利点がある。ところが、商品を設置した棚の前面に取り付ける必要があるため、商品自体が目立つところに位置取りできないと、広告効果が半減するという問題がある。また、回りの商品の看板が賑やかな場合は特にそうであるが、広告表示体が棚の一部となってしまって目立たないということもある。そして、商品が並んだ棚の前に取り付けるものであって、商品との一体感がないことから、特に新商品の販売に際しては、顧客吸引力に欠けるという問題点がある。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い顧客吸引力を発揮する商品陳列具を提供することにある。

上記の目的を達成するため、本発明の商品陳列具は、下部に商品の陳列部が設けられた陳列具本体と、陳列具本体の上部に組み込まれた映像及び音声再生装置と、陳列具本体の裏側に設けられた取付具とを備え、映像及び音声再生装置は、陳列具本体にて陳列される商品の広告を音声と動画により再生するようになっていることを特徴としている。

本発明の商品陳列具は、陳列具本体の裏側にある取付具を使って、様々な壁面に設置できるので、商品と広告が一体になった状態で希望する場所にて販売することができる。そして、映像及び音声再生装置から再生される動画である広告表示と、その下側に陳列された商品パッケージによる静止画と、映像及び音声再生装置から再生される音声により、商品広告の相乗効果が生み出され、高い顧客吸引力を発揮することができる。

また、広告を希望する商品が映像及び音声再生装置の下側に陳列されており、しかも、この陳列兼広告の組合せを様々な壁面に設置できるので、レジの手前側に設けた金網に設置することにより、レジ待ちの買い物客にさらに商品を買って貰えるといった、販売が効果的に行える場所に適宜商品を陳列し併せて宣伝もできる。

図１は本発明に係る商品陳列具の一例を示す斜視図、図２は図１に示す商品陳列具を背面から見た状態で示す斜視図、図３は商品陳列具の使用状態を示す説明図である。

商品陳列具Ａは、下部に商品の陳列部が設けられた陳列具本体１と、陳列具本体１の上部に組み込まれた映像及び音声再生装置２と、陳列具本体１の裏側に設けられた取付具３とを備えている。図示の例では、陳列具本体１は、板紙、段ボール、樹脂等の素材で作製され、下側が広がった縦長のボックス状であって、その下部には前面が空いた上下２段の陳列部１ａ，１ｂが設けられ、上部には映像及び音声再生装置２が内蔵されており、裏側にはフック状の取付具３が３箇所に設けられている。

映像及び音声再生装置２は、画像表示部２ａと音声出力部２ｂとを備えている。このうち画像表示部２ａは、液晶パネル、ＣＲＴ、プラズマディスプレイパネル等の表示装置で構成されており、その画面が上部右側の窓枠に露出した状態で陳列具本体１に組み込まれている。また、この画像表示部２ａに隣接して、陳列具本体１の上部左側にはスピーカー等の音声出力部２ｂが内蔵されている。そして、画像表示部２ａと音声出力部２ｂの後側にはこれらを作動させる機構が内蔵されている。なお、映像及び音声再生装置２を作動させるための電力は電池でも可能であるが、通常は店頭の配線から電気をとるようになっており、図ではそのための電源用コードの表示を省略している。

本発明の商品陳列具Ａは、例えば図３に示すように、陳列部１ａ，１ｂに商品Ｓを露出状態で収納して、裏側の取付具３により壁に取り付ける。取付場所としては、図示のように通路横で人が多く通る場所や、あるいはレジの手前などが好適である。この場合、裏側のフックで吊り下げることを考えると、ネットのあるところが簡単に取り付けることができて都合がよい。もし、商品陳列具Ａを取り付けたい場所にネットがない場合は、先にネットを設置してから取り付けるようにしてもよいし、横棒を張るなどその他の適宜の手段を講じればよい。

そして、商品陳列具Ａを壁面に取り付けた状態で、映像及び音声再生装置２を作動させ、陳列部１ａ，１ｂに陳列した商品Ｓの広告を音声と動画により再生する。この場合、無線もしくは有線による信号に基づいて商品Ｓの広告表示を行うようにすることもできるし、商品Ｓの広告内容を記憶させた記録媒体を収納しておき、その情報を再生することもできる。

このように、商品を収納した商品陳列具Ａをその取付具３を用いて通路脇の壁等に掛けることで商品自体を目立たせることができるとともに、商品を訴求する映像を表示すると同時にスピーカーを用いて音声情報も提供することにより、大きな広告宣伝効果を得ることができる。

以上、一つの例を挙げて本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明による商品陳列具は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもないことである。

本発明に係る商品陳列具の一例を示す斜視図である。図１に示す商品陳列具を背面から見た状態で示す斜視図である。商品陳列具の使用状態を示す説明図である。

符号の説明

Ａ商品陳列具
Ｓ商品
１陳列具本体
１ａ，１ｂ陳列部
２映像及び音声再生装置
２ａ画像表示部
２ｂ音声出力部
３取付具

Claims

下部に商品の陳列部が設けられた陳列具本体と、陳列具本体の上部に組み込まれた映像及び音声再生装置と、陳列具本体の裏側に設けられた取付具とを備え、映像及び音声再生装置は、陳列具本体にて陳列される商品の広告を音声と動画により再生するようになっていることを特徴とする商品陳列具。