JP2006094329A - 無線タグを用いた映像配信システム及びその動作プログラム - Google Patents

無線タグを用いた映像配信システム及びその動作プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 幼稚園等に複数の撮影カメラ等を設置し、これら撮影カメラ等にて撮影された園児の映像群の中から、ユーザが希望する特定の園児について、追尾的な映像として自動配信することができる映像配信システムを提供する。
【解決手段】 各園児に、特定のユーザID情報を発生する無線タグを所持させておく。撮影区画毎に設置された撮影カメラにより撮影された映像群を映像格納部に格納すると共に、映像を撮影した撮影カメラのアドレス情報と、映像の撮影時においてその撮影区画内においてリーダが受信した無線タグの識別情報とを、映像それぞれに関連付けて合成情報格納部へ格納する。これにより、格納された映像群から、所望のユーザID情報が関連付けられている映像を時系列順に特定の表示手段へ配信することが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の撮影手段により撮影された映像群から、特定の動的被写体が含まれている映像を追尾的に特定の表示手段に対して配信可能とする映像配信システム及びその動作プログラムに関するものである。
近年、物流商品等に無線タグ(ICタグ)を貼り付け、その商品管理等を行う管理システムが汎用化されつつあるが、このようなICタグを、撮影システムにおける個体識別の用途に用いることが試みられている。例えば特許文献1には、運動選手と観客にICタグを所持させると共にスタジアムにICタグリーダをマトリクス状に配置して、前記運動選手及び観客の位置情報をリアルタイムで把握可能とし、前記位置情報に基づいて所望の運動選手の動きを観客の撮影カメラで自動追尾的に撮影可能とする撮影システムが開示されている。このシステムは、運動選手と観客との位置情報に基づいて、所望の選手を観客のカメラで撮影するための最適な撮影方向及び拡大倍率情報を、観客のカメラに備えられているディスプレイに表示させるシステムである。
また特許文献2には、例えば幼稚園にいる園児を撮影した映像群から、映像受信者(保護者や祖父母)が、所望の園児が撮影されている映像のみを容易に検索できるようにした映像配信システムが開示されている。このシステムは、所定の識別情報が格納されたICタグを園児に持たせ、撮影カメラによる撮影映像と前記識別情報とを関連付けて格納手段に蓄積し、映像受信者が映像配信端末から所望の園児に付与されている識別番号に関連付けた検索情報をサーバに送信することで、映像群の中から所望の園児が写っている映像情報の配信を受けるシステムである。
特開2003−289465号公報 特開2004−80347号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、一のユーザが保有している撮影カメラと一の動的被写体との関係を念頭に置いた追尾的撮影システムである。つまり、一台の撮影カメラで特定の動的被写体を撮影する場合に有用なシステムではあるが、複数台の撮影カメラで複数の動的被写体を定常的に撮影しているような場合において、異なるユーザからのリクエストに応じて、各々特定の動的被写体の追尾的な撮影映像をユーザ(映像受信者)別に配信するような映像配信システムに転用することはできない。
また特許文献2のシステムは、多数の映像群の中から、ターゲットとする動的被写体が写っている映像を、ICタグの識別情報に関連付けてユーザが検索して選び出すシステムであって、追尾的な撮影映像を順次ユーザに配信するシステムではない。すなわち、特許文献2のシステムでは、せいぜいある時間帯に撮影された映像群をディスプレイ上に分割表示させ、その中からターゲット被写体が含まれている映像を容易に選出することができる映像配信システムを提供できるに止まり、ターゲット被写体の追尾的な映像をユーザへ連続的に配信することはできない。
従って本発明は、例えば幼稚園等に複数の撮影カメラ等を設置し、これら撮影カメラ等にて撮影した園児の映像群の中から、映像受信者(保護者や祖父母)が希望する所望の園児について、追尾的な映像として自動配信することができる映像配信システム及びその動作プログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる映像配信システムは、複数の撮影手段により撮影された映像群から、特定の動的被写体が含まれている映像を追尾的に特定の表示手段に対して配信可能とする映像配信システムであって、所定の撮影区画毎に配置され、各撮影区画における被写体映像を継続的に撮影すると共に固有のアドレス情報が付与された複数の撮影手段と、前記動的被写体に取り付けられ、少なくとも固有の識別情報が発生可能とされた無線タグと、前記撮影区画毎に配置されたリーダアンテナを介して、当該撮影区画内に存在する前記無線タグから発信される情報を受信するリーダと、各撮影手段により撮影された映像群を格納すると共に、映像を撮影した撮影手段のアドレス情報と、前記映像の撮影時においてその撮影区画内において前記リーダが受信した無線タグの識別情報とを、映像それぞれに関連付けて格納する格納手段と、前記格納手段に格納された映像群から、所望の無線タグ識別情報が関連付けられている映像を時系列順に特定の表示手段へ配信する配信手段とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、所定の撮影区画毎に配置された複数の撮影手段により、固有の識別番号が発生可能とされた無線タグが取り付けられた動的被写体が撮影される。一方、撮影区画に動的被写体が存在している場合、前記撮影区画毎に配置されているリーダにより、前記無線タグが発生する識別情報が読み取られることになる。そして、各々の撮影手段により撮影されたそれぞれの映像に、撮影を行った撮影手段のアドレス情報と、前記リーダが当該撮影時に読み取った無線タグ識別情報とが関連付けられた状態で、格納手段に格納される。この格納手段に格納された映像は、前記無線タグ識別情報をキーとして、特定の動的被写体についての映像が抽出され、配信手段により特定の表示手段へ時系列順に配信される。
例えば、幼稚園の各部屋や遊戯場等の撮影区画毎にデジタルビデオカメラ等の撮影手段がそれぞれ配置され、各園児に無線タグを所持させておき、各撮影手段により継続的に撮影が行われる。この映像に、前記撮影区画毎に配置されているリーダが読み取った各園児固有の無線タグ識別情報と、撮影を行った撮影手段のアドレス情報とが関連付けられて格納手段に格納される。すなわち、特定の園児に着目した場合、ある部屋にその園児が居る場合には、その部屋に配置されている撮影手段で撮影が行われ、またその園児が部屋を移動した場合でも、移動先の部屋に配置されている撮影手段で撮影が行われ、それぞれの撮影手段のアドレス情報と、その園児が保有している無線タグ識別情報とが前記撮影映像に関連付けられて格納される。従って、前記無線タグ識別情報をキーとして、特定の園児に関する映像を、いずれの撮影区画に配置された撮影手段で撮影された映像であるかに拘らず、配信手段から時系列順に特定の表示手段へ配信することが可能となる。
請求項2にかかる映像配信システムは、請求項1において、前記表示手段は、前記配信手段と通信網を介して接続され、配信される映像情報を受領可能とされた端末機に備えられたディスプレイであることを特徴とする。この構成によれば、例えば通信網を介して接続された遠隔地に配置されたユーザの端末機にて、配信手段から配信される映像を鑑賞することが可能となる。
請求項3にかかる映像配信システムは、請求項2において、前記端末機には、特定の無線タグが発生する識別情報に対応する映像取得ID情報の入力を受け付けるID情報入力部が備えられており、前記配信手段は、前記映像取得ID情報が入力された場合に、該映像取得ID情報に対応する識別情報が関連づけられている映像を、時系列順に映像取得ID情報が入力された端末機に対して配信するカスタム配信部を具備することを特徴とする。この構成によれば、前記ユーザの端末機から映像取得ID情報の入力を配信条件として、特定の識別情報が関連づけられている映像情報を配信することができるようになる。
請求項4にかかる映像配信システムは、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記撮影手段と、前記リーダのアンテナとが一体化されて所定の撮影区画毎に配置されていることを特徴とする。この構成によれば、リーダアンテナと撮影手段とを別々にそれぞれの撮影区画に配置する必要がなくなる。
請求項5にかかる映像配信システムは、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記無線タグが、パッシブ型の無線タグからなることを特徴とする。この構成によれば、個々の無線タグの動作に電源が不要となり、システムの運用が簡素化される。
本発明の請求項6にかかる映像配信システムの動作プログラムは、所定の撮影区画毎に配置され、各撮影区画における被写体映像を継続的に撮影すると共に固有のアドレス情報が付与された複数の撮影手段と、該撮影手段が撮影した映像群を格納する格納手段とを備え、前記映像群から、特定の動的被写体が含まれている映像を追尾的に特定の表示手段に対して配信可能とする映像配信システムを動作させるための動作プログラムであって、前記動的被写体に取り付けられ、少なくとも固有の識別情報を発生可能とされた無線タグと、前記撮影区画毎に配置され、当該撮影区画内に存在する前記無線タグから発信される情報を受信するリーダとを準備し、各撮影手段により撮影された映像群を前記格納手段へ格納させると共に、この際に映像を撮影した撮影手段のアドレス情報と、前記映像の撮影時においてその撮影区画内において前記リーダが受信した無線タグの識別情報とを、映像それぞれに関連付けて格納する手順と、前記格納手段に格納された映像群から、所望の無線タグ識別情報が関連付けられている映像を時系列順に特定の表示手段へ配信させる手順とを具備することを特徴とする。
請求項7にかかる映像配信システムの動作プログラムは、請求項6において、特定の無線タグが発生する識別番号に対応する映像取得ID情報の入力を受け付ける端末機が設置されている場合において、前記映像取得ID情報が入力された場合に、該映像取得ID情報に対応する識別情報が関連づけられている映像を、時系列順に映像取得ID情報が入力された端末機に対して配信する手順を具備することを特徴とする。
請求項1にかかる映像配信システムによれば、例えば幼稚園等に複数の撮影カメラ等を設置し、これら撮影カメラ等にて撮影した園児の映像群の中から、映像受信者(ユーザ)が希望する園児について、特定の表示手段へ追尾的な映像として自動配信することができるようになる。すなわち、ターゲット被写体がどのような動きをしても(異なる撮影区画に移動しても)、結果的に撮影カメラが自動的に切り替えられる形で、ターゲット被写体の映像を配信できるので、例えば分割表示された映像群から無線タグの識別番号をキーとして映像検索するようなシステムに比べて、ユーザは動きがあってより臨場感のある映像の配信を受けることが可能となる。
請求項2にかかる映像配信システムによれば、ユーザは例えばインターネット等を介して自宅の端末機で、園児の幼稚園内における動的な挙動を楽しむことができ、ユーザにとって極めて魅力的なシステムを構築できるようになる。
請求項3にかかる映像配信システムによれば、ユーザの端末機から映像取得ID情報の入力を配信条件として、特定の識別情報が関連づけられている映像情報を配信するシステムであるので、格納手段に格納されている映像情報の第三者への漏洩を防止でき、セキュリティ機能を具備するシステムとすることができる。
請求項4にかかる映像配信システムによれば、リーダアンテナと撮影手段とを別々にそれぞれの撮影区画に配置する必要がなくなるので、システムの構築が容易になり、当該映像配信システムの構築作業を簡素化することができる。
請求項5にかかる映像配信システムによれば、個々の無線タグの動作に電源が不要となることから、電池交換の手間が不要となり、システムの運用を簡素化することができる。
請求項6にかかる映像配信システムの動作プログラムによれば、ターゲット被写体がどのような動きをしても(異なる撮影区画に移動しても)、結果的に撮影カメラが自動的に切り替えられる形で、ターゲット被写体の映像を配信できるので、ユーザは動きがあってより臨場感のある映像の配信を受けることが可能となる。
請求項7にかかる映像配信システムの動作プログラムによれば、ユーザの端末機から映像取得ID情報の入力を配信条件として、特定の識別情報が関連づけられている映像情報を配信するシステムであるので、格納手段に格納されている映像情報の第三者への漏洩を防止でき、セキュリティ機能を具備するシステムとすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる映像配信システムの実施形態につき詳細に説明する。この実施形態は、幼稚園に複数の撮影カメラを設置し、これら撮影カメラにて撮影された園児の映像群の中から、映像受信者(ユーザである保護者や祖父母等)が希望する特定の園児について、追尾的な映像として自動配信することができる園児映像配信システムの一例を示すものである。
図1は、本実施形態にかかる園児映像配信システムSの全体構成を示すブロック図である。この園児映像配信システムSは、幼稚園サイトにおける所定の撮影区画K1,K2,K3毎に配置された撮影カメラ(撮影手段)11、12、13と、園児H(動的被写体)に取り付けられている無線タグ21との間で無線電波の送受信を行うリーダアンテナ221、222、223と、該リーダアンテナ221、222、223を介して無線タグ21から発信される情報を受信するリーダ23と、リーダ情報及び映像信号情報を集約して送信する情報集約・送信装置3と、データセンタに配置されたウェブサーバ40及び認証サーバ50と、ユーザサイトに配置され映像の配信を受ける端末機61,62とを備えている。
撮影カメラ11(12、13)は、デジタルビデオカメラ等の被写体像を電気的な映像信号情報に変換するもので、各撮影区画K1,K2,K3における被写体映像を継続的に撮影する。例えば撮影カメラ11は、システムの動作時において撮影区画K1の全域を常時撮影し、該撮影区画K1内に動的被写体としての園児Hが存在している場合は、この園児Hを含む撮影区画K1の映像を撮影することになる。このようにして撮影された映像信号情報は、ハブ15を介して情報集約・送信装置3に送られる。なお、撮影カメラ11、12、13には、それぞれ固有のアドレス番号(アドレス情報)が付与されている。
無線タグ21(ICタグ)は、前記リーダ23と無線によるデータ通信が可能であるものが用いられる。無線通信に用いられる周波数帯については特に限定はないが、比較的長距離(数m〜10m程度)の無線通信が可能な帯域を選定することが望ましく、例えばUHF帯、又は2.45GHz帯を使用する市販のICタグを用いることができる。なお、この無線タグ21としては、動作電源を必要としないパッシブ型の無線タグを用いることが望ましい。
図2は、パッシブ型の無線タグ21の一例を示す平面図である。この無線タグ21は、細長いフレキシブルなベースフィルム21Bの中央部にICチップ21Cが配置され、両端側にそれぞれアンテナ215、216が配置される構造とされている。前記ICチップ21Cは通信機能、クロック発信機能、メモリ機能、及び上述のセンサ機能などを備えるチップである。このICチップ21Cには一対の電極211、212が取り付けられており、これらICチップ21Cと電極211、212とは支持フィルム21Fにより一体化されている。そして電極211、212は、前記アンテナ215、216と導通状態とされた接合端子213、214と電気的に接続され、ICチップ21Cとアンテナ215、216とからなる電気回路が構成されている。なお、これらの構成部品は、ベースフィルム21Bにより、その上下面が封止されている。
このような無線タグ21は、ユーザ登録されている園児Hそれぞれに、例えば名札の裏面に貼付する等して取り付けられる。そして、各々の無線タグ21が備えるICチップ21Cには、固有の識別情報(例えばユーザID情報)が記憶され、このユーザID情報に関する無線信号が、各々の無線タグ21から発生可能とされている。
リーダ23は、撮影区画K1,K2,K3毎に配置されたリーダアンテナ221、222、223を介して、当該撮影区画撮影区画K1,K2,K3内に存在する無線タグ21から発信される情報(少なくとも、前記ユーザID情報を含む情報)を受信し、これをリーダ情報として、前記情報集約・送信装置3へ送信する。
図3は、リーダ23の構成を機能的に示す機能ブロック図である。このリーダ23は、データ通信部231、送受信部232、ユーザID情報識別部233及びデータ処理部234を備えている。データ通信部231は、前記情報集約・送信装置3と有線データ通信を行い、データ処理部234で処理されたリーダ情報のデータ転送等を制御する。送受信部232は、リーダアンテナ221、222、223を介して無線タグ21から無線送信される、前記ユーザID情報等が重畳された無線電波を受信し、これを変調する。
ユーザID情報識別部233は、各々の園児Hに所持されている無線タグ21のそれぞれが保有しているユーザID情報を記憶しており、どの無線タグ21からユーザID情報の発信が有ったか、並びにどの撮影区画K1,K2,K3において当該ユーザID情報が受信されたかを識別する。例えば、撮影区画K1に園児Hが居る場合、該園児Hが所持している無線タグ21から発生されるユーザID情報は、撮影区画K1に配置されているリーダアンテナ221で受信されることになるが、この場合ユーザID情報識別部233は、保有しているユーザID情報テーブルと照合して園児Hの無線タグ21から発信されたことを認識すると共に、いずれのリーダアンテナ221、222、223のポートからデータ入力があったか等により撮影区画K1において受信されたことを識別する。
データ処理部234は、所定の時間タイミング毎に、ユーザID情報識別部233において識別されたユーザID情報を集約し、送信データを生成するデータ処理を行う。つまり、一定時間毎に、どの撮影区画K1,K2,K3(リーダアンテナ221、222、223)において、どの園児のユーザID情報が受信されたかをデータ化する処理を行う。なお、前記時間タイミングは、撮影カメラ11においてフレーム画像が取り込まれるタイミングにマッチさせることが望ましい。
上記構成において、各撮影カメラ11、12、13と、各リーダアンテナ221、222、223とを一体化し、撮影区画K1,K2,K3毎に配置することが望ましい。この構成によれば、各々の撮影区画K1,K2,K3において、リーダアンテナと撮影カメラとを別々に設置する作業が不要となり、また撮影カメラによる撮影エリア内に存在する無線タグ21から無線電波を確実に受信できるようになるので好ましい。
情報集約・送信装置3は、データ通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等からなり、各撮影カメラ11、12、13から送られてくる映像信号情報、及びリーダ23から送られてくるリーダ情報を受け入れると共に、ルータ16、17及びインターネット回線又はLAN回線等の通信回線101を介して、データセンタ内のウェブサーバ40へ前記映像信号情報及びリーダ情報を送信する。ウェブサーバ40は、これら映像信号情報及びリーダ情報を一時的に格納すると共に、インターネット回線又はLAN回線等の通信回線102を介して接続されているユーザの端末機61、62からのリクエストに応じて、格納している映像信号をユーザ向けに配信する。
図4は、前記情報集約・送信装置3、ウェブサーバ40及び端末機61の機能を説明するための機能ブロック図である。情報集約・送信装置3は、カメラ制御部31、リーダ情報管理部32及び送信制御部33を備えている。
前記カメラ制御部31は、撮影制御部311,カメラアドレス情報管理部312及び映像取得部313等を備えて構成されている。撮影制御部311は、各撮影カメラ11、12、13の撮影動作を制御するもので、各撮影カメラ11、12、13の撮影開始、撮影停止のON−OFF動作を始め、必要に応じてズーミング動作や視野角変更動作を行わせる。カメラアドレス情報管理部312は、撮影カメラ11、12、13それぞれに与えられている固有のアドレス情報(カメラ番号)を記憶し、また本システムSにおいて、どの各撮影カメラ11、12、13が、どの撮影区画K1,K2,K3に配置されているかの設定を受け付け、これを管理する。映像取得部313は、ROMやRAM等のメモリ装置を備え、各撮影カメラ11、12、13で撮影された映像信号情報の入力を受け付け、これを一時的に格納する。なお、各撮影カメラ11、12、13としてウェブカメラを用いる場合は、カメラから映像信号情報をウェブサーバ40に直送するようにしても良い。
リーダ情報管理部32は、リーダ制御部321、ユーザID情報管理部322及びリーダ情報取得部323等を備えている。リーダ制御部321は、リーダ23の動作を制御する。例えば、無線タグ21からのデータ情報の取得タイミング設定等の他、無線タグ21の増設時やユーザID情報の変更時の設定等を受け付ける。ユーザID情報管理部322は、各々の園児Hに与えられている無線タグ21固有のユーザID情報を記憶すると共に、リーダ23のユーザID情報識別部233に最新のユーザID情報を送信し、ユーザID情報識別部233が常に最新のユーザID情報を保有できるようにデータ更新させる。リーダ情報取得部323は、リーダ23から所定の時間タイミング毎に送られてくる前記リーダ情報を受け入れ、これを一時的に記憶する。
送信制御部33は、映像・リーダ情報合成部331,IPアドレス付与部332及び送信部333等を備えている。映像・リーダ情報合成部331は、前記映像取得部313において取得された映像信号情報(以下、単に「映像」という場合がある)に、その撮影時において前記リーダ情報取得部323に取得されたリーダ情報を関連付けた合成データを生成する。すなわち、各撮影カメラ11、12、13で撮影された映像それぞれに、当該映像を撮影した撮影カメラ11、12、13のカメラ番号(アドレス情報)と、この映像の撮影時においてその撮影区画K1,K2,K3内において前記リーダ23が受信した無線タグ21のユーザID情報が存在する場合は該ユーザID情報をも関連付けて、映像及びリーダ情報の合成データを作成する。IPアドレス付与部332は、ウェブサーバ40に送信する合成データにIPアドレスを付与する。送信部333は、一定のタイミングで、IPアドレスが付与された合成データをウェブサーバ40へ送信する。
ウェブサーバ40は、アクセス部41、格納手段42及び配信手段43を備えている。アクセス部41は、端末機61,62からのアクセスを受け付けるもので、例えばウェブサイト上で公開されているウェブページ(当該幼稚園の運営にかかるホームページ等)であっても良い。
格納手段42は、ROMやRAM等のメモリ装置からなり、前記情報集約・送信装置3の映像・リーダ情報合成部331にて生成された前記合成データを一時的に格納するもので、映像格納部421と合成情報格納部422とを備えている。図5(a)に示すように、映像格納部421には、特定の時刻t1において、それぞれの撮影カメラ11、12、13により撮影された映像が、各々の撮影カメラ11、12、13に付与されている固有のカメラ番号に関連付けて格納されている。
また合成情報格納部422には、図5(b)に示すように特定の時刻t1において、映像・リーダ情報合成部331から与えられる合成データに基づいて、撮影区画K1,K2,K3(リーダアンテナ221、222、223)に付与されている識別番号と、撮影カメラ11、12、13のカメラ番号及びウェブカメラを用いる場合はIPアドレス番号とに対し、当該映像の撮影時においてリーダ23が各撮影区画K1,K2,K3で感知したユーザID情報を関連づけて格納されている。すなわち、図5(a)に示すカメラ番号毎の映像と、図5(b)に示す合成データとが、時刻要素(時刻t1)によって照合されるようになっており、また図5(b)に示すカメラ番号と、図5(a)に示すカメラ番号毎の映像とがリンクされている。
これにより、それぞれの映像とユーザID情報とが関連づけられ、例えば時刻t1において「撮影区画K1」の「カメラ番号1」で撮影された映像には「太郎」と「花子」とが写っている旨の合成データが合成情報格納部422に保有され、実際の映像は映像格納部421における「カメラ番号1」の格納部に格納されているというデータ環境が生成されるようになる。そして、このようなデータ環境が、次の時刻t2、t3・・・においても同様に生成される。この結果として、ユーザID情報を探索キーにすれば、どの撮影カメラ11、12、13で撮影されたかに拘わらず、映像群の中から特定の園児が写っている映像のみを抽出可能となる。
配信手段43は、ID情報取得部431,配信映像抽出部432及びカスタム配信部433を備えている。ID情報取得部431は、通信回線(インターネット回線)102で接続された端末機61,62等から送信されてくるユーザID情報(映像取得ID情報)を受け入れる。例えば園児「太郎」に関する画像の配信を実行する場合は、「太郎」に対して割り当てられているユーザID情報が、このID情報取得部431に取得されることが処理開始条件とされる。ID情報取得部431にて取得されたユーザID情報は、配信映像抽出部432に送られる。なお、ID情報取得部431は、前記ユーザID情報を受け取った際、送信元の端末機識別番号等を記憶する。
配信映像抽出部432は、映像配信リクエストをしたユーザの端末機61,62に配信するための映像を、前記格納手段42から抽出する。図6は、該配信映像抽出部432による映像抽出の一例を説明するための説明図である。この図例では、カメラ番号1〜3(撮影カメラ11〜13)により、時刻t1〜t12においてそれぞれ撮影が行われ、それぞれの映像に、リーダ23にて検出されたユーザID情報が関連付けられた状態で格納手段42に格納されている状態を模式的に示している。例えば、カメラ番号1(撮影カメラ11)の撮影映像の場合、時刻t1〜t3の映像には園児Hが所持している無線タグ21から発生されるユーザID情報(図中は単に「H」と記載している)が関連付けられ、一方時刻t4〜t5の映像には関連付けられたユーザID情報が存在せず、また時刻t6〜t12の映像には別の園児h1のユーザID情報が関連付けられている。
同様に、カメラ番号2(撮影カメラ12)の撮影映像では、時刻t4〜t9の映像には園児HのユーザID情報が関連付けられ、それ以外の時刻の映像には関連付けられたユーザID情報が存在していない。また、カメラ番号3(撮影カメラ13)の撮影映像では、時刻t1〜t12の映像全てに園児h2,h3のユーザID情報が関連付けられていると共に、時刻t10〜t12の映像には園児HのユーザID情報が関連付けられている。
このような映像並びにユーザID情報が関連付けられている場合において、例えば前記ID情報取得部431が配信リクエストとして「園児H」のユーザID情報を取得した場合、配信映像抽出部432は「園児H」のユーザID情報が関連付けられている映像を抽出する。なお、リアルタイム配信の場合は、実質的には「園児H」のユーザID情報が関連付けられている映像を選択する動作となる。
図6の図例では、「園児H」は、時刻t1〜t12の間に、撮影区画K1(カメラ番号1)から撮影区画K3(カメラ番号3)へ移動しており、単一の撮影カメラで継続的に撮影されていない。それゆえ、この場合はカメラ番号1の撮影カメラ11による撮影映像群から、園児HのユーザID情報が関連付けられている時刻t1〜t3の映像を抽出する。同様に、カメラ番号2の撮影カメラ12による撮影映像群からは時刻t4〜t9の映像が、またカメラ番号3の撮影カメラ13による撮影映像群からは時刻t10〜t12の映像がそれぞれ抽出されることになる。因みに、ID情報取得部431が配信リクエストとして「園児h1」のユーザID情報を取得した場合は、カメラ番号1の撮影映像群のみが、また「園児h2」又は「園児h3」のユーザID情報を取得した場合は、カメラ番号3の撮影映像群のみが映像抽出対象となる。
カスタム配信部433は、配信映像抽出部432により抽出された抽出映像を時系列順にして、映像配信リクエストが為されたユーザの端末機に配信するための配信映像を生成する。図6の最右列の映像列は、このカスタム配信部433により生成された配信映像を示している。当該配信映像は、時刻t1〜t12の間において撮影カメラ11〜13でそれぞれ撮影されたものを寄せ集めて時系列順に配列したものとなるので、「園児H」の実際の動きにマッチした追尾的な映像となる。かかる配信映像は、ID情報取得部431において記憶されている送信元の端末機識別番号を参照して、配信リクエストが為された端末機へ、通信回線102を介して配信される。
認証サーバ50は、ユーザに対して映像配信するにあたり、セキュリティ強化のために設置されているもので、当該映像配信システムSのユーザ毎に与えられている特定のパスワード等を記憶し、パスワードの一致を解除条件としてウェブサーバ40からの映像配信を許容する動作を為す。
端末機61(62)は、キーボード、ハードディスク及びディスプレイを備え、インターネット通信が可能とされたパーソナルコンピュータ等からなり、パスワード入力部611,ユーザID情報入力部612,映像取得部613及び表示部614を備えている。
パスワード入力部611は、映像配信を受けるに先立って、前記認証サーバ50に対して映像配信許可の認証を得るためのパスワードの入力を受け付ける。ユーザID情報入力部612は、配信を希望する特定の園児に付与されているユーザID情報(映像取得ID情報)の入力を受け付ける。例えば「園児H」に関する映像配信を受けたい場合は、パスワードを入力すると共に、「園児H」に与えられているユーザID情報を入力することになる。ユーザID情報入力部612に入力されたユーザID情報は、前記ID情報取得部431に取得される。映像取得部613は、ウェブサーバ40(配信手段43)から配信される映像信号を取得して一時的に格納する。表示部614はLCDディスプレイ等からなり、前記映像取得部613に取得された映像信号を、動画像として表示する。
以上の通り構成された本実施形態にかかる映像配信システムSの動作を説明する。図7は、当該映像配信システムSが動作している間に、ウェブサーバ40の格納手段へ映像及びリーダ情報が格納される手順を示すフローチャートである。先ず、幼稚園の開園時間に合わせて電源を入れる等してシステムの動作が開始されると(ステップS11)、各々の撮影カメラ11、12、13により、それぞれの撮影区画K1,K2,K3の撮影が行われ、所定時刻毎に映像が取得される(ステップS12)。
同時に、各撮影区画K1,K2,K3に配置されたリーダアンテナ221、222、223を介して、リーダ23からそれぞれの園児が所持している無線タグ21に向けた読み取り信号が発信される(ステップS13)。そして、映像取得毎(或いは一定のフレーム映像毎)に、無線タグ21から発生されるユーザID情報の読み取りが行われる(ステップS14)。もし、撮影区画K1,K2,K3に無線タグ21を所持した園児が存在しているならば、リーダアンテナ221、222、223を介してリーダ23は、そのユーザID情報を読み取ることとなる。
次いで、ユーザID情報が読み取られているかが判定され(ステップS15)、ユーザID情報が読み取られている場合(ステップS15でYes)は、情報集約・送信装置3の映像・リーダ合成部331で、ユーザID情報を含むリーダ情報と映像とが関連づけられた合成データが、所定の時刻毎に生成される(ステップS16)。一方、ユーザID情報が読み取られていない場合(ステップS15でNo)は、その後の処理を実行せず、上記ステップS12及びステップS13に戻って、撮影動作並びにユーザID情報の取得動作が継続される。
このようにして作成された合成データは、情報集約・送信装置3からウェブサーバ40へ送られる(ステップS17)。そして、ウェブサーバ40の格納手段42に、図5に示したような映像データ、合成情報データとして格納されるものである(ステップS18)。ここで、閉園時間になる等して本映像配信システムSの稼働が停止される場合(ステップS19でYes)は、ここで処理が終了する。
一方、映像配信システムSの稼働が停止されない場合(ステップS19でNo)は、上記ステップS12及びステップS13に戻るが、ユーザからの映像配信リクエストが有ったか否かが確認され(ステップS20)、映像配信リクエストが有った場合(ステップS20でYes)は、後述の配信処理が並行的に実行される(ステップS30)。
図8は、映像配信処理S30のフローの一例を示すフローチャートである。なお、かかる映像配信処理は、幼稚園の開園時間中にライブビュー的(リアルタイム)に配信するものであっても、或いはウェブサーバ40に蓄積された映像群に事後的にアクセスして配信するものであっても良い。
処理の開始は、ユーザが所有する端末機61(62)からの、当該幼稚園が開設しているホームページへのアクセスとなる(ステップS31)。このアクセスは、ウェブサーバ40のアクセス部41(図4参照)へのアクセスに相当する。そして映像配信のウェブサイトへ移行し、端末機61のパスワード入力部(実際はキーボード操作)611からパスワードが入力されると(ステップS32)、当該パスワードが適正か否かが確認され(ステップS33)、不適正である場合(ステップS33でNo)は、配信を拒否する旨のメッセージが、ウェブサーバ40側からユーザが所有する端末機61へ送信される(ステップS34)。
一方、パスワードが適正である場合(ステップS33でYes)は、端末機61のユーザID情報入力部612から、ユーザが映像配信を希望する園児に割り当てられているユーザID情報(映像取得ID情報)の入力が受け付けられる(ステップS35)。このユーザID情報は、配信手段43のID情報取得部431に受け入れられる。
そして、取得されたユーザID情報を探索キーとして、格納手段42へのアクセスが実行され(ステップS36)、格納されている映像群の中に当該ユーザID情報に関連付けられている映像が存在しているかが確認される(ステップS37)。ここで関連映像が存在している場合(ステップS37でYes)、先に図6に基づいて説明したように、配信映像抽出部432により当該ユーザID情報に関連付けられている映像が抽出される(ステップS38)。続いて、カスタム配信部433により、抽出された映像を時系列順に配列して特定のユーザ向けの配信映像を生成するカスタム配信処理が実行される(ステップS39)。
このようにして生成された配信映像は、通信回線102を介してユーザの端末機61へ配信される(ステップS40)。そして配信映像は端末機61の映像取得部613で取得され、ディスプレイ等の表示部614に表示されることとなり、特定の園児Hの追尾的な映像を、ユーザ(例えば園児Hの父兄や祖父母など)は楽しむことができる。
一方、関連映像が存在していない場合(ステップS37でNo)、つまり何らかの理由でいずれの撮影区画K1,K2,K3においても、リクエストにかかるユーザID情報を所持した園児の映像が取得されていない場合は、「配信対象映像が存在しません」などといったメッセージが、ウェブサーバ40側からユーザの端末機61へ送信される(ステップS41)。
その後、ユーザID情報の変更のリクエストがあるか(ステップS42)、及び配信終了のリクエストがあるか(ステップS43)が確認される。そして、変更リクエストがあった場合(ステップS42でYes)は、新たなユーザID情報を受け付けるべくステップS35に戻って処理が行われる。一方、変更リクエストがなく(ステップS42でNo)、また配信終了リクエストもない場合(ステップS43でNo)、ステップS36に戻って処理が継続される。配信終了リクエストが有った場合(ステップS43でYes)は、映像配信処理が終了される。
以上のような映像配信処理S30のフローのほか、例えば園児Hとその保護者等(例えば祖母Aとする)との関係がデータベース管理されているような場合は、図9に示すような映像配信処理S300のフローを採用することができる。すなわち、ホームページへアクセスした後(ステップS310)、祖母Aにより端末機61のパスワード入力部611からパスワードが入力された場合(ステップS320)、当該祖母Aのパスワードと園児Hに所持されている無線タグ21のユーザID情報との関係が予め関連付けられたデータベースが参照されるようにする。
そして、前記パスワードが適正か否かが確認され(ステップS330)、不適正である場合(ステップS330でNo)は、配信を拒否する旨のメッセージが、ウェブサーバ40側からユーザが所有する端末機61へ送信される(ステップS340)。一方、パスワードが適正である場合(ステップS330でYes)は、前記データベースに基づいて、当該祖母Aのパスワードに関連づけられているユーザID情報を備えた園児Hのリスト画像が表示される(ステップS350)。仮に祖母Aのパスワードに関連づけられているユーザID情報を備えた園児Hが2名いれば、その2名のユーザID情報が表示される。そしていずれかのユーザID情報が選択されたならば、そのユーザID情報を持っている園児Hについて、前述の図8のフローチャートで説明したステップS36以下のフローにて画像配信が行われるものである。
図9に示した映像配信処理S300のフローによれば、特定のユーザが配信を受けることができる配信映像は、そのユーザのパスワードに関連づけられているユーザID情報を備えた園児のものに限られるため、みだりに他人の園児の映像が配信されてしまわないようにすることができる。また、パスワードの入力も、ホームページへのアクセス時に1度入力すれば良く、パスワード入力の煩わしさを軽減することができる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば下記(1)〜(3)の変形実施形態を採ることができる。
(1)上記実施形態では、幼稚園サイト、ユーザサイト及びウェブサーバ40を有するデータセンタがインターネット回線等で接続された広域システムとして説明したが、例えばキャンパスや工場内等において適宜な撮影区画を設定し、その敷地内にある表示手段に映像を配信するようなシステムであっても良い。
(2)上記実施形態では、撮影対象が幼稚園児である場合について例示したが、例えば病院内の患者、老人ホーム内の老人、スタジアム内のスポーツ選手、あるいは動物園内の動物等を撮影対象としても良い。
(3)上記実施形態では、特定のユーザID情報に関連付けられている映像のみをユーザの端末機に配信する例について説明したが、希望により各撮影カメラ11、12、13で撮影されているライブビュー映像につき、そのまま配信を受けることができるようにしても良い。
本発明の一実施形態にかかる園児映像配信システムSの全体構成を示すブロック図である。 パッシブ型の無線タグの一例を示す平面図である。 リーダの構成を機能的に示す機能ブロック図である。 情報集約・送信装置、ウェブサーバ及び端末機の機能を説明するための機能ブロック図である。 格納手段に格納される映像及び合成データを説明するための模式図である。 配信映像抽出部による映像抽出の一例を説明するための説明図である。 映像配信システムSが動作している間に、格納手段へ映像及びリーダ情報が格納される手順を示すフローチャートである。 映像配信処理のフローの一例を示すフローチャートである。 映像配信処理のフローの他の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11,12,13 撮影カメラ(撮影手段)
21 無線タグ
221,222,223 リーダアンテナ
23 リーダ
3 情報集約・送信装置
40 ウェブサーバ
41 アクセス部
42 格納手段
43 配信手段
431 ID情報取得部
432 配信映像抽出部
433 カスタム配信部
50 認証サーバ
61,62 端末機
612 ユーザID情報入力部
614 表示部(表示手段)
K1,K2,K3 撮影区画
H、h1、h2、h3 園児(動的被写体)

Claims (7)

  1. 複数の撮影手段により撮影された映像群から、特定の動的被写体が含まれている映像を追尾的に特定の表示手段に対して配信可能とする映像配信システムであって、
    所定の撮影区画毎に配置され、各撮影区画における被写体映像を継続的に撮影すると共に固有のアドレス情報が付与された複数の撮影手段と、
    前記動的被写体に取り付けられ、少なくとも固有の識別情報が発生可能とされた無線タグと、
    前記撮影区画毎に配置されたリーダアンテナを介して、当該撮影区画内に存在する前記無線タグから発信される情報を受信するリーダと、
    各撮影手段により撮影された映像群を格納すると共に、映像を撮影した撮影手段のアドレス情報と、前記映像の撮影時においてその撮影区画内において前記リーダが受信した無線タグの識別情報とを、映像それぞれに関連付けて格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された映像群から、所望の無線タグ識別情報が関連付けられている映像を時系列順に特定の表示手段へ配信する配信手段と
    を具備することを特徴とする無線タグを用いた映像配信システム。
  2. 前記表示手段は、前記配信手段と通信網を介して接続され、配信される映像情報を受領可能とされた端末機に備えられたディスプレイであることを特徴とする請求項1記載の無線タグを用いた映像配信システム。
  3. 前記端末機には、特定の無線タグが発生する識別情報に対応する映像取得ID情報の入力を受け付けるID情報入力部が備えられており、
    前記配信手段は、前記映像取得ID情報が入力された場合に、該映像取得ID情報に対応する識別情報が関連づけられている映像を、時系列順に映像取得ID情報が入力された端末機に対して配信するカスタム配信部を具備することを特徴とする請求項2記載の無線タグを用いた映像配信システム。
  4. 前記撮影手段と、前記リーダのアンテナとが一体化されて所定の撮影区画毎に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線タグを用いた映像配信システム。
  5. 前記無線タグが、パッシブ型の無線タグからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無線タグを用いた映像配信システム。
  6. 所定の撮影区画毎に配置され、各撮影区画における被写体映像を継続的に撮影すると共に固有のアドレス情報が付与された複数の撮影手段と、該撮影手段が撮影した映像群を格納する格納手段とを備え、前記映像群から、特定の動的被写体が含まれている映像を追尾的に特定の表示手段に対して配信可能とする映像配信システムを動作させるための動作プログラムであって、
    前記動的被写体に取り付けられ、少なくとも固有の識別情報を発生可能とされた無線タグと、
    前記撮影区画毎に配置され、当該撮影区画内に存在する前記無線タグから発信される情報を受信するリーダとを準備し、
    各撮影手段により撮影された映像群を前記格納手段へ格納させると共に、この際に映像を撮影した撮影手段のアドレス情報と、前記映像の撮影時においてその撮影区画内において前記リーダが受信した無線タグの識別情報とを、映像それぞれに関連付けて格納する手順と、
    前記格納手段に格納された映像群から、所望の無線タグ識別情報が関連付けられている映像を時系列順に特定の表示手段へ配信させる手順と
    を具備することを特徴とする映像配信システムの動作プログラム。
  7. 特定の無線タグが発生する識別番号に対応する映像取得ID情報の入力を受け付ける端末機が設置されている場合において、
    前記映像取得ID情報が入力された場合に、該映像取得ID情報に対応する識別情報が関連づけられている映像を、時系列順に映像取得ID情報が入力された端末機に対して配信する手順を具備することを特徴とする請求項6記載の映像配信システムの動作プログラム。
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