JP2006094169A - 受信装置 - Google Patents

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Atsushi Okita
篤志 沖田
Masanori Hayashi
雅則 林
Yoshifumi Suehiro
善文 末広
Tatsuo Masuda
達男 増田
Toyohiko Tsujimoto
豊彦 辻本
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Abstract

【課題】 ベースバンド同期用パルス列における同期信号パターンの繰り返し回数を減少させることにより通信を高速化することができる受信装置を提供する。
【解決手段】 無線信号を受信して通信フレームを復調するパルス復調部3と、ベースバンド同期用パルス列を記憶する記憶部44と、通信フレームにおけるパルスの周期と同期して記憶部44のアドレスを生成しつつパルス復調部3により復調されたベースバンド同期用パルス列を記憶部44に記憶させる記憶制御部42及びパルス同期カウンタ45と、記憶部44に記憶されたベースバンド同期用パルス列において同期信号パターンを探索し、同期信号パターンが探索されたアドレスに基づいて、ベースバンド同期タイミングを取得する同期タイミング取得部43と、同期タイミング取得部43から出力されたベースバンド同期信号SYNに基づいてデータ部からデータを取得するデータ取得部5とを備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ウルトラワイドバンド通信の受信装置に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、所定の周期タイミングに同期したパルス信号からなるパルス信号列を用いて超広帯域な通信を行うウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。UWB通信の一態様では、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かいパルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
図12は、背景技術に係るUWB通信の受信装置100を示すブロック図である。図12に示す受信装置100は、UWB通信による送信装置から送られてきたUWB通信信号を受信するアンテナ101と、アンテナ101で受信されたUWB通信信号を増幅するアンプ102と、その送信装置でUWB通信信号を生成するために用いられたものと同じ既知のPN(Pseudorandom Noise)コードに対応するデコード制御信号を生成するデコーダソース103と、受信した信号の各パルスと実質的に等価な波形を有するテンプレート信号のパルス列を含む周期タイミング信号を発生する調整可能時間ベース104と、デコード制御信号及び周期タイミング信号に基づき送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号を生成するデコード時間変調器105と、アンプ102で増幅された受信信号とデコード信号との相関を取って相関電圧を生成する相互相関器106と、その相関電圧を調整可能時間ベース104へフィードバックするローパスフィルタ107と、相関電圧からサブキャリアを除去して受信データを復元するサブキャリア復調器108とを備えている。
そして、相互相関器106によって、アンプ102で増幅された受信信号と、送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号との間で相関が取られることにより、受信信号から1ビット毎のデータを取得することができるようになっている。
この場合、UWB通信信号から1ビットのデータを復号するためには、受信信号におけるPNコードのタイミングに同期したタイミングであるベースバンド同期タイミングを受信信号から取得して、そのベースバンド同期タイミングにおいて、受信信号とデコード信号との間で相関処理を行う必要がある。
そのため、UWB通信に用いられる通信フレームには、データを表すパルス列の前に、ベースバンド同期タイミングを表す予め設定された同期信号パターン、例えば、パルスの有り/無しを1/0で表すと「1000」となるようなパルス信号パターンを所定回数繰り返すベースバンド同期用パルス列が設けられている。そして、受信装置100は、UWB通信信号を受信しつつリアルタイムで受信信号と同期信号パターン「1000」とを比較し、受信信号と同期信号パターン「1000」とが一致したタイミングをベースバンド同期タイミングとして取得するようになっている。
特表平10−508725号公報
ところで、上述のような受信装置100では、UWB通信信号を受信しつつリアルタイムで受信信号と同期信号パターン「1000」とを比較してベースバンド同期タイミングを検出するので、例えばノイズや信号パターンの比較処理を行う受信装置100の動作タイミングとの関係で、受信しつつある受信信号から同期信号パターンを検出し損なってしまう場合がある。そのため、受信装置100で同期信号パターンを検出し損なってもその後同期信号パターンを検出できるように、同期信号パターンの繰り返し回数を増大させる必要があるため通信フレームの長さが増大し、通信速度が低下するという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、ベースバンド同期用パルス列における同期信号パターンの繰り返し回数を減少させることにより通信を高速化することができる受信装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る受信装置は、パルス列によってデータを表すデータ部と前記データ部における1ビットを識別するためのベースバンド同期タイミングを表す予め設定された同期信号パターンを有するベースバンド同期用パルス列とを備えた通信フレームを受信する受信装置であって、前記通信フレームを表す無線信号を受信して、前記通信フレームを復調する受信部と、前記ベースバンド同期用パルス列を記憶するための記憶部と、前記通信フレームにおけるパルスの周期と同期して前記記憶部のアドレスを生成しつつ前記受信部により復調された前記ベースバンド同期用パルス列を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において前記同期信号パターンを探索し、前記同期信号パターンが探索されたアドレスに基づいて、前記ベースバンド同期タイミングを取得する同期タイミング取得部と、前記同期タイミング取得部により取得されたベースバンド同期タイミングに基づいて、前記受信部で復調された前記データ部からデータを取得するデータ取得部と、を備えることを特徴としている。
また、上述の受信装置において、前記ベースバンド同期用パルス列は、複数の前記同期信号パターンを有し、前記同期タイミング取得部は、前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において、前記同期信号パターンの長さに対応するアドレス分、互いに離れたアドレスに記憶されている値同士の平均値に基づいて前記同期信号パターンを探索することを特徴としている。
そして、上述の受信装置において、前記受信部は、前記無線信号を増幅して前記通信フレームを復調するものであり、前記同期タイミング取得部は、前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において前記同期信号パターンが見つからない場合に、前記受信部における信号増幅率を変化させることを特徴としている。
さらに、上述の受信装置において、前記同期信号パターンには、前記ベースバンド同期タイミングと共にベースバンド同期タイミングとは異なる付加情報が付与されており、
前記記憶部に記憶された前記同期信号パターンから、前記付加情報を取得する付加情報取得部をさらに備えることを特徴としている。
また、上述の受信装置において、前記付加情報は、前記通信フレームを送信した送信装置のアドレスであることを特徴としている。
そして、上述の受信装置において、前記データ部は、暗号化されたデータを表すものであり、前記付加情報は、前記データ部における暗号化されたデータを復号化するための開錠鍵を示す情報であることを特徴としている。
さらに、上述の受信装置において、前記開錠鍵のビット数を設定する鍵ビット数設定信号を受信する鍵ビット数設定信号受信部を備え、前記付加情報取得部は、前記記憶部に記憶された前記同期信号パターンから、前記鍵ビット数設定信号受信部により受信された鍵ビット数設定信号で表されるビット数の開錠鍵を取得することを特徴としている。
このような構成の受信装置は、受信部によって、受信された無線信号から通信フレームが復調され、記憶制御部によって、通信フレームにおけるパルスの周期と同期して記憶部のアドレスが生成されると共に、受信部により復調されたベースバンド同期用パルス列が記憶部に記憶される。そして、データ取得部によって、記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において同期信号パターンが探索され、同期信号パターンが探索されたアドレスに基づいてベースバンド同期タイミングが取得される。さらに、データ取得部によって、同期タイミング取得部により取得されたベースバンド同期タイミングに基づいて、受信部で復調されたデータ部からデータが取得される。
これにより、このような構成の受信装置は、一旦記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列に基づいてベースバンド同期タイミングを検出することができるので、受信したベースバンド同期用パルス列から同期信号パターンを検出し損なうことが低減される結果、ベースバンド同期用パルス列における同期信号パターンの繰り返し回数を減少させることができ、通信を高速化することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る通信フレーム21を示す説明図である。図1(a)に示す通信フレーム21は、パルス同期をとるためのパルスP1を備えたパルス同期用パルス列22と、パルス列で表されたベースバンド信号と同期をとるためのベースバンド同期用パルス列23と、データを表すデータ部の一例であるデータ列24とを有する。図1(b)は、図1(a)に示すパルス同期用パルス列22の詳細を示す図である。図1(b)に示すパルス同期用パルス列22は、パルスP1が周期T1で周期的に配列されて構成されている。図1(c)は、パルス同期用パルス列22におけるパルスP1と同期されたクロック信号CKを示す図である。クロック信号CKについては後述する。
図2(a)は、図1(a)と同様通信フレーム21を示す説明図である。図2(b)は、図1(a)に示すベースバンド同期用パルス列23の詳細を示す図である。図2(b)に示すベースバンド同期用パルス列23は、パルスP1の4周期で同期信号パターンの周期T2が構成されており、例えば、パルスP1の有り/無しを1/0で表すと「1000」となるような予め定められた同期信号パターンの繰り返しによって、構成されている。また、ベースバンド同期用パルス列23は、後述する同期タイミング取得部43による同期信号パターンの探索処理を容易にするべく同期信号パターンを少なくとも二つ含んで構成されていることが望ましい。図2(c)は、ベースバンド同期用パルス列23におけるパルスP1と同期されたクロック信号CKを示す図である。
図3(a)は、図1(a)と同様通信フレーム21を示す説明図である。図3(b)は、図1(a)に示すデータ列24の詳細の一例を示す図である。図3(b)に示すデータ列24は、例えば、パルスP1のパルス列が有る部分をベースバンド信号におけるハイレベル、パルスP1のパルス列が無い部分をベースバンド信号におけるローレベルとすることにより得られたベースバンド信号を、マンチェスタ符号として取り扱うようにされており、例えば1ビットを表す区間である区間T3においてベースバンド信号が立ち下がっていればビット「0」を表し、区間T3においてベースバンド信号が立ち上がっていればビット「1」を表している。この場合、区間T3は、ベースバンド同期タイミングと同期している。
一方、例えば図3(c)に示すように、1ビット区間T4がベースバンド同期タイミングと同期していない場合には、区間T4においてマンチェスタ符号を正しく認識することが出来ず、従ってデータ列24から正しくデータを取得することが出来ない。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信装置1と、UWB通信により図1に示す通信フレーム21を送信する送信装置11との一例を示したブロック図である。図4に示す受信装置1は、UWB通信により通信フレーム21を表す無線信号を受信するアンテナ2と、アンテナ2で受信された無線信号から受信信号RSを復調する受信部の一例であるパルス復調部3と、パルス復調部3で復調された受信信号RSとベースバンド同期をとって、その同期タイミングを示すベースバンド同期信号SYNをデータ取得部5へ出力するベースバンド同期部4と、パルス復調部3で復調された受信信号RSとベースバンド同期信号SYNとに基づいて、受信信号RSからデータを取得し、そのデータを表す受信データRDを外部に出力するデータ取得部5とを備えている。
パルス復調部3は、アンテナ2で受信された信号を増幅するアンプ31と、アンプ31で増幅された信号を濾波するフィルタ32と、フィルタ32で濾波された信号を増幅するアンプ33と、アンプ33で増幅された信号を検波して受信信号RSをベースバンド同期部4及びデータ取得部5へ出力する検波器34とを備えている。
ベースバンド同期部4は、AD変換器41と、記憶制御部42と、同期タイミング取得部43と、記憶部44と、パルス同期カウンタ45と、読み出しカウンタ46と、同期信号パターン記憶レジスタ47と、基準値レジスタ48とを備えている。AD変換器41は、受信信号RSをデジタル信号に変換し、例えば8ビット(0/h〜FF/h、「/h」は16進数を示す)の信号レベル値SLとして記憶制御部42と記憶部44とへ出力する。記憶部44は、例えばデータの書込と読出しを並行して行うことができるデュアルポートRAM(Random Access Memory)が用いられる。
記憶制御部42は、例えばステートマシンを用いて構成された制御回路で、図略のパルス同期回路によって生成された、パルスP1と同期するクロック信号CKをパルス同期カウンタ45へ出力して計数させつつ、パルス同期カウンタ45のカウント値CTをアドレスとしてAD変換器41から出力された信号レベル値SLを記憶部44に記憶させる。この場合、記憶部44に記憶された信号レベル値SLは、ベースバンド同期用パルス列23を表している。
同期タイミング取得部43は、例えばステートマシンやCPU(Central Processing Unit)等を用いて構成された制御回路で、例えばクロック信号CKを読み出しカウンタ46へ出力して計数させつつ、読み出しカウンタ46のカウント値CTRをアドレスとして記憶部44に記憶されている信号レベル値SLの読み出しを行う。そして、同期タイミング取得部43は、記憶部44から読み出した信号レベル値SLと基準値レジスタ48に予め記憶されている基準値、例えば8F/hとを比較して各アドレス毎のパルスP1の有無を判定することにより、記憶部44におけるクロック信号CKと同期したアドレスに記憶されている信号レベル値SLから、パルスの有り/無しを1/0で表したベースバンド同期用パルス列23を復元する。
そして、同期タイミング取得部43は、復元したベースバンド同期用パルス列23において、同期信号パターン記憶レジスタ47に記憶されている同期信号パターンを探索し、同期信号パターンと一致したデータが記憶部44に記憶されているアドレス、すなわちパルス同期カウンタ45のカウント値CTに対応するタイミングをベースバンド同期タイミングとして取得する。また、同期タイミング取得部43は、記憶部44に記憶されているベースバンド同期用パルス列23において同期信号パターンが見つからない場合に、アンプ31,33の信号増幅率を指示するゲイン制御信号CGを出力してアンプ31,33の信号増幅率を変化させる。ゲイン制御信号CGは、例えば8ビットのデータ00/h〜FF/hであり、ゲイン制御信号CGの値に応じてアンプ31,33の信号増幅率が変化されるようになっている。
データ取得部5は、例えば図12に示す背景技術に係るUWB通信の受信装置100と同様に構成された公知のUWB受信回路で、同期タイミング取得部43から出力されたベースバンド同期信号SYNに基づいて検波器34から出力された受信信号RSと同期をとり、通信フレーム21におけるデータ列24からデータを取得して受信データRDとして外部へ出力する。
送信装置11は、UWB通信を行う送信装置で、図1に示す通信フレーム21を無線信号で受信装置1へ送信する。
次に、上述のように構成された受信装置1の動作について説明する。まず、送信装置11から無線信号で送信された通信フレーム21が、受信装置1において、アンテナ2によって受信され、アンプ31によって増幅され、フィルタ32によって濾波され、アンプ33によって増幅され、検波器34によって検波される。そして、検波器34によって検波された信号が、受信された通信フレーム21を表す受信信号RSとして、ベースバンド同期部4、データ取得部5、及び図略のパルス同期回路へ出力される。
そして、図1(c)に示すように、図略のパルス同期回路によって、通信フレーム21の先頭に設けられたパルス同期用パルス列22と同期したクロック信号CKが生成され、パルス同期カウンタ45へ出力される。
図5は、受信装置1におけるベースバンド同期部4の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。まず、アンテナ2により受信されたベースバンド同期用パルス列23が、パルス復調部3から受信信号RSとして出力され、AD変換器41によってデジタル値に変換されて信号レベル値SLとして記憶部44と記憶制御部42とに出力される。そして、記憶制御部42によって、クロック信号CKと同期して、パルス同期カウンタ45のカウント値CTをアドレスとしてAD変換器41から出力された信号レベル値SLが記憶部44に記憶される。さらに、記憶制御部42からの制御信号に応じて、パルス同期カウンタ45によりクロック信号CKと同期してカウント値CTが一つ加算され、記憶部44のアドレスが「1」加算されて再びAD変換器41から出力された信号レベル値SLが記憶部44に記憶される。
以上の動作を繰り返すことにより、記憶部44によって、クロック信号CKと同期してパルス同期カウンタ45により生成されたアドレスに、クロック信号CKと同期して取得されたベースバンド同期用パルス列23の信号レベル値SLが記憶される。この場合、例えば、記憶部44には、アドレス0から順に信号レベル値SLとして、FE/h、01/h、03/h、02/h、FA/h、03/h、02/h、05/h、F0/h・・・が記憶される。
次に、同期タイミング取得部43によって、記憶部44に記憶されたベースバンド同期用パルス列23の信号レベル値SLに基づき、ベースバンド同期タイミングが取得される。具体的には、同期タイミング取得部43からの制御信号に応じて、読み出しカウンタ46のカウントが開始され、そのカウント値CTRがデータ読み出しアドレスAddとして記憶部44へ出力され、記憶部44に記憶されたベースバンド同期用パルス列23の信号レベル値SLが順次読み出されて同期タイミング取得部43へ出力される。
次に、同期タイミング取得部43によって、記憶部44から読み出された信号レベル値SLが各アドレス毎に、基準値レジスタ48に記憶されている基準値、例えば8F/hと比較され、信号レベル値SLが基準値8F/hを超えていればパルスP1有りとして「1」、信号レベル値SLが基準値8F/h以下であればパルスP1無しとして「0」と判定される。これにより、同期タイミング取得部43によって、記憶部44に記憶されている信号レベル値SLからパルスの有無を1/0で表す受信信号パターンが生成される。例えば、信号レベル値SLが、「FE/h、01/h、03/h、02/h、FA/h、03/h、02/h、05/h、F0/h・・・」であれば、受信信号パターンとして「100010001・・・」が生成される。この場合、受信信号パターンは、受信装置1により受信されたベースバンド同期用パルス列23のパルスの有り/無しを1/0で表した信号パターンとなるので、ベースバンド同期用パルス列23が記憶部44に記憶された信号レベル値SLから復元される。
次に、同期タイミング取得部43によって、上記受信信号パターンとして復元されたベースバンド同期用パルス列23と同期信号パターン記憶レジスタ47に記憶されている同期信号パターン「1000」とが比較され、受信信号パターンにおいて同期信号パターン「1000」が探索される。そして、同期タイミング取得部43によって、受信信号パターンにおける同期信号パターン「1000」と一致する位置の、受信信号パターンに対応する信号レベル値SLが記憶されている記憶部44の例えば先頭アドレスが、ベースバンド同期タイミングを表すベースバンド同期アドレスとして取得される。例えば、図6においては、記憶部44のアドレスAdd「0」「4」「8」がベースバンド同期アドレスとして取得される。
そうすると、記憶部44のアドレスAddとパルス同期カウンタ45のカウント値CTとは同期しており、パルスP1と同期するクロック信号CKの4クロックで同期信号パターンの周期T2が構成されているので、同期タイミング取得部43によって、パルス同期カウンタ45のカウント値CTが、例えばベースバンド同期アドレス「0」を初項、周期T2に対応するクロック信号CKのカウント数「4」を公差とする等差数列で得られる値となるタイミングがベースバンド同期タイミングとして取得され、そのベースバンド同期タイミングを示すベースバンド同期信号SYNが同期タイミング取得部43からデータ取得部5へ出力される。
これにより、受信装置1は、アンテナ2により受信されたベースバンド同期用パルス列23の信号レベル値SLを一旦記憶部44に記憶した後、記憶部44に記憶されているベースバンド同期用パルス列23の信号レベル値SLからベースバンド同期タイミングを検出することができるので、背景技術に係る受信装置100のようにUWB通信信号を受信しつつリアルタイムで受信信号と同期信号パターン「1000」との比較処理を行うことなくベースバンド同期タイミングを検出することができ、受信したベースバンド同期用パルス列23から同期信号パターンを検出し損なうことが低減される結果、ベースバンド同期用パルス列23における同期信号パターンの繰り返し回数を減少させることができるので、同期信号パターンの繰り返し回数を減少させてベースバンド同期用パルス列23を短縮し、通信を高速化することができる。
また、ベースバンド同期用パルス列23における同期信号パターンの繰り返し回数を減少させると、通信フレーム21の長さを短縮することができるので、例えば送信装置11が通信フレーム21を送信するための消費電力を低減することができる。
一方、アンプ31,33の信号増幅率が適正でない場合、例えばアンプ31,33の信号増幅率が高すぎる場合にはノイズが基準値「8F/h」を超えてしまったり、アンプ31,33の出力信号レベルが飽和してしまったりするために同期タイミング取得部43により「1」と判定されたり、アンプ31,33の信号増幅率が低すぎる場合にはパルスP1が基準値「8F/h」以下となるために同期タイミング取得部43により「0」と判定されたりすることが考えられる。
そこで、同期タイミング取得部43によって、記憶部44に記憶された信号レベル値SLから復元されたベースバンド同期用パルス列23において同期信号パターン「1000」と一致する信号パターンが検出されなかった場合、同期タイミング取得部43からのゲイン制御信号CGに応じて、アンプ31,33の信号増幅率が変化される。
図7は、同期タイミング取得部43によるアンプ31,33における信号増幅率の制御動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。同期タイミング取得部43によって、記憶部44に記憶された信号レベル値SLから復元されたベースバンド同期用パルス列23(受信信号パターン)において同期信号パターン「1000」と一致する信号パターンが検出されず、例えば上記復元されたベースバンド同期用パルス列23(受信信号パターン)が常に「0」である場合は、同期タイミング取得部43によってアンプ31,33の信号増幅率が低すぎると判断される。
図7においては、タイミングT11において、受信信号パターンが常に「0」となる状態になっているので、同期タイミング取得部43によって、タイミングT12において例えばゲイン制御信号CGが00/hから10/hに変更され、アンプ31,33の信号増幅率が増大される。そうすると、アンプ31,33の信号増幅率が増大後に受信されたベースバンド同期用パルス列23が、記憶制御部42によりクロック信号CKと同期して新たに記憶部44に記憶される。
次に、タイミングT13において、ゲイン制御信号CGが10/hに変更されアンプ31,33の信号増幅率が増大された後に記憶部44に記憶された受信信号パターンが、同期タイミング取得部43によって読み出される。しかし、タイミングT13においても受信信号パターンが常に「0」となる状態になっているので、同期タイミング取得部43によって、再びアンプ31,33の信号増幅率を増大させるべくタイミングT14において例えばゲイン制御信号CGが10/hから20/hに変更される。そうすると、アンプ31,33の信号増幅率がさらに増大された後に受信されたベースバンド同期用パルス列23が、記憶制御部42によりクロック信号CKと同期して新たに記憶部44に記憶される。
次に、タイミングT15において、ゲイン制御信号CGが20/hに変更されアンプ31,33の信号増幅率が増大された後に記憶部44に記憶された受信信号パターンが、同期タイミング取得部43によって読み出される。そして、同期タイミング取得部43によって、タイミングT15において受信信号パターンから同期信号パターン「1000」と一致する信号パターンが検出され、ベースバンド同期タイミングが取得される。
一方、例えば上記復元されたベースバンド同期用パルス列23(受信信号パターン)が常に「1」である場合は、同期タイミング取得部43によってアンプ31,33の信号増幅率が高すぎると判断され、上記信号増幅率が低すぎると判断された場合とは逆にゲイン制御信号CGが段階的に減少されて、復元されたベースバンド同期用パルス列23から同期信号パターン「1000」が検出されるまで、アンプ31,33の信号増幅率が減少される。
また、例えば上記復元されたベースバンド同期用パルス列23(受信信号パターン)が常に「0」、常に「1」のいずれでもないが、同期信号パターン「1000」と一致する信号パターンが検出されない場合は、同期タイミング取得部43によって、例えばゲイン制御信号CGが00/hにされてアンプ31,33の信号増幅率が最少にされ、以降、上記信号増幅率が低すぎると判断された場合と同様に、ゲイン制御信号CGが段階的に増大されて復元されたベースバンド同期用パルス列23から同期信号パターン「1000」が検出されるまで、アンプ31,33の信号増幅率が増大される。
これにより、アンプ31,33の信号増幅率を、ベースバンド同期タイミングの取得に適した増幅率に調整することができる。
なお、同期タイミング取得部43は、図8に示すように、記憶部44に記憶されたベースバンド同期用パルス列23を表す信号レベル値SLにおいて、同期信号パターンの長さである周期T2に対応するアドレス分、図8に示す例においては4アドレス分、互いに離れたアドレスに記憶されている信号レベル値SL同士の平均値に基づいて受信信号パターンを生成し、同期信号パターンを探索するようにしてもよい。
図8において、同期タイミング取得部43によって、例えば記憶部44のアドレスAdd「0」から読み出された信号レベル値SL「FA/h」と4アドレス分離れたアドレスAdd「4」から読み出された信号レベル値SL「8E/h」とから平均値「C4/h」が算出され、平均値「C4/h」が基準値「8F/h」と比較されることにより受信信号パターンが「1」となる。以降、同様に、アドレスAdd「1」の信号レベル値SL「20/h」とアドレスAdd「5」の信号レベル値SL「50/h」とから平均値「38/h」、アドレスAdd「2」の信号レベル値SL「50/h」とアドレスAdd「6」の信号レベル値SL「10/h」とから平均値「30/h」、アドレスAdd「3」の信号レベル値SL「80/h」とアドレスAdd「7」の信号レベル値SL「30/h」とから平均値「58/h」、アドレスAdd「4」の信号レベル値SL「8E/h」とアドレスAdd「8」の信号レベル値SL「F0/h」とから平均値「BF/h」が算出され、あわせて「10001」の受信信号パターンが得られる。
この場合、同期信号パターンの長さである周期T2に対応する記憶部44のアドレス毎に信号レベル値SLが平均され、その平均値が基準値と比較されることにより受信信号パターンが生成されるため、ノイズの影響によって、ベースバンド同期タイミングの誤検出やベースバンド同期タイミングが検出できなくなることを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る受信装置について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係る受信装置1aの構成の一例を示すブロック図である。図9に示す受信装置1aは、通信フレーム21を受信装置1aへ送信する送信装置が複数台ある場合に、通信フレーム21を送信した送信装置のアドレスを、付加情報として送信元のアドレスが付加されたベースバンド同期用パルス列23から取得可能にされている。
図9に示す送信装置12,13は、図4に示す送信装置11とは、ベースバンド同期用パルス列23として予め定められた同期信号パターンの繰り返しパターンの代わりに、自己のアドレスを送信する点で異なる。例えば、送信装置12は自己のアドレス「10001000」について、送信装置13は自己のアドレス「10011001」について、それぞれ1/0をパルスP1の有無で表したパルス信号パターンをベースバンド同期用パルス列23として送信する。
また、図9に示す受信装置1aと図4に示す受信装置1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図9に示す受信装置1aは、同期信号パターン記憶レジスタ47の代わりに同期用送信装置アドレス記憶部47aを備え、同期タイミング取得部43の代わりに付加情報取得部の一例である同期タイミング取得部43aを備える。
同期用送信装置アドレス記憶部47aは、例えば不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いて構成されており、例えば送信装置12のアドレス「10001000」と、送信装置13のアドレス「10011001」と、その他受信装置1aへ通信フレーム21を送信してくる可能性のある送信装置のアドレス、例えば「10101010」と「11001100」とを予め記憶している。
同期タイミング取得部43aは、記憶部44に記憶された信号レベル値SLから受信信号パターンとして復元されたベースバンド同期用パルス列23において、同期用送信装置アドレス記憶部47aに記憶されているアドレスを探索し、そのいずれかのアドレスが上記受信信号パターンと一致した場合にベースバンド同期タイミングを取得してベースバンド同期信号SYNをデータ取得部5へ出力すると共に、その一致したアドレスを送信元アドレスとして外部へ出力する。その他の構成及び動作は図4に示す受信装置1と同様であるのでその説明を省略する。
これにより、受信装置1aは、ベースバンド同期用パルス列23から通信フレーム21の送信元の送信装置アドレスを取得することができるので、送信装置12,13は、自己のアドレスを例えばデータ列24として送信する必要が無く、通信フレーム21の長さを短縮して通信を高速化することができる。
なお、データ列24が暗号化されている場合には、ベースバンド同期用パルス列23に付加されている付加情報は、データ列24の暗号化されたデータを復号化するための開錠鍵であってもよい。データ列24を暗号化する暗号システムとしては、例えば暗号化と複合化とに同じ暗号鍵を用いるDES(Data Encryption Standard)や、対になる2つの鍵を使ってデータの暗号化、復号化とを行うRSA暗号等の公開鍵暗号等、暗号鍵を用いる公知の種々の暗号システムを用いることができ、復号化に用いる開錠鍵を、ベースバンド同期用パルス列23として用いる構成としてもよい。
これにより、受信装置1aは、ベースバンド同期用パルス列23から暗号を復号化するための開錠鍵を取得して、例えば外部に接続された暗号復号化装置に出力することができるので、データを暗号化してデータの秘匿性を向上させることが容易となる。
また、このように、ベースバンド同期用パルス列23に任意の付加情報をのせることができる。付加情報は、送信装置アドレス、暗号開錠鍵の他、例えば日付情報、時刻情報、受信装置に対する指示命令等、任意の情報であってもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る受信装置について説明する。図10は、本発明の第3の実施形態に係る受信装置1bの構成の一例と送信装置14,15とを示すブロック図である。図10に示す送信装置14,15は、送信装置14,15は、互いに異なる暗号鍵を用いてデータ列24を暗号化するもので、その暗号化されたデータ列24を復号化するための開錠鍵を、ベースバンド同期用パルス列23における例えば先頭から予め設定されたビット数N分のパルス列として送信する。また、ベースバンド同期用パルス列23は、送信装置14,15等、送信装置毎に異なるパルス列にされている。
また、図10に示す受信装置1bと図9に示す受信装置1aとでは、下記の点で異なる。すなわち、図10に示す受信装置1bは、同期タイミング取得部43aの代わりに同期タイミング取得部43b、同期信号パターン記憶レジスタ47の代わりに同期信号パターン記憶部47bを備える。同期信号パターン記憶部47bは、例えば不揮発性メモリであるEEPROMを用いて構成されており、図11に示すように、例えば送信装置14,15から送信されるベースバンド同期用パルス列23の信号パターンである「10001000」、「10011001」の他、「10101010」、「11001100」等、受信装置1bが受信する可能性のあるベースバンド同期用パルス列23の複数の信号パターン472と、信号パターン472を送信する送信装置を識別する複数の識別番号471とを対応付けて、予め記憶している。同期タイミング取得部43bは、同期タイミング取得部43aと同様の動作によりベースバンド同期タイミングを取得し、さらに送信装置14,15等から受信した暗号化されたデータ列24を、上記取得したベースバンド同期タイミングに基づいて取得すると共に復号化して受信データRDとして外部に出力する復号化部431を備えている。
図11は、同期タイミング取得部43bの一例を示すブロック図である。図11に示す同期タイミング取得部43bは、復号化部431と、デジタルコンパレータ432,436と、XOR(排他的論理和)ゲート433と、暗号鍵検出部434と、ビット数設定信号受付部及び付加情報取得部の一例である暗号鍵ビット数選択部435と、を備えている。
デジタルコンパレータ432は、記憶部44に記憶された信号レベル値SLと基準値レジスタ48に記憶されている基準値とを比較することでベースバンド同期用パルス列23を復元する。XORゲート433は、デジタルコンパレータ432から出力されたベースバンド同期用パルス列23と同期信号パターン記憶部47bに記憶された信号パターン472とをビット毎に一致比較する。
暗号鍵検出部434は、XORゲート433による比較結果から、デジタルコンパレータ432から出力されたベースバンド同期用パルス列23と一致した信号パターン472を、データ列24を復号化するための暗号開錠鍵を含む暗号鍵包含信号として取得し、暗号鍵ビット数選択部435へ出力すると共に、当該一致した信号パターン472と対応付けて同期信号パターン記憶部47bに記憶されている識別番号471を示す送信元識別信号を、外部へ出力する。
暗号鍵ビット数選択部435は、開錠鍵のビット数Nを表す鍵ビット数設定信号を受信し、暗号鍵検出部434から出力された暗号鍵包含信号のうち例えば先頭からビット数Nの信号パターンを、データ列24を復号化するための暗号開錠鍵として復号化部431へ出力する。なお、同期タイミング取得部43bは、例えばユーザが開錠鍵のビット数Nを設定可能な設定スイッチを備え、設定スイッチによって受け付けられたビット数Nを示す信号を、鍵ビット数設定信号として用いてもよい。また、鍵ビット数設定信号は、外部に接続された外部機器から同期タイミング取得部43bへ出力される信号であってもよい。
デジタルコンパレータ436は、AD変換器41から出力された信号レベル値SLと基準値レジスタ48に記憶されている基準値とを比較することでデータ列24を復元する。復号化部431は、デジタルコンパレータ436により復元されたデータ列24と暗号鍵検出部434から出力された暗号開錠鍵とに基づき暗号を復号化し、受信データRDとして外部に出力する。
その他の構成は図9に示す受信装置1aと同様であるのでその説明を省略し、図10に示す受信装置1bにおける暗号の復号化動作を説明する。まず、図9に示す受信装置1aと同様にして、ベースバンド同期用パルス列23を表す信号レベル値SLが記憶部44に記憶される。次に、デジタルコンパレータ432によって、記憶部44に記憶された信号レベル値SLと基準値レジスタ48に記憶されている基準値とが比較され、記憶部44に記憶された信号レベル値SLからパルスP1の有無を1/0で表したベースバンド同期用パルス列23が復元される。
次に、XORゲート433によって、デジタルコンパレータ432から出力されたベースバンド同期用パルス列23と同期信号パターン記憶部47bに記憶された複数の信号パターン472とがビット毎に一致比較され、暗号鍵検出部434によって、XORゲート433の比較結果からベースバンド同期用パルス列23の少なくとも一部と一致した信号パターン472が暗号鍵包含信号として取得され、暗号鍵ビット数選択部435へ出力される。また、暗号鍵検出部434によって、当該一致した信号パターン472と対応付けて同期信号パターン記憶部47bに記憶されている識別番号471を示す送信元識別信号が、外部へ出力される。
これにより、通信フレーム21を送信した送信装置の識別番号471を、送信元識別信号として外部に接続された外部機器に通知することができる。
そして、暗号鍵ビット数選択部435によって、外部から鍵ビット数設定信号が受信されて開錠鍵のビット数Nが取得され、暗号鍵検出部434から出力された暗号鍵包含信号のうち例えば先頭からビット数Nの信号パターンが、暗号開錠鍵として復号化部431へ出力される。例えば、暗号鍵包含信号が12ビットの「100010001000」という信号パターンであった場合、鍵ビット数設定信号が「0/h」であれば暗号鍵包含信号の先頭4ビット「1000」を暗号開錠鍵とし、鍵ビット数設定信号が「1/h」であれば暗号鍵包含信号の先頭8ビット「10001000」を暗号開錠鍵とし、鍵ビット数設定信号が「2/h」であれば暗号鍵包含信号の先頭から12ビット「100010001000」を暗号開錠鍵とする。ビット数Nは、予め送信装置と一致させておく。
一方、デジタルコンパレータ436によって、AD変換器41から出力されたデータ列24を表す信号レベル値SLと基準値レジスタ48に記憶されている基準値とが比較され、信号レベル値SLからパルスP1の有無を1/0で表したデータ列24が復元される。そして、復号化部431によって、デジタルコンパレータ436により復元されたデータ列24と暗号鍵検出部434から出力された暗号開錠鍵とに基づき暗号が復号化され、受信データRDとして外部に出力される。
これにより、受信装置1bは、複数の送信装置でそれそれ異なった暗号鍵を用いて暗号化したデータを復号化することができるので、複数の送信装置毎に暗号鍵を変えることができ、データの秘匿性を向上させることができる。また、例えば送信装置14,15と受信装置1bとの間の通信が盗聴された場合であっても、盗聴者はベースバンド同期用パルス列23のうち暗号開錠鍵として用いられるビット数Nを知ることができないためベースバンド同期用パルス列23から暗号開錠鍵を取得することの困難性が増大し、データの秘匿性を向上させることができる。
なお、同期信号パターン記憶部47bは、ベースバンド同期用パルス列23の複数の信号パターン472を記憶し、暗号鍵ビット数選択部435によって暗号鍵包含信号のうちビット数Nが暗号開錠鍵として取得される例を示したが、暗号鍵ビット数選択部435を備えず、同期信号パターン記憶部47bに複数の暗号開錠鍵を記憶し、暗号鍵検出部434によって直接暗号開錠鍵が取得される構成としてもよい。
(a)は本発明の一実施形態に係る通信フレームを示す説明図である。(b)は本発明の一実施形態に係る通信フレームの詳細を示す図である。(c)はパルス同期用パルス列におけるパルスと同期されたクロック信号の一例を示す図である。 (a)は図1(a)に示すベースバンド同期用パルス列の詳細の一例を示す図である。(b)はベースバンド同期用パルス列におけるパルスと同期されたクロック信号の一例を示す図である。 (a)は図1(a)に示すデータ列の詳細の一例を示す図である。(b)はデータ列とベースバンド同期タイミングと同期していない場合の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る受信装置と、UWB通信により図1に示す通信フレームを送信する送信装置との一例を示したブロック図である。 図4に示す受信装置におけるベースバンド同期部の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図4に示す受信装置におけるベースバンド同期部の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図4に示す受信装置におけるベースバンド同期部の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図4に示す受信装置におけるベースバンド同期部の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る受信装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る受信装置の構成の一例を説明するためのブロック図である。 図10に示す受信装置における同期タイミング取得部の一例を示すブロック図である。 背景技術に係る受信装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b 受信装置
2 アンテナ
3 パルス復調部
4 ベースバンド同期部
5 データ取得部
11,12,13,14,15 送信装置
21 通信フレーム
22 パルス同期用パルス列
23 ベースバンド同期用パルス列
24 データ列
31,33 アンプ
32 フィルタ
34 検波器
41 AD変換器
42 記憶制御部
43,43a,43b 同期タイミング取得部
44 記憶部
45 パルス同期カウンタ
46 読み出しカウンタ
47 同期信号パターン記憶レジスタ
47a 同期用送信装置アドレス記憶部
47b 同期信号パターン記憶部
48 基準値レジスタ
431 復号化部

Claims (7)

  1. パルス列によってデータを表すデータ部と前記データ部における1ビットを識別するためのベースバンド同期タイミングを表す予め設定された同期信号パターンを有するベースバンド同期用パルス列とを備えた通信フレームを受信する受信装置であって、
    前記通信フレームを表す無線信号を受信して、前記通信フレームを復調する受信部と、
    前記ベースバンド同期用パルス列を記憶するための記憶部と、
    前記通信フレームにおけるパルスの周期と同期して前記記憶部のアドレスを生成しつつ前記受信部により復調された前記ベースバンド同期用パルス列を前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において前記同期信号パターンを探索し、前記同期信号パターンが探索されたアドレスに基づいて、前記ベースバンド同期タイミングを取得する同期タイミング取得部と、
    前記同期タイミング取得部により取得されたベースバンド同期タイミングに基づいて、前記受信部で復調された前記データ部からデータを取得するデータ取得部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記ベースバンド同期用パルス列は、複数の前記同期信号パターンを有し、
    前記同期タイミング取得部は、前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において、前記同期信号パターンの長さに対応するアドレス分、互いに離れたアドレスに記憶されている値同士の平均値に基づいて前記同期信号パターンを探索することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記受信部は、前記無線信号を増幅して前記通信フレームを復調するものであり、
    前記同期タイミング取得部は、前記記憶部に記憶されたベースバンド同期用パルス列において前記同期信号パターンが見つからない場合に、前記受信部における信号増幅率を変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。
  4. 前記同期信号パターンには、前記ベースバンド同期タイミングと共にベースバンド同期タイミングとは異なる付加情報が付与されており、
    前記記憶部に記憶された前記同期信号パターンから、前記付加情報を取得する付加情報取得部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の受信装置。
  5. 前記付加情報は、前記通信フレームを送信した送信装置のアドレスであることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記データ部は、暗号化されたデータを表すものであり、
    前記付加情報は、前記データ部における暗号化されたデータを復号化するための開錠鍵を示す情報であることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  7. 前記開錠鍵のビット数を設定する鍵ビット数設定信号を受信する鍵ビット数設定信号受信部を備え、
    前記付加情報取得部は、前記記憶部に記憶された前記同期信号パターンから、前記鍵ビット数設定信号受信部により受信された鍵ビット数設定信号で表されるビット数の開錠鍵を取得することを特徴とする請求項6記載の受信装置。
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