JP2006091998A - 不動産登記に関連する情報処理システム及び方法 - Google Patents

不動産登記に関連する情報処理システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
不動産登記において複数の管轄区域に関連する処理を整合性をもって自動的に実行する。
【解決手段】
本情報処理システムは、所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定手段と、境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出手段とを有する。区域識別データを予め保持しておけば、分筆や管轄変更の際に、処理すべき筆界線を特定するなどの処理が効率化される。
【選択図】図1

Description

本発明は、不動産登記に関連する情報処理技術に関する。
不動産登記事務は、原則として自登記所の管轄区域内の不動産のみを対象としており、登記所地図についても、自登記所の管轄区域内の地図のみを管理している。従って、不動産登記事務によって筆(所有者毎に分けられる土地)の図形が修正される場合は、筆界線を共有する隣接筆とあわせて修正する必要があるのだが、隣接筆が管轄区域外に存在する場合には、現在隣接筆の図形を整合性を保ちつつ自動的に修正することは行われていない。これは、特定の筆の管轄登記所が変更される場合にも同様であり、隣接する両登記所で自動的に整合性を保った形で管轄変更処理は行われていない。
なお、物体の輪郭については、画像処理の分野において考察されている。例えば、特開平9−270015号公報には、物体の像を含む2次元画像に基づいて物体の形状を特定するために、2次元画像からその一部であり物体の輪郭を含む注目画像を抽出し、抽出した注目画像の画像情報に基づいて、関数で定義される特定線種の線であり且つ注目画像における物体の輪郭と実質的に符合する画像区画線を算定する技術が開示されている。但し、不動産登記における筆の筆界線とはその性質が異なるため、本公報開示の技術をそのまま適用することはできない。
特開平9−270015号公報
よって本発明の目的は、不動産登記において複数の管轄区域に関連する処理を整合性を保ちつつ自動的に実行するための情報処理技術を提供することである。
本発明に係る情報処理システムは、所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定手段と、境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出手段とを有する。
このように筆界線のデータに当該筆界線を共有する相手方の区域識別データを保持することにより、複数の管轄区域に関連する処理を整合性を保ちつつ自動的に行うことができるようになる。すなわち、区域識別データを予め保持しておけば、分筆や管轄変更の際に、処理すべき筆界線を特定するなどの処理が効率化される。
そして、転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを筆界線データ格納部から分離抽出する手段と、分離抽出された転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する手段と、記憶装置に格納された新規境界化筆界線データを用いて筆界線データ格納部を検索し、該当する筆界線に対応して転属先の区域識別データを筆界線データ格納部に格納する手段とをさらに有するようにしてもよい。このような処理を行うことにより、特定の筆の管轄変更の際に、自動的に整合性を保ちつつ転属元の筆界線データを更新することができるようになる。
また、転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを筆界線データ格納部から分離抽出し、記憶装置に格納する手段と、記憶装置に格納された転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する新規境界化筆界線特定手段と、記憶装置に格納された転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、新規境界化筆界線特定手段により特定された筆界線に転属元の区域識別データを対応付ける第1手段と、記憶装置に格納された転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、転属先の区域識別データがいずれかの筆界線に対応付けられている場合には、当該対応付けを解除する第2処理手段と、記憶装置に格納され且つ第1及び第2処理手段により処理された転属対象筆に係る筆界線のデータを、転属先の区域を担当するコンピュータに送信する手段とをさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、転属先に適合させた転属対象筆のデータを、転属先の区域(区域)を担当するコンピュータに送信することができるので、転属元及び転属先において整合性のある処理が自動的に行われるようになる。
さらに、転属対象筆に係る筆界線のデータを受信し、記憶装置に格納する手段と、記憶装置に格納された転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した境界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、非境界化筆界線データとして記憶装置に格納する手段と、記憶装置に格納された非境界化筆界線データを用いて、筆界線データ格納部を検索し、該当する筆界線に対応付けられた区域識別データを消去する手段と、記憶装置に格納された転属対象筆に係る筆界線のデータを、筆界線データ格納部のデータとマージする手段とをさらに有するようにしてもよい。これにより、転属対象筆に係る筆界線のデータを受信すると、簡易な処理を実施することにより、整合性のあるデータ更新を行うことができるようになる。
また、分筆により新たに設けられた筆界点により分割される筆界線のデータを用いて、筆界線データ格納部に格納されているデータを更新する手段と、筆界線データ格納部において、区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたか否かを判断する手段と、区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたと判断された場合には、新たに設けられた筆界点のデータ及び当該筆界点により分割される筆界線のデータを区域識別データにより特定される区域を担当するコンピュータに送信する手段とをさらに有するようにしてもよい。
さらに、新たに設けられた筆界点のデータ及び前記筆界点により分割される筆界線のデータを受信し、記憶装置に格納する手段と、記憶装置に格納された筆界線のデータを用いて、筆界線データ格納部において対応する筆界線を特定する手段と、特定された筆界線の両端の筆界点のデータ及び記憶装置に格納された筆界点のデータを用いて、新たに設けられた筆界点の位置を算出し、記憶装置に格納する手段とをさらに有するようにしてもよい。
このようにすれば、管轄区域の境界に関係する分筆が行われても、整合性をもって自動的に分筆を反映させることができるようになる。
本発明に係る情報処理装置はコンピュータ・ハードウエアとコンピュータ・ハードウエアに実行させるためのプログラムにより構成される場合もあり、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、不動産登記において複数の管轄区域に関連する処理を整合性を保ちつつ自動的に実行することができるようになる。
図1に本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示す。例えば、LAN(Local Area Newtork)やインターネットであるネットワーク1は、中央サーバ7と、A登記所に設置されるA登記所コンピュータ3と、B登記所に設置されるB登記所コンピュータ5と、...が接続されている。図1では、2つの登記所コンピュータのみを示しているが、多数の登記所コンピュータがネットワーク1に接続されている。中央サーバ7は、境界線データ格納部71を管理しており、登記所コンピュータからの要求に応じて境界線データを送信し、境界線データ格納部71に格納されたデータを更新する。A登記所コンピュータ3は、A登記所の職員による入力データ又は他の登記所コンピュータから受信したデータを格納する受付DB31と、A登記所の管轄区域の地図データを格納する地図DB32とを管理している。また、B登記所コンピュータ5は、B登記所の職員による入力データ又は他の登記所コンピュータから受信したデータを格納する受付DB51と、B登記所の管轄区域の地図データを格納する地図DB52とを管理している。その他の登記所コンピュータについても同様である。
次に、図2に、登記所コンピュータ(ここではA登記所コンピュータ3)の機能ブロック図を示す。なお、図2に示す機能ブロック図は第1の部分のみを示している。A登記所コンピュータ3は、スキャナ301と、スキャナインタフェース302と、図形補正部303と、属性情報設定部304と、接合処理部305と、境界線抽出処理部306と、境界線情報設定処理部307とを有する。スキャナ301は、読み取った図形データをスキャナインタフェース302を介して受付DB31に格納する。図形補正部303、属性情報設定部304、接合処理部305、境界線抽出処理部306及び境界線情報設定処理部307は、受付DB31に格納されたデータを用いて処理を行い、図形補正部303は属性情報設定部304に、属性情報設定部304は接合処理部305に、接合処理部305は境界線抽出処理部306に、境界線抽出処理部306は境界線情報設定処理部307に、処理開始指示を出力する。なお、図形補正部303、属性情報設定部304、接合処理部305及び境界線抽出処理部306は、処理結果を受付DB31に格納し、境界線情報設定処理部307は処理結果を地図DB308に格納する。なお、境界線情報設定処理部307は、中央サーバ7が管理する境界線データ格納部71に格納されたデータを参照して処理を実施するようになっている。
また、図3に、登記所コンピュータ(ここではA登記所コンピュータ3)の機能ブロック図を示す。なお、図3に示す機能ブロック図は第2の部分のみを示している。A登記所コンピュータ3は、転属対象筆指定部311と、転属対象筆情報抽出部312と、転属対象図形データ格納部313と、境界線抽出処理部314と、結線抽出部315と、通知データ生成部316と、送信属性データ抽出部317と、送信データ格納部318と、送信部319とをさらに有している。転属対象筆指定部311は、地図DB32を参照して処理を実施し、転属対象筆のデータを転属対象筆情報抽出部312に出力する。転属対象筆情報抽出部312は、地図DB32を参照して転属対象筆情報の抽出処理を行うと共に、地図DB32のデータを一部更新する。地図DB32から抽出されたデータは、転属対象図形データ格納部313に格納される。境界線抽出処理部314は、転属対象図形データ格納部313を参照して処理を行い、処理結果を転属対象図形データ格納部313に格納する。また、結線抽出部315に処理開始を指示する。結線抽出部315は、転属対象図形データ格納部313を参照して処理を実施し、処理結果に応じて地図DB32を更新する。また、通知データ生成部316に処理開始を指示する。通知データ生成部316は、転属対象図形データ格納部313を参照して送信データを生成し、送信データ格納部318に格納する。また、送信属性データ抽出部は、地図DB32及び送信データ格納部318を参照して、送信すべき属性データを地図DB32から抽出し、送信データ格納部318に格納する。送信部319は、送信データ格納部318に格納されたデータを、関係する他の登記所コンピュータに送信する。
さらに、図4に、登記所コンピュータ(ここではA登記所コンピュータ3)の機能ブロック図を示す。なお、図4に示す機能ブロック図は第3の部分のみを示している。A登記所コンピュータ3は、データ受信部321と、転属データ処理部322とをさらに有する。データ受信部321は、受信したデータを受付DB31に格納する。転属データ処理部322は、受付DB31を参照して処理を実施し、地図DB32に格納されたデータを更新するようになっている。
また、図5に、登記所コンピュータ(ここではA登記所コンピュータ3)の機能ブロック図を示す。なお、図5に示す機能ブロック図は第4の部分のみを示している。A登記所コンピュータ3は、申請入力部331と、確認処理部332と、図形データ生成部333と、境界線修正判断部334と、修正通知データ生成部335と、修正通知データ格納部336と、送信部337とをさらに有する。申請入力部331は、入力されたデータを受け付け、受付DB31に格納する。確認処理部332は、受付DB31を参照して処理を行い、図形データ生成部333に処理を指示する。また、図形データ生成部333は、確認処理部332からの指示に応じて受付DB31を参照して図形データを生成し、受付DB31に格納する。確認処理部332は、A登記所の職員の指示に応じて受付DB31に格納された図形データにより地図DB32に格納されたデータを更新する。さらに、境界線修正判断部334は、地図DB32を参照して、更新の内容を確認し、A登記所の管轄区域の境界線について修正が発生したか判断する。修正ありと判断した場合には、修正通知データ生成部335に処理開始を指示する。修正通知データ生成部335は、境界線修正判断部334により指示されると、地図DB32を参照して処理を行い、修正通知データを生成して、修正通知データ格納部336に格納する。送信部337は、修正通知データ格納部336に格納されたデータを、関係する他の登記所コンピュータに送信する。
さらに、図6に、登記所コンピュータ(ここではA登記所コンピュータ3)の機能ブロック図を示す。なお、図6に示す機能ブロック図は第5の部分のみを示している。A登記所コンピュータ3は、修正通知データ受信部341と、確認処理部342と、対象結線特定部343と、新点位置算出部344と、登録処理部345とをさらに有する。修正通知データ受信部341は、受信したデータを受付DB31に格納する。確認処理部342は、受付DB31に格納されたデータを用いて処理を実施し、対象結線特定部343に処理開始を指示する。対象結線特定部343は、確認処理部342の指示に応じて受付DB31及び地図DB32を参照して処理を実施し、場合によってはA登記所の職員による指示を受け付け処理を実施する。そして、処理結果を新点位置算出部344に出力する。新点位置算出部344は、対象結線特定部343からの処理結果と地図DB32のデータを用いて処理を行い、処理結果を登録処理部345に出力する。登録処理部345は、新点位置算出部344からの処理結果を用いて、地図DB32に対する更新登録処理を実施する。
次に、図7乃至図9に、地図DB32に格納されるデータの一例を示す。まず、図7に、A登記所の管轄区域の地図を示す。図7の例では、筆界点a乃至k(dを除く)が設定されており、それらを結ぶ筆界線によりA登記所の管轄区域は複数の筆に分割されている。図8に、地図DB32に格納される座標テーブルの一例を示す。図8の座標テーブルには、登記所コードの列と、筆界点の点番号の列と、公共座標のX座標の列と、公共座標のY座標の列とを有する。このように、A登記所管轄区域における各筆界点のX座標及びY座標が登録されている。なお、公共座標とは、日本に1つ存在する基準点からのX座標(東西)、Y座標(南北)方向の距離で表されたものであり、筆界点が異なれば公共座標は必ず異なる値になる。また、点番号は筆界点を一意に特定するものである。
また、図9に、地図DB32に格納される結線テーブルの一例を示す。図9の結線テーブルには、登記所コードの列と、地番の列と、点番号1の列と、点番号2の列と、共有登記所コードの列とを有する。なお、地番は筆を一意に特定するものである。また、筆界線は、筆界点2つで特定される。
次に、図10乃至図14を用いて図1乃至6に示したシステムの処理フローを説明する。なお、以下A登記所コンピュータ3における処理を説明するが、他の登記所コンピュータでも同様の処理が行われる。まず、図10を用いて地図登録時の処理について説明する。A登記所の職員は、A登記所コンピュータ3のスキャナ301に、紙の地図を読み込ませる。スキャナ301は、読み取った地図のイメージデータをスキャナインタフェース302を介して受付DB31に格納する(ステップS1)。なお、スキャナ301又はスキャナインタフェース302により、地図のイメージデータはベクトル化される。ベクトル化については周知であるからここではこれ以上述べない。次に、図形補正部303は、受付DB31に格納された地図のベクトルデータの補正及び余計なデータの削除処理を実施し、処理結果を受付DB31に格納する(ステップS3)。ステップS3の処理についても周知であるからこれ以上述べない。そして、属性情報設定部304は、A登記所の職員による地番などの属性情報の設定入力を受け付け、受付DB31に格納する(ステップS5)。以上の処理をA登記所の管轄区内の全筆について実施した後に、接合処理部305は、全筆のデータについて接合処理を実施し、受付DB31に格納する(ステップS7)。ステップS7の処理についても周知であるからこれ以上説明しない。なお、この段階にて、図7のような地図を登録する場合には、図8及び図9に示すようなデータが生成される。
次に、境界線抽出処理部306は、受付DB31に登録されている結線テーブルを検索して対を構成せず孤立した筆界線を特定することにより、管轄区域の境界線の抽出処理を実施する(ステップS9)。この処理は、(1)一つの筆界線は1つ又は2つの筆の構成要素となる、(2)同一のものが結線テーブルに2本存在する筆界線は2つの筆に共通する構成要素であり、地図図形集合の内部に位置する、(3)同一のものが結線テーブルに1本のみ存在する(すなわち対を構成せず孤立した)筆界線は1つの筆の構成要素であり、地図図形集合全体の外周にあたる、という法則に従った処理である。図9の結線テーブルの場合、図11に示すように、太線で囲まれた1行目、7行目乃至9行目、14行目、15行目、18行目及び19行目に、上記条件を満たす筆界線が存在するので、これらの筆界線が特定される。そして、特定された筆界線に対して、例えば管轄区域の境界線を表すコードを、結線テーブルの共有登記所コードの列に登録する。フラグをセットするようにしてもよい。
そして、境界線情報設定処理部307は、境界線データ格納部71に格納された境界線データを参照して、結線テーブルに管轄区域の境界線を表すコードが登録されている筆界線につき、隣接区域を特定し、結線テーブルの共有登記所コードの列に、隣接区域の登記所コードを登録し、さらに受付DB31に格納されているデータを地図DB32に登録する(ステップS11)。
なお、境界線データ格納部71に格納された境界線データについては、その時点の最新のデータを中央サーバ7に要求して取得する。例えば図7に示したA登記所の管轄区域のまわりに図12に示したような区域が設定されているものとする。すなわち、B登記所の管轄区域は、筆界点a,i,b及びcをA登記所の管轄区域と共有しており、筆界点l,i,c及びnをC登記所の管轄区域と共有し、さらに筆界点mを有している。また、C登記所の管轄区域は、筆界点i,j,k,h,g及びcをA登記所の管轄区域と共有しており、筆界点l,i,c及びnをB登記所の管轄区域と共有している。このような場合には、例えば図13に示すような境界線データ・テーブルが境界線データ格納部71に格納されている。図13の例では、登記所コードの列と、点番号1の列と、点番号2の列とを有する。
従って、ステップS11では、結線テーブルに管轄区域の境界線を表すコードが登録されている筆界線を、図13のような境界線データ・テーブルにおいて検索する。そして、境界線データ・テーブルにおいて、管轄区域の境界線を表すコードが結線テーブルに登録されている筆界線を特定することができた場合には、A登記所以外の登記所コードであれば隣接区域の登記所コード(すなわち共有登記所コード)として、管轄区域の境界線を表すコードに置き換えて結線テーブルに登録する。これにより、管轄区域の境界線情報として隣接区域の登記所コードが、境界線となる筆界線に対応して結線テーブルに登録される。
なお、境界線データ・テーブルに、必ずしも全ての境界となる筆界線のデータが登録されているわけではないので、もし結線テーブルにおいて、管轄区域の境界線を表すコードが残ってしまった場合には、例えば境界線情報設定処理部307は、A登記所の職員に、隣接区域の登記所コードの設定入力を促す。このような場合には、設定入力された登記所コードを、そのまま登録する。この段階まで処理が実施されれば、図14に示すような結線テーブルが受付DB31に生成されることになる。図14においては、太線で囲まれた1行目、7行目乃至9行目、14行目、15行目、18行目及び19行目における共有登記所コードの列に、隣接区域の登記所コードが登録される。図14に示したような結線テーブル及びその他の受付DB31に格納されたデータについては、境界線情報設定処理部307により、地図DB32に格納される。
また、結線テーブルにおいて、共有登記所コードの列に値が登録されているレコードのデータ(登記所コード、ならびに筆界点の点番号1及び2)を中央サーバ7に送信して、新たに境界線として設定された筆界線のデータとして、境界線データ格納部71に登録させる。このようにすれば、他の区域の登録処理の際に、人手で入力するデータ量を減らすことができる。
このような処理を実施すれば、以下の処理の前提となるデータが地図DB32に蓄積されるようになる。
次に図15乃至図26を用いて管轄転属時の処理について説明する。まず、転属対象筆指定部311は、A登記所の職員から転属する筆と転属先の登記所(登記所コード)の指定を受け付ける(図15:ステップS21)。この際、例えば地図DB32を参照して、選択可能な筆のデータを読み出し、A登記所の職員に提示する場合もある。次に、転属対象情報抽出部312は、地図DB32を参照して、指定された筆のデータを分離抽出し、転属対象図形データとして、転属対象図形データ格納部313に格納する(ステップS23)。例えば、地番11及び地番11−1が転属対象筆と指定された場合、図12に示すような管轄区分から図16に示すような管轄区分に変更される。そして、図17(a)に示すように、第1行目乃至第8行目のデータが分離抽出される。すなわち、地図DB32においては、第1行目乃至第8行目のデータが削除され、図17(b)のようなデータが転属対象図形データ格納部313に格納される。図17(b)においては、登記所コードの列と、地番の列と、筆界点の点番号1の列と、筆界点の点番号2の列と、共有登記所コードの列と、さらに仮境界線フラグの列とを有する。
次に、境界線抽出処理部314は、転属対象図形データ格納部313を参照して、転属対象筆の境界線を抽出し、仮境界線フラグの列にフラグをセットする(ステップS25)。例えば、図17(b)に示したテーブルにおいて、対を構成せず孤立した筆界線を特定する。そうすると、図18に示すように、第1行目、第2行目、第5行目、第6行目、第7行目及び第8行目の仮境界線フラグの列にフラグがセットされることになる。これは、図19に示すように、A登記所の管轄区域を、指定に従って、転属対象範囲(筆)と転属元とに分けてみれば明らかである。すなわち、転属対象範囲(筆)において、筆界点a及びeで構成される筆界線以外の筆界線については、境界線を構成している。
そして、結線抽出部315は、転属対象図形データ格納部313を参照して、仮境界線フラグがオンにセットされており且つ共有登記所コードの登録がなされていない結線(筆界線)を特定し(ステップS27)、当該結線に対応して転属先の共有登記所コード(ここではB001)を地図DB32に登録する(ステップS29)。仮境界線フラグがオンにセットされており且つ共有登記所コードの登録がなされていない結線は、転属対象範囲の境界線ではあるが転属前に境界線ではなかった結線ということである。図20において太線で囲まれた部分に示すように、結線(b,e)(e,f)(f,j)が上記条件を満たしているため特定され、図21に示すように地図DB32の結線テーブルにおいて上記結線を特定して当該結線に対応して共有登記所コード(B001)が登録される。
なお、地図DB32の結線テーブルにおいて共有登記所コードが変更されたレコード(登記所コード、並び筆界点の点番号1及び2)を、中央サーバ7に送信し、当該レコードに従って境界線データ格納部71のデータを更新する。
なお、ステップS23乃至ステップS29の処理は、以下の法則を具現化するための処理である。すなわち、一定範囲の地図図形の集合から、その一部を切り取った際、切り取る前の地図図形集合をA、切り取った地図図形の集合をB、残った地図図形の集合をCとすると、以下の法則が成り立つ。
Cの外周=Aの外周−(Aの外周∩Bの外周)+{Bの外周−(Aの外周∩Bの外周)
そして、通信データ生成部316は、転属対象図形データ格納部313を参照して、転属対象範囲(筆)の通知データを生成し、送信データ格納部318に格納する。送信部319は、送信データ格納部318に格納された通知データを転属先の登記所コンピュータ(ここではB登記所コンピュータ)に送信する(ステップS31)。ステップS31では、まず、登記所コードの列の値を、転属先の登記所コードに変更する。図22(a)における太枠221のデータが、A001からB001に変更される。また、仮境界線フラグがオンにセットされており且つ共有登記所コードが空白である場合には、転属後に転属元との境界線となる結線なので、共有登記所コードの値として自登記所コードを登録する。図22(a)における太枠222及び223に、自登記所コードA001を登録する。さらに、共有登記所コードに設定された登記所コードが転属先の登記所コードである場合には、転属後に境界線ではなくなるので、空白に変更する。図22(a)における太枠224及び225の値をクリアする。このような処理を実施すると、図22(b)に示すようなデータが通知データとして生成されることになり、送信データ格納部318に格納される。
B登記所コンピュータ5のデータ受信部321(A登記所コンピュータ3の機能部であるが同様の構成であるから以下同様にB登記所コンピュータ5の機能部であっても同じ符号で説明する)は、A登記所コンピュータ3から通知データを受信し、受付DB31に格納する(ステップS33)。次に、転属データ処理部322は、受付DB31に格納された通知データを用いて、新たに境界線ではなくなった結線の共有登記所コードをクリアする(ステップS35)。図23(a)に示すような状態から、転属先の領域(B登記所の管轄区域)に転属対象範囲を連結すると、図23(b)に示すような状態になる。従って、結線(i,a)(a,b)は、図23(a)の場合には境界線ではあるが、図23(b)に示したように連結すれば新たに境界線ではなくなる。従って、結線(i,a)(a,b)について登録されている共有登記所コードをクリアする必要がある。従って、受付DB31に格納された通知データにおいて、仮境界線フラグがオンにセットされ且つ共有登記所コードが登録されていないレコードを特定し、該当する結線を特定する。図24(a)の例では、太線で囲まれたレコードが抽出される。そして、特定された結線に対応するレコードを、地図DB32の結線テーブルにおいて検索し、共有登記所コードの列の値をクリアする。図24(b)の場合には、太線で囲まれた共有登記所コードの値がクリアされる。
また、転属データ処理部322は、受付DB31に格納されたデータ(転属対象範囲(筆)のデータ)を読み出し、地図DB32に格納されている結線テーブルとマージし、地図DB32に登録する(ステップS37)。この処理によれば、地図DB32には図25に示されたデータが格納される。図25においては第1行目乃至第8行目のデータが追加されている。
なお、ステップS35及びステップS37の処理は、以下の法則を具現化するための処理である。すなわち、一定範囲の地図図形の集合Aに別の地図図形の集合Bを繋げる際、繋げた後の地図図形の集合をCとすると、以下の法則が成り立つ。
Cの外周=Aの外周−(Aの外周∩Bの外周)+{Bの外周−(Aの外周∩Bの外周)
また、地図DB32の結線テーブルにおいて共有登記所コードが変更されたレコード(登記所コード、並び筆界点の点番号1及び2)を、中央サーバ7に送信し、当該レコードに従って境界線データ格納部71のデータを更新する。図25の場合には、第2行目、第5行目乃至第8行目のデータについては追加を、第9行目と第14行目についてはデータの消去を要求するデータを送信する。
そして、A登記所コンピュータ3の送信属性データ抽出部317は、地図DB32から転属対象範囲(筆)の他の属性データを分離抽出し、送信データ格納部318に格納する(ステップS39)。送信部319は、送信データ格納部318に格納された転属対象範囲(筆)の他の属性データを、転属先の登記所コンピュータに送信する(ステップS41)。転属先の登記所コンピュータであるB登記所コンピュータ5のデータ受信部321は、抽出された転属対象範囲(筆)の他の属性データを受信し、受付DB31に格納する。転属データ処理部322は、受付DB31に格納された転属対象範囲(筆)の他の属性データを地図DB32に登録する(ステップS43)。
このようにすれば、自動的に且つ整合性を保ちつつ管轄転属を処理することができるようになる。
次に、図26乃至図31を用いて分筆申請処理時における処理について説明する。例えば、図26(a)に示した状態において、地番11の筆を分割すると、図26(b)に示すような状態となる。ここで、地番11の筆は、地番11−2及び11−3に分筆されている。
まず、A登記所の職員は、分筆に係る登記申請を受け付ける。そして、A登記所コンピュータ3の申請入力部331に、分筆に係る登記申請のデータを入力し、申請入力部331は、当該入力データを受け付け、受付DB31に格納する。そして、A登記所の職員は、確認処理部332に、受付DB31に格納されたデータを表示装置に表示させるなどして、分筆に係る登記申請の妥当性を調査する(ステップS51)。また、妥当性ありという判断がなされた場合には、A登記所の職員は、確認処理部332を介して図形データ生成部333に地図DB32に登録すべき図形データを生成させる。図26(b)に示すような状態に分筆する場合には、図28(a)に示す結線テーブルを図28(b)に示す結線テーブルに更新する。すなわち、分筆により新設される筆界線のデータを生成する。なお、座標テーブル用に筆界点のデータも生成する。また、既存の筆界線を、新設された筆界点により分割する。すなわち、結線(a,b)を筆界点xで分割する場合には、結線(a,x)及び結線(x,b)に分割する。そして、分割される既存の筆界線に共有登記所コードが登録されている場合には、分割後の筆界線のデータについては共有登記所コードを引き継ぐ。この処理を実施すれば、太枠281及び283のレコードが新設された筆界線のためのレコードとして生成され、さらに太枠282のレコードが既存の筆界線の分割により生じたレコードとして生成される。A登記所の職員により確定指示が確認処理部332に入力されると、確認処理部332は、受付DB31に格納されている、本分筆に係る登記申請の図形データ(結線テーブル及び座標テーブル)を地図DB32に登録する(ステップS53)。図28(b)に示すように結線テーブルが更新される。
次に、境界線修正判断部334は、地図DB32に格納されたデータを用いて、管轄区域の境界線への修正が生じたか判断する(ステップS55)。例えば、旧結線テーブルを保持しておき、それと更新後の結線テーブルとの差を特定し、共有登記所コードが登録されているレコードに影響があったか判断する。もし、影響がなかったと判断された場合には、処理を終了する。一方、影響があったと判断された場合には、修正通知データ生成部335は、地図DB32に格納された結線テーブルのデータを用いて、修正通知データを生成し、修正通知データ格納部336に格納する。そして、送信部337は、修正通知データ格納部336に格納されたデータを、影響が生じた先の登記所の登記所コンピュータに送信する(ステップS57)。
図29に示すように、新設された筆界点xのため、A登記所の管轄区域の境界線でもある結線(a,b)は、(a,x)(x,b)に分割され、隣接する登記所であるB登記所の境界線に影響が出ている。従って、受付ID、登記年月日、種別(立件(職権での申請)、内容(筆界点作成)、対象地番(影響があるのは地番50)という受付データと、新点の点番号(x)、新点の座標値(XSx,YSy)、結線の構成点1の点番号(a)、結線の構成点1の座標値(XSa,YSa)、結線の構成点2の点番号(b)、結線の構成点2の座標値(XSb,YSb)という自動更新用データとを生成する。
なお、地図DB32の結線テーブルにおける共有登記所コードの列が修正されている場合には、元のレコード(登記所コード、筆界点の点番号1及び2)と、修正後の2レコード(登記所コード、筆界点の点番号1及び2)を、中央サーバ7に送信し、境界線データ格納部71のデータを更新する。
一方、B登記所コンピュータ5の修正通知データ受信部341は、A登記所コンピュータ3から修正通知データを受信し、受付DB31に格納する(ステップS59)。次に、B登記所の職員は、確認処理部342により、受付DB31に格納されている修正通知データの内容を表示装置に表示させ、調査確認を行う(ステップS61)。そして、修正通知データに問題が無ければ、以下の処理を実行させる。
すなわち、対象結線特定部343は、地図DB32における結線テーブルにおいて更新の対象となる結線を特定し、例えばワークメモリに格納する(ステップS63)。具体的には、修正通知データに含まれる結線の構成点1の点番号(a)と構成点2の点番号(b)と一致するレコードを、地図DB32における結線テーブルにおいて検索する。通常は、この処理にてレコードを特定することができるが、場合によっては結線テーブルの不整合によりレコードを特定できない場合がある。この場合には、地図DB32に格納された座標テーブルを検索して、修正通知データに含まれる結線の構成点1の座標値(XSa,YSa)の公差範囲内(一致すると認めることができる誤差範囲内)にある筆界点と、結線の構成点2の座標値(XSb,YSb)の公差範囲内にある筆界点とを探索し、当該2つの筆界点から結線テーブルを検索して対象となる結線を特定する。
これでも関係する筆界点が見つからない場合もある。そのような場合には、B登記所の職員に警告を発し、職員に筆界点を2点指定させることにより、結線を特定する。
次に、新点位置算出部344は、修正通知データに含まれる結線の構成点1の座標値(XSa,YSa)及び構成点2の座標値(XSb,YSb)、さらにステップS63において特定された結線の座標値(座標テーブルにおける値)を用いて、新点位置を算出し、ワークメモリなどに格納する(ステップS65)。座標テーブルにおける、ステップS63において特定された結線を構成する筆界点の座標値を(XSα,YSα)及び(XSβ,YSβ)とすると、新点x'(点番号はxであるが、B登記所の管轄区域内における新点ということを示すためにダッシュを付している)の座標(XSx',YSx')は以下の式で算出される。
Figure 2006091998
このように、受信した修正通知データにおける結線構成点と新点との相対距離の比により、ステップS63において特定された結線を按分している。
そして、登録処理部345は、地図DB32の結線テーブル及び座標テーブルを、修正通知データ及び算出された新点x'の座標値を用いて更新し、B登記所の職員の指示に応じて確定登録を行う(ステップS67及びS69)。図30(a)に示した結線(a,b)を、図30(b)のように結線(a,x)(x,b)に分けて登録する。なお、共有登記所コードは、引き継がれる。さらに、図31(a)に示した座標テーブルの状態から、xのX座標及びY座標が追加されている状態(図31(b))に変更される。
このようにすれば分筆が行われても、A登記所及びB登記所の境界線に影響が生ずるような分筆である場合には、自動的に且つ整合性を保持しつつ地図DB32を更新することができる。
なお、地図DB32の結線テーブルにおける共有登記所コードの列が修正されている場合には、元のレコード(登記所コード、筆界点の点番号1及び2)と、修正後の2レコード(登記所コード、筆界点の点番号1及び2)を、中央サーバ7に送信し、境界線データ格納部71のデータを更新する。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、地図DBの結線テーブル及び座標テーブルの構成は上で述べた構成に限定されず、例えば座標テーブルにおいても共有登記所コードを管理するようにしても良い。
また、図1乃至6に示した機能ブロック図は、本実施の形態を説明するためのものであって、必ずしもプログラムモジュールと対応しない。また、中央サーバ、登記所コンピュータについては、複数台のコンピュータにより上記の機能を実現する場合もある。さらに、上で述べた処理フローについても、上で述べたのと同様の効果を奏する範囲においてステップの順番を入れ替えることも可能である。
また、上で述べた中央サーバ及び登記所コンピュータは、コンピュータ装置であって、図32に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
(付記1)
所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、
前記所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、
前記筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定手段と、
前記境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、前記記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして前記筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出手段と、
を有する情報処理システム。
(付記2)
転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを前記筆界線データ格納部から分離抽出する手段と、
分離抽出された前記転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記新規境界化筆界線データを用いて前記筆界線データ格納部を検索し、該当する筆界線に対応して転属先の区域識別データを前記筆界線データ格納部に格納する手段と、
をさらに有する付記1記載の情報処理システム。
(付記3)
転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを前記筆界線データ格納部から分離抽出し、記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する新規境界化筆界線特定手段と、
前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、前記新規境界化筆界線特定手段により特定された筆界線に転属元の区域識別データを対応付ける第1手段と、
前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、転属先の区域識別データがいずれかの筆界線に対応付けられている場合には、当該対応付けを解除する第2処理手段と、
前記記憶装置に格納され且つ前記第1及び第2処理手段により処理された前記転属対象筆に係る筆界線のデータを、転属先の区域を担当するコンピュータに送信する手段と、
をさらに有する付記1記載の情報処理システム。
(付記4)
前記転属対象筆に係る筆界線のデータを受信し、記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した境界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、非境界化筆界線データとして記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記非境界化筆界線データを用いて、前記筆界線データ格納部を検索し、該当する筆界線に対応付けられた区域識別データを消去する手段と、
前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータを、前記筆界線データ格納部のデータとマージする手段と、
をさらに有する付記3記載の情報処理システム。
(付記5)
分筆により新たに設けられた筆界点により分割される筆界線のデータを用いて、前記筆界線データ格納部に格納されているデータを更新する手段と、
前記筆界線データ格納部において、区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたか否かを判断する手段と、
区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたと判断された場合には、前記新たに設けられた筆界点のデータ及び当該筆界点により分割される筆界線のデータを前記区域識別データにより特定される区域を担当するコンピュータに送信する手段と、
をさらに有する付記1記載の情報処理システム。
(付記6)
前記新たに設けられた筆界点のデータ及び前記筆界点により分割される筆界線のデータを受信し、記憶装置に格納する手段と、
前記記憶装置に格納された前記筆界線のデータを用いて、前記筆界線データ格納部において対応する筆界線を特定する手段と、
特定された筆界線の両端の筆界点のデータ及び前記記憶装置に格納された前記筆界点のデータを用いて、前記新たに設けられた筆界点の位置を算出し、記憶装置に格納する手段と、
をさらに有する付記5記載の情報処理システム。
(付記7)
所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、前記所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、処理部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定ステップと、
前記境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、前記記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして前記筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出ステップと、
を含む情報処理方法。
(付記8)
所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、前記所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、処理部とを有するコンピュータに、
前記筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定ステップと、
前記境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、前記記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして前記筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出ステップと、
を実行させるためのプログラム。
本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。 登記所コンピュータの第1の機能ブロック図である。 登記所コンピュータの第2の機能ブロック図である。 登記所コンピュータの第3の機能ブロック図である。 登記所コンピュータの第4の機能ブロック図である。 登記所コンピュータの第5の機能ブロック図である。 A登記所の管轄区域の一具体例を示す図である。 座標テーブルの一例を示す図である。 結線テーブルの一例を示す図である。 地図登録処理の処理フローを示す図である。 結線テーブルを用いた処理を説明するための図である。 管轄区域の隣接状態を示す図である。 境界線データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 結線テーブルを用いた処理を説明するための図である。 転属処理の処理フローを示す図である。 転属後の状態を示す図である。 (a)及び(b)は、結線テーブル及び転属対象範囲のデータを用いた処理を説明するための図である。 転属対象範囲のデータを用いた処理を説明するための図である。 転属の概要を示す図である。 転属対象範囲のデータを用いた処理を説明するための図である。 結線テーブルを用いた処理を説明するための図である。 (a)及び(b)は、転属対象範囲のデータを用いた処理を説明するための図である。 (a)及び(b)は、転属先における領域の変更を示す概念図である。 (a)及び(b)は、転属対象範囲のデータを用いた結線テーブルの更新を説明するための図である。 結線テーブルを用いた処理を説明するための図である。 (a)及び(b)は、分筆を説明するための図である。 分筆時の処理の処理フローを示す図である。 (a)結線テーブルの分筆前の状態の一例を、(b)は分筆後の状態の一例を示す図である。 分筆の影響を示す図である。 (a)及び(b)は、他の管轄区域で分筆が行われた場合における結線テーブルの変化を示す図である。 (a)及び(b)は、他の管轄区域で分筆が行われた場合における座標テーブルの変化を示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 ネットワーク 3 A登記所コンピュータ
5 B登記所コンピュータ 7 中央サーバ
31 受付DB 32 地図DB
51 受付DB 52 地図DB
71 境界線データ格納部
301 スキャナ 302 スキャナインタフェース
303 図形補正部 304 属性情報設定部
305 接合処理部 306 境界線抽出処理部
307 境界線情報設定処理部
311 転属対象筆指定部 312 転属対象筆情報抽出部
313 転属対象図形データ格納部 314 境界線抽出処理部
315 結線抽出部 316 通知データ生成部
317 送信属性データ抽出部 318 送信データ格納部
319 送信部
321 データ受信部 322 転属データ処理部
331 申請入力部 332 確認処理部
333 図形データ生成部 334 境界線修正判断部
335 修正通知データ生成部 336 修正通知データ格納部
337 送信部
341 修正通知データ受信部 342 確認処理部
343 対象結線特定部 344 新点位置算出部
345 登録処理部

Claims (5)

  1. 所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、
    前記所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、
    前記筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定手段と、
    前記境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、前記記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして前記筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出手段と、
    を有する情報処理システム。
  2. 転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを前記筆界線データ格納部から分離抽出する手段と、
    分離抽出された前記転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する手段と、
    前記記憶装置に格納された前記新規境界化筆界線データを用いて前記筆界線データ格納部を検索し、該当する筆界線に対応して転属先の区域識別データを前記筆界線データ格納部に格納する手段と、
    をさらに有する請求項1記載の情報処理システム。
  3. 転属対象筆の指定を受け付け、当該転属対象筆に係る筆界線のデータを前記筆界線データ格納部から分離抽出し、記憶装置に格納する手段と、
    前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータから、対を構成せず孤立した筆界線であって当該筆界線を共有する相手方の区域識別データが登録されていない筆界線のデータを特定し、新規境界化筆界線データとして記憶装置に格納する新規境界化筆界線特定手段と、
    前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、前記新規境界化筆界線特定手段により特定された筆界線に転属元の区域識別データを対応付ける第1手段と、
    前記記憶装置に格納された前記転属対象筆に係る筆界線のデータにおいて、転属先の区域識別データがいずれかの筆界線に対応付けられている場合には、当該対応付けを解除する第2処理手段と、
    前記記憶装置に格納され且つ前記第1及び第2処理手段により処理された前記転属対象筆に係る筆界線のデータを、転属先の区域を担当するコンピュータに送信する手段と、
    をさらに有する請求項1記載の情報処理システム。
  4. 分筆により新たに設けられた筆界点により分割される筆界線のデータを用いて、前記筆界線データ格納部に格納されているデータを更新する手段と、
    前記筆界線データ格納部において、区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたか否かを判断する手段と、
    区域識別データが対応付けられている筆界線のデータが更新されたと判断された場合には、前記新たに設けられた筆界点のデータ及び当該筆界点により分割される筆界線のデータを前記区域識別データにより特定される区域を担当するコンピュータに送信する手段と、
    をさらに有する請求項1記載の情報処理システム。
  5. 所定の区域に含まれる各筆の筆界線のデータを格納する筆界線データ格納部と、前記所定の区域を含む領域の境界線及び当該領域内部の境界線に該当する筆界線のデータと当該筆界線の所属区域データとを格納する境界線データ格納部と、処理部とを有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    前記筆界線データ格納部に格納されたデータを用いて、対を構成せず孤立した筆界線を特定し、当該筆界線のデータを記憶装置に格納する筆界線特定ステップと、
    前記境界線データ格納部に格納されたデータを用いて、前記記憶装置に格納された筆界線の所属区域データを抽出し、当該筆界線を共有する相手方の区域識別データとして前記筆界線データ格納部に格納する所属データ抽出ステップと、
    を含む情報処理方法。
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