JP2006091650A - 画像形成装置およびカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】各種センサなどの検知部に対して適切な清掃を確実に行い、装置の寿命分、正確な検知を行うことを可能にし、レジストレーションずれ、あるいはカラーバランス不良などの画像不良を防止し、適度な画像出力による良好な画像形成状態を維持することができ、しかも清掃による除去物を自動的に回収することを可能にする。
【解決手段】位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aを同時に清掃することができる清掃部材25を、カートリッジ22の上部に設置し、カートリッジ22の交換時などに装置本体26からカートリッジ22を着脱する際に、清掃部材25が検知部18a,21aを摺動して、検知部18a,21aを清掃する。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体と転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部とを備えた画像形成装置、および画像形成のための構成要素が収納されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に装填されるカートリッジに関するものである。
カラーの画像形成装置としては、電子写真方式,熱転写方式,インクジェット方式などの種々の方式が知られているが、これらのうち電子写真方式のものは、他の方式のものに比べ、画像形成速度,画質,静粛性などの点において優れている。
前記電子写真方式を採用する画像形成装置の中にも種々の方式がある。例えば感光体表面にカラー現像剤像(複数色のトナー像)を重ねた後、記録媒体である転写材(記録紙など)に一括転写して像形成を行う多重現像方式、あるいは現像,転写のサイクルを繰り返し行う多重転写方式、あるいは中間転写体上に各色の現像剤像(トナー像)を、順次、一次転写した後、転写材上に一括転写する中間転写方式などがある。これらのうち、特に中間転写方式のものは、混色のおそれがないこと、材質あるいは厚さの異なる様々な転写材の使用が可能であることなどの利点を有する。
図8は従来の中間転写方式の画像形成装置の一例を示す4色のフルカラーレーザ・ビーム・プリンタの概略構成図である。
図8に示すように、ドラム状の感光体(感光体ドラム)1の周面には、回転方向(矢印R1方向)に沿って順に、帯電手段2、レーザ光を感光体ドラム1に照射する露光装置3、現像装置4、ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)5、および感光体ドラムクリーナ6が配置されている。
感光体ドラム1は、その表面が、電源7より帯電バイアスが印加される帯電手段2によって負極性に帯電される。帯電された感光体ドラム1には、露光手段3から出射される光ビームLにより表面に静電潜像が形成される。
現像装置4は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色の現像剤(トナー)がそれぞれ収容された現像器8,9,10,11が回転するロータリ12に備えられた回転現像装置である。ロータリ12に搭載された1色目のイエロートナーが収容された現像器8によって、感光体ドラム1上の静電潜像部にトナーを付着させ、トナー像を形成する。
中間転写ベルト5は、二つの支持軸(二次転写対向ローラ13、テンションローラ14)に支持され、図中矢印R4方向に駆動する二次転写対向ローラ13、および矢印R2方向に回転するテンションローラ14によって、感光体ドラム1の回転方向R1と順方向である矢印R3方向に回転する。そして、中間転写ベルト5に従動回転する一次転写ローラ15に、一次転写電源16から正極性の一次転写バイアスが印加されると、感光体ドラム1上のトナー像は、一次転写ニップ部N1を介して一次転写される。一次転写後の感光体ドラム1は、弾性体ブレードを有する感光体ドラムクリーナ6によって表面の一次転写残トナーが除去される。
以上の帯電,露光,現像,一次転写,クリーニング,除電の一連の画像形成プロセスを、各現像器9,10,11に収納された2色目マゼンタ,3色目シアン,4色目ブラックのトナーについても繰り返し行い、中間転写ベルト5上に4色のトナー像を重ねる。
このときトナー像の転写位置を合わせるため像担持体としての中間転写ベルト5上には、非画像領域に中間転写ベルト5とは反射率の異なる位置検知部材(位置検知マーク)17が設けられており、画像形成装置本体に中間転写ベルト5に対向して設けられた、発光素子と受光素子とで構成される位置検知手段(位置検知センサ)18により、反射光の差で、位置の検知を行っている。位置検知センサ18によって光学特性により検知された信号はエンジンコントローラ(図示せず)に送られ、像形成タイミングが制御される。この位置検知および制御により、各トナー像の位置(レジストレーション)を合わせることができる。
電源19に接続され、図中矢印R5方向に回転する二次転写ローラ20により二次転写バイアスが印加されると、二次転写対向ローラ13上の二次転写ニップ部N2を介して転写材P表面に一括して二次転写される。表面に4色の未定着トナー像を担持した転写材Pは、定着器(図示せず)に搬送され、表面のトナー像が定着されて画像形成が完了する。
一方、出力画像の濃度調整は、中間転写ベルト5上に面積階調による特定のハーフトーンパターンである濃度検知用のトナー像を形成し、画像形成装置本体に中間転写ベルト5に対向して設置された、発光素子と受光素子とで構成される濃度検知手段(濃度検知センサ)21により、中間転写ベルト5上のハーフトーンパターンである濃度検知用トナー像の反射光量を測定することによって、形成する画像の画像形成濃度を制御する現像バイアス電位などの画像形成条件を決定することで行われる。
この画像形成濃度調整は、画像形成装置の電源投入時および所定枚数印刷後に行われ、定期的に濃度を制御している。濃度検知は、感光体ドラム1上で行う場合もあるが、本例では中間転写ベルト5上で行っている。
以上説明した画像形成装置の使用に際しては、トナーの補充あるいは廃トナーの処理、消耗した感光体ドラム1あるいは中間転写ベルト5の交換などのメンテナンスが必要となる。本例では、現像器8,9,10,11を装置本体に対して着脱可能なカートリッジ構造にすると共に、感光体ドラム1,感光体ドラムクリーナ6,帯電器2,中間転写ベルト5,一次転写ローラ15,二次転写対向ローラ13,テンションローラ14,廃トナー容器(図示せず)を、一体化したユニット型にすることにより、装置本体よりユーザが容易に着脱して、交換することができるようになっている。
前記カートリッジは、感光体ドラム1と中間転写体5を含む中間転写ベルト/感光体ドラムカートリッジ22(点線部)であるが、以下、カートリッジと称す。
前記画像形成装置本体には、前記カートリッジ22に設けられた中間転写ベルト5に対向して、中間転写ベルト5の光学特性を検知する発光素子と受光素子とにより構成される位置検知センサ18および濃度検知センサ21の二つのセンサが備えられ、これらは、発光素子が発する光を、中間転写ベルト5上のトナー像に反射させて、その反射光量を受光素子にて測定する方法にて、前記画像の位置(レジストレーション)および画像形成濃度を検知する。
しかし、表面にトナー像の重ねられた中間転写ベルト5が、各センサ18,21上を通過するため、トナーが中間転写ベルト5から飛散すること、あるいは静電的吸着などにより各センサ18,21の保護面に付着することがある。
このため、前記構成のカートリッジ22を用いて画像形成を1万枚程度繰り返すと、前記トナーが各センサ18,21の保護面を覆ってしまい、中間転写ベルト5に到達する各センサ18,21から発光する光、および各センサ18,21による中間転写体5からの反射光の受光が妨げられ、各検知精度が約40%減少してしまう。
濃度検知センサ21あるいは位置検知センサ18の検知精度が50%以上減少してしまうと、正確な濃度検知あるいは位置検知が行えなくなるため、これらのセンサ18,21を定期的に清掃する必要がある。
これらの位置検知センサ18および濃度検知センサ21を清掃するために、例えば特許文献1に記載された清掃構造のものなどが提案されている。該例では、図9に示すように、両センサ18,21を覆うように移動する清掃用ブラシ25が、画像形成装置本体(以下、装置本体と称す)26に設置されている。
図9において、装置本体26の上蓋27を半回転移動により図中矢印A1方向に開閉すると、図示しない駆動手段により、本例では並設されている位置検知センサ18および濃度検知センサ21の両方の上を通過できるような位置に設置された清掃用ブラシ25が、図中で、その先端部分25aを中心に回転して矢印A2方向に連動し、そのときに各センサ18,21上を摺動することになり、清掃が行われる。ユーザがカートリッジ22あるいは現像器8,9,10,11を交換する場合、必ず上蓋27の開閉を行うため、各センサ18,21の清掃が行うことができる。
なお、清掃用ブラシ25において、両センサ18,21が接触する部分は線径0.15mmのナイロン性の毛で形成されたブラシ状であり、センサ18,21の付着物を掻き落すような構成になっている。
特開平8−30051号公報
しかしながら、前記従来の位置検知センサ18および濃度検知センサ21の清掃において、清掃用ブラシ25が装置の耐用寿命に至るまで、長期間にわたって使用されるため、清掃用ブラシ25の毛の折れ、あるいはトナーの付着による清掃効率の低下を招くこともあった。
そのため、各センサ18,21の適切な清掃が行われずに画像出力が繰り返され、各センサ18,21の検知精度が低下し、レジストレーションが合わなくなったり、あるいはカラーバランスが崩れてしまったりして、出力画像に影響することがあった。
本発明の目的は、前記従来の課題を解決し、各種センサなどの検知部に対して適切な清掃が確実に行われ、装置の寿命分、正確な検知が行われることを可能にし、レジストレーションずれ、あるいはカラーバランス不良などの画像不良を防止し、適度な画像出力による良好な画像形成状態を維持することができ、しかも、清掃による除去物を自動的に回収することができる画像形成装置およびカートリッジを提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、形成画像を担持する像担持体、および前記像担持体における形成画像を転写材に転写する転写体を収納したカートリッジと、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部を備えた画像形成装置において、前記カートリッジに、該カートリッジの装置本体に対する着脱に際して前記検知部の清掃を行う清掃部材を設け、かつ前記検知部の清掃により除去した除去物を、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方に落下させる開口を設けたことを特徴とし、この構成によって、検知部の清掃により除去した汚れなどの除去物を、カートリッジ内の像担持体および/または転写体上にて受けることにより、装置本体内における除去物の飛散拡大を防ぐことができ、画像汚れなどの異常画像の発生を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、除去物を像担持体上に落下させ、該転写体上の除去物を像担持体クリーニング部材にて回収することを特徴とし、この構成によって、清掃による除去物を、像担持体である感光体上に落下させることにより、感光体クリーニングにて回収することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、除去物を転写体上に落下させ、該転写体上の除去物を転写体クリーニング部材にて回収することを特徴とし、この構成によって、清掃による除去物を、転写体である中間転写ベルト上に落下させることにより、転写ベルトクリーニングにて回収することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、検知部を下向きに配設し、清掃部材をカートリッジの上側に設けたことを特徴とし、この構成によって、検知部を下向き方向に配することにより、装置内のトナー,塵埃などの浮遊物の堆積をしにくくし、汚れ難くすることができ、しかも、清掃による除去物の自然落下によって回収が容易になる。
請求項5に記載の発明は、形成画像を担持する像担持体、および前記像担持体における形成画像を転写材に転写する転写体を収納し、かつ装置本体に着脱可能に設けられるカートリッジにおいて、当該カートリッジが装着される装置本体側に下向きに配設されて、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部に対して、当該カートリッジの前記装置本体に対する着脱に際して清掃を行う清掃部材を上側に設け、かつ前記検知面の清掃により除去した除去物を、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方に落下させる開口を設けたことを特徴とし、この構成によって、検知部を有する装置本体に着脱可能に、清掃部材を備えたカートリッジを装填することにより、カートリッジ交換ごとなど、定期的に検知部の清掃を行うことができ、正確な検知を維持することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載のカートリッジにおいて、清掃部材の清掃幅Cを検知部の幅Bの1.3倍以上とし、かつ開口の幅Dを検知部の幅B+0.5L(ただし、Lは検知部と像担持体または転写体との間の距離)とし、検知部の支持部材の幅Eを開口の幅Dより大きく設定したことを特徴とし、この構成によって、カートリッジの脱着の際、カートリッジの清掃部材により検知部を清掃するときに、干渉して検知部を破壊することなく、円滑に脱着作業を行うことができるようになる。
本発明に係る画像形成装置およびカートリッジによれば、位置検知手段あるいは濃度検知手段などの検知部に対する適切な清掃が、カートリッジの装置本体に対する着脱に伴って自動的にかつ確実に行われ、さらに清掃による除去物を自動的に回収することができ、画像形成装置の寿命分、正確な検知動作を行うことが可能となる。このためレジストレーションずれ、あるいはカラーバランス不良などの画像不良の発生を防止し、適度な画像出力で良好な画像形成状態を維持することができると共に、除去物飛散による不具合を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1,図2は本発明の実施形態1を説明するための画像形成装置の要部のセット前後の状態を示す概略構成図である。なお、以下の説明において、既述されている部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
実施形態1において、カートリッジ22は装置本体26に着脱可能に設けられ、図1に示す状態はカートリッジ22を装置本体26に装着する前の状態であり、図2に示す状態は清掃部材25を設置したカートリッジ22を装置本体26にセットする状態である。
実施形態1では、カートリッジ22の構成は、図8に示すものと同様であり、図1,図2においては、像担持体である感光体ドラム1,転写体である中間転写ベルト5,二次転写対向ローラ13,テンションローラ14,中間転写ベルトクリーナ29以外の部材の図示は省略しているが、カートリッジ22は、図8に示す構成のものと同様に、感光体ドラム1,帯電器2,中間転写ベルト5,感光体ドラムクリーナ6,一次転写ローラ15,廃トナー容器(図示せず)などをユニット化して設けた構造になっている。
このようなカートリッジ構造にすることにより、ユーザによりカートリッジ22を装置本体26から簡単に着脱することが可能となり、メンテナンスが容易に行える。
位置検知センサ18および濃度検知センサ21は、発光素子と受光素子から構成され、本例では中間転写ベルト5の表面の光学特性を検知する光学的な検知手段であり、装置本体26に垂下して設けられた支持部材30の下部に検知部18a,21aが、それぞれ下方を向くように配設されている。各検知部18a,21aは、カートリッジ22が装置本体26の所定の位置にセットされたときに、それぞれカートリッジ22の枠体22aに設けられた位置検知窓31と濃度検知窓32を通して、枠体22aの内部に設けられている中間転写ベルト5の表面に対向するように設けられており、中間転写ベルト5の位置および濃度の検知が行えるようになっている。
画像形成動作中、表面にトナー像の重ねられた中間転写ベルト5が、各センサ18,21の設置位置を通過するため、トナーの中間転写ベルト5からの飛散、あるいは静電的吸着などによりセンサ18,21の保護面に付着することがある。
前記構成のカートリッジ22を用いて画像形成を1万枚程度繰り返すと、トナーが各センサ18,21の検知部18a,21aにおける保護面を覆ってしまい、中間転写ベルト5に到達する各センサ18,21が発光する光、および中間転写ベルト5からの反射光の受光が妨げられ、各検知精度が約40%減少してしまう。
濃度検知センサ21の検知精度が50%以上減少してしまうと、正確な濃度制御が行えなくなり、カラーバランスの崩れ、あるいはトナーの載り量が増加して文字の飛び散りなどが発生することがあり、出力画像に影響が出てしまう。
また、位置検知センサ18も同様に、検知精度が50%以上減少してしまうと、正確な位置検知が行えなくなり、画像形成位置(レジストレーション)が合わなくなり、場合によっては画像出力ができなくなることもある。
そこで本実施形態では、カートリッジ22における印刷可能枚数の能力を8千枚とし、位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aを同時に清掃することができる清掃部材25を、カートリッジ22の上部に設置し、カートリッジ22の交換時などに装置本体26からカートリッジ22を着脱する際に、清掃部材25が検知部18a,21aを摺動して、検知部18a,21aを清掃することができるようにしている。
清掃部材25は、検知部18a,21aにおけるセンサ保護面を清掃により損傷させないように、本例ではブラシ形状とし、かつ材質にはナイロンを用い、線径を0.15mm、線長を5mmとした。
カートリッジ22を交換あるいは着脱することにより、清掃部材25のブラシが、位置検知センサ18と濃度検知センサ21の検知部18a,21a部分に付着したトナーを掻き取り、清掃が完了する。
清掃部材25は、カートリッジ22の枠体22aの外部上面に、位置検知窓31と濃度検知窓32との同一面X上に設置されている。そして図1に示すように、カートリッジ22の挿入時には、清掃部材25のブラシ先端部が両検知部18a,21aに向き、清掃部材25が両検知部18a,21aにおける保護面を摺動するように、装置本体26内(方向A1)に挿入される。
カートリッジ22が寿命時期に達すれば、位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知精度が約40%減少した状態で新品のカートリッジ22と交換される。この際、新品の清掃部材25が設けられたカートリッジ22を、図1に示すように、装置本体26に矢印A1方向へ挿入すると、前記のように両検知部18a,21aが自動的に清掃される。そしてカートリッジ22を、清掃部材25部分をA1方向に移動させてセット完了すると、図2に示すように、清掃部材25と同一面Xに設けられた位置検知窓31および濃度検知窓32が、それぞれ位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aに対向する位置に到達することになる。
このようにして、カートリッジ24が装置本体26内の所定の位置に備え付けられると同時に、位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aに対する清掃が行われることになる。従来例の清掃用ブラシ25は装置本体26に設けられているため、頻繁に交換することができないのに対し、本実施形態の清掃部材25は、カートリッジ22に設けられているため、カートリッジ22が交換されれば、新しい清掃部材25によって清掃が可能になり、両センサ18,21による各検知が100%の精度で行えるようになる。また、カートリッジ22を画像形成装置から取り出すときにも、挿入時と同様に清掃部材25による清掃が行われる。
カートリッジ22の上壁部には、カートリッジ22を装置本体26に対して着脱したときに、清掃部材25により取り除かれた汚れなどの除去物33がカートリッジ22内へ入る開口34が設けられており、図1に示すように、除去物33が中間転写ベルト5上に落下するようになっている。そして、画像形成の始動の際など、内部機械がレディ状態になるまでのプレ動作確認中における中間転写ベルト5の矢印A2方向の回転によって、中間転写ベルトクリーナ29のクリーニングブレード35により、除去物33が中間転写ベルトクリーナ29内に回収されることになるため、装置本体26内を汚すことなく、二次的な不具合を防止することができる。
図3,図4は本発明の実施形態2を説明するための画像形成装置の要部のセット前後の状態を示す概略構成図である。実施形態2が実施形態1と異なる点は、カートリッジ22内において、像担持体である感光体ドラム1と、転写体である中間転写ベルト5と、感光体1表面の残留物を除去するクリーニングブレード36を備えた感光体クリーナ37とを横方向に並設して、ユニット化した構成である。
実施形態2も実施形態1と同様に、カートリッジ22は装置本体26に着脱可能に設けられ、図3に示す状態はカートリッジ22を装置本体26に装着する前の状態であり、図4に示す状態は清掃部材25を設置したカートリッジ22を装置本体26にセットした状態である。
実施形態2において、カートリッジ22が寿命時期に達すれば、新品のカートリッジ22と交換される。この際、新品の清掃部材25が設けられたカートリッジ22を、図3に示すように、装置本体26に矢印A1方向へ挿入すると、前記と同様に両検知部18a,21aが自動的に清掃される。そしてカートリッジ22を、清掃部材25部分をA1方向に移動させてセット完了すると、図4に示すように、清掃部材25と同一面Xに設けられた位置検知窓31および濃度検知窓32が、それぞれ位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aに対向する位置に到達することになる。
カートリッジ22の上壁部には、カートリッジ22を装置本体26に対して着脱したときに、清掃部材25により取り除かれた汚れなどの除去物33がカートリッジ22内へ入る開口34が、実施形態1と同様に設けられているが、実施形態1と異なり、除去物33が感光体ドラム1上に落下するようになっている。そして、画像形成の始動の際など、内部機械がレディ状態になるまでのプレ動作確認中における感光体ドラム1の矢印R1方向の回転によって、感光体ドラムクリーナ37のクリーニングブレード36により、除去物33が感光体ドラムクリーナ37内に回収されることになるため、装置本体26内を汚すことなく、二次的な不具合を防止することができる。
なお、実施形態1,2では、清掃部材25により取り除かれた汚れなどの除去物33をカートリッジ22の感光体ドラム1あるいは中間転写ベルト5上に落下させるようにしたが、除去物33を落下させる対象は感光体ドラム1と中間転写ベルト5との少なくとも一方であればよく、クリーナの設置仕様によって適宜選択する。
図5は本実施形態のカートリッジの上面部分を示す斜視図であって、位置検知センサ18と濃度検知センサ21の検出部18a,21aの幅Bに対して清掃部材25の幅Cを1.3倍以上にし、カートリッジ22の開口34の幅Dを、検出部18a,21aと中間転写ベルト5または感光体ドラム1までの距離をL(図1におけるL1,図3におけるL2)としたとき、(幅B+0.5L)以上とすることにより、除去物33を良好に回収することができる。
また、位置検知センサ18と濃度検知センサ21が設置される支持部材30の幅Eを、カートリッジ22の開口34の幅Dより大きくすることにより、カートリッジ22の挿入時に支持部材30に干渉することなく円滑にセット作業を行うことができる。
また、位置検知センサ18および濃度検知センサ21の検知部18a,21aを下向き側(重力方向)に設けることにより、装置本体26内のトナーなどの粉塵が堆積し難くなるため、経時的な検知精度の劣化を低減することができる。
前記実施形態の構成の画像形成装置は、本実施形態のカートリッジ22の使用および現像器の交換により、10万枚まで良好な印刷が可能になった。
図6,図7は本実施形態におけるセンサ検知精度と印刷枚数との関係を示す図であって、前記構成のものによって、カートリッジ22の寿命である8千枚ごとに、カートリッジ22を交換し、画像形成装置の寿命まで印字を行ったときの両センサ18,21のセンサ検知精度の推移を示しており、画像形成装置本体26の寿命である10万枚まで、センサ検知精度が50%を下回ることはなかった。最良の清掃が行われた場合には、図7に示すような結果が得られた。
以上説明した実施形態の構成により、中間転写ベルトおよび感光体ドラムを含むカートリッジの寿命時期に、ユーザが該カートリッジを交換することによって、交換時に同時に位置検知センサおよび濃度検知センサなどに対する適切な清掃が、定期的かつ確実に行われ、画像形成装置の構成主体の寿命時期まで、画像不良および誤動作の発生を防ぐことができた。
本発明は、感光体などの像担持体と、転写ベルトなどの転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部を備えた電子写真式の画像形成装置、および該画像形成装置に装填されるカートリッジに適用され、特に検知部に対する清掃が自動的にかつ確実に行われ、さらに清掃による除去物を自動的に回収することができ、正確な検知、画像不良の防止が要求される画像形成装置に実施して有効である。
本発明の実施形態1を説明するための画像形成装置の要部におけるセット前の状態を示す概略構成図 実施形態1の画像形成装置の要部におけるセット後の状態を示す概略構成図 本発明の実施形態2を説明するための画像形成装置の要部におけるセット前の状態を示す概略構成図 実施形態2の画像形成装置の要部におけるセット後の状態を示す概略構成図 本実施形態のカートリッジの上面部分を示す斜視図 本実施形態におけるセンサ検知精度と印刷枚数との関係を示す図 本実施形態におけるセンサ検知精度と印刷枚数との関係を示す図 従来の中間転写方式の画像形成装置の一例を示す4色のフルカラーレーザ・ビーム・プリンタの概略構成図 従来の画像形成装置におけるセンサ清掃を説明するための斜視図
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
5 中間転写ベルト(転写体)
18 位置検知センサ
18a 位置検知センサの検知部
21 濃度検知センサ
21a 濃度検知センサの検知部
22 カートリッジ
22a カートリッジの枠体
25 清掃部材(清掃用ブラシ)
26 装置本体
29 中間転写ベルトクリーナ
30 支持部材
31 位置検知窓
32 濃度検知窓
34 カートリッジの開口
37 感光体ドラムクリーナ

Claims (6)

  1. 形成画像を担持する像担持体、および前記像担持体における形成画像を転写材に転写する転写体を収納したカートリッジと、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部を備えた画像形成装置において、
    前記カートリッジに、該カートリッジの装置本体に対する着脱に際して前記検知部の清掃を行う清掃部材を設け、かつ前記検知部の清掃により除去した除去物を、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方に落下させる開口を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除去物を前記像担持体上に落下させ、該転写体上の除去物を像担持体クリーニング部材にて回収することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記除去物を前記転写体上に落下させ、該転写体上の除去物を転写体クリーニング部材にて回収することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記検知部を下向きに配設し、前記清掃部材を前記カートリッジの上側に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 形成画像を担持する像担持体、および前記像担持体における形成画像を転写材に転写する転写体を収納し、かつ装置本体に着脱可能に設けられるカートリッジにおいて、
    当該カートリッジが装着される装置本体側に下向きに配設されて、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方の光学特性を検知する検知部に対して、当該カートリッジの前記装置本体に対する着脱に際して清掃を行う清掃部材を上側に設け、かつ前記検知面の清掃により除去した除去物を、前記像担持体と前記転写体との少なくとも一方に落下させる開口を設けたことを特徴とするカートリッジ。
  6. 前記清掃部材の清掃幅Cを前記検知部の幅Bの1.3倍以上とし、かつ前記開口の幅Dを前記検知部の幅B+0.5L(ただし、Lは前記検知部と前記像担持体または前記転写体との間の距離)とし、前記検知部の支持部材の幅Eを前記開口の幅Dより大きく設定したことを特徴とする請求項5記載のカートリッジ。
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