JP2006090974A - 衝突反力測定装置 - Google Patents

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    • G01L5/0052Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes measuring forces due to impact

Abstract

【課題】 携帯用電子機器の衝突反力を精度良く測定するための構成を提供することを目的とする。
【解決手段】 被測定対象物Xの衝突を受ける衝突面と衝突面に対する被測定対象物の衝突の際の衝突反力を測定する測定部とよりなり、前記衝突面は複数の衝突台11よりなり、測定部は、前記衝突台11の各々に対応する複数のロードセル12よりなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、衝突反力測定装置に係り、特に携帯電子機器等の落下時に当該製品に加わる衝突反力を測定するための衝突反力測定装置に関する。
例えば携帯電話機、ノートブック型パーソナルコンピュータ等の所謂携帯電子機器においては、小型・軽量化に加えて高機能化を実現し、同時に使用上想定される落下衝撃に対する十分な強度を保有することが望まれる。製品の落下衝撃に対する強度の評価方法として、衝突反力測定装置を使用した方法が有る。この場合、製品自体に加速度センサや歪みゲージ等を貼り付けて測定を行なうことによる評価と異なり、センサケーブルのような被測定対象物の落下姿勢を乱すようなものが不要なため、再現性の高い評価ができるという利点がある。
衝突反力測定装置の具体例として、例えば図1に示す如くの構成が考えられる。図1の構成では、ロードセル2に衝突台1を設け、衝突台1上に被測定対象物3を落下衝突させ、この際の衝突反力をロードセル2にて測定する。しかしながら図1に示す構成の衝突反力測定装置では、被測定対象物3がロードセル2の中心からずれた位置に衝突した場合、その際の衝突力がロードセル2に対してトルクとして加わり、もって正確な衝突反力の測定が困難となることが考えられる。
このような問題の解決のための手法として、例えば特許文献1では、図2に示す如く、衝突台1の下に、三角形の頂点位置に固定した3個のロードセル2−a、2−b、2―cを配置し、各ロードセル2−a、2−b、2−cの夫々の測定出力を合成することにより最終的な被測定対象物Xの衝突反力の測定値を得る方法が開示されている。
特許第3404291号
しかしながら、図1に示されるような一対の衝突台1とロードセル2とからなる衝突反力測定装置では、上記の如く、衝突台1の中心に被測定対象物Xが落下衝突しない限り正確な測定結果は望めない。他方、自由曲面を多用することでデザイン性を追求する場合が傾向の強い携帯電子機器を扱う場合、このような条件を満たす測定を実現するのは困難な場合が多い。また、図2に示すような3つのロードセル2−a乃至cで一つの衝突台1を支持するような構造を採用した場合、以下の如くの問題点が考えられる。
即ち、例えば被測定対象物としての携帯電話機等を高さ1.5mから落下させた場合、衝突反力の周波数は高周波(約1kHz)となる。このため、図2に示すように衝突台の中心からずれた位置に被測定対象物Xが衝突した場合、衝突の時点から各ロードセル2が実際に反応するまでの時間が、衝突点と各ロードセル2との距離によって異なってくる。このため、各ロードセル2−a乃至cで測定された衝突反力の測定波形は、図3(a)に示す如く、互いに位相差を有する波形となる。ここでこれらの波形をそのまま合成した場合、図3(b)に示す如くとなり、実際の衝突反力を正確に表す波形とは異なった波形となってしまう。
また、このような従来の衝突反力測定装置では、当該測定装置に衝突した際に被測定対象物に加わる力の評価は可能であっても、その際に被測定対象物のどの部分に力が加わっているかを評価することは困難である。
上記問題点の解決のため、本発明では、被測定対象物の衝突を受ける衝突面と、衝突面に対する被測定対象物の衝突の際の衝突反力を測定する測定部とよりなり、前記衝突面は複数の衝突面要素よりなり、前記測定部は、前記衝突面要素の各々に対応する複数の測定部要素よりなる構成とした。
このような構成とすることにより、被測定対象物が衝突面のどの位置に落下しても、その際の衝突反力を正確に測定可能となる。又、被測定対象物の衝突時の衝突反力が複数の測定部要素によって測定され得るため、その際の衝突反力の空間的な分布の評価が可能となる。
即ち、上記図1と共に説明した従来技術では1台のロードセルを用いて測定するため、被測定対象物がロードセルの中心から離れた位置に衝突した場合には衝突力がロードセルに対してトルクとして加わり、正確な衝突反力の測定が出来なかった。また、図2に示す如く3台もしくはそれ以上のロードセルを円周上に配置し、それらロードセルの各測定値の合成値を最終的な測定値とする方法を採った場合であっても、衝突点から各ロードセルに至る迄の衝突反力の伝達時間の相異によって測定精度が低下する場合が考えられた。
これに対して本発明の構成では、衝突面を細かく分割して夫々の衝突面要素とし、各衝突面要素に対して1対1で測定部要素を設ける。このため、衝突面上のどの位置に被測定対象物が落下しても正確な測定が可能となる。
又、従来技術では、衝突反力を1台のロードセル、もしくは複数台のロードセルの測定値の合成値として求めるため、被測定対象物に加わる力の分布を評価することが出来なかった。これに対して本発明では、多数の測定部要素で被測定対象物の衝撃を受け、夫々の測定部要素の測定値を個別に使用することにより、衝突面上の二次元的な衝突反力分布を求めることができ、もって被測定対象物の各部分に対してどの程度の衝突反力が加わっているかにつき、効果的に評価可能となる。
以下に図と共に本発明の各実施例の説明を行なう。
本発明の第1実施例による衝突反力測定装置は、直接被測定対象物の衝突を受ける衝突反力検出部10と、衝突反力検出部からの測定値をデータ処理する衝突反力処理部20とよりなる。
図4(a)は本発明の第1実施例による衝突反力測定装置中、衝突反力検出部10の斜視図を示し、同図(b)は、当該検出部10の衝突面を構成する衝突面要素としての衝突台11と測定部を構成する測定部要素としてのロードセル12との対による荷重検出部14の一つを拡大して示す斜視図である。
図示の如く、同衝突反力検出部10は、衝突台11とロードセル12との対よりなる荷重検出部14が縦横に複数、碁盤の目状に台座部18上に配置された構成を有する。即ち、図4(b)に示されるような構成を有する衝突台11とロードセル12との対よりなる荷重検出部14を、図4(a)に示される如く縦横一定間隔で台座部18上に敷き詰めた構造とした。
各荷重検出部14を構成するロードセル12は、図4(b)に示す如く、ステンレス製等の金属板による柱状の基体に対し、その側面に、銅等の導電体によって所定の形状を有するパターン15が一体成形技術により一体的に形成された構成を有する。この基体の一部は計測部16として位置付けられ、この部分が被測定対象物Xの衝突台12に対する衝突による衝突反力によって歪む際の、基体と一体的に形成されたパターン15の長さの変化を抵抗値の変化として測定するものである。
尚この場合、ロードセル12は、金属板よりなる基体上に銅等によるパターン15を配線する代わりに、市販の歪みゲージを配置しても良い。又、各荷重検出部14を構成する衝突台11及びロードセル12の母材は十分剛性の高い材料よりなる。更に、荷重検出部の小型化により、測定対象である衝突反力の周波数よりも十分に高い固有値を有するように構成される。
又、各荷重検出部14を構成する衝突台11は、その上面が正方形とされた直方体形状を有する。
図5に本発明の第1実施例による衝突反力測定装置中の衝突反力検出部10を構成する荷重検出部14の一個の寸法例を示す。即ち、上部の衝突台11の上面の正方形の一辺が9mmとされ、その高さが5mmとされている。又、衝突台11とロードセル12とを含む荷重検出部14全体の高さは15mmとされる。更に、角柱状のロードセル12の底面の長辺は6mm、短辺は3mmとされる。
このような寸法を採用し、基体の材料をSUS304ステンレス鋼とした場合、荷重検出方向の最低次固有周波数値は約50KHzとなる。ここで被測定対象物としての携帯電話機を高さ1.5mの位置から落下させたときの衝撃波形の周波数は1kHz前後であるため、被測定対象物の衝突の際、共振することなく正確な測定が可能となると考えられる。
また、SUS304ステンレス鋼の降伏応力は206×10Paであるため、図5に示される寸法を有する荷重検出部14の衝突台11に上記降伏応力に応じた降伏荷重3708N(206×10[Pa]×3.0×10−3[m]×6.0×10−3[m])を上回る荷重が加わらない限り、この荷重検出部14が塑性変形を起すことはないこととなる。具体的には、約100gの携帯電話機を3700G以上の衝撃加速度で本衝突反力検出部10に対して衝突させた場合であっても、この場合に生ずる衝突反力を一個の荷重検出部14で受け止めることが可能である。
図6は、上記歪み測定用パターン15の抵抗変化を出力電圧として取り出すためのブリッジ回路例を示す。又、図7は、本発明の第1実施例による衝突反力測定装置の衝突反力処理部20のブロック図を示す。
図6に示す如く、各荷重検出部14を構成するロードセル12の銅等による歪み測定用パターン15と、他の3個の抵抗器Rとをブリッジ状に接続し、パターン15の一端とその対角の抵抗器R間接続点との間に電圧ブリッジEを印加し、パターン15の他端とその対角の抵抗器R間接続点との間の電圧eを出力電圧として取り出す。当該ブリッジ回路を構成する抵抗器Rは、例えば図4(a)に示される台座部18内に設けられる。
又、図7に示す衝突反力処理部20は、図6に示される各荷重検出部14毎のブリッジ回路の出力電圧eを受ける信号取り込み部21と、信号取り込み部21の出力を受け、所定の演算処理を行なって演算結果を出力するパーソナルコンピュータ22とよりなる。
上記信号取り込み部21は、各ロードセル12からの出力信号eを夫々個別に受信して増幅する増幅器21aと、増幅後の信号をフィルタリングするフィルタ21bと、フィルタリング後の信号をディジタル信号に変換するA/D変換器21cとよりなる。これら増幅器21a、フィルタ21b、A/D変換器21cは、夫々衝突反力測定装置10に含まれるロードセル12の個数分設けられ、各ロードセル12の出力信号は、該当する増幅器21a、フィルタ21b、A/D変換器21cにより個々に処理される。尚、図示は省略されているが、信号取り込み部21は又、図6に示される各ロードセル12のブリッジ回路に対して夫々ブリッジ電圧Eを供給する電圧印加部を含む。
パーソナルコンピュータ22は信号取り込み部21からの出力信号を処理するCPU22aと、メモリ22bと、モニタ22cと、キーボード22dとを有する。尚、CPU22aは信号取り込み部21の出力信号としての各ロードセル12毎の信号を夫々個別に受信し、このように受信した各ロードセル12毎の出力信号を夫々独立した値として処理する。メモリ22bは、RAM,ROM等よりなり、信号取り込み部21から受信された信号に所定の演算を施すための演算プログラム、演算の途中経過の演算値、演算結果等を記憶するためのものである。モニタ22cは、後述する如く、演算結果としてのロードセル12毎の衝突反力測定値の二次元的分布を表示するために使用される。キーボード22dは、オペレータがパーソナルコンピュータ22の動作をコントロールするための命令を入力するために使用される。
このような構成を有する衝突反力測定装置における動作について以下に説明する。
被測定対象物の衝突台11に対する衝突による衝撃によって各荷重検出部14のロードセル12が収縮すると、歪み測定用パターン15に電気的な抵抗値変化が起きる。即ち、ロードセル12の計測部16の変形によってパターン15が変形し、それに応じてパターン15の抵抗値が変化する。その結果図6に示す、パターン15の端部における電圧が変化する。その電圧変化による信号は、各ロードセル12毎に個別に図6に示す3個の抵抗器Rによるブリッジ回路を通して増幅器(動歪みアンプ)21aで増幅され、フィルタ21bでフィルタリングされた後にA/D変換器21cにてA/D変換され、ディジタル信号とされてパーソナルコンピュータ22に取り込まれる。
パーソナルコンピュータ22に取り込まれた各々のロードセル12の電圧値に対して所定の係数が乗算されることによって、これが衝突反力値に変換される。そしてパーソナルコンピュータ22による所定の演算によって各々のロードセル12で得られた衝突反力波形が合成され、もって被測定対象物体が複数の衝突台11よりなる衝突面に衝突した際の反力波形が精度良く得られる。即ち、図2,図3と共に説明した例と異なり、衝突面は複数の独立した衝突台11よりなるため、被測定対象物の個々の部分が夫々の衝突台11に衝突した際、時間遅れなく直接自己のロードセル12に伝達される。その結果、被測定対象物Xが衝突反力検出部10の衝突面上のどの位置に衝突した場合であっても、個々のロードセル12の衝突反力の検出間に時間差は生じず、もって夫々の測定波形間に位相差は生じない。その結果、それらを合成した場合、被測定対象物X全体に加わる衝突反力の正確な測定値を得ることが出来る。
又、このように各ロードセル12による測定波形を合成する以外に、夫々個別にデータ処理することが可能である。例えば、被測定対象物Xが、本発明の第1実施例による衝突反力測定器10に対し、図8に示すような態様で衝突した場合、図9に示されるような画像がパーソナルコンピュータ22のモニタ22cに表示されるよう構成することが可能である。同図中の各々の正方形の升54は、衝突反力検出部10を構成する各ロードセル12の位置を示し、夫々の升に施される色の違いによって該当するロードセル12に加わった衝突反力の強弱が表現される。
このとき衝突反力の強弱を示す色と対応する衝突反力の値と対比して示すカラーバー51を同時にモニタ22c上に表示することにより、どの色がどの程度の力の強さを示しているかを容易に把握することが可能となる。又、更にモニタ22c上に被測定対象物Xの外形輪郭形状52を重ねて表示することにより、被測定対象物Xのどの位置にどの程度の力が加わっているかを評価することが可能となる。この場合、被測定対象物Xの外形輪郭形状52を表示すべき想定的位置に関する情報は、例えば衝突の瞬間を写真撮影する等により、得ることが出来る。
図10は、本発明の第2実施例による衝突反力測定装置を構成する衝突反力検出部10の構造を示す。同図(a)は、第2実施例による衝突反力検出部10を構成する荷重検出部14の一列分のみを取り出して示す斜視図である。同図(b)は、同図(a)に示される一列分の荷重検出部14中の、個々の荷重検出部14を拡大して示す斜視図である。
図示の如く、第2実施例による衝突反力測定装置の場合、上述の第1実施例による衝突反力測定装置の場合と異なり、図4(a)に示す碁盤目状に敷き詰められた多数の荷重検出部14のうち、縦列又は横列の各列を構成する複数の荷重検出部14を一体成形によって製造する構成とした。更に図10に示す如く、各荷重検出部14のロードセル12に設けられた歪み測定用パターン15も、上記の如く一体成形によって製造される各列分の複数の荷重検出部14につき、互いに接続し、各列について一本のパターン15として構成する。即ち、図4(a)に示す如く、11行11列、計121個の荷重検出部14を設ける場合、第2実施例では、一列11個分を一体成形する。このため、そのように一体成形された一列分を11列分、即ち、計11体の荷重検出部14を製造すればよいことになる。
図11は、この場合のブリッジ回路の構成を示す。図示の如く、各列分のパターン15(15a、15b、...、15n)について、一のブリッジ回路を設ける。その結果、上記の11行11列の例の場合、図11に示すブリッジ回路は計11個設ければよいことになる。又、同様に、図7に示す衝突反力処理部20についても、その信号取り込み部20は、第1実施例の場合には上記例の場合計121チャネル(n=121)必要となるが、第2実施例の場合、11チャネル(n=11)で済む。
具体的には、第2実施例の場合、衝突反力検出部10を構成する荷重検出部14の各列分を、エッチング加工によって一体成型する。一般に銅製等による歪み測定用パターン15の伸縮による電気的抵抗値の変化は微小であるため、これを正確に取り出すためには高性能なアンプ(図7中の増幅器21a)を用いる必要がある。そのため、第1実施例の場合、各ロードセル12に1対1でアンプを設けた場合コスト高となる。これに対して図10に示す第2実施例の如く、1列分ロードセル12に対して1台のアンプで処理可能とすることにより、所要コストを大幅に低減することができる。また、エッチング加工で成型することにより、複数のロードセル12間で容易に均一な特性を得ることが可能となる。
尚、本発明の実施例は上記のものに限られず、例えば、図4に示す第1実施例の構成において、同図(b)に示す個々の荷重検出部14を、衝突台11を含めて一体成形することが可能である。即ち、衝突台11とロードセル12とを一体成形することが可能である。或いは図4の第1実施例の構成において、パターン15のみ、一列分を互いに接続して一本とし、図11に示す如く、各列分について一個のブリッジ回路を設け、もって第2実施例の場合同様に効果的に所要チャネル数を列数分(上記の例の場合11チャネル)に減少させ、もって所要アンプ(増幅器21a)数を効果的に減少させることが可能である。
或いは、第2実施例において、一列分を一体成形する場合に限られず、複数列分を一体成形する例、逆に各列を構成する多数の荷重検出部14を複数のグループに分割し、一列を複数のグループ毎に一体成形する例等、様々な一体成形の組み合わせが可能である。又その際、歪み測定用パターン15については、必ずしも荷重検出部14自体の一体成形の組み合わせとは一致させる必要はなく、これとは独立に一体とする組み合わせを自由に設定可能である。
即ち、例えば第2実施例の場合、図10(a)に示す如く、一体成形する一列分について歪み測定用パターン15を互いに接続して一本化しているが、この例に限られず、歪み測定用パターン15についてのみ、各荷重検出部14毎に独立してブリッジ回路を設けることが可能である。即ち、荷重検出部14は一体化されているが、歪み測定用パターンは個別に独立化することが可能である。
又同様に、各列を構成する複数の荷重検出部14(図10(a)の例の場合10個)のうち、所定の個数毎(例えば2個毎)にパターン15同士を接続して一本化することが可能である。このように、歪み測定用パターン15の組み合わせ個数を適宜調整することにより、所要コストと測定精度とのトレードオフの関係を任意に設定可能である。
このように、本発明の実施例によれば、被測定対象物Xを複数の独立した衝突台11を介して該当するロードセル12で受け止める構成としたため、被測定対象物Xによる負荷がロードセル12に対してモーメントになることがなく、衝突反力を正確に測定可能となる。又、衝突台11が細かく分割されており、各々の衝突台11に対して1個のロードセル12を配置するため、被測定対象物Xが衝突した衝突台11のロードセル12のみが反応することとなり、その結果、測定波形の伝搬時間による位相差の影響を受けることなく正確な測定が可能となる。又、多数のロードセル12で被測定対象物Xを受けるため、夫々のロードセル12の測定値で衝突面上の2次元的な反力分布を描くことができる。その結果、様々な観点による評価が可能となる。
本発明は、以下の付記に示す構成として実施可能である。
(付記1)
被測定対象物の衝突を受ける衝突面と、
衝突面に対する被測定対象物の衝突の際の衝突反力を測定する測定部とよりなり、
前記衝突面は複数の衝突面要素よりなり、
前記測定部は、前記衝突面要素の各々に対応する複数の測定部要素よりなる構成とされてなる衝突反力測定装置。
(付記2)
更に、複数の測定部要素の各々にて測定された衝突反力値の分布を表示する表示部を更に備え、
前記表示部は、各々の測定部要素による測定値に応じて所定の表示属性を所定の態様にて変化させることによって衝突面上の衝突反力分布を表示する構成を有する付記1に記載の衝突反力測定装置。
(付記3)
前記所定の表示属性は表示色よりなり、各測定要素の測定値に応じて表示色を変化させることによって衝突反力分布を表示する構成とされてなる付記2に記載の衝突反力測定装置。
(付記4)
前記衝突面を構成する複数の衝突面要素は、方眼の升目状に配置されて衝突面を構成し、
表示部は、前記衝突面を構成する複数の衝突面要素に対応する方眼の升目状の表示形態をとる構成とされてなる付記2又は3に記載の衝突反力測定装置。
(付記5)
各測定要素は対応する衝突面要素を支持するロードセルよりなり、
各ロードセルは導電材料よりなるパターンを有し、衝突面要素に対する被測定対象物の衝突による衝突反力による当該パターンの歪みを検出することによって当該衝突面要素における衝突反力を測定する構成とされてなる付記1乃至4のうちの何れか一項に記載の衝突反力測定装置。
(付記6)
前記ロードセルは、被測定対象物の衝突の際の衝突反力による共振の発生を防止し得る程度に、被測定対象物による衝突反力の周波数よりも充分に高い固有値を有する構成とされてなる付記5に記載の衝突反力測定装置。
(付記7)
前記パターンの歪み検出は、パターンが歪む際の生ずるパターン抵抗変化を検出することによりなされる構成とされてなる付記5又は6に記載の衝突反力測定装置。
(付記8)
衝突面を構成する複数の衝突面要素は方眼の升目状に配置され、
当該升目の所定の方向に沿った一連の衝突面要素毎に一のロードセルを設け、
各ロードセル毎に衝突反力を測定する構成とされてなる付記1乃至4のうちのいずれかに記載の衝突反力測定装置。
(付記9)
前記各ロードセルはエッチング加工にて製造されてなる付記8に記載の衝突反力測定装置。
従来の一例の衝突反力測定装置を示す斜視図である。 図1の装置内のロードセルの配置を示す平面図である。 従来技術の問題点を説明するための図2の構成による測定波形図である。 本発明の第1実施例による衝突反力測定装置のうちの衝突反力検出部の斜視図である。 図4に示す衝突反力検出器を構成するロードセルの斜視図である。 衝突反力測定装置において衝突反力の測定原理を説明するための回路図である。 衝突反力測定装置の衝突反力処理部の構成を示すブロック図である。 図4に示す衝突反力検出器に対して被測定対象物が衝突する際の状態を例示するための側面図である。 衝突反力処理部による(図8の衝突態様に対応する)表示例を示す図である。 本発明の第2実施例による衝突反力検出部を構成する一列分の衝突面要素に対応するロードセルの斜視図である。 図10に示す第2実施例による衝突反力測定装置における測定原理を説明するための回路図である。
符号の説明
10 衝突反力検出部
11 衝突台
12 ロードセル
14 荷重検出部
15 歪み測定用パターン
16 計測部
20 衝突反力処理部

Claims (5)

  1. 被測定対象物の衝突を受ける衝突面と、
    衝突面に対する被測定対象物の衝突の際の衝突反力を測定する測定部とよりなり、
    前記衝突面は複数の衝突面要素よりなり、
    前記測定部は、前記衝突面要素の各々に対応する複数の測定部要素よりなる構成とされてなる衝突反力測定装置。
  2. 更に、複数の測定部要素の各々にて測定された衝突反力値の分布を表示する表示部を更に備え、
    前記表示部は、各々の測定部要素による測定値に応じて所定の表示属性を所定の態様にて変化させることによって衝突面上の衝突反力分布を表示する構成を有する請求項1に記載の衝突反力測定装置。
  3. 前記衝突面を構成する複数の衝突面要素は方眼の升目状に配置されて衝突面を構成し、
    表示部は、前記衝突面を構成する複数の衝突面要素に対応する方眼の升目状の表示形態をとる構成とされてなる請求項2に記載の衝突反力測定装置。
  4. 各測定要素は対応する衝突面要素を支持するロードセルよりなり、
    各ロードセルは導電材料よりなるパターンを有し、衝突面要素に対する被測定対象物の衝突による衝突反力による当該パターンの歪みを検出することによって当該衝突面要素における衝突反力を測定する構成とされてなる請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の衝突反力測定装置。
  5. 衝突面を構成する複数の衝突面要素は方眼の升目状に配置され、
    当該升目の所定の方向に沿った一連の衝突面要素毎に一のロードセルを設け、
    各ロードセル毎に衝突反力を測定する構成とされてなる請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の衝突反力測定装置。
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