JP2006089360A - 光ファイバ母材製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 線引により所望の特性を有する光ファイバを得ることができる光ファイバ母材を高精度に製造することができる光ファイバ母材製造方法を提供する。
【解決手段】 ステップS2において、光ファイバ母材の長手方向の複数の位置それぞれにおいて、該光ファイバ母材の屈折率プロファイルが測定される。ステップS3において、測定された複数の位置それぞれでの光ファイバ母材の屈折率プロファイルに基づいて、光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバが所望の特性となるような光ファイバ母材の長手方向の外径分布が決定される。ステップS5において、決定された光ファイバ母材の長手方向の外径分布となるよう、研削ツールにより光ファイバ母材の外周面が研削される。この研削に際しては、光ファイバ母材1の中心軸の振れ回り量が光ファイバ母材1の半径の2%以下となるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ母材を製造する方法に関するものである。
光通信において光伝送路として用いられる光ファイバは、一般に石英ガラスを主成分とする円柱形状の光ファイバ母材を加熱・軟化して線引することで製造される。光ファイバの屈折率プロファイルは、該光ファイバの諸特性に大きな影響を与える。また、光ファイバの屈折率プロファイルは、その元となる光ファイバ母材の屈折率プロファイルと相似形である。したがって、所望の特性を有する光ファイバを製造するには、その元となる光ファイバ母材の屈折率プロファイルおよび外径が適切なものでなければならない。
特許文献1に開示された発明では、光ファイバ母材の長手方向の複数の位置それぞれにおいて該光ファイバ母材の屈折率プロファイルを測定し、この測定した屈折率プロファイルに基づいて線引後の光ファイバが所望の特性となるような光ファイバ母材の長手方向の外径分布を決定し、この決定した長手方向の外径分布となるよう光ファイバ母材の外周面を研削する。
光ファイバ母材の外周面の研削の際には、光ファイバ母材の中心軸の周りに該光ファイバ母材を回転させ、この光ファイバ母材の中心軸に垂直な回転中心軸の周りに回転する円柱形状の研削ツールにより光ファイバ母材の外周面を研削する。そして、この外周研削後の光ファイバ母材を加熱・軟化して線引することで、所望の特性を有する光ファイバを得ようとする。
特開2002−293563号公報
しかしながら、決定した長手方向の外径分布となるように研削ツールを用いて光ファイバ母材の外周面を研削したとしても、この外周研削後の光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバは、必ずしも所望の特性を有するものとはならない場合がある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、線引により所望の特性を有する光ファイバを得ることができる光ファイバ母材を高精度に製造することができる光ファイバ母材製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、クラッド部の少なくとも一部とコア部とを含む光ファイバ母材を製造する方法であって、光ファイバ母材の中心軸の振れ回り量が光ファイバ母材の半径の2%以下となるように光ファイバ母材を回転させながら、光ファイバ母材の外周面を研削する研削ステップを備えることを特徴とする。ここで、光ファイバ母材は、直ちに線引装置により線引されて光ファイバが製造され得るものだけでなく、さらに外周にクラッド部が形成された後に線引される中間品をも含む。
この光ファイバ母材製造方法では、光ファイバ母材を回転させながら光ファイバ母材の外周面を研削する研削ステップにおいて、光ファイバ母材の中心軸の振れ回り量が光ファイバ母材の半径の2%以下となるようにすることにより、後に該光ファイバ母材を線引することで、所望の光学特性(例えば波長分散特性)を有する光ファイバを歩留りよく製造することができる。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、研削ステップの前に光ファイバ母材を加熱して光ファイバ母材の曲がりを修正する修正ステップを更に備えるのが好適である。
この場合には、修正ステップにおいて光ファイバ母材が加熱されて光ファイバ母材の曲がりが修正された後に、研削ステップにおいて研削ツールにより光ファイバ母材の外周面が研削される。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、(1) 研削ステップの前に光ファイバ母材の長手方向の複数の位置それぞれにおいて該光ファイバ母材の屈折率プロファイルを測定する屈折率プロファイル測定ステップと、(2) 屈折率プロファイル測定ステップにおいて測定された複数の位置それぞれでの光ファイバ母材の屈折率プロファイルに基づいて、光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバが所望の特性となるような光ファイバ母材の長手方向の外径分布を決定する外径分布決定ステップと、を更に備えるのが好適である。さらに、記研削ステップにおいて、外径分布決定ステップにおいて決定された光ファイバ母材の長手方向の外径分布となるように光ファイバ母材の外周面を研削するのが好適である。
この場合には、屈折率プロファイル測定ステップにおいて、光ファイバ母材の長手方向の複数の位置それぞれにおいて、該光ファイバ母材の屈折率プロファイルが測定される。続く外径分布決定ステップにおいて、屈折率プロファイル測定ステップにおいて測定された複数の位置それぞれでの光ファイバ母材の屈折率プロファイルに基づいて、光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバが所望の特性となるような光ファイバ母材の長手方向の外径分布が決定される。そして、更に続く研削ステップにおいて、外径分布決定ステップにおいて決定された光ファイバ母材の長手方向の外径分布となるよう研削ツールにより光ファイバ母材の外周面が研削される。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、研削ステップにおいて、光ファイバ母材の中心軸に垂直な回転中心軸の周りに回転する円柱形状の研削ツールを用いて光ファイバ母材の外周面を研削するとともに、研削ツールの外周上にある砥粒の磨耗係数をμとし、研削ツールによる研削体積をVとし、研削ツールによる研削の幅をLとし、研削ツールの砥粒の存在率をqとし、研削ツールの磨耗量をxとし、光ファイバ母材の半径をRとし、光ファイバ母材の半径に対する過剰研削量の割合の最大許容値をy(%)とし、光ファイバ母材における加工角度の最大値をθとしたときに、研削ツールの半径rが下記(1)式の関係式を満たすのが好適である。さらには、研削ツールの半径rが下記(2)式の関係式を満たすのが更に好適である。
Figure 2006089360
Figure 2006089360
この場合には、研削ステップにおいて、光ファイバ母材の中心軸の周りに光ファイバ母材が回転するとともに、光ファイバ母材の中心軸に垂直な回転中心軸の周りに研削ツールが回転する。また、この研削に際しては、上記(1)式(より好適には上記(2)式)で表される範囲内にある半径rを有する研削ツールが用いられる。このようにすることにより、線引により所望の特性を有する光ファイバを得ることができる光ファイバ母材を高精度に製造することができる。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、研削ステップにおいて、光ファイバ母材の中心軸と研削ツールの回転中心軸との間の距離を所望値に維持しつつ光ファイバ母材を回転させて研削ツールにより光ファイバ母材の外周面を研削するのが好適である。
この場合には、研削ステップにおいて光ファイバ母材の中心軸が振れ回っているときにも、光ファイバ母材の中心軸と研削ツールの回転中心軸との間の距離を所望値に維持することにより、この光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバの偏心が小さくなる。
本発明に係る光ファイバ母材製造方法は、既に研削された第1光ファイバ母材について外径分布決定ステップにおいて決定された外径r1と、研削ステップにおいて研削された後に測定された第1光ファイバ母材の外径r2との差Δr(=r2−r1)に基づいて、以降に研削する第2光ファイバ母材について外径分布決定ステップにおいて決定された長手方向の外径分布を補正する外径分布補正ステップを更に備えるのが好適である。また、この外径分布補正ステップにおいて、外径分布決定ステップにおいて決定された第2光ファイバ母材の外径r3から差Δrを差し引いて得られる外径r4(=r3−Δr)を、研削ステップにおいて第2光ファイバ母材を研削する際の所望外径とするのが好適である。
この場合には、第1光ファイバ母材を研削した後に第2光ファイバ母材を研削するときに、外径分布補正ステップにおいて、既に研削された第1光ファイバ母材について外径分布決定ステップにおいて決定された外径r1と、研削ステップにおいて研削された後に測定された第1光ファイバ母材の外径r2との差Δr(=r2−r1)が求められ、この差Δrに基づいて、以降に研削する第2光ファイバ母材について外径分布決定ステップにおいて決定された長手方向の外径分布が補正される。そして、研削ステップにおいて、この補正された後の長手方向の外径分布となるよう研削ツールにより第2光ファイバ母材の外周面が研削される。
本発明によれば、線引により所望の特性を有する光ファイバを得ることができる光ファイバ母材を高精度に製造することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法を説明するフローチャートである。図2は、本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法における各ステップの説明図である。図2(a)は、ステップS1で用意される光ファイバ母材1の側面図であり、図2(b)は、ステップS2で測定される光ファイバ母材1の長手方向の各位置における屈折率プロファイルを示す図であり、また、図2(c)は、ステップS3で決定される光ファイバ母材1の研削後の長手方向の外径分布を示す図である。
初めに光ファイバ母材1を用意する(図1中のステップS1、図2(a))。ここで用意する光ファイバ母材1は、石英ガラスを主成分とする円柱形状のものであって、径方向に屈折率分布を有しており、クラッド部の少なくとも一部とコア部とを含む。光ファイバ母材1は、例えば、コア部にGeOが添加されており、或いは、コア部を取り囲むクラッド部にF元素が添加されている。光ファイバ母材1は、例えば、OVD(Outside Vapor Deposition)法、MCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)法、VAD(Vapor phase Axial Deposition)法およびロッドインコラプス法などにより製造される。
また、必要に応じて、光ファイバ母材1を加熱して光ファイバ母材1の曲がりを修正する。このとき、光ファイバ母材1を温度1300℃以上に加熱した後に徐冷して光ファイバ母材1の応力歪みを低減するのも好適である。このように光ファイバ母材1の応力歪みが低減されることにより、光ファイバ母材1の振れ回り修正やダミー材接続の際に、光ファイバ母材1の歪みが低減され、また、研削の際にクラック発生が回避される。
この光ファイバ母材1の長手方向の複数の位置x〜x(Mは2以上の整数)それぞれにおいて、該光ファイバ母材1の屈折率プロファイルを測定する(図1中のステップS2、図2(b))。この測定に際しては、プリフォームアナライザ等の非破壊の屈折率分布測定装置が使用される。また、光ファイバ母材1において測定が行われる位置の間隔Δx(=x−xm−1)は、該光ファイバ母材1を線引して得られる光ファイバの長さに換算して2000km以下であるのが好ましい。
続いて、ステップS2において測定された複数の位置x〜xそれぞれでの光ファイバ母材1の屈折率プロファイルに基づいて、光ファイバ母材1を線引して得られる光ファイバが所望の特性となるような光ファイバ母材1の長手方向の外径分布を決定する(図1中のステップS3、図2(c))。この外径の決定に際しては、光ファイバの波長分散特性を始めとする予想特性が求められて、その得られた予想特性が目標特性と異なる場合に、このずれを補償するように光ファイバ母材1が有すべき外径が決定される。
より具体的には、各測定位置x(1≦m≦M)において光ファイバ母材1が有すべき外径が決定され、その後に、位置xm−1と位置xとの間(1<m≦M)の長手方向の領域において光ファイバ母材1が有すべき外径分布が直線補間またはスムージング処理(多次元フィット)により決定される。この外径の決定には、このような処理に適した例えば有限要素法等のソフトウェアを搭載したコンピュータ等が好適に使用され得る。
そして、光ファイバ母材1の中心軸と装置の回転軸とを合わせ(図1中のステップS4)、ステップS3において決定された光ファイバ母材1の長手方向の外径分布となるよう、光ファイバ母材1の外周面を研削する(図1中のステップS5)。このとき、光ファイバ母材1の中心軸の周りに光ファイバ母材1を回転させながら、光ファイバ母材1の中心軸に垂直な回転中心軸の周りに回転する円柱形状の研削ツールにより光ファイバ母材1の外周面を研削する。特に、光ファイバ母材1の中心軸の振れ回り量が光ファイバ母材1の半径の2%以下となるようにすることにより、後に該光ファイバ母材1を線引することで、所望の光学特性(例えば波長分散特性)を有する光ファイバを歩留りよく製造することができる。
また、この研削ステップS5において、光ファイバ母材1の中心軸と研削ツール32の回転中心軸との間の距離を所望値に維持しつつ光ファイバ母材1を回転させて、研削ツール32により光ファイバ母材1の外周面を研削するのが好適である。この場合には、研削ステップS5において光ファイバ母材1の中心軸が振れ回っているときにも、光ファイバ母材1の中心軸と研削ツール32の回転中心軸との間の距離を所望値に維持することにより、この光ファイバ母材1を線引して得られる光ファイバの偏心が小さくなる。
また、この研削ステップS5において、外径分布決定ステップS3において決定された光ファイバ母材1の外径に対して研削後の光ファイバ母材1の外径の誤差が±1%以内となるように、光ファイバ母材1の外周面を研削するのが好適である。また、研削後の光ファイバ母材1の外周面の表面粗さRaが0.2mm以下となるように、光ファイバ母材1の外周面を研削するのが好適である。また、研削後の光ファイバ母材1の偏心率が2%以下となるように、光ファイバ母材1の外周面を研削するのが好適である。このようにして研削された光ファイバ母材1を線引することにより、良好な特性を有する光ファイバを得ることができる。
図3は、本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法において光ファイバ母材1の外周面を研削する研削ステップS5で用いられる数値制御型旋盤3の説明図である。この図には、説明の便宜のためにxyz直交座標系が示されている。この図に示されるように、光ファイバ母材1の両端にダミー材2A,2Bが接続され、これらダミー材2A,2Bが旋盤3の把持冶具31A,31Bにより保持される。そして、旋盤3の架台30に対して把持冶具31A,31Bが回転することで、光ファイバ母材1も回転する。このとき、光ファイバ母材1の中心軸はx軸方向に平行であるとする。
研削ツール32は、円柱形状のものであって、その外周面に砥粒が存在しており、y軸方向に平行な回転中心軸の周りに回転する。また、研削ツール32は、x軸方向およびz軸方向それぞれに移動が可能である。研削ステップS5において光ファイバ母材1の外周面を研削する際の研削ツール32の移動は、外径分布決定ステップS3において決定された光ファイバ母材1の長手方向の外径分布に基づいて為される。光ファイバ母材1の回転ならびに研削ツール32の回転および移動により光ファイバ母材1の外周面を研削して、これにより、外径分布決定ステップS3において決定された長手方向の外径分布を有する光ファイバ母材1を作成することができる。さらに、この外周研削後の光ファイバ母材1を加熱・軟化して線引することで、所望の特性を有する光ファイバを得ることができる。
ところで、以上のようにして決定した長手方向の外径分布となるように研削ツール32を用いて光ファイバ母材1の外周面を研削したとしても、この外周研削後の光ファイバ母材1を線引して得られる光ファイバは、必ずしも所望の特性を有するものとはならない場合がある。この点について以下に説明する。
図4は、研削ステップS5における光ファイバ母材の中心軸の振れ回りの説明図である。この図において、実線で示された光ファイバ母材1は、中心軸が−z方向に最も偏ったときのものであり、破線で示された光ファイバ母材1は、中心軸が+z方向に最も偏ったときのものである。図中に示されるように、光ファイバ母材1の中心軸の振れ回り量は、回転時に中心軸上の各点が描く軌跡の直径の最大値である。
光ファイバ母材1の中心軸の振れ回りには2つの原因がある。光ファイバ母材1の中心軸が直線でない場合(第1の原因)には、光ファイバ母材1の中心軸の凸部に向かう方向に研削ツール32が移動していくときと、光ファイバ母材1の中心軸の凸部から離れる方向に研削ツール32が移動していくときとでは、過剰研削量が相違する。また、光ファイバ母材1の中心軸と設備の回転軸とが合っていない場合(第2の原因)には、光ファイバ母材1の中心軸と研削ツール32とが互いに近いときと遠いときとでは、研削ツール32が光ファイバ母材1から受ける力が相違するので、研削ツール32の撓み具合が相違して、これに因り研削量が相違する。
光ファイバ母材1が曲がっていたり、把持冶具31A,31Bの回転中心がずれていたりすると、研削ステップS5において光ファイバ母材1の中心軸が振れ回り、その振れ回り量に応じて、決定した外径分布どおりに研削ができなくなる。
そこで、研削ステップS5において光ファイバ母材1の中心軸の振れ回り量を光ファイバ母材1の半径の2%以下とすれば、この光ファイバ母材1を線引することで、所望の光学特性を有する光ファイバを高い歩留りで得ることができる。
なお、国際規格ITU-T G.652で規定されるシングルモード光ファイバでは、偏心量が0.8μm以下であることが要求される。また、分散補償光ファイバでは、偏心量が2.0μm以下であることが要求され、長手方向の波長分散値の変動が±1.5ps/nm/km以下であることが要求される。
図5は、研削ステップS5における光ファイバ母材の中心軸の振れ回り量と、該光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバの分散歩留りと、の関係を示すグラフである。このグラフから判るように、研削ステップS5において光ファイバ母材1の中心軸の振れ回り量を光ファイバ母材1の半径の2%以下とすれば、この光ファイバ母材1を線引することで、所望の分散特性を有する光ファイバを高い歩留りで得ることができる。
図6は、本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法において光ファイバ母材1の外周面を研削する際の研削ツール32の周辺の説明図である。この図に示されるように、位置xにおいて光ファイバ母材1が有すべき外径が決定され、その後に、位置xm−1と位置xとの間の長手方向の領域において光ファイバ母材1が有すべき外径分布が直線補間により決定され、また、位置xと位置xm+1との間の長手方向の領域において光ファイバ母材1が有すべき外径分布が直線補間により決定される。したがって、研削後の光ファイバ母材1が有すべき外径分布は、位置xの前後の領域それぞれにおいて線形であり、位置xにおいて或る角度θだけ異なる。
研削ツール32が円柱形状のものであるから、研削後の光ファイバ母材1が有すべき外径分布の位置xにおける加工角度θが大きいと、その位置xを含む長手方向の或る範囲において光ファイバ母材1が過剰に研削されて加工精度が悪くなる。すなわち、研削ツール32の半径rが大きいほど、また、光ファイバ母材1における加工角度θが大きいほど、光ファイバ母材1は過剰に研削される。一方、研削ツール32の半径rが小さい場合には、研削ツール32の外周面の砥粒の磨耗が大きくなって、光ファイバ母材1の加工精度が悪くなる。このようなことから、外周研削後の光ファイバ母材1を線引して得られる光ファイバは、必ずしも所望の特性を有するものとはならない場合がある。
ここで、研削ツール32が円柱形状のものであることに因る過剰研削量は、図6に示されるように、研削ツール32が位置xに在るときに、研削ツール32の回転中心から光ファイバ母材1の一方の目標研削面に下ろした垂線の足と他方の目標研削面との間の距離で定義する。光ファイバ母材1の半径をRとすると、光ファイバ母材1の半径Rに対する過剰研削量の割合y(%)は、下記(3)式で表される。高機能光ファイバ(特に分散補償光ファイバ)を得るには、光ファイバ母材1における過剰研削量割合yの最大許容値は1%以下である。
Figure 2006089360
一方、研削ツール32の砥粒の磨耗に因る加工精度劣化については以下のように表される。すなわち、研削ツール32の外周上にある砥粒の径をaとし、研削ツール32による研削の幅(y軸方向の幅)をLとし、研削ツール32の砥粒の存在率をqとし、研削ツール32の砥粒の埋めこみ係数をpとし、研削ツール32の砥粒の磨耗係数をμとする。このとき、研削ツール32による研削が可能な体積Vは、研削ツール32の外周面に存在する砥粒のうち研削に作用する砥粒の体積に依存し、下記(4)式で表される。
Figure 2006089360
なお、研削ツール32の外周面における砥粒の高さは2apで表される。研削ツール32による研削の幅Lは1mm〜3mm程度であり、研削ツール32の砥粒の存在率qは0.2〜0.6程度であり、研削ツール32の砥粒の磨耗係数μは10−5〜10−7程度である。
研削ツール32の砥粒の磨耗量xは、光ファイバ母材1の積算研削体積Vに比例すると近似することができ、下記(5)式で表される。
Figure 2006089360
上記(3)式および(5)式から、研削ツール32の半径rの好適な範囲は、下記(6)式で表される。さらに加工精度に関して安全係数A,Bを考慮すると、研削ツール32の半径rの好適な範囲は、下記(7)式で表される。
Figure 2006089360
Figure 2006089360
上記(6)式および(7)式それぞれにおいて、V/xは、光ファイバ母材1の研削体積と研削ツール32の磨耗量との比であり、研削ツール32の単位磨耗量あたりの光ファイバ母材1の研削体積を表している。また、θは、光ファイバ母材1における加工角度の最大値である。
これら(6)式および(7)式それぞれの最右辺は、上記(3)式により表される過剰研削割合の最大許容値y等により表される。また、(6)式および(7)式それぞれの最左辺は、上記(5)式により表される研削ツール32の砥粒の磨耗に関する諸パラメータにより表される。すなわち、研削ツール32の半径rの好適範囲の上限値は過剰研削に因る加工精度の許容値により定まり、下限値は研削ツール32の磨耗に因る加工精度の許容値により定まる。
研削ツール32の砥粒の実際の磨耗が理論による推定値より早い可能性があることを考慮して、研削ツール32の半径rの好適な範囲を(6)式から(7)式へ狭めるに際して最左辺をA倍(2≦A≦10)した。また、実際の研削の際には研削ツール32の撓みや光ファイバ母材1の逃げがあることに因り加工精度が落ちることを考慮して、研削ツール32の半径rの好適な範囲を(6)式から(7)式へ狭めるに際して最右辺をB倍(1/20≦B≦1/5)した。
この(7)式で表される研削ツール32の半径rの範囲は、安全係数Aが2であって安全係数Bが1/5であるとき(上記(1)式)に最も広く、安全係数Aが10であって安全係数Bが1/20であるとき(上記(2)式)に最も狭い。この(7)式((1)式または(2)式)で表される範囲内にある半径rを有する研削ツール32を用いることで、線引により所望の特性を有する光ファイバを得ることができる光ファイバ母材1を高精度に製造することができる。
図7は、安全係数Bを値1/5に固定したときの安全係数Aと分散歩留りとの関係を示すグラフである。ここで、分散歩留りは、安全係数Aの各値および安全係数Bの上記値について上記(7)式の範囲内の条件で光ファイバ母材を研削したときに、該光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバでの分散成功率を表す。
図8は、安全係数Aを値2に固定したときの安全係数Bと分散歩留りとの関係を示すグラフである。ここで、分散歩留りは、安全係数Aの上記値および安全係数Bの各値について上記(7)式の範囲内の条件で光ファイバ母材を研削したときに、該光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバでの分散成功率を表す。
図9は、加工角度θと研削ツール外径2rとがなす2次元平面における分散規格内および分散規格外それぞれを示す図である。ここで、光ファイバ長手方向の波長分散値の変動が±1.5ps/nm/km以下(すなわち、過剰研削量が200μm以下)となる場合を分散規格内として、その分散規格内となる場合を図中において○印で表し、分散規格外となる場合を図中において×印で表した。また、この図中において、安全係数Aが値2および10それぞれとなる曲線、ならびに、安全係数Bが値1/5および1/20それぞれとなる曲線、も示されている。
これら図7〜図9から判るように、安全係数Aが2以上であって、安全係数Bが1/5以下であれば、分散特性が良好な光ファイバを歩留りよく得ることができる光ファイバ母材を製造することができる。
ただし、安全係数Aが10より大きいと、使用できる研削ツールの外径が100mm以上と大きくなることから、例えば研削ツールとチャックが干渉して、光ファイバ母材において研削できない部分が多くなり、設備的負荷が大きくなるので、好ましくない。また、安全係数Bが1/20より小さいと、研削可能な光ファイバ母材の加工角度θが2.3度以下となる可能性があり、実際の光ファイバ母材の研削において加工角度θが2.5度以上である場合があることを考慮すると、これも好ましくない。したがって、安全係数Aが2以上10以下であって、安全係数Bが1/20以上1/5以下であることが好ましい。
本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法の具体的な一実施例は以下のとおりである。半径Rが40mmである光ファイバ母材1を線引して典型的な分散補償光ファイバを得る場合を考えると、研削ツール32の磨耗係数μは砥粒の材質や径に依存するが、研削ツール32による最大研削体積Vを10mmとし、研削ツール32による研削の幅Lを3mmとし、研削ツール32の最大磨耗量xを0.2mmとする。過剰研削量の許容値は200μm以下である。そして、上記(1)式を満たす条件で研削した光ファイバ母材を線引して光ファイバを製造したところ、光ファイバの波長分散値が規格内となる確率が高い。
なお、本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法は、第1光ファイバ母材を研削した後に第2光ファイバ母材を研削する場合に外径分布補正ステップを更に備えるのが好適である。この外径分布補正ステップにおいては、既に研削された第1光ファイバ母材について外径分布決定ステップS3において決定された外径r1と、研削ステップS5において研削された後に測定された第1光ファイバ母材の外径r2との差Δr(=r2−r1)を求め、この差Δrに基づいて、以降に研削する第2光ファイバ母材について外径分布決定ステップS3において決定された長手方向の外径分布を補正する。また、この外径分布補正ステップにおいて、外径分布決定ステップS3において決定された第2光ファイバ母材の外径r3から差Δrを差し引いて得られる外径r4(=r3−Δr)を、研削ステップS5において第2光ファイバ母材を研削する際の所望外径とする。そして、研削ステップS5において、この補正された後の長手方向の外径分布となるよう研削ツールにより第2光ファイバ母材の外周面が研削される。このように外径分布補正ステップを設けることにより、第1光ファイバ母材の研削結果を第2光ファイバ母材の研削条件に反映させることができて、第2光ファイバ母材の外周面の研削を更に高精度に行うことができる。
本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法における各ステップの説明図である。 本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法において光ファイバ母材1の外周面を研削する研削ステップS5で用いられる数値制御型旋盤3の説明図である。 研削ステップS5における光ファイバ母材の中心軸の振れ回りの説明図である。 研削ステップS5における光ファイバ母材の中心軸の振れ回り量と、該光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバの分散歩留りと、の関係を示すグラフである。 本実施形態に係る光ファイバ母材製造方法において光ファイバ母材1の外周面を研削する際の研削ツール32の周辺の説明図である。 安全係数Bを値1/5に固定したときの安全係数Aと分散歩留りとの関係を示すグラフである。 安全係数Aを値2に固定したときの安全係数Bと分散歩留りとの関係を示すグラフである。 加工角度θと研削ツール外径2rとがなす2次元平面における分散規格内および分散規格外それぞれを示す図である。
符号の説明
1…光ファイバ母材、2A,2B…ダミー材、3…旋盤、30…架台、31A,31B…把持冶具、32…研削ツール。

Claims (8)

  1. クラッド部の少なくとも一部とコア部とを含む光ファイバ母材を製造する方法であって、
    前記光ファイバ母材の中心軸の振れ回り量が前記光ファイバ母材の半径の2%以下となるように前記光ファイバ母材を回転させながら、前記光ファイバ母材の外周面を研削する研削ステップを備えることを特徴とする光ファイバ母材製造方法。
  2. 前記研削ステップの前に前記光ファイバ母材を加熱して前記光ファイバ母材の曲がりを修正する修正ステップを更に備えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材製造方法。
  3. 前記研削ステップの前に光ファイバ母材の長手方向の複数の位置それぞれにおいて該光ファイバ母材の屈折率プロファイルを測定する屈折率プロファイル測定ステップと、
    前記屈折率プロファイル測定ステップにおいて測定された複数の位置それぞれでの前記光ファイバ母材の屈折率プロファイルに基づいて、前記光ファイバ母材を線引して得られる光ファイバが所望の特性となるような前記光ファイバ母材の長手方向の外径分布を決定する外径分布決定ステップと、
    を更に備え、
    前記研削ステップにおいて、前記外径分布決定ステップにおいて決定された前記光ファイバ母材の長手方向の外径分布となるように前記光ファイバ母材の外周面を研削する、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材製造方法。
  4. 前記研削ステップにおいて、前記光ファイバ母材の中心軸に垂直な回転中心軸の周りに回転する円柱形状の研削ツールを用いて前記光ファイバ母材の外周面を研削するとともに、前記研削ツールの外周上にある砥粒の磨耗係数をμとし、前記研削ツールによる研削体積をVとし、前記研削ツールによる研削の幅をLとし、前記研削ツールの砥粒の存在率をqとし、前記研削ツールの磨耗量をxとし、前記光ファイバ母材の半径をRとし、前記光ファイバ母材の半径に対する過剰研削量の割合の最大許容値をy(%)とし、前記光ファイバ母材における加工角度の最大値をθとしたときに、前記研削ツールの半径rが
    Figure 2006089360
    なる関係式を満たすことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材製造方法。
  5. 前記研削ツールの半径rが
    Figure 2006089360
    なる関係式を満たすことを特徴とする請求項4記載の光ファイバ母材製造方法。
  6. 前記研削ステップにおいて、前記光ファイバ母材の中心軸と前記研削ツールの回転中心軸との間の距離を所望値に維持しつつ前記光ファイバ母材を回転させて前記研削ツールにより前記光ファイバ母材の外周面を研削する、ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材製造方法。
  7. 既に研削された第1光ファイバ母材について前記外径分布決定ステップにおいて決定された外径r1と、前記研削ステップにおいて研削された後に測定された前記第1光ファイバ母材の外径r2との差Δr(=r2−r1)に基づいて、以降に研削する第2光ファイバ母材について前記外径分布決定ステップにおいて決定された長手方向の外径分布を補正する外径分布補正ステップを更に備える、ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材製造方法。
  8. 前記外径分布補正ステップにおいて、前記外径分布決定ステップにおいて決定された前記第2光ファイバ母材の外径r3から前記差Δrを差し引いて得られる外径r4(=r3−Δr)を、前記研削ステップにおいて前記第2光ファイバ母材を研削する際の所望外径とする、ことを特徴とする請求項7記載の光ファイバ母材製造方法。
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