JP2006085073A - マルチビーム露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2次元光変調器を用いて、走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数を増加し、矩形のビームスポットを利用して、FMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録できるマルチビーム露光方法及び装置を提供する。
【解決手段】 2次元光変調器から、走査方向と平行に並ぶよう露光面上に投影される複数の露光ビームスポットBSを、走査方向に対して複数のブロックG1、G2、G3に分け、ブロックG1、G2、G3相互間の相対的な位置を走査方向と直交する方向にシフトさせることにより少なくとも一方のブロックGに係わる露光ビームスポットBSと、他方のブロックGに係わる露光ビームスポットBSとがシフトした状態で、走査露光する。複数の露光ビームスポットBSにより多重露光される各ビームスポットBSの位置を正確に一致させてエッジをシャープにすると共に、結像光学系のレンズ系の焦点位置に配置した矩形のアパーチャで露光ビームスポットBSの形状を矩形に整形してさらにエッジをシャープにしたドットでFMスクリーンを記録する。
【選択図】 図9

Description

この発明は、露光ヘッドに設置された複数の画素を画像データ(パターンデータ)に基づいて空間光変調素子である2次元光変調器から出射された各光ビームを光学素子により1画素毎に集光させて記録媒体に照射することにより所定のパターンで露光するマルチビーム露光装置に関する。
近年、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)といった空間光変調素子(2次元光変調器)をパターンジェネレータとして利用して、画像データに応じて変調された光ビームにより、平板印刷版等の記録媒体上に画像露光を行うマルチビーム露光装置の開発が進められている。この空間光変調素子(2次元光変調器)は、入射した光を変調する画素を2次元的に配列した構成を有するため、空間的にインコヒーレントな光源、いわゆるランプなどでも使用できるというメリットを有している。また、空間光変調素子(2次元光変調器)は、使用の方法により1次元に並んだ1次元光変調器よりも単位画素あたりに照射する光パワーも低減でき、空間光変調素子(2次元光変調器)の寿命を延命させることができるので、マルチビーム露光装置へ広く利用されることが期待されている。
このDMDは、例えば制御信号に応じて反射面の角度が変化する多数のマイクロミラーをシリコン等の半導体基板上に2次元的に配列したミラーデバイスであり、各メモリセルに蓄えた電荷による静電気力でマイクロミラーの反射面の角度を変化させるよう構成されている。
このようなDMDを用いたマルチビーム露光装置では、例えば、レーザビームを出射する光源から出射されたレーザビームをレンズ系でコリメートし、このレンズ系の略焦点位置に配置されたDMDの複数のマイクロミラーでレーザビームを反射することにより2次元的に変調して出射された各ビームを、レンズ系により1画素毎に集光させて感光材料である記録媒体(平板印刷版)の露光面上にスポット径を小さくして結像し画像露光を行う。
すなわち、このマルチビーム露光装置では、画像データ等に応じて生成した制御信号に基づいてDMDのマイクロミラーの各々を図示しない制御装置でオンオフ(on/off)制御してレーザビームを変調(偏向)し、変調されたレーザビームを露光面(記録面)上に照射して露光する。
このマルチビーム露光装置は、記録面に平板印刷版等を配置し、露光装置に設けた複数の露光ヘッドからそれぞれ平板印刷版等の上にレーザビームが照射されて結像されたビームスポットの位置を平板印刷版等に対して相対的に移動させながら、各々のDMDを画像データに応じて変調することにより、平板印刷版等の上にパターン露光する処理を実行可能に構成されている。なお、画像が露光記録された平板印刷版等の記録媒体は、必要に応じて自動現像機にかけられて、平板印刷版等の記録媒体上に形成された潜像が顕像に変換される。
従来、このようなマルチビーム露光装置に用いられるDMDは、走査方向にm行、走査方向と直交する方向にn列配列するよう構成されている。さらに、このDMDは、その画素の行を、露光ヘッドの走査方向に対して所定角度傾けるように配置され、走査方向に時間をずらしてN回多重露光することで、走査線の間にm/N−1のドットを形成することができる。このように、走査方向の多重露光回数を調整することで、ドットピッチを変え、走査方向と直交する方向の分解能(Addressability)を上げることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このようなマルチビーム露光装置でDMDの画素の行を露光ヘッドの走査方向に対して所定角度傾けるように配置し走査方向に時間をずらしてN回多重露光する方式で記録する場合には、主走査ラインに対して斜めに傾いた画素で時間をずらして複数回露光し平板印刷版上に1ドットを形成することになる。このとき平板印刷版上に1ドットを記録するため多重露光される各ビームスポットの位置は、副走査方向にずれる。このため、記録されるドットにおける露光量分布が副走査方向に広がって、記録されたドットが副走査方向にいわゆるボケた形状となってしまう。
また、従来の平板印刷版に画像露光を行うマルチビーム露光装置では、平板印刷版に露光処理して中間調を表現する場合に、AMスクリーン(網点画像により濃淡画像を形成する手法)を利用して網形状(いわゆる極小の市松模様状)で中間調を表現するのが普通である。すなわち、AMスクリーンでは、最小単位の網点画像が、一例として14(水平方向ドット数)×14(垂直方向ドット数)の合計196ドット等、比較的多数のドットで構成されており、この網点画像を2次元平面状に並べて記録することにより濃淡画像を記録するようにしている。ただ、このAMスクリーンを利用して中間調を表現する場合には、モアレ縞を生じたり、またトーンジャンプが発生することがある。
また、網点画像により濃淡画像を形成する手法として、FMスクリーン(FM Screen)と呼ばれる手法がある。このFMスクリーンは、規則性を持たない不定形ドットの集合密度によって記録画像の濃淡を表現するものであり、例えば、2×2の合計4ドット等、比較的少数のドットで構成された画像を2次元平面状に分散させて階調表現を行う。このFMスクリーンでは、原理的にモアレ縞の発生等を抑制することができるという利点がある。
そこで、平板印刷版等の記録媒体に画像露光を行うマルチビーム露光装置では、FMスクリーンを使って、小さな網形状で中間調を形成することが望まれている。
しかし、マルチビーム露光装置において、DMDの画素の行を露光ヘッドの走査方向に対して所定角度傾けるように配置し走査方向に時間をずらしてN回多重露光する方式で記録する場合には、平板印刷版等の記録媒体上に1ドットを記録するため多重露光した際、この1ドットとなる同一露光点に対し多重露光される複数のビームスポットの位置が相互に副走査方向にずれ、記録されるドットにおける露光量分布が副走査方向に広がって、記録された1ドットが副走査方向にいわゆるボケた形状となってしまう場合がある。
このように記録される1ドットが副走査方向にボケた形状となり、いわゆるエッジをシャープに保つことができない状態で露光してFMスクリーンを記録したときの画像は、光パワー変動や刷り枚数といった記録条件や、自動現像機の現像の度合いといった現像条件等によって記録画素の周長が少しでも変わると網点画像の割合(網点面積率特性)が急激に変わり易いから濃度変動を起こし易い。このため、従来のDMDの画素の行を露光ヘッドの走査方向に対して所定角度傾けるように配置し走査方向に時間をずらしてN回多重露光する方式のマルチビーム露光装置では、FMスクリーンを利用することが困難であるという問題がある。
特開2004−62156号公報
本発明は、上述した問題に鑑み、2次元光変調器であるDMD等を用いて露光処理する際に、走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数)を増加でき、しかもFMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録できるマルチビーム露光装置を新たに提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のマルチビーム露光装置は、記録媒体の露光面上を、複数の露光ビームスポットで走査して露光するマルチビーム露光装置において、記録媒体の露光面上に投影される2次元的に配列された複数の露光ビームスポットを、走査方向と平行に並ばせるように配設された2次元光変調器と、2次元光変調器から出射された複数の露光ビームを露光面上に結像させる投影光学系上に配置されて、露光面上に結像される各ビームスポットにおける少なくとも走査方向と直交する方向(副走査方向)に広がる光を制限するよう対応した開口として形成されたアパーチャと、2次元光変調器から出射された複数の露光ビームを、走査方向に対して複数のブロック毎に分けると共に、当該ブロック相互間の相対的な位置を走査方向と直交する方向にシフトさせて露光面上に投影させることにより、少なくとも一方のブロックによって露光面上に投影される走査方向と直交する方向に隣接する露光ビームスポットで露光される間位置を、他方のブロックによって露光面上に投影される露光ビームスポットで露光させる一部画素シフト部材と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマルチビーム露光装置において、アパーチャの形状を矩形にしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のマルチビーム露光装置において、アパーチャが、投影光学系上における、2次元光変調器の面と共役な位置に複数配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のマルチビーム露光装置において、2次元光変調器の面と共役な位置にマイクロレンズアレイが配置されている光学系において、マイクロレンズの焦点位置又はこれと共役な位置にアパーチャが配置されていることを特徴とする。
前述のように構成することにより、このマルチビーム露光装置では、2次元光変調器から露光面に露光ビームを投影するための投影光学系上にアパーチャアレイを配置し、このアパーチャアレイに設けたアパーチャによって、露光面上に結像される各ビームスポットにおける、少なくとも走査方向と直交する方向(副走査方向)に広がる光を制限し、1ドットを形成する副走査方向の露光量分布のエッジ部をシャープにする。これと共に、このマルチビーム露光装置では、一つのブロックで露光する走査方向に並んだ複数行の露光ビームスポット各々により、各行毎に多重露光して2次元的に各ドットを記録する際に、各ドットを記録するため多重露光される各ビームスポットの位置を正確に一致させて各ドットにおける露光量分布の広がりを防止し、記録されたドットの形状のエッジをよりシャープに保ちながらFMスクリーンを記録できるので、光パワー変動や刷り枚数といった記録条件や、自動現像機の現像の度合いといった現像条件等によって、記録画素の周長が変わり網点画像の割合(網点面積率特性)が急激に変わって濃度変動を起こすことを防止し、FMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録できる。しかも、このマルチビーム露光装置では、走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数)を増加できる。このため、このマルチビーム露光装置では、例えば、拡大光学系を利用し、2次元光変調器により露光面上にビームスポットを投影したときの露光エリアの面積を拡大し、記録媒体に対する走査処理の速度を向上させて、露光処理の能率を向上できる。またこのマルチビーム露光装置では、例えば、2次元光変調器により露光面上にビームスポットを投影したときの走査方向と直交する方向に隣接するビームスポット間のピッチが縮小された状態で露光処理すれば、いわゆる分解能(位置分解能)を向上させることができる。
本発明のマルチビーム露光装置には、2次元光変調器を用いて露光処理する際に、走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数)を増加でき、しかもFMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録できるという効果がある。
本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態について、図1乃至図14を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るマルチビーム露光装置としの画像形成装置は、図示しないが、例えば、制御ユニットで駆動制御されるいわゆるフラットベッド型の画像形成装置(セッタ)に構成し、図12に示すように、移動ステージ10上に平板印刷版(PS版)等である記録媒体12を載置し、この移動ステージ10により記録媒体12を主走査方向に移動しながら、露光ヘッド14により、制御ユニットで画像データから生成した変調信号に基づいて光源側から出射されたマルチビームを空間変調して記録媒体12上の露光エリア16に照射することにより露光処理を行うように構成する。
露光ヘッド14による露光エリア16は、例えば送り方向(主走査方向)を短辺とする矩形状に構成する。この場合、記録媒体12には、その走査露光の移動動作に伴って帯状の露光済み領域18が形成される。なお、画像形成装置(セッタ)では、複数の露光ヘッド14を、m行n列(例えば、2行4列)の略マトリックス状に配列して複数(例えば、8個)の露光ヘッド14で同時に露光処理を行うように構成しても良い。
図1に示すように、この露光ヘッド14は、それぞれ入射された光ビームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子(2次元光変調器)として、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)20を備えている。この2次元光変調器であるDMD20は、データ処理手段とミラー駆動制御手段を備えた制御ユニット(制御手段)22により駆動制御される。
この制御ユニット22のデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、露光ヘッド14にDMD20の制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御(各マイクロミラー反射面の角度の制御)するための制御信号を生成する。
露光ヘッド14におけるDMD20の光入射側には、マルチビームをレーザ光として射出する照明装置である光源ユニット24からそれぞれ引き出されたバンドル状光ファイバ28が接続される。
光源ユニット24は、複数の半導体レーザチップから射出された紫外線等のレーザ光を合波して光ファイバに入力する合波モジュール26が複数個設置されている。各合波モジュール26から延びる光ファイバは、合波したレーザ光を伝搬する合波光ファイバであって、複数の光ファイバが1つに束ねられてバンドル状の光ファイバ(ファイババンドル)28として形成され、出射するレーザ光の強度を向上するよう構成されている。
この露光ヘッド14におけるDMD20の光入射側には、バンドル状光ファイバ28の接続端部から出射されたレーザ光を、ロッドレンズ等を有する光学レンズを通しDMD20に向けて反射するミラー32とを備えた照明光学系を配置する。
このDMD20は、図11に示すように、画素(ピクセル)を構成する多数の(例えば、600個×800個)の微小ミラーであるマイクロミラー36を格子状に配列したミラーデバイスとして全体がモノリシック(一体型)に構成されている。
各ピクセルの最上部に配設されるマイクロミラー36の表面には、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。また、各マイクロミラー36の下面中央には、支柱34が突設されている。
このDMD20は、各ピクセルに対応して、通常の半導体メモリの製造ラインで製造されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル38上にそれぞれ設けられたヒンジ40に、マイクロミラー36に突設された支柱34の基端部を取り付けて、ヒンジ40を軸としてマイクロミラー36が対角線方向に±a度(±10度)傾斜可能に装着して構成する。
また、このDMD20では、SRAMセル38上のマイクロミラー36が傾斜する対角線方向の両端部にそれぞれ構成された各ミラー アドレス エレクトロード(Mirror Address Electrode)42の一方側又は他方側に蓄えた電荷による静電気力を利用して、マイクロミラー36がオン状態である+a度に傾いた状態又はマイクロミラー36がオフ状態である−a度に傾いた状態に駆動制御可能に構成されている。
このように構成されたDMD20では、SRAMセル38にデジタル信号が書き込まれると、画像信号に応じて、DMD20の各ピクセルにおけるマイクロミラー36が、それぞれ対角線を中心としてDMD20が配置された基板側に対してオン状態である+a度に傾いた状態又はオフ状態である−a度に傾いた状態となるように制御され、DMD20に入射された光をそれぞれのマイクロミラー36の傾き方向へ反射させる。
このオン状態のマイクロミラー36により反射された光は露光状態に変調され、DMD20の光出射側に設けられた投影光学系(図1参照)へ入射する。またオフ状態のマイクロミラー36により反射された光は非露光状態に変調され、光吸収体(図示省略)に入射する。
次に、露光ヘッド14におけるDMD20の光反射側に設けられる投影光学系(結像光学系)について説明する。図1に示すように、露光ヘッド14におけるDMD20の光反射側に設けられる投影光学系(結像光学系)は、DMD20の光反射側の露光面にある記録媒体12上に光源像を結像するため、DMD20の側から記録媒体12へ向って順に、第1の結像光学レンズ系44,46、中間結像部であるマイクロレンズアレイ48と、このマイクロレンズアレイ48より光路上の後方近傍位置に配置した一部画素シフト部材50と、第2の結像光学レンズ系52,54及びオートフォーカス用のプリズムペア56との各露光用の光学部材が配置されて構成されている。
なお、投影光学系における第1の結像光学レンズ系44,46及び第2の結像光学レンズ系52,54は、図1において、それぞれ1枚のレンズとして示されているが、複数枚のレンズ(例えば、凸レンズと凹レンズ)を組み合せたものであっても良い。
この露光ヘッド14の投影光学系では、第1の結像光学レンズ系44,46、第2の結像光学レンズ系52,54及び図示しないその他のレンズ系が、互いに共役関係となるように構成されている。
この露光ヘッド14の投影光学系では、DMD20の各マイクロミラー36は、レンズ系44の前方焦点位置に配置されている。さらに、第1の結像光学レンズ系44,46は、それぞれ後方焦点位置と前方焦点位置とを共有する共焦点位置に配置されている。マイクロレンズアレイ48は、レンズ系46の後方焦点位置に配置されている。ここで用いる中間結像部であるマイクロレンズアレイ48は、光源ユニット24から光ファイバ28を通じて照射されたレーザ光を反射するDMD20の各マイクロミラー36に1対1で対応する複数のマイクロレンズが一体的に成形されたものであり、各マイクロレンズは、それぞれ第1の結像光学レンズ系44,46を透過した各レーザビームの光軸上にそれぞれ配置されている。このマイクロレンズアレイ48に設けられるマイクロレンズは、正のレンズパワーを有し、レーザビームのビーム径を縮小させる作用を有する。また、各マイクロミラー36とマイクロレンズアレイ48とは、互いに共役になっている。
この露光ヘッド14の投影光学系では、何れかのレンズ系における焦点位置にアパーチャ51を配置する。例えば、図14に示す光学配置では、図8に示すように、アパーチャ51には、DMD20の各マイクロミラー36に1対1で対応する複数のアパーチャ51Aを穿設する。各アパーチャ51Aは、所定の開口幅をもつ矩形の開口形状(矩形の輪郭形状)に穿設した透孔として構成する。図1に示す光学配置では、アパーチャ51に一つのアパーチャを穿設する。このアパーチャは所定の開口幅をもつ矩形の開口形状に穿設した透孔として構成する。
また、このアパーチャ51Aは、この投影光学系により記録媒体12の露光面上に結像されるビームスポットにおける、少なくとも走査方向と直交する方向(副走査方向)に広がる光を制限するような開口に形成し、1ドットを形成する副走査方向の露光量分布のエッジ部をシャープにするよう構成しても良い。
この露光ヘッド14の投影光学系では、例えば図1に示すように、第1の結像光学レンズ系におけるレンズ系44とレンズ系46との間の共焦点位置に、アパーチャ51を配置し、レンズ系46の後方焦点位置にあるマイクロレンズアレイ48におけるマイクロミラー36の後方焦点位置(第2の結像光学レンズ系52の前方焦点位置)に一部画素シフト部材50を配置して構成する。
また、この露光ヘッド14の投影光学系では、例えば図13に示すように、第1の結像光学レンズ系におけるレンズ系44とレンズ系46でつくるマイクロミラーの共役位置に、アパーチャ51と一部画素シフト部材50とを隣接して配置しても良い。
さらに、この露光ヘッド14の投影光学系では、例えば図14に示すように、レンズ系46の後方焦点位置にあるマイクロレンズアレイ48におけるマイクロミラー36の後方焦点位置(第2の結像光学レンズ系52の前方焦点位置)に、アパーチャ51と一部画素シフト部材50とを隣接して配置しても良い。
この露光ヘッド14の投影光学系では、記録媒体12の露光面に投影されるビームスポットのスポット径(ビームスポットの面積)及びスポット形状が、露光済み領域18にFMスクリーンを形成するとき等の露光パターンの解像度、露光ヘッド14の走査速度、記録媒体12感光の特性、その他の各種条件(設計事項)に対応して、FMスクリーンを記録する上で適切な記録面上のビームスポットの矩形形状(サイズ、面積、輪郭形状の縦と横の比等)が定まる。
よって、この露光ヘッド14の投影光学系では、例えばレンズ系44(又はマイクロレンズアレイ48)の後方焦点位置に結像されるマイクロミラー36の反射光像を各アパーチャ51で整形して、記録媒体12の記録面上におけるビームスポットの矩形形状(サイズ、面積、輪郭形状の縦と横の比等)がFMスクリーンを記録する上で適切なビームスポットの矩形形状となるようにする。
この画像形成装置の露光ヘッド14に用いられる一部画素シフト部材50は、DMD20を用いて露光処理する際に、走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数であるチャンネル数)を、DMD20の縦方向の画素を有効活用することによって増加し、かつFMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録可能とするための光学部材である。
この一部画素シフト部材50は、DMD20における2次元上でM行N列の格子状に配列されたマイクロミラー36群から露光面(記録媒体12の表面)上に投影される複数の露光ビームスポットの位置を露光面上で走査方向(送り方向である主走査方向)に対して複数のブロック毎に分け、これらブロック相互間の相対的な位置を走査方向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)に所定量シフトさせて、一つのブロックで露光する複数の露光ビームスポットの位置における送り方向の間隙を他のブロックにおける複数の露光ビームスポットで露光するようにして、DMD20を用いて露光処理する際に走査方向と直交する方向に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数であるチャンネル数)を増加させる。
なお、露光ヘッド14から露光面上に投影される露光ビームスポットの位置を露光面上で複数のブロックに分けて走査方向と直交する方向にシフトさせることにより、一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数であるチャンネル数)を増加させるときの、露光可能なドットの数の増加率は、ブロックに分けて、ブロック毎の露光位置が相互に重ならないようにシフト(例えば均等な間隔にシフト)されたブロックの分割数に比例するので、要求される露光可能なドットの数(ビームスポットの数であるチャンネル数)の増加率は、分割数とシフト量を適切に調整して選定することで設定することができる。
この一部画素シフト部材50は、光の屈折を利用した光学素子若しくは光の回折を利用した光学素子又は光の偏光を利用した光学素子として構成することができる。
この一部画素シフト部材50を光の屈折を利用した光学素子として構成する場合には、例えば、図2、図3及び図9に示すように構成するもので、透明な平板状の光学部材(同じ厚みの平面部材に形成された光学ガラス等の光学材料)を複数(この図2、図3及び図9に示す一部画素シフト部材50では3枚であるが、1枚に一体的に構成しても良い)用いて構成する。すなわち、図2に示すように、一部画素シフト部材50は、屈折利用の第1光学部材50Aと、第2光学部材50Bと、第3光学部材50Cとを、光路上における走査方向(送り方向)に対して3つが隙間なく連なるように配置し、かつ第2光学部材50Bを光軸と直交するよう配置し、第1光学部材50Aを光軸に対して一方に所定角度傾斜させて配置し、第3光学部材50Cを光軸に対して他方に所定角度傾斜させて配置する。すなわち、この一部画素シフト部材50は、光路上の上段、中段、下段にそれぞれ位置する場所に屈折利用の第1光学部材50Aと、第2光学部材50Bと、第3光学部材50Cとを設置し、上段、下段の第1光学部材50Aと、第3光学部材50Cとを、走査方向を軸として所定角度回転させた状態(図3に図示)に設置して構成する。
また、第2光学部材50Bは、その走査方向(送り方向)に対する長さ(第1光学部材50Aと第3光学部材50Cとの間の距離)を、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面(記録媒体12の表面)に至る光路の走査方向(送り方向)に対応した光路幅を3等分した長さに設定する。さらに、第2光学部材50Bは、その走査方向に対する長さの中央位置が、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面に至る光路の走査方向に対応した光路幅の中央位置に一致するように配置する。
このように配置構成することにより、この一部画素シフト部材50は、DMD20の2次元的に配置されたマイクロミラー36群を、露光面上で走査方向に対して3等分(走査方向に対するビームスポットの数が等しくなる3つに分割)し、図9に例示するように均等に分割された3つのブロックG1、G2、G3を設定することができる。
また、光の屈折を利用した光学素子として構成した一部画素シフト部材50では、第1光学部材50Aを光軸に対して一方に傾斜させる角度を適切に調整して設定することにより図3に示すようにレーザ光のマルチビームを屈折させて、第1のブロックG1のビームスポット群BS1が、第2のブロックG2におけるビームスポット群BS2の走査方向と直交する方向に隣接して並ぶ相互間の1/3の距離だけ一方にシフト(例えば図2に向かって左に1/3ピッチシフト)するよう構成する。
さらに、この一部画素シフト部材50では、第3光学部材50Cを光軸に対して他方に傾斜させる角度を適切に調整して設定することにより図3に示すようにレーザ光のマルチビームを屈折させて、第3のブロックG3のビームスポット群BS3が、第2のブロックG2におけるビームスポット群BS2の走査方向と直交する方向に隣接して並ぶ相互間の1/3の距離だけ他方にシフト(例えば図2に向かって右に1/3ピッチシフト)するよう構成する。
このように一部画素シフト部材50を配置構成することにより、この画像形成装置の露光ヘッド14では、走査方向と直交する方向に対して、第2のブロックG2におけるビームスポットBS2の各隣接相互間に、第1のブロックG1の各ビームスポットBS1と、第3のブロックG3における各ビームスポットBS3とが、それぞれ等間隔で配置された状態により露光処理できる。よって、このように一部画素シフト部材50を配置構成した露光ヘッド14では、図9に示すように露光面に走査露光した結果、走査方向と直交する方向のある一直線上の位置に対して一度に露光可能なドットの数(ビームスポットの数であるチャンネル数)を3倍に増加させる(隣接するビームスポット間のピッチが1/3になり、いわゆる分解能(位置分解能)が3倍に向上した状態にさせる)ことができる。
また、一部画素シフト部材50で相互にシフトした3つのブロックG1、G2、G3を設定する露光ヘッド14では、第2の結像光学レンズ系52,54を、例えば拡大光学系として構成し、DMD20により反射される光線束の断面積を拡大することで記録媒体12上のDMD20により反射された光線束による露光エリア16(図12に図示)の面積を、DMD20の多数のマイクロミラー36が格子状に配列されて構成された光反射面の面積の3倍に拡大するよう構成する。
なお、第2の結像光学レンズ系52,54を、拡大光学系として構成するときには、例えばマイクロレンズアレイ又はその他の光学部材を利用して、記録媒体12の露光面上に結像される各ビームスポットが所定のビームスポット径となるように縮小して結像するように集光させても良い。
さらに、この露光ヘッド14では、第2の結像光学レンズ系52,54から投射された光ビームを、プリズムペア56のオートフォーカス機能によって露光面上に置かれた記録媒体12上に焦点を合わせて結像させるよう構成する。
前述のように露光ヘッド14を構成した場合には、走査方向の送り速度が同じであるという条件の下で、記録媒体12の露光面上における走査方向と直交する方向に対して一回で走査露光できる範囲を、図10に示すDMD20の走査方向と直交する方向に並んでいる所定個数のマイクロミラー36だけで走査露光する場合(DMD20を走査方向に傾斜させて露光処理しない場合)である比較例の3倍にできる。
よって、同じ数の露光ヘッド14を利用して記録媒体12を複数回走査方向に往復移動させながら記録媒体12の露光面全体に対する露光処理を行う場合には、走査処理の速度(同じ数の露光ヘッド14を利用して、一枚の記録媒体12に対する露光処理を開始してから完了するまでの速度)を向上させて、露光処理の能率を向上できる。
また、一部画素シフト部材50で相互にシフトした複数(ここでは3つ)のブロックG1、G2、G3を設定する露光ヘッド14では、第2の結像光学レンズ系52,54を、シフトしたブロックの数未満の拡大率(ここでは3倍未満の拡大率)をもつ光学系として構成し、図10に示すDMD20の走査方向と直交する方向に並んでいる所定個数のマイクロミラー36だけで走査露光する場合の比較例で露光処理する場合よりも、走査方向と直交する方向に隣接するビームスポット間のピッチを縮小し、いわゆる分解能(位置分解能)を向上させるように構成しても良いことは勿論である。
また、一部画素シフト部材50で相互にシフトした複数(ここでは3つ)のブロックG1、G2、G3を設定する露光ヘッド14では、記録媒体12の露光面上で、3つのブロックG1、G2、G3の境目で画素同士を明確に区別して露光処理すること(3つのブロックG1、G2、G3の境目で画素同士をくっきりと切り分けて露光処理すること)ができず、3つのブロックG1、G2、G3の境目で画素同士にクロストークを生じる場合がある。このような場合には、クロストークを減ずるために、その境目に当たるDMD20上の画素を使わないこととして対応することができる。
なお、一部画素シフト部材50は、第1光学部材50A若しくは第3光学部材50Cと、第2光学部材50Bとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成し、又は一部画素シフト部材50を、第1光学部材50Aと、第3光学部材50Cとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成しても良い。
次に、前述した一部画素シフト部材50を、光の回折を利用した光学素子として構成してもよい。光の回折を利用する素子としては、ホログラムやバイナリー・オプティカル・エレメントをブレーズ化したもの等がある。ここではバイナリー・オプティカル・エレメントを使用した構成例について、図4乃至図6により説明する。
図4に示す光の回折を利用した光学素子として構成された一部画素シフト部材50は、透明で同じ厚みの平面部材に形成された光学ガラス等である一枚の平面プレートを走査方向(主走査方向)に対して上段、中段、下段の3つのエリア(部分)に分け、上段を第1回折部50Dとし、中段を第2透過部50Eとし、下段を第3回折部50Fとする。
また、第2透過部50Eは、光ビームを直線の光路に沿って透過させるよう構成され、その走査方向(送り方向)に対する長さ(第1回折部50Dと第3回折部50Fとの間の距離)を、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面(記録媒体12の表面)に至る光路の走査方向(送り方向)に対応した光路幅を3等分した長さに設定する。さらに、第2透過部50Eは、その走査方向に対する長さの中央位置が、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面に至る光路の走査方向に対応した光路幅の中央位置に一致するように配置する。
このように配置構成することにより、この一部画素シフト部材50は、DMD20の2次元的に配置されたマイクロミラー36群を、露光面上で走査方向に対して3等分(走査方向に対するビームスポットの数が等しくなる3つに分割)し、図9に例示するように均等に分割された3つのブロックG1、G2、G3を設定することができる。
この光の回折を利用した光学素子として構成された一部画素シフト部材50では、その第1回折部50Dの表裏両面を図5に示すように光ビームを回折して走査方向と直交する方向の一方にビームスポットを所定量シフトさせる作用を奏する第1BOE(バイナリー・オプティクス・エレメント)55に構成する。
また、第3回折部50Fの表裏両面を図6に示すように光ビームを回折して走査方向と直交する方向の他方にビームスポットを所定量シフトさせる作用を奏する第2BOE(バイナリー・オプティクス・エレメント)53に構成する。
これら第1BOE55と、第2BOE53とは、一般に利用されているバイナリー・オプティクス・エレメントとして加工形成されるもので、例えば、一部画素シフト部材50全体を形成する板状の光学ガラスにおける第1回折部50Dと第3回折部50Fとの表裏両面部分にそれぞれ断面視微細な傾斜面(実際には、いわゆるエッチング加工を繰り返して凹部に微細な階段状の傾斜を形成したもの)を加工して構成することができる。
これら第1BOE55と、第2BOE53とは、それぞれ第1回折部50Dと第3回折部50Fとの表裏両面における走査方向と直交する方向の一方端部から他方の端部に向けて直線状に伸びる微細な略断面三角形の斜面として構成する。これら第1BOE55と、第2BOE53とは、微細な略断面三角形の高さ(段差の高さ)が回折部材の屈折率をn、空気の屈折率を1、光の波長をλ、段差の数をNとしたとき、
Figure 2006085073
の整数倍となるように形成する。
これら第1BOE55と、第2BOE53とは、理論的に、それぞれの凹部内の傾斜に形成された微細な階段部分の段数(レベル)が8レベルの傾斜面の場合に、第1BOE55と、第2BOE53とで所定の方向に回折される光の割合が約95%となり、16レベルの傾斜面の場合に約98.7%,32レベルで99.5%となる。従って、第1BOE55と、第2BOE53とは、露光面上での迷光限界に応じて16レベルあるいは32レベル程度に加工することで、十分実用に耐え得るものとなる。
また、これら第1BOE55を設けた第1回折部50Dと、第2BOE53を設けた第3回折部50Fとは、図5と図6とを対比して見ると分かるように、バイナリー・オプティクス・エレメントの傾斜の方向が逆となるように構成し、第1BOE55で光ビームを回折してビームスポットの位置をシフトさせる方向と、第2BOE53で光ビームを回折してビームスポットの位置をシフトさせる方向とが逆方向となるように構成する。
さらに、これら第1BOE55を設けた第1回折部50Dと、第2BOE53を設けた第3回折部50Fとは、それぞれの厚さを変更調整することによって記録媒体12の露光面上に照射されるビームスポットの位置のシフト量を所定量に設定することができる。
なお、マルチビーム露光装置の露光ヘッド14に設ける一部画素シフト部材50を、光の回折を利用した光学素子として構成したものは、前述した一部画素シフト部材50を、光の屈折を利用した光学素子として構成したものと、同様な作用、効果を得ることができる。
また、一部画素シフト部材50は、第1回折部50D若しくは第3回折部50Fと、第2透過部50Eとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成し、又は一部画素シフト部材50を、第1回折部50Dと、第3回折部50Fとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成しても良い。
次に、前述した一部画素シフト部材50を、光の偏光を利用した光学素子として構成する構成例について、図7により説明する。
図7に示す光の偏光を利用した光学素子として構成された一部画素シフト部材50は、透明で同じ厚みの平面プレートに形成され、その走査方向(主走査方向)に対して上段、中段、下段の3つのエリア(部分)に分けられた、上段を第1偏光部50Gとし、中段を第2透過部50Hとし、下段を第3偏光部50Iに構成する。
また、第2透過部50Hは、光ビームを直線の光路で透過させるよう構成され、その走査方向(送り方向)に対する長さ(第1偏光部50Gと第3偏光部50Iとの間の距離)を、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面(記録媒体12の表面)に至る光路の走査方向(送り方向)に対応した光路幅を3等分した長さに設定する。さらに、第2透過部50Hは、その走査方向に対する長さの中央位置が、一部画素シフト部材50の配置位置におけるDMD20の全マイクロミラー36群から露光面に至る光路の走査方向に対応した光路幅の中央位置に一致するように配置する。
このように配置構成することにより、この一部画素シフト部材50は、DMD20の2次元的に配置されたマイクロミラー36群を、露光面上で走査方向に対して3等分(走査方向に対するビームスポットの数が等しくなる3つに分割)し、図9に例示するように均等に分割された3つのブロックG1、G2、G3を設定することができる。
以下、シフト方向と平行な偏光方向を有する光が、一部画素シフト部材に入射する場合を考える。
この光の偏光を利用した光学素子として構成された一部画素シフト部材50では、その第1偏光部50Gを、一般に用いられているビームディスプレイサーで形成し、このビームディスプレイサーに光線(光ビーム)を透過させることによって生じる異常光線の出射方向を、走査方向と直交する方向の一方にシフトさせる作用を奏するように構成する。ビームディスプレイサーは、入射面法線に対して、ビームをシフトする方向に45°結晶光軸が傾斜するよう構成されたものである。
また、第3偏光部50Iを、一般に用いられているビームディスプレイサーで形成し、このビームディスプレイサーに光線(光ビーム)を透過させることによって生じる異常光線の出射方向を、走査方向と直交する方向の他方にシフトさせる作用を奏するように構成する。すなわち、第1偏光部50Gで光ビームを偏光して露光面上に投影されるビームスポットの位置をシフトさせる方向と、第3偏光部50Iで光ビームを偏光して露光面上に投影されるビームスポットの位置をシフトさせる方向とが逆方向となるように構成する。さらに、これら第1偏光部50Gと、第3偏光部50Iとは、それぞれの厚さを変更調整することによって記録媒体12の露光面上に投影されるビームスポットの位置のシフト量を所定量に設定することができる。
シフト方向に対して光の偏光方向が平行になるようにする方法としては種々の方法が考えられるが、例えば、50に入射する前に偏光版58を設置してもよい。
なお、マルチビーム露光装置の露光ヘッド14に設ける一部画素シフト部材50を、光の偏光を利用した光学素子として構成したものは、前述した一部画素シフト部材50を、光の屈折を利用した光学素子として構成したものと、同様な作用、効果を得ることができる。
また、一部画素シフト部材50は、第1偏光部50G若しくは第3偏光部50Iと、第2透過部50Hとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成し、又は一部画素シフト部材50を、第1偏光部50Gと、第3偏光部50Iとの組み合わせで2つのブロックに分割してシフトさせるよう構成しても良い。
次に、露光ヘッド14にマイクロミラー36群の格子状の配列方向を走査方向及び走査方向と直交する方向に一致させて配置し、前述した一部画素シフト部材50を設けて、DMD20の2次元的に配置されたマイクロミラー36群を露光面上で走査方向に対して3等分し、図9に例示するように均等に分割された3つのブロックG1、G2、G3を設定して記録媒体12上に露光処理する場合の、作用、効果について説明する。
図9に例示するように、この露光ヘッド14で走査方向と直交する方向に並んだある第1の露光点位置を露光する場合には、ブロックG1に属する3個のビームスポット群BS1で多重露光する。また、この第1の露光点位置に隣接する第2の露光点位置(図9に向かって右隣の位置)を露光する場合には、ブロックG2に属する3個のビームスポット群BS2で多重露光する。さらに、第2の露光点位置に隣接する第3の露光点位置(図9に向かって右隣の位置)を露光する場合には、ブロックG3に属する3個のビームスポット群BS3で多重露光する。このように連続して走査方向と直交する方向に並んだ所定複数の露光点を、それぞれ選択して多重露光すると共に、記録媒体12を走査方向へ移動することによって、記録媒体12の露光範囲の全体に対して露光処理を行う。
よって、上述のマイクロミラー36群の格子状配列を走査方向に一致させて配置し、一部画素シフト部材50を備えた露光ヘッド14により記録媒体12上に露光処理する場合には、主走査ラインに沿って配置された画素で時間をずらして複数回露光し記録媒体12上に1ドットを形成することになる。このとき記録媒体12に1ドットを記録するため多重露光される各ビームスポットの位置を正確に一致させることができるから、記録される1ドットにおける露光量分布が広がることはなく、記録されたドットの形状のエッジをシャープに保つことができる。これと相俟って、この露光ヘッド14では、図9に示すように、記録媒体12の記録面上における各ビームスポットがアパーチャ51の各アパーチャ51Aで矩形に整形され、各々矩形に整形されたビームスポットの一方に対向する両側辺が走査方向に沿う状態とされるので、記録されたドットの形状のエッジをシャープに保つことができる。すなわち、1ドットを形成する副走査方向の露光量分布のエッジ部をシャープにすることができる。なお、この露光ヘッド14では、アパーチャ51Aを、少なくとも走査方向と直交する方向(副走査方向)に広がる光を制限するような開口に形成した場合でも、1ドットを形成する副走査方向の露光量分布のエッジ部をシャープにすることができる。
このため、この露光ヘッド14では、よりエッジがシャープに露光されたドットでFMスクリーンを記録できるので、光パワー変動や刷り枚数といった記録条件や、自動現像機の現像の度合いといった現像条件等によって、記録画素の周長が変わり網点画像の割合(網点面積率特性)が急激に変わって濃度変動を起こすことを防止し、FMスクリーンを用い安定した中間調の表現を記録できる。
なお、アパーチャ51に形成する複数のアパーチャ51Aを、マイクロミラー36群から露光面(記録媒体12の表面)上に投影される複数の露光ビームスポットの位置を一部画素シフト部材50によって露光面上で走査方向に対して複数のブロック毎に分けてブロック相互間の相対的な位置を走査方向と直交する方向に所定量シフトさせた状態に、対応して配置するよう構成してもよい。
次に、上述のように構成したマルチビーム露光装置の露光ヘッドの動作について説明する。
このマルチビーム露光装置では、露光パターンに応じた画像データが、DMD20に接続された制御ユニット22に入力され、制御ユニット22内のメモリに一旦記憶される。この画像データは、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
記録媒体12は、図示しない移動ステージの表面に吸着された状態で走査方向の上流側から下流側に一定速度で移動される。移動ステージ上の記録媒体12が露光ヘッド14の下を通過する際に、メモリに記憶された画像データが複数ライン分ずつ順次読み出され、データ処理部としての制御装置によって、この読み出した画像データに基づいて、露光ビームスポットの2次元配置が複数のブロックに分割されて相互間で走査方向と直交する方向に所定距離シフトした配置となっていることと、露光ビームスポットが矩形形状であることとに対応した制御信号(制御データ)が生成される。
そして、この生成された制御信号に基づいて露光ヘッド14に設置されたDMD20のマイクロミラーの各々がオンオフ制御される。光源ユニット24から制御ユニット22にレーザ光が照射されると、DMD20のマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光は、送り分解能が向上された所要の露光ビームスポット位置に矩形形状に結像され露光される。
また、記録媒体12が移動ステージと共に一定速度で移動されることにより、記録媒体12が露光ヘッド14によりステージ移動方向と反対の方向に走査されて帯状の露光済み領域18が形成される。
また、本実施の形態に係るマルチビーム露光装置では、露光ヘッド14に用いる空間光変調素子としてDMDを用いたが、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプの空間光変調素子(SLM;Special Light Modulator)や、電気光学効果により透過光を変調する光学素子(PLZT素子)や、液晶光シャッタ(FLC)等、MEMSタイプ以外の空間光変調素子をDMDに代えて用いることができる。
また、on/off状態のみを取る空間光変調素子に限らず、on/off状態に加え複数の中間値を取り、階調を表現できる空間光変調素子を用いても良い。
なお、MEMSとは、IC製造プロセスを基盤としたマイクロマシニング技術によるマイクロサイズのセンサ、アクチュエータ、そして制御回路を集積化した微細システムの総称であり、MEMSタイプの空間光変調素子とは、静電気力を利用した電気機械動作により駆動される空間光変調素子を意味している。
また、本実施形態に係るマルチビーム露光装置では、露光ヘッド14に用いる2次元光変調器であるDMD20を、複数の画素を選択的にon/offする手段に置き換えて構成しても良い。すなわち、本明細書では、2次元光変調器といったときに、複数の画素を選択的にon/offする手段を含むものとする。この複数の画素を選択的にon/offする手段は、例えば、各画素に対応したレーザビームを選択的にon/offして出射可能にしたレーザ光源で構成し、または、各微小レーザ発光面を各画素に対応して配置することにより面発光レーザ素子を形成し、各微小レーザ発光面を選択的にon/offして発光可能にしたレーザ光源で構成することができる。
なお、本発明のマルチビーム露光装置は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、PS版の露光用セッタとして構成しても良く、また本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その他種々の構成をとり得ることは勿論である。
本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッド部分を示す概略構成図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の屈折を利用した一部画素シフト部材を取り出して示す概略構成斜視図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の屈折を利用した一部画素シフト部材の作用を示す概略説明図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の回折を利用した一部画素シフト部材を取り出して示す概略構成斜視図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の回折を利用した一部画素シフト部材における第1回折部の作用を示す概略説明図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の回折を利用した一部画素シフト部材における第3回折部の作用を示す概略説明図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いる光の偏光を利用した一部画素シフト部材を取り出して示す概略構成斜視図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いるアパーチャアレイを取り出して示す正面図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドで露光する際に露光面に投影される、矩形形状のビームスポットの状態を示す概略説明図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドで露光した際の効果を比較説明するための、露光面に投影されるビームスポットの状態の比較例を示す概略説明図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドに用いるDMDの概略構成を示す斜視図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係る、マルチビーム露光装置の露光ヘッドで露光処理している状態を示す要部の斜視図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係るマルチビーム露光装置における、一部画素シフト部材とアパーチャアレイを隣接して配置した露光ヘッド部分を示す概略構成図である。 本発明のマルチビーム露光装置に関する実施の形態に係るマルチビーム露光装置における、一部画素シフト部材とアパーチャアレイを隣接して配置し、その配置位置を変更した露光ヘッド部分を示す概略構成図である。
符号の説明
12 記録媒体
14 露光ヘッド
16 露光エリア
24 光源ユニット
36 マイクロミラー
48 マイクロレンズアレイ
50 一部画素シフト部材
50A 第1光学部材
50B 第2光学部材
50C 第3光学部材
50D 第1回折部
50E 第2透過部
50F 第3回折部
50G 第1偏光部
50H 第2透過部
50I 第3偏光部
51 アパーチャ
51A アパーチャ
58 偏光板部材
G1 ブロック
G2 ブロック
G3 ブロック

Claims (4)

  1. 記録媒体の露光面上を、複数の露光ビームスポットで走査して露光するマルチビーム露光装置において、
    前記記録媒体の露光面上に投影される2次元的に配列された複数の露光ビームスポットを、走査方向と平行に並ばせるように配設された2次元光変調器と、
    前記2次元光変調器から出射された複数の露光ビームを露光面上に結像させる投影光学系上に配置されて、前記露光面上に結像される各ビームスポットにおける少なくとも走査方向と直交する方向(副走査方向)に広がる光を制限するよう対応した開口として形成されたアパーチャと、
    前記2次元光変調器から出射された複数の露光ビームを、走査方向に対して複数のブロック毎に分けると共に、当該ブロック相互間の相対的な位置を走査方向と直交する方向にシフトさせて前記露光面上に投影させることにより、少なくとも一方の前記ブロックによって露光面上に投影される走査方向と直交する方向に隣接する前記露光ビームスポットで露光される間位置を、他方の前記ブロックによって露光面上に投影される前記露光ビームスポットで露光させる一部画素シフト部材と、
    を有することを特徴とするマルチビーム露光装置。
  2. 前記アパーチャの形状を矩形にしたことを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム露光装置。
  3. 前記アパーチャが、投影光学系上における、前記2次元光変調器の面と共役な位置に複数配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチビーム露光装置。
  4. 前記2次元光変調器の面と共役な位置にマイクロレンズアレイが配置されている光学系において、マイクロレンズの焦点位置又はこれと共役な位置にアパーチャが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム露光装置。
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