JP2006084100A - 電気式床暖房装置 - Google Patents

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Susumu Yamane
進 山根
Shinichi Kurokawa
黒川  真一
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Abstract


【課題】壁部の奥行き寸法が小さい場合であっても、操作部を容易に設置することができ、さらに、居住者に不快感を与えることがない電気式床暖房装置を提供すること。
【解決手段】電気式床暖房装置1は、発熱体11と、壁部23に取り付けられたコントロール部12と、天井裏24に設置される開閉器13とを備える。開閉器13は、外部電源3及び発熱体11間の電力の供給・遮断を行なうスイッチ部132を備える。コントロール部12は、操作パネル121を有しており、コントロール部12と開閉器13とは、電線14,16により接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気式床暖房装置に関する。
従来から、快適な暖房装置として、電気式床暖房装置が使用されている。
この電気式床暖房装置は、床部に配置される発熱部(ヒータ)と、室内の壁部に取り付けられ、前記発熱部への電力の供給・停止の切替を行なう制御装置とを備えている。
発熱部には、制御装置を介して外部電源からの電力が供給される。制御装置は、発熱部及び外部電源間の接続・遮断を行なうリレースイッチであるスイッチ部と、床暖房装置の運転・停止等の設定を行なう操作パネル(操作部)とを備えており、操作パネルからの操作信号に基づいて、スイッチ部の開閉操作が行なわれている。
このような制御装置のスイッチ部は筐体に収納されており、操作パネルは、前記筐体の正面に取り付けられている。そして、操作パネルが室内の壁部から露出するように、筐体が壁部内部に埋設される(特許文献1参照)。
特開2003−185163公報(図9,図10)
前述したように、このような電気式床暖房装置では、スイッチ部を収納した筐体を壁部内部に埋設している。スイッチ部は、その開閉動作により発熱するため、スイッチ部で発生した熱の放熱性を考慮すると、前記筐体をある程度以上の大きさにする必要があり、筐体の小型化を図ることが難しい。
従って、壁部の奥行き寸法が小さいような場合には、筐体を壁部内部に埋設しにくくなり、筐体に設けられた操作パネルの壁部への取り付けが困難となる場合がある。
さらに、壁部内部にスイッチ部を配置しているので、スイッチ部の開閉操作音が、室内に響き、居住者に不快感を与えるという問題がある。
本発明の目的は、壁部の奥行き寸法が小さい場合であっても、操作部を容易に設置することができ、さらに、居住者に不快感を与えることがない電気式床暖房装置を提供することである。
本発明の電気式床暖房装置は、電気を供給することにより発熱する発熱体を備えた電気式床暖房装置において、前記発熱体と外部電源との接続及び遮断を行なうスイッチ部を備えた開閉器と、前記開閉器と電線により接続されたコントロール部とを備え、前記コントロール部は、少なくとも電気式床暖房装置の運転開始・停止の設定を行なう操作部と、この操作部の操作に基づく信号を前記開閉器に送信する信号送信部とを有し、前記信号送信部から、前記電線を介して前記信号を開閉器に送信し、スイッチ部の開閉を行なうことを特徴とする。
このような本発明によれば、発熱体への電力の供給・遮断を行なうスイッチ部を備えた開閉器と、操作部を備えたコントロール部とを別体とし、電線により接続している。そのため、コントロール部と、開閉器とを異なる場所に設置することが可能となる。コントロール部は、操作部を備えているため、使用者の操作性を考慮して、コントロール部のみを、壁部に取り付けることが好ましい。
コントロール部は、スイッチ部を備えていないので、その分、小型化を図ることが可能であり、奥行き寸法が小さい壁部であっても、コントロール部を壁部に容易に取り付けることができる。すなわち、操作部を奥行き寸法が小さい壁部に容易に取り付けることができるのである。
さらに、コントロール部と、開閉器とを異なる場所に設置することが可能であり、コントロール部のみを室内の壁部に取り付け、開閉器を壁部とは異なる他の場所に設置することができる。そのため、開閉器を、例えば、天井裏や、分電盤の設置箇所等の目立たないような場所に設置することができるので、開閉器のスイッチ部の開閉音が室内に響くことがなくなり、居住者の不快感を取り除くことができる。
さらに、従来、スイッチ部を壁部内に設置しているので、外部電源からの電力供給用の電線を壁部内のスイッチ部に接続するとともに、発熱体への電力供給用の電線を壁部内のスイッチ部に接続する必要がある。このように壁部内部の狭い空間で電線の接続を行なう必要があり、接続に手間を要するという問題が生じている。
これに対し、本発明では、コントロール部と、開閉器とを異なる場所に設置することが可能となるので、開閉器を天井裏や、分電盤の設置箇所等の比較的広い場所に配置することが可能となる。開閉器のスイッチ部に対し、外部電源からの電線を接続する場合や、開閉器のスイッチ部に発熱体からの電線を接続する場合であっても、容易に接続を行なうことができる。
この際、前記電線を通る前記信号は、無電圧信号又は有電圧信号であることが好ましい。
ここで、無電圧信号とは、電圧が10V以下又は電圧が0Vの信号のことをいう。
電気設備の技術基準によれば、信号の電圧が60V以下の場合には、配線工事を簡易化することができるので、電線を通る信号を無電圧信号とすれば、電線の配線工事を簡易化することができる。
また、信号を有電圧信号とした場合であっても、開閉器及びコントロール部を接続する電線は、信号を通す電線であるため、電線の径を小さくすることができる。コントロール部を壁部に取り付け、開閉器を天井裏等に設置する場合には、電線を壁部を介して天井裏まで通さなくてはならないが、電線の径が小さいため、容易に配線を行なうことができる。
さらに、本発明では、前記コントロール部と、前記開閉器との間には電力を供給するための電線が配置され、前記コントロール部には、前記外部電源から、前記開閉器に供給された電力の一部が、電力供給用の前記電線を介して供給されることが好ましい。
このような本発明によれば、コントロール部と、開閉器とを電力供給用の電線及び、信号通信用の電線で接続することで、電力の供給と、信号の通信とを行なうことができる。
そのため、電力供給用の電線及び、信号通信用の電線を束ねて、1本のケーブルとすれば、コントロール部及び開閉器をケーブルで接続するだけで、開閉器からのコントロール部への電力の供給、開閉器及びコントロール部間の信号の通信の双方を可能とすることができる。
従って、コントロール部と外部電源とを電力供給用の電線で接続し、コントロール部と、開閉器とを信号通信用の電線で接続する場合に比べ、接続作業が簡略化される。
さらに、本発明では、前記操作部は、電気式床暖房装置の運転開始・停止の設定に加え、室内の温度設定を行なうものであり、前記コントロール部は、室内の温度を検出する温度検出手段と、前記操作部にて設定した設定温度を記憶する記憶手段と、前記温度検出手段で検出した温度と、前記記憶手段に記憶された設定温度とを比較する比較判別手段とを備え、前記比較判別手段での判別結果に基づく信号は、前記電線を介して開閉器に送られ、この信号に基づいて、前記開閉器のスイッチ部の開閉が行なわれることが好ましい。
このような本発明によれば、コントロール部は、室内の温度を検出する温度検出手段を備えており、この温度検出手段で検出した温度と設定温度とを比較して、スイッチ部の開閉を制御しているので、室内の温度を設定温度に確実に近づけることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態の電気式床暖房装置1が示されている。
この電気式床暖房装置1は、建物の室内21の床部22に配置される発熱体11と、前記室内21の壁部23に取り付けられたコントロール部12と、開閉器13とを備える。
発熱体11(11A〜11D)は、電気により熱を発生するものであり、本実施形態では、面状の電熱ボードとなっている。電熱ボードの内部には、ニクロム線が配置されており、ニクロム線に電気を通すことで、発熱する構成となっている。
この発熱体11は、床部22を構成するフローリング材221の下面に、複数枚、例えば4枚、配置されている。また、発熱体11の周囲には、合板222が配置され、発熱体11が固定されている。
開閉器13は、コントロール部12からの制御信号に基づいて、外部電源3と、発熱体11との接続・遮断を行なうものである。
この開閉器13は、室内21の壁部23には取り付けられていない。開閉器13は、目立たず、比較的広いスペース、例えば、天井裏、分電盤が設置された場所、台所の冷蔵庫の裏、さらには、押し入れ等に設置される。本実施形態では、開閉器13は、天井裏24に設置されている。
開閉器13は、図2に示すように、外部電源3からの電力を受ける電源回路131と、この電源回路131に供給された電力の各発熱体11(11A〜11B)への供給・遮断を行なうスイッチ部132(132A〜132D)と、電圧制御手段133と、スイッチ部132の開閉の制御を行なう開閉制御手段134と、コントロール部12からの制御信号を受信する信号受信部135と、これらを収容する筐体136(図1参照)を備える。
電源回路131は、電源ケーブル137を介して外部電源3に接続される。この電源回路131に供給された電力は、開閉制御手段134及び電圧制御手段133に供給される。また、この電源回路131には、電線14が接続されており、この電線14を介して、電源回路131に供給された電力の一部が、コントロール部12に供給される。
電圧制御手段133は、電源回路131及び複数のスイッチ部132に接続されている。この電圧制御手段133は、コントロール部12から送信され、信号受信部135で受信した信号に基づいて、電源回路131からスイッチ部132に供給される電気の電圧を制御する。
スイッチ部132(132A〜132D)は、各発熱体11に応じて、複数個設けられており、本実施形態では、4つ設けられている。このスイッチ部132は、有接点式のリレースイッチであり、開閉制御手段134からの電磁作用により、開閉する構造となっている。
スイッチ部132の電流容量としては、例えば、20Aである。この各スイッチ部132と、各発熱体11とは電線15により接続されている。この電線15は、図1に示すように、天井裏24から、壁部23内部を通り、床部22のフローリング材221の下面に配置された発熱体11まで延びている。
なお、本実施形態では、スイッチ部132は、有接点式のリレースイッチであるとしたが、これにかぎらず、無接点式のリレースイッチであってもよい。
開閉制御手段134は、コントロール部12から送信され、信号受信部135で受信した信号に基づいて、スイッチ部132の開閉を制御する。
筐体136は、電源回路131と、スイッチ部132、電圧制御手段133、開閉制御手段134、信号受信部135を収容するものである。この筐体136は、図1に示すように、直方体の箱型形状であり、例えば、縦(H1)300mm×横(H2)300mm×奥行き寸法(H3)120〜150mmである。
なお、筐体136内部のスイッチ部132は、その開閉により熱を発生するため、この熱を逃がすために、筐体136に放熱板等を設けても良い。
コントロール部12は、図1に示すように、筐体120と、筐体120表面に取り付けられた操作パネル(操作部)121とを備える。
操作パネル121は、平面略矩形形状であり、各種の操作ボタン121Bを備えている。例えば、操作パネル121は、床暖房装置1のON/OFFを行なう運転ボタン、室内21の温度設定を行なう温度設定ボタン等を備えている。また、操作パネル121は、表示部121Aを備えており、この表示部121Aに操作ボタン121Bにより設定された設定温度等が表示される。
筐体120には、室内21の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ122が取り付けられている(図2参照)。また、筐体120内部には、図示しない回路基板が配置されている。
この回路基板上には、図2に示すように、操作信号受信部123と、センサ信号受信部124と、記憶手段125と、CPU等から構成される制御部126と、信号送信部127と、電源回路128とが配置されている。
操作信号受信部123は、操作パネル121での操作ボタン121Bの押下を検出し、これに基づく操作信号を受け付け、受け付けた操作信号を制御部126に出力する。
センサ信号受信部124は、温度センサ122で検出したセンサ信号を受ける部分であり、センサ信号受信部124で検出されたセンサ信号は、センサ信号受信部でデジタル信号に変換される。変換された信号は、制御部126に出力される。
記憶手段125は、操作パネル121で設定した温度を記憶する。
制御部126は、操作信号受信部123及びセンサ信号受信部124からの信号に基づいて、制御信号を生成し、信号送信部127や、表示部121Aに出力する。
例えば、操作パネル121の操作ボタン121Bを操作し、温度設定を行なうと、操作信号が、操作信号受信部123を介して制御部126に入力され、制御信号が生成される。この制御信号に基づいて、表示部121Aが駆動し、設定温度の温度表示が行なわれる。
また、操作パネル121の操作ボタン121Bを操作し、温度設定を行なうと、記憶手段125に設定温度が記憶されるが、この制御部126では、記憶された設定温度と、センサ信号受信部124から入力された検出温度とを比較し、その差を求める。差が所定値以上である場合には、所定の制御信号を生成し、信号送信部127から前記制御信号を開閉器13に送信する。すなわち、制御部126は、本発明の比較判別手段としての役割を果たす。
信号送信部127は、所定の制御信号を開閉器13に出力するものであり、開閉器13の信号受信部135と電線16により接続されている。本実施形態では、電線16を介して、コントロール部12及び開閉器13間でやり取りされる信号は、例えば100Vの有電圧信号である。
電源回路128は、制御部126等に電源を供給するためのものであり、開閉器13の電源回路131と電線14を介して接続されている。すなわち、コントロール部12には、開閉器13を介して外部電源3からの電力が供給されることとなる。
なお、コントロール部12及び開閉器13を接続する電力用の電線14と、信号通信用の電線16とは、束ねられ、1本のケーブル17(図1参照)として構成されている。
このケーブル17は、開閉器13が設置された天井裏24から、壁部23内部を通り、コントロール部12に接続される。
以上のような、コントロール部12は、図1に示すように、室内の壁部23に取り付けられ、筐体120が壁部23内部に埋設されるとともに、操作パネル121が壁部23表面から露出する。
コントロール部12の筐体120は奥行き寸法T1(操作パネル121のパネル面と直交する方向の寸法)が40mm以下であることが好ましく、特に30mm以下、さらには、20mm前後であることが好ましい。
また、操作パネル121の大きさは、縦(図1中のT2)120mm以下×横(図1中のT3)116mm以下であることが好ましい。
例えば、コントロール部12の大きさ形状は、縦120mm×横116mm×奥行き寸法36.5mm、又は縦120mm×横70mm×奥行き寸法36.5mm程度である。
このような大きさ形状のコントロール部12では、筐体120が壁部23内部に21.5mm程度埋設することとなる。
次に、電気式床暖房装置1の駆動について説明する。
まず、使用者が、操作パネル121の操作ボタン121Bを押し、床暖房装置1の運転を開始する。操作ボタン121Bの押下により、発生した操作信号が操作信号受信部123で受信される。この操作信号受信部123で受信された操作信号は、制御部126に出力される。制御部126では、この操作信号を信号送信部127に出力し、操作信号は、電線16を介して、開閉器13に送られる。
開閉器13の信号受信部135では、前記操作信号を受信し、この操作信号は、開閉制御手段134に送信される。これにより開閉制御手段134では、操作信号に基づく電磁力が発生し、これにより、スイッチ部132が閉まることとなる。すると、発熱体11には、電源回路131から電力が供給されることとなり、発熱体11が発熱を開始する。
次に、使用者が操作パネル121を操作し、操作ボタン121Bを押下して、温度設定を行なうと、操作信号が発生し、この操作信号は、操作信号受信部123で受信される。そして、操作信号は、制御部126を介して、記憶手段125に出力される。記憶手段125では、この信号に基づく設定温度を記憶する。
一方、コントロール部12の温度センサ122は、室内21の温度を検出し、温度センサ122によるセンサ信号がセンサ信号受信部124で受信される。このセンサ信号は、デジタル信号に変換されて制御部126に出力される。
制御部126では、記憶手段125に記憶した設定温度を読み出し、センサ信号に基づく温度(検出温度)と、設定温度とを比較する。検出温度が、設定温度を所定値以上、例えば、1℃以上超えると判断した場合には、制御部126で所定の制御信号を生成する。生成した制御信号は、信号送信部127、開閉器13の信号受信部135を介して、開閉制御手段134に送信される。そして開閉制御手段134では、制御信号に基づいて、電磁力の発生が停止され、スイッチ部132が開く。これにより、発熱体11への電力の供給が停止され、発熱が停止される。
一方、制御部126で検出温度が、設定温度を超えるものの、その温度差が所定値未満であると判断した場合には、制御部126では、前記制御信号と異なる他の制御信号を生成する。他の制御信号は、信号送信部127、開閉器13の信号受信部135を介して、電圧制御手段133に送信される。電圧制御手段133では、この他の制御信号に基づいて、スイッチ部132に供給されている電圧を弱め、発熱体11の発熱量を低減させる。これにより、発熱体11の発熱量が調整されることとなる。
なお、制御部126で検出温度が、設定温度を超えないと判断した場合には、制御部126では制御信号が生成されず、発熱体11の発熱量の調整等は行なわれない。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)発熱体11への電力の供給・遮断を行なうスイッチ部132を備えた開閉器13と、操作パネル121を備えたコントロール部12とを別体とし、電線14,16により接続している。そのため、コントロール部12と、開閉器13とを異なる場所に設置することが可能となる。コントロール部12は、操作パネル121を備えているため、コントロール部12のみを室内21の壁部23に取り付ければよい。そして、このコントロール部12は、スイッチ部を備えていないので、その分、薄型化されたものとなっており、奥行き寸法が小さい壁部23であっても、コントロール部12を壁部23に容易に取り付けることができる。すなわち、操作パネル121を容易に壁部23に取り付けることができるのである。
また、このコントロール部12は、スイッチ部を備えておらず、薄型化されたものとなるため、壁部23に取り付けた際に、壁部23から大きく突出することがなく、外観が良好なものとなる。
本実施形態では、コントロール部12の大きさ形状は、縦(T2)120mm×横(T3)116mm×奥行き寸(T1)36.5mm、又は縦(T2)120mm×横(T3)70mm×奥行き寸法(T1)36.5mm程度となる。これに対し、従来の壁部に取り付けられていた制御装置の大きさ寸法は、縦120mm×横116mm×奥行き寸法56.5mm、又は縦120mm×横70mm×奥行き寸法56.5mm程度である。すなわち、本実施形態のコントロール部12の奥行き寸法(T1)は、従来の制御装置の奥行き寸法に比べ、20mm程度薄くなるのである。
(2)さらに、コントロール部12と、開閉器13とを異なる場所に設置することが可能であるため、開閉器13を比較的広いスペースを備えた天井裏24に設置することができる。これにより、開閉器13の大きさの制限が緩和される。そのため、スイッチ部132の数を増加させることも可能となり、発熱体11の数を増やし、発熱体11で加熱できる床部22の面積を大きくすることが可能となる。
(3)また、開閉器13を天井裏24に配置することができるので、開閉器13のスイッチ部132の開閉音が室内の響くことがなく、居住者の不快感を取り除くことができる。
さらに開閉器13と、コントロール部12とを別体とすることで、開閉器13を天井裏24等の比較的広い場所に設置できるので、開閉器13の点検や、開閉器13と発熱体11とを接続する電線15の配線変更等を容易に行なうことができる。
(4)従来、スイッチ部を壁部内に設置していたので、外部電源からの電力供給用の電線を壁部内のスイッチ部に接続するとともに、発熱体への電力供給用の電線を壁部内のスイッチ部に接続する必要があった。このように壁部内部の狭い空間でスイッチ部と電線との接続を行なう必要があり、接続に手間を要するという問題が生じていた。
これに対し、本実施形態では、コントロール部12と、開閉器13とを異なる場所に設置することが可能であるため、開閉器13を天井裏24等の比較的広い場所に配置することができる。そのため、開閉器13のスイッチ部132に対し、電線15、電源ケーブル137を接続する際には、比較的広い場所で作業を行なうことができるので接続に手間を要しない。
(5)さらに、開閉器13と、コントロール部12とを接続する通信用の電線16は、信号を通す電線であるため、電線16の径を小さくすることができる。コントロール部12を壁部23に取り付け、開閉器13を天井裏24に設置する場合には、電線16を壁部23を介して天井裏24まで通さなくてはならないが、電線16の径が小さいため、容易に配線を行なうことができる。
(6)また、本実施形態では、コントロール部12には、開閉器13を介して電力が供給されており、電力供給用の電線14と、信号通信用の電線16とを束ねて1本のケーブル17としている。従って、コントロール部12と開閉器13を1本のケーブル17で接続するだけで、コントロール部12への電力の供給と、コントロール部12及び開閉器13間の信号の通信とを可能とすることができる。従って、コントロール部12に外部電源3からの電力供給用の電線を接続するとともに、コントロール部12及び開閉器13間を通信用の電線で接続する場合に比べ、配線作業が簡略化される。
(7)さらに、本実施形態では、コントロール部12に温度センサ122を設け、この温度センサ122で検出した検出温度と、操作パネル121で設定した設定温度とを比較し、比較結果に基づいて、発熱体11に供給する電力を制御している。これにより、室内21の温度を設定温度に確実に近づけることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、発熱体11は、ニクロム線を備えるものとし、コントロール部12での制御信号に基づいて、発熱体11の発熱が調整されるとしたが、これに限らず、例えば、発熱体をPTCヒータとしてもよい。PCTヒータとすれば、温度の上昇とともに、電気抵抗値が増大するので、一定温度に達した場合に、電流が流れなくなる。これにより、発熱体の過熱を防止することができる。
さらに、前記実施形態では、床部22を構成するフローリング材221の下面に発熱体11を配置したが、これに限らず、発熱体11の表裏面に、床材を接着し、発熱体と床部を構成する床材とを一体化させてもよい。
また、発熱体11の下面に蓄熱材を貼り付けて、蓄熱材と一体化させてもよい。
さらに、前記実施形態では、発熱体11を電熱ボードとしたが、これに限らず、電熱ボードに比べ柔軟性のある電熱マットであってもよく、また、電熱ボード、電熱マットよりも薄いシート状の電熱シートであってもよい。
前記実施形態では、コントロール部12は、温度センサ122による温度調整機能を備えるものとしたが、温度センサ122による温度調整機能のみならず、例えば、タイマー機能等を備えるものとしてもよい。コントロール部12にカウンターを設け、設定した時間が経過すると、制御部126で制御信号を生成し、開閉器13のスイッチ部132の開閉を制御するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、コントロール部12の温度センサ122で検出した温度に基づいて、開閉器13のスイッチ部132の開閉制御、開閉器13から発熱体11に出力される電気の電圧の制御を行い、発熱体11の発熱量の調整を行なっていたが、これに限られるものではない。例えば、所定時間ごとにスイッチ部132の開閉を行なうようにスイッチ部132を制御し、発熱体11の発熱量の調整を行なっても良い(間欠運転機能)。コントロール部12又は開閉器13にカウンターを設け、カウンターで設定した時間が経過すると、所定の制御信号が生成され、この制御信号に基づいて、開閉器13の開閉制御手段134がスイッチ部132の開閉を行なうようにすればよい。
また、コントロール部又は開閉器に設けられたカウンターで時間をカウントし、カウンターで設定した時間が経過すると、所定の制御信号が生成され、この制御信号に基づいて、所定時間ごとに複数のスイッチ部132が交互に開閉するように設定してもよい(交互運転機能)。
さらに、コントロール部12の温度センサ122で室温を検出するのではなく、建物の室内21の床部22に床部22の温度を検出する温度センサ(床温センサ)を設け、この温度センサに基づいて、開閉器13のスイッチ部132の開閉制御、開閉器13から発熱体11に出力される電気の電圧の制御を行い、発熱体11の発熱量の調整を行なってもよい。
また、コントロール部12に、他の機器、例えば、携帯電話等からの信号を受け付けるHA端子等を設けても良い。このようにすることで、携帯電話を操作することで、所定の操作信号を生成することができ、使用者の利便性を向上させることができる。
また、前記実施形態では、コントロール部12が制御部126を備えるものとしたが、これに限らず、制御部126を開閉器13に搭載してもよい。
さらに、前記実施形態では、床暖房装置1は、発熱体11を複数備えるとしたが、これに限らず、発熱体11は1つであってもよい。
また、前記実施形態では、開閉器13を介して外部電源3からの電力の一部を、コントロール部12に供給していたが、これに限らず、外部電源3からコントロール部12に直接、電力を供給してもよい。
さらに、前記実施形態では、コントロール部12から電線16を介して、開閉器13に送信される信号は有電圧信号であるとしたが、無電圧信号としてもよい。電気設備の技術基準によれば、信号の電圧が60V以下の場合には、配線工事を簡易化することができるので、電線を通る信号を無電圧信号とすれば、電線の配線工事が簡単となる。
本発明は、電気式床暖房装置に利用できる。
本発明の一実施形態にかかる電気式床暖房装置を示す斜視図である。 前記電気式床暖房装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電気式床暖房装置
3 外部電源
11 発熱体
12 コントロール部
13 開閉器
14 電線
15 電線
16 電線
21 室内
121 操作パネル(操作部)
122 温度センサ
126 制御部(比較判別手段)
132 スイッチ部

Claims (4)

  1. 電気を供給することにより発熱する発熱体を備えた電気式床暖房装置において、
    前記発熱体と外部電源との接続及び遮断を行なうスイッチ部を備えた開閉器と、
    前記開閉器と電線により接続されたコントロール部とを備え、
    前記コントロール部は、少なくとも電気式床暖房装置の運転開始・停止の設定を行なう操作部と、この操作部の操作に基づく信号を前記開閉器に送信する信号送信部とを有し、前記信号送信部から、前記電線を介して前記信号を開閉器に送信し、スイッチ部の開閉を行なうことを特徴とする電気式床暖房装置。
  2. 請求項1に記載の電気式床暖房装置において、
    前記電線を通る前記信号は、無電圧信号又は有電圧信号であることを特徴とする電気式床暖房装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気式床暖房装置において、
    前記コントロール部と、前記開閉器との間には電力を供給するための電線が配置され、
    前記コントロール部には、前記外部電源から、前記開閉器に供給された電力の一部が、電力供給用の前記電線を介して供給されることを特徴とする電気式床暖房装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の電気式床暖房装置において、
    前記操作部は、電気式床暖房装置の運転開始・停止の設定に加え、室内の温度設定を行なうものであり、
    前記コントロール部は、室内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記操作部にて設定した設定温度を記憶する記憶手段と、
    前記温度検出手段で検出した温度と、前記記憶手段に記憶された設定温度とを比較する比較判別手段とを備え、
    前記比較判別手段での判別結果に基づく信号は、前記電線を介して開閉器に送られ、この信号に基づいて、前記開閉器のスイッチ部の開閉が行なわれることを特徴とする電気式床暖房装置。
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WO2015167301A1 (ko) * 2014-04-30 2015-11-05 김광영 설 하중에 의한 건축물 붕괴방지를 위한 기능성 지붕구조

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