JP2006083991A - 遊星ローラネジ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊星ローラネジ装置の初動時の騒音を低減する手段を提供する。
【解決手段】外周面に軸ネジを形成した中央軸と、内周面にナットネジを形成した円筒状のナットと、軸ネジとナットネジとに噛合うローラネジを外周面に形成した複数の遊星ローラと、遊星ローラの両端を保持する保持器とを備えた遊星ローラネジ装置において、遊星ローラを軸方向に付勢する押圧機構を設け、この押圧機構を少なくとも2本の遊星ローラの一方の端面と保持器との間に配置し、押圧機構の付勢方向をそれぞれ反対方向にすることにより擬似的な予圧状態を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】外周面に軸ネジを形成した中央軸と、内周面にナットネジを形成した円筒状のナットと、軸ネジとナットネジとに噛合うローラネジを外周面に形成した複数の遊星ローラと、遊星ローラの両端を保持する保持器とを備えた遊星ローラネジ装置において、遊星ローラを軸方向に付勢する押圧機構を設け、この押圧機構を少なくとも2本の遊星ローラの一方の端面と保持器との間に配置し、押圧機構の付勢方向をそれぞれ反対方向にすることにより擬似的な予圧状態を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、射出成形機やプレス成形機等の機械装置の送り機構や自動車用アクチュエータ等に用いられる遊星ローラネジ装置に関する。
従来の遊星ローラネジ装置は、外周面に軸ネジを形成した中央軸と内周面にナットネジを形成したナットとの間にこれらのネジと噛合うローラネジを有する複数の遊星ローラを保持器に保持させて配置し、遊星ローラの両側に遊星ピニオンギアを設けて遊星ローラの中央軸周りの自転や公転を案内にしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭59−147151号公報(第1頁右下欄−第2頁左上欄、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、ローラネジをナットネジと軸ネジとに単に噛合わせる構成としているため、それぞれのネジのネジ面の間にバックラッシュが存在し、遊星ローラネジ装置の運転の開始時や往復運動の方向転換時等の初動時にネジ面同士が衝突して騒音が発生するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、遊星ローラネジ装置の初動時の騒音を低減する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、遊星ローラネジ装置の初動時の騒音を低減する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、外周面に軸ネジを形成した中央軸と、内周面にナットネジを形成した円筒状のナットと、前記軸ネジと前記ナットネジとに噛合うローラネジを外周面に形成した複数の遊星ローラと、該遊星ローラの両端を保持する保持器とを備えた遊星ローラネジ装置において、前記遊星ローラを軸方向に付勢する押圧機構を設け、該押圧機構を少なくとも2本の遊星ローラの一方の端面と保持器との間に配置し、該押圧機構の付勢方向をそれぞれ反対方向としたことを特徴とする。
これにより、本発明は、遊星ローラネジ装置の運転の開始時や往復運動の方向転換時等の初動時に押圧機構によりネジ面同士の衝撃を緩和することができ、ネジ面同士の衝突に伴う騒音を低減することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による遊星ローラネジ装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の遊星ローラネジ装置を示す断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実施例1の押圧機構を示す断面図である。なお図1は図2に示すB−O−B断面線に沿った断面図である。
図1、図2において、1は遊星ローラネジ装置である。
2は遊星ローラネジ装置1の中央軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には軸ネジ3が所定のピッチPおよびリードで螺旋状に形成されている。
図1、図2において、1は遊星ローラネジ装置である。
2は遊星ローラネジ装置1の中央軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には軸ネジ3が所定のピッチPおよびリードで螺旋状に形成されている。
4は遊星ローラネジ装置1のナットであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その内周面には多条のナットネジ5が軸ネジ3と同じピッチPで形成されている。
6a、6bは遊星ローラ(これらを総称する場合は遊星ローラ6という。)であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、両方の端面7には円柱状に突出した軸部8が形成されており、両方の端面7の間の外周面には軸ネジ3と同じピッチPでローラネジ9が形成されている。
6a、6bは遊星ローラ(これらを総称する場合は遊星ローラ6という。)であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、両方の端面7には円柱状に突出した軸部8が形成されており、両方の端面7の間の外周面には軸ネジ3と同じピッチPでローラネジ9が形成されている。
また、遊星ローラ6の両方の軸部8の内側に隣接して遊星ローラ6と同軸に平歯車を形成した遊星ピニオンギア10が設けられており、両方の遊星ピニオンギア10の間のローラネジ9が軸ネジ3とナットネジ5とに嵌合する。
11は保持器であり、樹脂材料や金属材料で製作された円環状部材であって、遊星ローラ6の軸部8が嵌合する保持孔11aが所定の角度ピッチで複数設けられており、遊星ローラ6の軸部8を保持孔11aで保持して中央軸2とナット4の間に複数の遊星ローラ6を所定の角度ピッチで配置する。本実施例では8本の遊星ローラ6がナット4と中央軸2の間に等角度ピッチで配置されている。
11は保持器であり、樹脂材料や金属材料で製作された円環状部材であって、遊星ローラ6の軸部8が嵌合する保持孔11aが所定の角度ピッチで複数設けられており、遊星ローラ6の軸部8を保持孔11aで保持して中央軸2とナット4の間に複数の遊星ローラ6を所定の角度ピッチで配置する。本実施例では8本の遊星ローラ6がナット4と中央軸2の間に等角度ピッチで配置されている。
12はC型輪止め等の抜止部材であり、保持器11の外側に配置され、ナット4の内側に設けられた取付溝4aに嵌め込まれて取付けられる。これにより保持器11の軸方向の移動が制限され、保持器11の脱落が防止される。
13はリングギアであり、保持器11に保持された小径の平歯車である遊星ピニオンギア10に噛合う内歯の平歯車であって、ナット4の内側に設けられたリングギア嵌合部4bに圧入等により固定され、遊星ピニオンギア10がリングギア13に噛合うことにより遊星ローラ6の公転を案内する。
13はリングギアであり、保持器11に保持された小径の平歯車である遊星ピニオンギア10に噛合う内歯の平歯車であって、ナット4の内側に設けられたリングギア嵌合部4bに圧入等により固定され、遊星ピニオンギア10がリングギア13に噛合うことにより遊星ローラ6の公転を案内する。
図3において、15は押圧機構である。
16はバネ部材としての皿バネであり、バネ鋼等の板材で製作される。
17は摺動部材であり、樹脂材料等の比較的摩擦係数の小さい材料で形成された平ワッシャ状部材である。
本実施例の押圧機構15は、中央部の孔に軸部8を挿入した2枚の摺動部材17と2枚の皿バネ16とにより構成され、摺動部材17の間に皿バネ16の小径側を突き合わせて設置し、摺動部材17の間を押縮めることにより付勢力を発揮する。
16はバネ部材としての皿バネであり、バネ鋼等の板材で製作される。
17は摺動部材であり、樹脂材料等の比較的摩擦係数の小さい材料で形成された平ワッシャ状部材である。
本実施例の押圧機構15は、中央部の孔に軸部8を挿入した2枚の摺動部材17と2枚の皿バネ16とにより構成され、摺動部材17の間に皿バネ16の小径側を突き合わせて設置し、摺動部材17の間を押縮めることにより付勢力を発揮する。
また、押圧機構15は、図1に示すように遊星ローラ6a、6bの一方の端面7と保持器11との間に押縮められて配置され、その円周方向の配置は図2に示すように偶数に設定された遊星ローラ6の一端に押圧機構15が配置された遊星ローラ6aと、他端に押圧機構15が配置された遊星ローラ6bとが交互に配置される。これにより遊星ローラ6は交互に軸方向に付勢される。
上記の中央軸2の軸ネジ3とナット4のナットネジ5とに、保持器11に保持されてリングギア13と遊星ピニオンギア10により公転を案内され、押圧機構15により交互に軸方向に付勢された遊星ローラ6のローラネジ9が嵌合し、中央軸2を回転させることによって遊星ローラ6が中央軸2の周りを自転しながら公転してナット4を軸方向に移動させる。これにより中央軸2の回転運動がナット4の直線運動に変換される。
上記の構成の作用について説明する。
図4は実施例1のローラネジの押圧状態を示す説明図である。
図4に示す遊星ローラ6aは、図において右側に押圧機構15が設けられており、押圧機構15の付勢力により矢印Cで示す方向(C方向という。)に押圧されている。
この押圧によって、ローラネジ9の軸ネジ3側のネジ面およびナットネジ5側のネジ面は、図4にDで示すナローラネジ9のネジ面(D面という。)、つまり押圧機構15が設けられている反対側がこれに対向する軸ネジ3およびナットネジ5のネジ面に押圧された状態となる。
図4は実施例1のローラネジの押圧状態を示す説明図である。
図4に示す遊星ローラ6aは、図において右側に押圧機構15が設けられており、押圧機構15の付勢力により矢印Cで示す方向(C方向という。)に押圧されている。
この押圧によって、ローラネジ9の軸ネジ3側のネジ面およびナットネジ5側のネジ面は、図4にDで示すナローラネジ9のネジ面(D面という。)、つまり押圧機構15が設けられている反対側がこれに対向する軸ネジ3およびナットネジ5のネジ面に押圧された状態となる。
押圧機構15が図4において左側に設けられている遊星ローラ6bの場合は、押圧機構15の付勢力により矢印Cと反対方向(反C方向という。)に押圧されるので、図4にEで示すローラネジ9のネジ面(E面という。)が軸ネジ3およびナットネジ5のネジ面に押圧された状態となる。
図4の押圧状態において、中央軸2を回転させてナット4を反C方向に移動させる場合は、中央軸2が回転して遊星ローラ6が公転しながら自転し始めると、ナット4が反C方向に移動し、これに伴う軸方向荷重がC方向に負荷される。
図4の押圧状態において、中央軸2を回転させてナット4を反C方向に移動させる場合は、中央軸2が回転して遊星ローラ6が公転しながら自転し始めると、ナット4が反C方向に移動し、これに伴う軸方向荷重がC方向に負荷される。
この時、遊星ローラ6aは中央軸2の回転に伴って押圧機構15によりC方向に付勢され、ナットネジ5とD面を摺接しながら反C方向に移動するので、ローラネジ9のE面がナットネジ5のネジ面に当接するときの衝撃力を緩和する。これにより初動時の騒音を低減することができる。
また、押圧機構15の摺動部材17が比較的摩擦係数の小さい材料で形成されているので遊星ローラ6aの自転に伴う摩擦損失を低減することができる。
また、押圧機構15の摺動部材17が比較的摩擦係数の小さい材料で形成されているので遊星ローラ6aの自転に伴う摩擦損失を低減することができる。
図4の押圧状態において、中央軸2を回転させてナット4をC方向に移動させる場合は、中央軸2が回転して遊星ローラ6が公転しながら自転し始めると、ナット4がC方向に移動し、これに伴う軸方向荷重が反C方向に負荷される。
この時、ローラネジ9のE面が押圧されている遊星ローラ6bが中央軸2の回転に伴って押圧機構15により反C方向に付勢され、軸ネジ3とE面を摺接しながらC方向に移動するので、遊星ローラ6aのローラネジ9のE面が軸ネジ2のネジ面に当接するときの衝撃力を緩和する。これにより初動時の騒音を低減することができる。
この時、ローラネジ9のE面が押圧されている遊星ローラ6bが中央軸2の回転に伴って押圧機構15により反C方向に付勢され、軸ネジ3とE面を摺接しながらC方向に移動するので、遊星ローラ6aのローラネジ9のE面が軸ネジ2のネジ面に当接するときの衝撃力を緩和する。これにより初動時の騒音を低減することができる。
このように、本実施例では遊星ローラ6a、6bが押圧機構15により交互に軸方向に付勢されてそれぞれの反対方向の付勢力により擬似的に予圧状態を形成しているので、遊星ローラネジ装置の運転の開始時や往復運動の方向転換時等の初動時にネジ面同士の衝撃を緩和してこれに伴う騒音を低減させることができる。
このことは、遊星ローラ6a、6bの配置を図5に示す配置としても同様である。
このことは、遊星ローラ6a、6bの配置を図5に示す配置としても同様である。
図5は実施例1の押圧機構の他の配置を示す説明図である。なお図5は図1に示すA−A断面線に沿った断面図である。
図5に示す押圧機構15の配置は、遊星ローラ6a、6bを同数とし、ナット4の円周方向を180度で2等分した場合に遊星ローラ6a、6bがそれぞれの側で同数となるように配置されている。
図5に示す押圧機構15の配置は、遊星ローラ6a、6bを同数とし、ナット4の円周方向を180度で2等分した場合に遊星ローラ6a、6bがそれぞれの側で同数となるように配置されている。
このような配置においても、遊星ローラ6a、6bがそれぞれC方向、反C方向に付勢されているので、上記と同様に擬似的な予圧状態を形成してネジ面の衝突に伴う騒音を低減させることができる。
なお、押圧機構15の配置は、全ての遊星ローラ6に配置する必要はなく、使用荷重に応じて押圧機構15の数を減じてもよい。この場合に押圧機構15を配置する遊星ローラ6の本数は押圧方向を反対にした遊星ローラ6がそれぞれ1本、つまり押圧機構15を配置する遊星ローラ6の本数は2本あれば足り、使用荷重に応じて適宜に定めればよい。また遊星ローラ6の総本数は、偶数に限らず、奇数であってもよい。
なお、押圧機構15の配置は、全ての遊星ローラ6に配置する必要はなく、使用荷重に応じて押圧機構15の数を減じてもよい。この場合に押圧機構15を配置する遊星ローラ6の本数は押圧方向を反対にした遊星ローラ6がそれぞれ1本、つまり押圧機構15を配置する遊星ローラ6の本数は2本あれば足り、使用荷重に応じて適宜に定めればよい。また遊星ローラ6の総本数は、偶数に限らず、奇数であってもよい。
以上説明したように、本実施例では、一方の端面と保持器との間に押圧機構を配置した遊星ローラを少なくとも2本設け、それぞれの押圧機構の付勢方向を反対方向としたことによって、擬似的な予圧状態を形成することができ、遊星ローラネジ装置の運転の開始時や往復運動の方向転換時等の初動時に押圧機構によりネジ面同士の衝撃を緩和することが可能になり、ネジ面同士の衝突に伴う騒音を低減することができる。
また、遊星ローラの総本数を偶数とし、押圧機構の付勢方向をそれぞれ同数としたことによって、ローラネジによりナットネジと軸ネジとを均等に押圧することができ、初動時における騒音を更に低減することができる。
更に、押圧機構の付勢方向を交互に配置するようにしてことによって、ローラネジによる押圧の均等性を更に高めることができ、初動時における騒音を更に低減することができると共に遊星ローラネジ装置の動作の安定性を高めることができる。
更に、押圧機構の付勢方向を交互に配置するようにしてことによって、ローラネジによる押圧の均等性を更に高めることができ、初動時における騒音を更に低減することができると共に遊星ローラネジ装置の動作の安定性を高めることができる。
図6は実施例2の遊星ローラネジ装置を示す断面図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、21は押圧機構であり、押圧機構15が配置されている遊星ローラ6a、6bの一方の端部の反対側、つまり他方の端面7と保持器11の間に配置された押圧機構であって、その付勢力は押圧機構15より弱く設定されている。なお押圧機構21の構成は押圧機構15の構成と同様である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6において、21は押圧機構であり、押圧機構15が配置されている遊星ローラ6a、6bの一方の端部の反対側、つまり他方の端面7と保持器11の間に配置された押圧機構であって、その付勢力は押圧機構15より弱く設定されている。なお押圧機構21の構成は押圧機構15の構成と同様である。
このように構成すると、実施例1で図4を用いて説明したナット4のC方向および反C方向への移動の際に、ローラネジ9のE面がナットネジ5のネジ面または軸ネジ3のネジ面に当接するときに押圧機構21の付勢力が作用して更にその衝撃力を緩和し、ネジ面の衝突に伴う騒音を更に低減することができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、遊星ローラの両方の端部に押圧機構を配置し、一方の付勢力を強くし、他方の付勢力を弱く設定するようにしたことによって、初動時におけるローラネジとナットネジまたは軸ネジのネジ面同士の衝撃力を更に緩和することができ、これに伴う騒音を更に低減することができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、遊星ローラの両方の端部に押圧機構を配置し、一方の付勢力を強くし、他方の付勢力を弱く設定するようにしたことによって、初動時におけるローラネジとナットネジまたは軸ネジのネジ面同士の衝撃力を更に緩和することができ、これに伴う騒音を更に低減することができる。
なお、上記各実施例においては、押圧機構の摺動部材は樹脂材料で製作するとして説明したが、摺動部材に用いる材料はポリテトラフルオロエチレン等の低摩擦性の樹脂材料であってもよく、含油焼結金属や含油樹脂材料であってもよい。
また、押圧機構のバネ部材は、小径側を突き合わせた皿バネとして説明したが、大径側を突き合わせるようにしてもよく、圧縮コイルスプリング等であってもよい。
また、押圧機構のバネ部材は、小径側を突き合わせた皿バネとして説明したが、大径側を突き合わせるようにしてもよく、圧縮コイルスプリング等であってもよい。
更に、上記各実施例においては、遊星ローラネジ装置の中央軸を回転させてナットを軸方向に移動させるとして説明したが、ナットを回転させて中央軸を軸方向に移動させる形式の遊星ローラネジ装置に本発明を適用しても同様の効果を奏することができる。
1 遊星ローラネジ装置
2 中央軸
3 軸ネジ
4 ナット
4a 取付溝
4b リングギア嵌合部
5 ナットネジ
6a、6b 遊星ローラ
7 端面
8 軸部
9 ローラネジ
10 遊星ピニオンギア
11 保持器
11a 保持孔
12 抜止部材
13 リングギア
15、21 押圧機構
16 皿バネ
17 摺動部材
2 中央軸
3 軸ネジ
4 ナット
4a 取付溝
4b リングギア嵌合部
5 ナットネジ
6a、6b 遊星ローラ
7 端面
8 軸部
9 ローラネジ
10 遊星ピニオンギア
11 保持器
11a 保持孔
12 抜止部材
13 リングギア
15、21 押圧機構
16 皿バネ
17 摺動部材
Claims (4)
- 外周面に軸ネジを形成した中央軸と、内周面にナットネジを形成した円筒状のナットと、前記軸ネジと前記ナットネジとに噛合うローラネジを外周面に形成した複数の遊星ローラと、該遊星ローラの両端を保持する保持器とを備えた遊星ローラネジ装置において、
前記遊星ローラを軸方向に付勢する押圧機構を設け、該押圧機構を少なくとも2本の遊星ローラの一方の端面と保持器との間に配置し、該押圧機構の付勢方向をそれぞれ反対方向としたことを特徴とする遊星ローラネジ装置。 - 請求項1において、
前記遊星ローラの総本数を偶数とし、前記押圧機構の付勢方向をそれぞれ同数としたことを特徴とする遊星ローラネジ装置。 - 請求項2において、
前記押圧機構の付勢方向を、交互に配置したことを特徴とする遊星ローラネジ装置。 - 請求項1、請求項2または請求項3において、
前記一方の端部に前記押圧機構を配置した遊星ローラの他方の端部に、前記押圧機構より弱い付勢力の押圧機構を配置したことを特徴とする遊星ローラネジ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004271450A JP2006083991A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 遊星ローラネジ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004271450A JP2006083991A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 遊星ローラネジ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006083991A true JP2006083991A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36162656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004271450A Withdrawn JP2006083991A (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 遊星ローラネジ装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006083991A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104315096B (zh) * | 2006-06-22 | 2017-11-17 | 丰田自动车株式会社 | 旋转直线运动转换机构的制造方法以及用于实施该方法的夹具 |
CN115111294A (zh) * | 2022-08-25 | 2022-09-27 | 杭州新剑机电传动股份有限公司 | 适用于线控制动系统的汽车用机电作动器 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004271450A patent/JP2006083991A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104315096B (zh) * | 2006-06-22 | 2017-11-17 | 丰田自动车株式会社 | 旋转直线运动转换机构的制造方法以及用于实施该方法的夹具 |
CN115111294A (zh) * | 2022-08-25 | 2022-09-27 | 杭州新剑机电传动股份有限公司 | 适用于线控制动系统的汽车用机电作动器 |
CN115111294B (zh) * | 2022-08-25 | 2022-12-16 | 杭州新剑机电传动股份有限公司 | 适用于线控制动系统的汽车用机电作动器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20090831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |