JP2006081246A - シリアル通信指令方式サーボアンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリアル通信指令と設定モニタオペレータを自動的に安全に切替えるサーボアンプ装置を提供する。
【解決手段】 シリアル通信指令方式サーボアンプ装置において、設定モニタオペレータ2の接続を感知するコネクタ接続認識端子12と、入出力で夫々一つのCPUのシリアル入出力ポートを共用し真理値が互いに反対の向きとなるシリアル通信指令方式コントローラと設定モニタオペレータ用の3ステートバッファ6、10を設け、双方の3ステートバッファの制御端子を並列に接続してコネクタ接続認識端子へ接続し、シリアル通信指令信号入出力と設定モニタオペレータを自動的に切換える自動切替装置と、コネクタ接続認識端子をCPUポート14に接続して設定モニタオペレータが接続された場合は強制的にサーボオフとするオペレータ操作インターロックと、を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリアル通信指令方式のサーボアンプに関し、特に、シリアル指令信号入力と設定モニタオペレータを安全に自動切り換えすることが可能なシリアル通信指令方式サーボアンプ装置に関するものである。
従来より、シリアル通信路のスイッチ回路としては各種の回路があるが、例えば、特許文献1に開示の「携帯情報端末装置」の回路も、シリアル信号の切替回路の1例である。図3は従来の携帯情報端末装置のブロック図であり、先ず、通話を行う場合は、ユーザがLCD部311に表示されたメニューの電話に対応するタッチパネル部310上の位置をペン等でタッチするとPDA−CPU部313へ通知される。電話番号入力用の画面がLCD部311に表示されると、ユーザはタッチパネル部310から相手の電話番号を入力し、発信ボタンを押すと、PDA−CPU部313へ電話番号情報が通知される。
PDA−CPU部313はCPU間通信制御部314経由でPHSブロックに対して発信指示のデータを送信する。CPU間通信制御部314からのデータが発信要求の場合は、PHS−CPU部308はPHSプロトコル制御部306に対して発信要求を行い、RF部302より公衆基地局に対して発信要求信号が送出される。また、網からの着信時には公衆基地局から送られてくる着信信号が受信され、PHSプロトコル制御部306からPHS−CPU部308に対して着信通知が行われ、PHS−CPU部308はPDA−CPU部313へ着信を知らせるため、CPU間通信制御部314に対して着信通知のためのデータを送信する。
また、これら装置の工場での出荷テスト等の際には、内部の動作確認のため、PC−I/F部325にパーソナルコンピュータ(PC)が接続される。コネクタ325−1にPC接続ケーブルが接続されると、コネクタ接続検出部325−3がこれを検出し、PHS−CPU部308に対して割込みによって通知する。
この割込み信号により、PHS−CPU部308はコネクタ325−1にPC接続ケーブルが接続されたことを認識し、PC−IF部325内のドライバー/レシーバ部325−2から入出力されるデータ信号をシリアル通信制御部316に入出力するように切換スイッチ317を切換える。
一方、サーボアンプ等におけるシリアル通信指令方式においても、図2に示す従来のシリアル通信指令入出力/設定モニタオペレータの切換装置のブロック図のようなシリアル通信切換装置が用いられている。
図2において、101はシリアル通信指令方式コントローラあり、シリアル通信を使い、サーボアンプ103に対して位置、速度、トルク指令を与える。この指令はシリアル通信トランシーバ110によりCPU107のシリアルポートが認識できるアシンクロナス・シリアル信号(非同期のスタート、ストップビット使用の調歩同期、又はキャラクタ同期信号等)に変換され、シリアルポートセレクタ106を通りサーボアンプ103内部のCPU107のシリアルポートに入力して信号処理後、サーボモータ112に動作指令を与える。
また、102はサーボアンプのパラメータ設定、調整、速度やトルクをモニタする補助装置の設定モニタオペレータである。この信号はRS232Cトランシーバ部111によりCPU107のシリアルポートが認識できるアシンクロナス・シリアル信号(非同期の調歩同期信号方式等)に変換され、シリアルポートセレクタ106を通りサーボアンプ103内部のCPU107のシリアルポートに接続される。従来は、このシリアルポートセレクタ106の操作をジャンパーピンの切換、又はスイッチ切換により行っていた。なお、104はシリアル指令方式コントローラ接続コネクタ、105は設定モニタオペレータコネクタである。
特開平11−355855号公報(図1)
しかしながら、従来の装置では特許文献1の場合の図3に示す携帯情報端末装置では、シリアル通信制御部316へのCPU間通信制御部314からの発信要求と、PC−I/F部325からのPCの信号の切換えを切替えスイッチ317によっているので、ノイズによる影響が大きく信頼性が低下すると言った問題がある。
図2に示すサーボアンプの場合も、シリアル通信指令信号と設定モニタオペレータをジャンパーピン切替え、あるいはスイッチ切替えによるシリアルポートセレクタ106によって切替えているので、同様な問題がある上に、特にサーボアンプの場合は、サーボ動作中に切替え操作を行うとシリアル通信指令コントローラ101からの指令がサーボアンプ103に入力されなくなり、サーボ操作不能となって非常に危険な状態になるという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、シリアル通信指令と設定モニタオペレータのCPUシリアルポートへの入出力を自動的に判別して、シリアル入出力の切替え時には、サーボの動作を安全なモードへ切替えることによって、サーボ操作不能状態に陥るような事態の回避が可能で信頼性を向上させるシリアル通信指令方式サーボアンプ装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、シリアル通信指令方式サーボアンプ装置に係り、シリアル通信指令方式コントローラとサーボアンプの設定モニタオペレータとサーボアンプとを備えたシリアル通信指令方式サーボアンプ装置において、設定モニタオペレータの接続を感知するコネクタ接続認識端子と、入出力で夫々一つのCPUシリアル入出力ポートを共用し真理値が互いに反対の向きとなるシリアル通信指令方式コントローラ用と設定モニタオペレータ用の3ステートバッファを設け、前記双方の3ステートバッファの制御端子を夫々並列に接続して前記コネクタ接続認識端子へ接続し前記シリアル通信指令信号入出力と設定モニタオペレータを自動的に切換えるシリアル通信指令信号入出力/設定モニタオペレータ自動切替装置と、前記コネクタ接続認識端子をCPUポートに接続して前記設定モニタオペレータが接続された場合は強制的にサーボオフとするオペレータ操作インターロックと、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のシリアル通信指令方式サーボアンプ装置において、前記オペレータ操作インターロックは、サーボオン信号および前記コネクタ接続認識端子の反転信号を入力し、出力がサーボオンポートへ接続されるANDゲートで構成したことを特徴としている。
本発明によれば、サーボ指令信号シリアル入出力と、設定モニタオペレータシリアル入出力で、1つのCPUシリアル入出力ポートを共用して自動で、且つ、安全にシリアリ入出力の切替えが可能になり、切替え用スイッチまたはジャンパーピンが不要になって信頼性および操作性が向上し、切替え時にサーボ操作不能に陥るような事態を回避できてシステムの安全性を向上させる効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明のシリアル通信指令方式サーボアンプ装置のブロック図である。
図1において、1は上位コントローラ、2は設定モニタオペレータ、3はサーボアンプ、4はシリアル指令方式コントローラ接続コネクタ、5は設定モニタオペレータコネクタ、6はシリアル指令コントローラ側の入出力用3ステートバッファ、7はCPUであり、8はパワー回路部、9はANDゲート、10は設定モニタオペレータ側の入出力用3ステートバッファ、11はシリアル通信トランシーバ部、12はコネクタ接続認識端子、13はプルダウン抵抗、14はコネクタ接続認識ポート、15はサーボオンポート、16はサーボモータ、17は制御回路部、18はオペレータの電源である。
図1で、従来例の図2と異なる構成は、設定モニタオペレータ2の接続を検出するために検出用電源18をプルアップ抵抗13に印加するコネクタ接続認識端子12と、夫々の制御端子の極性を逆向きにして真理値表が反対になるように構成した3ステートバッファ6と、3ステートバッファ10の制御端子を並列に接続してコネクタ接続認識端子12に接続することにより構成したシリアルポートセレクタに代わるシリアル指令信号/設定モニタオペレータ自動切替装置と、コネクタ接続認識端子12をCPU7のコネクタ接続認識ポート14へ接続して構成するオペレータ操作インターロックと、又、別のコネクタ接続認識端子12とサーボオン信号を入力してCPU7のサーボオンポート15に接続されるANDゲート9による、オペレータ操作インターロックである。
つぎに動作について説明する。
上位のシリアル通信指令方式コントローラ1によりサーボアンブ3へ、RS232C、RS485、RS422、USB等により指令がコネクタ4を通して入出力される。この信号はRS232Cトランシーバ、RS485トランシーバ、RS422トランシーバ、シリアル出力方式USBコントローラ等のシリアル通信トランシーバ部11によりCPU7のシリアルポートが認識できるアシンクロナス・シリアル信号(非同期信号)に変換されて3ステートバッファ6を通りCPU7へ接続される。
一方、設定モニタオペレータ2よりサーボアンプ3へ、サーボアンプ操作/モニタ信号RS232Cによりコネクタ5を通して入出力される。この信号はRS232CトランシーバによりCPU7のUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)ポートが認識できるアシンクロナス・シリアル信号(非同期信号)に変換され、3ステートバッファ10を通りCPU7へ接続される。
設定モニタオペレータ2がコネクタ5に接続されていない場合は、コネクタ接続認識端子12がプルダウン抵抗13によりロウレベルとなり、ここでは真理値表として制御端子のレベル状態で3状態の出力を決定する3Dステートバッファ6、10の制御端子を、極性を逆にして真理値を反対にしているので、3ステートバッファ6がイネーブルとなり、オペレータ側の3ステートバッファ10がディセーブルとなるために、サーボアンプ3内部のCPU7のUARTポートにはシリアル通信指令コントローラ1の指令信号が入力される。
設定モニタオペレータ2がコネクタ5に接続されると、コネクタ接続認識端子12がハイレベルとなり、3ステートバッファ6がディセーブルとなり、3ステートバッファ10がイネーブルとなるためサーボアンプ3内部のCPU7のUARTポートに設定モニタオペレータ2からの設定モニタ信号が入力される。また、設定モニタオペレータ2がコネクタ5に接続されると、コネクタ接続認識端子12の信号はCPU7のポート14にも入力して、ここのレベルがハイレベルになるとサーボモータ16が動作中の場合は強制的にサーボオフさせて、従来のようにシリアル通信指令コントローラからの指令信号が遮断されることによって、例えば、モータに過大な回生電流が流れたり、脱調状態に陥ったりして機器を破損させるようなサーボ操作不能状態を回避させる、オペレータ操作インターロックを構成できる。
次に、オペレータ操作インターロックの別の例として、CPU7のサーボオンポート15に論理回路(AND)9を追加する例を示す。
ここではサーボオン信号とコネクタ接続認識端子12の信号をAND回路9に入力して、出力をCPU7のサーボオンポート15へ接続している。なお、サーボオン信号はアクティブロウであり、コネクタ接続認識端子12の信号はアクティブハイなので、コネクタ接続認識端子12の信号をインバータで反転して使用する。
このようにAND9を使用すれば、コネクタ接続認識端子12の信号をCPU7のポート14に直接入力して判断する回路のように、CPU7に入力ポートを追加する必要がないという利点がある。
シリアル通信指令方式サーボアンプにおいて、サーボの設定やモニタを行う設定モニタオペレータ入出力と上位のシリアル通信指令用入出力でCPUポートを共用する必要が生ずることがある。これはCPU入出力ポートに空きが無い場合である。従来はセレクトスイッチによりこの操作を行っていたが、本発明は設定モニタオペレータを接続した時、自動でこれを認識させ安全に切替えるので、通常動作モードと設定モニタオペレータによる保守モードを切替える用途に好適である。
本発明のシリアル通信指令方式サーボアンプ装置のブロック図である。 従来のシリアル通信指令方式サーボアンプ装置のブロック図である。 従来の携帯情報端末装置のブロック図である。
符号の説明
1 上位コントローラ
2 設定モニタオペレータ
3 サーボアンプ
4 シリアル指令方式コントローラ接続コネクタ
5 設定モニタオペレータコネクタ
6、10 3ステートバッファ
7 CPU
8 パワー回路部
9 制御回路部
11 シリアル通信トランシーバー部
12 コネクタ接続認識端子
13 プルダウン抵抗
14 コネクタ接続認識ポート
15 サーボオンポート
16 サーボモータ
17 制御回路部
18 オペレータ電源

Claims (2)

  1. シリアル通信指令方式コントローラとサーボアンプの設定モニタオペレータとサーボアンプとを備えたシリアル通信指令方式サーボアンプ装置において、
    設定モニタオペレータの接続を感知するコネクタ接続認識端子と、入出力でそれぞれ一つのCPUシリアル入出力ポートを共用し真理値が互いに反対の向きとなるシリアル通信指令方式コントローラ用と設定モニタオペレータ用の3ステートバッファを設け、前記双方の3ステートバッファの制御端子を夫々並列に接続して前記コネクタ接続認識端子へ接続し前記シリアル通信指令信号入出力と設定モニタオペレータを自動的に切換えるシリアル通信指令信号入出力/設定モニタオペレータ自動切替装置と、前記コネクタ接続認識端子をCPUポートに接続して前記設定モニタオペレータが接続された場合は強制的にサーボオフとするオペレータ操作インターロックと、を備えたことを特徴とするシリアル通信指令方式サーボアンプ装置。
  2. 前記オペレータ操作インターロックは、サーボオン信号および前記コネクタ接続認識端子の反転信号を入力し、出力がサーボオンポートへ接続されるANDゲートで構成したことを特徴とする請求項1記載のシリアル通信指令方式サーボアンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020511727A (ja) * 2017-03-22 2020-04-16 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 信頼されたシステムファームウェア状態のリストアのためのシステムおよび方法

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