JP2006080984A - 撮像装置 - Google Patents

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Hidenori Tenkaji
秀紀 天花寺
Yasufumi Nakaaki
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Abstract

【課題】光透過率の違う光学フィルタ部の切り替え位置に応じてAE,AWを制御する。
【解決手段】レンズ鏡筒11内に被写体を撮影する撮像レンズ群12及び光量を制御するアイリス13を取り付けたレンズ鏡筒部10と、レンズ鏡筒部で撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子25と、固体撮像素子からの撮像信号を処理する撮像信号処理回路56と、レンズ鏡筒部と固体撮像素子との間に設置され、且つ、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部35a〜35cを有する光学フィルタ板35を切り替え可能に設けた光学フィルタ板組立体30と、光学フィルタ板中の複数の光学フィルタ部の切り替え位置を検出する光学フィルタ切り替え位置検出手段38,39と、光学フィルタ切り替え位置検出手段の検出結果に応じて自動露出及び/又はオートホワイトバランスを制御する制御手段51とを備えたことを特徴とする撮像装置1を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を、レンズ鏡筒部と、固体撮像素子(CCD)との間に切り替え可能に設置した際に、各光学フィルタ部の切り替え位置を検出し光透過率に応じて自動露出(AE:Auto Exposuer)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を良好に制御できるように構成した撮像装置に関するものである。
一般的な撮像装置(ビデオカメラ)を用いて被写体を明るい場所で撮影する時に、アイリスと呼ばれる絞り機構が光量を絞って明るさを抑える働きをしているが、アイリスをあまり絞りすぎると小絞りボケになってしまう。そこで、露光量の制御範囲を広げるために、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタの一種であるNDフィルタ(Neutral Density Filter)をレンズ鏡筒内に切り替え可能に設けた光量絞り装置及びこれを用いたビデオカメラがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−248472号公報。
図9は従来例のビデオカメラを示した縦断面図、
図10は図9に示した光量絞り装置を分解して示した分解斜視図である。
図9及び図10に示した従来例の光量絞り装置110及びこれを用いたビデオカメラ100は、上記した特許文献1(特開平8−248472号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図9に示した如く、従来例のビデオカメラ100では、レンズ鏡筒101が前部鏡筒102と後部鏡筒103とで構成されている。そして、前部鏡筒102内に正の第1レンズ群104と負の第2レンズ群105とが取り付けられ、且つ、後部鏡筒103内に正の第3レンズ群106と正の第4レンズ群107とが取り付けられている。
また、前部鏡筒102と後部鏡筒103との間には、従来例の光量絞り装置110が取り付けられている。
この光量絞り装置110では、主部112と蓋板113とからなる薄型のケーシング111内に光透過率がそれぞれ異なる複数のNDフィルタを有する可動羽根114が切り替え可能に設けられている。
更に、後部鏡筒103の後端部に、撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子(以下、CCDと記す)108が取り付けられている。
ここで、上記した従来例の光量絞り装置110は、図10に分解して示した如く、薄型のケーシング111が、前面を開口した偏平皿状の主部112と、この主部112の前面を閉塞する蓋板113とで構成されている。また、主部112及び蓋板113には、第1〜第4レンズ群104〜107(図9)の光軸Kに合わせて光通過孔112a及び光通過孔113aがそれぞれ貫通して穿設されている。
また、主部112と蓋板113との間の内部には、可動羽根114が図示上下方向にスライド自在に設けられている。この際、主部112の背面にモータ115が取り付けられ、且つ、主部112の前面側に突出したモータ軸115aに回動アーム116が回動自在に取り付けられており、この回動アーム116を可動羽根114に連結することで、可動羽根114が図示上下方向(矢印方向)にスライド自在になっている。
上記した可動羽根114は上下方向が長尺に形成されており、この上方部位に素通し部114aが切り欠き形成され、且つ、中間部位に穿設した丸孔114b内に濃度の薄い第1NDフィルタ117が取り付けられ、且つ、下方部位に穿設した丸孔114c内に濃度の濃い第2NDフィルタ118が取り付けられている。
そして、可動羽根114は、モータ115を駆動して回動アーム116を回動させることによって、素通し部114aと、第1NDフィルタ117と、第2NDフィルタ118とを選択的に切り替えることで、3段階の光量制御が可能になっている。
ところで、上記した従来の光量絞り装置110及びこれを用いたビデオカメラ100では、被写体像をレンズ鏡筒101内の第1〜第4レンズ群104〜107で絞り込む途中に可動羽根114をスライド自在に設けているために、これに伴って可動羽根114の素通し部114aと、第1NDフィルタ117と、第2NDフィルタ118の各面積が大きくなり、光量絞り装置110及びこれを用いたビデオカメラ100が大型化してしまう。
また、レンズ鏡筒101内に仮にアイリスとNDフィルタ切り替え装置(光量絞り装置)を2つとも設けるとビデオカメラ100が大きくなってしまうので、特許文献1では、アイリスとNDフィルタ切り替え装置を配置できず、NDフィルタ切り替え装置(光量絞り装置) 110のみとなっており、光量調整が3段階のみとなってしまっている。
また、可動羽根114により、素通し部114aと、第1NDフィルタ117と、第2NDフィルタ118とを選択的に切り替えた時に、レンズ鏡筒101101内の第1〜第4レンズ群104〜107で撮影した被写体像に対して自動露出及び/又はホワイトバランスを制御することについて何等の開示もなく、且つ、示唆すらされていなく、可動羽根114の切り替え位置に応じて自動露出及び/又はホワイトバランスの制御を行いながら被写体像をCCD108上に良好に結像させるという技術的思想がない。
そこで、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部(NDフィルタ部)を有する光学フィルタ板(NDフィルタ板)を、レンズ鏡筒部と、固体撮像(CCD)との間に切り替え可能に設置した際に、複数の光学フィルタ部(NDフィルタ部)の各面積を従来例よりも小型化でき、且つ、絞り羽根によって無段階に光量をコントロールできるアイリスをレンズ鏡筒部の内部に設けることができ、更に、複数の光学フィルタ部(NDフィルタ部)の切り替え位置に応じて自動露出(AE:Auto Exposuer)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を良好に制御できるように構成した撮像装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、レンズ鏡筒内に被写体を撮影する撮像レンズ群及び光量を制御するアイリスを取り付けたレンズ鏡筒部と、
前記レンズ鏡筒部で撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子からの撮像信号を処理する撮像信号処理回路と、
前記レンズ鏡筒部と前記固体撮像素子との間に設置され、且つ、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を切り替え可能に設けた光学フィルタ板組立体と、
前記光学フィルタ板中の前記複数の光学フィルタ部の切り替え位置を検出する光学フィルタ切り替え位置検出手段と、
前記光学フィルタ切り替え位置検出手段の検出結果に応じて自動露出制御時に、前記撮像信号処理回路内で得られた一つ前の切り替え位置に対応した測光値と、一つ前の切り替え位置に対応した前記光学フィルタ部の光透過率と、切り替えた後の前記光学フィルタ部の光透過率とから、前記光学フィルタ部を切り替えた後の測光値を計算して、前記アイリス及び/又は前記固体撮像素子内の電子シャッタを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
また、請求項2記載の発明は、レンズ鏡筒内に被写体を撮影する撮像レンズ群及び光量を制御するアイリスを取り付けたレンズ鏡筒部と、
前記レンズ鏡筒部で撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子と、
前記固体撮像素子からの撮像信号を処理する撮像信号処理回路と、
前記レンズ鏡筒部と前記固体撮像素子との間に設置され、且つ、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を切り替え可能に設けた光学フィルタ板組立体と、
前記光学フィルタ板中の前記複数の光学フィルタ部の切り替え位置を検出する光学フィルタ切り替え位置検出手段と、
前記光学フィルタ切り替え位置検出手段の検出結果に応じてオートホワイトバランス制御時に、一つ前の切り替え位置に対応した前記アイリスのFナンバー値と、切り替えた後の前記光学フィルタ部の光透過率とから、前記光学フィルタ部を切り替えた後のFナンバー値を計算して、前記アイリスを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
本発明に係る撮像装置によれば、とくに、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を、レンズ鏡筒部と、固体撮像素子(CCD)との間に切り替え可能に設置した際に、複数の光学フィルタ部の各面積を従来例よりも小型化でき、且つ、絞り羽根によって無段階に光量をコントロールできるアイリスをレンズ鏡筒部の内部に設けることができ、更に、複数の光学フィルタ部の切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながら自動露出及び/又はオートホワイトバランスを良好に制御できるので、撮像装置の品質及び信頼性向上に寄与できる。
この際、自動露出制御においては、通常のアイリス動作とフィルタ移行近傍のアイリス動作のサーボゲインを切り替えて制御を行えば自動露出(AE)性能の収束を早めることができる。
また、オートホワイトバランス制御においては、一つ前の切り替え位置に対応したアイリスのFナンバー値を知ることで、例えば、アウトドアで被写体を撮影した時にアイリスが開いたままで光学フィルタ部で光量制限をかけた場合に、アイリスが開いていてもインドアでないことを確認することができるので、アウトドアとインドアを間違いなく区別できる。
以下に本発明に係る撮像装置の一実施例を図1乃至図8を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る撮像装置の全体構成を分解して示した分解斜視図、
図2は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体を分解して示した分解斜視図である。
図1に示した如く、本発明に係る撮像装置1は、被写体を撮影するレンズ鏡筒部10と、レンズ鏡筒部10で撮影した被写体像の光量を調整するための光学フィルタ板の一種であるNDフィルタ板を備えた光学フィルタ板組立体(以下、NDフィルタ板組立体と呼称する)30及び被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子(以下、CCDと記す)25を備えたメインフレーム部20とで構成されている。
まず、レンズ鏡筒部10では、レンズ鏡筒11内に被写体を撮影する撮影レンズ群12と、光量を制御するアイリス13(図7のみ図示)とが取り付けられている。そして、このレンズ鏡筒部10は、枠状に形成されたメインフレーム20の一部を構成する前板21の前面21aの略中央部位に撮影レンズ群12の光軸Kに合わせて形成した円形状段付き孔21a1の外周に沿ったネジ部21a2に対して着脱自在に螺合している。
次に、メインフレーム部20では、前板21の前面21aに形成した円形状段付き孔21a1が丸孔とこの丸孔の奥で内側に接する矩形状貫通孔とで段付きに形成されており、この円形状段付き孔21a1内に光学ローパスフィルタ押え板22と光学ローパスフィルタ23とが図示順に嵌め込まれている。この際、光学ローパスフィルタ押え板22は、中心部に矩形状の光学ローパスフィルタ23よりも一回り小さい矩形孔22aが貫通して穿設されて、光学ローパスフィルタ23の前面外周部位を押えている。
また、前板21の後面21bには、本発明の要部を構成するNDフィルタ板組立体30が取り付けられている。
このNDフィルタ板組立体30は、前板21の後面21bに植設した軸31と、この軸31を軸着する軸孔32aを中心部に形成し、且つ、下記するNDフィルタ板サブ組立体(光学フィルタ板サブ組立体)33に連結するアーム部32bを一端側に形成し、更に、NDフィルタ駆動用モータ(図示せず)に連結する連結部32cを他端側に形成して、NDフィルタ駆動用モータの駆動力により軸31を中心にして回動する回動アーム32と、回動アーム32のアーム部32bに連結し且つフィルタ枠体34とフィルタ押え板36との間に光学フィルタ板の一種であるNDフィルタ板35を嵌め込んだNDフィルタ板サブ組立体33と、回動アーム32の回動に伴ってNDフィルタ板サブ組立体33中のNDフィルタ板35を第1〜第3位置の間でスライド自在に案内する案内板37と、案内板37の後方に取り付けられてNDフィルタ板35のスライド位置を検出する第1,第2光センサ38,39とで構成されている。
ここで、上記したNDフィルタ板サブ組立体33は、図2に拡大して示した如く、前板21(図1)側に設けた矩形状のフィルタ枠体34と、このフィルタ枠体34と対向して設けた矩形状のフィルタ押え板36との間に、第1〜第3NDフィルタ部(第1〜第3光学フィルタ部)35a〜35cを上方から下方に向かって連接して形成したNDフィルタ板(光学フィルタ板)35が嵌め込まれて、図1に示したように3者34〜36が一体化されている。
より具体的に説明すると、まず、矩形状のフィルタ枠体34は、上下方向が長尺に形成され、これと直交する幅方向は短尺に形成されて、矩形状の外周枠部34aの内側に沿って段付き矩形孔34bが貫通して穿設されており、段付き矩形孔34bは前面側よりも後面側の方が一回り大きく穿設されて、後面側はNDフィルタ板35の外形サイズと略同じサイズに形成されている。そして、フィルタ枠体34の後面側から矩形状のNDフィルタ板35が段付き矩形孔34b内に嵌め込まれている。
また、フィルタ枠体34中で互いに対向する長尺な側面34c,34dに各2本のガイドボス34c1,34d1がそれぞれ外側に向かって突出形成されており、これらのガイドボス34c1,34d1は後述する案内板37(図1)の矩形状案内枠部37b内にスライド自在に嵌合している。
また、フィルタ枠体34中で互いに対向する長尺な側面34c,34dに各3個の係止爪34c2,(34d2…図示せず)がそれぞれ外側に向かって突出形成されており、これらの係止爪34c2,(34d2)はNDフィルタ板35をフィルタ枠体34の段付き矩形孔34b内に嵌め込んだ時にフィルタ押え板36中で互いに対向する長尺な側面36c,36dに形成した各係止孔36c1,36d1に着脱自在に係合している。
更に、フィルタ枠体34の外周枠部34aの下方部位に平坦部34eが突出形成されており、この平坦部34e内で幅方向に長孔34e1が貫通して穿設されていると共に、この長孔34e1内に回動アーム32のアーム部32b(図1)が係合可能となっている。
次に、NDフィルタ板35は、厚みが0.8mmで長手方向の寸法が23mm,短手方向の寸法が9mmで矩形状に形成されており、且つ、長手方向を略3等分して第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cが連接して上方から下方に向かって順に形成されている。この際、NDフィルタ板35中で上段の第1NDフィルタ部35aは透明で光透過率が略100%程度(素通し)に設定されており、また、中段の第2NDフィルタ部35bは光透過率が略12.5%程度に設定され、更に、下段の第3NDフィルタ部35cは光透過率が略6%程度に設定されている。
次に、矩形状のフィルタ押え板36は、矩形状の外周枠部36aがフィルタ枠体34の外周枠部34aと略同じサイズに形成されており、外周枠部36aの内側に沿って矩形状光通過孔36bがNDフィルタ板35の外形サイズよりも一回り小さく貫通して穿設されている。
また、フィルタ押え板36の外周枠部36aのうちで長尺な裏面側に第1,第2光反射部36e,36fが白色又は銀色に着色されて光反射可能に形成されており、これらの第1,第2光反射部36e,36fを除いた部位は黒色に色塗りされている。そして、第1,第2光反射部36e,36fに対向して設けた第1,第2光センサ38,39(図1)で第1,第2光反射部36e,36fからの反射光を検出できるようになっている。
この際、第1,第2光反射部36e,36fの長手方向の長さは、NDフィルタ板35の第1〜第3フィルタ部35a〜35cの長手方向の各長さの略1/2に設定されているので、第1,第2光反射部36e,36fの左端部又は右端部に第1,第2光センサ38,39(図1)が対向した時に第1〜第3フィルタ部35a〜35cの切り替え位置を検出できるようになっている。
そして、フィルタ枠体34の後面からNDフィルタ板35を嵌め込んだ後に、このNDフィルタ板35がフィルタ枠体34内から抜け出さないようにフィルタ押え板36で押さえている。
図1に戻り、案内板37は、矩形状の外周枠部37aの内側に一段凹んでNDフィルタ板サブ組立体33をスライド自在に案内する矩形状案内枠部37bが前板21側に向かってNDフィルタ板サブ組立体33の長さよりも長尺に形成されている。また、案内板37の矩形状案内枠部37b内には、撮影レンズ群12の光軸Kが通る略中央部位に矩形状光通過孔37cが貫通して穿設されている。また、案内板37の矩形状案内枠部37b内で矩形状光通過孔37cより下方に円弧状孔37dが貫通して穿設されており、この円弧状孔37d内にNDフィルタ板サブ組立体33に係合した回動アーム32のアーム部32bが係合している。
また、案内板37の矩形状案内枠部37b内には、フィルタ押え板36の裏面側に形成した第1,第2光反射部36e,36f(図2)を検出するための第1,第2光センサ用孔37e,37fが貫通して穿設されており、これらの第1,第2光センサ用孔37e,37fと対向して案内板37の裏面に第1,第2光センサ38,39が取り付けられている。この際、第1,第2光センサ38,39は、NDフィルタ板35中の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置を検出するNDフィルタ切り替え位置検出手段である。
そして、案内板37の矩形状案内枠部37b内にNDフィルタ板サブ組立体33をスライド可能に嵌め込んだ状態で案内板37を前板21の後面21bに取り付けることで、NDフィルタ板組立体30が組み立てられている。
更に、案内板37の後方で撮影レンズ群12の光軸K上に、矩形枠シート24を介して電子シャッタを内部に備えたCCD(固体撮像素子)25がCCD取付板26に取り付けられている。この際、矩形枠シート24は、案内板37の矩形状案内枠部37b内に形成した矩形状光通過孔37cと対向して形成した矩形状孔24aでCCD25への画面領域を設定している。
そして、上記のように構成した本発明に係る撮像装置1では、レンズ鏡筒部10と、メインフレーム部20内のCCD(固体撮像素子)25との間に、NDフィルタ板組立体30を設置したことにより、複数のNDフィルタ部の各面積を従来例よりも小型化でき、且つ、絞り羽根(図示せず)によって無段階に光量をコントロールできるアイリス13をレンズ鏡筒部10の内部に設けることができるので、本発明に係る撮像装置1の小型化及び高性能化が可能となる。
ここで、上記のように構成した本発明に係る撮像装置1において、NDフィルタ板組立体30中のNDフィルタ板35の動作について、図3〜図6を用いて説明する。
図3は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第1NDフィルタ部が第1位置に至っている状態を示した平面図、
図4は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第2NDフィルタ部が第2位置に至っている状態を示した平面図、
図5は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第3NDフィルタ部が第3位置に至っている状態を示した平面図、
図6(a)〜(c)は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板が移動した時に第1〜第3位置を検出する状態をそれぞれ模式的に示した図である。
まず、図3に示した状態は、NDフィルタ板組立体30中で回動アーム32のアーム部32bと連結したNDフィルタ板サブ組立体33が案内板37の矩形状案内枠部37b内の下方位置に至って初期状態となっている。また、この下方位置状態(初期状態)において、NDフィルタ板サブ組立体33中で矩形状のフィルタ枠体34と矩形状のフィルタ押え板36(図1,図2)との間に嵌め込まれたNDフィルタ板35は、透明で光透過率を略100%程度(素通し)に設定した第1NDフィルタ部35aが案内板37の矩形状光通過孔37cと対向しているので、第1NDフィルタ部35aが第1位置に至っている。
この時、図6(a)に示した如く、NDフィルタ板35の第1NDフィルタ部35aが第1位置に至っていると、このNDフィルタ板35を押さえているフィルタ押え板36の裏面に形成した第1,第2光反射部36e,36fのうちで第1光反射部36eは第1光センサ38から離れているので第1光センサ38はオフ状態(L)となり、一方、第2光反射部36fの図示右端部は第2光センサ39と対向しているので第2光センサ39はオン状態(H)となり、第1,第2光センサ38,39の出力結果(L,H)でNDフィルタ板35の第1NDフィルタ部35aが第1位置に至っていることを検出している。
従って、NDフィルタ板35の第1NDフィルタ部35aが第1位置に至っている時には、撮影レンズ群12(図1)で撮影した被写体像が素通し状態の第1NDフィルタ部35aで光量制御されずにCCD25(図1)上に結像されている。
次に、図4に示した状態は、NDフィルタ板組立体30中で回動アーム32を初期状態から図示反時計方向に回動させることで、この回動アーム32のアーム部32bと連結したNDフィルタ板サブ組立体33が案内板37の矩形状案内枠部37b内の中間位置に至っている。また、この中間位置状態において、NDフィルタ板サブ組立体33中で矩形状のフィルタ枠体34と矩形状のフィルタ押え板36(図1,図2)との間に嵌め込まれたNDフィルタ板35は、光透過率を略12.5%程度に設定した第2NDフィルタ部35bが案内板37の矩形状光通過孔37cと対向しているので、第2NDフィルタ部35bが第2位置に至っている。
この時、図6(b)に示した如く、NDフィルタ板35の第2NDフィルタ部35bが第2位置に至っていると、このNDフィルタ板35を押さえているフィルタ押え板36の裏面に形成した第1,第2光反射部36e,36fのうちで第1光反射部36eの図示右端部は第1光センサ38と対向しているので第1光センサ38はオン状態(H)となり、且つ、第2光反射部36fの図示左端部も第2光センサ39と対向しているので第2光センサ39はオン状態(H)となり、第1,第2光センサ38,39の出力結果(H,H)でNDフィルタ板35の第2NDフィルタ部35bが第2位置に至っていることを検出している。
従って、NDフィルタ板35の第2NDフィルタ部35bが第2位置に至っている時には、撮影レンズ群12(図1)で撮影した被写体像が第2NDフィルタ部35bで光透過率を略12.5%程度に光量制御されながらCCD25(図1)上に結像されている。
次に、図5に示した状態は、NDフィルタ板組立体30中で回動アーム32を中間位置状態から更に図示反時計方向に回動させることで、この回動アーム32のアーム部32bと連結したNDフィルタ板サブ組立体33が案内板37の矩形状案内枠部37b内の上方位置に至っている。また、この上方位置状態において、NDフィルタ板サブ組立体33中で矩形状のフィルタ枠体34と矩形状のフィルタ押え板36(図1,図2)との間に嵌め込まれたNDフィルタ板35は、光透過率を略6%程度に設定した第3NDフィルタ部35cが案内板37の矩形状光通過孔37cと対向しているので、第3NDフィルタ部35cが第3位置に至っている。
この時、図6(c)に示した如く、NDフィルタ板35の第3NDフィルタ部35cが第3位置に至っていると、このNDフィルタ板35を押さえているフィルタ押え板36の裏面に形成した第1,第2光反射部36e,36fのうちで第1光反射部36eの図示左端部は第1光センサ38と対向しているので第1光センサ38はオン状態(H)となり、一方、第2光反射部36fは第2光センサ39から離れているので第2光センサ39はオフ状態(L)となり、第1,第2光センサ38,39の出力結果(H,L)でNDフィルタ板35の第3NDフィルタ部35cが第3位置に至っていることを検出している。
従って、NDフィルタ板35の第3NDフィルタ部35cが第3位置に至っている時には、撮影レンズ群12(図1)で撮影した被写体像が第3NDフィルタ部35cで光透過率を略6%程度に光量制御されながらCCD25(図1)上に結像されている。
更に、ここでの図示を省略するものの、NDフィルタ板35が第1位置と第2位置との間、又は、第2位置と第3位置との間に位置した場合には、第1,第2光センサ38,39の出力結果が共に(L,L)となるので、このような位置でNDフィルタ板35が停止した場合にはエラー状態となり、後述するように不図示のビューファインダ内でエラーを表示をしている。
尚、この実施例では、初期状態はNDフィルタ板35の第1NDフィルタ部35aが上方位置の第1位置に至った状態で設定しているが、これに限ることなく、第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cのいずれかが案内板37の矩形状光通過孔37cと対向している位置に応じて初期状態を設定しても良い。
次に、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部を切り替えた時に、本発明の要部となる第1〜第3NDフィルタ部の切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながら自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を良好に制御する技術的思想について図7及び図8を用いて説明する。
図7は本発明に係る撮像装置において、回路部の構成を示したブロック図、
図8は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板の第1〜第3NDフィルタ部の切り替え位置に応じて自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を制御する動作を示したフロー図である。
図7に示した如く、本発明に係る撮像装置1において、回路部50の構成を説明すると、撮像装置1内には、装置全体を制御する制御回路51がマイクロコンピュータを用いて設けられており、この制御回路51内に後述するようにメモリ部51a,フィルタ位置判別部51b,モード移行判別部51c,モード指令部51dが設置されている。
また、レンズ鏡筒部10のレンズ鏡筒11内で撮影レンズ群12(図1)を構成する前玉12Aと後玉12Bとの間に光量を制御するアイリス13が内蔵されており、このアイリス13は制御回路51からの指令に応じて作動するアイリス駆動用モータ52によって矢印方向に開閉自在になっている。更に、アイリス13のアイリス開口位置を示すFナンバー値を制御回路51側に出力するアイリス開口位置センサ53がアイリス駆動用モータ52に連結している。
また、レンズ鏡筒部10より後方でメインフレーム部20内の光学ローパスフィルタ23とCCD25との間に設置したNDフィルタ板サブ組立体33は、フィルタ枠体34とフィルタ押え板36との間にNDフィルタ板35が嵌め込まれて3者34〜36が一体化されている。そして、NDフィルタ板サブ組立体33は、制御回路51からの指令に応じて作動するNDフィルタ駆動用モータ54によって矢印方向にスライド可能に設けられており、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置を前述したように第1,第2光センサ38,39の出力結果により検出している。
更に、レンズ鏡筒部10で撮影した被写体像を結像して光電変換すると共に電子シャッタを内部に備えたCCD25は、制御回路51からの指令に応じて作動するタイミングジェネレータ55からの駆動信号により撮像信号が読み出されており、この撮像信号を撮像信号処理回路56内で処理する時に、NDフィルタ板の第1〜第3NDフィルタ部の切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながら自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を制御するようになっている。
上記のように構成した回路部50により、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながら自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を制御する場合の動作を、図7及び図8を併用して説明すると、まず、ステップS1では、制御回路51のメモリ部51a内に記憶された第1,第2光センサ38,39の各検出値を初期化する。
次に、ステップS2では、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置に応じて出力される第1,第2光センサ38,39の各検出値を制御回路51内のメモリ部51a内に取り込む。
次に、ステップS3では、制御回路51のフィルタ位置判別部51b内で第1,第2光センサ38,39の各検出値に基づいてNDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置を判別している。具体的には、前述したように、第1,第2光センサ38,39の各検出値が(L,H)であれば第lNDフィルタ部35aが第1位置に至っており、また、各検出値が(H,H)であれば第2NDフィルタ部35bが第2位置に至っており、また、各検出値が(H,L)であれば第3NDフィルタ部35cが第3位置に至っていると判別している。更に、第1,第2光センサ38,39の各検出値が(L,L)であれば第1〜第3NDフィルタ部35cが第1〜第3位置に至っていないエラー状態であるので、このエラー結果をステップS4で不図示のビューファインダ内に表示すると共に、ステップS2に戻る。この際、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置と対応して第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの各光透過率の情報が制御回路51のフィルタ位置判別部51bからモード移行判別部51cに出力されるようになっている。
次に、ステップS5では、制御回路51のモード移行判別部51c内でステップS3で判別したNDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置と対応して第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの各光透過率の情報と、一つ前の切り替え位置に対応した情報とに基づいてモード移行判別を行っているが、これについては後で詳述べる。この際、一つ前の切り替え位置に対応した情報として、自動露出制御に対しては撮像信号処理回路56内で撮像信号から取り出される輝度信号成分を所定の測光領域に亘って積分して得られたEV値(測光値)がモード移行判別部51c側に提供され、また、オートホワイトバランス出制御に対してはアイリス開口位置センサ53から一つ前のNDフィルタ部(35a),(35b),(35c)に対応したFナンバー値がモード移行判別部51c側に提供されている。
次に、ステップS6では、ステップS5でのモード移行判別結果に基づいて自動露出(AE)時のEV値(測光値)の計算を行うと共に、オートホワイトバランス(AW)時のFナンバー値の計算を行うが、これについては後で詳述べる。
次に、ステップS7では、ステップS6でのEV値の計算結果と、Fナンバー値の計算結果とに基づいて自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を制御している。
ここで、より具体的に自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)の各制御について述べる。
まず、自動露出(AE)制御では、アイリス13と、CCD25内の電子シャッタとによる通常の光量制御に対して、光量補正情報としてNDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cによる光量制御を加えることで、下記の数1に基づいてNDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながら自動露出(AE)制御を行うことで、自動露出(AE)性能をより一層向上させることができる。
この数1中で、EVは測光値であることを示し、EVは前述したように撮像信号処理回路56内で得られた一つ前の切り替え位置に対応した測光値であり、また、EVn+1はNDフィルタ部を切り替えた後の測光値である。
また、数1中で、DはNDフィルタ部の光透過率であることを示し、Dは一つ前の切り替え位置に対応したNDフィルタ部の光透過率であり、Dn+1は切り替えた後のNDフィルタ部の光透過率である。
そして、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cのいずれかに切り替えられた場合、制御部51のモード移行判別部51c内では、上記した数1により、撮像信号処理回路56内で得られた一つ前の切り替え位置に対応した測光値EVと、一つ前の切り替え位置に対応したNDフィルタ部の光透過率Dと、切り替えた後のNDフィルタ部の光透過率Dn+1とから、NDフィルタ部を切り替えた後の測光値EVn+1を直ちに計算して、計算して得られた測光値EVn+1に基づいて制御回路51のモード指令部51dからの指令によりアイリス駆動用モータ52を介してアイリス13の開口を制御したり、CCD25内の電子シャッタを作動させている。即ち、測光値EVn+1に基づいてアイリス13及び/又はCCD25内の電子シャッタを制御している。
従って、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置の情報を得ることによって、通常のアイリス動作とフィルター移行近傍のアイリス動作のサーボゲインを切り替えて制御を行えば自動露出(AE)性能の収束を早めることができるので、撮像装置1の品質及び信頼性向上に寄与できる。
同様に、NDフィルタ板35以外の光学フィルタ(図示せず)で露出倍率がかわる場合も有効に作用する。尚、NDフィルタ板35以外の光学フィルタ(図示せず)としては、色温度補正フィルタ、その他特殊効果フィルタを含む光学フィルタ、もしくは単独のフィルタ効果を足し合わせた効果を持つ光学フィルタなどがある。
次に、一般的に、固体撮像素子(CCD)を用いた撮像装置(ビデオカメラ)は、アウトドア(屋外)とか、インドア(室内)の照明などにより撮影した被写体像に対して色温度の影響を直接受けてしまうためにホワイトバランスを調整する必要があり、昨今のビデオカメラでは多くがオートホワイトバランス制御を採用している。このオートホワイトバランス制御情報の一つとしてアイリスの開口度合いが使われている。この際、アイリスには多くの場合何らかのアイリス開口位置センサが用いられており、現在のアイリスの開口度合いを知ることができるようになっている。例えばアウトドアとインドアの判別するにあたってアイリスの開口が閉じ気味である場合にアウトドア、一方、アイリスの開口が開放気味である場合にインドア又は夜であると判断する。
ここで、実施例では、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cを切り替えることによって、最大で100dB程度の光量を制限させてしまうので、最も光量を制限する濃度の濃い第3NDフィルタ部35cを選択した場合、アウトドアでもアイリスは開放気味となり、間違ってインドアと判断してしまう危険性があるので、下記の数2に基づいてNDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置に応じて各光学フィルタ部の光透過率を考慮しながらオートホワイトバランス(AW)制御を行うことで、オートホワイトバランス(AW)性能をより一層向上させることができる。
この数2中で、Fはアイリス13のアイリス開口度合いを表すFナンバー値であることを示し、Fは前述したようにアイリス開口位置センサ53から供給された一つ前の切り替え位置に対応したアイリス13のFナンバー値であり、また、Fn+1はNDフィルタ部を切り替えた後のFナンバー値である。
この際、一つ前の切り替え位置に対応したアイリス13のFナンバー値Fを知ることで、例えば、アウトドアで被写体を撮影した時にアイリス13が開いたままでNDフィルタ部35b又は35cで光量制限をかけた場合に、アイリス13が開いていてもインドアでないことを確認することができるので、アウトドアとインドアを間違いなく区別できるので、撮像装置1の品質及び信頼性向上に寄与できる。
また、数2中で、Dn+1は切り替えた後のNDフィルタ部の光透過率である。
そして、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cのいずれかに切り替えられた場合、制御部51のモード移行判別部51c内では、上記した数2により、一つ前の切り替え位置に対応したアイリス13のFナンバー値Fと、切り替えた後のNDフィルタ部の光透過率Dn+1とから、NDフィルタ部を切り替えた後のFナンバー値Fn+1値を直ちに計算して、計算して得られたFナンバー値Fn+1値に基づいて制御回路51のモード指令部51dからの指令によりアイリス駆動用モータ52を介してアイリス13の開口を制御している。
従って、NDフィルタ板35の第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cの切り替え位置の情報を得ることによって、常に補正されたアイリス開口の制御情報を得ることができるので、オートホワイトバランス(AW)性能をより一層向上させることができる。
尚、以上詳述した実施例では、レンズ鏡筒部10とCCD25との間に、第1〜第3NDフィルタ部35a〜35cを有するNDフィルタ板35をスライド(直線移動)自在に設置した場合について説明したが、NDフィルタ部の数は3つに限らず複数あれば良く、また、光透過率がそれぞれ異なる複数のNDフィルタ部を回転機構を介して切り替え可能に設置した場合でも、この実施例で説明した自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)の技術的思想を適用できる。
本発明に係る撮像装置の全体構成を分解して示した分解斜視図である。 本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体を分解して示した分解斜視図である。 本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第1NDフィルタ部が第1位置に至っている状態を示した平面図である。 本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第2NDフィルタ部が第2位置に至っている状態を示した平面図である。 本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板の第3NDフィルタ部が第3位置に至っている状態を示した平面図である。 (a)〜(c)は本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板組立体中のNDフィルタ板が移動した時に第1〜第3位置を検出する状態をそれぞれ模式的に示した図である。 本発明に係る撮像装置において、回路部の構成を示したブロック図である。 本発明に係る撮像装置において、NDフィルタ板の各NDフィルタ部の切り替え位置に応じて自動露出(AE)及び/又はオートホワイトバランス(AW)を制御する動作を示したフロー図である。 従来例のビデオカメラを示した縦断面図である。 図9に示した光量絞り装置を分解して示した分解斜視図である。
符号の説明
1…撮像装置、
10…レンズ鏡筒部、
11…レンズ鏡筒、12…撮影レンズ群、13…アイリス、
20…メインフレーム部、
21…前板、22…光学ローパスフィルタ押え板、23…光学ローパスフィルタ、
24…矩形枠シート、25…固体撮像素子(CCD)、26…CCD取付板、
30…光学フィルタ板組立体(NDフィルタ板組立体)、
31…軸、32…回動アーム、
33…光学フィルタ板サブ組立体(NDフィルタ板サブ組立体)、
34…フィルタ枠体、
35…光学フィルタ板(NDフィルタ板)、
35a〜35c…第1〜第3光学フィルタ部(第1〜第3NDフィルタ部)、
36…フィルタ押え板、36e,36f…第1,第2光反射部、
37…案内板、
38,39…第1,第2光センサ、
50…回路部、
51…制御回路、51a…メモリ部、51b…フィルタ位置判別部、
51c…モード移行判別部、51d…モード指令部、
52…アイリス駆動用モータ、53…アイリス開口位置センサ、
54…NDフィルタ駆動用モータ、55…タイミングジェネレータ、
56…撮像信号処理回路、
K…光軸、
…一つ前の切り替え位置に対応したNDフィルタ部の光透過率、
n+1…切り替えた後のNDフィルタ部の光透過率、
EV…撮像信号処理回路内で得られた一つ前の切り替え位置に対応した測光値、
EVn+1…NDフィルタ部を切り替えた後の測光値、
…一つ前の切り替え位置に対応したアイリスのFナンバー値、
n+1…NDフィルタ部を切り替えた後のFナンバー値。

Claims (2)

  1. レンズ鏡筒内に被写体を撮影する撮像レンズ群及び光量を制御するアイリスを取り付けたレンズ鏡筒部と、
    前記レンズ鏡筒部で撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子からの撮像信号を処理する撮像信号処理回路と、
    前記レンズ鏡筒部と前記固体撮像素子との間に設置され、且つ、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を切り替え可能に設けた光学フィルタ板組立体と、
    前記光学フィルタ板中の前記複数の光学フィルタ部の切り替え位置を検出する光学フィルタ切り替え位置検出手段と、
    前記光学フィルタ切り替え位置検出手段の検出結果に応じて自動露出制御時に、前記撮像信号処理回路内で得られた一つ前の切り替え位置に対応した測光値と、一つ前の切り替え位置に対応した前記光学フィルタ部の光透過率と、切り替えた後の前記光学フィルタ部の光透過率とから、前記光学フィルタ部を切り替えた後の測光値を計算して、前記アイリス及び/又は前記固体撮像素子内の電子シャッタを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. レンズ鏡筒内に被写体を撮影する撮像レンズ群及び光量を制御するアイリスを取り付けたレンズ鏡筒部と、
    前記レンズ鏡筒部で撮影した被写体像を結像して光電変換する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子からの撮像信号を処理する撮像信号処理回路と、
    前記レンズ鏡筒部と前記固体撮像素子との間に設置され、且つ、光透過率がそれぞれ異なる複数の光学フィルタ部を有する光学フィルタ板を切り替え可能に設けた光学フィルタ板組立体と、
    前記光学フィルタ板中の前記複数の光学フィルタ部の切り替え位置を検出する光学フィルタ切り替え位置検出手段と、
    前記光学フィルタ切り替え位置検出手段の検出結果に応じてオートホワイトバランス制御時に、一つ前の切り替え位置に対応した前記アイリスのFナンバー値と、切り替えた後の前記光学フィルタ部の光透過率とから、前記光学フィルタ部を切り替えた後のFナンバー値を計算して、前記アイリスを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。

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