JP2006080354A - Mis型fetの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダマシン構造のゲート電極を備えたMIS型FETにおいて、高い電流駆動能力と低消費電力とを有するMIS型FETの製造方法を提供する。
【解決手段】 シリコン基板1の表面部にソース/ドレイン拡散層(14,15)を形成し、その表面にシリサイド層17を形成する。そして、ゲート側壁(12,13)で区画されたゲート開口溝20底部のシリコン基板1表面に、550℃以下の温度で界面層21を形成し、ゲート開口溝20内、界面層21および層間絶縁膜19を被覆するようにHigh−k膜22を堆積させ、酸化性雰囲気中550℃以下の温度での熱処理を施す。そして、全面を被覆する導電体膜23およびメタル膜24を形成した後、CMP法により層間絶縁膜19上の不要部分を研磨除去しダマシン構造のメタルゲート電極を備えたMIS型FETを形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、MIS型FETの製造方法に関するもので、詳しくは、ソース/ドレイン拡散層表面に形成したシリサイド層およびダマシン構造のゲート電極を有する絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MIS型FET)の製造方法に関する。
ダマシン(Damascene)ゲート法は、ソース/ドレイン拡散層の活性化を行った後に、ゲート絶縁膜およびゲート電極の形成を行うため、メタルとゲート絶縁膜の反応を抑制することができ、メタルゲート電極を有するMIS型FETを製造するのに適した方法として知られている。
その一方で、近年トランジスタの電流駆動能力を向上させるために、ソース/ドレイン拡散層表面に自己整合的(セルフアライン)にシリサイド層を形成する技術(SALICIDE技術)が必須とされている。ここで、ソース/ドレイン拡散層がスケーリング則に伴い浅くなるのに対応して、シリサイド材料はチタンダイシリサイド(TiSi)からコバルトダイシリサイド(CoSi)やニッケルモノシリサイド(NiSi)など、耐熱性が低い金属珪化物の材料に移行しつつある。その場合、上記ダマシンゲート法は、ソース/ドレイン拡散層を形成後にゲート絶縁膜を形成するという工程順序により、シリサイド層の耐熱温度以下でゲート絶縁膜の形成を行うことが必要になる。
このダマシンゲート法で形成するダマシン構造のゲート電極を備えた従来のMIS型FETについて図9,10を参照して説明する(例えば、非特許文献1参照)。ここで、図9,10は、MIS型FETのソース・ドレイ拡散層の表面にCoSiでシリサイド層を形成した後に、MIS型FETのゲート絶縁膜およびゲート電極を層間絶縁膜の溝部に埋め込んで形成するMIS型FETの製造工程順の断面図である。
図9(a)に示すように、MIS型FETの活性領域を区画するために、シリコン基板101の表面部にトレンチ分離(STI;Shallow Trench Isolation)による素子分離領域102を形成する。そして、MIS型FETの活性領域の所定領域に、ダミーのゲート酸化膜103、ダミーのゲート電極104および保護絶縁層105をパターニングして形成し、その側壁部にゲート側壁106を設ける。ここで、ダミーのゲート酸化膜103、ダミーのゲート電極104および保護絶縁層105は、それぞれシリコン酸化膜、シリコン膜、シリコン窒化膜で構成される。
そして、エクステンション層を有するソース/ドレイン拡散層107を形成し、上記ソース/ドレイン拡散層107の表面部にいわゆるサリサイド法を用いてコバルトダイシリサイド(CoSi)から成るシリサイド層108を形成する。ここで、上記シリサイド層108の耐熱性を高めるために、ITS(Implant Through Silicide)法を適用しコバルトモノシリサイド(CoSi)を形成した後にこのCoSiとシリコン基板(Si)界面領域に窒素イオンを導入し、その後の熱処理でCoSiを形成する手法を採る。このようにして、シリサイド層108とソース/ドレイン拡散層107界面領域に窒素原子を導入することで、シリサイド層108のその後の高温の熱処理による凝集等を起り難くさせる。
次に、図9(b)に示すように、ライナーシリコン窒化膜109とシリコン酸化膜から成る層間絶縁膜110を公知の化学気相成長(CVD)法で成膜し、図9(c)に示すようにライナーシリコン窒化膜109を研磨ストッパーとした化学機械研磨(CMP)法で上記層間絶縁膜上部を研削し平坦化する。このようにした後に、ダミーのゲート電極104上部のライナーシリコン窒化膜109、保護絶縁層105、上記ダミーのゲート電極104およびダミーのゲート酸化膜103をウェットエッチングで除去し、図9(d)に示すようにシリコン基板101表面を露出させてゲート開口溝111を形成する。
次に、図10(a)に示すように、ゲート開口溝111底部のシリコン基板101表面に膜厚が1nm〜2nmのSiO膜112を850℃程度の急速熱酸化(RTO)により形成する。そして、CVD法により、上記SiO膜112表面、ゲート開口溝111内壁および層間絶縁膜110表面を被覆するTiN膜113を堆積させる。
そして、図10(b)に示すように、上記TiN膜113を低温で熱酸化しHigh−k膜であるTiO膜114に変換させる。ここで、TiO膜114の膜厚は1nm〜2nmである。
次に、図10(c)に示すように、CVD法によりTiN膜115およびW膜116をTiO膜114上に積層して堆積させ、CMPによる研削により層間絶縁膜110上のTiO膜114等の不要部分を除去して、図10(d)に示すようなダマシン構造のゲート電極を有し、そのソース/ドレイン拡散層107表面にシリサイド層108を備えたMIS型FETをシリコン基板101上に形成する。ここで、層間絶縁膜110の開口溝111内に設けた上記TiO膜で成る高誘電体膜117とSiO膜112とでゲート絶縁膜118が形成され、TiN膜115で成る導電体膜119とW膜で成るメタル電極とでゲート電極が形成される。
2002 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers,p.70,2002
半導体装置を構成する半導体素子の微細化は、半導体装置の高密度化および高速化にとり最も有効な技術事項であり、現在その寸法基準が65nmから45nmへと精力的に進められている。このような中で、上記素子の設計基準が65nmになる微細なMISFETにおいては、上述したようにソース/ドレイン拡散層の浅接合化が更に進むために、ソース/ドレイン拡散層表面あるいはゲート電極表面のNiSi層による低抵抗化が必須になる。これは、これまで多用されてきたチタンシリサイドあるいはコバルトシリサイドに較べて、ニッケルシリサイドでは、細線抵抗の上昇も少なく、シリサイド化反応におけるSiの消費量が少ないという大きな利点を有しているからである。しかし、このニッケルシリサイドには、準安定相である上記低抵抗のNiSi相と安定相であるNiSi相があり、700°C程度を超える熱処理温度では、上記NiSi層はこの安定相である高抵抗のNiSi相に相転移してしまう。あるいは、上記NiSi層は、それよりもさらに低温の熱処理により凝集現象を引き起こす。このために、半導体装置の製造工程において、ソース/ドレイン拡散層表面に上記NiSi層を形成した後の熱プロセスの低温化が必須になっている。
また、スケーリング則の要請から、MISFETのゲート絶縁膜として広く用いられてきた二酸化シリコン(SiO)膜は、その膜厚を1.5nm以下にすることが必要となっている。しかし、このような極薄のSiO膜をゲート絶縁膜として用いた場合、トンネル電流によるゲート漏れ電流が、ソース/ドレイン電流に対して無視できない値となり、MISFETの駆動能力向上と低消費電力化の両立を達成する上では大きな問題となってくる。そこで、実効的なゲート絶縁膜の膜厚(SiO膜への電気的換算膜厚:EOT(Equivalent Oxide Thickness))を小さい値に保ちつつ物理的膜厚を大きくできる高誘電率(High−k膜)を含む高品質の高誘電体ゲート絶縁膜の形成が必須になっている。
上述した従来の技術におけるMIS型FETでは、High−k膜を一部に含むゲート絶縁膜118を構成しているSiO膜112は高温(850℃程度以上)で形成される。ここで、CoSiから成るシリサイド層108は、800℃程度の熱処理によりCoSiからの相転移で形成されるものであり800℃の耐熱性は充分に有する。また、上記ITS法の適用により耐熱性をさらに高めているために、850℃程度の熱プロセスにおいて問題は生じてこない。
しかし、上記従来の技術は、半導体素子の寸法基準が65nmより微細になり、上述したようにシリサイド層の形成後は上記低温プロセスが必須となるNiSiのような金属珪化物を、ソース/ドレイン拡散層表面のシリサイド層に使用するMIS型FETには全く適用できなくなるという問題があった。
また、上記従来の技術のITS法は、シリコン基板内に窒素を含有させるために、ソース/ドレイン拡散層の接合リーク増加は避けられず、半導体装置の低消費電力化が難しくなるという問題もあった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、ソース/ドレイン拡散層表面のNiSi等から成る低抵抗のシリサイド層とダマシン構造のゲート電極を有するMIS型FETの形成、および、そのゲート絶縁膜にHigh−k膜を含む高品質の高誘電体ゲート絶縁膜の適用ができるようにし、高い電流駆動能力と低消費電力とを有するMIS型FETの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、MIS型FETの製造方法にかかる第1の発明は、半導体基板上にソース/ドレイン領域を構成する不純物拡散層を形成する工程と、前記不純物拡散層の所定領域に金属珪化物を形成する工程と、前記半導体基板上に550℃以下の温度で絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜中に、前記不純物拡散層に対し自己整合的であって前記ソース/ドレイン領域間の半導体基板表面に達する溝を形成する工程と、前記溝の底部の半導体基板表面に550℃以下の温度でシリコン酸化膜を主成分とする界面層を形成する工程と、少なくとも前記界面層を被覆するように、二酸化シリコン膜より誘電率の高い高誘電率膜を形成する工程と、前記高誘電率膜を酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度において熱処理する工程と、前記高誘電率膜を被覆し前記溝内を充填する金属膜を形成する工程と、前記溝外に形成されている前記高誘電率膜および前記金属膜を除去する工程と、を有する構成になっている。
上記第1の発明において、前記界面層の形成と、前記高誘電率膜の酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度における熱処理とは、一つの工程で行うことができる。
そして、MIS型FETの製造方法にかかる第2の発明は、半導体基板上にソース/ドレイン領域を構成する不純物拡散層を形成する工程と、前記不純物拡散層の所定領域に金属珪化物を形成する工程と、前記半導体基板上に550℃以下の温度で絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜中に、前記不純物拡散層に対し自己整合的であって前記ソース/ドレイン領域間の半導体基板表面に達する溝を形成する工程と、前記溝の底部の半導体基板が露出した表面に550℃以下の温度で二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を形成する工程と、前記二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を被覆し前記溝内を充填する金属膜を形成する工程と、前記溝外に形成されている前記金属膜を除去する工程と、を有する構成になっている。
上記第1あるいは第2の発明において、前記金属珪化物はNiSiである。そして、前記高誘電率膜は、HfO、ZrO、HfSiOx、ZrSiOx、HfAlOx、ZrAlOx、La、Yから成る群より選択された少なくとも一種の高誘電率膜材料で成ることが好ましい。
また、上記第1あるいは第2の発明において、前記溝の底部の半導体基板表面、550℃以下の温度で、シリコン酸化膜を主成分とする界面層、二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を形成する工程は、酸素プラズマ、酸素ラジカルまたはOを用いたものであることが好ましい。
また、上記第1の発明において、前記高誘電率膜を酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度おいて熱処理する工程は、酸素プラズマ、酸素ラジカルまたはOを用いたものであることが好ましい。
本発明によれば、ソース/ドレイン拡散層に低抵抗のシリサイド層を備え、ダマシン構造のゲート電極を有するMIS型FETのゲート絶縁膜にHigh−k膜が適用でき、高い電流駆動能力と低消費電力とを有するMIS型FETが実現される。そして、このMIS型FETで構成される半導体装置の高速化および低消費電力化が容易に達成できる。
以下、本発明にかかるMIS型FETの製造方法の好適な一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1〜図4は、High−k膜を含む高誘電体ゲート絶縁膜、ダマシン構造のゲート電極およびシリサイド層を有するMIS型FETの製造方法を示す工程別素子断面図である。ここで、MIS型FETとして、nチャネルMIS型FETとpチャネルMIS型FETとを示している。
シリコン基板1の表面部にSTIの素子分離領域2を設け、シリコン基板の上部にpウェル層3およびnウェル層4をそれぞれイオン注入と熱処理により形成する。そして、熱酸化により両ウェル表面に5nm程度のシリコン酸化膜で成るダミーのシリコン酸化膜5を形成し、その上に膜厚が100nm程度の多結晶シリコンあるいは無定形シリコンから成るダミーのゲート電極41およびシリコン窒化膜で成る保護絶縁層7を、公知のリソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いてパターニングして形成する。ここで、ダミーのゲート電極6の膜厚は、後に形成するダマシン構造のゲート電極の高さを勘案して決められる。更に、このダミーのゲート電極6に対してセルフアラインにそれぞれのイオン注入を行い、さらに熱処理を施して、pウェル層3表面のn型エクステンション層8とp型ハロー層9およびnウェル層4表面のp型エクステンション層10とn型ハロー層11をそれぞれに形成する(図1(a))。
次に、CVD法により全面に膜厚が80nm程度のシリコン窒化膜を堆積させた後に、反応性イオンエッチング(RIE)による公知のエッチバックを施し、上記ダミーのゲート電極6および保護絶縁層7の側壁部にnチャネルゲート側壁12およびpチャネルゲート側壁13を形成する(図1(b))。そして、上記ダミーのゲート電極6および両ゲート側壁12,13に対してセルフアラインにそれぞれのイオン注入を行い、そして不純物活性化のための熱処理をたとえば1000℃の高速熱処理(RTA)により施して、pウェル層3表面のn型ソース/ドレイン拡散層14およびnウェル層4表面のp型ソース/ドレイン拡散層15をそれぞれに形成する(図1(c))。そして、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面の表面保護膜5はウェットエッチングにより除去する。
次に、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面の自然酸化膜を希弗酸によるウェットエッチングで除去した後に、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面を含むシリコン基板1上の全表面を被覆するように、Niから成るシリサイド用金属膜16をスパッタ(PVD)法で堆積させる(図1(d))。ここで、シリサイド用金属膜16の膜厚は、浅接合のn型ソース/ドレイン拡散層14あるいはp型ソース/ドレイン拡散層15の接合深さを考慮して決めるが、15nm以下にすると好適である。なお、Niの替わりにCoで成るシリサイド用金属膜16を形成してもよい。
次に、Niで成るシリサイド用金属膜16を堆積した場合においては、非酸化性雰囲気中450℃30秒程度のRTAを施し、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面をNiと反応させ、未反応のNi膜を化学薬液で除去するいわゆるサリサイド法により、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面に対して選択的にニッケルモノシリサイドから成る膜厚が30nm以下のシリサイド層17を形成する。ここで、Coで成るシリサイド用金属膜16を形成する場合には、はじめに、たとえば窒素雰囲気中500℃30秒程度のRTAを施し、CoSi膜が相転移したCoSi膜を、n型ソース/ドレイン拡散層14表面およびp型ソース/ドレイン拡散層15表面との熱反応で形成してから、たとえば硫酸水と過酸化水素水の混合液の化学薬液により、絶縁膜上の未反応のCo膜のみを選択的にウェットエッチングで除去する。次いで、同じく窒素雰囲気中で、800℃10秒のRTAを行い、CoSi膜を低抵抗のCoSi膜に相転移させてシリサイド層17にする(図2(a))。
次に、CVD法により、シリコン窒化膜から成るコンタクトエッチストッパー層18およびシリコン酸化膜から成る層間絶縁膜19を積層して堆積させる(図2(b))。ここで、上記コンタクトエッチストッパー層18および層間絶縁膜19の成膜温度は550℃以下にするのが好適である。これは、ニッケルシリサイドでシリサイド層17を形成するとき、上記成膜温度が550℃を超えてくると、後述するようにシリサイド層17の凝集が生じn型ソース/ドレイン拡散層14およびp型ソース/ドレイン拡散層15の低抵抗化が阻害されるようになるからである。そこで、コンタクトエッチストッパー層18の減圧CVD成膜では、成膜の原料ガスとしてSi2Cl6(HCD;Hexa−Chloro−Disilane)あるいはC22Si(BTBAS;Bias−Tertiary−Butyl−Amino−Silane)とNHガスとを用いる。または、SiHガスとNHガスとを原料ガスとした触媒CVD(Cat−CVD)成膜を用いると好適である。上記の成膜では、その成膜温度を300程度にすることができる。そして、層間絶縁膜19の成膜では、いわゆる高密度プラズマ(HDP)CVDあるいは準常圧CVD(SA−CVD)成膜方法を用いると好適である。ここでの成膜温度は400℃以下にできる。
そして、CMP法により、ダミーのゲート電極6上部に存在するコンタクトエッチストッパー層18を研磨ストッパーとして用いて上記層間絶縁膜19表面を研削し、ダミーのゲート電極6上部に存在するコンタクトエッチストッパー層18を露出させると共に、上記層間絶縁膜19表面を平坦化させる(図2(c))。
次に、上記露出したコンタクトエッチストッパー層18、保護絶縁層7およびダミーのゲート電極6をウェットエッチング、RIE等で除去し、ゲート開口溝20を形成する。ここで、ゲート開口溝20の底部のダミーのゲート酸化膜5はウェットエッチングにより除去し、pウェル層3表面およびnウェル層4表面を露出させる(図3(a))。
次に、1nm以下の膜厚の界面層21をSiO膜あるいはSiON膜で形成する(図3(b))。ここで、界面層21をSiO膜で形成する場合には、上記シリコン基板1をOガス、酸素プラズマあるいは酸素ラジカルの酸素活性種の酸化性雰囲気の処理室に入れ、基板温度を550℃以下にして露出したシリコン基板1表面に高品質のシリコン酸化膜を形成する。また、SiON膜を形成する場合には、上記酸素活性種を用いた酸化と窒素プラズマあるいは窒素ラジカル等の窒素活性種による窒化とを併用し、基板温度を550℃以下にして高品質のSiON膜を形成する。上記酸素プラズマおよび窒素プラズマは、それぞれ酸素ガスおよび窒素ガスのプラズマ励起により生成する。また、酸素ラジカルおよび窒素ラジカルは、酸素ガスおよび窒素ガスのいわゆるリモートプラズマにより生成すると好適である。なお、Oガスを用いた酸化は酸素ラジカルによる酸化になる。このようなラジカルは光励起によっても生成できる。
次に、界面層21表面を含む全面を被覆するように、膜厚が2〜3nm程度のHigh−k膜22を原子気相成長(ALD;Atomic Layer Deposition)法等で成膜する(図3(c))。ここで、High−k膜22は、HfOの金属酸化物、HfSiOxの金属シリケート、HfAlOxの金属アルミネート等の高誘電率膜材料から成る高誘電率膜が好適であるが、必要に応じてZrO、ZrSiOx、ZrAlOx等の高誘電率膜材料から成る高誘電率膜あるいはY、LaなどのIIIa族の酸化物から成る高誘電率膜であってもよい。また、上記高誘電率膜のうち2種類以上の絶縁膜を選択し積層した積層構造の絶縁膜で構成してもよい。
そして、上記High−k膜22の成膜後処理として、酸化性雰囲気中での熱処理を施す。ここで、上記成膜後処理は、酸素プラズマあるいは酸素ラジカルの酸化性雰囲気で550℃以下の温度で行うと好適である。この成膜後処理により、上記High−k膜22中の炭素(C)、水素(H)等の不純物が除去されHigh−k膜22の絶縁性が向上するようになる。また、この成膜後処理によりHigh−k膜22とpウェル層3表面およびnウェル層4表面との界面層21の電気的な安定化が図れる(図3(d))。そして、界面層21とpウェル層3およびnウェル層4との界面準位密度が低減するようになる。
上記High−k膜22の成膜後処理の工程で、図3(b)で説明した界面層21を形成することもできる。この場合には、図3(b)の工程では界面層21を形成させないで、High−k膜22が直接にp型ウェル層3およびp型ウェル層4表面に接するように堆積させた後、Oガス、酸素プラズマあるいは酸素ラジカルの酸素活性種の酸化性雰囲気の処理室に入れ、基板温度を550℃以下にして露出したシリコン基板1表面に高品質のシリコン酸化膜を形成する。このとき、基板温度を550℃以下にして窒素プラズマあるいは窒素ラジカル等の窒素活性種による窒化を追加することで高品質のSiON膜を形成する。この場合、High−k膜22中の上記C、H不純物を同時に除去するために、上述したのと全く同様の効果が生じる。
次に、膜厚が5nm〜10nmの金属膜である導電体膜23を、たとえば成膜温度が300℃程度のALD法により上記High−k膜22を被覆するように成膜する(図4(a))。
続いて、ゲート開口溝20を埋め込むようにして、たとえばW、AlやAl合金、CuやCu合金等のメタル膜24をCVD法、ALD法、PVD法あるいはメッキ法等を用い上記導電体膜23上に成膜する(図4(b))。そして、150℃〜300℃の温度で熱処理を施す。その後、CMPにより、層間絶縁膜19を研磨ストッパーにしてメタル膜24、導電体膜23、およびHigh−k膜22を順次に研削し、ゲート開口溝20外の上記層間絶縁膜19表面上の不要な部分を研磨除去する。このようにして、nチャネルゲート側壁12あるいはpチャネルゲート側壁13で画定されたゲート開口溝20内に、上記界面層21およびHigh−k膜22から成るゲート絶縁膜25、導電体膜23およびメタル電極26から成るゲート電極27が形成される(図4(c))。その後の工程では、図示しないが、たとえば、層間絶縁膜19にソース/ドレイン拡散層に達するコンタクト孔が形成され、コンタクト孔を通してソース/ドレイン拡散層に電気接続する配線層が形成される。このようにしてnチャンネルMIS型FETおよびpチャネルMIS型FETが形成される。
上記導電体膜23はゲート電極27の仕事関数を決定する材料であり、MIS型FETの閾値に影響を与える。ここで、nチャネルMIS型FETのゲート電極27の導電体膜23には、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、Wなどの金属、TiSix、ZrSix、HfSix、VSix、NbSix、TaSix、MoSix、WSix、NiSix、CoSixなどの金属珪化物、TiCx、ZrCx、HfCx、VCx、NbCx、TaCx、MoCx、WCxなどの金属炭化物から成る導電体膜材料から成る導電体膜が好適である。また、上記金属、金属珪化物、金属炭化物の単層構造のものでもよいしそれらの積層構造でもよい。そして、pチャネルMIS型FETのゲート電極27の導電体膜23としては、TiNx、ZrNx、HfNx、VNx、NbNx、TaNx、MoNx、WNx、あるいはTiSixNy、ZrSixNy、HfSixNy、VSixNy、NbSixNy、TaSixNy、MoSixNy、WSixNy等の導電体膜材料から成る窒素含有の導電体膜が好適である。また、上記窒素含有の導電体膜の単層構造でもよいしそれらの積層構造でもよい。
次に、上記実施の形態で説明した製造方法により作製したnチャネルMIS型FETおよびpチャネルMIS型FETの電気特性の一例について図5と図6を参照して説明する。図5,6はそれぞれnチャネルMIS型FETおよびpチャネルMIS型FETの電流駆動能力を示している。これらの図において、横軸にソース/ドレイン間のIon電流を採り縦軸にIoff電流をとっている。ここで、Ion電流は、ソース/ドレイン間の電圧すなわちドレイン電圧Vd=+/−1.3vに固定しゲート電圧を増加させたときにドレイン電流の増加が飽和してくるときのドレイン電流値であり、Ioff電流は、ドレイン電圧を上記電圧値に固定しゲート電圧を0vにしたときのドレイン電流の最小値である。
図5,6から判るように、Ion電流が400μA/μm程度以下の領域において、Ion/Ioff比は10〜10程度になり、nチャネルMIS型FETおよびpチャネルMIS型FETは共に非常に高い電流駆動能力を示している。そして、白印で示すようにソース/ドレイン拡散層表面をNiSiのシリサイド層にすることにより、図中の黒印で示すソース/ドレイン拡散層表面のシリサイド層がない場合に比べて、MIS型FETのIon電流が増加してくることが判る。このシリサイド化の効果は、図6からも明らかなように特にpチャネルMIS型FETの場合に顕著である。
このように、上記実施の形態で作製したところの、High−k膜および界面層で構成されるゲート絶縁膜、ダマシン構造のゲート電極そしてシリサイド層の形成されたソース/ドレイン拡散層を有するMIS型FETでは、その駆動能力が従来のMISFETの場合よりも高くなり、NiSiのシリサイド層の凝集等の問題も生じず又そのゲート絶縁膜のリーク電流も小さくなり、その高速化および低消費電力化等の高性能化が実現している。
上記効果は、シリサイド層を形成した後、上述した界面層21の形成を550℃以下の温度で形成したことに拠り生じている。あるいは、High−k膜22を形成した後、酸化性雰囲気中で550℃以下の温度において熱処理を施すことにより生じている。上述したような界面層21の形成は、ゲート絶縁膜25のシリコン基板表面における界面準位密度を大幅に低減させ、酸化性雰囲気中の550℃以下の熱処理は、High−k膜22中の不純物である炭素あるいは水素の量を大幅に低減させる。これらのために、MIS型FETのキャリア電荷である電子あるいは正孔の移動度が従来の場合よりも増大する。そして、EOTが小さく絶縁性の高いゲート絶縁膜が形成されるために、上記高性能なMIS型FETが実現できたものと思われる。また、上記処理温度は550℃以下であるために、NiSiから成るシリサイド層17の熱による凝集等の損傷は生じることはなく、ソース/ドレイン拡散層の低抵抗化によるMIS型FETの高性能化が確保できる。
一方で、NiSiから成るシリサイド層を形成した後、上述した界面層21の形成を550℃を越える温度で形成した場合、あるいは、High−k膜22を形成した後、酸化性雰囲気中で550℃を越える温度において熱処理を施した場合、さらには、シリサイド層形成後のコンタクトエッチストッパー層18あるいは層間絶縁膜19等の絶縁膜の成膜温度が550℃を超えるようになると、製造後の上記MIS型FETの電流駆動能力の低下することが確認された。これは、主にNiSiから成るシリサイド層の凝集が生じてくるためである。
図7に、上記MIS型FETと同一工程で作製したNiSiで成るシリサイド層を有する多数の拡散層のシート抵抗のバラツキについて示す。図7において、横軸にシート抵抗の値を採り縦軸にそのシート抵抗値の現れる累積頻度をとっている。ここで、黒印がnチャネルMIS型FETのソース/ドレイン拡散層であるn拡散層上のシリサイド層の場合について示し、白印がpチャネルMIS型FETのソース/ドレイン拡散層であるp拡散層上のシリサイド層の場合について示している。図7より、両方の場合共に、シート抵抗のバラツキは極めて小さく、上記実施の形態による製造方法であれば、低抵抗のシリサイド層が、その凝集の生じることも全く無く、非常に高い安定性の下に形成できることが判る。
また、上記実施の形態では、図8に示すように、上記シリサイド層を有する拡散層の接合リークも安定的に小さくなる。図8において、横軸に拡散層の接合リーク電流の値を採り縦軸にそのリーク電流値の現れる累積頻度をとっている。ここで、黒印がnチャネルMIS型FETのソース/ドレイン拡散層であるn拡散層上のシリサイド層の場合について示し、白印がpチャネルMIS型FETのソース/ドレイン拡散層であるp拡散層上のシリサイド層の場合について示している。図8より、全体的にp拡散層上のシリサイド層の場合がn拡散層上のシリサイド層の場合よりも接合リーク電流は少し増大するが、両方の場合共に、上記MIS型FETの動作においては全く問題にならない範囲内にある。
上述実施の形態では、本発明の実施の形態で製造した、High−k膜および界面層で構成されるゲート絶縁膜、ダマシン構造のゲート電極そしてシリサイド層の形成されたソース/ドレイン拡散層を有するMIS型FETでは、上述したように高品質で低抵抗のシリサイド層がソース/ドレイン拡散層上に安定して形成できる。更に、上述したように上記MIS型FETは、低消費電力および高速動作等極めて高性能なものになる。これらのために、上記MIS型FETの製造方法により製造したnチャネルMIS型FETあるいはpチャネルMIS型FETで構成される半導体装置の高速化および低消費電力化が容易になり、非常に高性能な半導体装置が実用化できる。
以上、この発明の実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
たとえば、ゲート絶縁膜のEOTが1.5nm以上になる場合に、MIS型FETのソース/ドレイン拡散層上のシリサイド層を形成した後の工程において、ゲート絶縁膜は550℃温度以下の上述したプラズマ酸化あるいは酸素ラジカルを用いた酸化等で形成し、必要に応じてプラズマ窒化等の処理を施し窒素をゲート絶縁膜中に導入するようにしてもよい。この場合には、上述したHigh−k膜の成膜後処理である酸化性雰囲気中の熱処理を省略される。
また、上記拡散層上のシリサイド層をTiSi、CoSiあるいは他の金属珪化物で形成する場合にも本発明は全く同様に適用することができる。
また、High−k膜としては、その他にアルミナ膜(Al膜)、酸化タンタル膜(Ta膜)、チタン酸ストロンチウム膜(STO膜)、チタン酸バリウムストロンチウム膜(BST膜)のような金属酸化膜あるいはチタン酸ジルコン酸鉛膜(PZT膜)のような強誘電体膜を用いてもよい。
また、High−k膜に用いる金属シリケート膜としては、実施の形態で説明したハフニウムシリケート膜あるいはジルコニウムシリケート膜の他に、La、Y等のランタノイド系元素のシリケート膜あるいは高融点金属のシリケート膜、更には、これらのシリケート膜の複合したシリケート膜を用いてもよい。
また、High−k膜に用いる金属アルミネート膜としては、実施の形態で説明したハフニウムアルミネート膜あるいはジルコニウムアルミネート膜の他に、La、Y等のランタノイド系元素のアルミネート膜あるいは高融点金属のアルミネート膜、更には、これらのアルミネート膜の複合膜を用いてもよい。あるいは、シリケート膜とアルミネート膜の複合膜を使用することもできる。
更には、シリコン基板上に半導体装置を形成する場合の他に、GaAs基板、GaN基板のような化合物半導体基板にMISFETを構成する場合にも同様に適用できる。
本発明の実施形態にかかるMIS型FETの製造方法を示す工程別素子断面図である。 図1に示す工程の続きの工程別素子断面図である。 図2に示す工程の続きの工程別素子断面図である。 図3に示す工程の続きの工程別素子断面図である。 本発明の実施形態にかかるnチャネルMIS型FETの動作性能を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかるpチャネルMIS型FETの動作性能を説明するための図である。 本発明の実施形態の効果を説明するためのソース/ドレイン拡散層のシート抵抗を示す図である。 本発明の実施形態の効果を説明するためのソース/ドレイン拡散層の接合リークを示す図である。 従来の技術にかかるMIS型FETの製造方法を示す工程別素子断面図である。 図9に示す工程の続きの工程別素子断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 素子分離領域
3 pウェル層
4 nウェル層
5 ダミーのゲート酸化膜
6 ダミーのゲート電極
7 保護絶縁層
8 n型エクステンション層
9 n型ハロー層
10 p型エクステンション層
11 p型ハロー層
12 nチャネルゲート側壁
13 pチャネルゲート側壁
14 n型ソース/ドレイン拡散層
15 p型ソース/ドレイン拡散層
16 シリサイド用金属膜
17 シリサイド層
18 コンタクトエッチストッパー層
19 層間絶縁膜
20 ゲート開口溝
21 界面層
22 High−k膜
23 導電体膜
24 メタル膜
25 ゲート絶縁膜
26 メタル電極
27 ゲート電極

Claims (7)

  1. 半導体基板上にソース/ドレイン領域を構成する不純物拡散層を形成する工程と、
    前記不純物拡散層の所定領域に金属珪化物を形成する工程と、
    前記半導体基板上に550℃以下の温度で絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜中に、前記不純物拡散層に対し自己整合的であって前記ソース/ドレイン領域間の半導体基板表面に達する溝を形成する工程と、
    前記溝の底部の半導体基板表面に550℃以下の温度でシリコン酸化膜を主成分とする界面層を形成する工程と、
    少なくとも前記界面層を被覆するように、二酸化シリコン膜より誘電率の高い高誘電率膜を形成する工程と、
    前記高誘電率膜を、酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度において熱処理する工程と、
    前記高誘電率膜を被覆し前記溝内を充填する金属膜を形成する工程と、
    前記溝外に形成されている前記高誘電率膜および前記金属膜を除去する工程と、
    を有することを特徴とするMIS型FETの製造方法。
  2. 前記界面層の形成と、前記高誘電率膜の酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度における熱処理とは、一つの工程で行うことを特徴とする請求項1にMIS型FETの製造方法。
  3. 半導体基板上にソース/ドレイン領域を構成する不純物拡散層を形成する工程と、
    前記不純物拡散層の所定領域に金属珪化物を形成する工程と、
    前記半導体基板上に550℃以下の温度で絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜中に、前記不純物拡散層に対し自己整合的であって前記ソース/ドレイン領域間の半導体基板表面に達する溝を形成する工程と、
    前記溝の底部の半導体基板が露出した表面に550℃以下の温度で二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を形成する工程と、
    前記二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を被覆し前記溝内を充填する金属膜を形成する工程と、
    前記溝外に形成されている前記金属膜を除去する工程と、
    を有することを特徴とするMIS型FETの製造方法。
  4. 前記金属珪化物はNiSiであることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のMIS型FETの製造方法。
  5. 前記高誘電率膜は、HfO、ZrO、HfSiOx、ZrSiOx、HfAlOx、ZrAlOx、La、Yから成る群より選択された少なくとも一種の高誘電率膜材料で成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のMIS型FETの製造方法。
  6. 前記溝の底部の半導体基板表面に、550℃以下の温度で、シリコン酸化膜を主成分とする界面層、二酸化シリコン膜あるいはシリコン酸窒化膜を形成する工程は、酸素プラズマ、酸素ラジカルまたはOを用いたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のMIS型FETの製造方法。
  7. 前記高誘電率膜を酸化性雰囲気中であって550℃以下の温度において熱処理する工程は、酸素プラズマ、酸素ラジカルまたはOを用いたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のMIS型FETの製造方法。
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