JP2006077640A - 建設機械の騒音低減装置 - Google Patents

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Kunihiko Ikeda
邦彦 池田
Seiichiro Takeshita
清一郎 竹下
Osamu Watanabe
修 渡邉
Yasushi Arai
康 荒井
Hiroshi Tsukui
洋 津久井
Hideki Haramoto
英毅 原本
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Abstract

【課題】冷却ファンの風切り音による騒音を低減できると共に、熱交換器の四隅付近も含めて冷却風の流れの乱れを抑制できる建設機械の騒音低減装置の提供。
【解決手段】エンジン27が配置されるエンジン室4内に、熱交換器20と、この熱交換器20を冷却する冷却風を誘起する冷却ファン25と、冷却風を冷却ファン25に導入させるシュラウド23とを有する油圧ショベルに備えられ、冷却ファン25の回転に伴って発生する風切り音を低減させる第1共鳴器30a、第2共鳴器30bをシュラウド23の箱状体23Aの内部の左右方向に取り付けると共に、熱交換器20に対向するシュラウド23の箱状体23A部分の形状を、熱交換器20の形状に対応する角形状に設定し、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bのそれぞれが、熱交換器20を冷却した冷却風を冷却ファン25まで案内する送風ガイドを兼ねた構成にしてある。
【選択図】図4

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられ、エンジン室内に配置される冷却ファンの回転に伴って発生する風切り音を低減させる建設機械の騒音低減装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、シュラウドを内管と外管から成る円筒状の二重構造にし、内管と外管の間にサイドブランチを形成した構成にしてある。そして、空気流がシュラウドを通過する際に、サイドブランチに入射した音波とサイドブランチより反射した音波とが干渉することで、冷却ファンの風切り音を低減させるようになっている。
なお、冷却ファンの風切り音は、シュラウド内部の共鳴周波数と一致することで共鳴音を発生させ、騒音を増大させることになる。
特開平11−93670号公報
上述した従来技術では、冷却ファンの風切り音の低減に有効であるものの、シュラウドが円筒状から成ることによって、熱交換器の四隅付近における冷却風の流れの乱れが大きくなり、これによって乱流騒音が増大する問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、冷却ファンの風切り音による騒音を低減できると共に、熱交換器の四隅付近も含めて冷却風の流れの乱れを抑制できる建設機械の騒音低減装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンが配置されるエンジン室内に、熱交換器と、この熱交換器を冷却する冷却風を誘起する冷却ファンと、上記冷却風を上記冷却ファンに導入させるシュラウドとを有する建設機械に備えられ、上記冷却ファンの回転に伴って発生する風切り音を低減させる建設機械の騒音低減装置において、上記シュラウドの内部に取り付けられ、上記風切り音を低減させる共鳴器を備え、上記熱交換器に対向する上記シュラウド部分の形状を、上記熱交換器の形状に対応する形状に設定したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、シュラウド内部に設けた共鳴器によって冷却ファンの回転に伴う風切り音による騒音を低減できる。すなわち、ヘルムホルツ式共鳴器は、下記(1)式に従い、各寸法値を設定することにより、任意の周波数のピーク音を低減することができる。
f=(c/2π)√(S/LV) (1) ここで、f:低減周波数、 c:音速 S:頸部断面積 L:頸部長さ V:容積 である。
また、熱交換器に対向するシュラウド部分の形状を、熱交換器の形状に対応する形状に設定したことから、熱交換器の四隅付近においても冷却風を円滑に流動させることができ、この熱交換器の四隅付近も含めて、熱交換器から冷却ファンへと向うシュラウド内部の冷却風の流れの乱れを抑制でき、乱流騒音も低減できる。
また本発明は、上記発明において、上記共鳴器が、上記シュラウドの左右方向のそれぞれに互いに対向して配置される第1共鳴器及び第2共鳴器の組み合わせと、上記シュラウドの上下方向のそれぞれに互いに対向して配置される第3共鳴器及び第4共鳴器の組み合わせのうちの少なくとも一方の組み合わせから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記共鳴器が、上記熱交換器を冷却した冷却風を上記冷却ファンまで案内する送風ガイドを兼ねることを特徴としている。このように構成した本発明は、シュラウドに導かれた冷却風を共鳴器によって冷却ファンまで円滑に案内できる。
また本発明は、上記発明において、上記シュラウドの内部に吸音材を貼り付けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、吸音材によって冷却風がシュラウドに衝突した際に発生する衝突音を低減できると共に、1000Hz以上の高周波の騒音も低減できる。
本発明は、シュラウド内部に設けた共鳴器によって冷却ファンの風切り音による騒音を低減できると共に、熱交換器から冷却ファンへと流れる冷却風の乱れを、熱交換器の四隅付近も含めて抑制でき、これによって乱流騒音も低減でき、従来に比べて優れた騒音低減性能が得られる。また、共鳴器をシュラウドの内部に設けたことから、エンジン室内の狭い空間領域であるシュラウドの外部に共鳴器を設置するスペースを確保する必要がなく、容易に共鳴器を設置することができる。
また、共鳴器が熱交換器を冷却した冷却風を冷却ファンまで案内する送風ガイドを兼ねる構成にした本発明は、冷却風を共鳴器によって冷却ファンまで円滑に案内でき、乱流騒音の抑制に貢献すると共に、冷却効率を向上させることができる。
また、シュラウドの内部に吸音材を貼り付けた構成にした本発明は、冷却風がシュラウドに衝突することによって発生する衝突音を低減できると共に、1000Hz以上の高周波の騒音も低減でき、さらに優れた騒音低減性能が得られる。
以下,本発明に係る建設機械の騒音低減装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の騒音低減装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
この油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2の前側位置に設けられるキャブ3、後側位置に設けられるエンジン室4、及びカウンタウエイト5を備えている。旋回体2の前方位置には、作業装置6が備えられている。この作業装置6は、旋回体2に連結されるブーム7、このブーム7を回動させるブームシリンダ7a、ブーム7に連結されるアーム8、このアーム8を回動させるアームシリンダ8a、アーム8に連結されるバケット9、このバケット9を回動させるバケットシリンダ9aを含む構成になっている。
上述したキャブ3及びエンジン室4は、旋回フレーム10上に配置されており、特にエンジン室4内には、後述する本発明の騒音低減装置の第1実施形態が備えられている。
このように構成される油圧ショベルは、走行体1の走行、旋回体2の旋回、ブーム7、アーム8、バケット9を含む作業装置6の駆動により、土砂の掘削作業等の各種の作業を行うことができる。
図2は図1に示す油圧ショベルに備えられるエンジン室の内部構造を示す側断面図、図3は本発明の第1実施形態が備えられるシュラウドを構成する箱状体部分を示す拡大斜視図、図4は図3に示す箱状体のエンジン側カバーを除いた状態を示す斜視図である。
図2に示すように、エンジン室4内には、このエンジン室4内に導かれる空気流、すなわち冷却風に対して上流側の位置に熱交換器20が配置され、この熱交換器20の下流側に、この熱交換器20を通過した冷却風を導くシュラウド23と、熱交換器20を冷却する冷却風を誘起する冷却ファン25と、この冷却ファン25を駆動するエンジン27を配置してある。
エンジン27は、旋回フレーム10上に防振マウント28を介して設置してある。冷却ファン25は、エンジン27のクランク軸27aに固定したプーリ29aと連動して回転するプーリ29bを介して回転するようになっている。
上述した熱交換器20は、図3,4に示すように、オイルクーラ20a、ラジエータ20b、及びインタークーラ20cを含んでおり、これらをエンジン室4に流入する空気流、すなわち冷却風に対して互い並列に配置してある。なお、オイルクーラ20aはブームシリンダ7a、アームシリンダ8a等の油圧アクチュエータを駆動する圧油を冷却し、ラジエータ20bはエンジン27の冷却水を冷却し、インタークーラ20cはエンジン27のシリンダヘッドへ供給される燃焼用圧縮吸入空気を冷却する。
上述したシュラウド23は、図2に示すように、冷却ファン25の上流側に位置し、冷却ファン25で誘起される冷却風を冷却ファン25の吸い込み側に導入するようになっている。熱交換器20に対向するシュラウド23部分の形状は、図3,4に示すように、熱交換器20の形状に対応する角形状に設定してある。
このシュラウド23は、熱交換器20の支持も兼ねている旋回フレーム10上の各カバー、すなわちカウンタウエイト側カバー23a、キャブ側カバー23b、上側カバー23c、エンジン側カバー23dによって構成される箱状体23Aと、図2に示すように、エンジン27に取り付けられたブラケット24に固定されたファンリング26と、このファンリング26とエンジン側カバー23dの円形開口部との隙間をシールする弾性材料で形成されたシュラウドラバー21とによって構成されている。
シュラウド23の箱状体23Aのエンジン側カバー23dを取り除いた図4に示すように、シュラウド23の箱状体23Aの内部のカウンタウエイト側及びキャブ側には、すなわち箱状体23Aの左右方向のそれぞれには、冷却ファン25の風切り音を低減する第1共鳴器30a、第2共鳴器30bを互いに対向するように配置してある。
キャブ側の第1共鳴器30aは、旋回フレーム10上に設置され、キャブ側カバー23bと、エンジン側カバー23dと、上側カバー23cと、小孔31a1,31a2及びこれらの小孔31a1,31a2にそれぞれ連設される筒体を有する送風カバー31aと、仕切板31bとによって構成されている。送風カバー31aはテーパ状に形成され、冷却ファン25への冷却風の流れをスムーズにする。すなわち、この第1共鳴器30aは、冷却ファン25への冷却風の流れを円滑にするための送風ガイドを兼ねている。上述した仕切板31bは送風カバー31aに溶接され、送風カバー31aはキャブ側カバー23b、上側カバー23c、旋回フレーム10のそれぞれに図示しないボルトによって取り付けられている。
カウンタウエイト側の第2共鳴器30bは、カウンタウエイト側カバー23aと、エンジン側カバー23dと、上側カバー23cと、小孔32a1及びこの小孔32a1に連設される筒体を有する送風カバー32aと、仕切板32bとによって構成されている。送風カバー32aはテーパ状に形成され、冷却ファン25への冷却風の流れをスムーズにする。すなわち、この第2共鳴器30bも、冷却ファン25への冷却風の流れを円滑にするための送風ガイドを兼ねている。上述した仕切板32bは送風カバー32aに溶接されている。送風カバー32aはカウンタウエイト側カバー23a、上側カバー23cに、また仕切板32bはカウンタウエイト側カバー23aに、それぞれ図示しないボルトによって取り付けられている。
上述のように、熱交換器20と対向する部分を熱交換器20の形状に相応する角形状に設定した箱状体23Aを含むシュラウド23と、このシュラウド23の箱状体23Aの左右方向に1組設けた第1共鳴器30a、第2共鳴器30bとによって、主に冷却ファン25の回転に伴って発生する風切り音を低減させる本発明の騒音低減装置の第1実施形態が構成されている。
図5は本発明の第1実施形態に備えられる共鳴器の動作原理を説明する斜視図である。この第1実施形態に備えられる第1共鳴器30a、第2共鳴器30b、すなわちヘルムホルツ式共鳴器は、前述したように、頸部断面積をS、頸部長さをL、容積をV、音速をcとしたとき、(1)式、すなわち、
f=(c/2π)√(S/LV) (1) により計算される低減周波数fの騒音を低減させることができる。
また、シュラウド23の箱状体23Aの共鳴周波数f0は、下記の(2)式により算出することができる。 f0=(c/2)√{(nx/X)+(ny/Y)+(nz/Z)} (2) ここで、nx,ny,nzは、次数1,2,・・・・・。Xは冷却風の流れに直交する方向の寸法である箱状体23Aの幅寸法、Yは冷却風の流れに沿う箱状体23Aの長さの寸法、Zは箱状体23Aの高さ寸法である。
したがって、シュラウド23の箱状体23Aの共鳴周波数f0に一致する低減周波数fとなるように、第1共鳴器30aの仕切板31bの上側の容積V、小孔31a1の開口面積、すなわちこの小孔31a1に連設される筒体の頸部断面積S、及び頸部長さL、仕切板31bの下側の容積V、小孔31a2の開口面積、すなわちこの小孔31a2に連設される筒体の頸部断面積S、及び頸部長さLを設定することにより、また、第2共鳴器30bの容積V、小孔32a1の開口面積、すなわちこの小孔31a1に連設される筒体の頸部断面積S、及び頸部長さLを設定することにより、このシュラウド23の箱状体23A内における共鳴音を低減させることができる。
このように構成した第1実施形態を備えた図1に示す油圧ショベルでは、例えば掘削作業に際してエンジン27を駆動すると、プーリ29a,29bを介して冷却ファン25が駆動され回転する。この冷却ファン25の回転によって吸込開口部40からエンジン室4内に導かれた空気は、冷却風となって熱交換器20を冷却した後、熱交換器20の下流に位置するシュラウド23の箱状体23Aの内部を通過し、冷却ファン25の吸込み側に導入される。その後、冷却ファン25から吹出された冷却風は、冷却ファン25の下流側にあるエンジン27等を冷却した後、吐出開口部41,42からエンジン室4の外部に放出される。
以上のように、冷却ファン25の駆動によってエンジン室4内の冷却を行なうが、冷却ファン25により誘起された冷却風がシュラウド23の箱状体23Aの内部を通過する際に、送風カバー31a,32aに形成した小孔31a1,31a2,32a1を介して、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bの内部と、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bの外側に位置する箱状体23Aの内部との間で空気が流出入する。これにより、冷却ファン25の風切り音を低減することができる。
また、熱交換器20に対向するシュラウド23の箱状体23Aの形状を、熱交換器20の形状に対応する角形状に設定したことから、熱交換器20の四隅付近においても冷却風を円滑に流動させることができ、この熱交換器20の四隅付近も含めて、熱交換器20から冷却ファン25へと向う冷却風の流れの乱れを抑制でき、乱流騒音も低減できる。
この第1実施形態によれば、上述のように、冷却ファン25の風切り音による騒音を低減でき、乱流騒音も低減できることから、優れた騒音低減性能が得られる。また、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bをシュラウド23の箱状体23Aの内部に設けたことから、エンジン室4内の狭い空間領域であるシュラウド23の外部に第1共鳴器30a、第2共鳴器30bを設置するスペースを確保する必要がなく、容易に第1共鳴器30a、第2共鳴器30bを設置することができる。
また、この第1実施形態によれば、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bが送風ガイドを兼ねる構成にしてあることから、熱交換器20を冷却した冷却風を、第1共鳴器30a、第2共鳴器30bによって冷却ファン25まで円滑に案内でき、乱流騒音の抑制に貢献すると共に、冷却効率を向上させることができる。
図6は本発明の第2実施形態を示す図で、図4に対応させて描いた斜視図である。この図6に示す第2実施形態は、シュラウド23の箱状体23Aの内部に設ける共鳴器として、シュラウド23の箱状体23Aの上下方向にそれぞれ互いに対向して配置される第3共鳴器33a、及び第4共鳴器33bの組み合わせを備えた構成にしてある。これらの第3共鳴器33a、及び第4共鳴器33bも、熱交換器20を冷却した冷却風を冷却ファン25まで案内する送風ガイドを兼ねる構成にしてある。その他の構成は、前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第2実施形態も、第3共鳴器33a、及び第4共鳴器33bによって、冷却ファン25の風切り音による騒音を低減でき、また、熱交換器20に対向する部分の形状を熱交換器20の形状に対応する角形状となるようにシュラウド23の箱状体23Aを設定したことにより、熱交換器20の四隅付近も含めて冷却風の流れの乱れを抑制でき、前述した第1実施形態と同等の作用効果が得られる。
なお、共鳴器として、第1実施形態では左右に配置される第1共鳴器30a、第2共鳴器30bを備え、第2実施形態では上下に配置される第3共鳴器33a、第4共鳴器33bを備えた構成にしてあるが、本発明は、これらの構成に限られず、左右に配置される第1共鳴器30a、第2共鳴器30bの組み合わせと、上下に配置される第3共鳴器33a、第4共鳴器33bの組み合わせの双方を備えた構成にしてもよい。
図7は本発明の第3実施形態を示す図で、図4に対応させて描いた斜視図である。この図7に示す第3実施形態は、シュラウド23の箱状体23Aの内部四方に、吸音材34a,34b,34c,34dを貼り付けた構成にしてある。その他の構成は、前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態は、第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、特に、冷却風がシュラウド23の箱状体23Aに衝突することによって発生する衝突音を低減できると共に、1000Hz以上の高周波の騒音も低減でき、さらに優れた騒音低減性能が得られる。
本発明の騒音低減装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 図1に示す油圧ショベルに備えられるエンジン室の内部構造を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態が備えられるシュラウドを構成する箱状体部分を示す拡大斜視図である。 図3に示す箱状体のエンジン側カバーを除いた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に備えられる共鳴器の動作原理を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す図で、図4に対応させて描いた斜視図である。 本発明の第3実施形態を示す図で、図4に対応させて描いた斜視図である。
符号の説明
2 旋回体
3 キャブ
4 エンジン室
5 カウンタウエイト
10 旋回フレーム
20 熱交換器
20a オイルクーラ
20b ラジエータ
20c インタークーラ
21 シュラウドラバー
23 シュラウド
23A 箱状体
23a カウンタウエイト側カバー
23b キャブ側カバー
23c 上側カバー
23d エンジン側カバー
24 ブラケット
25 冷却ファン
26 ファンリング
27 エンジン
30a 第1共鳴器
30b 第2共鳴器
31a 送風カバー
31a1 小孔
31a2 小孔
31b 仕切板
32a 送風カバー
32a1 小孔
32b 仕切板
33a 第3共鳴器
33b 第4共鳴器
34a 吸音材
34b 吸音材
34c 吸音材
34d 吸音材

Claims (4)

  1. エンジンが配置されるエンジン室内に、熱交換器と、この熱交換器を冷却する冷却風を誘起する冷却ファンと、上記冷却風を上記冷却ファンに導入させるシュラウドとを有する建設機械に備えられ、上記冷却ファンの回転に伴って発生する風切り音を低減させる建設機械の騒音低減装置において、
    上記シュラウドの内部に取り付けられ、上記風切り音を低減させる共鳴器を備え、
    上記熱交換器に対向する上記シュラウド部分の形状を、上記熱交換器の形状に対応する形状に設定したことを特徴とする建設機械の騒音低減装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記共鳴器が、上記シュラウドの左右方向のそれぞれに互いに対向して配置される第1共鳴器及び第2共鳴器の組み合わせと、上記シュラウドの上下方向のそれぞれに互いに対向して配置される第3共鳴器及び第4共鳴器の組み合わせのうちの少なくとも一方の組み合わせから成ることを特徴とする建設機械の騒音低減装置。
  3. 上記請求項1記載の発明において、
    上記共鳴器が、上記熱交換器を冷却した冷却風を上記冷却ファンまで案内する送風ガイドを兼ねることを特徴とする建設機械の騒音低減装置。
  4. 上記請求項1記載の発明において、
    上記シュラウドの内部に吸音材を貼り付けたことを特徴とする建設機械の騒音低減装置。
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