JP2006077358A - 取り扱い性に優れた弾性複合糸 - Google Patents

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Abstract

【課題】複合糸は伸長率が大きく、軽度の張力で伸びることから編み織り工程やその準備工程での張力管理に多大な労力を要し、場合によっては特殊な張力調整器機が必要である課題を有する。また多本数の糸を同時に扱う工程であり、張力が開放された時に、縮んで相互に絡みあい易い問題もある
【解決手段】加熱収縮熱処理前の伸長率が10%以下であって、加熱収縮熱処理後の伸長率が30%以上である複合糸。
【選択図】なし

Description

ポリウレタン(ウレア)弾性繊維(スパンデックス)を用いた弾性繊維は、その優れた伸縮性特性から衣料分野等に広く用いられており、年々その用途を拡大している。弾性繊維はベアーで使われる場合もあるが、触感や布帛表面の光沢や色の均一性の面で非弾性糸との混用で芯鞘型複合紡績糸や、カバリング糸等の複合弾性糸として用いられることが多い(例えば特許文献1、2参照)。
しかしながら、該弾性糸は伸長率が大きいため、特殊な積極給糸装置、特殊な準備機や特殊な編み織り機が必要であり、これらの装置を用いても取り扱い性、作業性に難点を有していた。更に、該弾性糸は、外乱に弱く、摩擦等の経度の外乱で大きなテンション変動を起こし、ひいては製品(織物、編み物等)の外観品位を損ねる原因となっていた。
製品布帛品位を確保する手段として、編織構成等の検討がなされているが(例えば特許文献3参照)、品位を確保するために製品の構成が制限され、またその効果も十分とはいえなかった。
特開2001−355138号公報 特開2004−36016号公報 特開平10−158905号公報
本名発明は、従来技術を背景になされたもので、製品製造工程での取り扱い性が良好である一方で、製品として優れた伸張回復性を示し、更には良好な製品外観品位を得ることを可能とする弾性複合糸を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、該架橋型ポリオレフィン弾性繊維の熱セット特性に鑑みて、従来のスパンデックス等を含んだ複合糸では達成できなかった、多少の張力変動でも安定した品質を確保できる本発明に至った。すなわち本発明は、
1.加熱収縮熱処理前の伸長率が10%以下であって、加熱収縮熱処理後の伸長率が30%以上である複合糸であり。
2.弾性繊維と非弾性繊維とからなる弾性複合糸であって、弾性繊維がポリオレフィン系弾性繊維である複合糸である。
本発明にかかる複合糸は、製編織時はほとんど弾性がなく、張力による糸長差が生じにくい、取扱性、工程管理性に優れ、布帛とした後、染色仕上げ工程ではじめて、弾性が発現し、十分にストレッチ性を発揮する、従来にない取り扱い性、伸縮性能を併せ持ち、且つ高い布帛品位を確保できる新規な弾性複合糸である。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明にかかる複合糸は、加熱収縮熱処理前の伸長率が10%以下であることが好ましい。
伸長率が10%以下であれば、後工程での取り扱い性が向上し、更には、後工程で受ける摩擦等の外乱の影響を受けにくくなり、布帛としたときの品位が向上するからである。更に好ましくは5%以下である。伸張率の下限は特に限定されないが、1%以上であることが好ましい。1%未満とすると、特に製編時の編み立て性が悪くなるばかりか、糸管の巻き硬度が高くなり、セット時のスチームの浸透性が悪く、糸管の内外層でセット差が生じ浮薄の欠点に繋がるので好ましくない。
本発明にかかる複合糸は、無または微荷重下でボイル処理すると弾性が復元することが好ましく、加熱収縮熱処理後の伸長率が30%以上であることが好ましい。伸張率が30%未満では弾性複合糸とは言いがたく、得られる布帛のストレッチ性能が不十分となる。より好ましくは40%以上であり、更に好ましくは50%以上である。
本発明にかかる複合糸は、弾性繊維と非弾性繊維とからなる弾性複合糸であって、弾性繊維が架橋型ポリオレフィン系弾性繊維であることが好ましい。
複合糸の1成分に架橋型ポリオレフィン繊維を用いることは次の理由による。1つは仮セット性があり、製織編時に非伸縮化でき、非弾性糸と同等の取扱いができ、後の精練、染色工程で布帛とした後に伸縮性能が回復できる特性を持ち、取り扱い性及び布帛品位が向上するからである。加えて、後の染色仕上げ工程で、綿の白度とソフト風合いを得るために必要なクロライト晒工程やポリエステルのアルカリ減量加工工程に耐えうる耐薬品性を有する弾性糸であることも重要である。
本発明でいう架橋型ポリオレフィン繊維は分枝を有しており、実質的に線状であるオレフィンに架橋処理を施されてなる繊維である。ここで分枝していて実質的に線状であるオレフィン繊維とは、オレフィン系モノマーを重合させた重合物であるものを言う。例えばαオレフィンを共重合させた低密度ポリエチレンや特表平8−509530号公報記載の弾性繊維がこれに当たる。
また架橋処理の方法としては、例えばラジカル開始剤やカップリング剤などを用いた化学架橋や、エネルギー線を照射することによって架橋させる方法等が挙げられる。製品となった後の安定性を考慮するとエネルギー線照射による架橋が好ましいが、本発明はこれらの方法に限定されるものではない。
本発明に係る複合糸は芯に架橋型ポリオレフィン繊維を用いることが特に好ましく、鞘に綿等の短繊維を用い複合紡績糸と、鞘にポリエステル系やポリアミド系のフィラメント糸やその嵩だか加工糸を用いるカバリング糸に大別される。また必要により、芯鞘素材を逆とすることも可能である。
加熱収縮処理後の伸長率は複合糸中の弾性繊維の構成比率と非弾性糸の拘束力に依存する。しかし、複合糸中の架橋型ポリオレフィン繊維の露出度が大きくなると、摩擦の影響により品位が低下し易く、更に架橋形ポリオレフィンは高価であり、経済性の観点からも、複合糸中の弾性糸の複合比率は20%よりこのましくは10%以下が限界とすべきである。
本発明にかかる複合糸は、精紡上がりの複合糸を巻き上げ糸管のまま、湿熱でセットしてもよい。通常この工程は内外層差をなくするため処理する蒸気が十分に内層まで浸透するように、圧力釜中で減圧後にスチームが供給され、温度を均一にコントロールする意味から、60℃が下限であり、装置的には、加圧下では130℃まで可能であるが、精練、染色工程で弾性が十分に回復させるためには、95℃が上限である。
ここで湿熱セットする意味は2つあり、1つは前述の仮セットをすることと、もう1つは次工程での取り扱い性を良くするために、撚セットするためである。また本複合糸の特徴として、湿熱セット時に発生する収縮応力が極めて小さく、従来の弾性複合糸では湿熱セットする場合は紙以外のベークライトやアルミ等の耐湿熱性のあるボビンを必要としたが、架橋型ポリオレフィン系の弾性糸の結晶融点が50℃近辺と低く、結晶の溶融でネットワークに一部が解除されることで、収縮応力が小さくなるため、カバリング糸の場合、定法のペーパーチュウブでも耐えうる。
この結晶による拘束点は常温では最結合するため、常温での使用時の弾性特性は保障されるので問題はない。この後、紡績糸は欠点を除去しながら、チーズに巻き返され、カバリング糸はそのまま織編工程に供される。また、セットする手段としてスチームセットすることが従来設備を転用できる点でこのましいが、乾熱セットすることも可能であり、複合糸の製造工程に組み込むことも可能である。また、経済的に不利ではあるが、あらかじめ乾熱または、湿熱で伸長セットした弾性繊維を伸長することなく複合糸の一部として用いることもできる。
ここで、セットされた複合糸は伸縮性がなくなり、非弾性糸と言える伸度レベルになり、とても弾性複合糸とは思えない伸長特性を示す。
非弾性糸の拘束力はおもに、複合糸の撚り数に依存するが、撚り係数を紡績糸では4.5未満、カバリング糸では9000以下とすることが好ましい。しかし撚り係数が小さくなりすぎると特に織物の経糸に用いる場合に耐しごき性がわるくなり問題があり、せいぜい紡績糸で3.5、カバリング糸で4000までにとどめるべきである。また織り編み物の設計上、生機の布密度はさほどおおきくすることは困難であり、生機から加工時に収縮させ伸長性を発現せしめるにも寸法変化率は50%が限度であり、弾性複合糸の加熱収縮処理後の伸長率も100%程度あれば、十分にその性能は発揮できると考えられる。またあまり伸長率が高い場合は布厚みが大きい布帛しか得られず、厚ぼったくする欠点にもなる。以下、実施例を用いて詳述するが本発明の実施形態を限定するものではない。
一般に、弾性糸を取り扱う設備はテンション変動を抑制するために、摩擦に対する配慮がなされているが、非弾性糸を取り扱う設備は摩擦に対する配慮がほとんどなされておらず、本発明にかかる弾性糸を、非弾性糸を取り扱う設備で用いる場合、露出した弾性繊維が接触して張力の増加をお越し、製品品位を損なうことがあることから、非弾性繊維との複合糸として用いるほうが、汎用性が高く好ましい。複合糸の代表的な実施形態として、非弾性体繊維との複合である複合紡績糸と、非弾性フィラメント糸との複合であるカバリング糸がある。他の実施形態として合撚、引き揃え、エアーカバリング等があるが、工程通過性を左右する弾性糸の被覆性で好ましくない。カバリング糸の場合は、被覆率を40%以上とする好ましい。40%未満では、摩擦に対する抵抗軽減が十分でないからである。被覆率は概ね、(1)式で表現できる。
T・F・√d×10-3・・・(1)
ここで、Tはカバリング回数(T/m)、Fは巻き付けし糸のフィラメント本数、dはフィラメント糸の単糸デニールを表す。この時、(1)式値が100を超えることがフィラメントが2層構造以上で巻きつくことを意味する。このことから、被覆率は用いる非弾性フィラメント糸の繊度とカバリング回数で調整できることがわかる。複合紡績糸も同じ考え方で被覆率を定義することができるが、紡績業界の慣用句である、弾性糸の複合率と撚り係数で表現することが多い。混用率からは被覆繊維の繊維本数が算出でき、撚り係数(K)は K=TPI/√Ne (ここでTPIは吋あたりの撚り数、Neは紡績糸の紡出綿番手を表す)
で表現され、定長あたりの撚り数を表すメジャーである。であるから、混用率と番手、撚り係数(加えて、短繊維繊度)がわかればカバリング糸と同様に被覆率が算出できる。しかし、複合紡績糸の場合は、混用率が30%未満の一般的な条件では被覆率は100%以上となり、特に注意を要しない。
以下、実施例で詳細な説明をするが、本発明の実施形態を限定するものではない。
本発明の評価は以下の方法で実施した。
[糸の伸長率の測定方法]
セット上がりの複合糸を周長1mのラップリールを用い、8巻きのかせを作り、芯糸のデシテックス(複合時のドラフト前のデシテックス)に0.01gを乗じた荷重を掛け、1分後にかせ長を測定して、A(mm)とした。次いで、0.1g/デシテックス(複合糸のデシテックス)の荷重を掛け、1分後のかせ長を測定して、B(mm)とした。ついで無荷重の状態でガーゼに包み、クリップで固定して、沸水中に入れ、30分処理する。処理後、室温下で1時間以上放置し、ガーゼを取りよき、1時間風乾後、再び0.01g/デシテックスの荷重を掻け、かせ長を測定して、C(mm)とした。ついで荷重を除き、新たに0.1g/デシテックス(複合糸のデシテックス)の荷重を掛け、1分後のかせ長を測定して、D(mm)とした。処理前後伸長率は次式より求めた。
処理前の糸の伸長率={(B−A)/A}×100(%)
処理後の糸の伸長率={(D−C)/C}×100(%)
[実施例1]
平均繊維長が26mm、単糸デニールの綿繊維よりなる粗糸をフロントローラーとバックローラー間で48倍にドラフトし、同時に架橋型ポリオレフィン繊維44デシテックスのモノフィラメントを3.5倍にドラフトしてフロントローラーに供給し、撚係数を3.5として36gの張力下で精紡コップに巻取り、40綿番手の芯鞘型複合紡績糸を得た。架橋型ポリオレフィン繊維の混用率は8.6%であった。該紡績糸を70℃で15分間キヤーセットした。該糸の処理前後の伸長率を表1に示した。経糸及び緯糸に該複合紡績糸を用い、経糸を90本/inの密度で配し、緯糸を70本/inの密度に配して、平織りの織物を得た。経糸ののり付けおよび整経時は通常の綿100%の紡績糸と同様に扱ったがとくに問題もなく、平易に扱うことができた。同布を通常の連続仕上げ工程で、毛焼き、糊抜き、精練、漂白、シルケットをして、170℃で幅方向に3%、経方向に5%伸長してセットをした。最後にサンホライズ加工を実施した。なお漂白は亜塩素酸ソーダ(25%)35g/リットルで95℃45分で実施した。得られた織物は極めて優れた品位であり、白度に富み、ソフトな触感を有し、経緯方向に伸縮性、回復性に富む高級感のある織物であった。この織物を用いてドレスシャツに縫製したところ光沢に富み、伸縮性にすぐれた着心地の良いシャツが得られた。
[実施例2]
平均繊維長が26mmの綿繊維よりなる粗糸をフロントローラーとバックローラー間で48倍にドラフトし、同時に架橋型ポリオレフィン繊維156デシテックスのモノフィラメントを4.0倍にドラフトしてフロントローラーに供給し、撚係数を3.5として70gの張力下で精紡コップに巻取り、12綿番手の芯鞘型複合紡績糸を得た。架橋型ポリオレフィン繊維の混用率は7.9%であった。該紡績糸を70℃で15分間キヤーセットした。該糸の処理前後の伸長率を表1に示した。該紡績糸を540本まとめてロープ状として、12本づつを平行して走行させ、公知のロープ染色機でインジゴ染浴濃度3g/リットルの染色槽に30秒間浸漬し、約100%に絞り、酸化のためのエアリングを2分を1サイクルとして8サイクルをそれぞれ実施して染色した後、洗浄、オイリング、乾燥、糊付け乾燥してインジゴロープ染めしたロープ状物を得た。これを分繊して経糸とした。この時ロープ状の複合弾性糸にはほとんど伸縮性がなく、スムーズに分繊し、平易に糊付け、整経することができた。緯糸には経糸と同法で複合紡績した複合紡績糸16番手の糸を用いた。該糸の架橋型ポリオレフィン繊維の混用率は10.5%であった。該紡績糸を70℃で15分間キヤーセットした。該糸の処理前後の伸長率を表1に示した。経糸密度を47本/in.緯糸密度を36本/in.として、2/1の左綾で製織したが、幅入りも小さく、特別な幅だし装置を必要とすることなく製織できた。さらに整理加工を実施した。尚、工程では、極力経方向に引張って緯入れし、最終仕上げ前にサンフォライズ加工で経入れする方策を取った。該生地を用いてジーンズパンツを縫製し、この製品を次亜塩素酸ソーダーでワッシャーを用いてインジゴ染料の1部を酸化脱色した。得られた製品は、極めて品位に優れ、ソフト風合いで2ウエーのストレッチ性がある履き心地が良く、着古した外観を呈する若者に好まれるジーンズであった。このジーンズパンツを1週間着用すると膝部分の一部が膝抜けし凸状に微量ふくれあがったが、140℃のアイロンを掛けたところ、膨れた部分が収縮して、元のサイズにもどった。洗濯して80℃のタンブル乾燥でも同様の効果があった。
[実施例3]
架橋型ポリオレフィン弾性糸44デシテックスを3倍にドラフトしながらポリエステル偏平糸(偏平率=4.8)48デシテックス36フィラメント糸をS方向に1000T/m(撚り係数=6600)でカバリングして複合糸として伸長状態で巻き上げ、85℃で15分キヤーセットした。同糸の処理前後の伸長率を表―1に示す。同ポリエステル偏平糸(偏平率=4.8)48デシテックス36フィラメント糸の2ヒーター仮撚加工糸と1本交互に、16in.径で19Gのゴム編み機で ループ長を580mm/100ウェールで編物を得た。編成時はスナールの発生もなく、編み込み張力も加工糸と同等で解除張力の変動もほとんどなく、仮撚加工糸と同等に扱ったが、異常段の発生も見られなかった。この編地を常法で精練後、筒状のまま身ごろとして用い、別途裁断して作った袖と縫合して婦人用肌着とした。極めて品位に優れた、ストレッチ性に富む、薄地で品位のいい肌着が得られた。
[比較例1]
複合紡績時に供給する弾性糸をポリウレタン弾性糸(東洋紡エスパ タイプ765)44デシテックスとすること以外は実施例3と同法で織物を得た。同糸のセット前後の伸長率セット上がりの糸管は中央部でつぶれ、解除が難しく、低速で新しい糸管に巻き返し、編み工程に投入した。編み立て解除時に伸縮性が大きく、テンションが低くなると、ビリ状の絡みが発生し、取り扱い性が極めて悪く、特殊なビリ防止装置が必要で解除張力が高くなり、特殊な積極給糸装置のある編み機でしか、編みたてできなかった。得られた編地は、編み段が発生し、厚ぼったく、肌着には不向きな編地でしかなかった。
[比較例2]
紡績後にキヤーセットをすることをしない以外は実施例1と同法で織物を得た。同糸の伸長率を表―1に示した。布帛性能的には充分な性能を有するものの、同布の製織時にシャトル織機を用いると、織幅変動が大きくなり、レピア織機やジェット織機等の定張力で緯糸を供給する織機でないと均一な織幅の織物が得られず、織機を限定する必要があった。また製織時に部分的ではあるが、びりが発生し、織物の欠点が見られた。
Figure 2006077358
本発明の複合糸布帛は製織時はほとんど弾性がなく、張力による糸長差が生じにくい、取扱性、工程管理性に優れ、染色仕上げ工程ではじめて、弾性が発現し、十分にストレッチ性を発揮する、従来にない取り扱い性、伸縮性能を併せ持つ新規な弾性複合糸である。

Claims (2)

  1. 加熱収縮熱処理前の伸長率が10%以下であって、加熱収縮熱処理後の伸長率が30%以上であることを特徴とする複合糸。
  2. 弾性繊維と非弾性繊維とからなる弾性複合糸であって、弾性繊維が架橋型ポリオレフィン系弾性繊維であることを特徴とする請求項1記載の複合糸。
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