JP2006075892A - 遠心鋳造製圧延用ロール - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、MC系炭化物の形状を粒状にするともに、MC系炭化物を微細均一に分散させることにより、耐摩耗性および耐肌荒れ性に優れた遠心鋳造製圧延用ロールを提供する。
【解決手段】
本発明の遠心鋳造製圧延用ロールは、外層の化学成分が質量%で、C:1.0〜3.0%、Si:0.3〜3.0%、Mn:0.3〜1.5%、Ni:0.1〜2.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo:0.1〜8.0%、V:3.0〜12.0%、Ti:0.005〜1.0%、Al:0.001〜0.5%を含有し残部Feおよび不純物元素からなり、その金属組織中に粒状のMC系炭化物を5〜15面積%有することを特徴とする。また、前記MC系炭化物の球状化率が0.5以上であることを特徴とする。さらに、前記外層の化学成分が質量%で、W:0.1〜5.0%、Nb:0.1〜10.0%、Co:0.1〜5.0%、を含有することを特徴とする。
【選択図】 なし
【解決手段】
本発明の遠心鋳造製圧延用ロールは、外層の化学成分が質量%で、C:1.0〜3.0%、Si:0.3〜3.0%、Mn:0.3〜1.5%、Ni:0.1〜2.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo:0.1〜8.0%、V:3.0〜12.0%、Ti:0.005〜1.0%、Al:0.001〜0.5%を含有し残部Feおよび不純物元素からなり、その金属組織中に粒状のMC系炭化物を5〜15面積%有することを特徴とする。また、前記MC系炭化物の球状化率が0.5以上であることを特徴とする。さらに、前記外層の化学成分が質量%で、W:0.1〜5.0%、Nb:0.1〜10.0%、Co:0.1〜5.0%、を含有することを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、耐摩耗性および耐肌荒れ性に優れた遠心鋳造製圧延用ロールに関する。特に熱間薄板圧延機の仕上列に用いるワークロールとして好適なものである。
圧延用ロールの外層材として、Cr、Mo、W、Vなどの合金元素を各数%含有させたハイス系材が用いられている。ハイス系材は、V系炭化物であるMC(Mはメタルをさす)、Mo及びW系炭化物であるM6CやM2Cなどの高硬度の炭化物を晶出あるいは析出させて、Feの基地と炭化物の総和としての硬さを高め、Mo、Wにより高温での基地硬さの低下を抑えた材料である。ハイス系材では硬質炭化物が不均一に晶析出すると、ロールの摩耗形態が不均一となり、耐摩耗性および耐肌荒れ性に劣るようになる。
この種の公知例として、たとえば特許文献1には、C:1.0〜2.5%、Si:0.3〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo<6.0%、W<6.0%、V:4.0〜15.0%、残部Feおよび不可避的不純物からなる成分に、Ti:0.01〜1.0%、Zr:0.01〜0.1%を添加混合することで、Ti、Zrの酸化物の周辺にMC系炭化物が微細に晶析出することが記載されている。
また、特許文献2には、質量%で、C:0.7〜3.6%、Si:0.2〜2.5%、Mn:0.2〜2.0%、Cr:2.0〜10%、Mo:0.2〜10%、V:2.0〜10%、B:0.001〜0.50%、Al:0.001〜0.50%、Ti:0.001〜0.50%、Zr:0.001〜0.50%、Cu:0.001〜0.50%、Mg:0.001〜0.50%、Ca:0.001〜0.50%、を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなり、さらに、質量%で、Ni:0.1〜10%、W:0.2〜10%、Nb:0.2〜10%、Co:0.2〜10%、の1種または2種以上含有する材質が開示されている。このAl,Ti,Zrは、溶湯中で酸化物を生成して、溶湯中の酸素含有量を低下させ、製品の健全性を向上させると共に、生成した酸化物が結晶核として作用するために凝固組織の微細化に効果があることが記載されている。
本発明は、最も硬質なMC系炭化物を微細均一に分散させかつ形状を粒状にすることにより、耐摩耗性および耐肌荒れ性に優れた遠心鋳造製圧延用ロールを提供することを目的とする。
外層の化学成分が質量%で、C:1.0〜3.0%、Si:0.3〜3.0%、Mn:0.3〜1.5%、Ni:0.1〜2.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo:0.1〜8.0%、V:3.0〜12.0%、Ti:0.005〜1.0%、Al:0.001〜0.5%を含有し残部Feおよび不純物元素からなり、その金属組織中に粒状のMC系炭化物を5〜15面積%有することを特徴とする。
また、前記MC系炭化物の球状化率が0.5以上であることを特徴とする。
さらに、前記外層の化学成分が質量%で、W:0.1〜5.0%、Nb:0.1〜10.0%、Co:0.1〜5.0%、を含有することを特徴とする。
本発明における各化学成分の含有範囲(質量%)の限定理由について説明する。
C:1.0〜3.0%
Cは、耐摩耗性を付与すべきMC、M4C3、M2C、M6C系など硬質炭化物を形成するための必須元素である。その量が1.0%未満では、生成する炭化物の量が少ないため、十分な耐摩耗性を付与することができない。また、初晶温度を上昇させて鋳造性を阻害するため不都合である。一方、3.0%を超えるとVとのバランスがくずれるため、VCが均一に分布した組織形態がくずれ、耐肌荒れ性および強靭性の点で劣るようになる。
C:1.0〜3.0%
Cは、耐摩耗性を付与すべきMC、M4C3、M2C、M6C系など硬質炭化物を形成するための必須元素である。その量が1.0%未満では、生成する炭化物の量が少ないため、十分な耐摩耗性を付与することができない。また、初晶温度を上昇させて鋳造性を阻害するため不都合である。一方、3.0%を超えるとVとのバランスがくずれるため、VCが均一に分布した組織形態がくずれ、耐肌荒れ性および強靭性の点で劣るようになる。
Si:0.3〜3.0%
Siは、脱酸剤として必要な元素であり、0.3%以上含有させる必要がある。またM6C系炭化物中にW、Moなどの元素を置換して含有されるため、W、Moなどの高価な元素の節減を図るのに有効である。その量が0.3%未満の場合、脱酸効果が乏しく鋳造欠陥を生じやすい。一方、3.0%を超えると靭性を劣化させるので不都合である。
Siは、脱酸剤として必要な元素であり、0.3%以上含有させる必要がある。またM6C系炭化物中にW、Moなどの元素を置換して含有されるため、W、Moなどの高価な元素の節減を図るのに有効である。その量が0.3%未満の場合、脱酸効果が乏しく鋳造欠陥を生じやすい。一方、3.0%を超えると靭性を劣化させるので不都合である。
Mn:0.3〜1.5%
Mnは、脱酸剤として作用するとともに、不純物であるSをMnSとして固定するのに有効であり、0.3%以上含有させる必要がある。その量が0.3%未満の場合、脱酸効果が乏しい。一方、1.5%を超えると残留オーステナイトが生じやすくなり、硬さを安定に維持できない。
Mnは、脱酸剤として作用するとともに、不純物であるSをMnSとして固定するのに有効であり、0.3%以上含有させる必要がある。その量が0.3%未満の場合、脱酸効果が乏しい。一方、1.5%を超えると残留オーステナイトが生じやすくなり、硬さを安定に維持できない。
Ni:0.1〜2.0%
Niは、焼入れ性を向上させるために有効であり、0.1%以上含有させる必要がある。2.0%を超えると残留オーステナイトの量が過剰となり、硬度の向上が期待できない。
Niは、焼入れ性を向上させるために有効であり、0.1%以上含有させる必要がある。2.0%を超えると残留オーステナイトの量が過剰となり、硬度の向上が期待できない。
Cr:3.0〜10.0%
Crは、焼入れ性の向上および炭化物生成のために必要な元素であり、3.0%以上含有させる。しかし、10.0%を超えるとCr系炭化物が過多となるため不都合である。Cr系炭化物例えばM23C6は、MC、M4C3、M6C、M2Cと比べて硬度が低く、耐摩耗性を劣化させるので好ましくない。
Crは、焼入れ性の向上および炭化物生成のために必要な元素であり、3.0%以上含有させる。しかし、10.0%を超えるとCr系炭化物が過多となるため不都合である。Cr系炭化物例えばM23C6は、MC、M4C3、M6C、M2Cと比べて硬度が低く、耐摩耗性を劣化させるので好ましくない。
Mo:0.1〜8.0%
Moは、M6C、M2Cなどの晶出炭化物の形成の作用があるとともに、基地中に固溶して焼入れ性の向上および焼戻し硬さの向上をもたらすので、0.1%以上含有させる。しかし、Mo量が増加すると、本発明ロール材中の最も硬い炭化物であるMCの量を減少させるため好ましくないので8.0%を上限とする。
Moは、M6C、M2Cなどの晶出炭化物の形成の作用があるとともに、基地中に固溶して焼入れ性の向上および焼戻し硬さの向上をもたらすので、0.1%以上含有させる。しかし、Mo量が増加すると、本発明ロール材中の最も硬い炭化物であるMCの量を減少させるため好ましくないので8.0%を上限とする。
V:3.0〜12.0%
Vは、耐摩耗性の向上に最も寄与するMC系炭化物を形成する元素であり、少なくとも3.0%以上含有させる必要がある。一方、12.0%を超えると上記Cの範囲とのバランスでMC系炭化物が均一に分布しにくくなる。
Vは、耐摩耗性の向上に最も寄与するMC系炭化物を形成する元素であり、少なくとも3.0%以上含有させる必要がある。一方、12.0%を超えると上記Cの範囲とのバランスでMC系炭化物が均一に分布しにくくなる。
Ti:0.005〜1.0%
Tiは本発明のロール外層材において最も特徴とする元素である。TiはNおよびOと結合して酸窒化物を形成し、これらが溶湯中に懸濁されて核となり、MC系炭化物を粒状とし微細均一に晶出させる。MC系炭化物の形状を微細な粒状の粒にするとともに、金属組織中に均一に分散させるためには、Tiを0.005%以上必要である。一方、含まれているNおよびOの量からTiは1.0%で十分である。Tiの含有量は、好ましくは0.05〜0.5%である。
Tiは本発明のロール外層材において最も特徴とする元素である。TiはNおよびOと結合して酸窒化物を形成し、これらが溶湯中に懸濁されて核となり、MC系炭化物を粒状とし微細均一に晶出させる。MC系炭化物の形状を微細な粒状の粒にするとともに、金属組織中に均一に分散させるためには、Tiを0.005%以上必要である。一方、含まれているNおよびOの量からTiは1.0%で十分である。Tiの含有量は、好ましくは0.05〜0.5%である。
Al:0.001〜0.5%
AlもTiと同様に、溶湯中のNおよびOと結合して酸窒化物を形成し、これらが溶湯中に懸濁されて核となり、MC系炭化物を粒状とし微細均一に晶出させる。MC系炭化物の形状を微細な粒状の粒にするとともに、金属組織中に均一に分散させるためには、Alを0.001%以上必要である。一方、含まれているNおよびOの量からAlは0.5%で十分である。Alの含有量は、好ましくは0.001〜0.1%である。
AlもTiと同様に、溶湯中のNおよびOと結合して酸窒化物を形成し、これらが溶湯中に懸濁されて核となり、MC系炭化物を粒状とし微細均一に晶出させる。MC系炭化物の形状を微細な粒状の粒にするとともに、金属組織中に均一に分散させるためには、Alを0.001%以上必要である。一方、含まれているNおよびOの量からAlは0.5%で十分である。Alの含有量は、好ましくは0.001〜0.1%である。
本発明の外層材の基本化学成分は上記のとおりであるが、ロールの用途、使用特性などにより以下の種々の化学成分を選択的に添加することができる。
W:0.1〜5.0%
WはMoと同様、Cと結合して硬質のM6C、M2C系炭化物を生成し、かつ基地組織中に固溶して基地組織を強化するので耐摩耗性の向上に有効であり、0.1%以上含有で効果がある。一方、5.0%を超えると、M6C系炭化物が増加して耐肌荒れ性が劣化するので好ましくない。好ましいWの範囲は0.1〜2.0%である。
WはMoと同様、Cと結合して硬質のM6C、M2C系炭化物を生成し、かつ基地組織中に固溶して基地組織を強化するので耐摩耗性の向上に有効であり、0.1%以上含有で効果がある。一方、5.0%を超えると、M6C系炭化物が増加して耐肌荒れ性が劣化するので好ましくない。好ましいWの範囲は0.1〜2.0%である。
Nb:0.1〜10.0%
Nbは、Vと同様にCと結合してMC系炭化物を生成する。ロールの外層材を遠心力鋳造法で形成させる場合、NbはMC系炭化物の偏析を少なからず軽減させる効果を有する。遠心力鋳造する際のVの添加量に応じて、Nbの添加の要否を選択すればよい。
Nbは、Vと同様にCと結合してMC系炭化物を生成する。ロールの外層材を遠心力鋳造法で形成させる場合、NbはMC系炭化物の偏析を少なからず軽減させる効果を有する。遠心力鋳造する際のVの添加量に応じて、Nbの添加の要否を選択すればよい。
Co:0.1〜5.0%
Coは、基地組織の強化に有効な元素であり、0.1%以上含有で効果がある。一方、5.0%を超えると靭性を低下させる。
Coは、基地組織の強化に有効な元素であり、0.1%以上含有で効果がある。一方、5.0%を超えると靭性を低下させる。
上記元素以外は、不純物を除いて残部は実質的にFeである。不純物として主な元素はPおよびSである。靭性の低下を防止するため、Pの含有量は0.1%以下、Sの含有量は0.1%以下が好ましい。
本発明のロールの外層材は、TiとAlを複合添加させることにより、MC系炭化物の形状を微細な粒状にするとともに、金属組織中に均一に分散できる。MC系炭化物の面積%が5%未満では耐摩耗性が十分でない。15%を超えると粒状化が難しくなり耐肌荒れ性に劣るようになる。
また、本発明のロール外層材は、TiとAlを複合添加することにより、その金属組織中のMC系炭化物の形状が微細な粒状になる。本発明のMC系炭化物の球状化率が0.5未満であるとロールの摩耗形態が不均一となり、耐摩耗性や耐肌荒れ性が低下する。より好ましいMC系炭化物の球状化率は0.7〜1.0である。
表1に示す圧延用ロール材の化学成分(質量%)にて、No.1〜4の本発明実施例の各供試材と、No.21〜23の比較例の各供試材を、1500〜1550℃まで加熱、溶解し、直径90mm、高さ90mmの円柱状の鋳型に鋳込んだ。冷却後、インゴットを取りだし、1000〜1200℃で、焼入れを行い、500〜600℃で3回焼戻しを行った。
これらの供試材から試験片を採取し、画像解析装置(日本アビオニクス株式会社製SPICCA−II)により、組織構成要素の面積%、MC系炭化物の球状化率を測定した。
図1はMC系炭化物の球状化率を説明するための図を示す。図1において、15は測定対象物であり、本発明ではMC系炭化物を指す。供試材から採取した試験片を鏡面研摩した後、その鏡面研摩部を硫酸アンモニウム腐食を行なった。そして、腐食させた部分を倍率400倍にて20個所の視野で画像解析を行い、その平均を球状化率とした。
測定対象物の面積をA、測定対象物の周囲長をLとすると、球状化率は数式(1)で表され、1.0に近づくほど真円に近くなる。
また、圧延試験機を用いて圧延後の摩耗量及び肌粗さを測定した。図2は圧延試験機の概略図を示す。図2において、圧延試験機は、圧延機1と、圧延材Sを余熱する加熱炉4と、圧延材Sを冷却する冷却水槽5と、圧延材Sの巻取り機6とテンションコントローラ7とから構成される。圧延機1には試験用ロール2、3が組み込まれる。試験用ロールは前記の供試材から作製し、外径60mm、内径40mm、幅40mmの小型スリーブロールを用いた。圧延試験機に試験用ロールを組み込み、試験条件が、圧延材料:SUS304、圧下率:25%、圧延速度:150m/min、圧延温度:900℃、圧延距離:300m/回、ロール冷却:水冷、ロール数:4重式にて試験を行った。圧延後、試験用ロールの表面に生じた摩耗の深さ及び肌粗さを触針式表面粗さ計により測定した。
表2に試験結果を示す。表2から、本発明のロール外層材は、摩耗量および肌粗さが、比較例のロール材に比べ良好な結果が得られた。すなわち、本発明のロール外層材は、TiとAlを複合添加させることにより、MC系炭化物の形状を微細な粒状にするとともに、金属組織中に均一に分散させたので、耐摩耗性および耐肌荒れ性が良好であることがわかった。
表1および表2から、本発明例のロール外層材は、TiおよびAlを複合添加させることにより、MC系炭化物の形状を微細な粒状にするとともに、金属組織中に均一に分散させたので、耐摩耗性および耐肌荒れ性とも良好な結果が得られた。
本発明例に比べて、比較例21はMC炭化物の球状化率が0.5未満であるため耐摩耗性、耐肌荒れ性に劣る。比較例22はTi単独添加であり球状化率が0.5であるものの本発明に比べて耐摩耗性に劣る。比較例23はAlの単独添加であり球状化率が0.5未満となるため耐摩耗性、耐焼付き性に劣ることがわかった。
以上述べたように、本発明の遠心鋳造製圧延用ロールは外層材のMC系炭化物を微細均一に分散させ、形状を粒状にすることで従来よりも耐摩耗性および耐肌荒れ性を向上させることができる。本発明の遠心鋳造製圧延用ロールは熱間圧延用ワークロール全般で、特に熱間薄板圧延機の仕上列において優れた性能を発揮し、圧延工場における生産性の向上に寄与する。
15 測定対象物、 1 圧延摩耗試験機、 2 試験用ロール、
3 試験用ロール、 4 加熱炉、 5 冷却水槽、 6 巻取り機、
7 テンションコントローラ、 S 圧延材
3 試験用ロール、 4 加熱炉、 5 冷却水槽、 6 巻取り機、
7 テンションコントローラ、 S 圧延材
Claims (3)
- 外層の化学成分が質量%で、C:1.0〜3.0%、Si:0.3〜3.0%、Mn:0.3〜1.5%、Ni:0.1〜2.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo:0.1〜8.0%、V:3.0〜12.0%、Ti:0.005〜1.0%、Al:0.001〜0.5%を含有し残部Feおよび不純物元素からなり、その金属組織中に粒状のMC系炭化物を5〜15面積%有することを特徴とする遠心鋳造製圧延用ロール。
- 前記MC系炭化物の球状化率が0.5以上であることを特徴とする請求項1に記載の遠心鋳造製圧延用ロール。
- さらに、外層の化学成分が質量%で、W:0.1〜5.0%、Nb:0.1〜10.0%、Co:0.1〜5.0%、を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の圧延用ロールの外層材。
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- 2004-09-13 JP JP2004265627A patent/JP2006075892A/ja active Pending
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