JP2006074964A - ファンモータ - Google Patents

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JP2006074964A JP2004258267A JP2004258267A JP2006074964A JP 2006074964 A JP2006074964 A JP 2006074964A JP 2004258267 A JP2004258267 A JP 2004258267A JP 2004258267 A JP2004258267 A JP 2004258267A JP 2006074964 A JP2006074964 A JP 2006074964A
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幸志 川口
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Abstract

【課題】 すべり軸受から浸出した潤滑油の転がり軸受への浸入がなく、低コストでかつ長寿命の小型ファンモータを提供する。
【解決手段】 円筒状の軸受ハウジング12と、軸受ハウジング12の外周に配設された固定子5と、軸受ハウジング12の内周に同心状に配置された転がり軸受(深溝玉軸受2)とすべり軸受(焼結含油メタルスリーブ3)と、これらの軸受により回転自在に支持されたシャフト1と、シャフト1によって軸支され前記固定子5の周囲に配置された回転子6と、回転子6と一体に回転するインペラ7とを備えるファンモータにおいて、深溝玉軸受2の前記メタルスリーブ3側の環状空間開口部に、撥油性を有する密封部材(シールド板25A)を配置する。以上の構成により、この焼結含油メタルスリーブ3から浸出した潤滑油の深溝玉軸受2への浸入を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品を搭載したOA機器等の冷却に用いられるファンモータに関し、更に詳しくは、低コストで寿命の長いファンモータに関する。
電子部品を搭載したパーソナルコンピュータやプリンタ,コピー機等の電子機器には、筐体の内部あるいは個々の電子部品を冷却するために、小型のファンモータが取付けられている。
従来、このファンの回転を支承する回転軸の軸支持には、軸方向に離間して配置された2個の転がり軸受(玉軸受)が使用されることが一般的であったが、低コスト化の要望から、前記転がり軸受の一方を油潤滑すべり軸受(焼結含油メタルスリーブ)に置き換えた安価タイプのファンモータが提案されている。(例えば、特許文献1〜2等を参照。)。
特開2001−27231号公報 特開2004−40926号公報
しかしながら、上記のように、同心状に配置した油潤滑すべり軸受と転がり軸受とで回転軸を支持したファンモータにおいては、このすべり軸受で使用される潤滑油が異物(金属粉等)を含んだ状態で洩れ出し、転がり軸受の内部に流れ込んでしまう場合があった。このような現象が生じると、異物の侵入によって軸受音が大きくなったり、転がり軸受の寿命が短くなったりする恐れがある。
本発明は、上記する課題に対処するためになされたものであり、すべり軸受から浸出した潤滑油の転がり軸受への浸入がなく、低コストでかつ長寿命の小型ファンモータを提供することを目的としている。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、円筒状の軸受ハウジングと、この軸受ハウジングの外周に配設された固定子と、前記軸受ハウジングの内周に同心状に配置された転がり軸受とすべり軸受と、これらの軸受により回転自在に支持された回転軸と、この回転軸によって軸支され前記固定子の周囲に配置された回転子と、この回転子と一体に回転する羽根部とを備えるファンモータにおいて、前記転がり軸受の前記すべり軸受側端面近傍に、撥油性を有する密封部材が配設されていることを特徴とする。
本発明は、異物を伴う潤滑油の浸入が懸念される転がり軸受のすべり軸受側環状空間開口を、この潤滑油をはじく性質を有する部材で密封することによって、所期の目的を達成しようとするものである。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ファンの回転を支承する回転軸を、同心状に並べて配置された油潤滑すべり軸受と転がり軸受とで支持したファンモータにおいて、転がり軸受のすべり軸受側端面近傍に、撥油性を有する密封部材を配設することにより、このすべり軸受から浸出した潤滑油の転がり軸受への浸入を防止することができる。
なお、この転がり軸受を密封する手段としては、軸受の環状空間開口にシールド板やシール部材を取り付ける方法、あるいは、軸受端面外側に、この端面形状に略沿った部材(ワッシャなど)を配置する方法等でも良い。また、密封部材に撥油性を付与する方法は、塗布(コーティング)や浸漬による部材の表面処理の他、密封部材自身を撥油性を有する材料から構成しても良い。
以上のように、本発明によれば、すべり軸受から浸出した潤滑油の転がり軸受への浸入がなく、この潤滑油に起因する不具合の発生が防止される。従って、本発明のファンモータは、小型・低コストで、かつ、寿命の長いファンモータとすることができる。
以下、図面を参照しつつこの発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるファンモータの構造を示す軸方向断面図である。
このファンモータは、合成樹脂製のケーシング11の内側に一体に形成された軸受ハウジング12の外周に固定された固定子5と、回転軸(シャフト1)に軸支されたカップ状の回転子6と、この回転子6の外周に形成された羽根部(インペラ7)とを主体として構成されている。
円筒状の軸受ハウジング12の内周には、軸方向に距離を開けて、転がり軸受(深溝玉軸受2)とすべり軸受(焼結含油メタルスリーブ3)とが同心状に配置されており、これらの軸受2,3によって、シャフト1が軸受ハウジング12に回転可能に支持されている。また、シャフト1の先端部(図示右方)には、モータの回転子6が取り付けられているとともに、この回転子6に対向する軸受ハウジング12の外周には、モータの固定子5が固定されている。なお、図中の符号4は予圧ばね、5aは固定子5のコイル、6aは回転子6のマグネット、8はシャフト1の抜け止め用の止め輪、を示す。
図2は、本実施形態におけるファンモータの軸受部(図1のP部)の拡大模式図である。この軸受部に用いられている2つの軸受2,3の構成は、基本的に従来公知の軸受と同様であり、焼結含油メタルスリーブ3は、潤滑油が含浸された焼結金属等の多孔質材料から形成されている。
また、深溝玉軸受2は、シャフト1に嵌合された内輪21と、軸受ハウジング12の内周に固定された外輪22と、複数のボール23と、これらボール23を周方向所定の間隔で保持する保持器24と、内外輪の間に形成された環状空間に充填されるグリース(図示省略)を密封する密封部材(シールド板25A,25B)とから構成されている。
本実施形態におけるファンモータの特徴は、深溝玉軸受2における焼結含油メタルスリーブ3側の環状空間開口部に、撥油性を有するシールド板25Aが配置されている点である。このシールド板25Aの表面には、フッ素系の樹脂からなる被膜が形成されており、この被膜により撥油性が付与されている。
以上のようなファンモータにおいても、使用される状態や環境等によっては、この焼結含油メタルスリーブ3で使用されている潤滑油が、異物(金属粉等)を含んだ状態で洩れ出し、深溝玉軸受2側に流れてくる可能性がある。しかしながら、このファンモータは、シールド板25Aが撥油性を備えることから、前記潤滑油が深溝玉軸受2の内部に浸入することが防止されている。従って、本実施形態におけるファンモータは、この異物を含む潤滑油に起因する不具合の発生がなく、その寿命を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、表面にフッ素系の樹脂(例えば、テフロン(登録商標)等)をコーティングしたシールド板25Aの例を挙げたが、本発明において転がり軸受の密封部材に撥油性を付与する方法は特に限定されるものではなく、また撥油剤の種類も限定されるものではない。例えば、撥油性を有する材料から前記シールド板25A自身を形成しても良いし、図3のように、撥油性を有する樹脂(ゴム)を使用したシール部材26A等を配置しても良い。
また、密封部材を深溝玉軸受2に組み込むだけではなく、深溝玉軸受2における焼結含油メタルスリーブ3側の端面近傍に、撥油性を有する部材を配置して、環状空間の開口を密封しても良い。好適な例としては、図4のように、撥油剤による表面処理を施した金属製ワッシャ27、あるいは撥油性を有する樹脂素材からなるワッシャ等を、シャフト1の外周面に嵌合固定する方法を挙げることができる。
本発明の実施形態におけるファンモータの構造を示す軸方向断面図である。 本発明の実施形態における転がり軸受2の密封構造を示す図1のP部拡大模式図である。 本発明の実施形態における転がり軸受2の別の密封構造を示す模式図である。 本発明の実施形態における転がり軸受2の更に別の密封構造を示す模式図である。
符号の説明
1 シャフト
2 転がり軸受(深溝玉軸受)
3 すべり軸受(焼結含油メタルスリーブ)
4 ばね
5 固定子
5a コイル
6 回転子
6a マグネット
7 インペラ
8 止め輪
11 ケーシング
12 軸受ハウジング
21 内輪
22 外輪
23 ボール
24 保持器
25A,25B シールド板
26A,26B シール部材
27 密封部材(ワッシャ)

Claims (1)

  1. 円筒状の軸受ハウジングと、この軸受ハウジングの外周に配設された固定子と、前記軸受ハウジングの内周に同心状に配置された転がり軸受とすべり軸受と、これらの軸受により回転自在に支持された回転軸と、この回転軸によって軸支され前記固定子の周囲に配置された回転子と、この回転子と一体に回転する羽根部とを備えるファンモータにおいて、
    前記転がり軸受の前記すべり軸受側端面近傍に、撥油性を有する密封部材が配設されていることを特徴とするファンモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109478819A (zh) * 2016-07-19 2019-03-15 Lg伊诺特有限公司 风扇电机及包括该风扇电机的车辆
US10782151B2 (en) 2016-07-19 2020-09-22 Lg Innotek Co., Ltd. Sensor device
CN113892226A (zh) * 2019-05-31 2022-01-04 美蓓亚三美株式会社 电机

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