JP2006074448A - ダイバーシチ通信方法及び無線通信局 - Google Patents

ダイバーシチ通信方法及び無線通信局 Download PDF

Info

Publication number
JP2006074448A
JP2006074448A JP2004255491A JP2004255491A JP2006074448A JP 2006074448 A JP2006074448 A JP 2006074448A JP 2004255491 A JP2004255491 A JP 2004255491A JP 2004255491 A JP2004255491 A JP 2004255491A JP 2006074448 A JP2006074448 A JP 2006074448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antennas
signal
communication method
diversity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004255491A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Takahashi
直人 高橋
Shiyuuta Ueno
衆太 上野
Ryutaro Omoto
隆太郎 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2004255491A priority Critical patent/JP2006074448A/ja
Publication of JP2006074448A publication Critical patent/JP2006074448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 伝播路上に、時間と共に伝播路に与える影響が変化する障害物が存在し、信号の受信品質が大きく変動する場合においても、回線に与える影響を軽減する通信方法及び無線通信局を提供する。
【解決手段】 複数のアンテナがそれぞれ受信する信号の受信品質に基づき、1のアンテナを選択し、前記選択した1のアンテナからの信号を受信信号として使用するダイバーシチ通信方法において、前記複数のアンテナのうち少なくとも1つは、他のアンテナと異なるビーム幅を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信システムのダイバーシチ通信方法及び前記方法に用いる無線通信局に関する。特に、送受信局間の見通し線上の障害物により、受信信号の品質が時間と共に変動する環境下でのダイバーシチ通信方法に関する。
無線通信システムにおいて、安定した受信を行うために、複数の受信アンテナを空間的に離して設置し、相互の相関が小さい複数の伝播路を構成するスペースダイバーシチ構成が用いられている。
図1は、無線通信システムで用いられるスペースダイバーシチを行う無線通信局の構成例を示すブロック図であり、図1(a)は、切替方式、図1(b)は合成方式の例である。両方式共、アンテナ1と受信機2からなる受信系統を複数備え、切替方式においては、切替器5で、品質の良い受信系統を選択することで、合成方式においては、位相差検出器9で位相差の監視を行い、監視結果に基づき位相器4において位相を制御し、複数信号を合成器8で合成することでダイバーシチ受信を実現する。
田中良一、中山浩 著、「やさしいディジタル無線」、改訂第2版、電気通信協会、p.64〜65
無線通信システムの送受信局間の見通し線上に、例えば風に揺られている樹木の様な、時間と共に伝播路に与える影響が変化する障害物が存在する場合、送信電波が散乱し、所謂、マルチパス現象が発生する。マルチパス現象により、受信レベルは大きく変動し、回線に大きな影響を与える。
図2は、伝播路上に樹木が存在し、風速5m/sの風が吹いている場合の、受信レベルの変動を測定した結果を示す図である。図2に示すように、約50dB程度の変動が発生している。実際には、50dB以上となることも確認されており、回線設計を行うに当たって、非常に大きな受信レベルマージンを確保する必要がある。
伝播路上に、時間と共に伝播路に与える影響が変化する障害物が存在する場合に、前記障害物を迂回するように中継器を設置し、障害物の影響を回避する方法も考えられるが、中継装置の設置場所を確保することが可能であるとは限らず、また、設置場所の確保のための費用や、中継装置そのものの費用が余分にかかることとなり、実現が難しい場合が多い。
従って、本発明は、伝播路上に、時間と共に伝播路に与える影響が変化する障害物が存在し、受信レベル等の信号の受信品質が大きく変動する場合においても、回線に与える影響を軽減する通信方法及び無線通信局を提供することを目的とする。
本発明におけるダイバーシチ通信方法によれば、
複数のアンテナがそれぞれ受信する信号の受信品質に基づき、1のアンテナを選択し、前記選択した1のアンテナからの信号を受信信号として使用するダイバーシチ通信方法において、前記複数のアンテナのうち少なくとも1つは、他のアンテナと異なるビーム幅を有することを特徴とする。
本発明における無線通信局によれば、
複数のアンテナと、信号品質判定手段と、切替手段と、受信機とを有し、信号品質判定手段は、複数のアンテナがそれぞれ受信する信号の受信品質に基づき、1のアンテナを選択して切替手段に通知し、切替手段は、信号品質判定手段より通知されたアンテナと受信機を接続する無線通信局において、前記複数のアンテナのうち少なくとも1つは、他のアンテナと異なるビーム幅を有することを特徴とする。
本発明の他の実施形態によれば、
更に送信機を有し、前記切替手段は、前記信号品質判定手段で通知されたアンテナと送信機も接続することが好ましい。
また、本発明の他の実施形態によれば、
本発明による無線通信局、及び、通信方法は、TDDシステムに用いられることも好ましい。
ビーム幅の異なる複数のアンテナを用い、各アンテナが受信する信号の品質に応じてアンテナを切り替えることで、伝播路に与える影響が時間と共に変動する障害物が存在する場合でも、回線に与える影響を軽減することが可能となり、また、受信品質の高いアンテナを送信アンテナとすることで送信ダイバーシチ効果も得られる。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の実施形態においては、通信を行っている一方の無線通信局が、基地局であり、他方の無線通信局が加入者局であるものとして説明を行う。
図3は、本発明によるダイバーシチ通信方法の第一の実施形態を示す図である。図3によると、基地局100と、加入者局101とが通信を行っており、伝播路上に、樹木等の、伝播路に与える影響が時間により変動する障害物7が存在する。
基地局100は、アンテナ1と、受信機2と、送信機3と、TDDスイッチ4とを有する。TDDスイッチ4は、送信機3からアンテナ1を経由して加入者局101に送信される送信信号と、加入者局101から送信され、アンテナ1を経由して受信機2で受信される受信信号を、予め割り当てられた送信時間と受信時間に応じて切り替える機能を有する。送信機3は、送信信号の変調及び無線周波数への変換等の処理を行い、受信機2は、受信信号の周波数変換及び復調等の処理を行う。
加入者局101は、アンテナ11と、アンテナ12と、受信機2と、送信機3と、TDDスイッチ4と、切替器5と、信号品質判定器6とを有する。信号品質判定器6は、アンテナ11及びアンテナ12が受信する信号の品質の判定を行い、使用するアンテナを決定し切替器5に通知する。使用するアンテナを決定する基準としては、受信レベルの高いアンテナを選択する方法が考えられる。切替器5は、信号品質判定器6からの通知に基づいて、TDDスイッチ4と、信号品質判定器6が選択したアンテナとを接続する機能を有する。これにより、加入者局101は、信号品質判定器が選択したアンテナを使用して送受信を行うこととなる。尚、受信機2と、送信機3と、TDDスイッチ4は、基地局100と同一であるため説明は省略する。
ここで、加入者局101のアンテナ11及びアンテナ12は異なるビーム幅を有するアンテナを使用する。図3の構成においては、例えば、アンテナ11として、アンテナ12よりビーム幅が広いアンテナを使用しスペースダイバーシチを構成する。
例えば、伝播路上に樹木が存在し、樹木の枝葉が風に揺られることにより、受信レベルが大きく変動する場合において、ビーム幅の広いアンテナを使用すれば、ビーム幅の狭いアンテナを使用するより受信レベルの変動を低減できることが実験により確認された。しかし、ビーム幅の広いアンテナは、同等サイズの狭いビーム幅のアンテナと比較すると、アンテナゲインが小さく、受信レベルの低下が発生していない状態においては、ビーム幅の狭いアンテナを用いる場合と比較し受信レベルが小さくなる。従って、本発明の通信方法は、ビーム幅の広いアンテナと、ビーム幅の狭いアンテナを組み合わせてスペースダイバーシチを構成している。
図3の構成において、障害物7が信号に大きな影響を与えていない場合、信号品質判定器6は、ゲインの大きいアンテナ12からの受信レベルが、アンテナ11からの受信レベルより高いため、アンテナ12を選択し、よってアンテナ12で受信した信号が加入者局101の受信機2での復調に使用され、また、加入者局101の送信機3からの送信信号はアンテナ12から基地局100に送信される。風等の影響により、障害物7が信号に与える影響が大きくなった場合、ビーム幅の広いアンテナ11からの受信レベルが、ビーム幅の狭いアンテナ12からの受信レベルより高くなり、従って、信号品質判定器6は、切替器5にアンテナ11を選択するように通知し、アンテナ11により送受信が行われることとなる。
上記方法により、障害物7が信号に影響を与えている場合でも、比較的高い受信レベルが得られ、また、選択したアンテナを送信アンテナとすることにより、送信ダイバーシチ効果も得られる。
図5は、障害物により受信レベルが時間変動する環境化において、ビーム幅が4°及び60°であるアンテナの受信レベルの変動を示したグラフである。図5に示すように、各アンテナの受信レベルの相関は小さく、受信レベルの高いアンテナを選択することで受信レベルの低下を軽減でき、回線品質を改善できることが分かる。
図4は、本発明によるダイバーシチ通信方法の第二の実施形態を示す図であり、基地局において、本発明によるダイバーシチ通信方法を使用している。
以上、アンテナが2つの場合で説明を行ってきたが、アンテナは2つに限定されるものではなく、3以上のアンテナを使用することも可能であり、また、TDDシステムを例にして説明を行ってきたが、TDDシステムのみならず、FDDシステムにおいても適用可能である。FDDシステムに適用する場合は、送信機3及び受信機2をそれぞれ直接切替器5と接続し、切替器において、選択したアンテナと送信機3及び受信機2と接続する構成とすればよい。
スペースダイバーシチを行う無線通信局の構成例を示すブロック図である。 時間により伝播路に与える影響が変動する障害物が存在する環境下での受信レベルの変動を測定した結果を示す図である。 本発明によるダイバーシチ通信方法の実施形態を示す図である。 本発明によるダイバーシチ通信方法の他の実施形態を示す図である。 障害物により受信レベルが時間変動する環境化において、ビーム幅が4°及び60°であるアンテナの受信レベルの変動を示したグラフである。
符号の説明
1、11、12 アンテナ
2 受信機
3 送信機
4 TDDスイッチ
5 切替器
6 信号品質判定器
7 障害物
81 合成器
82 位相器
83 位相差検出器
100 基地局
101 加入者局

Claims (5)

  1. 複数のアンテナがそれぞれ受信する信号の受信品質に基づき、1のアンテナを選択し、前記選択した1のアンテナからの信号を受信信号として使用するダイバーシチ通信方法において、
    前記複数のアンテナのうち少なくとも1つは、他のアンテナと異なるビーム幅を有することを特徴とするダイバーシチ通信方法。
  2. 前記選択した1のアンテナを信号の送信に使用することを特徴とする請求項1に記載のダイバーシチ通信方法。
  3. TDDシステムで用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のダイバーシチ通信方法。
  4. 複数のアンテナと、信号品質判定手段と、切替手段と、受信機とを有し、
    信号品質判定手段は、複数のアンテナがそれぞれ受信する信号の受信品質に基づき、1のアンテナを選択して切替手段に通知し、
    切替手段は、信号品質判定手段より通知されたアンテナと受信機を接続する無線通信局において、
    前記複数のアンテナのうち少なくとも1つは、他のアンテナと異なるビーム幅を有することを特徴とする無線通信局。
  5. 更に送信機を有し、前記切替手段は、前記信号品質判定手段より通知されたアンテナと送信機も接続することを特徴とする請求項4に記載の無線通信局。
JP2004255491A 2004-09-02 2004-09-02 ダイバーシチ通信方法及び無線通信局 Pending JP2006074448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255491A JP2006074448A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 ダイバーシチ通信方法及び無線通信局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004255491A JP2006074448A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 ダイバーシチ通信方法及び無線通信局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006074448A true JP2006074448A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36154569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004255491A Pending JP2006074448A (ja) 2004-09-02 2004-09-02 ダイバーシチ通信方法及び無線通信局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006074448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149726A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 オムロン株式会社 無線通信制御システム、無線通信制御装置、無線通信制御方法、指向性情報生成方法、および無線機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016149726A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 オムロン株式会社 無線通信制御システム、無線通信制御装置、無線通信制御方法、指向性情報生成方法、および無線機
WO2016129462A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 オムロン株式会社 無線通信制御システム、無線通信制御装置、無線通信制御方法、指向性情報生成方法、および無線機
US10154383B2 (en) 2015-02-13 2018-12-11 Omron Corporation Wireless communication control system, wireless communication control apparatus, method for controlling wireless communication, method for producing directivity information, and radio

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2077686B1 (en) Communication system and method
US10381736B2 (en) Method and device for extending beam area in wireless communication system
TWI533638B (zh) 使用多天線或波束緩和無線傳輸/接收單元(wtru)對wtru介面
JP4425927B2 (ja) 切替型ビームアンテナシステムにおける、ビーム切替の過渡的な影響を低減するための方法および装置
CA2542445A1 (en) Adaptive multi-beam system
US10084233B2 (en) Modal antenna array for interference mitigation
RU2729211C1 (ru) Выбор луча для приемо-передающего радиоустройства
EP0763307A2 (en) Diversity combining for antennas
EP2122757A2 (en) Antenna system
JP2004080353A (ja) 適応アレーアンテナを用いた通信装置及び通信制御方法
US8618982B2 (en) Communication device and method for controlling an antenna arrangement
JP2009159453A (ja) 無線通信システム、偏波面調整方法、基地局、及びセンサ局
KR101525644B1 (ko) 이동통신 단말기 및 그 동작 방법
JP3597694B2 (ja) 適応アンテナ装置
JP2006074448A (ja) ダイバーシチ通信方法及び無線通信局
JP2008306664A (ja) アレーアンテナ装置、アレーアンテナの通信方法、リレー通信システム及びリレー通信方法
JP3639168B2 (ja) 通信制御方法、移動通信システム、基地局及び移動局
KR20050044194A (ko) 무선랜 기지국에서 다이버시티 시스템 및 방법
CA2547647A1 (en) Delay based sector beam synthesis in a multi-beam antenna system
JP2008211342A (ja) 通信装置とその通信方法
JP5133164B2 (ja) ダイバーシティ受信機
JPH02246530A (ja) 多面アンテナsd受信機
JPH05244052A (ja) 無線通信装置
JP2008017515A (ja) アダプティブアレイ基地局における送受信系調整方法およびアダプティブアレイ無線装置
Mumtaz et al. Cooperative location-based adaptive beamforming

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609