JP2006074103A - 携帯通信端末および端末間通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1および第2の携帯通信端末間で通信回線の使用権利を一時移転を行う際に、第2の端末の煩雑な機能設定や必要なデータ転送に要する手間を省く。
【解決手段】第1の携帯通信端末の通信回線の使用権利を一時的に第2の携帯通信端末に移転させるとき、第1の携帯通信端末は、“通信回線の使用権利”を貸与するとともに、“第2の端末に継承したい機能設定”を表す情報を第2の端末に送信し、自己の通信回線の使用権利の利用を抑止する。第2の携帯通信端末は、第1の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”に代えて利用し、自己の現在の機能設定があればそれを一時待避し、それに代えて“第2の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線を利用した通信回線を利用する携帯通信端末および端末間通信方法に関するものである。
無線を利用した通信回線の使用権利としては、機器内部のメモリなどに保存された情報が用いられている。日本のPDC携帯電話のように、この“通信回線の使用権利”が通信機器に固有のものとして書き込まれ、ユーザが他の機器に転用できないものがある。一方、GSMやFOMA携帯電話のように、ユーザが端末に着脱可能な「SIM: Subscriber Identity Module」や「UIM: User Identity Module」カードを用いることにより、“通信回線の使用権利”が携帯電話端末や通信事業者と分離可能な場合もある。
「SIM」や「UIM」カードには、“通信回線の使用権利”のみが保存されるだけでなく、電話帳などの個人情報やe-コマースに利用できる電子マネー情報やクレジット情報などが保存される。その結果、ユーザが第三者に“通信回線の使用権利”のみを貸し出そうとした場合において、同時に個人情報などまでも貸し与える結果になっていた。
特許文献1には、第1の端末に付与された“通信回線の使用権利”と関連付けされている特定の識別コードを、所定の操作で予め定められた第2の端末に設定できるようにする技術が開示されている。
特開平10−51855号公報 特開平11−120304号公報
上記のように、第1の端末に付与された“通信回線の使用権利”を一時的に第2の端末に移転することにより、第1の端末内の個人情報まで貸し与えることは避けられる。しかし、第1の端末で“端末固有に設定している機能情報”を第1の端末で利用したい場合もある。第1の端末の“端末固有に設定している機能情報”とは、“第2の端末に継承したい機能設定”であり、たとえば、発番号表示可否設定、メールアドレス指定受信・または受信拒否(端末が行わず基地局側で行う場合もある)、料金通知アラーム(通話料金が事前に設定した金額を超えると警告を発する機能)、ダイヤル発信禁止(アドレス帳に登録された相手にのみ発信可能な機能)、ダイヤルロック(全ての発信を禁止、着信のみ可能)、特定電話番号着信拒否(端末が行わず基地局側で行う揚合もある)などの情報である。
一方、第三者に第2の端末を貸し出す場合に、端末の効果音選択、受信音量(イヤピース)、着信音の種類や音量(リンガー)、ボタン確認音のように、借受側が使いやすいように設定してかまわない“端末固有に設定している機能情報”もある。
結果として、第2の端末に対して貸し出し側が“第2の端末に継承したい機能設定”を行う必要があり、設定方法が第1の端末と同様であるとは限らないこともあり、操作が面倒で煩雑となっていた。
上記は貸し出し側が複数台の端末を所有しており、そのうちの1台を第三者に貸し与える場合を想定したが、第2の端末の所有者が貸し出し人と同一でない場合もありうる。これは、たとえば借り受け人所有の端末に対して、回線の使用権を貸し出す場合である。このような場合、第2の端末の機能設定を変更するパスワードを、貸し出し人のみが知るものに変更する必要性がある。これは、回線使用権を第2の端末に貸し出した後に第2の端末を意図しない設定に変更されることを防止するためである。
また、電話帳情報のように、第三者に第2の端末を貸し出す場合に、第三者が必要とする一部の情報のみ(これらを総称して以後“第1の端末のデータ”という)を第2の端末に転送したい場合がある。この場合においても、従来例では別の操作方法を用いて転送する必要があり、機器の操作手順が煩雑になっていた。
“第1の端末のデータ”の別の具体例としては次のようなものがありうる。一例として、セクレタリー業務(本人に代わってセクレタリーがスケジュール調整などを行う業務)を行うにあたり、前述の第2の端末を用いることが可能である。例えば、依頼人(本人)が会議など電話に出られない状況に入る前に、自分が所有する第1の端末からセクレタリーの第2の端末に対して“通信回線の使用権利”を貸与して、セクレタリーに本人宛の電話着信の応答、第三者への電話連絡等を依頼する。また、セクレタリーはスケジュール調整を行うにあたり、依頼人のスケジュールを別途用意する必要があり、たとえば第1の端末にスケジュールが入っていた場合において、それを印刷するか、または第2の端末で別のスケジュール管理をしている場合にはそれを削除して書き換える必要があった。
テンポラリーのセクレタリーのように時間あたりの業務に応じて賃金を支払う業務形態の場合には、自分が所有する第1の端末からセクレタリーの第2の端末に対して“通信回線の使用権利”を与えている時間をカウントする必要がある。その場合に依頼者またはセクレタリーが時計を見て紙などに記録しその後精算作業をする必要があった。セクレタリーの業務形態(たとえば、セクレタリーが複数の依頼人から同時に業務を引き受けており、各依頼人からの業務負荷に応じて賃金配分して課金する場合。伝言サービスのような形態)によっては、通話回数や通話時間、端末の操作時間などで賃金を支払うことも考えられ、その場合にもセクレタリーが通話記録や機器操作記録を紙などに記録してその後精算作業をする必要があった。
別のケースとして、例えばプリペイド式の電話端末においては、度数切れの場合にはさらにプリペイドとして端末にチャージする必要があり、チャージを行える店まで行かなければならないなどの手間を要した。以上のように、第1の端末と第2の端末の間で予め定めた契約に基づき金銭計算を自動的におこない、かつ金銭授受を行うための技術はなかった。
別の仕組みとして、転送電話サービス(端末の電源を切っていたり圏外であったり、あるいはある一定時間の呼び出し音に応答しなかった場合には、予め登録した電話番号に転送する機能で基地局がサービスするもの)がある。この場合においても、転送先に対して前述のような“第2の端末に継承したい機能設定”やセクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を引き継ぐことが好ましいが、従来、そのようなデータの転送を行うことは困難または手間を要する作業であり、現実的でなかった。
また、第1の端末から第2の端末に対して、“通信回線の使用権利”、“第2の端末に継承したい機能設定”やセクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を与える際には、従来、第1の端末、第2の端末双方に対して、端末を駆動できる電源供給が必須であった。よって、片方のみが電池切れであっても必要な操作ができなかった。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、第1および第2の携帯通信端末間で通信回線の使用権利を一時移転を行う際に、第2の端末の煩雑な機能設定や必要なデータ転送に要する手間を省くことができる端末間通信方法および携帯通信端末を提供することにある。
本発明の他の目的は、一方の端末の電池切れ状態であっても通信回線の使用権利を一時移転のための動作を行うことができる端末間通信方法および携帯通信端末を提供することにある。
本発明による携帯通信端末は、通信回線を利用して通信を行う携帯通信端末であって、通信回線の使用権利を他の端末に対して貸与する手段と、この貸与に伴って他の端末に継承したい機能設定を表す情報を他の端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
携帯通信端末は、他の端末に対して“通信回線の使用権利”を貸与(一時移転)する際に、これに伴って他の端末に継承したい機能設定を表す情報を他の端末に送信する。これにより、他の端末に対してユーザが煩雑な設定操作を行うことなく、目的の機能設定が行える。
前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報とともに、前記他の端末における機能設定用パスワードに代えて利用するための機能設定用パスワードを前記他の端末に送信する手段を備えてもよい。これにより、“通信回線の使用権利”を貸与された他の端末のユーザがその端末において任意に機能設定を変更することが防止される。
携帯通信端末は、データを記憶する記憶手段と、前記“通信回線の使用権利”の貸与の際、前記記憶手段に記憶されたデータの少なくとも一部を前記他の端末に送信する手段を備えてもよい。これにより貸与元の携帯通信端末におけるデータが引き継がれる。
携帯通信端末は、前記他の端末に対してその備える機能を問い合わせる手段と、問い合わせに対する前記他の端末からの回答に応じて前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を生成する手段とを備えてもよい。これにより、貸与元の携帯通信端末のユーザは、貸与先の他の携帯通信端末の備える機能を確認して、継承したい機能設定を決定することができる。
携帯通信端末は、前記“通信回線の使用権利”の前記他の端末からの返却時に、前記他の端末からのデータを受信して記憶する手段を備えてもよい。前記データは、例えば、通話先、通話時刻、通話時間の少なくとも1つを含む通話記録情報、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間の少なくとも一つを含む前記他の端末の操作記録情報である。あるいは、前記データは、前記“通信回線の使用権利”の貸与の際に送信されたデータの少なくとも一部が更新されたものである。
本発明による他の携帯通信端末は、通信回線を利用して通信を行う携帯通信端末であって、他の端末から受信した“通信回線の使用権利”の貸与を受け、前記“通信回線の使用権利”を有効化する手段と、“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を受信する手段と、前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用する手段とを備えたことを特徴とする。
これは“通信回線の使用権利”の貸与を受ける側の携帯通信端末の構成であり、一時的に自己の“通信回線の使用権利”に代えて前記“通信回線の使用権利”を有効化する。これとともに、“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を受信し、前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用する。これにより、煩雑な操作を行うことなく、“他の端末に継承したい機能設定”が行われる。
自己の“通信回線の使用権利”を有する場合には、前記他の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”に代えて利用するとともに、自己の現在の機能設定を一時待避し、この現在の機能設定に代えて前記“第2の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用し、前記他の端末から貸与された“通信回線の使用権利”の返却後に、自己の前記“通信回線の使用権利”を再度利用可能とするとともに、前記待避した機能設定を再度有効とする。これにより、“通信回線の使用権利”の返却後に、元の“通信回線の使用権利”を再利用可能となるとともに、容易に元の機能設定状態が復元される。
携帯通信端末は、外部のリーダライタと非接触で通信を行う非接触ICカード機能部を有してもよく、この場合、前記送信する手段は、前記非接触ICカード機能部を利用して情報の送信を行うことができる。
基地局と無線で通信を行う通信部を有する場合には、前記送信する手段は、前記通信部を利用して情報の送信を行うことができる。
本発明による端末間通信方法は、第1および第2の携帯通信端末間での通信回線の使用権利の一時移転を行うための端末間通信方法であある。第1の端末の通信回線の使用権利を一時的に第2の端末にさせるとき、第1の端末は、“通信回線の使用権利”を第2の端末に貸与するとともに、第2の端末に継承したい機能設定を表す情報を第2の端末に送信し、自己の通信回線の使用権利の利用を抑止する。第2の端末は、前記第1の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”として利用し、自己の機能設定として前記第2の端末に継承したい機能設定を表す情報を利用する。
前記第2の端末に一時的に移転された“通信回線の使用権利”を前記第2の端末から前記第1の端末に返却するとき、前記第2の端末は、前記待避した機能設定を再度有効とするとともに、前記第1の端末は、返却された“通信回線の使用権利”を再度利用可能とする。
前記第1の端末は、前記第2の端末に対してその備える機能を問い合わせ、前記第2の端末からの回答に従って前記第2の端末に承継したい機能設定を表す情報を生成するようにすることも可能である。
前記第1および第2の端末はそれぞれ価値情報を管理する非接触ICカード機能を備える場合、前記“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際、前記“通信回線の使用権利”の移転後における前記第2の端末の操作記録情報に基づいて、前記第1および第2の端末の間で価値情報の移転を行うことができる。
非接触ICカード機能を用いれば、第1および第2の端末の一方に電源供給がなされていなくても他方から当該一方への情報の転送が可能である。
本発明によれば、端末自体を貸し出すのではなく“通信回線の使用権利”を一時移転することにより、端末に保存されている電子マネー情報やクレジット情報、メール、電話帳などの個人情報までも全て貸し出す必要がなくなるとともに、“他の端末に継承したい機能設定”を転送することにより、貸し出し人が所有する携帯通信端末の操作により、“他の端末に継承したい機能設定”が可能となる。よって、貸与を受けたユーザは、設定方法が第1の端末と同じとは限らない第2の端末での機能設定を行う必要が無く、その設定方法を、学習する必要もない。
“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出している期間(チェックアウトしてからチェックインするまでの期間)、第1の端末から与えられたパスワードを第2の端末の設定変更パスワードとすることにより、悪意ある借り受け人が、第2の端末を貸出人の意図しない設定に変更することができなくなる。
“通信回線の使用権利”の貸与の際、前記記憶手段に記憶されたデータの少なくとも一部を前記他の端末に送信することにより、従来からある転送電話サービスでも実現できなかった、“第2の端末に継承したい機能設定”(たとえば特定の電話番号からの着信は受けない機能設定など)やセクレタリー業務に必要な情報(たとえば依頼人のスケジュールなど)の自動的な伝達が可能となるとともに、さらに、セクレタリーの業務時間の自動管理などに必要な第2の端末の操作時間の管理ができるようになった。
前記第1および第2の端末がそれぞれ価値情報を管理する非接触ICカード機能を備え、前記“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際、前記“通信回線の使用権利”の移転中における前記第2の端末の操作記録情報に基づいて、前記第1および第2の端末の間で価値情報の移転を行うことにより、第1の端末のユーザと第2の端末ユーザの間で“通信回線の使用権利”利用に関わる金銭等の授受が必要な場合、第1の端末に“通信回線の使用権利”に返却(チェックイン)されると同時にその精算が可能となった。
さらに非接触ICカード機能を用いることにより、第1の端末から第2の端末に対して“通信回線の使用権利”、“他の端末に継承したい機能設定”や、セクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を転送する際に、片方の端末に電源供給されていれば、もう一方は電池切れであっても必要な転送操作ができるようになる。
例えば、第1の端末が電池切れの際に、LCDなどの表示機能付き公衆電話のような固定電話に対して“通信回線の使用権利”を与えて他の端末(または第2の端末)とすることにより、事業者間ローミングがサポートされる場合には、通話だけでなく公衆電話にてメールなどの送受もセキュア(SECURE)な環境で可能になる。同様に、IP電話通信事業者とのローミングがサポートされる場合には、パソコンに対して“通信回線の使用権利”を与えて“第2の端末”とすることにより、第三者所有のパソコンを用いて通話だけでなくメールなどの送受もセキュアな環境で行うことが可能になる。ここでいうセキュアとは、第1の端末が持つ“通信回線の使用権利”、“第2の端未に継承したい機能設定”、“第1の端末のデータ”を第2の端末に転送途中に、その転送経路を通じて盗み取りえない仕組みをいう。
セキュアなR/W機能を有する非接触ICカード機能を用いることにより、“通信回線の使用権利”、“第2の端末に継承したい機能設定”やセクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を矛盾無くセキュアにチェックイン、チェックアウトできる。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に、本発明の非接触ICカード機能を実装した携帯通信端末100の一例の通信端末のブロック図を示す。
この携帯通信端末100は、制御部5を中心とし、これに対してデジタル信号処理部3、表示部6、操作部7、外部I/F部8、非接触ICカード機能部20が接続されて構成される。制御部5は、通信端末の機能を実現するための主要部でありCPUおよびキャッシュメモリ、バスコントローラなどで構成される。メモリ105は、EEPROM、Flash ROM、SRAM、PSRAM等で構成され、一時的にデータを保存するワークメモリのほか、機能を実現するためのプログラムコード、“端末固有に設定している機能情報”を含む機器の設定データ、機器設定パスワード、セクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を含むスケジュールや電話帳などのデータファイルなどもここに収められる。固有IDメモリ180は、メモリ105の一部として構成されたり、あるいはSIMやUIMのように着脱可能な形態で通信事業者から供給されたりするものであり、“通信回線の使用権利”として識別可能な固有IDデータを、ユーザが改変できないよう機械的かつ/または電気的に保護して格納されている。固有IDデータには電話番号情報も含まれる。カードIF制御部51は、非接触ICカード機能部20(通常IC化されている)との間でコマンドやデータの授受を行うためのインターフェースである。
デジタル信号処理部3は、マイク15を接続した音声入力部1、スピーカ16を接続した音声出力部2とそれぞれ接続され、デジタル音声信号のエンコードおよびデコード等を行うための部位であり、音声通話時にはアンテナ12を接続したRF入出力部4を介して授受されるデータに対して、DSP(Digital Signal Processor)を中心とした畳み込み符号化、スロットインターリーブ、遅延検波畳み込み復号化、等の専用回路で構成される。音声入力部1は、マイク15からのアナログ音声信号をデジタル信号に変換する部位であり、マイクアンプ、フィルタ、A/D変換器、等で構成される。音声出力部2は、受信したデジタル音声信号をスピーカ駆動するための部位であり、D/A変換器、フィルタ、スピーカアンプ、等で構成される。RF入出力部4は、高周波送受信を行う部位であり、直交変調器、ゲインアンプ、パワーアンプ、ダイバーシティー、ミキサー、IF復調器、等で構成される。
表示部6は、ユーザに対して情報を表示出力する部位であり、LCDドライバ、LCD表示デバイス、等で構成される。操作部7は、ユーザが携帯通信端末100に対して操作情報を入力するための部位であり、キーボード、JOGダイヤル、JOYスティック、等で構成される。外部I/F部8は、外部装置との間のインターフェースを提供する部位であり、通信インターフェース回路、コネクタ、等で構成されUARTやUSBなどの通信方式が用いられる。また、機種によってはIrDA(Infrared Data Association)やBluetooth(登録商標)のようなワイヤレス方式を用いる場合もある。
電源部9は、バッテリ電源を基に各ブロックに必要な電力を発生、供給する部位であり、電源回路、バッテリヘの充電回路、および、過電流過電圧保護回路、等で構成される。
非接触ICカード機能部20は、それ以外のブロックから電源分離されており、非接触ICカード機能部20を駆動できるだけの電力をもたらす電磁界がアンテナ11に対して印加された際に、バッテリ電源が供給されていなくとも、後述の電源生成部24の存在により非接触ICカード機能部20はバッテリ電源供給時と同様に動作する。電源分離とは、具体的には、以下に述べる状態になるよう回路を構成することをいう。バッテリ電源電圧が設計時に定めたハードウェアリセット電圧以下に低下した場合には、電源部9から非接触ICカード機能部20に供給される電源ラインはHIGHインピーダンスにして、かつ非接触ICカード機能部20からの出力はLOWまたはHIGHインピーダンスにするかまたはカードIF制御部の入力をFAILSAFE(カードIF制御部への電源供給が絶たれた場合にもHIGHインピーダンスを保持する回路構成)にする。また、非接触ICカード機能部20への入力バッファに貫通電流を発生させるような中間電位をカードIF制御部51から出力しないよう、バッテリ電源電圧がハードウェアリセット電圧以下に低下した場合にはカードIF制御部51の出力をLにするかまたはPULL DOWN抵抗付きのHIGHインピーダンスにする。(非接触ICカード機能部に対して電力をもたらす電磁界が印加された場合の動作説明は、例えば特許文献2の図2の説明を参照。)
一方、バッテリ電源電圧が設計時に定めたハードウェアリセット電圧以上に上昇した場合には、電源部9から非接触ICカード機能部に供給される電源ラインは非接触ICカード機能部20の定格電圧を出力し、かつ非接触ICカード機能部20からはカードIF制御部51の入力部が機能的に正常に動作しうる状態(LOWまたはHIGHまたはHIGHインピーダンス)を出力する。カードIF制御部51からは非接触ICカード機能部20の入力部が機能的に正常に動作しうる状態(LOWまた1まHIGHまたはHIGHインピーダンス)を出力する。
非接触ICカード機能部20は、カードIF制御部51と接続され、内部に専用のCPU21、データやプログラム等を保持する不揮発性メモリであるFlash ROM(MEM)22、リーダライタ(R/W)モジュール23、電源生成部24、その他図示しないインターフェース等を備える、非接触ICカード機能部20は、非接触ICカードの無線通信のためのアンテナ11を介してICカード対応の外部端末(または同等のICカード)30との間でデータ等の授受を行う。このデータ授受を行うに必要な処理プログラムはMEM22に収納されており、制御部5からの制御が無い場合も含めて常時CPU21にて実行される。
端末の電源供給がなされている状態では、制御部5からの制御により、非接触ICカード機能部20とそれ以外の機能部(図1にてバス接続されている機能ブロック)との間の制御信号やデータ等の授受を行うことが可能である。その結果、メモリ105および固有IDメモリ180のデータなどのデータラインに接続され“制御部5の制御により指定されたアドレス領域にあるデータ”を、MEM22との間で授受可能となる。なお、端末の電源供給がなされていない状態では、アンテナ11からの受信信号によるエネルギーに基づいて電源生成部24が動作電源を生成する。
外部端末30のリーダ/ライタ(R/W)モジュール31は、非接触ICカード機能部20との間でコマンドやデータを授受するためのものである。外部端末30は、例えば、後述する図2の実施態様a)、b)に示すような通信端末(機器)であり、対応のカード部をかざす部分(アンテナ)を備えている。外部端末30は、図示しない各サービスプロバイダ(サーバ)に接続されている場合もある。
図2に、本発明における第1の通信端末と第2の通信端末との間での情報転送のための通信の四つの異なる態様を示す。
第1の態様a)は、両通信端末が非接触ICカード機能部を内蔵しており、非接触ICカード機能部間での無線通信により通信を行うものである。通信端末は、音声通話やデータ通信などを有線または無線で行う端末であり、例えば携帯電話端末、IP電話端末、PSTN端末などである。この態様では、両通信端末の通信方式は同一である必要はない。
第2の態様b)は、両通信端末が外付けの非接触ICカード機能部を備えたものである。通信端末と非接触ICカード機能部との接続は例えばUSB、UART等のインターフェイスを利用することができる。特に図示しないが、態様a)とb)を折衷した形態もありうる。
第3の態様c)は、非接触ICカード機能部によらず、通信端末本来の通信部(RF)を利用し、基地局を介して端末間の通信を行うものである。この態様での通信は電子メールシステムを利用することも可能である。
第4の態様d)は、両通信端末が同一通信方式の端末間通信機能を持つ場合の通信部(RF)を利用し、基地局を介さずに端末間で直接通信を行うものである。このような通信部としては、例えば、IrDAやBluetooth(登録商標)がある。
以下、 セキュアなR/W機能を有する非接触ICカード機能を用いることにより、“通信回線の使用権利”、“第2の端末に継承したい機能設定”やセクレタリー業務にて転送したい情報などの“第1の端末のデータ”を矛盾無くセキュアにチェックイン、チェックアウトを行う具体的な処理例を説明する。
(1)特許文献1においても、実質的に“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出す(チェックアウトする)機能が実現されている。しかし、この公知技術では第1の“端末のIDに関する情報を取り出す”ことが直接可能でかつ、“第2の端末に取り出したIDに関する情報をそのまま転送することが可能”である必要があった。さらに、タイムアウト方式を用いているが、タイマーの故障などにより第1の端末と第2の端末の時間の不整合が発生する可能性があった。また、第1の端末のタイマーには常時電源が必要であった。これらの問題点を解決する実現方法を述べる。
固有IDメモリ180に保存されている端末固有情報の一部が鍵情報であり、固有IDメモリ180の外に取り出せない場合がある。これに対応して、認証結果を得るための処理の一例として以下のようなチャレンジ処理を行う場合がある。基地局から例えば乱数を暗号化して送付された“確認キーデータ”がRF入出力部4を介して受信されると、制御部5はこの暗号化された“確認キーデータ”を固有IDメモリに送り込む。固有IDメモリ内には暗号化、復号化回路が搭載されており、ここに送られた暗号化された“確認キーデータ”は復号用鍵を用いて復号化され、その復号した値を、RF入出力部4を介して基地局に送信する。基地局側で暗号化して送出した乱数値と端末が復号して返した値が合致した場合には、基地局は、“通信回線の使用権利”を有する端末とみなす。このようなセキュアな復号用鍵を用いる場合、特許文献1に示すように、第1の“端末のIDに関する情報を取り出す”ことが直接可能でかつ、“第2の端末に取り出したIDに関する情報をそのまま転送することが可能”に該当しない。よって、次のように、セキュアな鍵を用いてセキュアな別の鍵を生成することによりこれを解決する。すなわち、本発明は第1の“端末のIDに関する情報を取り出す”ことが直接可能でかつ、“第2の端末に取り出したIDに関する情報をそのまま転送することが可能”という条件を満たさない場合にも対応可能である。
(2)ユーザが“通信回線の使用権利”を他の端末に移転する意思がある場合には、キー操作により基地局に対して“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”(端末個別に割り振る鍵データ)を要求する。基地局が“通信回線の使用権利”を有する端末とみなす前述の処理を行った後、基地局から“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”を暗号化して送出する。(前提として、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”を送付する機能を基地局がサポートしていることが必要となる。)
基地局から送出された暗号化された“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”がRF入出力部4を介して受信されると、制御部5はこのデータを固有IDメモリに送り込む。固有IDメモリ内にて(1)で述べた鍵にて暗号化された“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”は復号化され、制御部5はその復号した値を、カードIF制御部を介して非接触ICカード機能部20に送る。非接触ICカード機能部では前述の固有IDメモリとは異なる暗号鍵(=非接触ICカードからアンテナ11を介して送り出されたデータがREADされた際の復号に用いられる鍵)を持ち、その鍵を用いて暗号化した後、MEM22に保存する。このデータを保存するMEM22のアドレスエリアは、非接触ICカード機能部20の外部からはREADアクセスしえない領域であり、CPU21のみがREADアクセスしうる領域である。
ここで、固有IDメモリとカードIF制御部の間の通信は、例えばスクランブルをかけるなどの耐タンパ性のある技術を用いることにより、このIF信号をモニタすることにより“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”が盗み取られることを防止する。
なお“通信回線の使用権利”、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”など用途により、データの使い方(送り先)が異なるため、用途を示す情報を制御信号として基地局から送付されているものとする。
以上により、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”(端末個別に割り振る鍵データ)が、バッテリ電源が無くとも動作する非接触ICカード機能部に保存される。
さらに、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出した際に、第2の端末が“通信回線の使用権利”を基地局に対して主張するに必要なデータのうち、前述の鍵部分以外のデータを制御部5は固有IDメモリからカードIF制御部を介して非接触ICカード機能部20に送る。非接触ICカード機能部20では前述の固有IDメモリとは異なる暗号鍵を用いて暗号化した後、MEM22に保存する。このデータを保存するMEM22のアドレスエリアは、非接触ICカード機能部20の外部およびCPU21双方がREADおよびWRITEアクセスしうる領域である。
端末が“通信回線の使用権利”を示すことを基地局から求められた場合には、まず最初に非接触ICカード機能部20に“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”が保存されているかを示す保存ビット(例えばメモリ105内)の有無により確認する。(特許文献1のメモリの0番地からのデータ有無に相当)。このデータが保存されていれば、非接触ICカード機能部20のデータを復号して“通信回線の使用権利”を示すデータとして使用する(ただし、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”(端末個別に割り振る鍵データ)に関しては、前述のようにREADしようとしても復号して取り出すことはできない)。ここにデータが保存されていなければ、従来の通信機器で行われる手順により固有IDメモリの確認を行い、固有IDメモリのデータを“通信回線の使用権利”を示すデータとして使用する。これにより、端末が自立的にどちらのデータを用いて、基地局に対して“通信回線の使用権利”を有する端末とみなさせるかを判別できる。このようにして、一時的に貸与された“通信回線の使用権利”を有効化し、本来の自己の“通信回線の使用権利”を無効化することができる。
(3)一方、基地局は、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”(端末個別に割り振る鍵データ)の発行を受けた端末に対しては、端末から“通信回線の使用権利”認証を求められた場合には、(1)で述べた方法とは異なり、乱数を暗号化せず平文として送出する。端末は、送出された乱数に対して、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”(端末個別に割り振る鍵データ)を用いて暗号化して基地局に送出する。基地局はこれを復号し、送出した乱数と一致すれば正規のユーザとみなす。
(4)なお、(2)(3)の処理は、RF入出力部4を介さずして非接触ICカード機能部20に対して、アンテナ11を介して書き込みを行ってもよい。あるいは、固有IDメモリ180の機能全てを非接触ICカード機能部20に持たせることにより、(2)の処理を不要にしてもよい。
(5)(2)の説明中で“MEM22に保存されたデータ”を第1の端末から第2の端末にチェックアウトすることにより、第2の端末に“通信回線の使用権利”を与えることができる。逆にこの“MEM22に保存されたデータ”を第2の端末から第1の端末へチェックインすることにより、第1の端末に“通信回線の使用権利”を戻すことができる。このようなチェックイン、チェックアウトに使用する技術は従来のICカードやメモリスティック(ソニー株式会杜の商標)が実施している技術を利用することができる。なお、第1の端末から“MEM22に保存されたデータ”をチェックアウトしている間は、第1の端末において“MEM22に保存されたデータ”を使用することができない。具体的には、チェックアウトした記録(フラグ)が残るので、このチェックアウトを示すフラグが立っている間は、(2)で述べた“通信回線の使用権利”を示すデータを送出しないようにする。このフラグは、上述した“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”が保存されているかを示す保存ビットに反映される。(保存ビットが立っている際は、フラグが立っていないときのみ基地局との通信が許される。)
(6)上述と同様のことが、第1の“端末のIDに関する情報を取り出す”ことが直接可能でかつ、“第2の端末に取り出したIDをそのまま転送することが可能”な形態の端末においても適用できる。つまり、“第2の端末に取り出したIDをそのまま転送することが可能”であっても、この操作を行うことを許さず、代わりに、次のような処理を行う。
この場合、基地局から“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”を得るための基地局との通信は行わない。固有IDメモリから“端末のIDに関する情報を取り出す”処理を行い、制御部5はその取り出したデータを、カードIF制御部を介して非接触ICカード機能部20に送る。非接触ICカード機能部ではその取り出したデータを暗号化した後、MEM22に保存する。その後は、上述と同様、MEM22に保存されたデータを第1の端末から第2の端末にチェックアウトする。第2の端末ではこれを復号して“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”として非接触ICカード機能部に保存する。これにより、第2の端末に“通信回線の使用権利”が与えられる。逆に、同データを第2の端末から第1の端末へチェックインすることにより、第1の端末に“通信回線の使用権利”を戻すことができる。
このようにして、従来例よりもセキュアかつ、第1または第2の端末の一方に電源供給が行えない場合にも“通信回線の使用権利”の移動が可能になる。
(7)本実施の形態では、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出す(チェックアウトする)処理に伴って、“第2の端末に継承したい機能設定”等の情報を第2の端末へ転送したり、逆に“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際に所定のデータを転送したりすることができる。
(8)また、本実施の形態では、“第2の端末に継承したい機能設定”等の情報は電子メールで交換可能な形式で制御コードを記述したメッセージデータで構成する。その一例としてXML(eXtensible Markup Language)のようなマープアップ言語で記述したデータを用いる。但し、これに限るものではなく、端末間で予め定めた専用プロトコルを実現させるバイナリデータやHEXデータなどを用いてもよく、特定のデータ形式にとらわれるものではない。利用するデータ転送方式としては電子メールを用いることが可能であるが、これに限るものではなく、非接触ICカード機能、あるいは、従来からある別のデータ転送方式(例えば専用に規定した制御コードを用いる)を用いてもよい。
(9)本実施の形態では、上記XMLを用いることにより、“第2の端末に継承したい機能設定”を第2の端末に対して行い、第1の端末で設定された“機能設定用パスワード”を第2の端末の機能設定用パスワードに置き換え、“第1の端末のデータ”を第2の端末に転送し、“第2の端末のデータ”を第1の端末で受け取ったりすることが可能となる。
図3にXMLで記述した端末機能設定データの一例を示す。これは、第1端末に関する機能設定情報の一例としてメール操作権利情報を設定した例を示している。
図3中のリスト番号(list no)は端末毎に用意される。この例は、第1の端末から第2の端末へ“通信回線の使用権利”を貸与した場合に、第1の端末から第2の端末へ継承したい機能設定の一例を示している。この情報が与えられた端末において、入力されたパスワードが同機能設定情報に規定されたパスワードと一致したとき、メール操作を許容し、その操作許可範囲等の各種の条件を規定している。なお、これは、端末機能設定データの説明のために、その一例を示したものであり、端末設定データには他の種々のものがある。また、ここではXMLを利用したが、XML以外の他の言語を利用してもよい。
(10)本実施の形態では、さらに、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出す(チェックアウトする)処理直後に、または、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に返却する(チェックインする)処理直後に、以下の処理を行う。
具体的には、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出す(チェックアウトする)処理直後に“第2の端末に継承したい機能設定”、第2の端末の設定変更パスワード(第1の端末のユーザが知りうるもの)、“第1の端末のデータ”を転送する。
また、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に返却する(チェックインする)処理直後に、第2の端末の設定変更パスワードをデフォルト化(第1の端末のユーザが知りうるものを第2の端末のデフォルトパスワードに変更)し、“第2の端末のデータ”を転送する。“第2の端末のデータ”とは、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸し出している間の第2の端末操作記録であり、“通話先、通話時刻、通話時間などの通話記録、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間など”や、“第1の端末から第2の端末に貸し出す(チェックアウトする)際に送出された“第1の端末のデータ”を、第1の端末から第2の端末に貸し出している間に変更、更新したもの”である。
なお、第2の端末の設定変更パスワードのデフォルト化を行った際に、第2の端末ユーザに端末の設定変更パスワードを任意の値に変更することを勧めるメッセージを送出して、第2の端末に画像や音で表示することが望ましい。
(11)メモリ105に収められたプログラムコードには、第1の端末所有者と第2の端末所有者が予め定めた“第1の端末から第2の端末に貸し出している間の金銭契約”に基づいた計算式が収納されている。
第1の端末から第2の端末に返却する(チェックインする)際に、上記転送された“通話先、通話時刻、通話時間などの通話記録、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間など”が、“第1の端末から第2の端末に貸し出している間の金銭契約”に基づいた計算式のパラメータとなっており、第1の端末にデータがチェックインされると、計算式に基づき計算を行い、その計算結果の金額を制御部5からの制御により非接触ICカード機能部20に書き込む。さらに、その金額分の精算として、第2の端末との間で、携帯通信端末の間で価値情報の移転を行う。すなわち、チェックインに用いた通信路を使ってICカード内の電子マネー情報(またはクレジット情報)の書き換えを行う。
なお、ここで、第1の端末のメモリに“第1の端末から第2の端末に貸し出している間の金銭契約”に基づいた計算式が収められており、計算結果算出までを第1の端末で行ったが、これらの処理を第2の端末で行ってもよい。その場合には、“通話先、通話時刻、通話時間などの通話記録、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間など”を第1の端末に転送することは必須ではないが、第1の端末所有者の確認目的で第1の端末に転送してもよい。別の例としては、“第1の端末から第2の端末に貸し出している間の金銭契約”が例えば基地局や、基地局に接続されるサービスプロバイダ(たとえばICカードを発行するEコマースの事業者)に収められており、第1の端末または第2の端末から“通話先、通話時刻、通話時間などの通話記録、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間などを送出して、計算結果をRF入出力部4を介して受け取り、制御部5からの制御により非接触ICカード機能部20に書き込んでもよい。
また、両方の端末が同じ計算処理する機能を持ち、片方の端末が電源供給をなされておらず、制御部5を駆動できない場合には、もう一方の端末で計算処理を行ってもよい。
ここで、図4に、“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸与する際の両端末の処理例をまとめてフローチャートとして示す。
まず、“第2の端末に継承したい機能設定”情報をXML記述して生成し(S11)、これを含む送信データを作成する(S12)。さらにアドレス帳、スケジュールデータ等の添付データがあれば送信データに添付する(S13)。本実施の形態では、非接触ICカード機能を用いて送信データの転送を行うので、この送信データを非接触ICカード機能部に保存する(S14)。そこで、この送信データを第1の端末から第2の端末に対して送信する(S15)。但し、このデータ転送は非接触ICカード機能によらず、図2で説明した別の形態で行ってもよい。ついで、上述したチェックアウト処理を行う(S16)。その後、自己の通信機能を抑止する(S17)。
第2の端末側では、第1の端末からの送信データの送信(S15)に応じて、そのデータを受信する(S21)。ついで、第1の端末のチェックアウト処理(S16)に応じたチェックイン処理を行う(S22)。このときステップS21で受信したデータは非接触ICカード機能部に保存する(S23)。このとき、非接触ICカード機能部に“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”も保存される。これにより、第1の端末の“通信回線の使用権利”が第2の端末に移転されたことになる。なお、“通信回線の使用権利を第2の端末に移転することを許可するデータ”を得る方法は、前述のように、第1の“端末のIDに関する情報を取り出す”ことが直接可能でかつ、“第2の端末に取り出したIDをそのまま転送することが可能”か否かによって異なる。ついで、第2の端末の自己の機能設定データを不揮発性メモリに待避した後、受信データに記述された機能設定を実行する(S24)。このとき、第2の端末におけるデフォルトの機能設定用パスワードに代えて、第1の端末側から与えられた機能設定用パスワードの設定も行う。添付データがあれば、所定のメモリ領域に保存する(S25)。
図5に、“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際の両端末の処理例をまとめてフローチャートとして示す。
第2の端末は、ユーザによる返却の指示に応じて、“機能返却”情報を生成する(S31)。“機能返却”情報とは、第1の端末にチェックイン処理を促す情報である。ついで、この情報を含む送信データを生成する(S32)。さらに、第1の端末から受信したデータおよび指定されたデータを送信データに添付する(S33)。操作記録情報があればこれも送信データに添付する。次いで、送信データを非接触ICカード機能部に保存する(S34)。そこで、送信データを第1の端末へ送信する(S35)。さらに、上述したチェックアウト処理を行う(S36)。その後、自己の“通信回線の使用権利”を再度有効化する(S37)。また、待避されていた機能設定データを読み出して、再度設定する(S38)。この際、第2の端末におけるデフォルトの機能設定用パスワードの再設定も行う。さらに、必須ではないが、上述したセクレタリー業務などの用途では、操作記録情報を第1の端末へ送信し、価値情報の更新を行う(S39)。
第1の端末側では、第2の端末から送信されたデータを受信する(S41)。さらに、第2の端末のチェックアウト処理に応じてチェックイン処理を行う(S42)。このチェックイン処理により受信した受信データを非接触ICカード機能部に保存する(S43)。ついで、自己の“通信回線の使用権利”を再度有効化する(S44)。また、第2の端末から受信したデータを内部のメモリに記憶する(S45)。操作記録情報が送られてきた場合にはこれを受信し価値情報の計算を行い(S46)、価値情報の更新を行う(S47)。ステップS39、S47の価値情報の更新は上述した“携帯通信端末の間で価値情報の移転”のためであり、非接触ICカード機能部の電子マネー等の機能の利用により行える。クレジットカード機能の利用のように、一方の端末と外部のサーバとの間のやりとりが行われる場合には、一方の端末側でのみ価値情報の更新が行われる場合もありうる。
図6に、第1の端末が第2の端末に継承したい機能を第1の端末に確認して決定する処理例をフローチャートとして示す。以上の説明では、“第2の端末へ承継したい機能設定”は第1の端末が一方的に決定する場合を示したが、第2の端末に問い合わせてその回答に基づいて決定することも可能である。
第1の端末において、ユーザによるメニュー選択操作等による“第2の端末に継承したい機能取得”の指示に応じて、この処理は機能される。第2の端末の特定は、電子メール、電話番号、端末名称等に基づいて行える。非接触ICカード機能の利用の場合には端末同士を接近させることにより相手を特定できるので、必ずしも相手端末の特定情報の入力は必要ない。
まず、第2の端末の機能メニューが保存されているかを確認する(S51)。保存されている場合にはその保存情報を使うかどうかを第1の端末のユーザに問い合わせる(S52)。保存情報を使用する場合には、この処理を終了する。
第2の端末の機能メニューが保存されていない場合、あるいは、保存されていてもそれを利用しない場合、第2の端末用の「通信回線の使用権利用パスワード」の入力を第1の端末のユーザに求め(S53)、入力されたデータをパスワード要素に文字列として代入する(S54)。このパスワードは、必須のものではないが、第1の端末から悪意を持って第1の端末の“通信回線の使用権利”を第2の端末に対して押しつけることを防止するためのものである。
第1の端末内に保存されているデータから機能メニュー要求を生成する(S55)。
そこで、非接触ICカード機能の利用時には、LCD表示や音声等により非接触ICカード機能部を第2の端末にかざすようにユーザに要求する(S56)。RF利用時には、この代わりに転送指示のキーを押すように要求する。これに応じて、作成された要求が第2の端末に送信される(S57)。これに応答した第2の端末から送信されてきた機能メニューリストを受信し、メモリ内に保存する(S58)。第1の端末は、この機能メニューリストに基づいて、自動的に、または、ユーザの指示に従って、“第2の端末へ承継したい機能設定”を決定することができる。
第2の端末側では、第1の端末からの機能メニュー要求を受信する(S61)。このとき、第2の端末側でこのパスワードを既登録のパスワードと照合し、不一致の場合にはこの要求を受け付けない。パスワードが一致した場合には、機能メニューリストを生成して、第1の端末へ送信する(S62)。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、“通信回線の使用権利”を貸与する第2の端末は既に自己の“通信回線の使用権利”を保持している場合を想定したが、第2の端末は“通信回線の使用権利”を保持していないものや、プリペイド式の携帯通信端末であってもよい。例えば、第2の端末を一時的に通信に利用可能とすることができる。その場合、通信料金等は後払いも前払いも考えられる。
本発明の非接触ICカード機能を実装した携帯通信端末100の一例の通信端末のブロック図である。 本発明における第1の通信端末と第2の通信端末との間での情報転送のための通信の四つの異なる態様を示す図である。 本発明の実施の形態における端末機能設定データの一例を示す図である。 本発明の実施の形態において“通信回線の使用権利”を第1の端末から第2の端末に貸与する際の両端末の処理例をまとめて示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際の両端末の処理例をまとめて示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において、第1の端末が第2の端末に継承したい機能を第1の端末に確認して決定する処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…音声入力部、2…音声出力部、3…デジタル信号処理部、4…RF入出力部、5…制御部、6…表示部、7…操作部、8…外部IF部、9…電源部、11…アンテナ、12…アンテナ、15…マイク、16…スピーカ、20…非接触ICカードカード機能部、23…リーダライタ(R/W)モジュール、24…電源生成部、30…外部端末、31…モジュール、51…制御部、100…携帯通信端末、105…メモリ、180…固有IDメモリ

Claims (19)

  1. 通信回線を利用して通信を行う携帯通信端末であって、
    通信回線の使用権利を他の端末に対して貸与する手段と、この貸与に伴って他の端末に継承したい機能設定を表す情報を他の端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報とともに、前記他の端末における機能設定用パスワードに代えて利用するための機能設定用パスワードを前記他の端末に送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  3. データを記憶する記憶手段と、前記“通信回線の使用権利”の貸与の際、前記記憶手段に記憶されたデータの少なくとも一部を前記他の端末に送信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の携帯通信端末。
  4. 前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報は、前記他の端末に受信されたとき当該機能設定を行うための制御情報を含むことを特徴とする請求項1または2記載の携帯通信端末。
  5. 前記他の端末に対してその備える機能を問い合わせる手段と、問い合わせに対する前記他の端末からの回答に応じて前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を生成する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  6. 前記“通信回線の使用権利”の前記他の端末からの返却時に前記他の端末からのデータを受信して記憶する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末。
  7. 前記データは、通話先、通話時刻、通話時間の少なくとも1つを含む通話記録情報、または、端末の操作手順、操作時刻、操作時間の少なくとも一つを含む前記他の端末の操作記録情報であることを特徴とする請求項6記載の携帯通信端末。
  8. 前記データは、前記“通信回線の使用権利”の貸与の際に送信されたデータの少なくとも一部が更新されたものであることを特徴とする請求項6記載の携帯通信端末。
  9. 通信回線を利用して通信を行う携帯通信端末であって、
    他の端末から受信した“通信回線の使用権利”の貸与を受け、前記“通信回線の使用権利”を有効化する手段と、
    “他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を受信する手段と、
    前記“他の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用する手段と
    を備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  10. 前記他の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”に代えて利用するとともに、自己の現在の機能設定を一時待避し、この現在の機能設定に代えて前記“第2の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用し、前記他の端末から貸与された“通信回線の使用権利”の返却後に、自己の前記“通信回線の使用権利”を再度利用可能とするとともに、前記待避した機能設定を再度有効とすることを特徴とする請求項9記載の携帯通信端末。
  11. 前記他の端末からの問い合わせに応じて自己の備える機能を表す情報を送信する手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の携帯通信端末。
  12. 外部のリーダライタと非接触で通信を行う非接触ICカード機能部を有し、前記送信する手段は、前記非接触ICカード機能部を利用して情報の送信を行うことを特徴とする請求項1または9記載の携帯通信端末。
  13. 基地局と無線で通信を行う通信部を有し、
    前記送信する手段は、前記通信部を利用して情報の送信を行うことを特徴とする請求項1または9記載の携帯通信端末。
  14. 第1および第2の携帯通信端末間での通信回線の使用権利の一時移転を行うための端末間通信方法であって、
    第1の端末の“通信回線の使用権利”を一時的に第2の端末に移転させるとき、
    第1の端末は、“通信回線の使用権利”を第2の端末に貸与するとともに、第2の端末に継承したい機能設定を表す情報を第2の端末に送信し、
    自己の通信回線の使用権利の利用を抑止し、
    第2の端末は、前記第1の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”として利用し、
    自己の機能設定として前記第2の端末に継承したい機能設定を表す情報を利用する
    ことを特徴とする端末間通信方法。
  15. 第2の端末は、前記第1の端末から受信した“通信回線の使用権利”を、自己の“通信回線の使用権利”に代えて利用し、
    自己の現在の機能設定を一時待避し、この現在の機能設定に代えて前記“第2の端末に継承したい機能設定”を表す情報を利用する
    ことを特徴とする請求項14記載の端末間通信方法。
  16. 前記第2の端末に一時的に移転された“通信回線の使用権利”を前記第2の端末から前記第1の端末に返却するとき、
    前記第2の端末は、前記待避した機能設定を再度有効とするとともに、
    前記第1の端末は、返却された“通信回線の使用権利”を再度利用可能とする
    ことを特徴とする請求項15記載の端末間通信方法。
  17. 前記第1の端末は、前記第2の端末に対してその備える機能を問い合わせ、前記第2の端末からの回答に従って前記第2の端末に承継したい機能設定を表す情報を生成することを特徴とする請求項14記載の端末間通信方法。
  18. 前記第1および第2の端末はそれぞれ価値情報を管理する非接触ICカード機能を備え、前記“通信回線の使用権利”を第2の端末から第1の端末に返却する際、前記“通信回線の使用権利”の移転中における前記第2の端末の操作記録情報に基づいて、前記第1および第2の端末の間で価値情報の移転を行うことを特徴とする請求項14記載の端末間通信方法。
  19. 非接触ICカード機能を用いて、第1および第2の端末の一方に電源供給がなされていなくても他方から当該一方への情報の転送を可能としたことを特徴とする請求項14記載の端末間通信方法。
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