JP2006073775A - 半導体装置及びそれを用いたモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 インバータ装置等に用いられその小型化を図ることができる半導体装置及びそれを用いたモジュールを提供する。
【解決手段】 第1の電極22と第2の電極25と制御電極23とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極22と前記第2の電極25との間に介在し前記制御電極23への入力信号に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有したスイッチング素子15Hと、前記第1の電極22と電気的に接続されるカソード側電極21bおよび前記制御電極23と電気的に接続されるアノード側電極21aと第2の半導体領域とを有し、前記第2の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成されたフォトダイオード21とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の電極22と第2の電極25と制御電極23とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極22と前記第2の電極25との間に介在し前記制御電極23への入力信号に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有したスイッチング素子15Hと、前記第1の電極22と電気的に接続されるカソード側電極21bおよび前記制御電極23と電気的に接続されるアノード側電極21aと第2の半導体領域とを有し、前記第2の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成されたフォトダイオード21とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として炭化珪素(SiC),GaN,ダイヤモンド等のワイドバンドギャップ半導体を用いて構成される半導体装置及びそれを用いたモジュールに関する。
従来の半導体装置を用いたモジュールの一例としてモータ制御に用いられるインバータの概念図を図7に示す。この図7に示すように、モータ1などを制御する半導体素子(パワー素子)をICおよびモジュールとして用いる場合においては、たとえば制御・ロジック系の低電圧電源2で駆動する低電圧半導体回路からなる制御回路3と、高電圧電源4から供給される高電圧大電流を扱うパワースイッチング素子5H,5Lをワンチップに一体化する、または同じパッケージに実装する技術が難しく、工業的に広く用いられるICおよびモジュールは数少なかった。現状のSi半導体技術で形成されているパワーICおよびモジュールは、低電圧素子と高電圧素子を電気的に素子分離する絶縁分離技術を駆使して、かなり複雑なプロセスにより形成される。
特にインテリジェント・パワー・モジュール(IPM)と呼ばれる半導体装置(例えば非特許文献1参照)においては、モータ1などを制御するインバータのパワースイッチング素子(IGBTまたはMOSFET等)のうちハイサイドのパワースイッチング素子5Hのゲートドライブ回路6が、アース電位に対して浮いて高電位状態で動作する必要があり、高電位フローティング電源7も必要である。これは、負荷につながっているハイサイドのパワースイッチング素子5Hとローサイドのパワースイッチング素子5Lとの接続部の電位がパワースイッチング素子の状態によって常に変動しており、この変動している電位に対してハイサイド側のパワースイッチング素子5Hのゲート電位を供給してスイッチング制御をする必要が有るからである。このために、制御回路3から送られてくるアース電位を基準にしたシグナルを、高電位フローティング状態のゲートドライブ回路6に受け渡すレベルシフト技術が必要である。
パワーデバイス・パワーICハンドブック コロナ社 電気学会 高性能高機能パワーデバイス・パワーIC調査専門委員会編 P.218
パワーデバイス・パワーICハンドブック コロナ社 電気学会 高性能高機能パワーデバイス・パワーIC調査専門委員会編 P.218
従来のインバータにおいて、Siパワー素子を駆動するためのレベルシフト回路として代表的なのが図7に示したフォトカプラを用いる方式である。これは、制御回路3から送られてくるアース電位を基準にしたシグナルによりLED(発光ダイオード)9が発光し、その光がフォトダイオード8に照射されることによりフォトダイオード8で発生する光電位をシグナルとしてハイサイドのパワースイッチング素子5Hのゲートをドライブする方式である。このようにフォトカプラを用いることにより、高電位フローティング状態のゲートドライブ回路6へシグナルを伝送することができる。フォトカプラは、ハイサイドのパワースイッチング素子1つについて1個必要で、たとえば図7の3相出力のドライブ回路においては、少なくとも3個のフォトカプラと3個のハイサイドゲートドライブ用の電源が必要である。一方、ローサイドのパワースイッチング素子5Lのゲートドライブ回路10は、低電圧の回路であり、ハイサイドの場合のようにフローティングされた3つの独立の電源を必要としない。1つのローサイド用の電源11の電圧がドライブ回路10により、3つのローサイドのパワースイッチング素子5Lに供給されインバータ制御される。
上記の方式では、ハイサイド側の3つのパワースイッチング素子5H、ゲートドライブ回路6、フローティング電源7、およびレベルシフト回路(フォトダイオード8、LED9)は、実装面である程度の容積を必要とし、モジュールが大型になるという欠点があった。通常、従来のSiパワー素子では、10Aのスイッチング素子で5×5mm2の大きさを必要とし、ここに、別チップに形成されたゲートドライブ回路6、フォトダイオード8を実装する。この場合、パワースイッチング素子5Hからの発熱を考慮して、他の回路素子はパワースイッチング素子5Hからの発熱の影響を受けない、独立した放熱機構に実装される。更にフォトダイオード8に光を照射するLED9も別に実装され、フローティング電源7(例えばブートストラップフローティング電源)として、高耐圧のダイオードと抵抗とコンデンサが実装される。これらの素子部品をハイサイド側に3セット、熱放出を考慮して実装させるため、相当の容積を必要とし、10A級のインバータモジュールで5×5cm2以上の大きさを必要としていた。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、インバータ装置等に用いられその小型化を図ることができる半導体装置及びそれを用いたモジュールを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、第1の発明の半導体装置は、第1の電極と第2の電極と制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記制御電極へ入力される制御信号に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有したスイッチング素子と、カソード側電極およびアノード側電極と第2の半導体領域とを有し、前記第2の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成されたフォトダイオードとを備えている。
このように、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されたスイッチング素子は高耐圧で小型化が可能であり、高温下でも動作可能である。ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されたフォトダイオードは、高い順方向電圧が得られ、スイッチング素子の制御電圧等として必要な電圧を得る上で小型化が可能であり、高温下でも動作可能である。したがって半導体装置の小型化が図れ、これを用いたモジュール及びそのモジュールを用いたインバータ装置等の小型化が可能となる。
第2の発明の半導体装置は、第1の発明の半導体装置において、前記スイッチング素子と前記フォトダイオードとが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
この構成によれば、スイッチング素子とフォトダイオードとが同一基板上に集積されて半導体装置の小型化が図れ、この半導体装置を用いたモジュール及びそのモジュールを用いたインバータ装置等の小型化が可能となる。
第3の発明の半導体装置は、第2の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードの前記カソード側電極が前記スイッチング素子の前記第1の電極と電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード側電極が前記スイッチング素子の前記制御電極と電気的に接続されている。
この構成によれば、フォトダイオードに発生する電圧によりスイッチング素子の制御が可能となり、スイッチング素子をインバータ装置のハイサイドのスイッチング素子として用いた場合に、フローティング電源等が不要であり、インバータ装置及びそれに用いるモジュールのさらなる小型化が図れる。
第4の発明の半導体装置は、第2の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードの前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に発生する電圧を増幅して前記スイッチング素子の前記第1の電極と前記制御電極との間に印加する増幅回路が前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
このように増幅回路がワイドバンドギャップ半導体基板に形成されていると、放熱性が良好で、高温下でも動作可能である。
第5の発明の半導体装置は、第2〜第4の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードへ光信号を送信する発光ダイオードが前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
この構成によれば、発光ダイオードも同一基板上に形成され、この半導体装置を用いたモジュールおよびインバータ装置のさらなる小型化を図ることが可能になる。
第6の発明の半導体装置は、第1の発明の半導体装置において、前記スイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記第2のチップが前記第1のチップ上に積層されている。
この構成によれば、第1のチップおよび第2のチップの小型化が図れ、この半導体装置を用いたモジュール及びそのモジュールを用いたインバータ装置等の小型化が可能となる。
第7の発明の半導体装置は、第6の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードの前記カソード側電極が前記スイッチング素子の前記第1の電極と電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード側電極が前記スイッチング素子の前記制御電極と電気的に接続されている。
この構成によれば、フォトダイオードに発生する電圧によりスイッチング素子の制御が可能となり、スイッチング素子をインバータ装置のハイサイドのスイッチング素子として用いた場合に、フローティング電源等が不要であり、インバータ装置及びそれに用いるモジュールのさらなる小型化が図れる。
第8の発明の半導体装置は、第7の発明の半導体装置において、前記第1のチップの表面に前記スイッチング素子の前記第1の電極および制御電極が設けられ、前記第2のチップの表面が前記フォトダイオードの受光面であり、前記第2のチップの裏面に前記フォトダイオードの前記カソード側電極およびアノード側電極が設けられ、前記カソード側電極と前記第1の電極とが対向配置されて接合されているとともに前記アノード側電極と制御電極とが対向配置されて接合されている。
第9の発明の半導体装置は、第6の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードの前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に発生する電圧を増幅して前記スイッチング素子の前記第1の電極と前記制御電極との間に印加する増幅回路が第3のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第3のチップで構成され、前記第3のチップが前記第1のチップ上に積層されている。
このように増幅回路がワイドバンドギャップ半導体基板に形成されていると、放熱性が良好で、高温下でも動作可能である。
第10の発明の半導体装置は、第6〜第9の発明の半導体装置において、前記フォトダイオードへ光信号を送信する発光ダイオードが第4のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第4のチップで構成され、前記第4のチップが前記第1のチップ上または前記第2のチップ上に積層されている。
この構成によれば、発光ダイオードもワイドバンドギャップ半導体基板を用いたチップとして形成して積層することにより、この半導体装置を用いたモジュールおよびインバータ装置のさらなる小型化を図ることが可能になる。
第11の発明の半導体装置は、第1〜第10の発明の半導体装置において、前記スイッチング素子は、直流電圧が印加される高電位側電源線と低電位側電源線との間に、前記高電位側電源線に高電位側電極が接続されたハイサイドのスイッチング素子と、前記低電位側電源線に低電位側電極が接続されたローサイドのスイッチング素子とが直列接続され、前記ハイサイドのスイッチング素子の低電位側電極と前記ローサイドのスイッチング素子の高電位側電極とに接続された出力端子が備えられたインバータ部における前記ハイサイドのスイッチング素子として用いられる。
第12の発明の半導体装置は、第1〜第11の発明の半導体装置において、前記ワイドバンドギャップ半導体が炭化珪素である。
第13の発明のモジュールは、第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じ、この電圧を前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加するフォトダイオードと、を1組以上備え、上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子と前記フォトダイオードとが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
第14の発明のモジュールは、第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じるフォトダイオードと、前記フォトダイオードのカソード側電極とアノード側電極との間に生じる電圧を増幅して前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加する増幅回路と、を1組以上備え、上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子と前記フォトダイオードと前記増幅回路とが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
第15の発明のモジュールは、第13または第14の発明のモジュールにおいて、前記発光ダイオードが前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている。
第16の発明のモジュールは、第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じ、この電圧を前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加するフォトダイオードと、を1組以上備え、上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記第2のチップが前記第1のチップ上に積層されている。
第17の発明のモジュールは、第16の発明のモジュールにおいて、前記第1のチップの表面に前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極および第1の制御電極が設けられ、前記第2のチップの表面が前記フォトダイオードの受光面であり、前記第2のチップの裏面に前記フォトダイオードの前記カソード側電極およびアノード側電極が設けられ、前記カソード側電極と前記第1の電極とが対向配置されて接合されているとともに前記アノード側電極と前記第1の制御電極とが対向配置されて接合されている。
第18の発明のモジュールは、第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じるフォトダイオードと、前記フォトダイオードのカソード側電極とアノード側電極との間に生じる電圧を増幅して前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加する増幅回路と、を1組以上備え、上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記増幅回路が第3のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第3のチップで構成され、前記第2のチップおよび前記第3のチップが前記第1のチップ上に積層されている。
第19の発明のモジュールは、第16〜第18の発明のモジュールにおいて、前記発光ダイオードが第4のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第4のチップで構成され、前記第4のチップが前記第1のチップ上または前記第2のチップ上に積層されている。
上記の第13〜第19の発明の構成によれば、モジュールの小型化が図れ、それを用いたインバータ装置の小型化が可能になる。
なお、本明細書中においていう「ワイドバンドギャップ半導体」とは、伝導帯の下端と価電子帯の上端とのエネルギー差であるバンドギャップが2.0eV以上である半導体のことを意味する。このようなワイドバンドギャップ半導体としては、炭化珪素(SiC)、GaN,AlN等のIII族窒化物,ダイヤモンド等が挙げられる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、インバータ装置等に用いられその小型化を図ることができる半導体装置及びそれを用いたモジュールを提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
〔パワーユニット〕
図1(a),(b),(c)は、それぞれ本発明の実施の形態1に係る半導体装置である、ハイサイド側のパワーユニットの構成の概略を示す斜視図である。
〔パワーユニット〕
図1(a),(b),(c)は、それぞれ本発明の実施の形態1に係る半導体装置である、ハイサイド側のパワーユニットの構成の概略を示す斜視図である。
本発明の実施の形態1の半導体装置は、例えば図7のようにモータを制御するインバータに用いられる。このインバータの回路構成は、図7において、ハイサイドのパワースイッチング素子5Hを制御する部分の構成に特徴を有している。また、パワースイッチング素子5H,5Lとして縦型のnMOSFETを用いている。
本発明の実施の形態1の半導体装置は、図1(a),(b),(c)の各例に示すように、ハイサイドのパワースイッチング素子と同一チップにフォトダイオードを集積させた構造を有している。
図1(a)の例は、フォトダイオード21が縦型のnMOSFET15Hのソース電極パッド(第1の電極)22とゲート電極パッド(制御電極)23との間に接続された回路構成である。フォトダイオード21が縦型のnMOSFET15Hと同じチップに形成されており、フォトダイオード21は、その負側(n側)の出力端子であるカソード側電極パッド21bがMOSFET15Hのソース電極パッド22と連結導体(配線)24により接続され、正側(p側)の出力端子であるアノード側電極パッド21aがゲート電極パッド23と連結導体24により接続されている。図7の制御回路3からハイサイドの制御信号が与えられるLED9をフォトダイオード21の上方で対向させて配置し、LED9からフォトダイオード21に光が照射されることにより、ソース電極パッド22に対してフォトダイオード21の正の電圧がゲート電極パッド23に印加され、MOSFET15Hがオンし、表面のソース電極パッド22から裏面のドレイン電極パッド(第2の電極)25に電流が流れる。LED9を消した状態ではゲート電圧が印加されずMOSFET15Hはオフ状態で電流は流れず、表面のソース電極パッド22と裏面のドレイン電極パッド25の間に電圧が印加された状態となり、この電圧に耐えるようにMOSFET15Hは設計されている。なお、LED9をフォトダイオード21と対向させて配置せずに、光ファイバを介してLED9からの光がフォトダイオード21に入射されるように構成してもよい。
図4は、nMOSFET15Hの断面視における構造の一例を示す図である。なお、ローサイドのパワースイッチング素子であるnMOSFETも同様の構造である。
nMOSFET15Hは、図4に示すように、ドレイン領域となるn型のワイドバンドギャップ半導体基板41と、ワイドバンドギャップ半導体基板41の主面上に形成されたn型のドリフト層42と、ドリフト層42の表層に形成されたp型ウエル領域43と、p型ウエル領域43内で環状に形成されたn型のソース領域44と、ソース領域44の端部からウエル領域43の表層及びドリフト層42の表層に渡って形成されしきい値調整のために不純物がドーピングされているチャネル層45と、ソース領域44の端部上からチャネル層45上にかけてゲート絶縁膜46を介して形成されたゲート電極(制御電極)47と、ソース領域44上に形成されたソース電極(第1の電極)48と、ワイドバンドギャップ半導体基板41の裏面に形成されたドレイン電極(第2の電極)49とを備えている。矢印Iは、nMOSFET15Hがオンしたときの電流経路の一例を示している。ゲート電極47は、層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたゲート電極パッド23(図1(a))と電気的に接続され、ソース電極48は、層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたソース電極パッド22(図1(a))と電気的に接続されている。また、ドレイン電極49はドレイン電極パッド25(図1(a))に相当する(同じものである)。図4において、ゲート絶縁膜46、ゲート電極47、ソース電極48及びドレイン電極49以外のもの、すなわち半導体基板41、ドリフト層42、p型ウエル領域43、ソース領域44及びチャネル層45は、ワイドバンドギャップ半導体で形成されている。なお、不純物がドーピングされているチャネル層45は省かれる場合もある。
図5は、一般的なフォトダイオードのチップの断面視における構造の一例を示す図である。このフォトダイオードのチップは、高濃度n型の半導体基板からなる高濃度n型領域51上に、n型半導体層52、真性半導体層53、p型半導体層54が順次形成され、p型半導体層54上に窓(開口)を有するp側電極55が形成され、n型の半導体基板51の裏面にn側電極56が形成されている。
図1(a)のように、nMOSFET15Hと同一チップとして形成され、同一表面にアノード側電極パッド21a及びカソード側電極パッド21bを有するフォトダイオード21は、基本的な素子構造は図5と同様であるが、nMOSFET15Hと素子分離されて形成され、かつ、n側電極56が基板裏面に形成されていない。この場合、n側電極は、p側電極55と同じ基板表面側に形成され、その下にp型半導体層54、真性半導体層53及びn型半導体層52を貫通して高濃度n型領域51に達するコンタクトホールが設けられ、そのコンタクトホールに高濃度n型領域51と接続される導電体が埋め込まれてコンタクトが形成され、これにより基板表面側のn側電極と高濃度n型領域51とが電気的に接続される。ただし、n側電極及びコンタクトは、n型半導体層52、真性半導体層53及びp型半導体層54とは電気的に絶縁されて形成される。このようにして表面側に形成されたn側電極は、層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたカソード側電極パッド21b(図1(a))と電気的に接続され、p側電極55は層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたアノード側電極パッド21a(図1(a))と電気的に接続されている。ここでは、高濃度n型領域51、n型半導体層52、真性半導体層53及びp型半導体層54は、ワイドバンドギャップ半導体で形成されている。なお、真性半導体層53が省かれる場合もある。
このように図1(a)の例によれば、ハイサイドおよびローサイドのパワースイッチング素子をワイドバンドギャップ半導体を用いて形成することにより、Si素子(Siを用いて形成された素子)と比較して耐圧が高いためドリフト層42等の厚みを薄くすることができ、パワースイッチング素子の導通時の抵抗を減らすことができ、電力損失を減少させることができる。ここで、ワイドバンドギャップ半導体例えば炭化珪素により構成されたスイッチング素子は2×2mm2の大きさで10Aの電流を十分にスイッチでき、熱伝導も良いので、Si素子の熱放出機構と同様でも素子温度の上昇は抑えられる。その上、ワイドバンドギャップ半導体の素子は高温下でも動作するので、高集積・高電流密度の素子設計が可能となる。素子の電流密度として5倍以上の高密度化が可能で、素子の大きさは5分の1以下となる。
更に、同じチップ上に上記ワイドバンドギャップ半導体により構成されたフォトダイオード21は出力電圧がバンドギャップに対応して大きくなり、MOSFET15Hのゲート電極パッド23に供給するシグナルとして十分な数V以上の電圧を確保できることを本発明者らは見いだした。例えばワイドバンドギャップ半導体として4H−SiCの炭化珪素を用いた場合は、バンドギャップが3eV以上であるので、フォトダイオード21のpn接合単層で3Vの出力電圧が得られ、MOSFET15Hのゲート駆動電圧が得られる。また、フォトダイオードを構成するpn接合が2層または3層となるように積層して6Vまたは9Vの出力をゲート電極パッド23に印加するようにしてもよい。
この構成により、図7におけるゲートドライブ回路6、高電位フローティング電源7を必要とせず、フォトダイオード21の出力のみでハイサイドのパワースイッチング素子を制御できる。Siデバイスにおいては、パワースイッチング素子からの発熱の放出が重要で、パワースイッチング素子と他の素子(例えばフォトダイオード)を同一チップに集積することは無かったが、ワイドバンドギャップ半導体(例えば炭化珪素)は高熱伝導性(放熱性が高い)を有しているため、パワースイッチング素子と他の素子(例えばフォトダイオード)を同一チップに集積することが可能となり、集積化したハイサイド側のパワースイッチングユニットを実現できる。
更に、図1(b)の例では、図1(a)におけるLED9をLED26としてパワースイッチング素子と同一チップ上に形成している。このLED26は、例えば炭化珪素基板上に成長されたGaNを用いて形成できることを確認した。この場合、LED26部分は、素子分離などの手法を使ってパワースイッチング素子に対して電気的に絶縁されている必要があり、絶縁分離層27に囲まれている。絶縁分離層27は、例えばpn接合を用いた分離層としてもよいし、SiO2膜またはAlN膜で形成してもよい。また、LED26部分は、チップ表面から突出されないように形成してもよいが、その場合は、LED26からの光信号がチップ内を通過してフォトダイオード21に入射される。LED26部分が、チップ表面に突出されて形成されている方が、LED26からの光信号がチップ内を通過せずに直接フォトダイオード21に入射されるので、光信号の損失が少なく好ましい。また、LED26については、基本的な素子構造は図5に示すフォトダイオードと同様であり、フォトダイオード21と同様にして集積化できる。
また、図1(c)の例では、フォトダイオード21と増幅回路28を縦型のnMOSFET15Hと同じチップに集積して形成し、増幅回路28によってフォトダイオード21の出力が増幅され、その増幅された出力がゲート電圧としてnMOSFET15Hのソース−ゲート間に印加されるように、連結導体24で接続されている。この場合、高電位フローティング電源電圧Vfを増幅回路28に供給する必要があり、高電位フローティング電源として例えばブートストラップフローティング電源などを用いると有効であった。また、図1(c)において、LED9に代えて、図1(b)のようにLED26をパワースイッチング素子と同一チップ上に形成してもよい。
(実施の形態2)
〔パワーユニット〕
図2(a),(b),(c),(d)は、それぞれ本発明の実施の形態2に係る半導体装置である、ハイサイド側のパワーユニットの構成の概略を示す斜視図であり、図1(a),(b),(c)と同等部分には同一符号を付している。
〔パワーユニット〕
図2(a),(b),(c),(d)は、それぞれ本発明の実施の形態2に係る半導体装置である、ハイサイド側のパワーユニットの構成の概略を示す斜視図であり、図1(a),(b),(c)と同等部分には同一符号を付している。
本発明の実施の形態2の半導体装置は、例えば図7のようにモータを制御するインバータに用いられ、そのインバータの回路構成は、図7において、ハイサイドのパワースイッチング素子5Hを制御する部分の構成が異なる。また、パワースイッチング素子5H,5Lは、実施の形態1と同様、ワイドバンドギャップ半導体を用いて形成された縦型のnMOSFETである。
前述の図1(a),(b),(c)の各例では、フォトダイオード21をハイサイドのパワースイッチング素子である縦型のnMOSFET15Hと同一チップに集積化していたが、図2(a),(b),(c),(d)の各例では、縦型のnMOSFET15Hのチップ上に、別の基板上に形成された他チップのフォトダイオード31を積層して実装した構成である。このような構成については、例えば炭化珪素などのワイドバンドギャップ半導体を用いて形成された低損失のパワースイッチング素子は、発熱が小さく熱伝導が良いため、パワースイッチング素子上に他のチップを積層させて実装しても、チップ温度の上昇により動作が不安定となることが無いという事実を本発明者らが確認している。
図2(a)の例では、フォトダイオード31は、LED9からの光を受光する表面に対して反対面に2つの電極パッド31a,31bが配置され、金属接合技術(例えば超音波圧着)などにより直接nMOSFET15Hのソース電極パッド22とゲート電極パッド23にそれぞれ接合され、電極パッド22と電極パッド23間をブリッジするように積層実装される。このように同一面にアノード側電極パッド31a及びカソード側電極パッド31bを有するフォトダイオード31のチップは、基本的な素子構造は図5と同様であるが、図5におけるn側電極56が基板裏面に形成されていない。この場合、n側電極は、p側電極55と同じ基板表面側に形成され、その下にp型半導体層54、真性半導体層53及びn型半導体層52を貫通して高濃度n型領域51に達するコンタクトホールが設けられ、そのコンタクトホールに高濃度n型領域51と接続される導電体が埋め込まれてコンタクトが形成され、これにより基板表面側のn側電極と高濃度n型領域51とが電気的に接続される。ただし、n側電極及びコンタクトは、n型半導体層52、真性半導体層53及びp型半導体層54とは電気的に絶縁されて形成される。このようにして表面側に形成されたn側電極は、層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたカソード側電極パッド31b(図2(a))と電気的に接続され、p側電極55は層間絶縁膜(図示せず)を介してその上方に形成されたアノード側電極パッド31a(図2(a))と電気的に接続されている。このように構成されたチップを上下逆にしてnMOSFET15Hのチップ上に配置する。ここでは、高濃度n型領域51は例えば炭化珪素基板などのワイドバンドギャップ半導体基板で形成され、n型半導体層52、真性半導体層53及びp型半導体層54は、例えば炭化珪素などのワイドバンドギャップ半導体で形成されている。なお、真性半導体層53が省かれる場合もある。フォトダイオード31が上記のように例えば炭化珪素などのワイドバンドギャップ半導体により構成されていると、パワースイッチング素子のゲートドライブに十分な電圧を確保できる。また、実施の形態1でも述べたようにフォトダイオードを構成するpn接合が2層または3層となるように積層されてあってもよい。
更に、図2(b)の例では、図2(a)におけるLED9に代えて、LED36のチップを絶縁板(膜)37を挟んでパワースイッチング素子上に圧着し、積層させている。この場合は、SiO2膜あるいはAlN板などの絶縁板(膜)37によりLED36がnMOSFET15Hと絶縁分離されている。ここでLED36は例えば炭化珪素基板上に成長されたGaNなどのワイドバンドギャップ半導体を用いて構成することにより、高温下でも安定した動作が得られ好ましい。また、LED36のチップも、フォトダイオード31のチップと同様にして構成できる。
また、図2(c)の例では、フォトダイオード31と増幅回路32をそれぞれ縦型のnMOSFET15Hとは別のチップとして構成し、nMOSFET15Hのチップ上に積層させて実装している。増幅回路32によってフォトダイオード21の出力が増幅され、その増幅された出力がゲート電圧としてnMOSFET15Hのソース−ゲート間に印加されるように、連結導体(配線)33で接続されている。この場合、フォトダイオード31のチップとその下にあるnMOSFET15Hのソース電極パッド22とは電気的に絶縁されている。また、高電位フローティング電源電圧Vfを増幅回路32に供給する必要があり、高電位フローティング電源として例えばブートストラップフローティング電源などを用いると有効であった。ここで、増幅回路32のチップはSiを用いて構成されていても良いが、例えば炭化珪素などのワイドバンドギャップ半導体を用いて構成されていると、素子の放熱性が良好で、素子温度が上昇しても安定した動作が得られ有効であった。また、フォトダイオード31のチップは、図2(a)のフォトダイオード31のチップと同様の構成であるが、図2(c)の場合は、アノード側電極パッド31a及びカソード側電極パッド31bが上になるようにチップを配置し、電極パッド31a及び31bを増幅回路32の各入力パッドと連結導体33で接続している。増幅回路32の2つの出力パッドは、チップの下面に配置され、金属接合技術(例えば超音波圧着)などにより直接nMOSFET15Hのソース電極パッド22とゲート電極パッド23にそれぞれ接合されている。また、図2(c)において、LED9に代えて、図2(b)のようにLED36のチップをパワースイッチング素子上に積層させて実装してもよい。
また、図2(d)の例では、図2(c)におけるフォトダイオード31のチップを上下逆にして増幅回路32のチップ上に積層させてあり、フォトダイオード31の下面のアノード側電極パッド31a及びカソード側電極パッド31bは、金属接合技術(例えば超音波圧着)などにより直接、増幅回路32の各入力パッドと接合されている。この場合、増幅回路32の入力パッドおよび出力パッドの配線がチップ上下面の面接触でできるため、製造工程が図2(c)の場合よりもさらに簡略化される。また、図2(d)において、LED9に代えて、図2(b)のようにLED36のチップをパワースイッチング素子上に積層させて実装することも可能であった。あるいは、LED36のチップをフォトダイオード31上に更に積層させて構成することも可能であった。
以上の実施の形態1,2で述べたように、図1(a),(b),(c)及び図2(a),(b),(c),(d)の各例の半導体装置では、少なくともパワースイッチング素子及びフォトダイオードをワイドバンドギャップ半導体を用いて構成することにより、装置の小型化を図ることができる。
(実施の形態3)
〔インバータモジュール〕
本発明の実施の形態3では、図1(a),(b),(c)及び図2(a),(b),(c),(d)の各例のいずれかの半導体装置(ハイサイド側のパワースイッチングユニット)と、フローティングする必要がなくフォトカプラを必要としないローサイド側のパワースイッチングユニットとを配置したインバータモジュールについて説明する。
〔インバータモジュール〕
本発明の実施の形態3では、図1(a),(b),(c)及び図2(a),(b),(c),(d)の各例のいずれかの半導体装置(ハイサイド側のパワースイッチングユニット)と、フローティングする必要がなくフォトカプラを必要としないローサイド側のパワースイッチングユニットとを配置したインバータモジュールについて説明する。
図3は、図7に示したモータ駆動用のインバータモジュールを図2(d)の半導体装置を用いて構成した例を示す概念図である。図2(d) の半導体装置をハイサイド側のパワースイッチングユニットとして3個用いるとともに、ハイサイドのパワースイッチング素子である縦型のnMOSFET15Hと同じ構成からなるnMOSFET15Lをローサイドのパワースイッチング素子として3個用いる。ハイサイドおよびローサイドのnMOSFET15H、15Lのチップはいずれも裏面側にドレイン電極パッドが形成されている。3つのローサイドのnMOSFET15Lのソース電極パッド22は接地電位が印加される接地配線に接続され、3つそれぞれのローサイドのnMOSFET15Lの裏面側のドレイン電極パッドはそれぞれの金属板等からなる導電板38と接続されている。各導電板38は、それぞれの出力端子1OUT〜3OUTに接続されるとともに各ローサイドのnMOSFET15Lと対をなすハイサイドのnMOSFET15Hのソース電極パッド22に配線で接続される。また、3つのハイサイドのnMOSFET15Hは、共通の金属板等からなる導電板39上に実装されるとともにそれぞれの裏面側のドレイン電極パッドが導電板39と接続されている。この導電板39には高電圧電源4(図7参照)からのプラス側電位HVが供給される電源配線に接続される。またこの例の場合、増幅回路32に高電位フローティング電源電圧Vf(図2(d)参照)を供給するために、各出力端子1OUT〜3OUTに接続された各導電板38にコンデンサ34、ダイオード35及び抵抗36を接続し、各抵抗36をローサイドのゲートドライブ用電源11の電源電圧VGが供給される配線に接続して、ブートストラップフローティング電源を構成している。コンデンサ34の電圧が高電位フローティング電源電圧Vfとして増幅回路32に供給される。この構成において、例えば出力端子1OUTへの出力を制御するための入力として、ローサイドのパワースイッチング素子のゲート制御信号1LGとハイサイドのパワースイッチング素子のゲート制御を行うLED9の点灯制御信号1HGとが与えられる。LED9が点灯することでフォトダイオード31の両端に電圧が発生し、その電圧が増幅回路28によって増幅され、ゲート電圧としてnMOSFET15Hのソース−ゲート間に印加される。出力端子2OUT,3OUTに関しても同様である。このようなモジュールの断面視における概略構造を図6に示す。図6に示すように、モジュールは容器61に収納されている。なお、図6では、簡略化のため、モジュールの内部はパワースイッチング素子であるnMOSFET15H、15Lのみ図示している。
図3では、図2(d)の半導体装置を用いて構成したモジュールの例を示したが、図1(a),(b),(c)及び図2(a),(b),(c)のいずれの半導体装置を用いても同様にして構成できる。ただし、図1(a),(b)及び図2(a),(b)の半導体装置を用いた場合には、増幅回路28、32が存在しないので、コンデンサ34、ダイオード35及び抵抗36を用いたブートストラップフローティング電源は不要である。
上記のようにワイドバンドギャップ半導体を用いて構成され、フォトダイオードが積層または集積された半導体装置を用いて構成したモジュールは、構造が単純となり、小型のインバータモジュールを構成することができる。従来の同じ耐圧/電流をスイッチングするインバータモジュールに比べて1/2以下の省スペース化を達成できた。
なお、実施の形態3においては、ハイサイドおよびローサイドのパワースイッチング素子のペアを3組用いた3相インバータ装置を例に説明したが、1組用いる単相ハーフブリッジ回路や2組用いる単相フルブリッジ回路のインバータ装置についても同様に適用できる。
また、実施の形態1〜3では、ハイサイドおよびローサイドのパワースイッチング素子として、ワイドバンドギャップ半導体を用いて構成されたMOSFETを用いたが、同様にしてワイドバンドギャップ半導体を用いて構成されたIGBT、MISFET、MESFETなどを用いても同様の省スペース、省エネルギーを満たす半導体装置及びモジュールが実現できる。
本発明に係る半導体装置およびモジュールは、コンパクトに実装された低損失、高効率、高速動作が可能なパワーデバイスであり、例えば小型のインバータ等に適用でき、省スペース、省エネルギーを実現する次世代パワーエレクトロニクスシステム等に有用である。
1 モータ
2 低電圧電源
3 制御回路
4 高電圧電源
5H ハイサイドのパワースイッチング素子
5L ローサイドのパワースイッチング素子
6 ハイサイドのゲートドライブ回路
7 高電位フローティング電源
8 フォトダイオード
9 LED
10 ローサイドのゲートドライブ回路
11 ローサイドゲートドライブ用電源
15H ハイサイドのnMOSFET
15L ローサイドのnMOSFET
21,31 フォトダイオード
22 ソース電極パッド
23 ゲート電極パッド
24,33 連結導体
25 ドレイン電極パッド
26,36 LED
27 絶縁分離層
28,32 増幅回路
37 絶縁板(または絶縁膜)
38,39 導電板
2 低電圧電源
3 制御回路
4 高電圧電源
5H ハイサイドのパワースイッチング素子
5L ローサイドのパワースイッチング素子
6 ハイサイドのゲートドライブ回路
7 高電位フローティング電源
8 フォトダイオード
9 LED
10 ローサイドのゲートドライブ回路
11 ローサイドゲートドライブ用電源
15H ハイサイドのnMOSFET
15L ローサイドのnMOSFET
21,31 フォトダイオード
22 ソース電極パッド
23 ゲート電極パッド
24,33 連結導体
25 ドレイン電極パッド
26,36 LED
27 絶縁分離層
28,32 増幅回路
37 絶縁板(または絶縁膜)
38,39 導電板
Claims (19)
- 第1の電極と第2の電極と制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記制御電極へ入力される制御信号に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有したスイッチング素子と、
カソード側電極およびアノード側電極と第2の半導体領域とを有し、前記第2の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成されたフォトダイオードとを備えている半導体装置。 - 前記スイッチング素子と前記フォトダイオードとが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている請求項1に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードの前記カソード側電極が前記スイッチング素子の前記第1の電極と電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード側電極が前記スイッチング素子の前記制御電極と電気的に接続されている請求項2に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードの前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に発生する電圧を増幅して前記スイッチング素子の前記第1の電極と前記制御電極との間に印加する増幅回路が前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている請求項2に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードへ光信号を送信する発光ダイオードが前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている請求項2から4のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記スイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記第2のチップが前記第1のチップ上に積層されている請求項1に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードの前記カソード側電極が前記スイッチング素子の前記第1の電極と電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード側電極が前記スイッチング素子の前記制御電極と電気的に接続されている請求項6に記載の半導体装置。
- 前記第1のチップの表面に前記スイッチング素子の前記第1の電極および制御電極が設けられ、前記第2のチップの表面が前記フォトダイオードの受光面であり、前記第2のチップの裏面に前記フォトダイオードの前記カソード側電極およびアノード側電極が設けられ、前記カソード側電極と前記第1の電極とが対向配置されて接合されているとともに前記アノード側電極と制御電極とが対向配置されて接合されている請求項7に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードの前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に発生する電圧を増幅して前記スイッチング素子の前記第1の電極と前記制御電極との間に印加する増幅回路が第3のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第3のチップで構成され、前記第3のチップが前記第1のチップ上に積層されている請求項6に記載の半導体装置。
- 前記フォトダイオードへ光信号を送信する発光ダイオードが第4のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第4のチップで構成され、前記第4のチップが前記第1のチップ上または前記第2のチップ上に積層されている請求項6から9のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記スイッチング素子は、
直流電圧が印加される高電位側電源線と低電位側電源線との間に、前記高電位側電源線に高電位側電極が接続されたハイサイドのスイッチング素子と、前記低電位側電源線に低電位側電極が接続されたローサイドのスイッチング素子とが直列接続され、前記ハイサイドのスイッチング素子の低電位側電極と前記ローサイドのスイッチング素子の高電位側電極とに接続された出力端子が備えられたインバータ部における前記ハイサイドのスイッチング素子として用いられる請求項1から10のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記ワイドバンドギャップ半導体が炭化珪素である請求項1から11のうちいずれか1項に記載の半導体装置。
- 第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、
第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、
カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じ、この電圧を前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加するフォトダイオードと、
を1組以上備え、
上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子と前記フォトダイオードとが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されているモジュール。 - 第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、
第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、
カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じるフォトダイオードと、
前記フォトダイオードのカソード側電極とアノード側電極との間に生じる電圧を増幅して前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加する増幅回路と、
を1組以上備え、
上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子と前記フォトダイオードと前記増幅回路とが、同一のワイドバンドギャップ半導体基板に形成されているモジュール。 - 前記発光ダイオードが前記ワイドバンドギャップ半導体基板に形成されている請求項13または14に記載のモジュール。
- 第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、
第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、
カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じ、この電圧を前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加するフォトダイオードと、
を1組以上備え、
上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記第2のチップが前記第1のチップ上に積層されているモジュール。 - 前記第1のチップの表面に前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極および第1の制御電極が設けられ、前記第2のチップの表面が前記フォトダイオードの受光面であり、前記第2のチップの裏面に前記フォトダイオードの前記カソード側電極およびアノード側電極が設けられ、前記カソード側電極と前記第1の電極とが対向配置されて接合されているとともに前記アノード側電極と前記第1の制御電極とが対向配置されて接合されている請求項16に記載のモジュール。
- 第1の電極と第2の電極と第1の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に介在し前記第1の電極と前記第1の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第1の半導体領域を有し、前記第2の電極が高電位側電源線に接続されたハイサイドのスイッチング素子と、
第3の電極と第4の電極と第2の制御電極とを有するとともに、ワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記第3の電極と前記第4の電極との間に介在し前記第2の制御電極にローサイドの制御信号が入力されることにより生じる前記第3の電極と前記第2の制御電極との間の電圧に応じて導通し又は非導通となる第2の半導体領域を有し、前記第3の電極が前記高電位側電源線との間に直流電圧が印加される低電位側電源線に接続されたローサイドのスイッチング素子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記ローサイドのスイッチング素子の前記第4の電極とに接続された出力端子と、
前記ハイサイドのスイッチング素子を制御する制御信号に基づいて光信号を発する発光ダイオードと、
カソード側電極およびアノード側電極と第3の半導体領域とを有し、前記第3の半導体領域がワイドバンドギャップ半導体により構成され、前記発光ダイオードからの光信号に応じて前記カソード側電極と前記アノード側電極との間に電圧が生じるフォトダイオードと、
前記フォトダイオードのカソード側電極とアノード側電極との間に生じる電圧を増幅して前記ハイサイドのスイッチング素子の前記第1の電極と前記第1の制御電極との間に印加する増幅回路と、
を1組以上備え、
上記の各組において、前記ハイサイドのスイッチング素子が第1のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第1のチップで構成され、前記フォトダイオードが第2のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第2のチップで構成され、前記増幅回路が第3のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第3のチップで構成され、前記第2のチップおよび前記第3のチップが前記第1のチップ上に積層されているモジュール。 - 前記発光ダイオードが第4のワイドバンドギャップ半導体基板を用いた第4のチップで構成され、前記第4のチップが前記第1のチップ上または前記第2のチップ上に積層されている請求項16から18のうちいずれか1項に記載のモジュール。
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JP2016050139A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 国立大学法人電気通信大学 | 単結晶ダイヤモンドの製造方法、単結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンド基板の製造方法、単結晶ダイヤモンド基板及び半導体デバイス |
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-
2004
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