JP2006072212A - 画像シート及びレンズ状シート - Google Patents

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裕 田中
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Abstract

【課題】 この発明は、見る角度により、ある角度からはレンズ状シートを通して印刷物(画像)を観察することができ、別の角度からは印刷物の裏側を透過することができる画像シート、及びこの画像シートに用いるレンズ状シートを得ることを課題とするものである。
【解決手段】 透明合成樹脂シート2の表面に凸条をなす凸レンズ3と、この凸レンズ3の間に平面部4を多数形成したレンズ状シート1の裏面に、前記レンズ状シートを通して画像が観察できるように印刷を表示し、前記印刷は、前記レンズ状シートの平面部対応位置を無印刷部として画像シートを構成するものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、透明合成樹脂シートの表面に凸条をなす凸レンズを多数形成したレンズ状シートを用いた画像シート及びこの画像シートに使用するレンズ状シートに関するものである。
従来、印刷された平面画像を三次元画像として観察するために、あるいは見る角度により異なる画像を観察するために、レンズ状シートが用いられている。そして、レンズ状シートを用いて三次元画像や異なる画像を観察できるようにした印刷物は、飾り物の他、商品パッケージにも使用されている。
しかるに、商品パッケージとして使用するためには、内部に収納された商品が外部から認識できることが要求される場合があるが、従来のレンズ状シートにおいては、何れの角度から観察しても、レンズ状シートの裏側に表示された印刷画像が観察されるのみで、内部を透視することはできない。
図4は、従来のレンズ状シート51の斜視図であり、透明合成樹脂シート52の表面に断面凸弧状の凸条である凸レンズ53が密着して多数並設されている。
このレンズ状シート51を用いて印刷物を三次元画像あるいは複数種の画像として観察できるようにするためには、前記レンズ状シートの裏面における凸レンズの連続部分に対応する位置に印刷54を表す。
ここで、観察者が受ける裏面側からの光は、凸レンズにより屈折し、何れの角度から観察しても画像が観察され、レンズ状シート51の裏面側を透視することはできない(図5)。
特開平11−72849号公報 特開2004−4682号公報
以下に述べるように、本願発明はレンズ状シートに平面部を形成することを特徴とするものであるところ、上記特許文献もレンティキュラーレンズに平面部が形成されている。
しかしながら、上記各文献に開示された発明におけるレンティキュラーレンズは、フレネルレンズシートと組み合わせて透過型スクリーンとして使用されるものであり、本願発明のように三次元画像などを得る目的で使用されるものではない。また、レンティキュラーレンズ自体、シートの両面に凸レンズが形成されたものである。
この発明は、見る角度により、ある角度からはレンズ状シートを通して印刷物(画像)を観察することができ、別の角度からは印刷物の裏側を透過することができる画像シート、及びこの画像シートに用いるレンズ状シートを得ること、すなわち、パッケージに使用したときに、パッケージに収納された商品を視認することのできる画像シート及びそのためのレンズ状シートを得ることを課題とするものである。
上記課題との関係において、上記特許文献1,2は、何れにも係る課題は存在せず、フレネルシートと組み合わせて透過型スクリーンを構成したときにおけるモアレを防止することを課題としてものであって、本願発明にとって先行技術としての位置を占めるものではない。
請求項1の発明は、透明合成樹脂シートの表面に凸条をなす凸レンズを多数形成すると共に、隣接する凸レンズの間に帯状の平面部を形成したレンズ状シートの裏面に、前記レンズ状シートを通して画像が観察できるように印刷を表示し、前記印刷は、前記前記レンズ状シートの平面部対応位置を無印刷部として画像シートを構成するものである。
前記印刷の表示は、レンズ状シートの裏面に直接印刷をする手法と、印刷された透明シートを層着する手法とがある。
請求項2の発明は、請求項1の発明に使用するレンズ状シートに関するものであり、透明合成樹脂シートの表面に凸条をなす凸レンズを多数形成すると共に、隣接する凸レンズの間に帯状の平面部を形成してレンズ状シートを構成するものである。
この発明における平面部の幅は、平面部を通して裏面側が透視できれば格別の限定はない。経験的には20μm以上が必要と考えられる。凸レンズのレンズ機能を有する部分の幅と平面部の幅との相対関係において、レンズ機能を有する部分の幅の比率が高い場合は、画像を観察できる視角が大きくなり、平面部の比率が高い場合は画像を観察できる視角が狭まることとなるが、使用目的に会わせて適宜選定することとなる。
また、平面部は必ずしもレンズ状シートの全体に設ける必要はない。例えば、レンズ状シートの一区画(例えば10センチ四方)にのみ、平面部を設ける態様、あるいは凸レンズの全長の一部(例えば1/2)にのみ平面部を設ける態様なども考えられる。この場合、平面部を設けた部分においてはレンズ状シートの裏面側を透過して観察することができるが、同じ角度で観察したときに平面部のない箇所においては、画像を観察することができる。
請求項1の発明において、レンズ状シートには平面部が形成されており、前記印刷は、前記前記レンズ状シートの平面部対応位置を無印刷部としてある。したがって、前記平面部と垂直方向からこの画像シートを観察したとき、前記平面部を通過する光は無印刷部を透過した光であり、凸レンズを通過する光は前記画像印刷部に焦点を結ばない光であるから、画像印刷部分を透過した光は観察者に認識されない。
すなわち、観察者は無印刷部を透過した光を認識することとなり、画像シートの裏面側を観察することができる。
他方、前記平面部と直角以外の角度から画像シートを観察すると、凸レンズが印刷部分に焦点を結ぶこととなり、印刷物(画像)を観察することができる。
請求項2の発明においては、レンズ状シートの裏面に請求項1の発明と同様の要領で無印刷部を設けた印刷を施したり、印刷が施されたシートを層着することにより、請求項1の画像シートの効果を得ることができる。
この発明のレンズは、印刷により製造することができる。例えば、レンズ素材をスクリーン印刷により基盤となるシート上に付着させたり、平面部にレンズ素材をはじく素材を印刷し、その上にレンズ素材を印刷により付着させることにより、レンズ素材の表面張力により凸レンズが得られる。
レンズ状シートの裏面側を透視する手段として、凸レンズの一部を平面とすることも考えられる。このような構成においても、平面部を通してシートの裏面側を透視できること、平面部の比率を増減させることにより裏面側が透視できる視角を増減させることができることは、本願発明と同様である。
しかしながら、裏面側が透視できる視角を広げようとすると、曲面が小さくならざるを得ない。そして、曲面部の幅を画像のピクセルサイズよりも小さくすると、レンズ裏に画像を形成することができない。
すなわち、平面部の比率は画像のピクセルサイズに制約されることとなる。
他方本願発明においては、平面部をいかに広く形成してもレンズの曲面に影響はなく、平面部の比率を自由に変更することができる。
なお、凸レンズの一部を平面とする構成においては、印刷手法により凸レンズを得ることはできず、金型、エンボスロールなどが必要である。
以下実施例を説明する。
図1に示すレンズ状シート1は、透明合成樹脂シート2の表面に断面円弧状の凸条である凸レンズ3を多数併設し、隣接する凸レンズ3間に平面部4を凸レンズ3の全長に亘り形成したものである。
このように構成されたレンズ状シート1の裏面に、画像が印刷されている。この画像の印刷は、前記凸レンズ3の両側にのみ印刷部5として印刷され、凸レンズの中央部に対応する部分(合成樹脂シート2の垂直断面線による。以下同じ。)及び前記平面部4に対応する部分は無印刷部6としてある。
また、前記凸レンズ3の焦点7は、無印刷部6に位置する(若しくは、印刷部に位置しない)ようにしてある。
以上により、画像シートが構成してある。
この画像シートを前記平面部4と直角方向から観察すると(図2)、レンズ状シート1の裏面側からの光は、レンズの平面図4をそのまま透過する。また凸レンズ3の焦点は印刷部5に位置しないので、図柄は隠れた状態となる。
したがって、図2に矢印で示す方向から画像シートを観察した場合、画像は観察されず、画像シートの裏面を透過することができる。
他方、図3に示すようにこの画像シートを斜めから観察すると、、凸レンズ3の焦点が印刷部5に位置することとなる。加えて、平面部4の開口幅が小さくなり、また裏面からの光は平面部で屈折するので、平面部4をそのまま透過する光は減少する。
したがって、凸レンズ3を通して画像を観察することができ、かつ平面部を透過する光量が減少するので、画像シートの裏面は見えにくくなる。
すなわち、この画像シートでパッケージを形成すると、正面から観察したときには内部に収納された商品を観察することができ、斜めから観察するときには、画像を観察することができる。
この発明によれば、観察する角度によって、三次元画像又は複数種の画像が観察できたり、画像シートの裏側を透視して観察できたりする。したがって、この発明の画像シートによって、商品パッケージを構成すると、見る角度により印刷された画像を観察でき、別の角度から見ると内部に収納された商品を観察できる、商品パッケージを得ることができる。
また、この発明の画像シートを窓ガラスに貼付すると、見る角度により画像を観察でき、別の角度からは窓ガラスの反対側を透視して観察できる。
このように、この発明の画像シートは、透視し得る画像シートとして幾多の利用方法を有するものであって、産業上利用可能性を有するものである。
そして、この発明のレンズ状シートも、上記のような画像シートの構成材として、産業上利用可能性を有するものである。
この発明実施例のレンズ状シートの斜視図 同じく実施例の正面から観察したときの光学特性を示す断面図 同じく実施例の斜めから観察したときの光学特性を示す断面図 従来のレンズ状シートの斜視図 従来のレンズ状シートの正面から観察したときの光学特性を示す断面図
符号の説明
1 レンズ状シート
2 合成樹脂シート
3 凸レンズ
4 平面部
5 印刷部
6 無印刷部
7 焦点

Claims (2)

  1. 透明合成樹脂シートの表面に凸条をなす凸レンズを多数形成すると共に、隣接する凸レンズの間に帯状の平面部を形成したレンズ状シートの裏面に、前記レンズ状シートを通して画像が観察できるように印刷が表示され、
    前記印刷は、前記前記レンズ状シートの平面部対応位置を無印刷部とした
    画像シート
  2. 透明合成樹脂シートの表面に凸条をなす凸レンズを多数形成すると共に、隣接する凸レンズの間に帯状の平面部を形成した、レンズ状シート
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