JP2006071599A - 車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両位置管理システムを運用するとき車両位置管理用車載装置の電池切れによる支障を回避する車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置を得る。
【解決手段】 車載装置1に、GPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧を供給する電池15と、電池15の電圧を監視するA/Dコンバータ14とを備え、制御手段12がA/Dコンバータ14の出力データに基づいて電池15の残容量を示す電圧情報を生成し通信手段13を用いてセンタ装置2へ送信させ、センタ装置2のコンピュータ21が、通信手段23の受信した電圧情報に基づいて電池15の残容量を報知する。
【選択図】 図1
【解決手段】 車載装置1に、GPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧を供給する電池15と、電池15の電圧を監視するA/Dコンバータ14とを備え、制御手段12がA/Dコンバータ14の出力データに基づいて電池15の残容量を示す電圧情報を生成し通信手段13を用いてセンタ装置2へ送信させ、センタ装置2のコンピュータ21が、通信手段23の受信した電圧情報に基づいて電池15の残容量を報知する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、コンテナやトレーラ等の電源を搭載していない車両の位置を管理する車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置に関するものである。
トラクタ(ヘッド)から切り離された後のコンテナやトレーラ等は、自ら電源等を備えていないことから電源供給が断たれる。そのため、これらの車両に搭載される車両位置管理用車載装置は電池を備えたものが活用される。従来の位置管理システムには、端末器とセンターとを公衆無線回線などで接続し、例えば次のように動作して端末器の充電催促を行うものがある。電池により稼動する端末器が、電池残量等のデータを公衆無線回線などを介してセンターへ伝送する。センターは、電池残量少などを示すデータを受信したとき、当該データを送信した端末器の利用者を特定して、この利用者が所有する充電器に備えられた報知部へ適切な報知情報を送信する。センターから伝送された報知情報を受信した充電器は、自ら備える報知部を動作させ、端末器の利用者に充電を催促する(例えば、特許文献1参照)。
また、車載バッテリの電源電圧を電源電圧検出手段により検出し、グレード判定手段は電源電圧検出手段から出力された電圧が予め設定されているグレードになったか否かを判定し、当該グレードになったとき警告通報手段が当該グレードに対応させた警告を発するものがある。この警告は、例えばグレード判定手段であるCPUが送受信部を動作させて自動車電話機あるいは携帯電話機へ警告メッセージを送信することによって行われ、車載電気機器の電源をオフするように促すものである(例えば、特許文献2参照)。
従来の車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置は以上のように構成されているので、車両位置管理用車載装置を稼動させる電池の適切な交換時期の認知が難しく、電池の電圧ダウンが生じてから電池交換を完了させるまでの間にタイムラグが発生し、システム運用に支障をきたす場合が生じるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、車両位置管理システムを運用するとき車両位置管理用車載装置の電池切れによる支障を回避する車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置を得ることを目的とする。
この発明に係る車両位置管理システムは、車載装置に、位置情報検出手段、制御手段、及び通信手段へ電源電圧を供給する一次電池と、一次電池の電圧を監視する電圧監視手段とを備え、車載装置の制御手段が電圧監視手段の出力信号に基づいて一次電池の残容量を示す電圧情報を生成し当該車載装置の通信手段を用いてセンタ装置へ送信させ、センタ装置の情報処理手段が、当該センタ装置の通信手段の受信した電圧情報に基づいて一次電池の残容量を報知するものである。
この発明によれば、車載装置に、電源電圧を供給する一次電池と、一次電池の電圧を監視する電圧監視手段とを備え、車載装置の制御手段が電圧監視手段の出力信号に基づいて一次電池の残容量を示す電圧情報を生成し当該車載装置の通信手段を用いてセンタ装置へ送信させ、センタ装置の情報処理手段が、当該センタ装置の通信手段の受信した電圧情報に基づいて一次電池の残容量を報知するようにしたので、車載装置に備えられた一次電池の交換時期を適確に把握することができ、システム運用のコストを抑制することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図示した車両位置管理システムは、トレーラやコンテナ等の車両に搭載される車載装置1と、車両位置管理センタ等に設置されるセンタ装置2により構成される。車載装置1は、Global Positioning System(以下、GPSと記載する)位置検出手段11と、車載装置1の動作制御を司る制御手段12と、無線通信を含む通信回線を介してセンタ装置2とデータ等の通信を行う通信手段13と、電池15の出力電圧をA/D変換して制御手段12へ出力するA/Dコンバータ(電圧監視手段)14とを備える。車載装置1を動作させる電源の電池15は、例えば350Ah程度の容量を有する一次電池である。
各地を移動する車両の所在位置を管理する車両位置管理センタ等に設置されるセンタ装置2は、各車両の位置を認識して記憶や報知などの処理を制御する図示されない制御手段や各車両の位置等を示す情報などを記憶する図示されない記憶手段などからなるコンピュータ(情報処理手段)21と、コンピュータ21により処理された内容などを表示するモニタ22と、通信回線を介して車載装置1とデータ等の送受信を行う通信手段23とを備える。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図示した車両位置管理システムは、トレーラやコンテナ等の車両に搭載される車載装置1と、車両位置管理センタ等に設置されるセンタ装置2により構成される。車載装置1は、Global Positioning System(以下、GPSと記載する)位置検出手段11と、車載装置1の動作制御を司る制御手段12と、無線通信を含む通信回線を介してセンタ装置2とデータ等の通信を行う通信手段13と、電池15の出力電圧をA/D変換して制御手段12へ出力するA/Dコンバータ(電圧監視手段)14とを備える。車載装置1を動作させる電源の電池15は、例えば350Ah程度の容量を有する一次電池である。
各地を移動する車両の所在位置を管理する車両位置管理センタ等に設置されるセンタ装置2は、各車両の位置を認識して記憶や報知などの処理を制御する図示されない制御手段や各車両の位置等を示す情報などを記憶する図示されない記憶手段などからなるコンピュータ(情報処理手段)21と、コンピュータ21により処理された内容などを表示するモニタ22と、通信回線を介して車載装置1とデータ等の送受信を行う通信手段23とを備える。
次に動作について説明する。
電池15の出力電圧は、A/Dコンバータ14へ変換対象のアナログ信号として入力されると共に、GPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、及びA/Dコンバータ14へ電源電圧として供給される。A/Dコンバータ14は、その動作を制御手段12により制御され、電池15から出力された電源電圧をA/D変換して制御手段12にて取り扱うことの可能なディジタルデータの電圧監視データ(出力データ)を制御手段12へ出力する。
GPS位置検出手段11は、GPS衛星から送信されている測位に使用する情報をGPSアンテナ11aを用いて受信する。また、定期的に受信した測位に使用する情報を用いて測位計算を行い、車載装置1を搭載した車両の現在位置を示す位置を求める。
電池15の出力電圧は、A/Dコンバータ14へ変換対象のアナログ信号として入力されると共に、GPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、及びA/Dコンバータ14へ電源電圧として供給される。A/Dコンバータ14は、その動作を制御手段12により制御され、電池15から出力された電源電圧をA/D変換して制御手段12にて取り扱うことの可能なディジタルデータの電圧監視データ(出力データ)を制御手段12へ出力する。
GPS位置検出手段11は、GPS衛星から送信されている測位に使用する情報をGPSアンテナ11aを用いて受信する。また、定期的に受信した測位に使用する情報を用いて測位計算を行い、車載装置1を搭載した車両の現在位置を示す位置を求める。
制御手段12は、A/Dコンバータ14から出力される電圧監視データとGPS位置検出手段11から出力される位置データとを取得し、例えば後述するパケットのような所定のフォーマットに則った位置情報や電圧情報を生成する。詳しくは、電圧監視データから電圧情報を生成し、また位置データから位置情報を生成し、これらの情報に例えば制御手段12に予め設定されている当該車載装置1を搭載した車両を識別する識別データ等を付加して後述するような所定のタイミングに合わせて当該各情報を通信手段13へ出力する。通信手段13は、これらの情報を電波を用いた無線通信が可能なデータに変換し、前述のように無線通信回線等を介してこれらの情報をセンタ装置2へ送信する。
前述の説明で例示したように電圧監視データや位置データをパケットとして送信するとき、即ち、車載装置1とセンタ装置2との間の通信にパケット通信を用いる場合には、制御手段12は、電圧情報や位置情報等をヘッダとフッダの間に挿入し、例えば'10100101'のヘッダの後に、GPS位置検出手段11から取得した位置情報やA/Dコンバータ14から取得した電圧情報などを数バイトのバイナリデータに変換して配置し、その後に'01011010'のフッダを付加したパケットを生成する。
制御手段12は、このように生成されたパケット、即ちセンタ装置2へ伝送するデータを、センタ装置2から発せられた伝送要求情報や発報パラメータ情報に対応させたタイミングで送信する。
制御手段12は、このように生成されたパケット、即ちセンタ装置2へ伝送するデータを、センタ装置2から発せられた伝送要求情報や発報パラメータ情報に対応させたタイミングで送信する。
センタ装置2は、車両に搭載された車載装置1から位置情報等を取得する場合には、通信手段23を介して伝送要求(即ちポーリング)を当該車載装置1へ行う。また、必要に応じて、電圧情報や位置情報等の各データを出力する所定の時刻や所定の間隔などを示す発報パラメータ情報を車載装置1へ送信する。このように車載装置1へ各データの伝送を要求した後、通信手段23が車載装置1から伝送された電圧情報や位置情報等を受信すると、これらのデータをコンピュータ21へ入力する。コンピュータ21は、入力した電圧情報や位置情報等に基づいて、これらの内容をモニタ22に表示させ、各車載装置1を搭載した車両の位置や車載装置1の電池15の残容量などを報知する。
以上のように実施の形態1によれば、GPS位置検出手段11により検出された車両の位置を示す位置情報とA/Dコンバータ14により検出した電池15の出力電圧を示す電圧情報等を通信手段13を用いてセンタ装置2へ送出させる制御手段12を備えた車載装置1と、車載装置1から伝送された位置情報及び電圧情報を受信して報知するセンタ装置2とを備えたので、センタ装置2を備えた車両位置管理センタでは車載装置1に搭載された電池15の残容量を把握することができ、車載装置1の電池の交換時期を適切に認識することができるという効果がある。
また、車載装置1をどのように使用した場合でも電池15の残容量を適確に把握することができので、電池15をむだなく使用することができ、車両位置管理システムの運用コストを抑制することができるという効果がある。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図2に示した車載装置1aは、実施の形態1で説明した車載装置1と同様にGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、及び電池15を備え、さらに予備電池16を備え、また図1のA/Dコンバータ14に代えて予備電池切替手段(切替手段)17を備えて構成したものである。図2のセンタ装置2は、実施の形態1で説明したものと同様にコンピュータ21、モニタ22及び通信手段23によって構成される。
図2は、この発明の実施の形態2による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図2に示した車載装置1aは、実施の形態1で説明した車載装置1と同様にGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、及び電池15を備え、さらに予備電池16を備え、また図1のA/Dコンバータ14に代えて予備電池切替手段(切替手段)17を備えて構成したものである。図2のセンタ装置2は、実施の形態1で説明したものと同様にコンピュータ21、モニタ22及び通信手段23によって構成される。
次に動作について説明する。
車載装置1aの電池15の出力電圧は、予備電池切替手段17に入力され、この予備電池切替手段17を介してGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧として供給される。予備電池切替手段17は、電池15の電源電圧を監視し、この値が予め設定されている閾値以下になると予備電池16に切り替えてGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13などへ電源電圧を供給する。ここでの閾値とは、次に説明する範囲内の値を指すものである。予備電池切替手段17は、電池15の電圧値を監視しているとき、当該電池15の定格電圧の例えば70〜80%の電圧値を検出すると、当該電池15の残容量は5〜40%であると判断して前述の各手段へ供給する電源電圧を電池15から予備電池16へ切り替えて出力する。また、このように予備電池16を用いて電源電圧を供給するとき電池切替手段17は、制御手段12へ有意を示すステータス信号(制御信号)を出力する。
車載装置1aの電池15の出力電圧は、予備電池切替手段17に入力され、この予備電池切替手段17を介してGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧として供給される。予備電池切替手段17は、電池15の電源電圧を監視し、この値が予め設定されている閾値以下になると予備電池16に切り替えてGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13などへ電源電圧を供給する。ここでの閾値とは、次に説明する範囲内の値を指すものである。予備電池切替手段17は、電池15の電圧値を監視しているとき、当該電池15の定格電圧の例えば70〜80%の電圧値を検出すると、当該電池15の残容量は5〜40%であると判断して前述の各手段へ供給する電源電圧を電池15から予備電池16へ切り替えて出力する。また、このように予備電池16を用いて電源電圧を供給するとき電池切替手段17は、制御手段12へ有意を示すステータス信号(制御信号)を出力する。
GPS位置検出手段11は、GPS衛星から送信されている測位に使用する情報をGPSアンテナ11aを用いて受信する。また、定期的に受信した測位に使用する情報を用いて測位計算を行って車載装置1aを搭載した車両の位置を求める。制御手段12は、予備電池切替手段17から出力された有意を示すステータス信号に基づいて予備電池16を使用していることを示すステータス情報と、GPS位置検出手段11から出力された位置データに基づく位置情報とを前述の実施の形態1の説明と同様に生成し、これらの情報と例えば制御手段12に予め設定されている当該車載装置1aを搭載した車両を識別する識別データ等を、後述する所定のタイミングに合わせて通信手段13へ出力する。通信手段13は、前述のように無線通信回線等を介してこれらの情報をセンタ装置2へ伝送する。
また、制御手段12は、例えば生成したパケット、即ちセンタ装置2へ伝送するデータを実施の形態1で説明したように伝送要求情報や発報パラメータ情報に対応させたタイミングで送信する。
また、制御手段12は、例えば生成したパケット、即ちセンタ装置2へ伝送するデータを実施の形態1で説明したように伝送要求情報や発報パラメータ情報に対応させたタイミングで送信する。
図2に示したセンタ装置2は、実施の形態1で説明したものと同様に、車載装置1aから位置情報等を取得する場合に、通信手段23を動作させて伝送要求(即ちポーリング)を当該車載装置1aへ行う。また、適宜、電圧情報や位置情報等の各データを出力する所定の時刻や所定の間隔などを示す発報パラメータ情報を車載装置1aへ送信する。このように車載装置1aへ各データの伝送を要求した後、通信手段23が車載装置1aから伝送されたステータス情報や位置情報等を受信すると、これらのデータをコンピュータ21へ入力する。コンピュータ21は、入力されたステータス情報や位置情報等に基づいてこれらの内容を、例えば予備電池16を使用して車載装置1aを動作させている車両の位置や当該車両を識別するコード等をモニタ22に表示させ、該当する車載装置1aの電池交換を促す。
以上のように実施の形態2によれば、GPS位置検出手段11により検出された車両の位置を示す位置情報と、電池15の出力電圧が閾値より低くなったとき予備電池16に切り替えて電源供給を行う予備電池切替手段17から出力されるステータス信号に基づいて予備電池16の使用の有無を示すステータス情報などを通信手段13を用いてセンタ装置2へ送出させる制御手段12を備えた車載装置1と、車載装置1から伝送された位置情報及び電圧情報を受信して報知するセンタ装置2とを備えたので、センタ装置2を備えた車両位置管理センタでは車載装置1に搭載された電池15の電圧が降下したときでも車両位置検出システムを稼動させることができるという効果がある。
また、電池15の交換時期をセンタ装置2を備えた車両位置管理センタで認識することができるという効果がある。
また、電圧降下が生じたとき予備電池16を用いるようにしたので、電池15を使い切ることができ、システム運用のコストを抑制することができるという効果がある。
また、電池15の交換時期をセンタ装置2を備えた車両位置管理センタで認識することができるという効果がある。
また、電圧降下が生じたとき予備電池16を用いるようにしたので、電池15を使い切ることができ、システム運用のコストを抑制することができるという効果がある。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図3に示した車載装置1bは、電池15の出力電圧を電圧変換器(電圧変換手段)18へ入力して電圧変換を行い、この変換した電圧をGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧として供給するもので、その他の構成は実施の形態1で説明したものと同様に構成され、ここではその説明を省略する。また、図3に示した車載装置1bは、GPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ供給する電源電圧を、電圧変換器18を用いて昇圧あるいは降圧することを特徴とし、A/Dコンバータ14により電池15の出力電圧を検出して制御手段12が電圧情報を生成する等の動作は実施の形態1で説明したものと同様である。ここではその動作説明を省略する。また、図3に示したセンタ装置2も実施の形態1で説明したものと同様に構成され、また動作するものなのでここでは説明を省略する。なお、電圧変換器18を実施の形態2で説明した予備電池切替手段17から出力される電圧を変換して、図2に示したGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13等へ供給するように構成した場合も同様な作用効果が得られる。
図3は、この発明の実施の形態3による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図3に示した車載装置1bは、電池15の出力電圧を電圧変換器(電圧変換手段)18へ入力して電圧変換を行い、この変換した電圧をGPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ電源電圧として供給するもので、その他の構成は実施の形態1で説明したものと同様に構成され、ここではその説明を省略する。また、図3に示した車載装置1bは、GPS位置検出手段11、制御手段12、及び通信手段13へ供給する電源電圧を、電圧変換器18を用いて昇圧あるいは降圧することを特徴とし、A/Dコンバータ14により電池15の出力電圧を検出して制御手段12が電圧情報を生成する等の動作は実施の形態1で説明したものと同様である。ここではその動作説明を省略する。また、図3に示したセンタ装置2も実施の形態1で説明したものと同様に構成され、また動作するものなのでここでは説明を省略する。なお、電圧変換器18を実施の形態2で説明した予備電池切替手段17から出力される電圧を変換して、図2に示したGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13等へ供給するように構成した場合も同様な作用効果が得られる。
以上のように実施の形態3によれば、電池15の出力電圧を昇圧あるいは降圧する電圧変換器18を備えたので、車載装置1をなすGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13などの電源電圧と電池15の出力電圧が異なる場合でも各手段を動作させることができるという効果がある。また、GPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13などの電源電圧と異なる電圧を出力する電池15を使用することが可能になるので、多様な電池を電池15として使用することができるという効果がある。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図4に示したセンタ装置2aは、図1に示したコンピュータ21に代えてコンピュータ21aを備えたもので、コンピュータ21aは、コンピュータ21と同様に制御手段や記憶手段等により構成され、モニタ22、通信手段23、及び警報器24と接続されたものである。警報器24は、前述のコンピュータ21aの制御手段により動作が制御され、例えば、警報音や警告音声メッセージを発声する発声手段、ハザードランプを点滅させる警告表示手段、またモニタ22へ警告メッセージを表示させる処理手段等によって構成される。なお、図4に示した車載装置1は、実施の形態1で説明したものと同様に構成されたもので、ここでは説明を省略する。
図4は、この発明の実施の形態4による車両位置管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図4に示したセンタ装置2aは、図1に示したコンピュータ21に代えてコンピュータ21aを備えたもので、コンピュータ21aは、コンピュータ21と同様に制御手段や記憶手段等により構成され、モニタ22、通信手段23、及び警報器24と接続されたものである。警報器24は、前述のコンピュータ21aの制御手段により動作が制御され、例えば、警報音や警告音声メッセージを発声する発声手段、ハザードランプを点滅させる警告表示手段、またモニタ22へ警告メッセージを表示させる処理手段等によって構成される。なお、図4に示した車載装置1は、実施の形態1で説明したものと同様に構成されたもので、ここでは説明を省略する。
次に動作について説明する。
センタ装置2aのコンピュータ21aには、所定の電圧値を閾値として例えばコンピュータ21aの記憶手段に記憶設定されており、センタ装置2aの通信手段23が車載装置1から伝送された各データを受信したとき、コンピュータ21aの制御手段は、これらのデータに含まれている電池15の電圧情報と、予め例えば前述のように記憶手段に設定されている閾値とを比較する。比較の結果、閾値よりも電圧情報の示す値が低い場合は警報器24を作動させ、車載装置1に備えられた電池15の交換時期を報知し、当該電池15の交換を促す。ここで、閾値は例えば実施の形態1の説明で示したように電池15の定格電圧の70〜80%の範囲内の値である。なお、センタ装置2aのその他の動作は、実施の形態1で説明したセンタ装置2と同様なもので、ここでは説明を省略する。また、図4に示した車載装置1の動作も、実施の形態1で説明したものと同様で、ここでは説明を省略する。
センタ装置2aのコンピュータ21aには、所定の電圧値を閾値として例えばコンピュータ21aの記憶手段に記憶設定されており、センタ装置2aの通信手段23が車載装置1から伝送された各データを受信したとき、コンピュータ21aの制御手段は、これらのデータに含まれている電池15の電圧情報と、予め例えば前述のように記憶手段に設定されている閾値とを比較する。比較の結果、閾値よりも電圧情報の示す値が低い場合は警報器24を作動させ、車載装置1に備えられた電池15の交換時期を報知し、当該電池15の交換を促す。ここで、閾値は例えば実施の形態1の説明で示したように電池15の定格電圧の70〜80%の範囲内の値である。なお、センタ装置2aのその他の動作は、実施の形態1で説明したセンタ装置2と同様なもので、ここでは説明を省略する。また、図4に示した車載装置1の動作も、実施の形態1で説明したものと同様で、ここでは説明を省略する。
以上のように実施の形態4によれば、センタ装置2aのコンピュータ21aの制御手段が記憶手段に設定されている閾値と車載装置1から伝送されてきた電圧情報とを比較し、伝送されてきた電圧情報が閾値よりも低い場合には警報器24を作動させるようにしたので、センタ装置2aをユーザが監視していないときでも電池15の交換時期が報知されるという効果がある。
実施の形態5.
図5−1及び図5−2は、この発明の実施の形態5による車両位置管理用車載装置の外観図である。図5−1は、取手32が設けられた側面34を表した収納ケース30の斜視図で、図5−2は、側面34に対向する側面35に設けられて当該収納ケース30を磁力により車両へ固定するマグネット部材(マグネット吸着手段)31を表した収納ケース30の斜視図である。マグネット部材31は永久磁石等を備え、この永久磁石が発する磁力によって収納ケース30を車両へ吸着固定させるものである。
収納ケース30は、前述の実施の形態1〜4で説明した各車載装置のいずれかが収納され、その内部に例えばGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14、電池15等が納められ、側面34に取手32を設けて可搬型に構成したものである。図1等に示したGPS位置検出手段11は収納ケース30内部に収納されることから、GPS位置検出手段11に接続されるGPSアンテナ11aは、図5−1及び図5−2に示したように、例えば取手32やマグネット部材31が設けられていない側面36にケーブルグランド33を設け、このケーブルグランド33を用いて収納ケース30の内部から外部へ引き出される。また、マグネット部材31を使用して車両等に固定したとき収納ケース30の上端面となる上面37には、切り込み窓38が開設されている。また、図5−1に示したように、収納ケース30の底端面39には、収納ケース30の内部に侵入した水等を外部へ排出する水抜き孔40が適当な部位に設けられている。なお、図5−1には水抜き孔40を底端面39の長手方向両端部近傍にそれぞれ一つずつ、計二つ設けたものを例示している。
図5−1及び図5−2は、この発明の実施の形態5による車両位置管理用車載装置の外観図である。図5−1は、取手32が設けられた側面34を表した収納ケース30の斜視図で、図5−2は、側面34に対向する側面35に設けられて当該収納ケース30を磁力により車両へ固定するマグネット部材(マグネット吸着手段)31を表した収納ケース30の斜視図である。マグネット部材31は永久磁石等を備え、この永久磁石が発する磁力によって収納ケース30を車両へ吸着固定させるものである。
収納ケース30は、前述の実施の形態1〜4で説明した各車載装置のいずれかが収納され、その内部に例えばGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14、電池15等が納められ、側面34に取手32を設けて可搬型に構成したものである。図1等に示したGPS位置検出手段11は収納ケース30内部に収納されることから、GPS位置検出手段11に接続されるGPSアンテナ11aは、図5−1及び図5−2に示したように、例えば取手32やマグネット部材31が設けられていない側面36にケーブルグランド33を設け、このケーブルグランド33を用いて収納ケース30の内部から外部へ引き出される。また、マグネット部材31を使用して車両等に固定したとき収納ケース30の上端面となる上面37には、切り込み窓38が開設されている。また、図5−1に示したように、収納ケース30の底端面39には、収納ケース30の内部に侵入した水等を外部へ排出する水抜き孔40が適当な部位に設けられている。なお、図5−1には水抜き孔40を底端面39の長手方向両端部近傍にそれぞれ一つずつ、計二つ設けたものを例示している。
図6は、実施の形態5による車両位置管理用車載装置の収納ケース内の配置を示す説明図である。図5−1及び図5−2に示したものと同一部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。収納ケース30の内部において上面37の近傍には、図中破線で示した防水箱41が配置される。防水箱41には、例えば図1等に示したGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、及びA/Dコンバータ14が収納される。また、実施の形態2で説明した車載装置1aを用いる場合にはA/Dコンバータ14に代えて予備電池切替手段17が収められ、またさらに予備電池16が収められる。また実施の形態3で説明した車載装置1bを用いる場合にはGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14、及び電圧変換器18が収められる。これらのものを納める防水箱41は、外部からの水滴等の侵入を防ぐように構成される。なお、図6等では図示を省略しているが、通信手段13は無線通信に要するアンテナ等を備え、防水箱41内部に水等が侵入しないように例えば当該防水箱41の内部に配置される。このようにアンテナ等を防水箱41内部に収納するときは、通信手段13が外部と無線通信を行うことが可能な材質を用いて防水箱41を構成する。
例えば、防水箱41は、その上端面が収納ケース30の上面37の内側面に触れるように、当該防水箱41の位置決めを行って収納ケース30内部に固定される。また、前述の切り込み窓38は、防水箱41内部に収められた通信手段13が外部と無線通信を行い易くする、即ち無線通信に用いる電波が収納ケース30内部とその外部の間で遮断されないようにするために設けられたもので、防水箱41の形状に対応させ、もしくは防水箱41内部に収められている通信手段13の例えばアンテナ等の部位が上面37によって覆われないように設けられるものである。
図6に示したように、防水箱41の下方には破線で示した電池15が配置される。電池15の出力電力は、図示されないケーブル等により防水箱41内部に収納されている各手段へ供給され、防水箱41に収納されたGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13などは前述の実施の形態1〜4で図1〜図4を用いて説明したように動作する。
図6に示したように、防水箱41の下方には破線で示した電池15が配置される。電池15の出力電力は、図示されないケーブル等により防水箱41内部に収納されている各手段へ供給され、防水箱41に収納されたGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13などは前述の実施の形態1〜4で図1〜図4を用いて説明したように動作する。
以上のように実施の形態5によれば、側面34に取手32を設けた可搬型の収納ケース30にGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14、電池15等を収めて構成したので、車載装置1等の取り付け作業が簡素化され、保守性を向上させることができるという効果がある。
また、収納ケース30に収納されるGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14等を防水箱41に収めたので、車両の外部へ取り付けて使用することができるという効果がある。
また、収納ケース30の側面35にマグネット部材31を設けたので、収納ケース30を車両に取り付ける作業が簡素化され、保守性を向上させることができるという効果がある。
また、収納ケース30に収納されるGPS位置検出手段11、制御手段12、通信手段13、A/Dコンバータ14等を防水箱41に収めたので、車両の外部へ取り付けて使用することができるという効果がある。
また、収納ケース30の側面35にマグネット部材31を設けたので、収納ケース30を車両に取り付ける作業が簡素化され、保守性を向上させることができるという効果がある。
実施の形態6.
実施の形態6による車両位置管理用車載装置は、実施の形態1〜4で説明した各車載装置を稼動させる電池15に空気電池を用いて構成したものである。
図7は、この発明の実施の形態6による車両位置管理用車載装置の構成を示す説明図である。この図は、図5−1などに示した収納ケース30の切り込み窓38に通気性を有する撥水部材43をプレート部材42とネジ等の固定部材44とを用いて固定した状態を示したものである。撥水部材43は、電池15として空気電池を収納ケース30の内部に備えるとき通気性を有することが必須になり、例えばゴアテックス(登録商標)のような素材が用いられたシート状のものである。プレート部材42は、前述のようにシート状の撥水部材43を固定するもので、切り込み窓38の開口部を塞ぐように配した撥水部材43の周辺部位を上方から押さえ込む。プレート部材42の形状は、撥水部材43を縁取るように中央部分が開口され、剛質の平板状の材料を額縁のように形成させたものである。
実施の形態6による車両位置管理用車載装置は、実施の形態1〜4で説明した各車載装置を稼動させる電池15に空気電池を用いて構成したものである。
図7は、この発明の実施の形態6による車両位置管理用車載装置の構成を示す説明図である。この図は、図5−1などに示した収納ケース30の切り込み窓38に通気性を有する撥水部材43をプレート部材42とネジ等の固定部材44とを用いて固定した状態を示したものである。撥水部材43は、電池15として空気電池を収納ケース30の内部に備えるとき通気性を有することが必須になり、例えばゴアテックス(登録商標)のような素材が用いられたシート状のものである。プレート部材42は、前述のようにシート状の撥水部材43を固定するもので、切り込み窓38の開口部を塞ぐように配した撥水部材43の周辺部位を上方から押さえ込む。プレート部材42の形状は、撥水部材43を縁取るように中央部分が開口され、剛質の平板状の材料を額縁のように形成させたものである。
プレート部材42には、ネジ等の固定部材44を挿通させる図示を省略した挿通孔が複数箇所に設けられ、またこの挿通孔に対応させて収納ケース30の上面37に図示を省略した貫通孔が設けられる。この貫通孔が設けられた部位には、上面37の内側において固定部材44を係止させる例えばナット等の螺号部材等が設けられる。切り込み窓38を覆った撥水部材43を上方から押さえるように配されたプレート部材42は、前述の挿通孔にそれぞれ固定部材44が挿入され、収納ケース30の上面37の内側に設けられた例えば螺合部材等に螺合させることにより収納ケース30に固定される。
前述のように収納ケース30には、実施の形態1〜4で説明した車載装置1あるいは車載装置1aのいずれかが収納される。これらの車載装置1,1a,1bを稼動させる電源に充電可能な二次電池を使用した場合、好条件で充電を繰り返して使用した場合でも、約二年を経過すると二次電池の性能劣化が顕著になり当該二次電池の交換が必要になる。各実施の形態で説明した車載装置1等は、GPS位置検出手段11により位置測定を行ってセンタ装置2等へデータを伝送するとき、平均消費電流は300mA以下になり、待機時は数mA程度のものである。例えば、このような車載装置1等で一日に2〜5回位置測定を行うとすると、350Ah程度の一次電池を使用した場合には、二次電池と同等な期間を途中充電することなく使用することができ、電池の交換サイクルは二次電池と同様なものになる。このことから、二次電池を使用して充電を繰り返すよりも小形で大容量の空気電池などの一次電池を使用したほうがメンテナンスも簡便になって連続動作も確実に保証される。ここで例示した空気電池は、他の電池に比べて電流容量を大きく設定した場合でも外形寸法の小型化を図ることができるものである。空気電池を電池15として使用すると、収納ケース30の小型軽量化を図ることが可能になり、可搬型の収納ケース30に車載装置1等を収めて持ち運ぶことが容易になる。
空気電池は、電力を発生させるとき酸素が必要なことから、前述のように収納ケース30の切り込み窓38を通気性を有する撥水部材43で覆い、収納ケース30内部の通気を確保する。また、収納ケース30内部の通気を良好にするため、実施の形態5で図6を用いて説明した防水箱41は、切り込み窓38を完全に塞がないように、例えば収納ケース30の上面37の内側面と防水箱41の上端面との間に隙間を空けて当該防水箱41を収納ケース30内部に固定する。実施の形態6による車両位置管理用車載装置の収納ケース30は、ここで説明した他は実施の形態5で説明したものと同様に構成され、前述のような容量を有する空気電池、例えばエアアルカリ電池を電池15に用いた場合、収納ケース30は長さ約250mm、幅約100mm、高さ約150mm程度の外形になり、2年間連続使用が可能な車載装置を片手で容易に持ち運べる大きさにまとめることができる。このような収納ケース30に収められる車載装置は、実施の形態1〜4で説明した、いずれかのものが用いられ、ここでは、これらのものについて説明を省略する。
実施の形態6による車両位置管理用車載装置の動作は、実施の形態1〜4で説明した、いずれかのものと同一であるため、ここでは動作説明を省略する。
以上のように実施の形態6によれば、収納ケース30の切り込み窓38に撥水部材43を備えて収納ケース30の内部の通気性を確保し、電池15として空気電池を用いて構成したので、長期間に渡り連続動作させることができ保守を簡略化することができるという効果がある。
1,1a,1b 車載装置、2,2a センタ装置、11 GPS位置検出手段、11a GPSアンテナ、12 制御手段、13 通信手段、14 A/Dコンバータ(電圧監視手段)、15 電池、16 予備電池、17 予備電池切替手段(切替手段)、18 電圧変換器(電圧変換手段)、21,21a コンピュータ(情報処理手段)、22 モニタ、23 通信手段、24 警報器、30 収納ケース、31 マグネット部材(マグネット吸着手段)、32 取手、33 ケーブルグランド、34〜36 側面、37 上面、38 切り込み窓、39底端面、40水抜き孔、41 防水箱、42 プレート部材、43 撥水部材、44 固定部材。
Claims (9)
- 車両の位置を検出する位置情報検出手段と前記位置情報検出手段が検出した情報から前記位置を示す位置情報を生成する制御手段と前記制御手段から出力された位置情報を無線通信により送信する通信手段とからなる車載装置と、前記車載装置から送られた位置情報を受信する通信手段と前記位置情報に基づいて前記車両の位置を管理する情報処理手段とからなるセンタ装置とを備えた車両位置管理システムにおいて、
前記車載装置に、前記位置情報検出手段、前記制御手段、及び前記通信手段へ電源電圧を供給する一次電池と、前記一次電池の電圧を監視する電圧監視手段とを備え、前記制御手段が前記電圧監視手段の出力データに基づいて前記一次電池の残容量を示す電圧情報を生成し当該車載装置の通信手段を用いて前記センタ装置へ送信させ、
前記センタ装置の情報処理手段が、当該センタ装置の通信手段の受信した電圧情報に基づいて前記一次電池の残容量を報知することを特徴とする車両位置管理システム。 - 車両の位置を検出する位置情報検出手段と前記位置情報検出手段が検出した情報から前記位置を示す位置情報を生成する制御手段と前記制御手段から出力された位置情報を無線通信により送信する通信手段とからなる車載装置と、前記車載装置から送られた位置情報を受信する通信手段と前記位置情報に基づいて前記車両の位置を管理する情報処理手段とからなるセンタ装置とを備えた車両位置管理システムにおいて、
前記車載装置に、前記位置情報検出手段、前記制御手段、及び前記通信手段へ電源電圧を供給する一次電池と、予備電池と、前記一次電池の電圧が降下したとき前記予備電池に切り替えて電源電圧を供給させると共に当該予備電池に切り替えたことを示す制御信号を出力する切替手段とを備え、前記制御手段が前記切替手段から出力された制御信号に基づいて前記予備電池に切り替えて動作している旨を示すステータス情報を生成し当該車載装置の通信手段を用いて前記センタ装置へ送信させ、
前記センタ装置の情報処理手段が、当該センタ装置の通信手段の受信したステータス情報に基づいて前記一次電池の交換を促すことを特徴とする車両位置管理システム。 - 車両の位置を検出する位置情報検出手段と前記位置情報検出手段が検出した情報から前記位置を示す位置情報を生成する制御手段と前記制御手段から出力された位置情報を前記車両の位置を管理するセンタ装置へ無線通信により送信する通信手段とを備えた車両位置管理用車載装置において、
前記位置情報検出手段、前記制御手段、及び前記通信手段へ電源電圧を供給する一次電池と、前記一次電池の電圧を監視する電圧監視手段とを備え、
前記制御手段は、前記電圧監視手段の出力データに基づいて前記一次電池の残容量を示す電圧情報を生成し前記通信手段を用いて前記センタ装置へ送信することを特徴とする車両位置管理用車載装置。 - 車両の位置を検出する位置情報検出手段と前記位置情報検出手段が検出した情報から前記位置を示す位置情報を生成する制御手段と前記制御手段から出力された位置情報を前記車両の位置を管理するセンタ装置へ無線通信により送信する通信手段とを備えた車両位置管理用車載装置において、
前記位置情報検出手段、前記制御手段、及び前記通信手段へ電源電圧を供給する一次電池と、予備電池と、前記一次電池の電圧を監視し電圧降下が生じたとき前記予備電池に切り替えると共に当該予備電池に切り替えたことを示す制御信号を出力する切替手段とを備え、
前記制御手段は、前記切替手段から出力された制御信号に基づいてステータス情報を生成し前記通信手段を用いて前記センタ装置へ送信することを特徴とする車両位置管理用車載装置。 - 一次電池あるいは切替手段から供給される電圧を変圧して電源電圧を生成する電圧変換手段を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の車両位置管理用車載装置。
- 側面に取手が設けられ上面に無線通信電波を通過させる切り込み窓を設けられた収納ケースに収めたことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項記載の車両位置管理用車載装置。
- 位置検出手段、制御手段、通信手段、及び電圧監視手段あるいは切替手段と予備電池を防水箱に収納し、前記防水箱を切り込み窓近傍に配置したことを特徴とする請求項6記載の車両位置管理用車載装置。
- 取手が設けられた側面と対向する側面に永久磁石を用いたマグネット吸着手段を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7記載の車両位置管理用車載装置。
- 切り込み窓を覆う通気性及び撥水性を有する撥水部材を備え、一次電池に空気電池を用いたことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項記載の車両位置管理用車載装置。
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JP2004258636A JP2006071599A (ja) | 2004-09-06 | 2004-09-06 | 車両位置管理システム及び車両位置管理用車載装置 |
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WO2019181902A1 (ja) * | 2018-03-23 | 2019-09-26 | ヤンマー株式会社 | 田植機 |
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-
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