JP2006071369A - 角速度検出装置 - Google Patents

角速度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006071369A
JP2006071369A JP2004253215A JP2004253215A JP2006071369A JP 2006071369 A JP2006071369 A JP 2006071369A JP 2004253215 A JP2004253215 A JP 2004253215A JP 2004253215 A JP2004253215 A JP 2004253215A JP 2006071369 A JP2006071369 A JP 2006071369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
detector
servo
velocity detector
precision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004253215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4524157B2 (ja
Inventor
Hideo Kumagai
秀夫 熊谷
Tetsuo Kojima
哲郎 小嶋
Kenji Komaki
賢治 小巻
Rinzo Tokue
林三 徳江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd, Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority to JP2004253215A priority Critical patent/JP4524157B2/ja
Publication of JP2006071369A publication Critical patent/JP2006071369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4524157B2 publication Critical patent/JP4524157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

【課題】 レートジャイロやDTGと同等程度のMEMSジャイロを用いて、地球自転角速度(約15°/h)が計測可能な精度を有し、かつMEMSジャイロの特質である低価格、小質量及び小寸法を実現した構成が得られる角速度検出装置の提供。
【解決手段】 低精度広範囲検出型と高精度狭範囲検出型のMEMSジャイロを可動側となる同じサーボテーブルに載置した構成で、低精度センサによりフィードバックをかけて高精度センサの使用可能範囲に追い込むことができ、MEMSジャイロにて地球自転角速度(約15°/h)が計測可能な精度が得られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、角速度検出装置の改良に係り、慣性空間に対する角速度Ωを検出する際に、検出範囲は大きいが精度の低い角速度検出器(Lo精度センサ)と検出範囲は小さいが精度の高い角速度検出器(Hi精度センサ)とを組み合わせ、サーボテーブルを用いたHi−Lo精度センサのハイブリッド構成によって、大きな検出範囲を持ちながら高精度の検出性能を有し、一体型構造が可能な角速度検出装置に関する。
従来から、大きな検出範囲を持ちかつ高精度な一体型構造の角速度検出器は理想であり、リングレーザ・ジャイロや光ファイバ・ジャイロ(FOG)等が用いられてきているが、非常に高価な上大質量で大寸法という特性も避けられないため、それらの特性を許容可能な対象への適用に留まっていた。
一方最近、漸く実用化の段階を迎えた、MEMS(Micro Electrical Mechanical System)の技法によるジャイロは、上記の高価格、大質量及び大寸法を解決する新規角速度検出器として考案され、半導体製造法を応用した製造法により大量生産を可能にしそれを実現させてきているが、最大の課題は上記リングレーザ・ジャイロや光ファイバ・ジャイロ(FOG)に匹敵する精度の確保であった。
実開平6−30714 特開平9−126782 特開2001−89072
MEMSジャイロは、高精度性能の確保が課題であった。すなわち、機械式ジャイロであるレートジャイロやDTG(Dry Tuned GYRO)の精度(150deg/h)には到達し、レートジャイロやDTGよりも低価格、小質量及び小寸法を達成しつつあるので、次には、地球自転角速度(約15°/h)が計測可能なレベルの高精度MEMSジャイロの構成法や製造法などに課題があった。
この発明は、レートジャイロやDTGと同等程度のMEMSジャイロを用いて、地球自転角速度(約15°/h)が計測可能な精度を有し、かつMEMSジャイロの特質である低価格、小質量及び小寸法を実現した構成が得られる角速度検出装置の提供を目的としている。
従来、単一のMEMSジャイロによって高精度、低価格、小質量及び小寸法特性を確保する試みが続けられてきたが、これに対し発明者らは、MEMSジャイロが半導体製造法を応用した製造法により既に大量生産が行われているので、複数個を組合せて使用することが技術的、コスト的にも可能であり、また、角速度検出器の角速度の検知を行う機械的要素の角速度検知部を同一とし、その出力に電気的処理を行う角速度信号処理部の感度を向上させて検出精度の向上を図ることが可能であることに着目し、複数のMEMSジャイロを用いる構成について種々検討した結果、検出範囲は大きいものの精度が低い角速度検出器と検出範囲は小さいものの精度が高い角速度検出器とを、回転運動を行うサーボテーブル上に搭載することで、高精度で小型の角速度検出装置が得られることを知見し、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、検出範囲は大きいものの精度が低い角速度検出器Aと検出範囲は小さいものの精度が高い角速度検出器Bを、入力角速度Ωと平行な回転軸回りの回転運動を行うサーボテーブル上に同時に搭載し、回転側をサーボテーブル、固定側を駆動ベースとし、サーボテーブルを制御するサーボ制御回路を有し、角速度Ωの検出範囲は大きな検出範囲を有する角速度検出器Aの特性値、角速度Ωの検出精度は高精度性能を有する角速度検出器Bの特性値とすることできる角速度検出装置である。
この発明による角速度検出装置の特徴は、大検出範囲角速度検出器Aの出力と高精度角速度検出器Bの出力の適用法は切換使用である。まず切換の基準値を事前に設定しておき、大検出範囲角速度検出器の出力がその基準値より大きい時には大検出範囲角速度検出器の出力をサーボ制御回路に入力し、高精度角速度検出器の出力が設定基準値より小さい時にはそのまま高精度角速度検出器の出力をサーボ制御回路に入力するように、それぞれの出力を切換える検出器切換回路を有する構成としている。
さらにこの発明は、上記の装置構成品に対して、サーボテーブルの回転角速度ωを制御対象とし、検出器切換回路により切換えられる大検出範囲角速度検出器Aあるいは高精度角速度検出器Bを偏差生成要素とし、そして上記サーボ制御回路を制御要素と見做し、その出力をΩCOMとしてネガティブフィードバック制御系を構成すれば、制御機能の作用によってサーボテーブルにはΩと反対方向で同じ大きさの回転運動ωを発生させることができ、サーボ制御回路出力ΩCOMが最終的に検出すべき角速度出力になる。
この発明は、また一つの機能装置としての形態を与えるために、大検出範囲角速度検出器と高精度角速度検出器を同時に搭載するサーボテーブル、駆動ベース、更にサーボ制御回路に検出器切換回路を加えた構成品を一体化した構造としている。
またこの発明は、大検出範囲角速度検出器と高精度角速度検出器の角速度の検知を行う、それぞれの角速度検知部とその検知部出力に電気的処理を行う角速度信号処理部が分離可能な構造の場合には、検知部を一個で共用することによってサーボテーブル上の負荷を軽減して一体化構造としたことを構成例として提案する。
さらに、この発明は、大検出範囲角速度検出器と高精度角速度検出器に上記の角速度信号処理部の信号処理回路自体は1式のみとするものの感度に関連する部分のみを切換他の電気的回路処理によって変化させて、検出器切換回路を省略した構成を提案する。
この発明によると、低精度広範囲検出型と高精度狭範囲検出型のMEMSジャイロを可動側となる同じサーボテーブルに載置した構成により、大きな検出範囲を持ちながら高精度の検出性能が得られ、MEMSジャイロはサーボテーブルに容易に一体化でき、小型軽量化が可能な角速度検出装置を提供できる。
また、この発明よると、サーボテーブルを用いた高精度−低精度センサのハイブリッド構成によって、低精度センサによりフィードバックをかけて高精度センサの使用可能範囲に追い込むことができ、MEMSジャイロにて地球自転角速度(約15°/h)が計測可能な精度が得られる。
以下、図面と共に本発明による角速度検出器の好適な実施形態について説明する。図1から図4までが本発明における基本構成を示す図であり、図5及び図6はそれらからの派生形態を示す図である。以下順に記述する。
図1は本発明にかかる角速度検出装置の構成を示す。図1上側が平面図であり、図1下側が正面断面図である。平面図に示すように検出範囲は大きいものの精度は低い角速度検出器(1)と、検出範囲は小さいものの精度は高い角速度検出器(2)が同じサーボテーブル(3)の回転軸を入力軸としてサーボテーブル(3)上に搭載されている。
一方、正面断面図に示すように広範囲角速度検出器(1)と高精度角速度検出器(2)はサーボテーブル(3)に固定された構造である。ここでは、広範囲角速度検出器(1)と高精度角速度検出器(2)は並行設置されている形態が表示されている。他の構成として、両角速度検出器(1)(2)とを重ね合わせの形態、すなわち大検出範囲角速度検出器(1)の上に高精度角速度検出器(2)を設置する構成、あるいはその逆の構成も可能である。
すなわち、図1で表記する要件は、慣性空間に対しサーボテーブル(3)を回転側とし、駆動ベース(4)を固定側にする構成であり、回転側に角速度検出器(1)と角速度検出器(2)が共に入力軸を回転軸に並行にして搭載されるという構造である。
従って、駆動ベース(4)が角速度Ωで回転した時でサーボテーブル(3)が回転しない場合には、角速度Ωが広範囲角速度検出器(1)と高精度角速度検出器(2)の検出可能範囲内である時には、高精度角速度検出器(2)出力を採用すれば高精度で検出できることとなる。しかし、角速度Ωが高精度角速度検出器(2)の検出可能範囲より大きい時には角速度検出器(1)で検出することとなり検出精度が低下することとなる。
そこで、角速度Ωが大きい時の精度確保のためには、角速度Ωが高精度角速度検出器(2)の検出範囲内となるようにすれば良いこととなる。すなわち、角速度Ωと平行な回転軸回りにサーボテーブル(3)を角速度Ωと逆方向に同じ大きさだけ回転させれば、サーボテーブル(3)上で検出される慣性空間に対する角速度は小さくなり高精度角速度検出器(2)で検出可能な大きさとなることとなる。
また、図1ではサーボ制御回路(5)や検出器切換回路(6)の設置位置を駆動ベース(4)の下部に固定した状況を図示したが、サーボテーブル(3)上であっても問題ない。
さらに、図2Aには、固定側を回転トランス(31)の電力供給側、回転側を回転トランス(31)の電力誘起側とする電力伝送系を、また回転側に設置した発光素子(22)から固定側に設置した受光素子(21)への検出角速度データの光伝送系を示している。
次に図2Bは、固定側に光供給を行う発光素子(32)、回転側に光発電素子(33)を設置して光発電による電力供給を行う電力伝送系を、また回転側に設置した発光素子(22)から固定側に設置した受光素子(21)への検出角速度データの光伝送系を示している。
図3は、前記サーボテーブル(3)の回転角速度を制御対象、前記検出器切換回路(6)により切換えられる広範囲角速度検出器(1)あるいは高精度角速度検出器(2)を偏差生成要素、そして上記サーボ制御回路(5)を制御要素とするネガティブフィードバック制御系を示しているが、角速度検出装置(10)の機能ブロック図でもある。
関係式は下記とおりである。明らかにこの制御系に対する入力が角速度Ωであるから、角速度Ωと反対方向で実用上問題ない程度に同じ大きさの回転角速度を前記サーボテーブル(3)に発生させ得ることとなる。
ω=G・Ω 1式
G=H/(1+H) 2式
ここで、ωはサーボテーブル(3)の出力角速度であり、Hは図1に示した制御系の一巡開ループ特性であり、Gは閉ループ特性である。
図4Aは、前記広範囲角速度検出器(1)と前記高精度角速度検出器(2)出力特性を示すと共に切換基準値と検出器切換回路(6)特性の関係を示す図である。横軸が、前記広範囲角速度検出器(1)と前記高精度角速度検出器(2)への運動入力を表しており、縦軸がその電気的な出力を表している。
図4Bでは、切換基準値・Ωmaxを高精度角速度検出器(2)の最大検出範囲値と設定し、運動入力がΩmaxと−Ωmaxの間にあるときの特性を下記のように設定している。
広範囲角速度検出器(1)電気的出力=Ω−ω+Δω 3式
高精度角速度検出器(2)電気的出力=Ω−ω 4式
高精度角速度検出器(2)の電気的出力がΩ−ω、すなわち誤差ゼロで検出可能としているのは、実用上問題ない程度の1対1の特性を有し、広範囲角速度検出器(1)の電気的出力には高精度角速度検出器(2)の電気的出力に対しΔωだけの誤差があることを表している。
また、検出器切換回路(6)特性は下記のようになる。
Ω−ω+Δω>Ωmax のとき、ω=Ω−ω+Δω 5式、
;広範囲角速度検出器(1)の適用、
Ω−ω+Δω≦Ωmax のとき、ω=Ω−ω 6式、
;高精度角速度検出器(2)の適用。
すなわち、6式においてΩ−ω=0(ゼロ)のときを考察すれば、
Δω≦Ωmax 7式
となることから明らかなように、少なくともΩmaxをΔωより大きく設定し、図3の制御系を構成すれば、角速度Ωを高精度角速度検出器(2)の精度で検出することが可能となる。
また、1式でのGの時間特性も勘案してΩmaxを設定する必要がある。すなわち、G−1である場合には真値と実現値との差異量が発生するので、それを勘案してΩmaxを設定する必要がある。
また図4Bには、広範囲角速度検出器(1)から高精度角速度検出器(2)あるいは高精度角速度検出器(2)から広範囲角速度検出器(1)への検出器の切換時の検出器切換回路(6)特性実現時のハンチング現象回避用回路の一例を示す。横軸が広範囲角速度検出器(1)及び高精度角速度検出器(2)の電気的出力、縦軸を広範囲角速度検出器(1)及び高精度角速度検出器(2)の選択出力である。
Ωmax或いは−Ωmax値を中心とし、ΔΩ幅を持つリレー特性を導入することによって、検出器の切換時のハンチング現象の回避が可能となる。今Ωmax点での切換を考察すると、広範囲角速度検出器(1)の電気的出力がΩmaxより大きい値から減少する場合には、広範囲角速度検出器(1)の電気的出力がΩmaxより小さくなっても広範囲角速度検出器(1)の電気的出力を選択し、Ωmax−ΔΩになって初めて高精度角速度検出器(2)に切り換え、逆に高精度角速度検出器(2)の電気的出力がΩmaxより小さい値から増大する場合でも、高精度角速度検出器(2)の電気的出力がΩmaxより大きくなっても高精度角速度検出器(2)の電気的出力を選択し、Ωmax+ΔΩになって初めて広範囲角速度検出器(1)に切り換えると言う切換特性である。明らかに、−Ωmax点での切換特性も同様であるので説明は省略する。
図5は、前記広範囲角速度検出器(1)と前記高精度角速度検出器(2)の角速度の検知を行う機械的要素の角速度検知部(7)と前記角速度検知部(7)出力に電気的処理を行う角速度信号処理部(8)が分離可能な構造の場合の構成例である。すなわち、前記広範囲角速度検出器(1)と前記高精度角速度検出器(2)の角速度検知部(7)を一個で共用することによって前記サーボテーブル(3)上の負荷を軽減した一体構造例である。
図6は、前記広範囲角速度検出器(1)と前記高精度角速度検出器(2)に前記角速度信号処理部(8)がそれぞれ内蔵された形態から前記検出器切換回路(6)に入力される構成例を図6Aに、角速度信号処理部(8)の信号処理回路自体は1式のみとするものの、前記角速度信号処理部(8)の感度に関連する部分のみを切換他の電気的処理によって変化させ、前記検出器切換回路(6)を省略した簡素化の一例の構成を図6Bに示してある。
慣性空間に対しサーボテーブル(3)が回転側となり、駆動ベース(4)が固定側になるので、固定側から回転側に電力、回転側から固定側には検出データ値を送出する必要があり、接触型のスリップリングであれば電力及び検出データ値の同時伝送が容易に実現できる。
しかし、この発明では、双方の伝送に非接触型を提案し、前者に対しては回転トランス及び光発電方式、後者に対しては光通信方式としている。光発電方式は回転トランスの軽量化策である。
図1、図3の構成を有する角速度検出装置を作製するため、広範囲角速度検出器に、最大検出範囲200deg/sec、精度200deg/h、周波数応答10HzのMEMSジャイロを用い、高精度角速度検出器に、最大検出範囲20deg/sec、精度15deg/h、周波数応答5HzのMEMSジャイロを用いた。
また、サーボテーブルには、図1に概略を示す構成と同等の機構を採用した。角速度信号処理部の感度の設定は、周波数応答として、100Hzとして設定した。
この発明によるHi−Lo精度センサのハイブリッド構成の角速度検出装置は、15deg/hの精度が得られた。
この発明は、既に大量生産が行われて入手が容易なMEMSジャイロを用いる構成、すなわち、低精度広範囲検出型と高精度狭範囲検出型のMEMSジャイロを可動側となる同じサーボテーブルに載置した構成とすることで、地球自転角速度(約15°/h)が計測可能な精度性能を有する角速度検出装置を安価に提供できる。
この発明による角速度検出装置の構成を示す説明図であり、上面図と縦断面図である。 A、Bはこの発明による角速度検出装置の他の構成を示す縦断面説明図である。 この発明による角速度検出装置の機能ブロック図である。 Aは2つの角速度検出器の出力特性図、Bは検出器切換回路特性図である。 この発明による角速度検出装置の構成を示す説明図であり、角速度検知部のみの搭載形態を示す図である。 検出器切換回路の省略形態図である。
符号の説明
1 広範囲角速度検出器
2 高精度角速度検出器
3 サーボテーブル
4 駆動ベース
5 サーボ制御回路
6 検出器切換回路
7 角速度検知部
8 角速度信号処理部
10 角速度検出装置
21,32 発光素子
22 受光素子
31a,31b 回転トランス
33 光発電素子

Claims (9)

  1. 慣性空間に対する角速度を検出する検出範囲は大きく精度が低い角速度検出器Aと、前記検出範囲は小さく精度が高い角速度検出器Bとを、角速度と平行な回転軸回りの回転運動を行うサーボテーブル上に搭載し、回転側をサーボテーブル、固定側を駆動ベースとし、前記サーボテーブルの回転駆動を制御するサーボ制御回路を有する構成で、角速度の検出範囲は前記角速度検出器Aの特性値であり、角速度の検出精度は前記角速度検出器Bの特性値である角速度検出装置。
  2. 前記角速度検出器A出力と前記角速度検出器B出力は、前記角速度検出器Aの出力が設定基準値より大きい時には前記角速度検出器B出力をサーボ制御回路に入力し、前記角速度検出器Aの出力が設定基準値より小さい時には前記角速度検出器B出力をサーボ制御回路に入力するようそれぞれの出力を切換える検出器切換回路を有する請求項1に記載の角速度検出装置。
  3. 前記サーボテーブルの回転角速度を制御対象とし、前記検出器切換回路により切換えられる角速度検出器Aあるいは角速度検出器Bを偏差生成要素とし、上記サーボ制御回路を制御要素とするネガティブフィードバック制御系を構成することによって、前記サーボテーブルに角速度と反対方向で同じ大きさの回転運動を発生させる請求項1又は請求項2に記載の角速度検出装置。
  4. 前記角速度検出器Aと前記角速度検出器Bを搭載した前記サーボテーブル、前記駆動ベース、前記サーボ制御回路と、検出器切換回路とを一体化した請求項1から請求項3のいずれかに記載の角速度検出装置。
  5. 前記角速度検出器Aと前記角速度検出器Bの角速度の検知を行う機械的要素の角速度検知部と、前記角速度検知部出力に電気的処理を行う角速度信号処理部が分離可能な構成で、前記角速度検出器Aと前記角速度検出器Bの角速度検知部を一個で共用して前記サーボテーブル上に一体化構造とした請求項1から請求項3のいすれかに記載の角速度検出装置。
  6. 前記角速度検出器Aと前記角速度検出器Bに前記角速度信号処理部がそれぞれ内蔵され、前記検出器切換回路に入力される前記偏差生成要素を有し、角速度信号処理部の信号処理回路を共通にして前記角速度信号処理部の感度に関連する回路を電気的処理によって変化可能な回路とし、前記検出器切換回路を省略した請求項1から請求項4のいずれかに記載の角速度検出装置。
  7. 慣性空間に対する回転側であるサーボテーブルから固定側である駆動ベースへの角速度情報出力を、回転側に発光素子固定側に受光素子を回転中心に対向設置し、光通信により非接触状態で行う請求項1から請求項6のいずれかに記載の角速度検出装置。
  8. 慣性空間に対する回転側であるサーボテーブルへの電力供給を、固定側である駆動ベースから回転トランスにより非接触状態で行う請求項1から請求項7のいずれかに記載の角速度検出装置。
  9. 慣性空間に対する回転側であるサーボテーブルへの電力供給を、回転側に光発電素子を設置し、固定側である駆動ベースに発光素子を設置して、光発電により非接触状態で行う請求項1から請求項7のいずれかに記載の角速度検出装置。
JP2004253215A 2004-08-31 2004-08-31 角速度検出装置 Expired - Fee Related JP4524157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253215A JP4524157B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 角速度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004253215A JP4524157B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 角速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006071369A true JP2006071369A (ja) 2006-03-16
JP4524157B2 JP4524157B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=36152174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004253215A Expired - Fee Related JP4524157B2 (ja) 2004-08-31 2004-08-31 角速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4524157B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110865200A (zh) * 2019-11-25 2020-03-06 北京无线电计量测试研究所 地球自转角速率测量方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06160409A (ja) * 1992-07-16 1994-06-07 Robert Bosch Gmbh 角速度センサ
JPH06225201A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Mitsubishi Electric Corp 光学装置
JPH0854237A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車用ジャイロの角度制御装置
JP2002278482A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Masanobu Yatsugi 画面表示装置
JP2004101474A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Tamagawa Seiki Co Ltd 無人搬送車輛用ジャイロ装置の異常検出方法
JP2004226351A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Tamagawa Seiki Co Ltd 飛翔体の姿勢検出方法及び装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06160409A (ja) * 1992-07-16 1994-06-07 Robert Bosch Gmbh 角速度センサ
JPH06225201A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Mitsubishi Electric Corp 光学装置
JPH0854237A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車用ジャイロの角度制御装置
JP2002278482A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Masanobu Yatsugi 画面表示装置
JP2004101474A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Tamagawa Seiki Co Ltd 無人搬送車輛用ジャイロ装置の異常検出方法
JP2004226351A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Tamagawa Seiki Co Ltd 飛翔体の姿勢検出方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110865200A (zh) * 2019-11-25 2020-03-06 北京无线电计量测试研究所 地球自转角速率测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4524157B2 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7548835B2 (en) Method and system for integrated inertial stabilization mechanism
US9827668B2 (en) Robotic joint
CN106896820B (zh) 惯性稳定平台
EP1546653B1 (en) A position control arrangement, especially for a surveying instrument, and a surveying instrument
US20050076712A1 (en) Digital angular velocity detection device
US9103682B2 (en) Apparatus for applying multi-axial inertial force
TWI538096B (zh) 具pn界面的微機電裝置
JP2009282326A (ja) ガルバノ装置およびレーザ加工装置
JP2014016351A (ja) 直交誤差補償を有する角速度センサ
US12018942B2 (en) Drive system in a geodetic measurement instrument
JP4524157B2 (ja) 角速度検出装置
SE545675C2 (en) Concrete surface mapping robots, systems, and methods for processing concrete surfaces
Efimovskaya et al. Compact roll-pitch-yaw gyroscope implemented in wafer-level epitaxial silicon encapsulation process
JP2009092583A (ja) ジャイロセンサのドリフト抑制方法
CN107923746B (zh) 倾斜传感器
JP6731822B2 (ja) 自転車用自動変速システム
JP4865354B2 (ja) 振動型アクチュエータ
KR100887737B1 (ko) 6자유도 검출센서
US20220317149A1 (en) Reversing actuation type inertia detecting device and surveying instrument
JP2002277245A (ja) 空間安定装置
US9879996B2 (en) System and method of electrostatic carouseling for gyrocompassing
KR20070072319A (ko) 두 개의 가속도 센서를 이용한 각속도 측정방법 및 장치
KR102706072B1 (ko) 인덕티브 융합형 엔코더
US11834326B2 (en) Sensor and electronic device
RU2544295C1 (ru) Гирокомпас

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees