JP2006069476A - 車載画像表示装置用台座 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスプレイ部61の画像の視認性の向上と操作性の向上を両立させることを目的とする。
【解決手段】 車載画像表示装置用台座1が、ディスプレイ部61を取り付ける取付部材と、車体に固定される固定部材と、取付部材に取り付けられたディスプレイ部61に対するユーザからの視線距離が変化するよう、取付部材を固定部材に対して動かすことができるような構造を有する可動部材42、43と、を備え、車速やユーザの操作に基づいてディスプレイ部61の位置を変化させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車載画像表示装置を車体に取り付けるための車載画像表示装置用台座に関する。
従来、カーナビゲーション装置のディスプレイ等、車載画像表示装置は、車両の前部ダッシュボードの中央付近に取り付けられることが多い。
しかし、この位置は、運転者がディスプレイ上の操作スイッチやタッチパネルに対する操作を行うには少々遠い位置である。また、運転者が車載画像表示装置の表示する画像と車両前方の道路とを交互に見る際における、視線移動量や目の焦点距離変化量を少なくするためには、車載画像表示装置がより車両前方にあったほうが有利である。
本発明は上記点に鑑み、車載画像表示装置の画像の視認性の向上と操作性の向上を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、車載画像表示装置(61)を取り付ける取付部材(11)と、車体に固定される固定部材(14)と、前記取付部材と前記固定部材との間にあり、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が変化する方向に、前記取付部材が前記固定部材に対して動くことを許すような構造を有する可動部材(4、5、12、13)と、を備えた車載画像表示装置用台座である。
このようになっているので、この車載画像表示装置用台座の取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が変化可能となっているので、この車載画像表示装置に対する操作が必要なときにはその視線距離を近づけ、運転中の視認性を向上させるときにはその視線距離を遠ざけることができる。したがって、車載画像表示装置の画像の視認性の向上と操作性の向上とが両立する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載画像表示装置用台座において、前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置のユーザからの視線距離が、その車載画像表示装置の向きが一定のまま変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して直線的に動かすことができるような構造を有する直線的可動部材(4)を有することを特徴とする。
このようになっているので、車載画像表示装置の視線距離を平行移動的に変化させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車載画像表示装置用台座において、前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置の向きが変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して弧的に動かすことができるような構造を有する弧的可動部材(5)を有することを特徴とする。
このようになっているので、弧的可動部材により、特に運転者が車載画像表示装置を見る必要がある場合は、車載画像表示装置の向きを運転者側に向け、また特に助手席の者が車載画像表示装置を見る必要がある場合は、車載画像表示装置の向きを助手席側に向けることができる。
したがって、従来のように、車載画像表示装置を運転者により近い位置に取り付けたり、あるいは助手席により近い位置に取り付けたりすると、車載画像表示装置が遠くなった席の者にとっては、逆に常に見えにくくなるという問題を解決することができる。なお、ここでいう弧的とは、弧的およびその曲率半径がゆるやかに変化するような弧状を含む概念である。
また、請求項4に記載の発明は、において、制御装置(2)を備え、前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して駆動する駆動装置を有し、
前記制御装置は、自車両の速度が低いほど、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置が運転者に近づくよう、駆動装置を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載画像表示装置用台座。
このようになっているので、車速に応じた自動的な車載画像表示装置の制御を行うことができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載画像表示装置用台座において、制御装置(2)を備え、前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線角度および距離のうち少なくとも一方が変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して駆動する駆動装置を有し、前記制御装置は、ユーザの操作に基づいて前記駆動装置を制御することを特徴とする。
このようになっていることで、ユーザの操作に基づいた車載画像表示装置の位置の制御を行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の車載画像表示装置用台座において、前記制御装置は、前記駆動装置が前記取付部をある範囲内の速度で駆動するよう制御することを特徴とする。
このようになっているので、車載画像表示装置の移動が急加速することがない。
なお、上記の括弧内の数字は、本発明の車載画像表示装置用台座の構成要素と、後述する実施形態における具体的構成要素との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本発明に係る車載画像表示装置用台座1の電気的接続関係を示す。車載画像表示装置用台座1は、カーナビゲーション装置6のディスプレイ部(車載画像表示装置に該当する)を車体に取り付けるための台座である。この車載画像表示装置用台座1は、制御装置2、駆動装置3、および入力装置8を有し、駆動装置3は直線的駆動装置4(直線的可動部材に相当する)および円的駆動装置5(円的可動部材に相当する)を有している。
直線的駆動装置4は、後述する通り、ディスプレイ部のユーザからの視線距離(視線に沿ったディスプレイ部までの距離)が、そのディスプレイ部の向きが一定のまま変化するよう、ディスプレイ部を直線的に駆動するためのサーボモータを有しており、制御装置2からこのサーボモータによるディスプレイ部の移動量および移動速度の指令信号を受け、この受けた指令信号に基づいた作動を行うようになっている。
円的駆動装置5は、後述する通り、ディスプレイ部の向きが変化するよう、ディスプレイ部を円的に駆動するためのサーボモータを有しており、制御装置2からこのサーボモータによるディスプレイ部の移動量および移動速度の指令信号を受け、この受けた指令信号に基づいた作動を行うようになっている。
入力装置8は、押しボタン等のユーザが操作可能な部材を有し、この部材に対する操作に基づく信号を制御装置2に出力する。この入力装置8は、運転者の手が容易に届くような位置に設置される。
制御装置2は、記憶媒体に記憶されたプログラムを実行することで作動するマイコン、または回路構成がプログラム可能となっているFPGA(Field ProgramableGate Array)等から成り、車速に応じた車速パルス信号を出力する車速センサ7、および上述の入力装置8からの信号に基づいて、直線的駆動装置4および円的駆動装置5に上記の指令信号を出力し、またカーナビゲーション装置6に操作アンロック信号を出力する。
カーナビゲーション装置6は、設定された目的地までの誘導経路をそのディスプレイ部に画像表示させる装置である。本実施形態においては、カーナビゲーション装置6は、自車両が走行中にはユーザからの操作を受け付けないようになっているが、制御装置2から操作アンロック信号を受けて以降は、ユーザからの操作を受け付け、その操作に基づいた作動を行うようになっている。
図2に、この車載画像表示装置用台座1にカーナビゲーション装置6のディスプレイ部61が取り付けられた状態における正面図を示す。また、図3に、上記状態における車載画像表示装置用台座1およびカーナビゲーション装置6のディスプレイ部61の側面図を示す。
ディスプレイ部61は、ネジ等によりL字板型のブラケット11(取付部材に相当する)の傾斜部分に固定される。ブラケット11の水平部分は、平板状の上段ベースプレート12の上面に固定される。また、上段ベースプレート12は、下面に図示しない2つの突起部を有し、この突起部が図示しない直線的駆動装置4の可動部に固定される。
ここで、直線的駆動装置4の可動部について説明する。直線的駆動装置4は、上述のサーボモータ等を含む直線的駆動装置本体部41、および右側レール42、左側レール43を有している。右側レール42、左側レール43は、直線的駆動装置4の上部に互いに平行かつ水平に配置される2本の直線的なレールである。互いのレール間の距離は、ディスプレイ部61の横幅より少し狭い程度である。それぞれのレールは、その直線に沿った、上下に開く溝を1本有している。
これらの溝のそれぞれに、上述の上段ベースプレート12の突起部がはめ込まれることで、突起部と、これら溝の直下にある可動部とが固定される。そして、可動部は、直線的駆動装置本体部41のサーボモータの制御によって、これらレールに沿って直線的に動くようになっている。レールの方向は、図2における紙面垂直方向、すなわち、図3における紙面左右方向である。この方向はディスプレイ部61の正面方向でもある。
このように、直線的駆動装置4は、ブラケット11に取り付けられたディスプレイ部61をレールに沿って、向きが一定のまま平行移動させることができるような構造となっている。
また、直線的駆動装置4と上段ベースプレート12との間には、ダッシュボードに蓋をするための平板状の回転板13がある。この回転板13には、上段ベースプレート12と突起部が右側レール42および左側レール43との間を遮らないよう、右側レール42および左側レール43より一回り大きい穴が開けられている。
また、直線的駆動装置4の直線的駆動装置本体部41の下面は、平板状の中段ベースプレート51の上面に固定されている。また、中段ベースプレート51は、その下面に図示しない2つの突起部を有し、この突起部が円的駆動装置本体部52の図示しない可動部に固定される。
ここで、円的駆動装置本体部52の可動部について説明する。円的駆動装置本体部52は、上述の円的駆動装置5のサーボモータ、および図示しない2つの同半径、同心の円弧形のレール等を有している。この円弧の直径は、上述の直線状の右側レール42および左側レール43をその中に含むような大きさとなっている。また、この円弧形のレールは、円的駆動装置本体部52の上面にある。この円弧型のレールのそれぞれは、その円弧方向に沿った、上下に開く溝を1本有している。
これらの溝のそれぞれに、上述の中段ベースプレート51の突起部がはめ込まれることで、突起部と、これら溝の直下にある可動部とが固定される。そして、可動部は、円的駆動装置本体部52のサーボモータの制御によって、このレールに沿って円弧状に動くようになっている。このように、中段ベースプレート51および円的駆動装置本体部52は、図2における中段ベースプレート51より上の部分の直線的駆動装置4、回転板13をレールに沿って回転させることができるような構造となっている。このような回転により、上から見れば回転板13の外周部に該当する位置にあるディスプレイ部61は、円弧的に移動するようになる。
また、円的駆動装置本体部52は、その下面において、平板状の下段ベースプレート14(固定部材に相当する)に固定されている。またこの下段ベースプレート14は、車体の一部、より具体的にはダッシュボード内部にネジ等で固定されるようになっている。
なお、図2における直線的駆動装置4、円的駆動装置5、ブラケット11、上段ベースプレート12、回転板13、下段ベースプレート14が車載画像表示装置用台座1を構成し、直線的駆動装置本体部41、右側レール42、左側レール43、および可動部が直線的駆動装置4を構成し、中段ベースプレート51および円的駆動装置本体部52が円的駆動装置5を構成する。
図4に、以上のような構成の車載画像表示装置用台座1およびディスプレイ部61が車室内前部のダッシュボード20中央に取り付けられた状態の俯瞰図を示す。なお、紙面上方が車両の前方に該当する。そして、ステアリングホイール21のある右側が運転席側である。
ダッシュボード20の上から見た場合、車載画像表示装置用台座1のうち見える部分は、右側レール42、左側レール43、および回転板13である。このように、2本の直線状のスリットを有する円盤状の回転板13は、ダッシュボード20の蓋の役割を果たすようになっている。上述の直線的駆動装置本体部41の可動部が右側レール42、左側レール43に沿って動くことで、ディスプレイ部61は矢印31の方向に移動することになる。また、円的駆動装置本体部52の可動部が動くことで、ディスプレイ部61は矢印32のように円弧状に移動して向きを変えることになる。
以下、このようにディスプレイ部61を駆動する構造になっている直線的駆動装置4および円的駆動装置5に対して制御装置2が行う制御処理について説明する。
まず、円的駆動装置5に対する制御について説明する。制御装置2は、入力装置8からの信号に基づいて、円的駆動装置5に指令信号を出力する。本実施形態においては、円的駆動装置5の可動部の移動によって、静止して向くことができる右側レール42、左側レール43、およびディスプレイ部61の方向は、3つである。3つの向きとは、図4に示すような駆動装置3の中心から運転者席に向かう向き(以下運転席向きと記す)、動装置3の中心から点33に向かう向き(以下中央向きと記す)、および動装置3の中心から点34に向かう向き(以下助手席向きと記す)である。
制御装置2は、入力装置8から受けた信号が、ディスプレイ部61の向きを運転席向きにするための操作が行われたことを示す信号である場合、現在のディスプレイ部61が中央向きの場合は、回転板13を図4における反時計回りに1段階(例えば30°)回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が助手席向きの場合は、回転板13を図4における反時計回りに2段階回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が運転席向きの場合は、指令信号を出力しない。
また制御装置2は、入力装置8から受けた信号が、ディスプレイ部61の向きを助手席向きにするための操作が行われたことを示す信号である場合、現在のディスプレイ部61が中央向きの場合は、回転板13を図4における時計回りに1段階回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が運転席向きの場合は、回転板13を図4における時計回りに2段階回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が助手席向きの場合は、指令信号を出力しない。
また制御装置2は、入力装置8から受けた信号が、ディスプレイ部61の向きを中央向きにするための操作が行われたことを示す信号である場合、現在のディスプレイ部61が助手席向きの場合は、回転板13を図4における反時計回りに1段階回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が運転席向きの場合は、回転板13を図4における時計回りに1段階回転させる指令信号を出力し、現在のディスプレイ部61が中央向きの場合は、指令信号を出力しない。
次に、直線的駆動装置4に対する制御について説明する。この制御のために制御装置2が実行する処理を図5にフローチャートとして示す。制御装置2は、図示しない車両のエンジンのキースイッチからの信号に基づいてキー位置がOFFからACCまたはONに変化したときに起動してこの処理を開始し、まずステップ105で、車速センサ7からの車速パルス信号に基づいて、現在の車速が実質的にゼロであるか否かを判定する。実質的にゼロであれば、続いてステップ115を実行し、ゼロでなければステップ110を実行する。
ステップ110では、ディスプレイ部61が助手席側を向いているか否かを、上述のユーザの操作に基づく円的駆動装置5の制御結果を用いて判定する。なお、このステップ110の判定については、円的駆動装置本体部52がサーボモータの角度を検出する装置を有し、その検出結果の信号を制御装置2が受け、この受けた信号に基づいて判定を行うようになっていてもよい。助手席側を向いている場合は、続いてステップ115を実行し、向いていなければ、すなわち中央または運転席側を向いていれば、続いてステップ120を実行する。
ステップ115では、操作アンロック信号をカーナビゲーション装置6に出力し、続いてステップ105を実行する。
ステップ120では、前回このステップ120を実行したときの車速センサ7からの信号と、今回の車速センサ7からの信号の比較に基づいて、車両が加速しているか否かを判定する。加速していれば続いてステップ125を実行し、加速していなければ続いてステップ135を実行する。
ステップ125では、前進指令の指令信号を直線的駆動装置4に出力する。なお、前進とは、車両前方側への移動をいう。この前進指令の指令信号に含まれる移動量は、車両の加速量に比例する量である。また、この移動量は、車速が時速0kmのとき、ディスプレイ部61が最も後方(すなわち最も運転席または助手席に近い位置)にあり、車速が所定の速度、具体的には時速80kmのとき、ディスプレイ部61が最も前方(すなわち最も運転席または助手席から遠い位置)にあるような移動量である。また、この前進指令の指令信号に含まれる移動速度は、加速量に関わらず一定である。したがって、車両の急加速の場合においても、ディスプレイ部61の移動速度が急激に上昇することがない。このような指令信号が直線的駆動装置4に出力されることで、サーボモータが可動部を動かし、その移動量だけディスプレイ部61が直線的に車両前方へ移動する。
続いてステップ130で、現在時速が上記の所定速度、すなわち時速80kmであるか否かを車速センサ7からの信号に基づいて判定し、所定速度以上であれば、この判定処理を繰り返し、所定速度以下であれば、ステップ105を実行する。このようになっていることで、車速が所定速度以上である場合は、車両が加減速してもディスプレイ部61の右側レール42、左側レール43に沿った位置は変化しない。
ステップ135では、前回このステップ135を実行したときの車速センサ7からの信号と、今回の車速センサ7からの信号の比較に基づいて、車両が減速しているか否かを判定する。減速していれば続いてステップ140を実行し、加速していなければ続いてステップ105を実行する。
ステップ135では、後退指令の指令信号を直線的駆動装置4に出力する。なお、後退とは、座席に近づく側への移動をいう。この後退指令の指令信号に含まれる移動量は、車両の減速量に比例する量である。また、この移動量は、車速が時速0kmのとき、ディスプレイ部61が最も後方(すなわち最も運転席または助手席に近い位置)にあり、車速が所定の速度、具体的には時速80kmのとき、ディスプレイ部61が最も前方(すなわち最も運転席または助手席から遠い位置)にあるような移動量である。また、この後退指令の指令信号に含まれる移動速度は、減速量に関わらず一定である。したがって、車両の急減速の場合においても、ディスプレイ部61の移動速度が急激に上昇することがない。このような指令信号が直線的駆動装置4に出力されることで、サーボモータが可動部を動かし、その移動量だけディスプレイ部61が直線的に座席側へ移動する。
続いてステップ145では、車速が実質的に時速0kmであるか否かを、ステップ105と同様に判定し、ゼロであればステップ105を実行し、ゼロでなければステップ150を実行する。
ステップ150では、キースイッチの位置がOFFであるか否かを判定し、オフであれば、処理を終了し、オフでなければステップ105を実行する。
以上のように、制御装置2は、ディスプレイ部61の向きが中央向きまたは運転席向きであり(ステップ110参照)、かつ車速が所定速度以下である(ステップ130参照)ときに、車両の加速、減速に基づいて、ディスプレイ部61をその向きを保持したまま直線的に移動させるための指令信号を、直線的駆動装置4に出力する(ステップ125、140参照)そして、その移動は、車速が大きくなればなるほど車両前方に向かい、車速が小さくなればなるほど運転者に近づくような移動である。
このようになっているので、この車載画像表示装置用台座1のブラケット11に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が直線的駆動装置4によって平行移動的に、および円的駆動装置5の駆動によって円弧的に、変更可能となっているので、この車載画像表示装置に対する操作が必要なときにはその視線距離を近づけ、運転中の視認性を向上させるときにはその視線距離を遠ざけることができる。したがって、車載画像表示装置の画像の視認性の向上と操作性の向上とが両立する。
また、特に運転者がディスプレイ部61を見る必要がある場合は、円的駆動装置5によってディスプレイ部61の向きを運転者側に向け、また特に助手席の者がディスプレイ部61を見る必要がある場合は、円的駆動装置5によってディスプレイ部61の向きを助手席側に向けることができる。
したがって、従来のように、車載画像表示装置を運転者により近い位置に取り付けたり、あるいは助手席により近い位置に取り付けたりすると、車載画像表示装置が遠くなった席の者にとっては、逆に常に見えにくくなるという問題が解消する。
また、円的駆動装置5によってディスプレイ部61の向きを運転者側に向けたり、あるいは、ディスプレイ部61の向きを中央向きにしたりすることで、運転者からのディスプレイ部61の視線角度を変更することができる。
なお、上記の実施形態においては、直線的駆動装置4、円的駆動装置5、上段ベースプレート12、および回転板13が、可動部材に相当し、また駆動装置に相当する。
また、車載画像表示装置用台座1およびカーナビゲーション装置6が、車載画像表示システムに相当する。
なお、上記の実施形態においては、直線的駆動装置4および円的駆動装置5の制御は、サーボモータでなく、パルスモータで行ってもよい。
また、制御装置2は、120、125、135、140のように、車両の加速度の変化に基づいた指令信号を送信するのではなく、時速0kmから所定の上限速度(例えば時速80km)までの範囲を所定の速度刻みで区分けし、その区分けのいずれに現在の車速が入っているかに基づいて、ディスプレイ部61の右側レール42、左側レール43沿いの直線的な位置を指定する指令信号を直線的駆動装置4に出力するようになっていてもよい。このようにすることで、微妙な速度変化があってもディスプレイ部61を移動させないような、いわゆる遊びを生じさせることができる。
また、上記の実施形態のように、ディスプレイ部61は、直線的移動および円弧的移動の両方ができるようになっている必要はなく、そのいずれか一方ができるようになっていれば足りる。
また、上記の実施形態のように、車速に応じてディスプレイ部61の視線距離を変化させるようになっている必要はない、例えば、ユーザが直接手でディスプレイ部61を掴んで移動させるようになっていてもよい。すなわち、車載画像表示装置用台座1はディスプレイ部61が視線距離が変化するよう可動となる構造を有していれば足りる。
また、上記の実施形態におけるディスプレイ部61の移動速度は、必ずしも一定である必要はなく、ディスプレイ部61が急加速、急減速しないようなある範囲内の速度で移動するようになっていてもよい。
車載画像表示装置用台座1の電気的接続関係を示す図である。 車載画像表示装置用台座1にディスプレイ部61が取り付けられた状態の正面図である。 車載画像表示装置用台座1にディスプレイ部61が取り付けられた状態の側面図である。 車載画像表示装置用台座1およびディスプレイ部61が車両のダッシュボード20に取り付けられた状態の俯瞰図である。 制御装置2の作動のフローチャートである。
符号の説明
1…車載画像表示装置用台座、2…制御装置、3…駆動装置、4…直線的駆動装置、
5…円的駆動装置、6…カーナビゲーション装置、7…車速センサ、8…入力装置、
11…ブラケット、12…上段ベースプレート、13…回転板、
14…下段ベースプレート、20…ダッシュボード、21…ステアリングホイール、
31、32…矢印、33、34…点、41…直線的駆動装置本体部、
42…右側レール、43…左側レール、51…中段ベースプレート、
52…円的駆動装置本体部、61…ディスプレイ部。

Claims (6)

  1. 車載画像表示装置(61)を取り付ける取付部材(11)と、
    車体に固定される固定部材(14)と、
    前記取付部材と前記固定部材との間にあり、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が変化する方向に、前記取付部材が前記固定部材に対して動くことを許すような構造を有する可動部材(4、5、12、13)と、を備えた車載画像表示装置用台座。
  2. 前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置のユーザからの視線距離が、その車載画像表示装置の向きが一定のまま変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して直線的に動かすことができるような構造を有する直線的可動部材(4)を有することを特徴とする請求項1に記載の車載画像表示装置用台座。
  3. 前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置の向きが変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して弧的に動かすことができるような構造を有する弧的可動部材(5)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車載画像表示装置用台座。
  4. 制御装置(2)を備え、
    前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線距離が変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して駆動する駆動装置を有し、
    前記制御装置は、自車両の速度が低いほど、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置が運転者に近づくよう、駆動装置を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載画像表示装置用台座。
  5. 制御装置(2)を備え、
    前記可動部材は、前記取付部材に取り付けられた車載画像表示装置に対するユーザからの視線角度および距離のうち少なくとも一方が変化するよう、前記取付部材を前記固定部材に対して駆動する駆動装置を有し、
    前記制御装置は、ユーザの操作に基づいて前記駆動装置を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車載画像表示装置用台座。
  6. 前記制御装置は、前記駆動装置が前記取付部をある範囲内の速度で駆動するよう制御することを特徴とする請求項4または5に記載の車載画像表示装置用台座。
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JP2013097001A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP2017185882A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 三菱自動車工業株式会社 車両用表示装置

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