JP2006068812A - 超音波接合物の製造方法 - Google Patents

超音波接合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 精度良く気密接合が行える超音波接合による超音波接合物の製造方法を提供する。
【解決手段】 超音波接合時に、パイプ3のフランジ部3aとパイプ接続部4のフランジ部4aとの接合面における接合面積をS、該接合面で消費されるトータルのエネルギーをEtとした場合に、トータルのエネルギーEtを接合面積Sで割った値として定義されるエネルギー密度Eが、フランジ部3aとフランジ部4aとの接合面での面圧Pに対して、26.69e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすように超音波接合を行う。好ましくは、エネルギー密度Eが、第1の部材と第2の部材との接合面での面圧をPに対して、133.45e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすように超音波接合を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波振動を用いて被加工物を接合する超音波接合が為された超音波接合物の製造方法に関するものである。
従来、例えば、特許文献1〜3において、超音波接合方法が提案されている。このような超音波接合では、第1の部材を第2の部材に対して加圧させた状態で、高周波電圧によって振動子を振動させる。これにより、振動子もしくは振動子に接続された共振用のホーンからの振動によって第1の部材もしくは第2の部材を振動させ、その接触面に発生した摩擦熱によって両者を溶着させる。これにより、例えば第1の部材としてのパイプと第2の部材としてのパイプ接続部との気密接合が行えるようになっている。
特開2003−80378号公報 特開2001−246479号公報 特開平11−77337号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3では、超音波接合方法が提案されているものの、気密接合を行うために必要とされる超音波接合の条件について、何も明確にされていない。このため、特許文献1〜3に示される超音波接合方法を単に実行したのみでは、十分な気密接合が行えない場合が発生し得る。
本発明は上記点に鑑みて、精度良く気密接合が行える超音波接合による超音波接合物の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく、請求項1に記載の発明では、超音波接合時に、第1の部材(3、3a)と第2の部材(4、4a)との接合面における接合面積をS、該接合面で消費されるトータルのエネルギーをEtとした場合に、トータルのエネルギーEtを接合面積Sで割った値として定義されるエネルギー密度Eが、第1の部材(3、3a)と第2の部材(4、4a)との接合面での面圧をP、第1の部材(3、3a)と第2の部材(4、4a)との接合箇所での板厚をtとした場合に、これら面圧Pおよび板厚tに対して定義される前記エネルギー密度Eの関数E(P,t)が、
Emin(P,t)=J×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-m
ただし、J=0.2×1052.86、n=3.5、L=1064.33、m=2.5となる関係を満たすように超音波接合を行うことを特徴としている。
このように、エネルギー密度Eが面圧Pおよび板厚tに対して、上記関係となるようにすることで、所望の接合レートが得られ、良好な気密接合が行われた超音波接合物を製造することが可能となる。
この場合、例えば、板厚tが0.3mmである場合には、請求項3に示されるように、エネルギー密度Eが、第1の部材(3、3a)と第2の部材(4、4a)との接合面での面圧Pに対して、26.69e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすように超音波接合を行うことで、請求項1に示される効果を得ることが可能となる。
さらに、請求項2に示されるように、エネルギー密度Eの関数E(P,t)が、
Emin(P,t)=K×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-m
ただし、K=1052.86となる関係を満たすように前記超音波接合を行うようにすれば、高い接合レートとなり、より良好な気密接合が行われた超音波接合物を製造することが可能となる。
例えば、板厚tが0.3mmである場合には、請求項4に示されるように、133.45e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすような超音波接合を行うようにすれば良い。
このような超音波接合は、請求項5に示されるように、第1の部材(3、3a)がパイプ(3)、第2の部材(4、4a)がパイプ接続部(4)とされる超音波接合物に適用され、パイプ(3)におけるフランジ部(3a)とパイプ接続部(4)におけるフランジ部(4a)との超音波接合を行うことができる。
また、このような超音波接合物となる第1の部材(3、3a)および第2の部材(4、4a)として、請求項6に示されるようなアルミもしくはアルミ合金で構成されたものを用いることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態を適用した超音波接合による超音波接合物の製造方法について、図1に示す超音波接合装置の模式図を参照して説明する。
図1に示される超音波接合装置1は、例えば、アルミニウム製のヒータコア2における配管を構成するパイプ3と、そのパイプ3をヒータコア2に接続するためのパイプ接続部4との間の接合を行うために用いられる。ここでいうパイプ3が本発明でいう第1の部材、パイプ接続部4が第2の部材に相当するものである。
この図に示すように、超音波接合装置1は、電源1a、アンプ1b、振動子1c、ホーン1dおよびアンビル1eを有した構成となっている。
電源1aからアンプ1bに対して電力供給が行われるようになっており、アンプ1bは、電源1aからの電力供給を受けて、高周波電圧を振動子1cに印加するようになっている。そして、アンプ1bから印加される高周波電圧により、振動子1cが所定周波数、例えば20kHzで振動し、その振動がホーン1dが振動子1cの振動する所定周波数において共振するようになっている。
アンビル1eは、ホーン1dと共に、接合するための部位、つまり本実施形態の場合にはパイプ3とパイプ接続部4におけるそれぞれのフランジ部3a、4aを挟み込むためのものであり、このアンビル1eとホーン1dとの間に接合するための部位が挟み込まれることで超音波振動時の固定が為されるようになっている。
なお、ホーン1dおよびアンビル1eは、共に、例えば、半円弧状に切り欠いたような先端部を有しており、その先端部における切り欠き内にパイプ3およびパイプ接続部4が収容されることで、円形状の各フランジ部3a、4aのおよそ半分がホーン1dおよびアンビル1eに覆われるようになっている。このため、例えば、図1において、パイプ3のフランジ部3aおよびパイプ接続部4のフランジ部4aの右半分を最初に超音波接合したのち、次いで、左半分を超音波接合することで、パイプ3およびパイプ接続部4の全周を接合することが可能となる。
このような構成の超音波接合装置1を用いて、超音波接合を行う。まず、図2に示される超音波接合を行う部位の断面拡大図のように、第1の部材としてのパイプ3のフランジ部3aと第2の部材としてのパイプ接続部4のフランジ部4aとを互いの接合面が接するように配置すると共に、ホーン1dとアンビル1eとによって各フランジ部3a、4aを挟み込み、固定する。
そして、電源1aからの電力供給に基づいて、アンプ1bから高周波電圧を振動子1cに印加し、振動子1cを振動させると共に、ホーン1dを振動子1dの振動と共振させることで、各フランジ部4aを接合面と垂直方向に加圧し、接合面と平行な方向に所定の振幅で超音波振動させる。
このとき、振動子1cの振動をアンプ1bに向けてフィードバックすることで、超音波振動による振幅が30〜40μmとなるようにする。
このような超音波振動を用いた超音波接合を行うに際し、本発明者らは、超音波振動を伝えるときの面圧、エネルギー密度が気密接合の精度と密接な関係を有していることを見出した。
具体的には、本発明者らは、上記のようにパイプ3のフランジ部3aとパイプ接続部4のフランジ部4aとを超音波接合する場合において、各フランジ部3a、4aを加圧するときの面圧Pと超音波振動に用いられるエネルギー密度Eとを様々に変化させ、パイプ3とパイプ接続部4との接合状態を調べる実験を行った。
そして、この実験に基づいて、超音波振動を行った場合のパイプ3とパイプ接続部4との接合面における面圧Pに対するエネルギー密度Eの関係について、接合箇所となる各フランジ部3a、4aの板厚tを色々と変えて調べた。図3〜図5は、その実験結果を示したものであり、図3は、各フランジ部3a、4aの板厚tが0.3mmの場合、図4は、各フランジ部3a、4aの板厚tが1.0mmの場合、図5は、各フランジ部3a、4aの板厚tが1.5mmの場合をそれぞれ示している。なお、ここでいうエネルギー密度Eとは、第1の部材となるパイプ3と第2の部材なるパイプ接続部4との接合面で消費されるトータルのエネルギーEtを接合面積Sで割ったもの(Et=P/S)で表されるものである。
この図中の接合レート(Welding rate)とは、振幅の大きさに対する接合長さ、つまり超音波接合された部分の振幅方向の長さの割合を示したものであり、図3〜図5において黒塗りで示したものは接合レートが70%未満、白塗りで示した部分は接合レートが70%以上であったことを示している。なお、図3中では、黒塗りの三角(黒三角)と丸(黒丸)の2種類で示してあるが、黒三角は接合レートが30%以下、黒丸は接合レートが30〜70%であったことを示している。また、図3〜図5において、白塗りの丸(白丸)と四角(白四角)の2種類で示されているが、白丸と白四角は共に接合レートが70%であったことを示しているが、白四角は、接合レートが70%以上であったものの、面圧Pもしくはエネルギー密度Eが大きすぎて、パイプ3のフランジ部3aもしくはパイプ接続部4のフランジ部4aがつぶれる等の接合欠陥が発生した場合を示したものとなっている。なお、接合レートが30%〜70%の場合は、各フランジ部3a、4aを機械的に接合することが可能な範囲であるが、気密性に関しては十分得られない可能性が存在する範囲、接合レートが70%以上の場合は、各フランジ部3a、4aを機械的に接合することが可能であり、かつ、機密性に関しても確実に十分得られる範囲を示している。
これら図から、面圧Pが小さい場合には、エネルギー密度Eを十分に大きくしなければ十分な接合レートが得られないことが判る。逆に、面圧Pが大きければ、エネルギー密度Eが小さくても十分な接合レートが得られるものの、エネルギー密度Eが大きくなり過ぎると接合欠陥が発生する。
そして、この図3から、接合レートが30%以上となる場合の境界を数式で表すと、E=26.69e-0.3708Pとなり、70%以上となる場合の境界を数式で表すと、E=133.45e-0.3708Pとなる。また、接合欠陥が発生する場合の境界を数式で示すと、E=240.9e-0.1445Pとなる。
したがって、例えば、接合レートが30%以上となるようにするためには、エネルギー密度Eが26.69e-0.3708P<Eの関係を満たす必要があり、さらに70%以上となるようにするためには、133.45e-0.3708P<Eの関係を満たす必要がある。また、接合欠陥が無いようにするためには、エネルギー密度EがE<240.9e-0.1445Pの関係を満たす必要がある。
同様に、図4、図5に関しても、接合レートが30%以上となる場合、70%以上になる場合、および、接合欠陥が発生する場合の境界を数式で表し、これらから求められる接合レートが30%以上となる場合、70%以上になる場合、および、接合欠陥が発生する場合それぞれを面圧P、板厚tとで示される関数で表すと、次式になることが確認された。
すなわち、接合レートが30%以上となるようにするためにはエネルギー密度E>J×P-nであること、70%以上になるようにするためにはエネルギー密度E>K×P-nであること、結合欠陥が発生しないようにするためにはエネルギー密度E<L×P-mであることが必要となる。なお、J、K、Lは膜厚tをパラメータとして表される係数、n、mは定数であり、図3〜図5から求めた接合レートが30%以上となる場合、70%以上になる場合、および、接合欠陥が発生する場合の境界の数式で示される数値をプロットし、そのプロットした点に対して任意の線を引くことによって求められる。
図6、図7は、接合レートが70%以上になる場合と接合欠陥が発生する場合それぞれの場合の板厚tとの関係を示したものである。これらの図が、図3〜図5から求めた接合レートが70%以上になる場合、および、接合欠陥が発生する場合の境界の数式で示される数値をプロットした結果を示したものである。
これらの図において、任意の線を引くことにより、板厚tをパラメータとして変化するK、Lや板厚tによってあまり変動しないn、mが求められる。実際に、これらの図を用いてK、L、n、mについて求めたところ、K=1052.86、L=1064.33、n=3.5、m=2.5という結果が得られた。
なお、ここではJに関しては記載していないが、Jに関しても、K、Lと同様の手法によって求めることができ、実際に求めた結果、J=0.2×1052.86という結果が得られた。
以上説明したような結果から、本実施形態では、各フランジ部3a、4aの板厚tに対応して、各フランジ部3a、4aの接合が的確に行えるようにエネルギー密度Eを設定している。
具体的には、面圧Pと板厚tとの関係で示されるエネルギー密度Eの関数をE(P,t)として定義すると、例えば、確実に接合が行われるようにするためには、接合レートが30%以上必要になることから、その場合のエネルギー密度Eの最小値Emin(P,t)は、Emin(P,t)=J×P-nとなる。また、確実な気密結合が行えるようにするためには、接合レートが70%以上である必要があることから、その場合のエネルギー密度Eの最小値Emin(P,t)は、Emin(P,t)=K×P-nとなる。そして、確実に結合欠陥が発生しないようにするためには、エネルギー密度E<L×P-mまでで抑える必要があり、その場合がエネルギー密度の最大値Emax(P,t)となる。
この関係を満たすように、超音波接合におけるエネルギー密度EがEmin(P,t)=J×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-mとしており、より確実な気密結合が行えるように、好ましくは、Emin(P,t)=K×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-mとしている。
例えば、各フランジ部3a、4aの板厚が0.3mmの場合には、エネルギー密度Eが、26.69e-0.3708P<Eの関係を満たすような超音波接合を行っている。このようにすれば、良好な気密接合が行われた超音波接合物を製造することが可能となる。さらに、エネルギー密度Eが、133.45e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすような超音波接合を行うようにすれば、より高い接合レートとすることができるため、より良好な気密接合が行われた超音波接合物を製造することが可能となる。
なお、特許文献2において、面圧Pを高くすれば、良好に気密接合が行えることが記載されているが、単に面圧Pを高くしたのみでは、良好な気密接合が行えるとは限らず、良好な気密接合を行うためには、あくまでエネルギー密度Eと面圧Pとの関係が上記関係である必要がある。
また、ここでは、具体的なエネルギー密度Eの数値範囲として、各フランジ部3a、4aの板厚tが0.3mmの場合についてのみ示したが、1.0mmや1.5mmの場合には、上述したエネルギー密度Emin(P,t)やEmax(P,t)における板厚tに対して、t=1.0もしくはt=1.5を代入することで、KやLを求めれば、板厚tが0.3mmの場合と同様に、エネルギー密度の数値範囲を求めることが可能である。
(他の実施形態)
上記実施形態では、エネルギー密度Eが上記範囲を満たすように、例えば、板厚tが0.3mmの場合に関しては、エネルギー密度Eが、26.69e-0.3708P<Eの関係を満たすように、好ましくは、133.45e-0.3708P<E<240.9e-0.1445Pの関係を満たすようにして超音波接合を行っている。
しかしながら、気密接合を行うために必要とされる接合長さが超音波接合を行う対象物によって異なると考えられることから、図3〜図5に示したエネルギー密度Eと面圧Pとの関係から接合レートがどの程度の割合になるかを求め、必要となる接合レートを満たすように、エネルギー密度Eと面圧Pを設定すれば、その対象物に応じた気密接合を良好に行うことが可能となる。
また、上記実施形態では、第1の部材としてパイプ3、第2の部材としてパイプ接続部4を例に挙げて説明したが、これらは単なる一例であり、他の部材であっても構わない。もちろん、第1の部材および第2の部材がアルミニウム製である必要はなく、他の金属であっても良い。
本発明の第1実施形態における超音波接合装置の模式図である。 図1に示す超音波接合装置における接合部分の拡大断面図である。 板厚tが0.3mmの場合において、超音波振動を行った場合のパイプとパイプ接続部との接合面における面圧Pに対するエネルギー密度Eの関係を調べた結果を示す図である。 板厚tが1.0mmの場合において、超音波振動を行った場合のパイプとパイプ接続部との接合面における面圧Pに対するエネルギー密度Eの関係を調べた結果を示す図である。 板厚tが1.5mmの場合において、超音波振動を行った場合のパイプとパイプ接続部との接合面における面圧Pに対するエネルギー密度Eの関係を調べた結果を示す図である。 接合レートが70%以上になる場合と接合欠陥が発生する場合それぞれの場合の板厚tとの関係を示した相関図である。 接合レートが70%以上になる場合と接合欠陥が発生する場合それぞれの場合の板厚tとの関係を示した相関図である。
符号の説明
1…超音波振動装置、1a…電源、1b…アンプ、1c…振動子、1d…ホーン、
1e…アンビル、2…ヒータコア、3…パイプ、3a…フランジ部、
4…パイプ接続部、4a…フランジ部。

Claims (6)

  1. 金属製の第1の部材(3、3a)を金属製の第2の部材(4、4a)に対して加圧しながら超音波振動させることにより超音波接合が為される超音波接合物の製造方法であって、
    前記超音波接合時に、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合面における接合面積をS、該接合面で消費されるトータルのエネルギーをEtとした場合に、前記トータルのエネルギーEtを前記接合面積Sで割った値として定義されるエネルギー密度Eが、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合面での面圧をP、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合箇所での板厚をtとした場合に、これら面圧Pおよび板厚tに対して定義される前記エネルギー密度Eの関数E(P,t)が、
    Emin(P,t)=J×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-m
    ただし、J=0.2×1052.86、n=3.5、L=1064.33、m=2.5となる関係を満たすように前記超音波接合を行い、前記超音波接合物を製造することを特徴とする超音波接合物の製造方法。
  2. 前記エネルギー密度Eの関数E(P,t)が、
    Emin(P,t)=K×P-n<E(P,t)<Emax(P,t)=L×P-m
    ただし、K=1052.86となる関係を満たすように前記超音波接合を行い、前記超音波接合物を製造することを特徴とする請求項1に記載の超音波接合物の製造方法。
  3. 金属製の第1の部材(3、3a)を金属製の第2の部材(4、4a)に対して加圧しながら超音波振動させることにより超音波接合が為される超音波接合物の製造方法であって、
    前記超音波接合時に、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合面における接合面積をS、該接合面で消費されるトータルのエネルギーをEtとした場合に、前記トータルのエネルギーEtを前記接合面積Sで割った値として定義されるエネルギー密度Eが、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合箇所での板厚tが0.3mmである場合において、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合面での面圧をPとした場合に、この面圧Pに対して、
    26.69e-0.3708P<E<240.9e-0.1445P
    の関係を満たすように前記超音波接合を行い、前記超音波接合物を製造することを特徴とする超音波接合物の製造方法。
  4. 前記エネルギー密度Eが、前記第1の部材(3、3a)と前記第2の部材(4、4a)との接合面での面圧Pに対して、
    133.45e-0.3708P<E<240.9e-0.1445P
    の関係を満たすように前記超音波接合を行い、前記超音波接合物を製造することを特徴とする請求項3に記載の超音波接合物の製造方法。
  5. 前記第1の部材(3、3a)はパイプ(3)であり、前記第2の部材(4、4a)はパイプ接続部(4)であり、
    前記超音波接合時に、前記パイプ(3)におけるフランジ部(3a)と前記パイプ接続部(4)におけるフランジ部(4a)との前記超音波接合を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の超音波接合物の製造方法。
  6. 前記第1の部材(3、3a)および前記第2の部材(4、4a)として、アルミもしくはアルミ合金で構成されたものを用いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の超音波接合物の製造方法。
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