JP2006067194A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可視光で撮像した画像信号と赤外線により撮像した画像信号の双方が得られるようにした固体撮像装置を提供すること。
【解決手段】 感光部Pと蓄積部Qを備えた撮像画素Eに、可視光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F1と、赤外光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F2を個別に設け、転送信号G1を供給したときは、フィルタ部F1を備えた撮像画素Eだけから映像信号が読出され、転送信号G2を供給したときはフィルタ部F2を備えた撮像画素Eだけから映像信号が読出されるようにしたもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョンカメラ用の固体撮像装置に係り、特に可視光画像と赤外光画像の双方の画像が撮像できるようにした固体撮像装置に関するものである。
テレビジョンカメラ装置の撮像素子は、感光部と蓄積部からなる受光素子を撮像用の画素とし、それを画素数分だけ二次元配置し、感光部で光電変換された電荷を蓄積部で蓄積して映像信号を取り出すようにしたCCD(Charge Coupled Device)型とMOS(Metal Oxide Semiconductor)型の固体撮像装置が従来から主流になっている。
ここで、CCD型固体撮像装置の場合、図3に示すように、受光素子の感光部Pに入射した光信号Iを当該感光部Pで光電変換し、垂直映像期間中、電荷として蓄積部Qに蓄積し、この蓄積部Qの電荷を転送信号Gにより垂直ブランキング期間に一斉に垂直転送部VCに転送させるようになっている。
そして、詳しい説明は省略するが、垂直転送部VCに転送された電荷を、水平ブランキング期間に1ラインずつ水平転送部HCに転送させ、この水平転送部HCに転送された電荷を映像期間に読出して映像信号Vを得るのである(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、このような固体撮像装置の受光素子として使用されている感光部は、図4に示すように、可視光領域(約380〜770nm)に感度を有するのは当然として、それ以外に赤外光(800〜1500nm)の一部の領域も含む200nmから1000nmまでの波長領域に感度を有する。
このため、赤外光に対して高い反射率を持つ物体、例えば赤外光に対して約80%の反射率を持つ紙を被写体として撮像した場合、赤外光による情報が支配的になって、可視光の情報による撮像が充分に得られなくなってしまうという問題が生じる。
そこで、固体撮像装置の従来技術では、図5に示すように、波長が770nm以上の光の通過を阻止するフィルタ、いわゆるIR(Infrared)カットフィルタFを撮像装置Cの入射面側に配置し、380〜770nmの波長領域の可視光だけを通過させ、赤外光による情報を含まない映像が得られるようにしている。
ところで、近年、テレビジョン装置の用途が大きく拡がり、例えば各種の監視システムにも広く使用されるようになっているが、この場合、夜間の監視には赤外光による撮像が有効なことから、赤外線による撮影も可能にしたテレビジョンカメラ装置が使用される場合がある。
そして、この場合、上記した赤外光領域にも感度を有する固体撮像装置を用い、必要に応じてIRカットフィルタを撮像光学系に装着したり、取外したりして対応することができるようにしたテレビジョンカメラ装置が従来から知られている。
特開2002−94880号公報
上記従来技術は、可視光による撮像と赤外光による撮像の切換えにIRカットフィルタの装着と取外しを要する点に配慮がされておらず、可視光による撮像と赤外光による撮像が同時に得られないという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、可視光で撮像した画像信号と赤外線により撮像した画像信号の双方が得られるようにした固体撮像装置を提供することにある。
上記目的は、複数個の受光素子を行方向と列方向に配列して撮像面とした固体撮像装置において、前記複数個の受光素子がそれぞれ独立した光学フィルタを備え、前記光学フィルタが前記受光素子毎に少なくとも2種の異なった通過特性を備えているようにして達成される。
このとき前記少なくとも2種の異なった通過特性を備えた光学フィルタが、可視光撮像用フィルタと赤外光撮像用フィルタであり、これら可視光撮像用フィルタと赤外光撮像用フィルタが、前記撮像面の行方向では同じ種類が並んで配列され、列方向方では2種の一方と他方が2個づつ交互に配列されているようにしても、上記目的が達成される。
また、同じく前記少なくとも2種の異なった通過特性を備えた光学フィルタが、可視光撮像用フィルタと赤外光撮像用フィルタの2種であり、これら可視光撮像用フィルタと赤外光撮像用フィルタが、前記撮像面の行方向では同じ種類が並んで配列され、列方向方では2種が交互に配列されているようにしても上記目的が達成される。
更に、前記少なくとも2種の異なった通過特性を備えた光学フィルタが、赤色光撮像用フィルタと、緑色光撮像用フィルタ、青色光撮像用フィルタ、それに赤外光撮像用フィルタの4種であり、これら赤色光撮像用フィルタと緑色光撮像用フィルタ、青色光撮像用フィルタ、それに赤外光撮像用フィルタが、前記撮像面の行方向では4種づつ順次並んで配列され、列方向では同じ種類が並んで配列されているようにしても上記目的が達成される。
本発明によれば、可視光による撮像と赤外光による撮像が同一の固体撮像装置で同時に行うことができ、この結果、1台のテレビジョンカメラ装置で可視光領域で撮像した画像と赤外光領域で撮像した画像の2種の画像信号を得ることができる。
また、この結果、本発明によれば、同一の方向から同時に撮像した同じ被写体の画像を可視光と赤外光により独立してモニタすることができる。
以下、本発明による固体撮像装置について、実施の形態により詳細に説明すると、ここで、まず、図1は、本発明の第1の実施形態で、これは、垂直ライン数が525本(有効484本)で水平画素数は910個(有効720個)のCCD型固体撮像装置に本発明を適用し、これをNTSC(National Television System Committee)方式によりインタレース走査するようにした場合の一実施形態である。
この図1で、まず、Eは受光素子で、感光部Pと蓄積部Qを備えることにより撮像画素(撮像用の画素)を構成し、図示のように、行方向と列方向に二次元配列され、固体撮像装置の撮像面を形成している。
次に、F1、F2はフィルタ部で、各受光素子E毎に独立して設けられている。従って、各受光素子Eには感光部Pと蓄積部Qに加えて、更に、これらのフィルタ部F1とフィルタ部F2の何れか一方が設けられていることになり、このとき、これらフィルタ部F1、F2は、それぞれ感光部Pの受光面(光電変換面)に配置してある。
そして、これらフィルタのうち、まずフィルタ部F1は、図5に示す特性を持った赤外光阻止(IRカット)フィルタで、可視光撮像用光学フィルタとして働き、フィルタ部F2は、図6に示す特性を持った可視光阻止フィルタで構成され、赤外光撮像用光学フィルタとして働くものである。
ここで、上記したように、この実施形態では、垂直ライン数が525本(有効484本)で水平画素数は910個(有効720個)になっているので、撮像画素、つまり受光素子Eの数は348480(=484×720)個になっている。
そして、これら348480個の受光素子Eは、上記したように、行方向と列方向に二次元配列されており、従って、垂直方向には486個、水平方向には720個、それぞれ配列されていることになる。
そこで、ここでは受光素子を表わす符号Eに2桁の添字を付け、このとき、図の左上端部を最初の位置とし、前の桁の添字が垂直方向の順番を表わし、後の桁の添字が最初の位置から水平方向での順番を表わすようにしてある。
そうすると、この図1の場合、左下端部にある受光素子はEm1で右上端部にある受光素子はE1nとなり、右下端部にある受光素子はEmnとなって、全体としてm行n列の固体撮像装置を形成していることになる。
この結果、受光素子Eとフィルタ部F1、F2について見ると、図1に示されているように、可視光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F1と、赤外光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F2が、固体撮像装置の撮像面の行方向では同じ種類が並んで配列され、列方向方では2種の一方と他方が2個づつ交互に配列されていることになる。
そして、この実施形態でも、各受光素子Eの感光部Pに入射した光信号Iを当該感光部Pで光電変換し、垂直映像期間中、電荷として蓄積部Qに蓄積し、この蓄積部Qの電荷を垂直ブランキング期間に一斉に垂直転送部VCに転送させ、垂直転送部VCに転送された電荷を、水平ブランキング期間に1ラインずつ水平転送部HCに転送させ、この水平転送部HCに転送された電荷を映像期間に読出して映像信号VIを得るようになっている。
次に、このときの感光部Pと蓄積部Q、それに垂直転送部VCについて、更に詳しく説明すると、まず、感光部Pにおいて、P1は奇数垂直アドレスに配置されている感光部を表わし、感光部P2は偶数垂直アドレスに配置されている感光部を表わす。
次に、蓄積部Qにおいて、Q11は奇数フィールドの奇数垂直アドレスに配置されている蓄積部を表わし、Q12は偶数フィールドの奇数垂直アドレスに配置されている蓄積部を表わす。同じく、蓄積部Qにおいて、Q21は奇数フィールドの偶数垂直アドレスに配置されている蓄積部を表わし、Q22は偶数フィールドの偶数垂直アドレスに配置されている蓄積部を表わしている。
そして、垂直転送部VCにおいて、VC11は奇数フィールドの奇数垂直アドレスに配置され各水平アドレスの垂直走査を行う垂直転送部を表わし、VC12は偶数フィールドの奇数垂直アドレスに配置され各水平アドレスの垂直走査を行う垂直転送部を表わす。
同じく垂直転送部VCにおいて、VC21は奇数フィールドの偶数垂直アドレスに配置され各水平アドレスの垂直走査を行う垂直転送部を表わし、VC22は偶数フィールドの偶数垂直アドレスに配置され各水平アドレスの垂直走査を行う垂直転送部を表わす。
次に、G1、G2は転送信号で、このとき転送信号G1は、蓄積部Q11の電荷を垂直転送部VC11に転送すると共に蓄積部Q12の電荷を垂直転送部VC12に転送する働きをし、転送信号G2は、蓄積部Q21の電荷を垂直転送部VC21に転送すると共に、蓄積部Q22の電荷を垂直転送部VC22に転送する働きをする。
このとき水平転送部HCは、垂直転送部VCから転送された電荷を映像期間に読出して水平走査を行ない、これによりインタレース映像信号VIが出力されることになる。
次に、この実施形態の動作について説明すると、撮像動作時には、図示してない撮像光学系により、固体撮像装置の撮像面に被写体の像が結ばれる。そうすると、各受光素子Eのフィルタ部F1とフィルタ部F2に光信号Iが入射されるようになる。
そして、まず、フィルタ部F1に入射された光信号Iは、図5に示す透過率特性により赤外域がカットされた後、感光部P1で光から電荷に変換され、各画素の垂直映像期間の電荷として奇数垂直アドレスの蓄積部Q11、Q12に蓄積される。
また、フィルタ部F2に入射された光信号Iは、図6に示す透過率特性により可視域がカットされた後、感光部P2で光から電荷に変換され、各画素の垂直映像期間の電荷として偶数垂直アドレスの蓄積部Q21、Q22に蓄積される。
この結果、奇数垂直アドレスの蓄積部Q11、Q12には可視光による電荷だけが蓄積され、偶数垂直アドレスの蓄積部Q21、Q22には赤外光による電荷だけが蓄積されることになる。
このとき、転送信号G1は、奇数垂直アドレスに配置されている蓄積部Q11、Q12に供給され、蓄積部Q11の電荷を垂直転送部VC11に転送する電荷転送タイミングと、蓄積部Q12の電荷を垂直転送部VC12に転送する電荷転送タイミングの双方を制御する。
一方、転送信号G2は、偶数垂直アドレスに配置されている蓄積部Q21、Q22に供給され、同じく蓄積部Q21の電荷を垂直転送部VC21に転送する電荷転送タイミングと、蓄積部Q22の電荷を垂直転送部VC22に転送する電荷転送タイミングの双方を制御する。
この結果、奇数垂直アドレスには可視光により撮像された映像信号が読出され、偶数垂直アドレスには赤外光により撮像された映像信号が読出されるようになり、これらが水平転送部HCからインタレース映像信号VIとして出力されることになる。
そこで、いま、転送信号G1だけを供給したとすると、奇数垂直アドレスに読出された映像信号、つまり可視光により撮像された映像信号がインタレース映像信号VIとして出力され、反対に転送信号G2だけを供給したとすれば、偶数垂直アドレスに読出された映像信号、つまり赤外光により撮像された映像信号がインタレース映像信号VIとして出力されることになる。
このとき、垂直方向画素数の減少を補うため、奇数アドレスの垂直ラインから読出した信号の補間により偶数アドレスの垂直ラインの信号を生成するようにしてもよく、偶数アドレスの垂直ラインから読出した信号の補間により奇数アドレスの垂直ラインの信号を生成するようにしてもよい。
従って、この実施形態によれば、可視光により撮像された映像信号と赤外光により撮像された映像信号が、転送信号により任意に選択することができ、同一の固体撮像装置で可視光による撮像と赤外光による撮像を同時に行うことができる。
よって、この実施形態によれば、1台のテレビジョンカメラ装置から、可視光領域で撮像した画像と赤外光領域で撮像した画像の2種の画像信号が任意に切換えて得ることができ、この結果、同一の方向から同時に撮像した同じ被写体の画像を可視光と赤外光により独立してモニタすることができる。
ところで、以上に説明した実施形態では、インタレース走査方式の画像信号VIを得るようにした場合の一実施形態であるが、次に、ノンインタレース走査方式の画像信号を得るようにした場合の本発明の一実施形態について、図2により説明する。
ここで、この図2も、同じく同じく垂直ライン数525本(有効484本)、水平画素数数910本(有効720本)のCCD方式の電荷転送を応用した撮像装置に本発明を適用し、撮像画素となる複数個の受光素子Eを撮像面に備えているものである。
このとき撮像画素となる各々の受光素子Eの構成自体も、図1の実施形態と同じで、何れも感光部Pと蓄積部Qに加えてフィルタ部F1とフィルタ部F2の何れか一方を備えているが、しかし、この図2の実施形態では、このときの蓄積部Qの垂直アドレスが異なっている。すなわち、図2に示すように、各蓄積部Qのうち、蓄積部Q1は奇数垂直アドレスに配置され、蓄積部Q2は偶数垂直アドレスに配置されている。
従って、この実施形態の場合、フィルタ部Fと感光部Pについても、フィルタ部F1と感光部P1は奇数垂直アドレスに配置され、フィルタ部F2と感光部P2は偶数垂直アドレスに配置されていることになる。
この結果、受光素子Eとフィルタ部F1、F2について見ると、図2に示されているように、可視光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F1と、赤外光撮像用光学フィルタとして働くフィルタ部F2が、固体撮像装置の撮像面の行方向では同じ種類が並んで配列され、列方向方では2種が交互に配列されていることになる。
また、この結果、垂直転送部VC1は奇数垂直アドレスに配置された垂直転送部となり、垂直転送部VC2は偶数垂直アドレスに配置された垂直転送部となっていて、各々水平アドレスの垂直走査を行なうことになる。
そして、転送信号G1は蓄積部Q1の電荷を垂直転送部VC1に転送する信号で、転送信号G2は蓄積部Q2の電荷を垂直転送部VC2に転送する信号となり、これにより、水平転送部HCからノンインタレース映像信号VPが得らることになる。
次に、この図2の実施形態の動作について説明すると、垂直映像期間にフィルタ部F1に入射した光信号Iは、赤外光領域がカットされから感光部P1で電荷に変換され、奇数垂直アドレスの蓄積部Q1に蓄積され、同じくフィルタ部F2に入射した光信号Iは、可視光領域がカットされた後、感光部P2で電荷に変換され、偶数垂直アドレスの蓄積部Q2に蓄積される。
このとき、上記したように、転送信号G1は奇数垂直アドレスに配置されている蓄積部Q1に供給され、蓄積部Q1の電荷を垂直転送部VC1に転送する電荷転送タイミングを制御し、転送信号G2は偶数垂直アドレスに配置されている蓄積部Q2に供給され、蓄積部Q2の電荷を垂直転送部VC2に転送する電荷転送タイミングを制御する。
この結果、奇数垂直アドレスには可視光により撮像された映像信号が読出され、偶数垂直アドレスには赤外光により撮像された映像信号が読出されるようになり、これらが水平転送部HCからノンインタレース映像信号VPとして出力されることになる。
そこで、いま、転送信号G1だけを供給したとすると、奇数垂直アドレスに読出された映像信号、つまり可視光により撮像された映像信号がノンインタレース映像信号VPとして出力され、反対に転送信号G2だけを供給したとすれば、偶数垂直アドレスに読出された映像信号、つまり赤外光により撮像された映像信号がノンインタレース映像信号VPとして出力されることになる。
従って、この実施形態によっても、可視光により撮像された映像信号と赤外光により撮像された映像信号が、転送信号により任意に選択でき、この結果、同一の固体撮像装置で可視光による撮像と赤外光による撮像を同時に行うことができる。
また、この実施形態によれば、可視光領域で撮像した画像と赤外光領域で撮像した画像の2種の画像信号が1台のテレビジョンカメラ装置から任意に切換えて得ることができ、しかも同一の方向から同時に撮像した同じ被写体の画像を可視光と赤外光により独立してモニタすることができる。
なお、以上の実施形態では、本発明をCCD方式の固体撮像装置に適用した場合について説明したが、本発明は、以上に説明したように、奇数垂直ラインと偶数垂直ラインの垂直走査部の画素で波長感度特性が異なることを特徴とする。従って、本発明は、これらの実施形態に限定されることなく、X−Yアドレス方式で電荷を転送するMOS型方式の撮像装置などにも適用することができる。
また、走査方式に関して上記実施形態では、垂直ライン数525本(有効484本)、水平画素数数910本(有効720本)でインタレース走査するNTSC方式とノンインタレース走査の525P方式について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、HDTV(High Definition TeleVision)方式など垂直ライン数1125本(有効1035本)で、水平画素数数2200本(有効1920本)のインタレース走査方式の撮像装置にも適用可能なことはいうまでもない。
次に、本発明の更に別の実施形態について説明すると、これは、可視光による撮像にR(赤)G(緑)B(青)の三原色による撮像を適用したもので、図8に示すように、撮像素子S(固体撮像装置)の受光素子E11〜Emnとして、赤色の可視光に感度をもった撮像画素R(R11〜Rmn)と緑色の可視光に感度をもった撮像画素G(G11〜Gmn)、青色の可視光に感度をもった撮像画素B(B11〜Bmn)、それに赤外光に感度をもった撮像画素IR(IR11〜IRmn)を夫々配置させたものである。
ここで、受光素子E11〜Emnは何れも上記した感光部Pと蓄積部Qを備えたものであるが、このとき、まず、撮像画素Rは、赤色光撮像用フィルタを感光部Pに配置して赤色の可視光に感度をもつようにしたものである。
そして、以下、同様に、撮像画素Gは緑色光撮像用フィルタを感光部Pに配置して緑色の可視光に感度をもつようにしたもので、撮像画素Bは青色光撮像用フィルタを感光部Pに配置して青色の可視光に感度をもつようにしたものであり、撮像画素IRは赤外光撮像用フィルタを感光部Pに配置して赤外光に感度をもつようにしたものである。
従って、この撮像素子Sでは、赤色光撮像用フィルタと緑色光撮像用フィルタ、青色光撮像用フィルタ、それに赤外光撮像用フィルタが、撮像面の行方向では4種づつ順次並んで配列され、列方向では同じ種類が並んで配列されていることになる。
次に、図9は、この撮像素子Sを用いたテレビジョン撮像装置のブロック図で、図示のように、撮像素子Sは撮像素子駆動回路SDにより駆動され、映像信号を出力する。そして、この映像信号が映像信号処理回路VSで処理され、映像信号出力回路VOを介して外部に出力される。
このとき、CPUを備えた制御回路COにより、撮像素子駆動回路SDが制御され、これにより、カラー映像信号と赤外線映像信号の双方のうちの一方が撮像素子Sから選択して読出されるようになっている。
具体的に説明すると、カラー映像信号を読出すときは、撮像素子Sの撮像画素Rと撮像画素G、それに撮像画素Bから映像信号を取り出し、赤外線映像信号を読出すときは、撮像画素IRから映像信号を取り出すことになる。
従って、この図9の実施形態によれば、カラー撮像された映像信号と赤外光撮像された映像信号が任意に選択でき、この結果、同一の固体撮像装置で天然色による撮像と赤外光による撮像を同時に行うことができる。
ここで、この図9のテレビジョン撮像装置は、撮像対象の明るさに応じてカラー映像信号と赤外線映像信号が自動的に選択されるように構成してあり、昼間などで被写体の輝度が充分なときはカラー映像信号を読出し、夜間などで暗いときは赤外線映像信号を読出すようになっている。
このとき、撮像視野の明るさの判定は、カラー撮像された映像信号のレベルにより行なう。このため、制御回路COは、カラー撮像された映像信号のレベルを検出し、それを所定の閾値と比較し、閾値以上のときはカラーによる撮像を選択し、以下のときは赤外光による撮像に切換えるようになっている。
従って、この実施形態によれば、監視用に適用することにより、昼間など明るいときは被写体の識別が容易なカラー画像によるモニタが行え、夜間など暗いときには、白黒表示になるが赤外光による高感度のモニタが得られることになる。
ここで、夜間など暗いときは、例えば、図8の固体撮像装置を使用した場合は、受光素子E11の撮像画素R11、G11、B11、IR11から出力される映像信号を遅延器で時間合わせ後、加算する。同様に受光素子Emnまで加算処理する。これらの処理をすることにより、高感度の白黒画像を得ることができる。
本発明による固体撮像装置の第1の実施形態における撮像画素の配置図である。 本発明による固体撮像装置の第2の実施形態における撮像画素の配置図である。 従来技術による固体撮像装置の一例における撮像画素の配置図である。 固体撮像装置における撮像素子の分光感度特性図である。 赤外光阻止フィルタの透過率特性図である。 可視光阻止フィルタの透過率特性図である。 従来技術による撮像光学系の説明図である。 本発明による固体撮像装置の第3の実施形態における撮像画素の配置図である。 本発明による固体撮像装置を適用したテレビジョン撮像装置の一例を示すブロック構成図である。
符号の説明
I:光信号
F1:奇数垂直アドレスに配置されるフィルタ部
F2:偶数垂直アドレスに配置されるフィルタ部
P1:奇数垂直アドレスに配置される感光部
P2:偶数垂直アドレスに配置される感光部
Q11:奇数フィールドの奇数垂直アドレスに配置される蓄積部
Q12:偶数フィールドの奇数垂直アドレスに配置される蓄積部
Q21:奇数フィールドの偶数垂直アドレスに配置される蓄積部
Q22:偶数フィールドの偶数垂直アドレスに配置される蓄積部
Q1:奇数垂直アドレスに配置される蓄積部
Q2:偶数垂直アドレスに配置される蓄積部
VC11:奇数フィールドの奇数垂直アドレスに配置される垂直転送部
VC12:偶数フィールドの奇数垂直アドレスに配置される垂直転送部
VC21:奇数フィールドの偶数垂直アドレスに配置される垂直転送部
VC22:偶数フィールドの偶数垂直アドレスに配置される垂直転送部
VC1:奇数垂直アドレスに配置される垂直転送部
VC2:偶数垂直アドレスに配置される垂直転送部
HC:水平転送部
G1:転送信号
G2:転送信号
VI:インタレース映像信号
VP:ノンインタレース映像信号

Claims (1)

  1. 複数個の受光素子を行方向と列方向に配列して撮像面とした固体撮像装置において、
    前記複数個の受光素子がそれぞれ独立した光学フィルタを備え、
    前記光学フィルタが前記受光素子毎に少なくとも2種の異なった通過特性を備えていることを特徴とする固体撮像装置。
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