JP2006066250A - 光透過性タッチパネル - Google Patents

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Koji Tanabe
功二 田邉
Yosuke Chikahisa
陽介 近久
Akito Kawakado
明人 川角
Yasutaka Yamamoto
靖貴 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】各種電子機器の操作に用いられる光透過性タッチパネルに関し、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難いものを提供することを目的とするものである。
【解決手段】上基板1の下面に形成された上導電層2の下面及び下基板3の上面に形成された下導電層4の上面に光透過性のオイル10を塗布して光透過性タッチパネルを構成するものであり、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難い光透過性タッチパネルを提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の操作に用いられる光透過性タッチパネルに関するものである。
近年、LCD等の表示素子の前面に装着された光透過性タッチパネルを通して表示素子の表示の視認を行うと共に、その上面を指やペン等で押圧摺動して文字の入力が行える各種電子機器が増えている。
このような従来の光透過性タッチパネルについて、図2を用いて説明する。
図2は従来の光透過性タッチパネルの断面図であり、同図において、1は光透過性の屈折率が約1.6のポリエチレンテレフタレートフィルムの上基板、3は同じく光透過性の屈折率が約1.5のガラスの下基板で、上基板1の下面には屈折率が約2.0の酸化インジウム錫等の光透過性の上導電層2が、下基板3の上面には同じく下導電層4が各々形成されている。
そして、下導電層4上面には絶縁樹脂によって、複数のドットスペーサ(図示せず)が所定間隔で形成されると共に、上導電層2の両端には一対の上電極(図示せず)が、下導電層4の両端には、上電極とは直交方向の一対の下電極(図示せず)が各々形成されている。
また、6は額縁状のスペーサで、このスペーサ6の上下面に塗布された接着剤(図示せず)によって、上基板1と下基板3の外周が貼り合わされ、上導電層2と下導電層4が空気を介し所定の空隙をあけて対向するようにして、光透過性タッチパネルが構成されている。
そして、このように構成された光透過性タッチパネルは、LCD等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、一対の上電極と下電極が電子機器の制御回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、光透過性タッチパネル背面の表示素子の表示を視認しながら、上基板1上面を指やペン等で押圧すると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層2下面が対向する下導電層4上面に接触する。
そして、制御回路から上電極と下電極へ順次電圧が印加され、これらの電極間の電圧比によって、押圧された箇所を制御回路が検出する。
この後、指やペン等で押圧したまま文字の形をなぞるようにして摺動すると、移動した押圧箇所を同様にして制御回路が順次検出し、入力された文字を認識するように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭63−269425号公報
しかしながら、上記従来の光透過性タッチパネルにおいては、ペン等の先の細いもので押圧したり摺動したりする際、押圧された箇所の上導電層2下面と下導電層4上面に操作力が集中して、この上下導電層2、4間の摩擦力が大きくなるため、極端に大きな力で操作する場合には、上下導電層2、4に傷や破断が発生し易いという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難い光透過性タッチパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、上基板の下面に形成された上導電層の下面又は下基板の上面に形成された下導電層の上面の少なくとも一方に、光透過性のオイルを塗布して光透過性タッチパネルを構成したものであり、光透過性タッチパネルの上基板上面を押圧したり摺動したりする際、接触する上下導電層間がオイルにより滑り易くなっているため、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難い光透過性タッチパネルを得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、オイルをフッ素系樹脂オイルとしたものであり、フッ素系樹脂オイルは高温高湿での物性変化が小さく化学的に安定しているため、高温高湿の環境下でも安定した滑り易さを確保することができるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、フッ素系樹脂オイルの屈折率を1.4以下としたものであり、例えば、上導電層の下面にこのフッ素系樹脂オイルを塗布することによって、このフッ素系樹脂オイルの上下面で発生する太陽光や灯火等の外部光の反射を、このフッ素系樹脂オイルを塗布しない場合の上導電層と空気との界面での反射より小さくできるため、表示素子の表示の視認を良好に行うことができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難い光透過性タッチパネルを提供することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1を用いて説明する。
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による光透過性タッチパネルの断面図であり、同図において、1は光透過性の屈折率が約1.6のポリエチレンテレフタレートフィルム等の上基板、3は同じく光透過性の屈折率が約1.5のガラス等の下基板で、上基板1の下面には屈折率が約2.0の酸化インジウム錫等の光透過性の上導電層2が、下基板3の上面には同じく下導電層4が各々形成されている。
そして、下導電層4上面には絶縁樹脂によって、複数のドットスペーサ(図示せず)が所定間隔で形成されると共に、上導電層2の両端には一対の上電極(図示せず)が、下導電層4の両端には、上電極とは直交方向の一対の下電極(図示せず)が各々形成されている。
また、この上導電層2の下面及び下導電層4の上面には、鉱物油や合成炭化水素系樹脂オイル、エステル系樹脂オイル、フェニルエーテル系樹脂オイル、ポリグリコール系樹脂オイル、シリコーン系樹脂オイル、フッ素系樹脂オイル等の光透過性のオイル10が塗布されている。
そして、6は不織布やポリエステルフィルム等の額縁状のスペーサで、このスペーサ6の上下面に塗布された接着剤(図示せず)によって、上基板1と下基板3の外周が貼り合わされ、上導電層2下面のオイル10と下導電層4上面のオイル10が空気を介し所定の空隙をあけて対向するようにして、光透過性タッチパネルが構成されている。
また、このように構成された光透過性タッチパネルは、LCD等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、一対の上電極と下電極が電子機器の制御回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、光透過性タッチパネル背面の表示素子の表示を視認しながら、上基板1上面を指やペン等で押圧すると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層2下側のオイル10下面が対向する下導電層4上側のオイル10上面に接触し、押圧された箇所のオイル10がこの押圧力によって周りに押し出され、押圧された箇所の上導電層2下面が対向する下導電層4上面に接触する。
そして、制御回路から上電極と下電極へ順次電圧が印加され、これらの電極間の電圧比によって、押圧された箇所を制御回路が検出する。
この後、指やペン等で押圧したまま文字の形をなぞるようにして摺動すると、移動した押圧箇所を同様にして制御回路が順次検出し、入力された文字を認識するように構成されている。
なお、この時、接触する上下導電層2、4間がオイル10により滑り易くなっているため、この上下導電層2、4間の摩擦力が小さく、上下導電層2、4に傷や破断が発生し難くなっている。
このように本実施の形態によれば、上基板1の下面に形成された上導電層2の下面及び下基板3の上面に形成された下導電層4の上面に光透過性のオイル10を塗布して光透過性タッチパネルを構成することによって、光透過性タッチパネルの上基板1上面に押圧したり摺動したりする際、接触する上下導電層2、4間がオイル10により滑り易くなっているため、上下導電層2、4間の摩擦力が小さく、上下導電層2、4に傷や破断が発生し難い光透過性タッチパネルを得ることができるものである。
また、以上の説明では、オイル10として鉱物油や合成炭化水素系樹脂オイル等の種々のオイルを用いるものとしたが、その中でもオイル10としてフッ素系樹脂オイルを用いることによって、フッ素系樹脂オイルは高温高湿での物性変化が小さく化学的に安定しているため、例えば車載用途等で85℃85%RH等の高温高湿雰囲気下での信頼性が求められる環境下でも、安定した滑り易さを確保することができる。
そして、フッ素系樹脂オイルの屈折率を1.4以下とすることによって、例えば、上導電層2の下面にこのフッ素系樹脂オイルを塗布することによって、このフッ素系樹脂オイルと上導電層2及び空気の屈折率の差を、このフッ素系樹脂オイルを塗布しない場合の上導電層2と空気の屈折率の差より小さくでき、このフッ素系樹脂オイルの上下面で発生する太陽光や灯火等の外部光の反射を、このフッ素系樹脂オイルを塗布しない場合の上導電層2と空気との界面での反射より小さくできるため、表示素子の表示の視認を良好に行うことができる。
なお、以上の説明では、オイル10を上下導電層2、4の上下面に塗布するものとしたが、これに代えて、ダイキン製のS−65等のフッ素系樹脂オイルを3M製のフロリナートFC−84等の有機溶剤に希釈したものを同様にして上下導電層2、4の上下面に塗布した後、この有機溶剤を加熱により蒸発させることによって、このフッ素系樹脂オイルを薄く形成することができる。
そして、この時のフッ素系樹脂オイルの含有量は、0.0005%未満ではフッ素系樹脂オイルが少なすぎて本発明の効果が低減されるため、また、2%超ではフッ素系樹脂オイルが厚くなりすぎて、押圧時に押圧箇所の上下導電層2、4の上下面周辺がフッ素系樹脂オイルで濡れてリング状の模様が発生するため、0.0005〜2%が好ましい。
また、この時のフッ素系樹脂オイルの平均分子量は、1500未満では高温度状態で長時間放置した場合にフッ素系樹脂オイルが揮発して本発明の効果が低減されるため、また、25000超ではフッ素系樹脂オイルが固体や固体に近い状態になり、電気的接触性が不安定になるため、1500〜25000が好ましい。
そして、以上の説明では、オイル10を上導電層2の下面及び下導電層4の上面の両面に形成するものとして説明したが、これに代えて、オイル10を上導電層2の下面及び下導電層4の上面の何れか一方に形成するものとしても、本発明の実施は可能である。
また、上基板1を屈折率が約1.6のポリエチレンテレフタレートフィルムとしたが、これに代えて、屈折率が同じく約1.6のポリカーボネートフィルム等としても良い。
そして、下基板3を屈折率が約1.5のガラスとしたが、これに代えて、屈折率が同じく約1.5のアクリル樹脂や屈折率が約1.6のポリカーボネート樹脂等としても良い。
本発明による光透過性タッチパネルは、上下導電層間の摩擦力が小さく、上下導電層に傷や破断が発生し難いものを提供することができるという有利な効果を有し、各種電子機器の操作に用いられる光透過性タッチパネル等に有用である。
本発明の一実施の形態による光透過性タッチパネルの断面図 従来の光透過性タッチパネルの断面図
符号の説明
1 上基板
2 上導電層
3 下基板
4 下導電層
6 スペーサ
10 オイル

Claims (3)

  1. 下面に上導電層が形成された上基板と、上面に上記上導電層と所定の間隙を空けて対向する下導電層が形成された下基板からなり、上記上導電層の下面又は下導電層の上面の少なくとも一方に光透過性のオイルを塗布した光透過性タッチパネル。
  2. オイルをフッ素系樹脂オイルとした請求項1記載の光透過性タッチパネル。
  3. フッ素系樹脂オイルの屈折率を1.4以下とした請求項2記載の光透過性タッチパネル。
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