JP2006065517A - 実空間情報付加装置、方法及びプログラム - Google Patents

実空間情報付加装置、方法及びプログラム Download PDF

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博昭 河田
Yoshito Nanjo
義人 南條
Tamotsu Machino
保 町野
Tadashi Mori
忠 毛利
Yoshimasa Yanagihara
義正 柳原
Joji Nakayama
丈二 中山
Hitomi Sato
仁美 佐藤
Takayoshi Mochizuki
崇由 望月
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Abstract

【課題】情報を付加したい物体が存在する場所に行かなくても情報を付加する。
【解決手段】登録手段103がユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と付加される情報の保管場所と情報の実空間上の提示位置とをデータベースに登録する。判定手段102がデータベースを参照して情報が付加された実空間位置が取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定する。出力手段108が取得範囲内にあると判定された場合にデータベースを参照して画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力する。変換手段104が取得範囲内にあると判定された場合に実空間上の座標系位置を画面上の座標系位置に変換する。変換手段104が情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系位置を実空間上の座標系位置に変換する。変換手段104が画面上で指定された情報位置を実空間上の座標系での位置に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、実空間に存在する物体に情報を付加する実空間情報付加装置、方法及びプログラムに関する。
現在、商品にバーコードタグを添付しておき、商品購入時にバーコードリーダによってバーコードに関連付けられた価格情報を読み出して精算することは日常的に行われている。この手法では、商品価格を変更する場合でも、バーコードタグを貼り替える必要は無く、バーコードに関連付けられた情報のみを変更するだけでよいというメリットがある。
物体に情報を付加する別の方法として、データベース上に蓄積された情報に関連付けられたマーカーを物体に付加する方法がある。例えば、書籍に印刷されたマーカーをカメラで読み取り、マーカーに対応付けられた電子出版物の閲覧ページの映像情報をヘッドマウントディスプレイ上に表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。マーカーに関連付けられる情報は、その情報を提示する機器が扱えるメディア、すなわちテキスト、画像・動画、音などである。
特開2003−150599公報
しかし、上記の技術では、情報を付与したい対象物にバーコードタグやマーカーを直接付加する必要がある。したがって、バーコードタグやマーカーを付加するために、情報を付与したい対象物が存在する場所に行かなくてはならない。
本発明は、上述した従来の技術における問題点に鑑み、情報を付加したい物体が存在する場所に行かなくても情報を付加することができる実空間情報付加装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の実空間情報付加装置によれば、取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を、データベースを参照して付加する実空間情報付加装置において、少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録する登録手段と、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力する第1出力手段と、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換する第1変換手段と、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換する第2変換手段と、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換する第3変換手段を具備することを特徴とする。
また、本発明の実空間情報付加装置によれば、取得現場の環境状況を検出するセンサを備えた場所で取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加装置において、少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録する登録手段と、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力する第1出力手段と、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換する第1変換手段と、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換する第2変換手段と、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換する第3変換手段と、前記センサの検出値に応じて、前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力する第2出力手段を具備することを特徴とする。
本発明の実空間情報付加方法によれば、取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換することを特徴とする。
また、本発明の実空間情報付加方法によれば、取得現場の環境状況を検出するセンサを備えた場所で取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換し、前記センサの検出値に応じて、前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力することを特徴とする。
本発明のプログラムによれば、取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、コンピュータに、
少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換することを実行させる。
また、本発明のプログラムによれば、取得現場の環境状況を検出するセンサを備えた場所で取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、コンピュータに、
少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換し、前記センサの検出値に応じて、前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力することを実行させる。
本発明の実空間情報付加装置、方法及びプログラムによれば、情報を付加したい物体が存在する場所に行かなくても情報を付加できるという効果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態にかかる実空間情報付加装置、方法及びプログラムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の実空間情報付加システムは、図1に示すように、実空間情報付加装置100、データベース120、及び画像取得装置150を備えている。画像取得装置150で取得した画像を基にして、実空間情報付加装置100がこの画像を表示画面上で情報を付加し、実空間情報付加装置100において、この情報を閲覧する。なお、実空間情報付加装置100と画像取得装置150は、一般的に遠隔に配置される。例えば、画像取得装置150は作業員が作業をしている現場側に配置され、実空間情報付加装置100が現場を遠隔地から支援する支援者(以後、サポート員と称する)がいるサポート側に配置される。すなわち、このサポート員は実空間情報付加装置100のユーザである。しかし、これに限定されず、画像取得装置150のそばに実空間情報付加装置100を配置していても構わない。
実空間情報付加装置100は、入力部101、入力データ処理部102、データベースアクセス部103、座標変換部104、表示部105、画像受信部106、制御指令値送信部107、情報表示処理部108、スピーカー109を備え、画像取得装置150は、カメラコントローラ151、カメラ155、画像送信部156を備えている。カメラコントローラ151は、制御指令値受信部152、カメラ位置姿勢制御部153、現在値取得部154を備えている。
入力部101は、実空間情報付加装置100のサポート員が、操作量を入力するためのものである。入力部101は、例えば、ジョイスティック、マウス、キーボード、マイクを備えている。サポート員は、入力部101を使用して、情報を付加したい物体が撮影されるように、カメラ155の位置姿勢を制御することができる。サポート員は、例えば、ジョイスティックからの操作量又はキーボード入力からの操作量をカメラ位置姿勢の制御量に利用する。また、サポート員は、入力部101のマイクを使用して音声等を入力する。
また、サポート員は、表示部105上で入力部101のマウスをクリックすることにより、情報を付加する位置を指定する。
カメラ155は、現場での画像、映像を取得する。画像送信部156は、カメラ155が取得した画像を実空間情報付加装置100に送信する。画像受信部106は、画像取得装置150から送信されたカメラ155が取得した画像を受信する。
表示部105は、カメラ位置姿勢制御部153として1自由度の回転ステージを用いた場合、カメラ155はカメラ位置姿勢制御部153を制御して撮影される範囲を確認するためのものである。例えば、表示部105は、サポート側で、回転ステージの軸を中心としてカメラ155の回転したときに撮影される範囲を確認するためのものである。また、表示部105は、情報を付加する位置を指定するために現場側のカメラ155で撮影された画像が表示される位置指定ウィンドウ502と、情報が付加された仮想オブジェクトの仮想オブジェクトリスト503を表示する。ここで、仮想オブジェクトは情報を付加した画面上の位置に情報が付加されたことを可視化するために表示する図形のことである。位置指定ウィンドウ502は後に図5を参照して説明する。
入力データ処理部102は、入力部101から受け取った操作量を、カメラ155の位置姿勢の制御量に変換し、制御指令値送信部107に出力する。また、入力データ処理部102は、入力部101のマウスのクリックが表示部105の表示画面内の所定のウィンドウ(図5に示す位置指定ウィンドウ502)内でのものであるか否かを判定し、このウィンドウ内のものである場合にはこのウィンドウ上の座標値を座標変換部104に送信すると共に、付加する情報として仮想オブジェクト名を入力することを促すメッセージを表示部105に表示させる。
また、入力データ処理部102は、サポート員が入力部101により仮想オブジェクト名を入力すると、付加するコンテンツが保存されている場所を示す指標であるデータパスを入力することを促すメッセージを表示部105に表示させる。ここで、コンテンツは、テキストデータ、音声データ、画像データ、映像データなどのコンピュータで提示可能なデータ、及びコンピュータで実行可能な実行形式のファイルである。さらに、入力データ処理部102は、サポート員が入力部101によりコンテンツのデータパスを入力すると、入力されたコンテンツが画像や映像、テキストのように表示部105で提示できるものであれば、コンテンツを提示する位置を指定することを促すメッセージを表示部105に表示させる。
また、入力データ処理部102は、サポート員が入力部101により位置指定画面上でマウスをクリックすることによりコンテンツを提示する位置を指定すると、この位置を、情報を付加する位置を指定されたときと同様に座標変換部104に送信する。さらに、入力データ処理部102は、入力された仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、及び座標変換部104で変換されて得られた、仮想オブジェクトのグローバル座標値とコンテンツを提示するグローバル座標値をデータベースアクセス部103に送信する。ここで、位置指定ウィンドウ502上での座標系をローカル座標系と呼び、現場カメラ155が撮影できる空間上の座標系をグローバル座標系と呼ぶ。また、サポート員が仮想オブジェクト上をダブルクリックすると、入力データ処理部102は、仮想オブジェクトがダブルクリックされたと判定し、仮想オブジェクト名を基にして、データベースアクセス部103を介してデータベース120から仮想オブジェクトに関連付けられているコンテンツヘのデータパスを取得する。さらに、入力データ処理部102は取得したコンテンツのデータパスをもとにコンテンツデータを取得し、表示部105に表示する。なお、コンテンツが画像、テキストの場合、入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介してデータベース120からコンテンツを提示するグローバル位置を取得し、座標変換部104でローカル座標系に変換してから表示部105のその位置に表示する。また、コンテンツが音声の場合は情報表示処理部108で音声を再生しスピーカー109から音声を出力する。
入力データ処理部102は、仮想オブジェクトの消去を「YES」、「NO」の選択肢で確認する仮想オブジェクト消去確認ダイアログを表示する。サポート員が「YES」を選択すると、入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介して対象となる仮想オブジェクトをデータベース120から削除する。入力データ処理部102は、サポート員が「NO」を選択した場合、仮想オブジェクト消去確認ダイアログと、選択ダイアログを非表示にする。
制御指令値送信部107は、入力データ処理部102からカメラ155の位置姿勢の制御量を受け取り、制御指令値受信部152に出力する。制御指令値受信部152は、制御指令値送信部107からこの制御量を受け取り、カメラ位置姿勢制御部153に出力する。カメラ位置姿勢制御部153は、受信した制御量に応じてカメラ155の位置・姿勢を制御する。カメラ位置姿勢制御部153として1自由度の回転ステージを用いた場合、カメラ155は回転ステージの軸を中心として回転する。
座標変換部104は、ローカル座標系での座標値をグローバル座標系での座標値に変換し入力データ処理部に送信する。座標変換部104は、グローバル座標系とローカル座標系との座標変換を行う。なお、座標変換部での詳細な処理については後に図12、図13及び図14を参照して説明する。
データベースアクセス部103は、仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、仮想オブジェクトのグローバル座標値、コンテンツを提示するグローバル座標値を1セットとしてデータベース120に登録する。また、データベースアクセス部103は、コンテンツが音声の場合はコンテンツを提示するグローバル座標値を登録しない。なお、このとき、仮想オブジェクトを表示するための図形の形状と範囲を同時に登録することとする。データベース120の内容は後に図18を参照して説明する。
情報表示処理部108は、定期的に現場側の現在値取得部154に問い合わせてカメラ155の現在位置姿勢を取得し保持する。また、情報表示処理部108は、取得したカメラ155の現在位置姿勢から表示部105で現在表示されている実空間の範囲をグローバル座標系で算出する。さらに、情報表示処理部108は、データベースアクセス部103を介して、データベース120から現在登録されている仮想オブジェクトのグローバル座標値を取得し、これらが現在表示されている実空間の範囲内にあるかどうかを判定する。情報表示処理部108は、登録されている仮想オブジェクトの位置が現在表示されている範囲内に存在した場合、グローバル座標値を座標変換部104に出力する。さらに、情報表示処理部108は、表示部105に図形(仮想オブジェクト)を表示させると共に、仮想オブジェクトリスト503に表示されている文字を強調表示にする。なお、情報表示処理部108は、仮想オブジェクトを表示する際、その仮想オブジェクト名と仮想オブジェクトを表示している指定画面上の表示位置を一時的に保持する。
現在値取得部154は、情報表示処理部108からの問い合わせに応じて、カメラ位置姿勢制御部153から現在のカメラ位置姿勢を取得し、情報表示処理部108に送信する。
スピーカー109は、コンテンツが音声の場合に、情報表示処理部108から再生情報を受け取って音声を出力する。
なお、ネットワークを利用するためのデータ送受信部については図中において省略している。
次に、本実施形態の実空間情報付加装置100の動作を図2を参照して説明する。
入力データ処理部102又は情報表示処理部108が終了イベントがあるかどうか監視する(ステップS201)。終了イベントがある場合は実空間情報付加装置100の動作を終了し、終了イベントがない場合はステップS202に進む。ステップS202では、情報表示処理部108が仮想オブジェクトを可視化する。すなわち、情報表示処理部108が、データベース120の内容を基にして、座標変換部104を利用してローカル座標を求め、仮想オブジェクトを表示部105に表示する。ステップS202は後に図8を参照して詳細に説明する。
入力データ処理部102が、入力部101から入力があるか否かを判定する(ステップS203)。入力がある場合はステップS204に進み、一方、入力がない場合はステップS201に戻る。入力データ処理部102が、入力部101でジョイスティック等から操作量が入力されたか否かを判定する(ステップS204)。操作量の入力がある場合はステップS205に進み、一方、入力がない場合はステップS206に進む。
ステップS205では、ステップS204で入力された操作量に基づいて、カメラ155の位置姿勢を制御する。ステップS205の詳細は後に図3を参照して説明する。ステップS205の処理が終了するとステップS201に戻る。ステップS206では、入力データ処理部102が、位置指定ウィンドウ502上で、マウスによるクリックイベントを検出したか否かを判定する。クリックイベントを検出したと判定された場合はステップS207に進み、一方、検出しないと判定された場合はステップS208に進む。
ステップS207では、ステップS206でクリックされたマウスの位置に基づいて、データベース120に情報(コンテンツ)を付加する。ステップS207の詳細は後に図4を参照して説明する。ステップS207の処理が終了するとステップS201に戻る。ステップS208では、入力データ処理部102が位置指定ウィンドウ502上でダブルクリックイベントを検出したか否かを判定する。ダブルクリックイベントを検出したと判定された場合はステップS209に進み、一方、検出しないと判定された場合はステップS210に進む。
ステップS209では、入力データ処理部102が、コンテンツデータをサポート員に提示する。すなわち、コンテンツが音声の場合はスピーカー109から出力し、コンテンツが画像の場合は表示部105に表示する。ステップS209の詳細は後に図10を参照して説明する。ステップS209の処理が終了するとステップS201に戻る。ステップS210では、入力データ処理部102が、表示部105に表示されている仮想オブジェクト上でのマウスによる右クリックイベントを検出したか否かを判定する。検出したと判定された場合はステップS211に進み、一方、検出しないと判定された場合はステップS201に戻る。
ステップS211では、入力データ処理部102がサポート員に操作選択ダイアログを提示し、コンテンツを変更したり、仮想オブジェクトを消去したりする処理を行う。ステップS211の詳細は後に図15を参照して説明する。ステップS211の処理が終了するとステップS201に戻る。
次に、図2のステップS205の処理を図3を参照して説明する。
現場側のカメラ155で撮影される映像が、画像送信部156、サポート側の画像受信部106を介して表示部105に送信され、サポート員に提示される。サポート員は、この画像を観察し、入力部101のジョイスティック等により操作する。その後、入力データ処理部102が入力部101からこの操作での操作量を取得し、この操作量をカメラ155の位置姿勢の制御量に変換し、制御指令値送信部107に出力する(ステップS301)。
制御指令値送信部107が、この制御量を画像取得装置150に送信し、制御指令値受信部152がこの制御量を受信する(ステップS302)。制御指令値受信部152は、受信した制御量をカメラ位置姿勢制御部153に送信する(ステップS303)。カメラ位置姿勢制御部153は、受信した制御量に応じてカメラ155の位置及び姿勢を制御する(ステップS304)。
カメラ位置姿勢制御部153が、例えば、1自由度の回転ステージを用いてカメラ155を制御する場合、カメラ155はこの回転ステージの軸を中心として回転する。そして、カメラ155が取得した映像及び画像は、画像送信部156及び画像受信部106を介して表示部105に表示される。サポート員は、回転ステージの軸を中心としてカメラ155が回転したときに撮影される範囲を表示部105で確認することが可能となる。サポート員は、図3に示したフローチャートのように、情報を付加したい物体が撮影されるように、カメラ155の位置姿勢を制御することができる。なお、ここではジョイスティックからの操作量をカメラ位置姿勢の制御量に利用したが、キーボード入力からの操作量をカメラ位置姿勢の制御量に利用しても良い。
次に、図2のステップS207の処理を図4、図5及び図6を参照して説明する。図5は、表示部105の表示例である。表示部105はカメラ155で撮影された画像が表示される位置指定ウィンドウ502と、情報が付加された仮想オブジェクトリスト503をサポート員に提示する。図6は、情報を付加する場合のGUIの遷移を示す図である。
サポート員は、図5の位置指定ウィンドウ502上でマウスをクリックすることにより情報を付加する位置、すなわち仮想オブジェクトの位置を指定する。サポート員は、例えば、図6の(A)に示したようなクリック位置でクリックする。入力データ処理部102は、マウスのクリックが位置指定ウィンドウ502内のクリックであれば、位置指定ウィンドウ502上の座標値を座標変換部104に送信する(ステップS401)。
座標変換部104は、位置指定ウィンドウ502上での座標系であるローカル座標系と、現場カメラ155が撮影できる空間上の座標系であるグローバル座標系との座標変換を行う(ステップS402)。すなわち、座標変換部104は受信したローカル座標系での座標値をグローバル座標系での座標値に変換する(ステップS402)。座標変換部104は、この変換された座標値を入力データ処理部102に送信する(ステップS403)。
入力データ処理部102は、付加する情報として仮想オブジェクト名を入力することを促すメッセージを表示部105に表示する(ステップS404)。入力データ処理部102は、例えば、図6の(B)に示すように、「仮想オブジェクト名を入力してください」と位置指定ウィンドウ502に表示する。サポート員が仮想オブジェクト名を入力する(ステップS405)と、入力データ処理部102はコンテンツを選択する処理を実行する(ステップS406)。このステップS406は後に、図7を参照して詳細に説明する。
次に、図4のステップS406を図6及び図7を参照して説明する。
入力データ処理部102は、付加するコンテンツが保存されているデータパスを入力することを促すメッセージを表示部105に表示する(ステップS701)。入力データ処理部102は、例えば、図6の(C)に示したように、表示部105上に「コンテンツを入力してください」を表示する。
サポート員は、付加する情報(コンテンツ)へのデータパスを入力する(ステップS702)。サポート員は、例えば、図6の(C)に示したように、「C:\contents\test.txt」と入力する。なお、図6の(C)では、データヘのパスを入力する例を示したが、既存のコンテンツ用ファイルの一覧を表示し、サポート員に選択させるようにしてもよい。また、テキスト入力ダイアログを表示してサポート員に直接テキストデータを入力させ、そのデータをファイル化してもよい。この場合は、作成したファイルのデータパスをコンテンツのデータパスとする。また、音声入力ダイアログを表示すると共に、それ以降一定時間の音声入力を音声データとしてファイル化してもよい。入力部101のマイクにより音声を取得する。この場合も作成したファイルのデータパスをコンテンツのデータパスとする。
入力データ処理部102が、サポート員が入力したコンテンツが画像や映像、テキストのようにディスプレイに提示することができるものであるか否かを判定する(ステップS703)。提示することができるものである場合にはステップS704に進み、一方、できない場合にはステップS709に進む。
ステップS704では、入力データ処理部102はコンテンツを提示する位置(コンテンツ提示位置)を指定することを促すメッセージを表示部105に表示する。入力データ処理部102は、例えば、図6の(D)のように「コンテンツを表示する位置を指定してください」と表示部105に表示させる。なお、コンテンツを表示する位置を仮想オブジェクトからの相対位置、あるいは画面上の絶対位置で予め登録しておき、コンテンツの提示位置を指定する手順を省略することによりサポート員の入力項目を減らしてもよい。
一方、ステップS709では、入力データ処理部102は、入力された仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、及びステップS402で取得された、仮想オブジェクトのグローバル座標値をデータベースアクセス部103に送信する。
サポート員が、位置指定ウィンドウ502上でマウスをクリックすることによりコンテンツを提示する位置を指定する(ステップS705)。サポート員は、例えば、図6の(D)のクリック位置に示したような位置をクリックする。その後、ステップS710に進む。
入力データ処理部102は情報を付加する位置が指定されたときと同様に、指定された位置をローカル座標系で示した値を座標変換部104に送信する(ステップS706)。座標変換部104は、ローカル座標系での座標値をグローバル座標系での座標値に変換し入力データ処理部102に送信する(ステップS706)。入力データ処理部102は、入力された仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、及び座標変換部104で変換された仮想オブジェクトのグローバル座標値とコンテンツを提示するグローバル座標値をデータベースアクセス部103に送信する(ステップS708)。データベースアクセス部103は、仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、仮想オブジェクトのグローバル座標値、コンテンツを提示するグローバル座標値を1セットとしてデータベース120に登録する(ステップS710)。なお、この時、仮想オブジェクトを表示するための図形の形状と範囲を同時に登録することとする。本実施形態では、後に図9の仮想オブジェクト901として示すように、図形の形状を「楕円」とし、範囲はマウスで入力された位置指定ウィンドウ502上のある点を中心として、長軸の長さをa、短軸の長さをbとする。
次に、図2のステップS202を図8及び図9を参照して説明する。ステップS202は、情報が付加されていることを可視化する処理、つまり仮想オブジェクトを表示する処理である。図9は、上述したように、登録した仮想オブジェクト「直方体A」902を表示した例を示す図である。図9において直方体A902は、位置指定ウィンドウ502の左側に示した図形である。
情報を付加した位置に楕円図形(仮想オブジェクト901)を表示する際、仮想オブジェクトリスト503内で「直方体A」を強調表示する。なお、仮想オブジェクトリスト503内の他の仮想オブジェクトに対応する楕円図形が位置指定ウィンドウ502内に表示されていないのは、それらの仮想オブジェクトが位置指定ウィンドウ502内に存在しないからである。すなわち、これらの仮想オブジェクトに関連する実物体がカメラ155の視野外にあるからである。
現在値取得部154は、情報表示処理部108からの問い合わせがあると、カメラ位置姿勢制御部153から現在のカメラ位置姿勢を取得し、情報表示処理部108に送信する(ステップS801)。情報表示処理部108は、取得したカメラ155の現在位置姿勢から表示部105に現在表示されている実空間の範囲をグローバル座標系で算出する(ステップS802)。さらに、情報表示処理部108は、データベースアクセス部103を介して、現在登録されている仮想オブジェクトのグローバル座標値を取得する(ステップS803)。情報表示処理部108は、これらのグローバル座標値が現在表示されている実空間の範囲内にあるかどうかを判定する(ステップS804)。登録されている仮想オブジェクトの位置が現在表示されている範囲内に存在していると判定された場合はステップS805に進み、一方、存在していないと判定された場合はステップS808に進む。
ステップS805では、情報表示処理部108は登録されている仮想オブジェクトのグローバル座標値を座標変換部104に送信する。座標変換部104は、このグローバル座標系での座標値をローカル座標系での座標値に変換し、このローカル座標系での座標値を情報表示処理部108に送信する(ステップS806)。さらに、情報表示処理部108はこのローカル座標系での座標値に基づいて表示部105に図形を表示する(ステップS807)。情報表示処理部108は、仮想オブジェクトリスト503に表示されている文字のうち、図形を表示した仮想オブジェクトの名前を強調表示する(ステップS808)。なお、情報表示処理部108は、仮想オブジェクトを表示する際、その仮想オブジェクト名と仮想オブジェクトを表示している指定画面上の表示位置を一時的に保持する。
次に、図2のステップS209を図10及び図11を参照して説明する。このステップS209は、コンテンツを閲覧する場合である。図11は、付加されたコンテンツを提示した例を示す図である。
サポート員が仮想オブジェクト901上をダブルクリックすると、入力データ処理部102は、仮想オブジェクトがダブルクリックされたと判定し、仮想オブジェクト名をデータベースアクセス部103へ送信する(ステップS1001)。サポート員は例えば、図11の仮想オブジェクト901上をダブルクリックする。データベースアクセス部103は、この仮想オブジェクトに関連付けられているコンテンツヘのデータパスを取得する(ステップS1002)。データベースアクセス部103はこのデータパスを入力データ処理部102に送信する(ステップS1003)。さらに、入力データ処理部102は取得したコンテンツのデータパスをもとにコンテンツデータを取得する(ステップS1004)。
入力データ処理部102が、このコンテンツデータに音声等の音源データが含まれているか否か判定する(ステップS1005)。音源データが含まれている場合にはステップS1009に進み、一方、含まれていない場合にはステップS1006に進む。
ステップS1006では、入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介してデータベース120から、コンテンツを提示するためのグローバル座標値を取得する。座標変換部104が、このグローバル座標値をグローバル座標系からローカル座標系に変換する(ステップS1007)。情報表示処理部108が、表示部105にこのコンテンツをその位置に表示する。図11の例では、「この重さは1kgです」というコンテンツ1101が表示される。一方、ステップS1009では、音声等をスピーカー109で再生する。
次に、座標変換部104におけるローカル座標系からグローバル座標系への変換、及びグローバル座標系からローカル座標系への変換について図12、図13及び図14を参照して詳細に説明する。なお、ここでは上述したようにカメラ位置姿勢制御部153として1自由度の回転ステージを用いた場合について説明する。図12は、実空間上の物体とカメラ155で撮影された物体が表示される射影面との関係を示す図である。
図12に示すように、カメラ155で撮影された実物体は、2次元平面の射影面1203、1208に射影される。位置指定ウィンドウ502に表示されるものは、この射影面1203に射影される物体である。例えば、実物体1201は、射影面1203に射影された物体1202が位置指定ウィンドウ502に表示される。また、実物体1206は、射影面1208に射影された物体1207が位置指定ウィンドウ502に表示される。以下、グローバル座標系が円柱座標系である場合と直交座標系である場合での座標変換を説明する。
(グローバル座標系が円柱座標系である場合)
回転軸1205を中心として回転する回転ステージによってカメラ155を回転させると射影面も回転する。そこで、直交座標系で表現される射影面内の座標(ローカル座標)を、回転軸を中心とした円柱座標系(グローバル座標)で表現することにより、カメラ姿勢の変更に依存しない仮想オブジェクトの位置を表現する。
図13は、位置指定ウィンドウ502と図12を上部から見た様子を示した図である。カメラ155の視野角をτ[rad]、位置指定ウィンドウ502の横幅をL、情報表示処理部108から取得した、現在のカメラ姿勢をθ[rad]とする。カメラ姿勢は、カメラ155の初期姿勢からの変位角である。座標変換部104は、ローカル座標が入力されると、ローカル座標で表現された位置指定ウィンドウ502上の任意の点A(ax,ay)をグローバル座標系で表現された点A(ω,ay)に変換する。ωは、位置指定ウィンドウ502上の点Aを円柱座標系で表現した場合の偏角である。ここで、射影面の横幅が位置指定ウィンドウ502の横幅Lと同じになる位置に射影面を設定する。このとき、回転軸から射影面への距離をnとすると、
tan(τ/2)=L/2n 式(1)
tan(ω−θ)=(L−2ax)/2n 式(2)
であるから、式(1)と式(2)からnを消去すると、
tan(ω−θ)=(1−2ax/L)tan(τ/2) 式(3)
となり、
ω=arctan{(1−2ax/L)tan(τ/2)}+θ 式(4)
となる。一方、グローバル座標からローカル座標への変換は、式(3)を変形して
ax=L/2−Ltan(ω−θ)/2tan(τ/2) 式(5)
となる。
本実施形態では、サポート側でコンテンツを付加し閲覧する例を示したが、サポート側に限定する物ではない。つまり、サポート側の構成を現場側にも設置することにより、現場側でコンテンツの付加、及び閲覧が可能である。
(グローバル座標系が直交座標系である場合)
上記では、グローバル座標を円柱座標系で表現したが、変形例として、グローバル座標を直交座標系で表現する場合を図14を参照して説明する。図14は、グローバル座標系とローカル座標系との関係を示す図である。図14の上方の図形は、図12における射影面を円柱の側面におき、かつ円柱の側面を切り開いたものである。この場合、カメラ位置姿勢が初期姿勢の時の位置指定ウィンドウ502の左上をグローバル座標系1401の原点とし、カメラ位置姿勢が任意の姿勢の時の位置指定ウィンドウ502の左上をローカル座標系1402の原点とする。
ここで、カメラ155の視野角をτ[rad]、位置指定ウィンドウ502の横幅をL、情報表示処理部108から取得した現在のカメラ姿勢をθ[rad]、回転軸から射影面までの距離をrとすると、ローカル座標系での任意の点A(ax,ay)をグローバル座標系(Ax,Ay)で表現すると、
Ax=ax+rθ 式(6)
Ay=ay 式(7)
となる。ここで、L≒rτと近似すると
Ax=ax+Lθ/τ 式(8)
となる。一方、グローバル座標系からローカル座標系への変換は、式(8)を変形して、
ax=Ax−Lθ/τ 式(9)
となる。
次に、図2のステップS211の処理を図15及び図16を参照して説明する。このステップS211は、作成された仮想オブジェクトに関連付けたコンテンツを変更する処理を示す。図16は、仮想オブジェクトに関連付けたコンテンツを変更する場合の画面遷移を示す図である。
サポート員が仮想オブジェクトを右クリックする(図2のステップS210)と、入力データ処理部102は、図16の(B)に示すように、「コンテンツ変更」と「仮想オブジェクトの消去」と「キャンセル」の中から操作を選択させる操作選択ダイアログ1601を表示する(ステップS1501)。入力データ処理部102は、サポート員がどの項目を選択したかを判定する(ステップS1502)。
入力データ処理部102が、サポート員が「キャンセル」を選択したと判定した場合はステップS1505に進み、サポート員が「コンテンツ変更」を選択したと判定した場合はステップS1503に進み、サポート員が「仮想オブジェクトの消去」を選択したと判定した場合はステップS1506に進む。
ステップS1505では、入力データ処理部102が表示部105での操作選択ダイアログ1601を非表示にする。
ステップS1503では、入力データ処理部102は、変更するコンテンツのデータパスの入力を促すダイアログ602を表示する。以下は、図7に示したステップS406の処理を行う。すなわち、サポート員がコンテンツのデータパスを入力すると、入力されたコンテンツが画像や映像、テキストのようにディスプレイに提示できるものであれば、入力データ処理部102はコンテンツを提示する位置を指定することを促すメッセージ(例えば、図6の「コンテンツを表示する位置を指定して下さい」603)を表示部105に表示する。なお、コンテンツを表示する位置を仮想オブジェクトからの相対位置、あるいは画面上の絶対位置で予め登録しておき、コンテンツの提示位置を指定する手順を省略することによりサポート員の入力項目を減らしてもよい。サポート員が、位置指定ウィンドウ502上でマウスをクリックすることによりコンテンツを提示する位置を指定すると、入力データ処理部102はローカル座標系での座標値を座標変換部104に送信する。座標変換部104では、ローカル座標系での座標値をグローバル座標系での座標値に変換し入力データ処理部102に送信する。入力データ処理部102は、対象となった仮想オブジェクトの仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、コンテンツを提示するグローバル座標値をデータベースアクセス部103に送信する。データベースアクセス部103は、仮想オブジェクト名をキーにして、コンテンツのデータパス、コンテンツを提示するグローバル座標値を既存のデータに上書きで登録する。その後、ステップS1505に進む。
一方、ステップS1506では、入力データ処理部102は仮想オブジェクトの消去を「YES」、「NO」の選択肢で確認する仮想オブジェクトの消去確認ダイアログを表示部105に表示させる(ステップS1506)。入力データ処理部102は、この消去確認ダイアログで「YES」が選択されたか「NO」が選択されたかを判定する(ステップS1507)。「YES」が選択された場合はステップS1508に進み、「NO」が選択された場合はステップS1509に進む。
ステップS1508では、入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介して対象となる仮想オブジェクトをデータベース120から削除し、ステップS1509に進む。ステップS1509では、入力データ処理部102は、仮想オブジェクト消去確認ダイアログと、選択ダイアログを非表示にし、ステップS1505に進む。
以上に示した本実施形態によれば、撮影した実空間画像を表示する画面上において、情報を付加したい実物体が表示されている画面上の位置に情報を関連付けた仮想オブジェクトを生成し、情報を付加したい物体と仮想オブジェクトとの対応関係を維持することにより、あたかも実物体に情報が付加されているかのようにすることを実現することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の実空間情報付加システムは、図17に示すように、実空間情報付加装置1700、データベース120、画像取得装置1750を備えている。本実施形態の実空間情報付加システムは、第1の実施形態の実空間情報付加システムと比較して、新たに、いくつかの装置部分が付加されたことのみ異なる。すなわち、実空間情報付加装置1700は、新たに、センサデータ受信部1701を備え、画像取得装置1750は、新たに、距離センサ1751、温度センサ1753、センサデータ送信部1752、1754を備えている。これら新たに付加された装置部分以外は、全て第1の実施形態で使用した番号と同一の番号を付してその説明を省略する。
第1の実施形態では、仮想オブジェクトをクリックすることにより、関連付けられた情報(コンテンツ)を提示する例を説明したが、本実施形態では、センサ(距離センサ1751、温度センサ1753)の値が事前に設定した閾値以下の場合、あるいは閾値以上の場合、あるいは事前に設定した範囲内の場合にコンテンツを提示する。
距離センサ1751は、機器、壁、若しくは床などに設置され、そこから事前に設定されたある一定範囲内に人が存在しているかどうかを検知する。センサデータ送信部1752は、距離センサ1751の検知結果を実空間情報付加装置1700に送信する。
温度センサ1753は、作業者の周りに配置してある機器、若しくは壁、床などの作業環境を構成するものの温度、あるいは室温を測定する。センサデータ送信部1754は、温度センサ1753の検知結果を実空間情報付加装置1700に送信する。
センサデータ受信部1701は、距離センサ1751及び/又は温度センサ1753の検知結果を受け取り、情報表示処理部108に送信する。
次に、データベース120の内容を図18を参照して説明する。
データベース120は、図18に示した内容を1セットとして複数セットの情報を格納している。1セットの情報は、仮想オブジェクト名1801、コンテンツのデータパス1802、仮想オブジェクトのグローバル座標での位置1803、コンテンツのグローバル座標での提示位置1804、コンテンツを提示する際に利用するセンサ名1805、コンテンツを提示する際の提示条件(センサが示す値の上限値)1806、コンテンツを提示する際の提示条件(センサが示す値の下限値)1807、仮想オブジェクト用の表示図形の形状1808、表示図形の形状を決定する形状パラメータ1809を含んでいる。
図18の右側に示したものは、上記の1セットの情報の具体的な内容(すなわち、数値例)である。この数値例では、仮想オブジェクト名1801が「サンプルオブジェクト」、コンテンツのデータパス1802が「C:\contents\sample.bmp」、仮想オブジェクトのグローバル座標での位置1803が「100,50」、コンテンツのグローバル座標での提示位置1804が「110,50」、コンテンツを提示する際に利用するセンサ名1805が「距離センサ」、コンテンツを提示する際の提示条件(距離センサが示す値の上限値)1806が「100」、コンテンツを提示する際の提示条件(距離センサが示す値の下限値)1807が「10」、仮想オブジェクト用の表示図形の形状1808が「円」、表示図形の形状を決定する形状パラメータ1809(この場合は半径を示す)が「2」である。
第1の実施形態でのデータベース120も同様な内容であるが、センサに関する内容は無い。すなわち、第1の実施形態でのデータベース120での1セットの情報は、仮想オブジェクト名1801、コンテンツのデータパス1802、仮想オブジェクトのグローバル座標での位置1803、コンテンツのグローバル座標での提示位置1804、仮想オブジェクト用の表示図形の形状1808、表示図形の形状を決定する形状パラメータ1809を含んでいる。
次に、本実施形態の実空間情報付加装置1700の動作を図19を参照して説明する。第1の実施形態での動作と同様なステップは図2での番号と同様な番号を付しその説明を省略する。
ステップS1901では、情報表示処理部108が可視化された仮想オブジェクトにセンサによる表示をする条件がデータベース120に登録されているか否かを判定して登録されている場合は、この条件と照らし合わせてコンテンツを表示させたりさせなかったりする。ステップS1901の詳細は後に図22を参照して説明する。
ステップS1902では、入力データ処理部102が、表示部105にコンテンツ提示条件選択ダイアログを表示させる。表示部105は、例えば、後述するように図21の(B)に示したようなダイアログを表示する。
ステップS1903では、入力データ処理部102が、クリックによってコンテンツを表示させるか、センサの値によってコンテンツを表示させるかをサポート員に決定するように促す。また、入力データ処理部102は決定した事項をデータベースアクセス部103を介してデータベース120に登録する。ステップS1903の詳細は後に図20及び図21を参照して説明する。
次に、図19のステップS1903の処理を図20及び図21を参照して説明する。図21は、ステップS207でコンテンツを提示する位置を入力した後、提示条件を設定する際の画面遷移を示す図である。
サポート員が、ステップS207でコンテンツを提示する位置を入力すると、入力データ処理部102は、コンテンツ提示条件の選択を促すコンテンツ提示条件選択ダイアログ2101を表示する(ステップS1902)。入力データ処理部102は、サポート員の入力を判定する(ステップS2001)。ステップS2001は、例えば、図21の(B)のように示され、サポート員はクリックによって選択する。サポート員が「クリックでコンテンツを提示」を選択したと判定した場合はステップS2006に進み、一方、サポート員が「センサの値でコンテンツを提示」を選択した場合はステップS2002に進む。
「クリックでコンテンツを提示」を選択したと判定した場合は、第1の実施形態と同様である。ステップS2006では、表示部105は、コンテンツ提示条件選択ダイアログを非表示にする。
ステップS2002では、入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介してデータベース120から、事前に登録されているセンサのリストを取得する。入力データ処理部102は、表示部105に、コンテンツを提示する条件としてどのセンサの値を利用するかを選択するセンサ選択ダイアログ2102を表示させる。サポート員が、このセンサ選択ダイアログ2102から利用するセンサを選択する(ステップS2003)。ステップS2003は、例えば、図21の(C)のように示され、サポート員はクリックによって選択する。入力データ処理部102は、表示部105に、コンテンツを提示する条件を入力するコンテンツ提示条件ダイアログ2103を表示する。サポート員がコンテンツを提示する条件を入力する(ステップS2004)。入力データ処理部102は、データベースアクセス部103を介して、仮想オブジェクト名、コンテンツのデータパス、仮想オブジェクトのグローバル座標値、コンテンツを提示するグローバル座標値、コンテンツ提示に利用するセンサ名、コンテンツ提示の条件等を1セットとして、データベース120に登録する。なお、この時、仮想オブジェクトを表示するための図形の形状と範囲を同時に登録することとする。例えば、コンテンツ提示に利用するセンサとして、距離センサ1751を選択し、コンテンツ提示の条件を、図21の(D)に示したように、
100以下
10以上
とすると、
センサ名:距離センサ
提示条件下限値:10
提示条件上限値:100
もデータベース120に登録される。
次に、図19のステップS1901を図22を参照して説明する。このステップS1901は、センシング情報からコンテンツを提示する処理である。
距離センサ1751や温度センサ1753などの各センサからの値は、センサデータ送信部1752、1754、実空間情報付加装置1700のセンサデータ受信部1701を介して情報表示処理部108に送信される。情報表示処理部108は、第1の実施形態で示したように、登録されている仮想オブジェクトの位置が位置指定ウィンドウ502に表示されている範囲内に存在するかどうかを定期的に判定し、存在する場合は仮想オブジェクトを表示する処理を行う。
本実施形態ではさらに、ステップS202で可視化された仮想オブジェクトの提示条件として、センサの条件が登録されているかどうかを判定し、センサの条件が登録されている場合は、センサデータ受信部1701から受信したセンサの値と比較して、条件内であれば登録されているコンテンツを表示する。
すなわち、情報表示処理部108が、ステップS202で可視化された仮想オブジェクトの提示条件として、センサの条件が登録されているかどうかを判定する(ステップS2201)。登録されている条件がある場合にはステップS2202に進み、一方、ない場合には何も行わないでこのステップS1901を終了する。ステップS2202では、情報表示処理部108が、センサデータ受信部1701からセンサの条件をデータベースアクセス部103を介してデータベース120から取得する。その後、情報表示処理部108は、センサデータ受信部1701からセンサ値を取得する。このセンサ値は、センサデータ送信部1752又はセンサデータ送信部1754から送信されてきた距離センサ1751及び/又は温度センサ1753からのセンサ値である。
情報表示処理部108が、取得したセンサ値がセンサ条件の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS2204)。センサ条件の範囲内である場合にはステップS209に進み、範囲内でない場合はステップS1901を終了する。ステップS209は、第1の実施形態で図10を参照して説明してある。
以上に示した実施形態によれば、第1の実施形態での効果に加え、現場でのある物体との距離や現場での温度をセンシングするセンサの値に基づいて、コンテンツをサポート員に提示した方がよい場合を判定し、必要な情報(コンテンツ)をサポート員に提示することができる。
ところで、距離センサ1751は、機器、壁、若しくは床などに設置され、そこから事前に設定されたある一定範囲内に人が存在しているかどうかを検知するものである。距離センサ1751は、一定範囲内に人が存在した場合に情報(コンテンツ)を提示する。このように、接近者が現れたときに情報(コンテンツ)が提示されるため、わざわざ遠隔地から現場を監視し、必要なときに遠隔地から提示する必要がなく、サポート側の負担を軽減することができる。また、必要な場合にのみ提示することにより、注意を引く提示方法となる。さらに、距離センサ1751を用いることにより、どの程度人が近づいた場合に接近者が現れたとみなすかを、任意に設定することが可能となる。
一方、温度センサ1753が検出するのは、作業者の周りに配置してある機器、若しくは壁、床などの作業環境を構成するものの温度、あるいは室温とする。温度センサ1753は、検出する対象の温度が事前に設定された温度範囲から外れた、若しくは温度範囲内の場合に情報(コンテンツ)を提示する。このように、対象の温度が設定範囲から外れた、若しくは温度範囲内の場合に情報(コンテンツ)が提示されるため、わざわざ遠隔地から対象を常に監視している必要がなく、遠隔地側の負担を軽減することができる。必要な場合にのみ提示することにより、注意を引く提示方法となる。
また、情報(コンテンツ)が音声の場合、作業者にとっては、近づいていないにもかかわらず、危険温度を超える毎に「ここに近づくと危険です」といった内容を音声で提示されると、例えば、作業者は作業に集中しずらくなり作業効率が落ちてしまう。これを防ぐため、距離センサ1751と温度センサ1753とを併用することにより、例えば作業者が機器等から一定距離内に近づき、かつ機器温度が例えば設定温度を超えている場合にのみ、情報(コンテンツ)を提示させるという設定も可能となる。この場合、作業者が機器へ近づかなかった場合や、近づいても機器温度が危険温度以下の場合は情報(コンテンツ)は提示されない。これにより、不必要な情報を受け取ることを避けることができ、作業効率を下げずに済むことが可能となる。
距離センサ1751や温度センサ1753以外にも利用可能なセンサとしては、人感センサ、振動センサ、圧力センサ等の利用が考えられる。
人感センサは、機器、壁、若しくは床などに設置され、そこからある一定範囲内に人が存在しているかどうかを検知する。一定範囲内に人が存在した場合に情報(コンテンツ)が提示される。このように、接近者が現れたときに情報(コンテンツ)が提示されるため、わざわざ遠隔地から現場を監視し、必要なときに遠隔地から提示する必要がなく、遠隔地側の負担を軽減することができる。
振動センサは、機器、壁、若しくは床などに設置され、そこから事前に設定されたある一定範囲内、若しくは範囲外の振動があるかどうかを検知する。一定範囲内、若しくは範囲外の振動があった場合、人が存在すると感知し、情報(コンテンツ)が提示される。このように、接近者が現れたときに情報(コンテンツ)が提示されるため、わざわざ遠隔地から現場を監視し、必要なときに遠隔地から提示する必要がなく、遠隔地側の負担を軽減することができる。
圧力センサは、機器、壁、若しくは床などに設置され、そこから事前に設定されたある一定範囲内、若しくは範囲外の圧力があるかどうかを検知する。一定範囲内、若しくは一定範囲外の圧力があった場合、人が存在すると感知し、情報(コンテンツ)が提示される。このように、接近者が現れたときに情報(コンテンツ)が提示されるため、わざわざ遠隔地から現場を監視し、必要なときに遠隔地から提示する必要がなく、遠隔地側の負担を軽減することができる。
また、上述の実施形態の中で示した処理手順に示された指示、及び流れ図の各ステップに示された指示は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。汎用の計算機システムが、このプログラムを予め記憶しておき、このプログラムを読み込むことにより、上述した実施形態の実空間情報付加装置による効果と同様な効果を得ることも可能である。上述の実施形態で記述された指示は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RWなど)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した実施形態の実空間情報付加装置と同様な動作を実現することができる。もちろん、コンピュータがプログラムを取得する場合又は読み込む場合はネットワークを通じて取得又は読み込んでもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態にかかる実空間情報付加システムのブロック図。 図1の実空間情報付加システムの全体の動作を示すフローチャート。 図2のステップS205の処理を示すフローチャート。 図2のステップS207の処理を示すフローチャート。 図4に示した処理での表示部の表示例を示す図。 図4に示した処理での表示部上のGUI(Graphical User Interface)の遷移を示す図。 図4のステップS406の処理を示すフローチャート。 図2のステップS202の処理を示すフローチャート。 図8に示した処理での表示部の表示例を示す図。 図2のステップS209の処理を示すフローチャート。 図10に示した処理での表示部の表示例を示す図。 実空間上の実物体とカメラで撮影された物体が表示される射影面との関係を示す図。 表示部の位置指定ウィンドウ内の位置指定と図12を上方から見た図。 直交座標系であるグローバル座標系と直交座標系であるローカル座標系との関係を示す図。 図2のステップS211の処理を示すフローチャート。 図15に示した処理での表示部上のGUIの遷移を示す図。 本発明の第2の実施形態にかかる実空間情報付加システムのブロック図。 図17のデータベースの内容を示す図。 図17の実空間情報付加システムの全体の動作を示すフローチャート。 図19のステップS1903の処理を示すフローチャート。 図20に示した処理での表示部上のGUIの遷移を示す図。 図19のステップS1901の処理を示すフローチャート。
符号の説明
100・・・実空間情報付加装置、101・・・入力部、102・・・入力データ処理部、103・・・データベースアクセス部、104・・・座標変換部、105・・・表示部、106・・・画像受信部、107・・・制御指令値送信部、108・・・情報表示処理部、109・・・スピーカー、120・・・データベース、150・・・画像取得装置、151・・・カメラコントローラ、152・・・制御指令値受信部、153・・・カメラ位置姿勢制御部、154・・・現在値取得部、155・・・カメラ、156・・・画像送信部、502・・・位置指定ウィンドウ、503・・・仮想オブジェクトリスト、601、602、603・・・ダイアログ、901・・・仮想オブジェクト、1101・・・コンテンツ、1201、1206・・・実物体、1202、1207・・・射影された物体、1203、1208・・・射影面、1205・・・回転軸、1401・・・グローバル座標系、1402・・・ローカル座標系、1601・・・操作選択ダイアログ、1700・・・実空間情報付加装置、1701・・・センサデータ受信部、1750・・・画像取得装置、1751・・・距離センサ、1752、1754・・・センサデータ送信部、1753・・・温度センサ、1801・・・仮想オブジェクト名、1802・・・データパス、1803・・・仮想オブジェクト位置、1804・・・コンテンツ提示位置、1805・・・センサ名、1806・・・コンテンツ提示条件(上限値)、1807・・・コンテンツ提示条件(下限値)、1808・・・表示図形形状、1809・・・形状パラメータ、2101・・・コンテンツ提示条件選択ダイアログ、2102・・・センサ選択ダイアログ、2103・・・コンテンツ提示条件ダイアログ

Claims (7)

  1. 取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加装置において、
    少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録する登録手段と、
    前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力する第1出力手段と、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換する第1変換手段と、
    前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換する第2変換手段と、
    前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換する第3変換手段を具備することを特徴とする実空間情報付加装置。
  2. 前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力する第2出力手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の実空間情報付加装置。
  3. 取得現場の環境状況を検出するセンサを備えた場所で取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加装置において、
    少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録する登録手段と、
    前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力する第1出力手段と、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換する第1変換手段と、
    前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換する第2変換手段と、
    前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換する第3変換手段と、
    前記センサの検出値に応じて、前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力する第2出力手段を具備することを特徴とする実空間情報付加装置。
  4. 取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、
    少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、
    前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、
    前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、
    前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換することを特徴とする実空間情報付加方法。
  5. 前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力することを特徴とする請求項4に記載の実空間情報付加方法。
  6. 取得現場の環境状況を検出するセンサを備えた場所で取得した取得画像を表示した画面をユーザが観察することにより該ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲に情報を付加し、付加した情報をデータベースで管理する実空間情報付加方法において、
    少なくとも、ユーザが意図した実空間位置又は実空間範囲と、付加される情報の保管場所と、前記情報の実空間上の提示位置とをデータベース情報として前記データベースに登録し、
    前記データベース情報を参照して、前記情報が付加された実空間位置が前記取得画像の実空間における取得範囲内にあるか否かを判定し、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記データベース情報を参照して前記画面上に情報が付加された位置又は範囲を示す図形を表示させる指示を出力し、
    前記情報が付加された実空間位置が前記取得範囲内にあると判定された場合に、前記実空間上の座標系での位置を前記画面上の座標系での位置に座標変換し、
    前記取得範囲内にあって前記画面上に表示されている図形のうちの情報が付加された図形が指定された位置であって画面上の座標系での位置を、実空間上の座標系での位置に座標変換し、
    前記情報を表示させる情報位置であって前記画面上で指定された情報位置を、実空間上の座標系での位置に変換し、
    前記センサの検出値に応じて、前記データベース情報を参照して、前記画面上に表示される図形に付加された情報を画面上に表示させる指示を出力することを特徴とする実空間情報付加方法。
  7. コンピュータに、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の実空間情報付加方法の各処理を実行させるためのプログラム。
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