JP2006064285A - 熱交換器 - Google Patents

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Shoichi Yokoyama
昭一 横山
Osamu Aoyanagi
治 青柳
Hirokazu Fujino
宏和 藤野
Haruo Nakada
春男 中田
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構成で冷媒偏流を低減でき、性能低下を防止できる熱交換器を提供する。
【解決手段】左ヘッダ11と右ヘッダ12との間に複数段のパスP1〜P4を左右に折り返すように接続する。最上段のパスP1よりも流路断面積の大きいパスが最上段のパスP1を除く他のパスP2〜P4に存在する。
【選択図】図1

Description

この発明は、熱交換器に関する。
従来、熱交換器としては、左ヘッダと右ヘッダとの間に、互いに間隔をあけて略平行に接続された複数の伝熱管を備えたものがある(例えば、特開昭61−93387号公報(特許文献1)参照)。
上記熱交換器では、冷媒が流れる伝熱管の本数は、蒸発器として下部ポート側のパスが少なく、上部ポート側のパスが多くなっている。この熱交換器を蒸発器として用いた場合、下部ポートから流入した気液二相冷媒は、伝熱管内において上部ポート側で液相より気相が多くなるので、伝熱管の本数が多い上部ポート側のパスでは、冷媒が複数の伝熱管に均等に流れることができず、偏流が生じて能力が十分に発揮できないという問題がある。
特開昭61−93387号公報
そこで、この発明の目的は、簡単な構成で冷媒偏流を低減でき、性能低下を防止できる熱交換器を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の熱交換器は、左ヘッダと右ヘッダとの間に複数段のパスが左右に折り返すように接続された熱交換器であって、最上段の上記パスよりも流路断面積の大きいパスが上記最上段のパスを除く他のパスに存在することを特徴とする。
上記構成の熱交換器によれば、上記最上段のパスよりも流路断面積の大きいパスが最上段のパスを除く他のパスに存在する構成とすることによって、最上段のパスによる圧損が増えるがその損失分よりも分流性能が向上する。したがって、簡単な構成で冷媒偏流を低減でき、性能低下を防止できる。
また、一実施形態の熱交換器は、上記最上段のパスに隣接する下段のパスの流路断面積が上記最上段のパスよりも大きいことを特徴とする。
上記実施形態の熱交換器によれば、上記最上段のパスに隣接する下段のパスの流路断面積を最上段のパスよりも大きくすることによって、分流性能をより向上できる。
また、一実施形態の熱交換器は、上記最上段のパスの流路断面積と、上記最上段のパスよりも流路断面積の大きい他のパスの流路断面積との比が、1:3以下であることを特徴とする。
上記実施形態の熱交換器によれば、上記最上段のパスの流路断面積と、最上段のパスよりも流路断面積の大きい他のパスの流路断面積との比を1:3以下にすることによって、分流性能を良好に保ちつつ圧損を抑制できる。
また、一実施形態の熱交換器は、上記最上段のパスおよび最下段のパスを除く他のパスの流路断面積よりも、上記最下段のパスの流路断面積が小さいことを特徴とする。
上記実施形態の熱交換器によれば、上記最上段のパスおよび最下段のパスを除く他のパスの流路断面積よりも、最下段のパスの流路断面積を小さくすることによって、最上段のパスを除く領域において入口側から出口に向かって流路断面積が徐々に段階的に増大することにより、気液二相冷媒から気相が徐々に増えていく流路の圧損を低減できる。
以上より明らかなように、この発明の熱交換器によれば、左ヘッダと右ヘッダとの間に複数段のパスが左右に折り返すように接続された熱交換器において、最上段のパスよりも流路断面積の大きいパスをその最上段のパスを除く他のパスに設けた簡単な構成によって、冷媒偏流を低減でき、性能低下を防止することができる。
以下、この発明の熱交換器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の空気調和機用の蒸発器および凝縮器として切り換えて用いられる熱交換器の正面図である。この実施の形態の熱交換器10は、図1に示すように、冷媒が流入または流出する上部ポート11aが上端に設けられ、冷媒が流出または流入する下部ポート11bが上端に設けられた円筒形状の左ヘッダ11と、両端が閉じられた円筒形状の右ヘッダ12と、所定の間隔をあけて略並行に配列された左ヘッダ11と右ヘッダ12との間に、互いに間隔をあけて略平行に接続された複数の扁平管13とを備えている。上記複数の扁平管13の間に、アルミニウム板が積層された放熱フィン14を取り付けている。
図2はこの実施の形態の熱交換器10の構成と冷媒の流れを示す模式図であり、図2(a)は凝縮器として用いたときの図であり、図2(b)は蒸発器として用いたときの図である。図2(a),(b)に示すように、左ヘッダ11内には2つの仕切部21,22が設けられ、右ヘッダ12内には1つの仕切部23が設けられている。これにより、4段のパスP1〜P4が左右に折り返すように接続された熱交換器10を構成している。
また、上記熱交換器10において、4段のパスP1〜P4の扁平管13の本数は、上側から順にパスP1が6本、パスP2が10本、パスP3が17本、パスP4が7本となっている。
つまり、図2(a)の凝縮器として用いられた場合は、上部ポート11aから流入したガス冷媒は、最上段のパスP1(6本)を通った後、右ヘッダ12で折り返して下側の次段のパスP2(10本)を流れる。そして、左ヘッダ11で折り返して下側の次段のパスP3(17本)を流れた冷媒は、右ヘッダ12で折り返して最下段のパスP4(7本)を流れて、左ヘッダ11の下部ポート11bから流出する。
また、図2(b)の蒸発器として用いられた場合は、下部ポート11bから流入した気液二相冷媒は、最下段のパスP4(7本)を通った後、右ヘッダ12で折り返して上側の次段のパスP3(17本)を流れる。そして、左ヘッダ11で折り返して上側の次段のパスP2(10本)を流れた冷媒は、右ヘッダ12で折り返して最上段のパスP1(6本)を流れて、左ヘッダ11の上部ポート11aから流出する。
また、図3はこの発明の熱交換器の説明を容易にするための比較例としての熱交換器であって、本発明の熱交換器ではない。この図3に示す比較例の熱交換器は、4段のパスの扁平管13の本数を除いて図2に示す実施の形態の熱交換器10と同一の構成をしている。すなわち、上記熱交換器100において、図3(a),(b)に示すように、4段のパスP11〜P14の扁平管13の本数は、上側から順にパスP11が15本、パスP12が11本、パスP13が8本、パスP14が6本となっている。このように、下段のパスから段階的に扁平管13の本数を多くするのが、蒸発器として用いる熱交換器の一般的な考え方である。
上記比較例の熱交換器100では、図3(a)に示すように、凝縮器として用いられた場合は、上部ポート111aから流入したガス冷媒は、最上段のパスP11(15本)を通った後、右ヘッダ112で折り返して下側の次段のパスP12(11本)を流れる。そして、左ヘッダ111で折り返して下側の次段のパスP13(8本)を流れた冷媒は、右ヘッダ112で折り返して最下段のパスP14(7本)を流れて、左ヘッダ111の下部ポート111bから流出する。
また、図3(b)の蒸発器として用いられた場合は、下部ポート111bから流入した気液二相冷媒は、最下段のパスP14(6本)を通った後、右ヘッダ112で折り返して上側の次段のパスP13(8本)を流れる。そして、左ヘッダ111で折り返して上側の次段のパスP12(11本)を流れた冷媒は、右ヘッダ112で折り返して最上段のパスP11(15本)を流れて、左ヘッダ111の上部ポート111aから流出する。
この比較例の熱交換器100を蒸発器として用いた場合、入口の下部ポート111bから出口の上部ポート111aに向かって流路断面積が徐々に段階的に増大することにより、気液二相冷媒から気相が徐々に増えていく流路の圧損を低減している。ところが、出口側の最上段のパスP11では、気相が多くなるため、最上段のパスの15本の扁平管13に均等に冷媒が流れず、冷媒偏流が生じて分流性能が低下する。
そこで、この発明の実施の形態の熱交換器10では、最上段のパスP1(6本)よりも流路断面積の大きいパスを最上段のパスP1(6本)を除く他のパスP2〜P4に設ける構成によって、蒸発器として用いる場合に出口側の最上段のパスP1では、下側のパスの流路断面積の方が大きいので、最上段のパスP1で絞られて圧損は増えるものの、その圧損による損失分よりも分流性能が向上する。したがって、簡単な構成で冷媒偏流を低減でき、性能低下を防止することができる。
また、上記最上段のパスP1(6本)に隣接する下段のパスP2(10本)の流路断面積を最上段のパスP1よりも大きくすることによって、分流性能をより向上できる。
また、上記最上段のパスP1(6本)の流路断面積と他のパスP2,P3,P4(10本,17本,7本)の流路断面積との比を1:3以下にすることによって、分流性能を良好に保ちつつ圧損を抑制できる。
さらに、上記最上段のパスP1(6本)および最下段のパスP4(7本)を除く他のパスP2,P3(10本,17本)の流路断面積よりも、最下段のパスP4(7本)の流路断面積を小さくすることによって、最上段のパスP1を除く領域において入口側から出口に向かって流路断面積が段階的に増大することにより、気液二相冷媒から気相の割合が徐々に増えていく流路の圧損を低減できる。
上記実施の形態では、左ヘッダ11と右ヘッダ12との間に複数の扁平管13を備えた熱交換器について説明したが、扁平管に限らず、他の伝熱管が左ヘッダと右ヘッダとの間に接続されたものでもよい。
上記実施の形態では、偶数段のパス構成の熱交換器について説明したが、パス構成はこれに限らず、奇数段のパス構成の熱交換器であってもよいし、各段のパスの伝熱管の本数などもこの実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、左ヘッダ11の両端に上部ポートと下部ポートを設けた熱交換器について説明したが、左ヘッダに上部ポートまたは下部ポートの一方を設け右ヘッダに上部ポートまたは下部ポートの他方を設けた熱交換器にこの発明を適用してもよい。
図1はこの発明の実施の一形態の熱交換器の正面図である。 図2は上記熱交換器の構成と冷媒の流れを示す模式図である。 図3は比較例の熱交換器の構成と冷媒の流れを示す模式図である。
符号の説明
10…熱交換器
11…左ヘッダ
11a…上部ポート
11b…下部ポート
12…右ヘッダ
13…扁平管
21〜23…仕切部
P1〜P4,P11〜P14…パス

Claims (4)

  1. 左ヘッダ(11)と右ヘッダ(12)との間に複数段のパス(P1〜P4)が左右に折り返すように接続された熱交換器であって、
    最上段の上記パス(P1)よりも流路断面積の大きいパスが上記最上段のパス(P1)を除く他のパス(P2〜P4)に存在することを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    上記最上段のパス(P1)に隣接する下段のパス(P2)の流路断面積が上記最上段のパス(P1)よりも大きいことを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1または2に記載の熱交換器において、
    上記最上段のパス(P1)の流路断面積と、上記最上段のパス(P1)よりも流路断面積の大きい他のパス(P2〜P4)の流路断面積との比が、1:3以下であることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の熱交換器において、
    上記最上段のパス(P1)および最下段のパス(P4)を除く他のパス(P2,P3)の流路断面積よりも、上記最下段のパス(P4)の流路断面積が小さいことを特徴とする熱交換器。
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JP2013501909A (ja) * 2009-08-12 2013-01-17 ヴァレオ システム テルミク 少なくとも1つの2ストロークサイクルを有する熱交換器、およびこのような熱交換器を含む空調ループ
JP2015055415A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 ダイキン工業株式会社 熱交換器

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