JP2006063831A - エンジンの液化ガス燃料供給装置 - Google Patents

エンジンの液化ガス燃料供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料タンクの内部圧力低下にかかわらずエンジンに供給される液化ガス燃料に不足が生じることを防止すること。
【解決手段】エンジン3の液化ガス燃料供給装置は、燃料タンク1内にて加圧されて液相状態で貯留されるLPGを、燃料ポンプ2により各インジェクタ4へ圧送してエンジン3へ液相状態で噴射供給するように構成される。燃料タンク1には、その内部圧力を検出するための燃料圧力センサ49が設けられる。電子制御装置(ECU)40は、検出される内部圧力が所定値より低下したとき、その内部圧力の低下程度に応じて燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下を減少させるように、駆動回路52を介して燃料ポンプ2を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エンジンに液化ガス燃料を供給するエンジンの液化ガス燃料供給装置に関する。
従来、この種の液化ガス燃料供給装置として、下記の特許文献1及び2に記載された装置がある。特許文献1及び2に記載された装置は、燃料タンクに液相状態で貯蔵される液化ガス燃料を、燃料ポンプによりインジェクタへ圧送してエンジンへ液相状態で噴射供給するように構成される。燃料タンクからインジェクタへ圧送される液化ガス燃料の流量は、燃料ポンプの回転速度を制御することにより調整可能となっている。
特開2003−343337号公報(第6−7頁、図3) WO99/61769
ところが、上記した特許文献1に記載の装置では、液化ガス燃料は、燃料タンク内にて加圧充填され、密閉されることで同タンク内に液相状態で貯留されている。一方、燃料ポンプにより吸入される液化ガス燃料の圧力は、燃料タンク内の圧力より低くなる。また、燃料ポンプの回転速度が高くなると、すなわち、燃料ポンプの吐出流量が大きくなると、燃料ポンプの吸入側にて液化ガス燃料の圧力低下が大きくなる。従って、燃料タンク内の圧力が低い場合には、燃料ポンプの吐出流量が大きくなると、燃料ポンプの吸入側にて液化ガス燃料の圧力低下が大きくなり、燃料蒸気(ベーパ)が多量に発生するおそれがあった。この場合、燃料ポンプからインジェクタへ圧送される液化ガス燃料にベーパが混入して燃料の流量が減少し、エンジンに供給される液化ガス燃料に不足が生じるおそれがあった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料タンクにおける内部圧力の低下にかかわらず、エンジンに供給される液化ガス燃料に不足が生じることを防止するエンジンの液化ガス燃料供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料タンク内にて加圧されて液相状態で貯留される液化ガス燃料を、燃料ポンプによりインジェクタへ圧送してエンジンへ液相状態で噴射供給するように構成したエンジンの液化ガス燃料供給装置において、燃料タンクの内部圧力を検出するための圧力検出手段と、検出される内部圧力が所定値より低下したとき、燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させるように燃料ポンプの吐出流量を制御するための制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、燃料タンクの内部圧力が所定値より低下すると、制御手段が燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させる。従って、燃料タンクの内部圧力が低下するときには、燃料ポンプの吸入側の圧力低下が減少するので、燃料ポンプの吸入側にて液化ガス燃料の圧力低下が少なくなり、液化ガス燃料の蒸気化が抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段は、検出される内部圧力の低下程度に応じて燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、制御手段が、燃料タンクの内部圧力に係る低下程度に応じて燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させるので、燃料ポンプでのベーパロックに起因した損失増大による吸入側の圧力低下が必要以上に減少することがなく、燃料ポンプにより圧送される液化ガス燃料の流量が必要以上に減少することがない。
請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクにおける内部圧力の低下にかかわらず、燃料ポンプの吸入側にてベーパの発生を抑えることができ、エンジンに供給される液化ガス燃料に不足が生じることを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、燃料タンクにおける内部圧力の低下程度に応じて最大量の液化ガス燃料をエンジンに供給することができる。
以下、本発明におけるエンジンの液化ガス燃料供給装置を、液化ガス燃料としての液化石油ガス(LPG)を使用するLPGエンジンに具体化した一実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態のLPGエンジンシステムを概略構成図により示す。車両に搭載されたエンジンシステムは、液相状態のLPGを貯留する燃料タンク1を備える。燃料タンク1に内蔵された燃料ポンプ2は、同タンク1に貯留される液相状態のLPGを吸入してエンジン3への燃料ライン5へ吐出する。この実施形態で、燃料ポンプ2は、モータによりインペラを回転させることにより流体を吸入してエンジン3への燃料ライン5へ吐出させるものである。従って、燃料ポンプ2に供給される電圧の大きさに応じてモータの回転速度(回転数)、すなわち燃料ポンプ2の回転速度(回転数)が高くなり、燃料ポンプ2の吐出流量が大きくなり、そのために吸入側の圧力低下も大きくなる。この実施形態で、LPG用エンジン3は、4気筒のレシプロタイプであり、1番気筒#1、2番気筒#2、3番気筒#3及び4番気筒#4を備える。各気筒#1〜#4のそれぞれには、液相状態のLPGを噴射供給するためのインジェクタ4が設けられる。燃料ポンプ2から吐出される液相状態のLPGは、燃料ライン5及びデリバリパイプ6を通じて各インジェクタ4へ供給される。その供給された液相状態のLPGは、各インジェクタ4が動作することにより、吸気通路7に通じる各気筒#1〜#4の吸気ポートへ液相状態で噴射される。吸気通路7には、エアクリーナ8を通じて外部から空気が取り込まれる。吸気通路7に取り込まれた空気と、各インジェクタ4から噴射される液相状態のLPGは、可燃混合気として各気筒#1〜#4の燃焼室に吸入される。デリバリパイプ6で余った液相状態のLPGは、リターンライン9を通じて燃料タンク1へ戻される。この実施形態では、各インジェクタ4及びデリバリパイプ6により、燃料噴射用機器が構成される。
吸気通路7には、スロットルバルブ10が設けられる。このスロットルバルブ10は、運転席に設けられたアクセルペダル11の操作に連動して開閉される。この開閉により、吸気通路7から各気筒#1〜#4に吸入される空気量(吸気量)が調節される。
各気筒#1〜#4の燃焼室にそれぞれ設けられた点火プラグ12は、各気筒#1〜#4に配置されたイグナイタ内蔵のイグニションコイル14を介して出力される点火信号を受けて点火動作する。各点火プラグ12及び各イグニションコイル14は、各気筒#1〜#4の燃焼室に吸入される可燃混合気に点火する点火装置を構成する。各気筒#1〜#4において、吸気行程で燃焼室に吸入される可燃混合気は、圧縮行程で圧縮され、膨張行程で点火プラグ12がスパーク動作することにより爆発・燃焼して膨張する。燃焼後の排気ガスは、その後の排気行程で燃焼室から排気通路15を通じて外部へ排出される。そして、各気筒#1〜#4の燃焼室における可燃混合気の燃焼に伴い、ピストン(図示略)が動作してクランクシャフト16が回転することにより、エンジン3で車両を走行させる駆動力が得られる。
燃料タンク1からデリバリパイプ6までの間の燃料ライン5には、第1遮断弁18、燃料フィルタ19及び第2遮断弁20が直列に設けられる。燃料フィルタ19は、液相状態のLPGの中に混じる異物を除去するために使用される。第1及び第2の遮断弁18,20は、エンジン3の燃料カット時や緊急時に燃料タンク1からデリバリパイプ6へのLPGの圧送を強制的に遮断するために閉じられる。
デリバリパイプ6から燃料タンク1までのリターンライン9には、第1レギュレータ21及び第2レギュレータ22が直列に設けられる。また、第2レギュレータ22を迂回するバイパス通路23には、第3遮断弁24が設けられる。第3遮断弁24は、通常は開いている。この常開状態で、デリバリパイプ6からリターンライン9を通じて燃料タンク1へ戻されるLPGは、第1レギュレータ21を通った後、第2レギュレータ22を通ることなくバイパス通路23を流れて燃料タンク1へ流れる。これにより、デリバリパイプ6の中のLPGの燃料圧力はレギュレータ一つ分の一定圧力に保たれる。一方、第3遮断弁24が閉じられることにより、デリバリパイプ6からリターンライン9を通じて燃料タンク1へ戻されるLPGは、第1レギュレータ21及び第2レギュレータ22を通って燃料タンク1へ流れる。これにより、デリバリパイプ6の中のLPGの燃料圧力がレギュレータ二つ分の一定圧力に保たれる。つまり、第3遮断弁24が閉じられることにより、デリバリパイプ6の中のLPGの燃料圧力が、通常状態よりも上昇することになる。リターンライン9の末端は、燃料タンク1の中に配置され、LPGの逆流を防止するために逆止弁25が設けられる。
上記した各インジェクタ4及びイグナイタ内蔵の各イグニションコイル14は、それぞれ電子制御装置(ECU)40に接続される。また、エンジン3などに設けられる各種センサ等41〜47は、エンジン3の運転状態を検出するための運転状態検出手段に相当し、それぞれECU40に接続される。すなわち、スロットルバルブ10に設けられるスロットルセンサ41は、スロットルバルブ10の開度(スロットル開度)TAを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。吸気通路7に設けられたエアフローメータ42は、吸気通路7を流れる空気流量Qaを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン3に設けられた水温センサ43は、エンジン3の内部を流れる冷却水の温度(冷却水温)THWを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン3に設けられた回転速度センサ44は、クランクシャフト16の回転速度(エンジン回転速度)NEを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。排気通路15に設けられた酸素センサ45は、排気通路15へ排出される排気ガス中の酸素濃度(出力電圧)Oxを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。運転席に設けられたイグニションスイッチ(IG・SW)46は、エンジン3の始動に際してオン操作され、バッテリ31からECU40へ電力を供給する。
この実施形態で、ECU40は、前述した各種センサ等41〜47から出力される各種信号を入力する。ECU40は、これらの入力信号に基づき、LPG噴射制御及び点火時期制御等を実行するために、各インジェクタ4に噴射信号を出力するとともに、各イグニションコイル14のイグナイタに点火信号を出力する。
ここで、LPG噴射制御とは、各気筒#1〜#4に設けられるインジェクタ4によるLPG噴射量及びその噴射時期をエンジン3の運転状態に基づいて制御することである。従って、ECU40では、エンジン3の運転状態に応じたLPG噴射量が算出される。点火時期制御とは、エンジン3の運転状態に応じて各気筒#1〜#4におけるイグニションコイル14のイグナイタを制御することにより、各気筒#1〜#4の点火プラグ12による点火時期を制御することである。
ここで、LPGは、ガソリンに比べて温度や圧力に対する性状変化が大きいことから、各インジェクタ4から噴射される液相状態のLPGの燃料量を正確に算出するために、LPGの温度状態及び圧力状態に応じて噴射量を補正する必要がある。そこで、この実施形態では、液相状態のLPGの温度状態及び圧力状態を検出するために、燃料タンク1に、タンク用燃料温度センサ48及びタンク用燃料圧力センサ49が設けられる。タンク用燃料温度センサ48は、燃料タンク1に貯留される液相状態のLPGの温度(タンク内燃料温度)Ttを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。タンク用燃料圧力センサ49は、燃料タンク1に貯留される液相状態のLPGの圧力(タンク内燃料圧力)Ptを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。このタンク内燃料圧力Ptは、燃料タンク1の内部圧力に相関した値を示すことになる。そこで、この実施形態では、タンク用燃料圧力センサ49が、燃料タンク1の内部圧力を検出するための本発明における圧力検出手段に相当する。また、デリバリパイプ6に、デリバリ用燃料温度センサ50及びデリバリ用燃料圧力センサ51が設けられる。デリバリ用燃料温度センサ50は、デリバリパイプ6における液相状態のLPGの温度(デリバリ内燃料温度)Tdを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。デリバリ用燃料圧力センサ51は、デリバリパイプ6における液相状態のLPGの圧力(デリバリ内燃料圧力)Pdを検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。これらのセンサ48〜51は、ECU40にそれぞれ接続される。また、ECU40には、上記した第1乃至第3の遮断弁18,20,24がそれぞれ接続される。ECU40は、LPG噴射制御に際して、これらのセンサ48〜51から出力される各種信号に基づき、LPGの組成及び性状等に応じて燃料噴射量を補正する処理を実行する。特に、この実施形態で、ECU40は、燃料タンク1及びデリバリパイプ6に設けられた各センサ48〜51により検出される燃料状態に基づき液相状態のLPGにおける蒸気(ベーパ)の混入割合(混入したベーパの体積割合)を推定し、その推定される混入割合に応じて燃料噴射用機器、すなわちデリバリパイプ6及び各インジェクタ4から噴射供給される燃料量を補正するようになっている。
この実施形態で、燃料ポンプ2は駆動回路52を介してECU40に接続される。駆動回路52は、第1レジスタリレー53及び第2レジスタリレー54を備える。イグニションスイッチ(IG・SW)46がオン操作されることにより、バッテリ31から燃料ポンプ2へ電力が供給されるようになっている。ECU40は、タンク用燃料圧力センサ49により検出されるタンク内燃料圧力Ptに応じて、燃料ポンプ2に対する供給電圧を段階的に低下させるために駆動回路52を制御するようになっている。この実施形態では、燃料タンク1の内部圧力が低下したとき、燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下を減少させるように、ECU40が駆動回路52を介して燃料ポンプ2を制御する。この実施形態で、ECU40及び駆動回路52により、本発明の制御手段が構成される。
ECU40は、それぞれ中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM、外部入力回路及び外部出力回路等を備える。ECU40は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMと、外部入力回路及び外部出力回路等とをバスにより接続してなる論理演算回路を構成する。各ROMは、各種制御に関する所定の制御プログラムを予め記憶したものである。各RAMは、各CPUの演算結果を一時記憶するものである。各バックアップRAMは、予め記憶したデータを保存するものである。各CPUは、入力回路を介して入力される各種センサ等41〜51からの信号に基づき、所定の制御プログラムに従って前述した各種制御等を実行する。
ここで、図2に、燃料ポンプ2の流量特性をグラフに示す。このグラフから分かるように、燃料ポンプ2の流量特性は、燃料ポンプ2に供給されるポンプ供給電圧Vpの大きさにより変わる。また、流量特性は、タンク内燃料圧力Ptの違いによっても異なることが分かる。すなわち、燃料ポンプ2の流量は、タンク内燃料圧力Ptが「0.1MPa」から「0.2MPa」、「0.3MPa」と高くなるほど多くなることが分かる。また、タンク内燃料圧力Ptが「0.1MPa」のときには、ポンプ供給電圧Vpが「約9V」のときに流量が最大になることが分かる。また、タンク内燃料圧力Ptが「0.2MPa」のときには、ポンプ供給電圧Vpが「約10V」のときに流量が最大になることが分かる。更に、タンク内燃料圧力Ptが「0.3MPa」のときには、ポンプ供給電圧Vpが「約12V」のときに流量が最大になることが分かる。ここで、タンク内燃料圧力Ptが小さいほど、液相状態における同量のLPGが気化したときのベーパの体積割合は大きくなる。気体に加わる圧力に差があるためである。
次に、上記のような流量特性を有する燃料ポンプ2につき、ECU40が実行する燃料ポンプ制御について詳しく説明する。図3に、この燃料ポンプ制御の内容をフローチャートに示す。
先ず、ステップ100で、ECU40は、タンク内燃料圧力センサ49により検出されるタンク内燃料圧力Ptを読み込む。
ステップ110で、ECU40は、読み込まれたタンク内燃料圧力Ptが、所定値P1(例えば、「0.2MPa」)より大きいか否かを判断する。この判断結果が肯定である場合、ECU40は、ステップ120で、ポンプ供給電圧Vpを高電圧VHに設定するために駆動回路52を制御する。すなわち、ECU40は、駆動回路40の二つのレジスタリレー53,54をオフすることにより、バッテリ31が保持するバッテリ電圧Vbat(約12.6V)をダイレクトに燃料ポンプ2に供給する。これにより、図2の流量特性における「Pt=0.3MPa」の曲線が表すように、燃料ポンプ2は、高電圧VHにて相対的に多い流量を流すことができる。
一方、ステップ110の判断結果が否定である場合、ECU40は、ステップ130で、読み込まれたタンク内燃料圧力Ptが、所定値P2(例えば、「0.1MPa」)より大きいか否かを判断する。この判断結果が肯定である場合、ECU40は、ステップ140で、ポンプ供給電圧Vpを中電圧VMに設定するために駆動回路52を制御する。すなわち、ECU40は、駆動回路40の第1レジスタリレー53のみをオンすることにより、バッテリ電圧Vbat(約12.6V)を「約10V」に降圧して燃料ポンプ2に供給する。これにより、燃料ポンプ2の回転速度が低くなり吸入流量が減少するが、吸入側の圧力低下が減少してベーパの発生が減少し、吐出流量が減少して、図2の流量特性における「Pt=0.2MPa」の曲線が表すように、燃料ポンプ2は、中電圧VM(約10V)にて中程度の流量を流すようになる。
一方、ステップ130の判断結果が否定である場合、ECU40は、ステップ150で、ポンプ供給電圧Vpを低電圧VLに設定するために駆動回路52を制御する。すなわち、ECU40は、駆動回路40の二つのレジスタリレー53,54をオンすることにより、バッテリ電圧Vbat(約12.6V)を「約8V」に降圧して燃料ポンプ2に供給する。これにより、燃料ポンプ2の回転速度が低くなり吸入流量が減少するが、吸入側の圧力低下が減少してベーパの発生が減少し、吐出流量が更に減少して、図2の流量特性における「Pt=0.1MPa」の曲線が表すように、燃料ポンプ2は、低電圧VL(約8V)にて相対的に少ない流量を流すようになる。
以上説明したこの実施形態におけるエンジンの液化ガス燃料供給装置の構成によれば、タンク用燃料圧力センサ49により検出されるタンク内燃料圧力Ptが所定値P1より低下すると、ECU40が駆動回路52を介して燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下を減少させる。従って、燃料タンク1の内部圧力が低下するとき、燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下が減少するので、燃料ポンプ2の吸入側にて圧力低下が少なくなり、液相状態のLPGの蒸気化が抑えられる。このため、燃料タンク1における内部圧力が低下したとしても、燃料ポンプ2の吸入側でのベーパの発生を抑えることができ、燃料ポンプ2から各インジェクタ4へ圧送されるLPGに流量不足が生じるのを防止して、エンジン3に供給されるLPGに不足が生じることを防止することができる。
また、この実施形態において、ECU40は、検出されるタンク内燃料圧力Ptの低下段階に応じてポンプ供給電圧Vpを高電圧VHから中電圧VMへ、中電圧VMから低電圧VLへ2段階に降圧することで、燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下を段階的に減少させる。従って、燃料ポンプ2でのベーパロックに起因した損失増大による吸入側の圧力低下が必要以上に減少して各インジェクタ4へ圧送されるLPG流量が必要以上に減少することがない。この結果、燃料タンク1における内部圧力の低下程度に応じて最大量のLPGをエンジン3に供給することができる。
尚、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することができる。
(1)前記実施形態では、タンク内燃料圧力Ptの低下段階に応じてポンプ供給電圧Vpを段階的に降圧することで、燃料ポンプ2の吸入側の圧力低下を段階的に減少させるようにしたが、タンク内燃料圧力Ptの低下の程度に応じてポンプ供給電圧Vpをリニアに降圧することで、燃料ポンプの吸入側の圧力低下をリニアに減少させるように構成してもよい。
(2)前記実施形態では、本発明を4気筒のエンジン3に具体化したが、4気筒以外の気筒数のエンジンにも具体化することができる。
(3)前記実施形態では、LPGを液化ガス燃料として使用したが、LNG、DMEを液化ガス燃料として使用することもできる。
LPGエンジンシステムを示す概略構成図。 燃料ポンプの流量特性を示すグラフ。 燃料ポンプ制御の内容を示すフローチャート。
符号の説明
1 燃料タンク
2 燃料ポンプ
3 LPG用エンジン
4 インジェクタ
40 ECU(制御手段)
49 タンク用燃料圧力センサ(圧力検出手段)
52 駆動回路(制御手段)
P1 所定値
P2 所定値

Claims (2)

  1. 燃料タンク内にて加圧されて液相状態で貯留される液化ガス燃料を、燃料ポンプによりインジェクタへ圧送してエンジンへ液相状態で噴射供給するように構成したエンジンの液化ガス燃料供給装置において、
    前記燃料タンクの内部圧力を検出するための圧力検出手段と、
    前記検出される内部圧力が所定値より低下したとき、前記燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させるように前記燃料ポンプを制御するための制御手段と
    を備えたことを特徴とするエンジンの液化ガス燃料供給装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出される内部圧力の低下程度に応じて前記燃料ポンプの吸入側の圧力低下を減少させることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの液化ガス燃料供給装置。
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