JP2006063607A - 自動ドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドア本体を外すことなく容易にかつ安全に戸車の交換作業を行うことのできる自動ドア装置の提供。
【解決手段】 ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、ハンガー4に脱着可能な戸車交換用部材2aを備え、戸車交換用部材2aは、一方のハンガー4に取り付けた場合に戸車交換用部材2aの下部がレール51に接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。
【選択図】図3
【解決手段】 ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、ハンガー4に脱着可能な戸車交換用部材2aを備え、戸車交換用部材2aは、一方のハンガー4に取り付けた場合に戸車交換用部材2aの下部がレール51に接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。
【選択図】図3
Description
本発明はモータ等の駆動源によりドア本体を開閉する自動ドア装置に関するものである。
従来から、自動ドア装置101は、特願平10−238205号公報に記載されているものがある。この自動ドア装置101は、図9に示すように、ドアの上部に固定したドアハンガー102 と、ドアハンガー102に軸支されてハンガーレールにドアを懸架する吊戸車103 と、吊戸車103の高さ寸法の範囲内に設けられている、ハンガーレールに一体的の踊り止めレール面及び踊り止めレール面に対向してドアハンガーに設けられた踊り止め部材128と、ドア懸架状態で踊り止めレール面と踊り止め部材との隙間を調整可能な隙間調整手段と、を有する。隙間調整手段は、踊り止め部材が、ドアハンガーに設けた踊り止め軸125の一端に偏心して設けられ回転位置を変更することにより隙間を調整する。踊り止め軸は、ハンガー背面の凹凸部と係合する凹凸部を有するフランジを備え、正面側へ貫通した他端部に雄ねじとその回転操作部143を備え、ナット134の締め込みによりハンガーに固定されている。このものは、無目の高さ寸法を最小限に抑え、ドア懸架作業の容易化を図り、踊り止め部材の位置ずれを防止するものである。
しかしながら、特願平10−238205に開示されているようなハンガーの構造においては、戸車を交換する際、一旦ドア本体をレールから外した状態で作業を行うこととなる。そのためには一旦ドア本体を上方に持上げて床面等へ下ろす必要がある。ドア本体は相当の重量であるため、上方に持上げるにはかなりの労力と時間を要する場合があるだけでなく非常に危険な作業となってしまう場合がある。
特開平10−238205号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、ドア本体を外すことなく容易にかつ安全に戸車の交換作業を行うことのできる自動ドア装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明は、ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、前記ハンガーに脱着可能な戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、前記一方のハンガーに取り付けた場合に該戸車交換用部材の下部が前記レールに接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである。
また、ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、前記レールに脱着可能な傾斜部と平坦部を有する戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、前記レールに取り付けた場合に該平坦部が前記一方のハンガーの下部に接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持することが好ましい。
また、ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、前記ドア本体の走行上の床面に設置する戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、床面に設置する場合に該戸車交換用部材の上部と前記ドア本体の下部とが接することにより床面に設置した前記戸車交換用部材とは反対側に設けられた前記ハンガーとともに前記ドア本体を支持するものが好ましい。
また、ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、前記レールは、そのレール上に上方に傾斜した傾斜部と該傾斜部の上部から延設された平坦部を有し、前記一方のハンガーの下部と該平坦部の上部とが接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものが好ましい。
また、ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、前記レールは、そのレール上に前記戸車に対応した溝と、平坦部と、を有し、該溝に前記戸車を嵌めこみ、前記ハンガーの下部と該平坦部の上部とが接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものが好ましい。
本願発明の自動ドア装置によれば、ドア本体片側の一方のハンガー戸車交換用部材でエンジンケースに支持し、もう一方のハンガーとともにドア本体を支持できるようにすることで、ドア本体を外すことなく容易にかつ安全に戸車の交換作業を行うことができるようになる。
また、戸車を浮かせる作業を床面上で行うことがでる。
また、レール自体に上記機能をもつため、新たに装置等を取り付ける必要がなくなる。
本願の請求項1に対応した第1の実施形態の自動ドア装置1を図1から図3に基づいて説明する。図1は第1の実施形態に係る自動ドア装置1の概略外観図、図2は同上の概略側面断面図、図3(a)はハンガー4に戸車交換用部材2aを取り付けた場合の概略正面図、(b)は戸車交換用部材2aの斜視図である。この自動ドア装置1は、ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、ハンガー4に脱着可能な戸車交換用部材2aを備え、戸車交換用部材2aは、一方のハンガー4に取り付けた場合に戸車交換用部材2aの下部がレール51に接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。
戸車交換用部材2aは、図3(b)に示すように、立設部21aと底部22aとを有する略L字状を有している。立設部21aは、孔23aが設けられており、戸車交換用部材2aの金具BにボルトCにより取り付けられる。底部22aは、その下部はレール51に対応した切り欠き24aが設けられている。ドア本体3は、取り付けられた金具Bに長穴等を設けている。
次に、戸車41の交換方法について図3に基づいて説明する。まず、戸車交換用部材2をボルトCにより一方のハンガー4の金具Bに取り付ける。この場合、一方のハンガー4に取り付けた戸車交換用部材2aと他方のハンガー4でドア本体3を支持することができる。次に、戸車41は、金具Bと戸車41を固定している金具Aの間のボルトDを外せば、戸車41と金具Aを上方へ移動させ取り外しできる。また、戸車41の交換後は逆の手順で取り付け、最後に戸車交換用部材2aを取り外せばよい。もう一方のハンガー4にある戸車41についても同様の操作を行うことで交換することができる。
このように構成された自動ドア装置1は、一方のハンガー4に取り付けた戸車交換用部材2aと他方のハンガー4でドア本体3を支持することにより、戸車41を取り外せるようにしたものである。従って、ドア本体3を外すことなく容易、安全に戸車41の交換作業を行うことができるようになる。
なお、戸車交換用部材2aともう一方のハンガーとともにドア本体3をレール51上で支えることができる。前記装置の設置箇所はレール上に限らずエンジンケース5とドア本体3を支持した状態でもう一方のハンガー4と共に、ドア本体3を支えることができる場所であればよい。なお、底部22aは、レール51に対応した切り欠き24aを設けているが、特に形状に決まりなく適宜決めればよい。なお、戸車交換用部材2aは、略L字状の形状を有しているが、特に形状に決まりなく適宜決めればよい。
本願の請求項2に対応した第2の実施形態の自動ドア装置1を図4に基づいて説明する。図4(a)はハンガー4に戸車交換用部材2bを取り付けた場合の概略正面図、(b)は戸車交換用部材2bの斜視図である。
この自動ドア装置1は、ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、レール51に脱着可能な傾斜部21bと平坦部22bを有する戸車交換用部材2bを備え、戸車交換用部材2bは、レール51に取り付けた場合に平坦部22bが一方のハンガー4の下部に接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。この実施形態は、前述した第1の実施形態とはハンガー4の形状、戸車交換用部材の形状及び戸車交換用部材取り付け位置を変えたものであり、それら以外の構成要素は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
戸車交換用部材2bは、図4(b)に示すように、傾斜部21bと、その上端より延設された平坦部22bと、戸車交換用部材2bを固定するための取付部23bと、を有している。傾斜部21bは、ドア本体3をスライドさせて一方のハンガー4が傾斜部21bの上を移動することにより、ハンガー4の下部と平坦部22bが接することにより、一方のハンガー4に取り付けた戸車交換用部材2bと他方のハンガー4でドア本体3を支持することにより戸車41を取り外せるようにしたものである。また、その下部はレール51に対応した切り欠き24bが設けられている。平坦部22bは、ハンガー4の下部を載せるためのものである。取付部23bは、ボルトCに対応した孔が設けられており、レール51の側部にボルトCにより取り付けられる。
次に、戸車41の交換方法について図4に基づいて説明する。まず、戸車交換用部材2bをボルトCによりレール51に取り付ける。この場合、傾斜部21bは、傾斜面の低い側をハンガー4側にくるように取り付ける。次に、ドア本体3をスライドさせて、ハンガー4の金具Bの下部が戸車交換用部材2b上を移動し、平坦部22b上で停止させる。この場合、一方のハンガー4の下部に接するように取り付けた戸車交換用部材2bと他方のハンガー4でドア本体3を固定することができる。
この状態で、戸車41は、金具Bと戸車41を固定している金具Aの間のボルトDを外せば、戸車41と金具Aを上方へ移動させ取り外しできる。また、戸車41の交換後は逆の手順で取り付け、最後に戸車交換用部材2bを取り外せばよい。もう一方のハンガー4にある戸車41についても同様の操作を行うことで交換することができる。
このように構成された自動ドア装置1は、一方のハンガー4に取り付けた戸車交換用部材2bと他方のハンガー4でドア本体3を支持することにより、戸車41を取り外せるようにしたものである。従って、ドア本体3を外すことなく容易、安全に戸車41の交換作業を行うことができるようになる。
なお、戸車交換用部材2bの高さは、ハンガー4を平坦部22bに載せた場合に、平坦部22bに乗せたハンガー4の戸車41がレール51から浮く高さにすれば戸車41が一層取り替えやすくなる。なお、傾斜部21bの角度は、ドア本体3がスムーズに移動できればよく、その角度は適宜決めればよい。
本願の請求項3に対応した第3の実施形態の自動ドア装置1を図5に基づいて説明する。図5はハンガー4に戸車交換用部材2cを取り付けた場合の概略正面図、(b)は戸車交換用部材2cの斜視図である。この自動ドア装置1は、ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、ドア本体3の走行上の床面6に設置する戸車交換用部材2cを備え、戸車交換用部材2cは、床面6に設置する場合に戸車交換用部材2cの上部とドア本体3の下部とが接することにより戸車交換用部材2cとは反対側に設けられたハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。この実施形態は、前述した第1の実施形態とは、ハンガー4の形状、戸車交換用部材及び戸車交換用部材の取り付け位置を変えたものであり、それら以外の構成要素は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
戸車交換用部材2cは、図5(b)に示すように、傾斜部21cと、平坦部22cと、第1の倒れ防止用部材25cと、第2の倒れ防止用部材26cと、を有している。傾斜部21c及び平坦部22cは、ドア本体3をスライドさせてドア本体3が傾斜部21bの上を移動することにより平坦部22cをドア本体3の下部を載せるためのものである。また、戸車交換用部材2cの高さは、ドア本体3の下部が平坦部22cに乗った場合、戸車交換用部材2c側のハンガー4の戸車41が浮く高さにする。第1の倒れ防止用部材25c及び第2の倒れ防止用部材26cは、戸車41をレール51から浮かせた際に、ドア本体3が手前に倒れてこないようにするものである。
次に、戸車41の交換方法について図5に基づいて説明する。まず、戸車交換用部材2bをドア本体の走行路上の床面6に設置する。そして、ドア本体3をスライドさせた際にドア本体3の片側が傾斜上を移動することで同側上部の戸車41をレールから浮かせる。この状態で、戸車41は、金具Bと戸車41を固定している金具Aの間のボルトDを外せば、戸車41と金具Aを上方へ移動させ取り外しできる。また、戸車41の交換後は逆の手順で取り付けばよい。もう一方のハンガー4にある戸車41についても同様の操作を行うことで交換することができる。
このように構成された自動ドア装置1は、一方のハンガー4に取り付けた戸車交換用部材2cと他方のハンガー4でドア本体3を支持することにより、戸車41を取り外せるようにしたものである。すなわち、ドア本体3下方を傾斜部21c及び平坦部22cの上部に乗せることで戸車交換用部材2cと反対側のハンガー4とで戸車41を浮かせることができる。従って、ドア本体3を外すことなく容易、安全に戸車41の交換作業を行うことができるようになる。更に、自動ドア装置1の設置ならびに自動ドア装置1側の戸車41を浮かせる作業を床面6上で行うことができ作業が容易となる。
なお、図6に示すように、テコの原理を利用した持上げ機能を有する戸車交換用部材2dを端部22dがドア本体3の端部にのるように設置し、端部22dを踏みつけるなどの行為により、支点23dを中心として戸車交換用部材2d側の戸車41をレール51から浮かせ、戸車交換用部材2dを設置した側とは反対側のハンガー4とともにドア本体をレール上で支えることができるようにすれば、上記と同様となる。この場合、ドアをスライドさせることなく作業が行え、また倒れ防止用の支えを設けることでより安全な作業が行えるようになる。
本願の請求項4に対応した第4の実施形態の自動ドア装置1を図7に基づいて説明する。図7はハンガー4に傾斜部52aと平坦部52bを設けた場合の概略正面図、(b)は傾斜部52aと平坦部52bの斜視図である。この自動ドア装置1は、ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、レール51は、そのレール51上に上方に傾斜した傾斜部52aと傾斜部52aの上部から延設された平坦部52bを有し、一方のハンガー4の下部と平坦部52bの上部とが接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。この実施形態は、前述した第1の実施形態とは、戸車交換用部材2aをレース上に設け、ハンガー4の形状、レール51の形状を変えたものであり、それら以外の構成要素は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
傾斜部52a及び平坦部52bは、ドア本体3をスライドさせてハンガー4が傾斜部52aの上を移動することにより平坦部52bをハンガー4の下部を載せるためのものである。すなわち、傾斜部52a及び平坦部52bで戸車交換用部材52を形成している。また、レール51から平坦部52bまでの高さは、一方のハンガー4の下部が平坦部52bに乗った場合、他方のハンガー4の戸車41が浮く高さにする。
次に、戸車41の交換方法について図7に基づいて説明する。ドア本体3をスライドさせた際にハンガー4が傾斜部52aを移動させて、戸車41をレールから浮かせる。この状態で、戸車41は、金具Bと戸車41を固定している金具Aの間のボルトDを外せば、戸車41と金具Aを上方へ移動させ取り外しできる。また、戸車41の交換後は逆の手順で取り付ければよい。もう一方のハンガー4にある戸車41についても同様の操作を行うことで交換することができる。
なお、傾斜部52aの角度は、ドア本体3がスムーズに移動できればよく、その角度は適宜決めればよい。なお、傾斜部52aと平坦部52bを図1に示す左右ストッパー7の外側に配置しておけば、通常の開閉動作に支障はない。この場合、レール自体に戸車を浮かせる機能をもつため新たに装置等を取り付ける必要はない。
本願の請求項5に対応した第5の実施形態の自動ドア装置1を図8に基づいて説明する。図8はハンガー4に溝52dと平坦部52fを設けた場合の概略正面図、(b)は溝52dと平坦部52fの斜視図である。この自動ドア装置1は、ドア本体3と、ドア本体3の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車41を有するハンガー4と、ドア本体3の上方に設置され戸車41を走行させるためのレール51を有するエンジンケース5と、を備え、戸車41をレール51に懸架させると共に、ドア本体3を開閉自在になるようにした自動ドア装置1において、レール51は、そのレール51上に戸車41に対応した溝52dと、平坦部52fと、を有し、溝52dに戸車41を嵌めこみ、一方のハンガー4の下部と平坦部52fの上部とが接することにより他方のハンガー4とともにドア本体3を支持するものである。
溝52dとレールより高い位置に設けた平坦部52fは、ドア本体3をスライドさせた際に溝52dに戸車41が嵌め込ませたと同時にドア本体を取り付けしているハンガー4の下部と平坦部52fとが接することにより戸車41を溝52dの底部52eから浮かせることができるものである。
次に、戸車41の交換方法について図8に基づいて説明する。ドア本体3をスライドさせて一方のハンガー4の戸車41を溝52dに嵌め込ませ、ハンガー4の下部と平坦部52fとが接することにより戸車41を溝52dの底部52eから浮かせる。他方のハンガー4とでドア本体3を支持することができるこの状態で、戸車41は、金具Bと戸車41を固定している金具Aの間のボルトDを外せば、戸車41と金具Aを上方へ移動させ取り外しできる。また、もう一方のハンガー4にある戸車41についても同様の操作を行うことで交換することができる。
このように構成された自動ドア装置1は、平坦部52fに一方のハンガー4を載せることにより、他方のハンガー4とで戸車41を浮かせることができる。従って、ドア本体3を外すことなく容易、安全に戸車41の交換作業を行うことができるようになる。
なお、溝52dに嵌め込むため、戸車交換後再度レール51に配置する際に作業性をよくすることや戸車41を傷つけなくするよう溝52dの端面にRをつけることや、ハンガー4と接触する部分を摩擦抵抗の低い材質にすればよい。なお、溝52dと平坦部52fを図1に示す左右ストッパー7の外側に配置しておけば、通常の開閉動作に支障はない。この場合、レール51自体に戸車41を浮かせる機能をもつため新たに装置等を取り付ける必要はない。
1 自動ドア装置
2a 戸車交換用部材
2b 戸車交換用部材
21b 傾斜部
22b 平坦部
2c 戸車交換用部材
21c 傾斜部
22c 平坦部
3 ドア本体
4 ハンガー
41 戸車
5 エンジンケース
51 レール
52a 傾斜部
52b 平坦部
52d 溝
52f 平坦部
6 床面
2a 戸車交換用部材
2b 戸車交換用部材
21b 傾斜部
22b 平坦部
2c 戸車交換用部材
21c 傾斜部
22c 平坦部
3 ドア本体
4 ハンガー
41 戸車
5 エンジンケース
51 レール
52a 傾斜部
52b 平坦部
52d 溝
52f 平坦部
6 床面
Claims (5)
- ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、
前記ハンガーに脱着可能な戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、前記一方のハンガーに取り付けた場合に該戸車交換用部材の下部が前記レールに接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである自動ドア装置。 - ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、
前記レールに脱着可能な傾斜部と平坦部を有する戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、前記レールに取り付けた場合に該平坦部が前記一方のハンガーの下部に接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである自動ドア装置。 - ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、
前記ドア本体の走行上の床面に設置する戸車交換用部材を備え、該戸車交換用部材は、床面に設置する場合に該戸車交換用部材の上部と前記ドア本体の下部とが接することにより床面に設置した前記戸車交換用部材とは反対側に設けられた前記ハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである自動ドア装置。 - ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、
前記レールは、そのレール上に上方に傾斜した傾斜部と該傾斜部の上部から延設された平坦部を有し、前記一方のハンガーの下部と該平坦部の上部とが接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである自動ドア装置。 - ドア本体と、ドア本体の上部の両端部にそれぞれ取り付けられた戸車を有するハンガーと、ドア本体の上方に設置され前記戸車を走行させるためのレールを有するエンジンケースと、を備え、前記戸車を前記レールに懸架させると共に、前記ドア本体を開閉自在になるようにした自動ドア装置において、
前記レールは、そのレール上に前記戸車に対応した溝と、平坦部と、を有し、該溝に前記戸車を嵌めこみ、前記ハンガーの下部と該平坦部の上部とが接することにより前記他方のハンガーとともに前記ドア本体を支持するものである自動ドア装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004246207A JP2006063607A (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | 自動ドア装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004246207A JP2006063607A (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | 自動ドア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006063607A true JP2006063607A (ja) | 2006-03-09 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004246207A Pending JP2006063607A (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | 自動ドア装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006063607A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308845A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Ykk Ap株式会社 | 面材支持構造および建具 |
JP2017115338A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 株式会社ソリック | 吊り金具装置 |
JP2018096203A (ja) * | 2018-01-24 | 2018-06-21 | 株式会社ソリック | 吊り金具装置 |
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2004
- 2004-08-26 JP JP2004246207A patent/JP2006063607A/ja active Pending
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