JP2006060472A - 受信フロントエンド回路、受信回路、および、これを用いた通信機器 - Google Patents

受信フロントエンド回路、受信回路、および、これを用いた通信機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下しない、低消費電流の受信フロントエンド回路と、受信レベル検出で誤差が生じない受信回路を提供する。
【解決手段】 平均レベル検波回路10は、ベースバンド出力信号またはミキサ回路の入力信号のレベルを検出する。平滑回路11は、平均レベル検波回路10の出力信号から、AC成分を除去する。基準比較回路12は、平滑回路11の出力信号が所定の基準電圧を超えたときにレベル抑制信号を出力する。リミッタ回路13は、基準比較回路12からレベル抑制信号が出力されたときに、バイアス回路14を制御することにより、ミキサ回路のバイアス電流を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体通信機器などに使用される受信回路、および、これに含まれる受信フロントエンド回路に関する。
近年、移動体通信機器を小型化するために、半導体集積回路を用いて無線回路を構成することが進められている。また、無線回路を低消費電力化するために、複数の回路ブロックで電流を共用化する技術や、低電圧でダイナミックレンジを拡大する技術などが検討されている。
図11は、特許文献1に記載された、複数の回路ブロックで電流を共用化した回路を示す図である。図11に示す回路では、電子回路802は、電源線810および抵抗素子814を介して、電源803に接続されている。また、電子回路802の接地すべき側には、抵抗素子813を介して、電子回路801の電源線810が接続される。このように2つの電子回路801、802を共通の電流808、809で駆動することにより、回路の消費電流を低減することができる。
また、図12は、非特許文献1に記載された、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路を示す図である。図12に示す回路において、入力端子903から入力された信号Iinは、ミキサ回路901で周波数変換され、変換後の信号は、折り返し用カレントミラー回路902の作用により、電流信号として折り返される。折り返された信号は、負荷回路904で電圧信号に戻された後、IF(Intermediate Frequency)出力端子906から出力される。これにより、ミキサ回路901と負荷回路904を縦積みにするよりも低い電流で、電圧のダイナミックレンジを確保することができる。
特開平5−37245号公報 アイトリプルイー・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid−State Circuits)、Vol.37、No.12、p.1710−1720
しかしながら、移動体通信機器は、電源投入時の初期状態や建物の陰から基地局を見通せる場所に移動した場合などに、受信回路のゲインが高く設定された状態で、想定外の強信号を受信することがある。このような想定外の強入力条件下では、ミキサ回路の電流が、回路の飽和動作に伴い増加する。上記従来の回路では、折り返し用カレントミラー回路の作用により、ミキサ回路を流れる電流と折り返し負荷回路を流れる電流との合計が一定になるので、ミキサ回路を流れる電流が増加する分だけ、折り返し負荷回路を流れる電流が減少する(図13を参照)。この結果、回路は動作不能となり、IF出力レベルが著しく低下するという問題が生じる。また、IF出力レベルが著しく低下すると、IF出力レベルを用いて検出した受信レベルに大きな誤差が生じるという問題が生じる。
それ故に、本発明は、想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下することのない、低消費電流の受信フロントエンド回路、および、受信レベル検出で誤差が生じない受信回路を提供することを目的とする。
本発明の受信フロントエンド回路は、ミキサ回路とカレントミラー回路と負荷回路とを含み、カレントミラー回路でミキサ回路の出力を折り返し、カレントミラー回路の折り返し出力に負荷回路が接続されている折り返し負荷型ダウンコンバータ回路と、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路の入力信号または出力信号を検波する検波回路と、検波回路の出力信号を平滑化する平滑回路と、平滑回路の出力信号と所定の基準電圧とを比較する基準比較回路と、基準比較回路における比較結果に応じて、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のバイアスを制御するバイアス制御回路とを備える。
この受信フロントエンド回路では、バイアス制御回路はミキサ回路またはカレントミラー回路のバイアスを制御してもよく、検波回路はミキサ回路の入力または負荷回路の出力に接続されていてもよい。検波回路は、信号のAC振幅および/またはDCレベルを検波してもよい。また、基準電圧が複数のレベルに切り換えられてもよく、基準電圧が切り換えられるときに、平滑回路のカットオフ周波数が切り換えられてもよい。
また、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路が、負荷回路と複数のミキサ回路と複数のカレントミラー回路とを含み、各カレントミラー回路で各ミキサ回路の出力を折り返し、各カレントミラー回路の折り返し出力が共通の出力に接続され、当該共通の出力に負荷回路が接続されている多入力1出力回路であり、受信フロントエンド回路は複数のバイアス制御回路を備え、各バイアス制御回路が、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のうちで各入力信号について設けられた回路のバイアスを制御してもよい。この場合、各バイアス制御回路は、各ミキサ回路または各カレントミラー回路のバイアスを制御してもよい。また、受信フロントエンド回路は複数の検波回路を備え、各検波回路は各ミキサ回路の入力に接続されていてもよく、あるいは、検波回路は負荷回路の出力に接続されていてもよい。
本発明の受信回路は、受信信号のレベルを調整するゲイン切り換え回路と、ゲイン切り換え回路の出力に接続された上記受信フロントエンド回路を備える。この受信回路では、ゲイン切り換え回路のゲインは、バイアス制御回路がバイアスを抑制している間に、低い値に切り換えられてもよい。また、ゲイン切り換え回路は、可変利得増幅器または可変減衰器を含んでもよく、あるいは、固定利得増幅器と、低ゲイン時には、固定利得増幅器を通過する信号をバイパスさせるバイパス回路とを含んでもよい。また、受信回路は受信フロントエンド回路の出力信号を増幅する可変利得増幅器をさらに備え、可変利得増幅器のゲインはゲイン切り換え回路のゲインと同じタイミングで切り換えられてもよい。
また、受信回路は複数のゲイン切り換え回路を備え、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路が上記多入力1出力回路であり、受信フロントエンド回路は複数のバイアス制御回路を含み、各バイアス制御回路が、折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のうちで各入力信号について設けられた回路のバイアスを制御してもよい。この場合、少なくとも1つのゲイン切り換え回路が、可変利得増幅器または可変減衰器を含んでもよく、あるいは、固定利得増幅器と、低ゲイン時には、固定利得増幅器を通過する信号をバイパスさせるバイパス回路とを含んでもよい。
本発明の通信機器は、電波を送受信するアンテナと、アンテナに接続されたアンテナ共用回路と、アンテナ共用回路に接続された送信回路と、アンテナ共用回路に接続された上記受信回路とを備える。
本発明の受信フロントエンド回路では、想定外の強入力条件下でも、負荷回路を流れる電流は0にならない。したがって、想定外の強入力条件下でも出力レベルが著しく低下することのない、低消費電流の受信フロントエンド回路を得ることができる。また、本発明の受信回路および通信機器は、想定外の強入力条件下でも出力レベルが著しく低下することのない、受信フロントエンド回路を備えている。したがって、想定外の強入力条件下でも、動作不良を起こさない、低消費電流の受信回路および通信機器を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1〜第6の実施形態を説明する。第1〜第4の実施形態では、受信フロントエンド回路について、第5の実施形態では、第1または第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路を備えた受信回路について、第6の実施形態では、第3または第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路を備えた受信回路について説明する。以下では、各実施形態の構成要素のうち、既に説明した実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路の構成を示すブロック図である。図1に示す受信フロントエンド回路は、折り返しカレントミラー回路の定電流源1、ギルバートミキサ回路の上部トランジスタ2、ギルバートミキサ回路の下部トランジスタ3、ギルバートミキサ回路のエミッタインダクタ4、信号入力端子5、ローカル信号入力端子6、折り返しカレントミラー回路の2次側トランジスタ7、負荷回路8、IF出力端子9、平均レベル検波回路10、平滑回路11、基準比較回路12、リミッタ回路13、および、バイアス回路14を備えている。
図2は、図1に示す受信フロントエンド回路の特性図である。図2(a)は、入力レベルに対するIF出力レベルを示し、図2(b)は、入力レベルに対するミキサ回路および折り返し負荷回路の消費電流を示す。なお、図2(a)には、従来の回路の特性も破線で記載されている。
図2(b)に示すように、想定外の強入力条件下では、ミキサ回路を流れる電流が通常動作時よりも増加する。一方、折り返しカレントミラー回路の作用により、ミキサ回路を流れる電流と折り返し負荷回路を流れる電流の合計は、常に一定に保たれる。したがって、想定外の強入力条件下では、折り返し負荷回路の消費電流が減少する。このため、従来の回路では、想定外の強入力条件下では、折り返し負荷回路を流れる電流が0に近づく。このとき、回路は動作不良を起こし、図2(a)に破線で示すように、IF出力レベルは著しく低下する。
このようなIF出力レベルの低下を防止するために、本実施形態に係る受信フロントエンド回路は、平均レベル検波回路10、平滑回路11、基準比較回路12、リミッタ回路13、および、バイアス回路14を備えている。平均レベル検波回路10は、負荷回路8の出力に接続され、受信フロントエンド回路から出力されるベースバンド出力信号(図では、BB出力と記載)の平均AC振幅レベルを検出する。平滑回路11は、平均レベル検波回路10の出力信号から、AC成分を除去する。基準比較回路12は、平滑回路11の出力信号と所定の基準電圧とを比較し、平滑回路11の出力信号が基準電圧を超えたときにレベル抑制信号を出力する。リミッタ回路13およびバイアス回路14は、バイアス制御回路として機能する。バイアス回路14は、ミキサ回路にバイアス電流を供給する。リミッタ回路13は、基準比較回路12からレベル抑制信号が出力されたときに、バイアス回路14を制御することにより、ミキサ回路のバイアス電流を所定量以下に抑制する。
このように、図1に示す受信フロントエンド回路では、入力レベルの上昇に伴いIF出力レベルが上昇すると、ミキサ回路のバイアス電流は所定量以下に抑制される。したがって、入力レベルが上昇しても、この回路は、従来の回路のように動作不良を起こすことがなく、IF出力レベルが低下することもない(図2(a)を参照)。
以上に示すように、本実施形態に係る受信フロントエンド回路では、想定外の強入力条件下でも、折り返し負荷回路を流れる電流は0にならない。したがって、想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下することのない、低消費電流の受信フロントエンド回路を得ることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路の構成を示すブロック図である。図3に示す受信フロントエンド回路は、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路(図1)と同じ構成要素を備えている。ただし、平均レベル検波回路10は、負荷回路8の出力ではなく、ミキサ回路の入力に接続されている。平均レベル検波回路10は、ミキサ回路の入力信号の平均AC振幅レベルを検出する。平均レベル検波回路10以外の構成要素は、いずれも、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様に動作する。本実施形態に係る受信フロントエンド回路は、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様の効果を奏する。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路の構成を示すブロック図である。図4に示す受信フロントエンド回路は、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路(図1)を、2本の受信信号を処理するように変形したものである。この受信フロントエンド回路は、折り返しカレントミラー回路の定電流源1a、1b、ギルバートミキサ回路の上部トランジスタ2a、2b、ギルバートミキサ回路の下部トランジスタ3a、3b、ギルバートミキサ回路のエミッタインダクタ4a、4b、信号入力端子5a、5b、ローカル信号入力端子6a、6b、折り返しカレントミラー回路の2次側トランジスタ7、負荷回路8、IF出力端子9、平均レベル検波回路10、平滑回路11、基準比較回路12、リミッタ回路13a、13b、および、バイアス回路14a、14bを備えている。
このうち、折り返しカレントミラー回路の定電流源1a、ギルバートミキサ回路の上部トランジスタ2a、ギルバートミキサ回路の下部トランジスタ3a、および、ギルバートミキサ回路のエミッタインダクタ4aは、第1のミキサ回路を構成する。また、折り返しカレントミラー回路の定電流源1b、ギルバートミキサ回路の上部トランジスタ2b、ギルバートミキサ回路の下部トランジスタ3b、および、ギルバートミキサ回路のエミッタインダクタ4bは、第2のミキサ回路を構成する。信号入力端子5aおよびローカル信号入力端子6aは、第1のミキサ回路用の入力端子であり、リミッタ回路13aおよびバイアス回路14aは、第1のミキサ回路用に設けられている。また、信号入力端子5bおよびローカル信号入力端子6bは、第2のミキサ回路用の入力端子であり、リミッタ回路13bおよびバイアス回路14bは、第2のミキサ回路用に設けられている。
第1のミキサ回路と第2のミキサ回路は、排他的に動作する。第1のミキサ回路が動作し、第2のミキサ回路が動作を停止しているときには、平均レベル検波回路10は、第1のミキサ回路に受信信号が入力されたときのベースバンド出力信号の平均AC振幅レベルを検出する。平滑回路11および基準比較回路12は、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様に動作する。バイアス回路14aは、第1のミキサ回路にバイアス電流を供給する。リミッタ回路13aは、基準比較回路12からレベル抑制信号が出力されたときに、バイアス回路14aを制御することにより、第1のミキサ回路のバイアス電流を所定量以下に抑制する。したがって、第1のミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路を流れる電流は0にならず、IF出力レベルが著しく低下することはない。
逆に、第2のミキサ回路が動作し、第1のミキサ回路が動作を停止しているときには、平均レベル検波回路10は、第2のミキサ回路に受信信号が入力されたときのベースバンド出力信号の平均AC振幅レベルを検出する。平滑回路11および基準比較回路12は、第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様に動作する。バイアス回路14bは、第2のミキサ回路にバイアス電流を供給する。リミッタ回路13bは、基準比較回路12からレベル抑制信号が出力されたときに、バイアス回路14bを制御することにより、第2のミキサ回路のバイアス電流を所定量以下に抑制する。したがって、第2のミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路を流れる電流は0にならず、IF出力レベルが著しく低下することはない。
このように、図4に示す受信フロントエンド回路は、複数の帯域に対応して2個のミキサ回路と、これらに共通する1個の折り返し負荷回路を備えている。また、2個のミキサ回路のいずれに想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路の電流は0にならず、IF出力レベルが著しく低下することはない。
以上に示すように、本実施形態に係る受信フロントエンド回路は、複数のミキサ回路を備え、いずれのミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路を流れる電流は0にならない。したがって、複数のミキサ回路を備え、想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下することのない、低消費電流の受信フロントエンド回路を得ることができる。
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路の構成を示すブロック図である。図5に示す受信フロントエンド回路は、第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路(図4)の構成要素に加えて、さらに平均レベル検波回路10bを備えている。第1のミキサ回路用の平均レベル検波回路10aは、負荷回路8の出力ではなく、第1のミキサ回路の入力に接続されており、第2のミキサ回路用の平均レベル検波回路10bは、第2のミキサ回路の入力に接続されている。
第3の実施形態と同様に、図5に示す受信フロントエンド回路においても、第1および第2のミキサ回路が構成される。平均レベル検波回路10a、10bは、それぞれ、第1および第2のミキサ回路に入力される信号の平均AC振幅レベルを検出する。
第1のミキサ回路と第2のミキサ回路は、排他的に動作する。第1のミキサ回路が動作し、第2のミキサ回路が動作を停止しているときには、平滑回路11は、平均レベル検波回路10aの出力信号からAC成分を除去し、基準比較回路12、リミッタ回路13a、および、バイアス回路14aは、第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様に動作する。したがって、第1のミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路の電流は0にならず、IF出力レベルが著しく低下することはない。
逆に、第2のミキサ回路が動作し、第1のミキサ回路が動作を停止しているときには、平滑回路11は、平均レベル検波回路10bの出力信号からAC成分を除去し、基準比較回路12、リミッタ回路13b、および、バイアス回路14bは、第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様に動作する。したがって、第2のミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路の電流は0にならず、IF出力レベルが著しく低下することはない。
以上に示すように、本実施形態に係る受信フロントエンド回路は、複数のミキサ回路を備え、いずれのミキサ回路に想定外の強信号が入力された場合でも、折り返し負荷回路を流れる電流は0にならない。したがって、本実施形態に係る受信フロントエンド回路は、第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様の効果を奏する。
なお、第1〜第4の実施形態については、以下に示す各種の変形例を構成することができる。まず、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路は、ミキサ回路のバイアス電流の増加を防ぐリミッタ回路を備えることとしたが、これに代えて、折り返しカレントミラー回路を流れる電流を、ミキサ回路を流れる電流の増加分だけ増加させる電流制御回路を備えていてもよい。このように構成された受信フロントエンド回路は、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様の効果を奏する。
また、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路は、信号の平均AC振幅レベルを検出する平均レベル検波回路を備えることとした。ところが、IF出力レベルが低下する主因は、ミキサ回路の電流が増加することに伴い、折り返し負荷回路の電流が減少することにある。したがって、受信フロントエンド回路は、信号の平均AC振幅レベルを検出する検波回路に代えて、信号のDCレベルを検出する検波回路や、信号の平均AC振幅レベルとDCレベルを合わせて検出する検波回路を備えていてもよい。このように構成された受信フロントエンド回路も、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様の効果を奏する。
また、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路は、ミキサ回路として、ギルバートミキサ回路を備えることとしたが、これに代えて、強入力条件下で電流が増加する特性を有する他の種類のミキサ回路を備えていてもよい。このように構成された受信フロントエンド回路も、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路と同様の効果を奏する。
また、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路では、基準比較回路は、基準電圧を複数のレベルに切り換えてもよい。このように構成された受信フロントエンド回路によれば、基準電圧の切り換えに応じて、リミッタ回路の電流制御値を切り換えたり、平滑回路のカットオフ周波数を切り換えたりすることができる。特に、第3および第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路では、リミッタ回路の電流制御値をミキサ回路ごとに切り換えることができる。したがって、基準電圧を複数のレベルに切り換える受信フロントエンド回路は、上記各実施形態に係る受信フロントエンド回路が奏する効果に加えて、応答速度の改善など、付加的な効果を奏する。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、第1または第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路を備えた、3種類の受信回路(以下、第1〜第3構成例という)を説明する。
図6は、本実施形態の第1構成例に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図6に示す受信回路は、ゲイン可変増幅器104、フィルタ105、受信フロントエンド回路106、ローカル部107、および、IF可変ゲイン回路108を備え、アンテナ101、アンテナ共用回路102、および、送信端子103に接続された送信回路(図示せず)とともに、通信機器の無線通信部を構成する。受信フロントエンド回路106には、第1または第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路が使用される。図7は、図3(a)に、図6に示す受信回路のゲイン動作の説明を加えた図である。
一般に、受信回路は、入力信号のレベルに応じて受信回路全体のゲイン設定を調整することにより、IF出力レベルを一定に保つ制御を行う。ところが、移動体通信機器は、電源投入時の初期状態や建物の陰から基地局を見通せる場所に移動した場合などに、想定外の強信号を受信する場合がある。従来の回路は、想定外の強入力条件下では、図7に破線で示すように、IF出力レベルを一定に保つために、受信回路のゲインをさらに上げる誤動作を起こしてしまう。
これに対して、図6に示す受信回路は、受信フロントエンド回路106として、第1または第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路を備えている。第1または第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路を用いれば、想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下することはない。そこで、図7に白抜き矢印で示すように、ゲイン可変増幅器104のゲインを下げることにより、過剰な入力レベルを適正な入力レベルにまで下げることができる。このゲインを下げる処理は、受信フロントエンド回路106がバイアスを抑制している間に行うことが好ましい。
図8は、本実施形態の第2構成例に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図8に示す受信回路は、第1構成例に係る受信回路(図6)において、ゲイン可変増幅器104を固定利得の増幅器204および可変減衰器209に置換したものである。図8に示す受信回路では、第1構成例に係る受信回路と同様に、可変減衰器209の減衰量を増加させることにより、過剰な入力レベルを適正な入力レベルにまで下げることができる。したがって、図8に示す受信回路は、第1構成例に係る受信回路と同様の効果を奏する。
図9は、本実施形態の第3構成例に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図9に示す受信回路は、第1構成例に係る受信回路(図6)において、ゲイン可変増幅器104を固定利得の増幅器304およびバイパス回路310に置換したものである、図9に示す受信回路は、第1および第2構成例に係る受信回路と同様に、増幅器304のバイアスを遮断し、バイパス回路310を導通状態に制御することにより、過剰な入力レベルを適正な入力レベルにまで下げることができる。したがって、図9に示す受信回路は、第1および第2構成例に係る受信回路と同様の効果を奏する。
以上に示すように、本実施形態に係る受信回路は、過剰な入力レベルを適切な入力レベルにまで下げることができる。したがって、想定外の強入力条件下でも動作不良を起こさず、受信レベル検出で誤差が生じない低消費電流の受信回路を得ることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、第3または第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路を備えた受信回路を説明する。
図10は、本実施形態に係る受信回路の構成を示すブロック図である。図10に示す受信回路は、ゲイン可変増幅器104a、104b、フィルタ105a、105b、受信フロントエンド回路406、ローカル部107a、107b、および、IF可変ゲイン回路108を備え、アンテナ101、アンテナ共用回路102a、102b、送信端子103a、103bに接続された2つの送信回路(図示せず)、および、切り換えスイッチ411とともに、通信機器の無線通信部を構成する。受信フロントエンド回路406には、第3または第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路が使用される。
なお、図10に示す受信回路は、ゲイン可変増幅器104a、104bに代えて、第5の実施形態で述べたように、固定利得の増幅器および可変減衰器、あるいは、固定利得の増幅器およびバイパス回路を備えていてもよい。
図10に示す受信回路、および、その変形例に係る受信回路が、第5の実施形態に係る受信回路と同様の効果を奏することは、第3〜第5の実施形態の説明から明らかである。したがって、本実施形態によれば、複数の受信信号に対応でき、想定外の強入力条件下でも動作不良を起こさず、受信レベル検出で誤差が生じない低消費電流の受信回路を得ることができる。
なお、第5および第6の実施形態に係る受信回路では、IF可変ゲイン回路は、可変増幅器、可変減衰器、あるいは、バイパス回路において入力レベルを下げたときには、下げた分だけゲインを上げることとしてもよい。このように構成された受信回路によれば、より正確な受信動作を行うことができる。
本発明の受信フロントエンド回路および受信回路は、想定外の強入力条件下でもIF出力レベルが著しく低下することがないので、移動体通信機器など、各種の通信機器に利用するこができる。
本発明の第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路のブロック図 本発明の第1の実施形態に係る受信フロントエンド回路の特性図 本発明の第2の実施形態に係る受信フロントエンド回路のブロック図 本発明の第3の実施形態に係る受信フロントエンド回路のブロック図 本発明の第4の実施形態に係る受信フロントエンド回路のブロック図 本発明の第5の実施形態の第1構成例に係る受信回路のブロック図 本発明の第5の実施形態に係る受信回路の動作説明図 本発明の第5の実施形態の第2構成例に係る受信回路のブロック図 本発明の第5の実施形態の第3構成例に係る受信回路のブロック図 本発明の第6の実施形態に係る受信回路のブロック図 従来の複数ブロック電流共用化回路のブロック図 従来の折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のブロック図 従来の折り返し負荷型ダウンコンバータ回路の特性図
符号の説明
1…折り返しカレントミラー回路の定電流源
2…ギルバートミキサ回路の上部トランジスタ
3…ギルバートミキサ回路の下部トランジスタ
4…ギルバートミキサ回路のエミッタインダクタ
5…信号入力端子
6…ローカル信号入力端子
7…折り返しカレントミラー回路の2次側トランジスタ
8…負荷回路
9…IF出力端子
10…平均レベル検波回路
11…平滑回路
12…基準比較回路
13…リミッタ回路
14…バイアス回路
101…アンテナ
102…アンテナ共用回路
103…送信端子
104…ゲイン可変増幅器
105…フィルタ
106、406…受信フロントエンド回路
107…ローカル部
108…IF可変ゲイン回路
204、304…増幅器
209…可変減衰器
310…バイパス回路
411…切り換えスイッチ

Claims (27)

  1. 通信機器の受信回路に設けられる受信フロントエンド回路であって、
    ミキサ回路とカレントミラー回路と負荷回路とを含み、前記カレントミラー回路で前記ミキサ回路の出力を折り返し、前記カレントミラー回路の折り返し出力に前記負荷回路が接続されている折り返し負荷型ダウンコンバータ回路と、
    前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路の入力信号または出力信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力信号を平滑化する平滑回路と、
    前記平滑回路の出力信号と所定の基準電圧とを比較する基準比較回路と、
    前記基準比較回路における比較結果に応じて、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のバイアスを制御するバイアス制御回路とを備えた、受信フロントエンド回路。
  2. 前記バイアス制御回路が、前記ミキサ回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  3. 前記バイアス制御回路が、前記カレントミラー回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  4. 前記検波回路が、前記ミキサ回路の入力に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  5. 前記検波回路が、前記負荷回路の出力に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  6. 前記検波回路が、信号のAC振幅を検波することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  7. 前記検波回路が、信号のDCレベルを検波することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  8. 前記検波回路が、信号のAC振幅とDCレベルを合わせて検波することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  9. 前記基準電圧が、複数のレベルに切り換えられることを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  10. 前記基準電圧が切り換えられるときに、前記平滑回路のカットオフ周波数が切り換えられることを特徴とする、請求項9に記載の受信フロントエンド回路。
  11. 前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路が、前記負荷回路と複数の前記ミキサ回路と複数の前記カレントミラー回路とを含み、各前記カレントミラー回路で各前記ミキサ回路の出力を折り返し、各前記カレントミラー回路の折り返し出力が共通の出力に接続され、当該共通の出力に前記負荷回路が接続されている多入力1出力回路であり、
    複数の前記バイアス制御回路を備え、
    各前記バイアス制御回路が、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のうちで各入力信号について設けられた回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項1に記載の受信フロントエンド回路。
  12. 各前記バイアス制御回路が、各前記ミキサ回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項11に記載の受信フロントエンド回路。
  13. 各前記バイアス制御回路が、各前記カレントミラー回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項11に記載の受信フロントエンド回路。
  14. 複数の前記検波回路を備え、
    各前記検波回路が、各前記ミキサ回路の入力に接続されていることを特徴とする、請求項11に記載の受信フロントエンド回路。
  15. 前記検波回路が、前記負荷回路の出力に接続されていることを特徴とする、請求項11に記載の受信フロントエンド回路。
  16. 通信機器に含まれる受信回路であって、
    受信信号のレベルを調整するゲイン切り換え回路と、
    前記ゲイン切り換え回路の出力に接続される受信フロントエンド回路とを備え、
    前記受信フロントエンド回路は、
    ミキサ回路とカレントミラー回路と負荷回路とを含み、前記カレントミラー回路で前記ミキサ回路の出力を折り返し、前記カレントミラー回路の折り返し出力に前記負荷回路が接続されている折り返し負荷型ダウンコンバータ回路と、
    前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路の入力信号または出力信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力信号を平滑化する平滑回路と、
    前記平滑回路の出力信号と所定の基準電圧とを比較する基準比較回路と、
    前記基準比較回路における比較結果に応じて、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のバイアスを制御するバイアス制御回路とを含んだ、受信回路。
  17. 前記ゲイン切り換え回路のゲインは、前記バイアス制御回路がバイアスを抑制している間に、低い値に切り換えられることを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  18. 前記ゲイン切り換え回路が、可変利得増幅器を含むことを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  19. 前記ゲイン切り換え回路が、可変減衰器を含むことを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  20. 前記ゲイン切り換え回路が、固定利得増幅器と、低ゲイン時には、前記固定利得増幅器を通過する信号をバイパスさせるバイパス回路とを含むことを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  21. 前記受信フロントエンド回路の出力信号を増幅する可変利得増幅器をさらに備え、
    前記可変利得増幅器のゲインは、前記ゲイン切り換え回路のゲインと同じタイミングで切り換えられることを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  22. 複数の前記ゲイン切り換え回路を備え、
    前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路が、前記負荷回路と複数の前記ミキサ回路と複数の前記カレントミラー回路とを含み、各前記カレントミラー回路で各前記ミキサ回路の出力を折り返し、各前記カレントミラー回路の折り返し出力が共通の出力に接続され、当該共通の出力に前記負荷回路が接続されている多入力1出力回路であり、
    前記受信フロントエンド回路は、複数の前記バイアス制御回路を含み、
    各前記バイアス制御回路が、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のうちで各入力信号について設けられた回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項16に記載の受信回路。
  23. 少なくとも1つの前記ゲイン切り換え回路が、可変利得増幅器を含むことを特徴とする、請求項22に記載の受信回路。
  24. 少なくとも1つの前記ゲイン切り換え回路が、可変減衰器を含むことを特徴とする、請求項22に記載の受信回路。
  25. 少なくとも1つの前記ゲイン切り換え回路が、固定利得増幅器と、低ゲイン時には、前記固定利得増幅器を通過する信号をバイパスさせるバイパス回路とを含むことを特徴とする、請求項22に記載の受信回路。
  26. 無線通信を行う通信機器であって、
    電波を送受信するアンテナと、
    前記アンテナに接続されたアンテナ共用回路と、
    前記アンテナ共用回路に接続された送信回路と、
    前記アンテナ共用回路に接続された受信回路とを備え、
    前記受信回路は、
    前記アンテナ共用回路から出力された受信信号のレベルを調整するゲイン切り換え回路と、
    前記ゲイン切り換え回路の出力に接続される受信フロントエンド回路とを含み、
    前記受信フロントエンド回路は、
    ミキサ回路とカレントミラー回路と負荷回路とを含み、前記カレントミラー回路で前記ミキサ回路の出力を折り返し、前記カレントミラー回路の折り返し出力に前記負荷回路が接続されている折り返し負荷型ダウンコンバータ回路と、
    前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路の入力信号または出力信号を検波する検波回路と、
    前記検波回路の出力信号を平滑化する平滑回路と、
    前記平滑回路の出力信号と所定の基準電圧とを比較する基準比較回路と、
    前記基準比較回路における比較結果に応じて、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のバイアスを制御するバイアス制御回路とを含んだ、通信機器。
  27. 前記受信回路は、複数の前記ゲイン切り換え回路を含み、
    前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路が、前記負荷回路と複数の前記ミキサ回路と複数の前記カレントミラー回路とを含み、各前記カレントミラー回路で各前記ミキサ回路の出力を折り返し、各前記カレントミラー回路の折り返し出力が共通の出力に接続され、当該共通の出力に前記負荷回路が接続されている多入力1出力回路であり、
    前記受信フロントエンド回路は、複数の前記バイアス制御回路を含み、
    各前記バイアス制御回路が、前記折り返し負荷型ダウンコンバータ回路のうちで各入力信号について設けられた回路のバイアスを制御することを特徴とする、請求項26に記載の通信機器。
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