JP2006060391A - 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、無線通信システムの基地局接続方法、移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、無線通信システムの基地局接続方法、移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006060391A
JP2006060391A JP2004238492A JP2004238492A JP2006060391A JP 2006060391 A JP2006060391 A JP 2006060391A JP 2004238492 A JP2004238492 A JP 2004238492A JP 2004238492 A JP2004238492 A JP 2004238492A JP 2006060391 A JP2006060391 A JP 2006060391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
multicast
mobile station
station
router
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004238492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4421419B2 (ja
JP2006060391A5 (ja
Inventor
Koichi Naoe
宏一 直江
Minoru Kosaka
稔 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004238492A priority Critical patent/JP4421419B2/ja
Publication of JP2006060391A publication Critical patent/JP2006060391A/ja
Publication of JP2006060391A5 publication Critical patent/JP2006060391A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421419B2 publication Critical patent/JP4421419B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】コネクション型データリンク層を有する無線通信システムにおいて、移動局が、IPマルチキャストパケットを受信している最中に、異なる基地局に接続を切り替えても、アプリケーションに一切の変更を加えることなく、シームレスなデータ受信が行える用にする。
【解決手段】移動局107が、インターネットプロトコルマルチキャストを基地局105から受信中に、受信相手先を別の基地局106に切り替えた場合において、移動局107が基地局106にブロードキャストリンク、ユニキャストリンク、及びマルチキャストリンクを確立するように要求し、基地局106に接続されているルータ104に対してマルチキャストパケットを転送するように要求することによって、インターネットプロトコルマルチキャストの受信を継続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IPマルチキャストを使用したシームレスな無線通信を可能とする移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、無線通信システムの基地局接続方法、移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、無線通信システムとして、複数の移動局と複数の基地局とで構成される無線通信システムの場合、ARIB STD T70(広帯域移動アクセスシステムHiSWANa)に代表されるようなコネクション型のデータリンク層を有する無線通信システムが開発されている。
図15は、コネクション型のデータリンク層を有する無線通信システムのシステム構成図である。
同図に示す無線通信システムは、基地局1500と、移動局1501と、物理リンク1506と、を備えて構成されている。物理リンク1506は、ブロードキャストリンク1502と、ユニキャストリンク1503と、マルチキャストリンクA(1504)と、マルチキャストリンクB(1505)と、を備えている。
図16は、従来の無線通信システムにおける移動局の1構成例を示す構成図である。
同図に示す無線通信システムの移動局1501は、全体を制御するCPU1601と、CPU1601が制御する無線通信部1603と、CPU1601に接続された表示部1602と、を備えて構成されている。
コネクション型のデータリンク層とは、図15に示すように、移動局1501と基地局1500との間に物理リンク1506が設置されて、物理リンク1506内にはブロードキャストリンク1502、ユニキャストリンク1503、マルチキャストリンクA(1504)、及びマルチキャストリンクB(1505)といったリンク種類別に、独立した複数の論理リンクを確立できることを特徴としたデータリンク層を意味する。
ブロードキャストリンク1502は、基地局1500から複数の移動局1501への片方向リンクであり、このリンクを使用して流れるデータは、基地局1500にアクセスしている全ての移動局1501で受信できる。また、ユニキャストリンク1503とは、1つの基地局1500と1つの移動局1501間の双方向リンクであり、このリンクを確立した基地局と移動局のみがデータを送受信できる。さらに、マルチキャストリンクA(1504)及びマルチキャストリンクB(1505)は、基地局1500から複数の移動局1501への片方向リンクであり、このリンクを使用して流れるデータは特定の移動局のみで受信できる。
図17は、IPマルチキャストのシステム構成図である。
インターネットプロトコル(IP)ネットワーク上で、複数の端末に対して、同一データを同時配信する方法として、インターネットプロトコル(IP)マルチキャストがある。このIPマルチキャストは、IPアドレスの上位4ビットが1110であるIPマルチキャストアドレスが宛先となっているIPパケット(以下、「IPマルチキャストパケット」と呼称する)を端末が送信すると、複数のルータを介しても、そのIPマルチキャストアドレスを受信している端末全てがそのパケットを同時に受信できるというプロトコルである。
なお、このIPマルチキャストは、IETF(Internet Engineering Task Force)により、Internet Group Management Protocol(RFC2236)に準拠した管理プロトコルが定められている。
具体的には、図17に示すように、まずサーバ1700がIPネットワーク1701内にIPマルチキャストパケットを送信する。一方、IPマルチキャストを受信したい端末(ここでは端末1703とする)は、ルータ1702に対して、受信したいIPマルチキャストアドレスへの参加要求(IGMP Group Joinメッセージ(後述の図7を参照))を送信する。これにより、ルータ1702は、指定されたIPマルチキャストアドレスのIPパケットを下位ネットワークへ転送するので、端末1703は、希望したIPマルチキャストパケットを受信することができる。IPマルチキャストパケットの受信を停止する場合には、端末1703が上位ルータ1702に対して、IPマルチキャストアドレスからの離脱要求(IGMP Group Leaveメッセージ、図8を参照)を送信する。これにより、上位ルータ1702は、配下の端末1704,1705に対して、離脱しようとしているマルチキャストグループに参加していないかを問い合わせ、応答がなければ、指定されたIPマルチキャストアドレスのIPパケットの転送を停止する。
また、IPネットワーク上でネットワークアドレスの異なるネットワーク(以下、サブネットと示す)を、移動するMN(Mobile Node)のために、継続した通信を提供する方法として、MobileIPが提案されている。これは、MNがサブネット間を移動し、ルータから割り当てられるIPアドレスが変化しても、MNとHA(Home Agent)及びCN(Corresponendent Node)との間でネゴシエーションすることにより、上位アプリケーションにとって通信が継続できることを特徴としている。IPv4用に作られたMobileIPv4とIPv6用に作られたMobileIPv6とがあり、それぞれ動作手順が異なるが、以下ではMobileIPv6を説明する。
図18は、MobileIPv6のシステム構成図である。
図18において、MN1805は、ルータ1802を介して、CN1800とユニキャスト通信を開始しているものとする。ここで、MN1805が、その通信セッションを継続しながら移動し、MN'1806の位置にまで移動すると、まず、ルータ1803からIPv6アドレスが割り当てられ、これにより、MN1805は、現在使用中のIPv6アドレスプレフィックスが異なることを知り、異なるネットワークに移動したことを検知する。次に、MN1805は、HA1804とCN1800に対して、新しく割り当てられたIPv6アドレスを通知する。アドレスが変化したことを認識したCN1800及びHA1804は、MN1805向けのパケットを継続してMN'1806向けに送信し始める。そして、それ以降の通信はMN'1806の送信パケットの送信元アドレスに基づいた経路最適化制御が働き、CN1800とMN'1806との直接通信になる。以上がMobileIPv6の動作詳細であり、MNが移動する際には、上記の処理が必ず実行される。
なお、移動局に対応した従来技術として、例えば、特許文献1では、マルチキャストアドレスの送信先アドレスが多数のホスト間で共通に使用されることに着目し、シームレスなデータ受信の方法を提案している。具体的には、図19に示すように、移動局1908に動的、若しくは静的にIPマルチキャストアドレスを割り当て、サーバ1900が移動局1908向けのデータをIPマルチキャストパケット化して送信する(特許文献1参照。)。この方法によれば、移動局1908は、接続している基地局を切り替える直前に、移動元の基地局1905に対して移動先の基地局1906へ向けてIPマルチキャストパケットの転送を要求するので、新しい基地局1906に移動後も継続してサーバ1900からのデータ受信が行える。
特開2003−37626号公報 Internet Group Management Protocol Version2(RFC2236)
ところで、前述のコネクション型のデータリンク層を有する複数の移動局と複数の基地局で構成される無線通信システムには、以下に示す問題点があった。以下、移動局が複数の基地局間を移動しつつ、ストリーミング映像の受信などのIPマルチキャストによるシームレスなデータ受信を行う場合を考える。
この場合、携帯電話や携帯情報端末等の移動局が移動し、電波環境が悪化するなどして、現在接続中の基地局との通信が切れた場合に、移動局はすぐさま近隣の基地局を検出し、新しい基地局への再接続処理を試みる(以下、この処理をハンドオーバー処理と記す)。具体的には、図19を参照しながら説明すると、移動局1908は、基地局1905との接続が切れると、近隣の基地局を探索し、新しい基地局1906を発見すると、基地局1906へのアソシエーション処理を行うことになる。
しかし、実際にIPマルチキャストによるシームレスなデータ受信を継続するためには、移動局1908は、基地局1905と接続していたユニキャストリンク、ブロードキャストリンク、マルチキャストリンクを、新しい基地局でも維持するべく、基地局1906に対して各リンクの再接続処理を行う必要がある。しかし、ARIB STD T70では、ハンドオーバー後のリンクの継続について規定していないという問題点があった。
さらに、ハンドオーバー処理後に、データリンク層でユニキャストリンク、ブロードキャストリンク、マルチキャストリンクの再接続を行ったとしても、基地局1906が接続するルータが、基地局1905が接続していたIPマルチキャストアドレスを転送しているとの保証はなく、移動局1908が基地局1906に接続を移動した場合、それまで受信していたIPマルチキャストデータを受信できない可能性が高くなるという問題点があった。
一方、前述のMobileIPでは、IPマルチキャストを受信しているMNが移動した場合、シームレスにデータを受信する方法として、HAと移動先のMNの間にIPトンネル(後述)を確立し、受信したIPマルチキャストパケットをそのIPトンネルを経由してMNに転送する方法が提案されている。ここで、IPトンネルとは、ノードAとノードBとの間で、ノードAが受信したIPパケットの先頭にノードB宛てのIPヘッダを付加し、また、ノードBが受信したIPパケットの先頭にノードA宛てのIPヘッダを付加することで、直接接続されていないノードA、ノードB間に仮想の双方向リンクを確立する技術である。
しかし、コネクション型のデータリンク層を有する無線通信システムへの適用を考える場合、ユニキャストリンクを再接続する必要があるという問題点があった。また、本来IPマルチキャストというものが、同じデータを同時に受信する端末が多い場合のトラフィック削減に有効な手段であるにも関わらず、IPトンネル内にも転送されてしまうので、その目的が達成できないことになるという問題点があった。
なお、特開2003−37626に開示された技術は、対象としている無線通信システムがIEEE802.11bに代表されるコネクションレス型のデータリンク層を有する無線通信システムであり、これをARIB STD T70のようなコネクション型のデータリンク層を有する無線通信システムに適用する場合には、移動局が別の基地局に移動した後に、マルチキャストリンクの維持が保証されないために、実際にはシームレスなIPマルチキャスト受信が行えないという問題点があった。
本発明は、このような従来の無線通信システムにおける問題点に鑑みてなされたものであり、コネクション型データリンク層を有する無線通信システムにおいて、IPマルチキャストパケットを受信している最中に、移動局が異なる基地局に接続を切り替えた場合にも、アプリケーションには一切の変更を加えることなく、シームレスなデータ受信を行うことができる移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、無線通信システムの基地局接続方法、移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、コネクション型のデータリンク層を有し、基地局がルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局において、インターネットプロトコルマルチキャストを第1のルータに接続されている第1の基地局から受信中に、受信相手先を前記第1の基地局から第2のルータに接続されている第2の基地局に切り替えた場合に実行される手段として、前記第2の基地局に対して、ブロードキャストリンクと、ユニキャストリンクと、マルチキャストリンクとを確立するように要求する手段と、前記第2のルータに対して、前記確立したマルチキャストリンクを介してマルチキャストパケットを転送するように要求する手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、前記移動局は、前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を、前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替える前に、前記第1のルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求する手段を備えたことを特徴とする。
また、前記移動局は、前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の通信データ量を集計する手段と、前記マルチキャストリンクを、前記集計した通信データ量の多さの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けする手段と、前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求する手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記移動局は、前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の最終受信時刻を記録する手段と、前記マルチキャストリンクを、最終受信時刻の新しさの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けする手段と、前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求する手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、コネクション型のデータリンク層を有し、ルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの基地局において、インターネットプロトコルマルチキャストを前記無線通信システムの移動局に対して送信中、前記移動局が、自局の通信範囲外に移動した場合に、自局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求する手段を備えたことを特徴とするものである。
ここで、前記基地局は、複数の移動局が接続されている場合に、前記移動局の1つが、自局の通信範囲外に移動した時に、自局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求しない手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記移動局と、複数の前記基地局と、前記基地局の各々に対応して接続されるルータと、前記複数のルータとインターネットプロトコルネットワークを介して接続されるサーバとを備えた無線通信システムである。
さらに、本発明は、コネクション型のデータリンク層を有し、移動局と無線通信する基地局が、ルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局の基地局接続方法であって、前記移動局が、インターネットプロトコルマルチキャストを第1のルータに接続されている第1の基地局から受信中に、受信相手先を前記第1の基地局から第2のルータ接続されている第2の基地局に切り替えた場合に、前記移動局において実行される処理ステップとして、前記第2の基地局に対して、ブロードキャストリンクと、ユニキャストリンクと、マルチキャストリンクとを確立するように要求するステップと、前記第2ルータに対して、前記確立したマルチキャストリンクを介してマルチキャストパケットを転送するように要求するステップとを備えたことを特徴とするものである。
ここで、前記基地局接続方法は、前記移動局が、前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を、前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替える前に、前記移動局から、前記第1のルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求するステップを備えたことを特徴とする。
また、前記基地局接続方法は、前記移動局において、前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の通信データ量を集計するステップと、前記マルチキャストリンクを、前記集計した通信データ量の多さの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けするステップと、前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求するステップとを備えたことを特徴とする。
また、前記基地局接続方法は、前記移動局において、前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の最終受信時刻を記録するステップと、前記マルチキャストリンクを、最終受信時刻の新しさの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けするステップと、前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付による優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求するステップとを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、コネクション型のデータリンク層を有し、基地局がルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局管理方法であって、インターネットプロトコルマルチキャストを前記無線通信システムの移動局に対して送信中に、送信相手の移動局が、前記基地局の通信範囲外に移動した場合に、前記基地局が、前記基地局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求するステップを備えたことを特徴とするものである。
ここで、前記移動局管理方法は、前記基地局に複数の移動局が接続されている場合にあっては、前記基地局に接続されている移動局の1つが、前記基地局の通信範囲外に移動した場合であっても、前記基地局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求しないようにするステップを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記基地局接続方法を、移動局においてコンピュータにより実行させるためのプログラムであり、また、前記移動局管理方法を、基地局においてコンピュータにより実行させるためのプログラムである。また、前記プログラムを記録媒体に記録してもよい。
本発明によれば、コネクション型データリンク層を有する無線通信システムにおいて、移動局が、IPマルチキャストパケットを受信している際に、異なる基地局に接続を切り替えても、アプリケーションに変更を加えることなく、シームレスなデータ受信を継続できる効果がある。
すなわち、移動局は、第1の基地局と接続しているときに受信していたIPマルチキャストパケットを第2の基地局に移動後も同様に受信し続けることができる。さらに、移動局は移動する直前に第1のルータに対して、IPマルチキャストパケットの配信停止を要求しており、移動局が移動後の第1の基地局に不必要なIPマルチキャストパケットが流れることもない。
また、マルチキャストリンクの再接続にかかる時間は、ゼロではないため、このようにして、ハンドオーバー処理時に再接続を行うマルチキャストリンクに順位付けを行うことによって、直前まで実際にデータが流れていたリンクほど早く接続が回復し、利用している上位アプリケーションにとって、パケットロスが少ないという利点が生じる。
また、移動局107が基地局105に対してIGMP Group Leaveメッセージを送信する直前に、通信範囲外に出たとしても、第1の基地局が自動的に第1のルータに対してIPマルチキャストパケットの転送停止を依頼するので、無駄なデータがいつまでも第1の基地局に転送されることを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成を示す構成図である。
同図に示す本実施の形態に係る無線通信システムは、サーバ100と、IPネットワーク101と、ルータ103と、ルータ104と、基地局105と、基地局106と、基地局105の通信範囲内109(領域)と、基地局106の通信範囲内110(領域)と、通信範囲内109の移動局107と、移動局107の通信範囲内110へ移動後の移動局108と、を備えて構成されている。
サーバ100は、IPネットワーク101に接続されたマルチキャストサーバであり、IPネットワーク101に接続されている各種端末、例えばPCやPDAや携帯電話等に向けてIPマルチキャストパケットを送信する装置である。本実施形態の移動局107,108も、各種端末の1つである。
IPネットワーク101は、インターネットプロトコルによって構築されているネットワーク網である。また、IPネットワーク101は、それぞれIPマルチキャストリンクをサポートしており、よって、サーバ100がIPマルチキャストパケットを送信した場合には、そのIPマルチキャストパケットを転送することができる。
ルータ103は、IPパケットの宛先アドレスに基づいて、受信したパケットを適切なIPネットワークに振り分ける機能を持ち、本実施の形態においては、ルータ103は、IPネットワーク101側から、基地局105及びその基地局105に接続している移動局107宛てのIPパケットを受信した場合に、そのIPパケットを基地局105に転送し、逆に基地局105側からIPネットワーク101向けのIPパケットを受信した場合に、そのパケットをIPネットワーク101に転送する。
また、ルータ103は、配下の端末からIGMP Group Joinメッセージ(後述の図7)を受信した場合には、そのメッセージ内で指定されたIPマルチキャストアドレスのIPパケットがIPネットワーク101に流れている場合には、そのIPパケットを配下のネットワークに転送する。さらに、配下の端末からIGMP Group Leaveメッセージを受信した場合には、配下の端末の中でそのメッセージ内で指定されたIPマルチキャストアドレスを受信している端末が有るか否かを問い合わせ、このような端末が存在していなければ、基地局105へのIPマルチキャストパケットの転送を停止する。
ルータ104は、前述のルータ103と同様の機能を、IPネットワーク101及び基地局106に対して提供する。
移動局107は、PCや携帯情報端末や携帯電話等の移動可能な端末であり、基地局105、基地局106は、自己の通信可能範囲内109,110に存在する移動局107,108と無線通信することができる。無線通信の方式としては、従来はARIB STD T70が通常用いられているが、本実施の形態に係る無線通信システムでは、ARIB STD T70に限らず、コネクション型のデータリンク層を有する無線通信方式を使用することができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る移動局の1構成例を示すブロック図である。
同図に示す移動局107は、CPU202と、CPU202により制御されるリンク制御部203と、CPU202に接続された表示部204と、CPU202により制御される無線通信部205と、リンク制御部203からアクセスされるIPアドレスデータベース206と、を備えて構成されている。
CPU202は、移動局107内のあらゆる処理を集中制御するプロセッサである。
表示部204は、移動局107が受信するデータを表示するデバイスである。
無線通信部205は、無線通信を行う回路であり、例えば、RF回路、PHY回路、MAC回路等が搭載されている。
無線通信部205に採用できる無線通信方式は、前述の通り、通常はARIB STD T70であるが、このARIB STD T70に限らず、コネクション型のデータリンク層を有する無線通信方式を用いることができる。
リンク制御部203は、CPU202を介して無線通信部205の制御を行う。また、アソシエーション処理、ディスアソシエーション処理を行い、さらに、ブロードキャストリンク、ユニキャストリンク、マルチキャストリンクのリンク確立を行う。なおかつ、リンク毎のデータ量と最終受信時刻とを取得できる。また、リンク制御部203は、IGMPメッセージを発行し、IPマルチキャストパケットの転送開始と転送停止とを無線通信部205を介してルータ104に要求できる。
IPアドレスデータベース206は、現在接続中のIPマルチキャストアドレスのリストを保持するデータベースである。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る基地局の1構成例を示すブロック図である。
同図に示すように、基地局105、及び基地局106は、CPU301と、CPU301により制御されるリンク制御部302、リンク制御部302からアクセスされるIPアドレスデータベース303と、CPU301により制御される有線通信部304及び無線通信部305と、を備えて構成されている。
CPU301は、基地局内のあらゆる処理を集中制御するプロセッサである。
無線通信部305は、例えば、RF回路、PHY回路、MAC回路等が搭載されており、移動局107に採用されたものと同じ通信方式が採用されている回路である。
リンク制御部302は、CPU301を介して無線通信部305の制御を行なう。また、接続中の移動局の有無を管理し、さらに必要に応じてIGMPメッセージを発行し、IPマルチキャストパケットの転送開始と転送停止とを無線通信部305を介してルータ104に要求できる。
IPアドレスデータベース303は、現在受信中のIPマルチキャストアドレスと受信している移動局の対応リストを保持するデータベースである。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る移動局におけるIPマルチキャスト受信処理の動作を示すフローチャートである。
以下、図1〜3を参照しながら、図4に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係る無線通信システムの移動局107におけるIPマルチキャスト受信処理時の動作を説明する。この場合の状況として、移動局107は、基地局105の通信可能範囲内に位置し、サーバ100が送信しているIPマルチキャストパケットの受信を開始する(図1参照)。
まず、移動局107のリンク制御部203が、無線通信部205に対して、マルチキャストリンクの接続を要求し(S400)、これにより、無線通信部205は、基地局105とのマルチキャストリンクの確立を試みる。
次に、リンク制御部203は、マルチキャストリンクの確立が完了(即ち、接続に成功)したか否かを確認し(S401)、接続に成功していれば、ステップS402に進み、接続に失敗した場合は、直ちに処理を終了する。
ステップS402では、リンク制御部203は、サーバ100の送信しているIPマルチキャストパケットを受信するためのIGMP Group Joinメッセージをルータ103に対して送信する。後述の図7に示すように、IGMP Group Joinメッセージには、サーバ100が送信しているIPマルチキャストグループアドレスが含まれている。
次に、リンク制御部203は、前述のIPマルチキャストアドレスを、IPアドレスデータベース206に追加する(S403)。なお、IPアドレスデータベースのデータ構成の1例を後述の図6に示す。
最後に、無線通信部205が、サーバ100が送信するIPマルチキャストパケットを、基地局105を介して受信する(S404)。ちなみに、IGMP Group Joinメッセージを受信したルータ103は、IGMP Group Joinメッセージの中に含まれているIPマルチキャストアドレスが宛先となっているIPパケットを基地局105に転送開始するので、結果として、サーバ100が送信しているIPマルチキャストパケットは、基地局105を介して移動局107まで到達する。
以上でIPマルチキャスト受信処理が完了し、移動局107は、サーバ100の送信しているIPマルチキャストパケットを受信できるので、CPU202は受信したIPマルチキャストパケットを処理し、処理結果を表示部204に表示する。
次に、移動局107が、サーバ100からIPマルチキャストパケットを受信しながら、基地局105の通信範囲内109から、基地局106の通信範囲内110へ移動する場合の処理(ハンドオーバー処理)を説明する。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る移動局におけるハンドオーバー処理時の動作を示すフローチャートである。
以下、図1〜3を参照しながら、図5に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係る無線通信システムの移動局107におけるハンドオーバー処理時の動作を説明する。
まず、移動局107のリンク制御部203が、無線通信部205から受信電力を取得する(S500)。次に、リンク制御部203は、前記取得した受信電力が−77dBmよりも低いか否かを判断し、−77dBmより低い場合は、ステップS502に進み、−77dBm以上であれば、直ちに処理を終了する。
ステップS502では、現在接続中の基地局との距離が遠くなっている、もしくは間に電波の遮蔽物があるなどの理由から、通信が困難になっている場合を示しているので、リンク制御部203は、無線通信部205を介して他の基地局の探索を行う。この探索方法は、例えば、使用可能な全ての周波数をスキャニングするなどであるが、それは使用する無線通信方法によって規定されているので、ここではその移動局が搭載している無線通信方法に依るものとする。
次に、前記探索の結果を検証し(S503)、新しい基地局106が発見された場合には、ステップS504に進み、新しい基地局106が発見されなかった場合は、直ちに処理を終了する。
ステップS504では、まず、リンク制御部203が、現在接続している基地局105を介して、ルータ103に対してIGMP Group Leaveメッセージを送信する。このメッセージには、後述する図8に示すように、現在まで受信していたIPマルチキャストアドレスが含まれている。このメッセージを受信したルータ103は、ルータ103の配下に同じIPマルチキャストパケットを受信している端末が存在しなければ、IPネットワーク101に流れている当該IPマルチキャストパケットの転送を中止する。
次に、リンク制御部203は、無線通信部205に対して、現在接続中の基地局105とのディスアソシエーションを要求し(S505)、この後、接続中のあらゆるリンクを切断する。
続けて、リンク制御部203は、新しく発見された基地局106へのアソシエーション要求を無線通信部205に指示する(S506)。
アソシエーション完了後に、リンク制御部203は、無線通信部205に基地局106とのブロードキャストリンク、ユニキャストリンクの確立を要求する(S507)。
次に、リンク制御部203は、IPアドレスデータベース206から直前まで受信していたIPマルチキャストアドレスを取り出す(S508)。
最後に、リンク制御部203は、このIPマルチキャストアドレスのIPマルチキャスト受信処理を開始する(S509)。
なお、IPマルチキャスト受信処理は、図4に示すフローチャートを使用して、既に説明したとおりである。
この一連の処理によって、移動局107は、基地局105と接続しているときに受信していたIPマルチキャストパケットを基地局106に移動後も同様に受信し続けることができる。さらに、移動局107は移動する直前にルータ103に対して、IPマルチキャストパケットの配信停止を要求しており、移動局107が移動後の基地局105に不必要なIPマルチキャストパケットが流れることもない。
また、これらの処理は、リンク制御部203と無線通信部205とIPアドレスデータベース206に閉じられた処理であり、実際にIPマルチキャストパケットを処理しているアプリケーションやその表示部204には、何等の変更を加えることなく実行可能な処理である。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る移動局が備えるIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。
同図に示すように、移動局107(図1)が備えるIPアドレスデータベースが記録するデータのデータ構成は表形式であり、IPマルチキャストアドレスを記録するエントリが設けられる。
図7は、無線通信システムの移動局が備えるIGMP Group Joinメッセージの1例を示すものである。
同図に示すように、IGMP Group Joinメッセージは、メイン情報として、マルチキャストグループアドレスを含む。その他、識別コード、チェックサム等を含むことができる。
このメッセージは、前述のとおり、サーバ100が送信しているIPマルチキャストパケットを移動局107において受信するために、移動局107のリンク制御部203から、ルータ103に対して送信されるものである。
図8は、無線通信システムの移動局が備えるIGMP Group Leaveメッセージの1例を示すものである。
同図に示すように、IGMP Group Joinメッセージは、メイン情報として、マルチキャストグループアドレスを含む。その他、識別コード、チェックサム等を含むことができる。
このメッセージは、前述のとおり、IPネットワーク101に流れている当該IPマルチキャストパケットの転送を中止させるために、移動局107のリンク制御部203から、ルータ103に対して送信されるものである。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成は、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成(図1)と同じであり、基地局におけるIPマルチキャスト設定処理が追加されているだけであるので、以下では、基地局におけるIPマルチキャスト設定処理について説明する。
移動局107がIPマルチキャスト受信処理を開始すると、基地局105のIPマルチキャスト設定処理が始まる。図9は、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局のIPマルチキャスト設定処理時の動作を示すフローチャートである。
以下、図1〜3を参照しながら、図9に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係る無線通信システムの基地局105(図3)のIPマルチキャスト設定処理時の動作を説明する。
まず、リンク制御部302が、無線通信部305を介して移動局107からのマルチキャストリンク要求を受信する(S900)。
これにより、リンク制御部302は、マルチキャストリンクを確立する(S901)。
その後、移動局からIGMP Group Joinメッセージを受信するまで待機する(S902)。
移動局から前記メッセージを受信すると、まず、そのメッセージ内に含まれているIPマルチキャストアドレスを取り出し、IPアドレスデータベース303(内容は後述の図11を参照)に移動局107の認識番号とIPマルチキャストアドレスとの組を書き込み(S903)、IPマルチキャスト設定処理を終了する。その後、移動局107は、サーバ100からIPマルチキャストパケットを受信しながら、基地局105の通信範囲内109から、基地局106の通信範囲内110へ移動する。この時、前述の第1の実施の形態に述べたとおりに移動局107のハンドオーバー処理が実行される。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局におけるハンドオーバー処理時の動作を示すフローチャートである。
以下、図1〜3を参照しながら、図10に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係る無線通信システムの基地局105におけるハンドオーバー処理時の動作を説明する。
但し、ここでは、図5に示すフローチャートにおけるステップS503の処理において、移動局107が基地局105へIGMP Group Leaveメッセージを送信する前に、既に基地局105の通信範囲内109から出てしまっている場合のハンドオーバー処理について説明する。
まず、基地局105は、移動局107から接続されたら、移動局107に対して定期的に生存確認メッセージを送信する(S1000)。
次に、移動局107からの生存確認応答が送信されたか否かを検証し(S1001)、生存確認応答が送信されない場合はステップS1002に進む。また、生存確認応答が送信された場合は、直ちに処理を終了する。なお、通常は、移動局107が前記生存確認要求を受信すると、基地局105に対して生存確認応答を送信するので、基地局105は移動局107がまだ存在することが確認できるが、移動局107が通信範囲内109よりも外側に移動してしまった場合には、移動局107からの生存確認応答が受信できない。
ステップS1002で、基地局105は、移動局107が既に自己の通信範囲109の圏外に出ていると判断し、ディスアソシエーション処理を実行し(S1002)、全てのリンクをクリアする。
次に、リンク制御部302は、IPアドレスデータベース303からディスアソシエーションした移動局107が受信していたIPマルチキャストアドレスを取り出す(S1003)。
最後に、リンク制御部302は、ルータ103に対してIGMP Group Leaveメッセージを送信する(S1004)。なお、このIGMP Group Leaveメッセージには、現在までに受信していたIPマルチキャストアドレスが含まれている。このメッセージを受信したルータ103は、ルータ103の配下に、同じIPマルチキャストパケットを受信している端末が存在しない場合は、IPネットワーク101に流れている当該IPマルチキャストパケットの転送を停止する。
この一連の処理によって、移動局107が基地局105に対してIGMP Group Leaveメッセージを送信する直前に、通信範囲外に出たとしても、基地局105が自動的にルータ103に対してIPマルチキャストパケットの転送停止を依頼するので、無駄なデータがいつまでも基地局105に転送されることを防ぐことができる。
但し、基地局105に複数の移動局が接続されている場合には、基地局105に接続されている移動局の1つ(ここでは移動局107)が、基地局105の通信範囲外に移動した時に、基地局105に接続されているルータ103に対して前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求することがないように構成している。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局のIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。
同図に示すように、基地局105,106が備えるIPアドレスデータベース303に記録されるデータのデータ構成は表形式であり、移動局認識番号に対応してマルチキャストアドレスを記録するエントリが設けられている。
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成は、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成(図1)と同じであるが、第1の実施の形態とはIPアドレスデータベース206の内容が異なる。
前述の第1の実施の形態に係る無線通信システムの動作と同様に、本実施の形態に係る無線通信システムにおいても、移動局107のIPマルチキャスト受信処理が実行されるたびに、リンク制御部203が、IPアドレスデータベース206に、受信したIPマルチキャストアドレスを追加する。但し、本実施の形態に係る無線通信システムでは、IPアドレスデータベース206に、前述のIPマルチキャストアドレスが記録されるだけではなく、受信したデータ量と、最終受信時刻とが記録される。また、本実施の形態では、ハンドオーバー処理も、前述の第1の実施の形態とは異なる。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局が備えるIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。
同図に示すように、IPアドレスデータベース206が記録するデータのデータ構成は表形式であり、移動局107が受信している全てのIPマルチキャストアドレスに対応する受信データ量並びに最終受信時刻とが記録されるエントリが設けられている。リンク制御部203は、IPマルチキャスト受信処理が実行されるたびに、この表にIPマルチキャストアドレスを追加すると共に、対応する受信データ量と最終受信時刻とを記録する。
同図に示すデータ例の場合、移動局107は、IPアドレス224.5.6.7とIPアドレス224.5.6.10とIPアドレス224.10.10.10の3つのIPマルチキャストグループに参加しており、IPアドレス224.5.6.7については、これまでにデータ量500バイトを受信し、最後に受信したのが2004年1月1日15時00分05秒であり、IPアドレス224.5.6.10については、これまでにデータ量1,000バイトを受信し、最後に受信したのが2004年1月1日17時00分30秒であり、IPアドレス224.10.10.10については、これまでにデータ量4,000,000バイトを受信し、最後に受信したのが2004年1月1日17時00分30秒であることを示している。
図13は、本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局における使用頻度集計処理時の動作を示すフローチャートである。
以下、図1〜3及び図12を参照しながら、図13に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係る無線通信システムの移動局における使用頻度集計処理時の動作を説明する。
まず、移動局17のリンク制御部203は、IPマルチキャストアドレスのデータを受信したか否かを検証し(S1300)、前記データを受信している場合は、ステップS1301に進み、前記データを受信していない場合は、直ちに処理を終了する。
ステップS1301では、リンク制御部203は、受信したデータ量を、IPアドレスデータベース206の前記表(図12)に記録されているIPマルチキャストアドレス対応のデータ量に加算する。
最後に、リンク制御部203は、最終受信時刻を更新する(S1302)。
この後、移動局107は、IPマルチキャストパケットを受信しながら、基地局105の通信範囲内109から、基地局106の通信範囲内110へ移動する。この時、前述の第1の実施の形態で述べたように移動局107のハンドオーバー処理が実行される。
但し、前述の図4に示すハンドオーバー処理は、移動局107のハンドオーバー処理を示したフローチャートであるが、本実施の形態に係る無線通信システムでは、IPアドレスデータベース206からIPマルチキャストアドレスを取り出す処理(図5に示すステップS408に該当する処理)において、前記第1の実施の形態に係る無線通信システムの処理とは異なる。
図14は、本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局におけるハンドオーバー処理時のIPマルチキャストアドレス取り出し動作を示すフローチャートである。
以下、IPアドレスデータベース206からIPマルチキャストアドレスを取り出す処理を行う際の動作を説明する。
まず、リンク制御部203は、優先順位付けのために、IPアドレスデータベース206に記録された通信データの中で、最終受信時刻が最も新しい通信データを抽出する(S1400)。ここでは、IPアドレス(マルチキャストアドレス)の224.5.6.10及びIPアドレス224.10.10.10で示される通信データが、前記の条件に該当するデータであるものとする。ちなみに、両通信データが示す受信時刻は、どちらも17:00:30であり、同時刻である。
次に、リンク制御部203は、前記抽出された通信データの中で、最もデータ量が多い通信データが記録されたIPアドレスを抽出する(S1401)。
結果として、IPアドレス224.10.10.10が選択される。従って、リンク制御部206は、まず、このIPアドレス224.10.10.10についてIPマルチキャスト受信処理(図5に示すステップS509に該当する処理)を行う。その後は、既にIPマルチキャスト受信処理が行われたアドレスを除外して、同様のアドレス取り出し処理とIPマルチキャスト受信処理が行われる。
マルチキャストリンクの再接続にかかる時間は、ゼロではないため、このようにして、ハンドオーバー処理時に再接続を行うマルチキャストリンクに順位付けを行うことによって、直前まで実際にデータが流れていたリンクほど早く接続が回復し、利用している上位アプリケーションにとって、パケットロスが少ないという利点が生じる。
なお、本実施の形態においては、最終受信時刻を用いて遅いものを先頭に並べ替えを行い、さらにデータ量に応じて多いものほど高い優先順位付けを行ったが、一般に、本発明は、これとは限らず、他の任意の組み合わせによって順位付けをすることも可能である。
また、前述の本発明の各実施の形態において、受信したIPマルチキャストパケットのデータ内容については特に記述していないが、実際には、MPEG2等の動画データのパケットであったり、MP3(MPEG1 Audio Layer3)等の音声データのパケットであってもよく、さらに、これとは限らず、他の任意のデータ構成が可能であり、データ内容も任意であってよい。
以上に説明したように、本発明に係る無線通信システムによれば、移動局107は、基地局105と接続しているときに受信していたIPマルチキャストパケットを基地局106に移動後も同様に受信し続けることができる。また、移動局107は、移動する前にルータ103に対して、IPマルチキャストの配信停止を要求するので、移動局107が移動後の基地局105に対して、不要なIPマルチキャストパケットが送信されることもない。さらに、いずれの処理も、リンク制御部203と無線通信部205とIPアドレスデータベース206とに閉じられて実行されるので、実際にIPマルチキャストパケットを処理している上位のアプリケーションや、該アプリケーションの表示部等には、何等の変更を加える必要もないという効果がある。
なお、本発明に係る移動局及び基地局の各構成要素の処理の少なくとも一部をコンピュータ制御により実行するものとし、かつ、上記処理を、図4,5,7,8,13,14のフローチャートで示した手順によりコンピュータに実行せしめるプログラムは、半導体メモリを始め、CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少なくともマイクロコンピュータ,パーソナルコンピュータ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行するものとしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信方法のシステム構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信方法の移動局の1構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信方法の移動局の1構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの移動局におけるIPマルチキャスト受信処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの移動局におけるハンドオーバー処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの移動局が備えるIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。 無線通信システムの移動局が備えるIGMP Group Joinメッセージの1例を示すものである。 無線通信システムの移動局が備えるIGMP Group Leaveメッセージの1例を示すものである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局のIPマルチキャスト設定処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局におけるハンドオーバー処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの基地局のIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局が備えるIPアドレスデータベースのデータ構成の1例を示すものである。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局における使用頻度集計処理時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムの移動局におけるハンドオーバー処理時のIPマルチキャストアドレス取り出し動作を示すフローチャートである。 コネクション型のデータリンク層を有する無線通信システムのシステム構成図である。 従来の無線通信システムにおける移動局の1構成例を示す構成図である。 IPマルチキャストのシステム構成図である。 MobileIPv6のシステム構成図である。 特許文献1で開示された無線通信システムのシステム構成図である。
符号の説明
100 サーバ
101 IPネットワーク
103 ルータ
105,106 基地局
107,108 移動局
109,110 基地局の通信範囲内
202 CPU(移動局)
203 リンク制御部(移動局)
204 表示部
205 無線通信部(移動局)
206 IPアドレスデータベース
301 CPU(基地局)
302 リンク制御部(基地局)
304 有線通信部
305 無線通信部(基地局)

Claims (16)

  1. コネクション型のデータリンク層を有し、基地局がルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局において、
    インターネットプロトコルマルチキャストを第1のルータに接続されている第1の基地局から受信中に、受信相手先を前記第1の基地局から第2のルータに接続されている第2の基地局に切り替えた場合に実行される手段として、
    前記第2の基地局に対して、ブロードキャストリンクと、ユニキャストリンクと、マルチキャストリンクとを確立するように要求する手段と、
    前記第2のルータに対して、前記確立したマルチキャストリンクを介してマルチキャストパケットを転送するように要求する手段と、
    を備えたことを特徴とする移動局。
  2. 前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を、前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替える前に、前記第1のルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の通信データ量を集計する手段と、
    前記マルチキャストリンクを、前記集計した通信データ量の多さの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けする手段と、
    前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の最終受信時刻を記録する手段と、
    前記マルチキャストリンクを、最終受信時刻の新しさの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けする手段と、
    前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求する手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  5. コネクション型のデータリンク層を有し、ルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの基地局において、
    インターネットプロトコルマルチキャストを前記無線通信システムの移動局に対して送信中、前記移動局が、自局の通信範囲外に移動した場合に、自局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求する手段を備えたことを特徴とする基地局。
  6. 複数の移動局が接続されている場合に、前記移動局の1つが、自局の通信範囲外に移動した時に、自局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求しない手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動局と、請求項5または請求項7に記載の複数の基地局と、
    前記複数の基地局の各々に対応して接続されるルータと、
    前記複数のルータとインターネットプロトコルネットワークを介して接続されるサーバと、
    を備えた無線通信システム。
  8. コネクション型のデータリンク層を有し、移動局と無線通信する基地局が、ルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局の基地局接続方法であって、
    前記移動局が、インターネットプロトコルマルチキャストを第1のルータに接続されている第1の基地局から受信中に、受信相手先を前記第1の基地局から第2のルータ接続されている第2の基地局に切り替えた場合に、前記移動局において実行される処理ステップとして、
    前記第2の基地局に対して、ブロードキャストリンクと、ユニキャストリンクと、マルチキャストリンクとを確立するように要求するステップと、
    前記第2のルータに対して、前記確立したマルチキャストリンクを介してマルチキャストパケットを転送するように要求するステップと、
    を備えたことを特徴とする基地局接続方法。
  9. 前記移動局が、前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を、前記第1の基地局から前記第2の基地局に切り替える前に、前記移動局から、前記第1のルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求するステップを備えたことを特徴とする請求項8に記載の基地局接続方法。
  10. 前記移動局において、
    前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の通信データ量を集計するステップと、
    前記マルチキャストリンクを、前記集計した通信データ量の多さの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けするステップと、
    前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付けによる優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求するステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の基地局接続方法。
  11. 前記移動局において、
    前記第1の基地局との間に確立している前記マルチキャストリンクの各々の最終受信時刻を記録するステップと、
    前記マルチキャストリンクを、最終受信時刻の新しさの順位を優先度の高さの順位として優先順位付けするステップと、
    前記第1の基地局から前記第2の基地局へ前記インターネットプロトコルマルチキャストの受信を切り替えた場合に、前記第2の基地局に対して、前記優先順位付による優先順位の高さの順にマルチキャストリンクの確立をするように要求するステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項8に記載の基地局接続方法。
  12. コネクション型のデータリンク層を有し、基地局がルータを介してインターネットプロトコルネットワークに接続される無線通信システムの移動局管理方法であって、インターネットプロトコルマルチキャストを前記無線通信システムの移動局に対して送信中に、送信相手の移動局が、前記基地局の通信範囲外に移動した場合に、前記基地局が、前記基地局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求するステップを備えたことを特徴とする移動局管理方法。
  13. 前記基地局に複数の移動局が接続されている場合にあっては、前記基地局に接続されている移動局の1つが、前記基地局の通信範囲外に移動した場合であっても、前記基地局に接続されているルータに対して、前記マルチキャストパケットの転送を停止するように要求しないようにするステップを備えたことを特徴とする請求項12に記載の移動局管理方法。
  14. 請求項8乃至11のいずれかに記載の基地局接続方法を、移動局においてコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項12乃至13のいずれかに記載の移動局管理方法を、基地局においてコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項14又は15に記載のプログラムを記録した記録媒体。

JP2004238492A 2004-08-18 2004-08-18 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、移動局の基地局接続方法、基地局の移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4421419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238492A JP4421419B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、移動局の基地局接続方法、基地局の移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238492A JP4421419B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、移動局の基地局接続方法、基地局の移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009169778A Division JP4800410B2 (ja) 2009-07-21 2009-07-21 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006060391A true JP2006060391A (ja) 2006-03-02
JP2006060391A5 JP2006060391A5 (ja) 2007-08-16
JP4421419B2 JP4421419B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=36107527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238492A Expired - Fee Related JP4421419B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、移動局の基地局接続方法、基地局の移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4421419B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008049369A1 (fr) * 2006-10-18 2008-05-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Procédé pour envoyer un service de multidiffusion et de diffusion générale sur une liaison descendante et système et station de base correspondants

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008049369A1 (fr) * 2006-10-18 2008-05-02 Huawei Technologies Co., Ltd. Procédé pour envoyer un service de multidiffusion et de diffusion générale sur une liaison descendante et système et station de base correspondants

Also Published As

Publication number Publication date
JP4421419B2 (ja) 2010-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5872649B2 (ja) 移動性管理のための擬似配線
JP3833450B2 (ja) 通信制御方式及びルータ
JP4246062B2 (ja) 無線データ・ネットワーク内でソフト・ハンドオフを実行するためのシステム並びに方法
US8804712B2 (en) Determining target access routers for handover
US7457304B2 (en) Method for service discovery in mobile ad-hoc network
JP4988937B2 (ja) 無線ネットワークにおける通信方法
US8442532B2 (en) System and method of handling IP layer mobility in a wireless network
US20070153738A1 (en) Method for switching the use of an access point (AP) within a wireless communications network
JP2014239482A (ja) ネットワークベースモビリティ管理システムのためのマルチリンクサポート
JP2009525632A (ja) 通信ネットワークに対する選択的なサービス更新方法
JP4892002B2 (ja) 通信方法、通信システム、モバイルノード及びネットワークノード
US20080261533A1 (en) Method and arrangement in a communications network
KR100942797B1 (ko) 이동성 관리 방법 및 이동성 관리 앵커, 이동 노드
JP2013532920A (ja) 分割ホーム・エージェント構造を用いて移動性を提供するためのシステム及び方法
WO2022002215A1 (zh) 传输数据的方法和装置
JP4421419B2 (ja) 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム、並びに、移動局の基地局接続方法、基地局の移動局管理方法、これらを実行させるためのプログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体
JP4800410B2 (ja) 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム
JP2003037626A (ja) Ipネットワークを利用した移動体通信方法および移動体通信システム
JP2011254501A (ja) 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム
KR20150123678A (ko) 분산 이동성 관리를 통한 cdn 서비스 시스템 및 제공방법
KR100598346B1 (ko) 모바일 ip 서비스를 위한 이동성 지원 방법
KR20130037349A (ko) 모바일 라우터, 액세스 라우터 및 이를 이용한 멀티캐스트 데이터 전송 방법
CN108011986A (zh) 一种引导、转发数据报文的方法及接入点设备、网络设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070703

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4421419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees