JP2006058569A - パネル型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機能設定の状態を側方側からも視認可能とする。
【解決手段】 導光部材7に、第1主面7Aに光学表示部5を設けるとともに第2主面7B側に発光ユニット10から出射されて内部を導光された表示光を光学表示部5側に屈折させる屈折導光面16bを有する反射凹部15を形成する。反射凹部15の屈折導光面16bに表示パネル2の垂直方向と平行な多数条の筋状凹凸部17を形成し、屈折される表示光に対して側面方向の偏向成分を付与して光学表示部5における広視野角化を図る。
【選択図】 図6

Description

本発明は、液晶パネル等を備えた表示装置に関し、さらに詳しくは液晶パネル等の主画面の外周部に設けられて電源の投入状態や機能の設定状態等を光学表示する光学表示部を備えたパネル型表示装置に関する。
パネル型表示装置は、例えばプラズマ・ディスプレィ・パネル(PDP:Plasma Display Panel)や液晶ディスプレィ・パネル或いはエレクトリックルミネッセンスディスプレィパネル(Electtro Luminescent Light Source Display Panel)等の軽量、薄型表示パネルモジュールを備え、従来の陰極線管(CRT:Cathode-Ray Tube)と比較して大型表示画面化、軽量化、薄型化を実現する。例えば、パネル型表示装置は、50インチ以上の大型表示画面を実現するとともに良好な画質や壁掛け型としても使用することが可能な軽量薄型等の特徴を有しており、ハイビジョン放送やデジタルテレビジョン放送用の受信機や各種の大型ディスプレィ装置用として注目されている。(特許文献1)
また、従来のパネル型表示装置においては、一般に表示パネルモジュールがその表示領域を矩形開口部から外方に臨ませるようにしてベゼルと称される矩形枠状の筐体に収納され、このベゼルに対して前面ガラスとバックカバー部材が組み合わされていた。また、大型のパネル型表示装置には、一般にベゼルの表示部の両側部に、それぞれ複数のスピーカを高さ方向に並べて内蔵したスピーカボックスが組み合わされる。なお、パネル型表示装置は、スピーカボックスをスタンド装置に取り付けてスピーカユニットとして装置本体部と独立に構成したものも提供されている。
ところで、パネル型表示装置においては、ベゼルの前面部に配置した前面ガラスの内面に表示パネルモジュールの実効表示領域を縁ち取るようにして所定幅を有する不透明な黒枠部を形成し、この黒枠部とベゼルの内周部との間に透明な領域を構成することにより表示画像が浮き上がるように強調して表示するいわゆるフローティング表示の対応も図られている。かかるパネル型表示装置においては、前面ガラスばかりでなく、ベゼルも透明なポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材によって成形される。
パネル型表示装置においては、ベゼルの一部に電源の投入状態や設定されている機能を光学的に表示する光学表示部を設けて表示効果をより強調するように構成される。パネル型表示装置においては、黒枠部と対向してベゼルに一体に形成された取付部に発光素子ユニットを取り付けている。発光素子ユニットは、取付部に取り付けられる基板と、この基板に固定された複数のホルダ部材と、各ホルダ部材内にそれぞれ収納された複数の発光ダイオード(以下、LEDと称する。LED:Light Emitting Diode)等によって構成される。
パネル型表示装置においては、発光素子ユニットに設けた各LEDがベゼルの外周縁に臨ませられるように配置され、出射光をベゼル内へと入射させる。パネル型表示装置においては、ベゼルに黒枠部から外れた透明領域に位置して反射部を形成し、この反射部によって内部に入射された出射光を前面側へと屈折反射して前面ガラスの透明領域から表示光として外部へと露光させることで設定機能等の表示を行っている。
パネル型表示装置においては、反射部がベゼルの背面側に形成した断面が二等辺直角三角形状の反射凹部によって構成する。パネル型表示装置においては、反射凹部を構成する45度傾斜面によって内部を導光された出射光が表面側へと屈折されて露光することにより、傾斜面の投影形状に対応した領域が光輝する光学表示部を構成している。パネル型表示装置においては、電源の投入状態や各種機能の設定状態等が、各反射凹部と対向する光学表示部の部位においてスポット的に光輝することにより表示される。
特開2003−174692号公報
パネル型表示装置においては、上述したように各LEDからの出射光が反射凹部の傾斜面で屈折されて表示光として光学表示部から露光して設定機能等の光学表示を行うように構成される。パネル型表示装置においては、小型のLEDを光源として光学表示部において反射凹部の傾斜面の投影形状に対応した形状のスポット的な光学表示が行われる。パネル型表示装置においては、かかる構成から表示パネルの枠部材として機能するベゼルが、各LEDからの出射光を導光する導光部材機能や光学表示部材機能とを兼用することで構造の簡易化や構成部材の削減が図られ、また発光素子ユニットを適宜の位置に配置することが可能とされる。パネル型表示装置においては、ベゼルの内面側に反射凹部を形成したことにより、表面側の平坦性を保持されLEDの非点灯時においてのみ光輝する特徴ある意匠が構成される。
ところで、パネル型表示装置においては、大型画面化や視野角特性の向上に伴って視聴者が表示パネルの正面からだけでは無く、側方からも視聴するようになっている。パネル型表示装置においては、光学表示部における光学表示が、上述したように小型のLEDを光源として反射凹部によって屈折された表示光をベゼルの内部に直進させて表面から露光させて行っており、表示光が直進指向性を有することになる。
したがって、パネル型表示装置においては、表示パネルの視野角特性に対して光学表示部における視野角特性が充分に得られないために、視聴者が側方から光輝状態を視認することができないといった問題があった。パネル型表示装置においては、例えば大型の光源を用いるとともに光学表示部にレンズ等を嵌め込んだ拡散構造を設けることによって視野角特性の向上を図ることも可能ではあるが、正面輝度が大きなって目障りとなり、構造も複雑化するといった問題が生じる。
なお、パネル型表示装置においては、ベゼルに組み合わした透明な導光部材に光学表示部が構成されることもある。また、パネル型表示装置においては、ベゼル等に商号や商品名等のマークを印刷等によって形成し、このマークをバックライト構造によって照明する構成も採用されている。パネル型表示装置においては、例えばマークに対応するベゼルの外周縁に臨ませて発光素子ユニットを配置し、この発光素子ユニットに設けたLEDから出射されて内部を導光される表明光によって浮かび上がらせるがるように構成される。
本発明は、大型光源や複雑な拡散構造を不要として、光学表示部が充分な視野角特性を有するようにして表示効率の向上が図られるパネル型表示装置を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかるパネル型表示装置は、導光性樹脂材によって成形されて表示パネルの枠体部材の一部を構成するとともに前面側の第1主面の一部に光学表示部を構成するする導光部材と、この導光部材に対して光学表示部から露光される表示光を入射させる発光ユニットとを備える。パネル型表示装置は、導光部材が、発光ユニットから出射された表示光を内部で導光するとともに、背面側の第2主面に表示光を光学表示部側に向かって屈折させる屈折導光面を有する断面が二等辺直角三角形状の反射凹部が形成される。パネル型表示装置は、発光ユニットが、導光部材の反射凹部と同軸上の端部に対向して配置される発光素子を有し、この発光素子から導光部材の内部に表示光を入射させる。パネル型表示装置は、導光部材に形成された反射凹部の屈折導光面に、表示パネルの垂直方向と平行な多数条の筋状凹凸部が形成される。
パネル型表示装置においては、電源の投入や通信機能の設定或いは消画等の操作が行われることによって発光ユニットに設けた所定の発光素子が点灯して表示光の出射が行われる。パネル型表示装置においては、発光素子から出射された表示光が導光部材の端部から内部へと入射されて導光部材の内部を反射凹部へと導光される。パネル型表示装置においては、反射凹部に達した表示光を、この反射凹部を構成する屈折導光面において90度屈折させて光学表示部へと向かわせる。パネル型表示装置においては、光学表示部へと導光された表示光が導光部材の前面から露光することで、機能の設定状態が光学的に表示されるようにする。パネル型表示装置においては、屈折導光面において屈折される表示光が、この屈折導光面に形成された表示パネルの垂直方向と平行な多数条の筋状凹凸部の壁面で屈折されることで側面方向の偏向成分が付与される。したがって、パネル型表示装置においては、光学表示部から充分な光量で表示光が露光することによって見やすい光学表示が行われるとともに、側面方向の偏向成分による光学表示部の視野角特性の向上が図られ、側方からでも光輝状態が確認されるようになる。
以上のように構成された本発明にかかるパネル型表示装置によれば、光学表示部から側面方向の偏向成分を有する表示光が露光されることで広視野角特性化が図られ、表示パネルの側方にも充分な輝度での光学表示が行われるようにして各種機能の設定状態を識別することが可能となる。パネル型表示装置によれば、大型の光源や拡散機構を不要とすることで構造の簡易化やコストの低減が図られるようになるとともに、使い勝手を向上させて誤操作が防止されるようにする。
以下、本発明の実施の形態として図面に示したパネル型表示装置(以下、表示装置と略称する。)1について詳細に説明する。表示装置1は、表示パネルとして液晶表示パネルを用いて大型画面化と薄型化を図ったテレビジョン受像機である。表示装置1は、図1に示すように正面形状が横長矩形を呈する表示装置本体をスタンド3によって支持し、左右側面部にそれぞれスピーカボックス4,4を組み合わせて構成される。表示装置1は、詳細を省略するが液晶パネル2の前面部に前面ガラスが重ね合わせ状態で配置され、この前面ガラス6内面に黒色セラミックプリントを施して形成した横長矩形の目隠し枠部によって液晶パネル2の有効表示画面領域が縁ち取られている。
表示装置1は、前面ガラスの上辺部と下辺部とを保持する化粧枠部材や左右のスピーカボックス4,4等によって液晶パネル2の外周部を囲む枠状の支持体を構成する。表示装置1は、下辺部の化粧枠部材を構成する透明な合成樹脂材によって成形された導光部材7に、図3に示すように詳細を後述する機能設定状態を表示する機能光学表示部5と、ほぼ中央部に位置して商品名等のマーク(図ではABCとして表示する。)6aを遮光性インクによって印刷したマーク表示部6とが設けられている。表示装置1は、機能光学表示部5において現在設定されている機能等の状態がスポット的に光学表示されるようにするとともに、マーク表示部6においてマーク6aがバックライト照明されて浮き上がったように表示されるようにする。
表示装置1は、導光部材7の前面側の第1主面7Aに、側方に位置して機能を表示する文字等を横並びに印刷して機能光学表示部5を構成する。機能光学表示部5は、機能が未設定の状態では単に文字等が表示されているのみであるが、機能設定操作が行われると後述するように当該機能を表す文字等に対応する矩形箇所が図2に示すようにスポット的に光輝する。
機能光学表示部5は、例えば画面表示を消す機能の設定状態を示す「消画」が印刷された第1単位光学表示部5aと、この第1単位光学表示部5aの隣に表示装置1から適宜の通信操作が行われている状態を示す「通信」が印刷された第2単位光学表示部5bとを有する。機能光学表示部5は、第2単位光学表示部5bの隣に通信や録画等の操作が可能な状態にあることを示す「スタンバイ/オフタイマ」が印刷された第3単位光学表示部5cと、この第3単位光学表示部5cの隣に電源の投入や録画予約が設定されていたり録画操作中であることを表示する「電源/録画予約/録画」が印刷された第4単位光学表示部5dとを有する。機能光学表示部5は、後述する機能表示用発光ユニット10から出射される表示光によって、各単位光学表示部5a〜5dが異なる色調で光学表示される。
導光部材7は、化粧枠部材の下辺部材を兼用することから、機械的剛性を有する導光特性に優れた合成樹脂材、例えば透明なポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂によって成形される。導光部材7は、図2乃至図4に示すように液晶パネル2の長さよりもやや長尺とされた全体略板状の部材からなり、詳細を省略するが長手方向の両端部にスピーカボックス4,4と組み合わせが行われる連結部7b、7bがそれぞれ一体に形成されている。
導光部材7は、図2において第1主面7A側の上側領域が、液晶パネル2に対して背面側からその外周の下辺部に対して全長に亘ってあてがわれる受け部を構成する。導光部材7には、第1主面7A側の上側領域に複数の位置決め凸部7cが一体に形成されており、これら位置決め凸部7cが液晶パネル2側に形成した図示しない位置決め凹部と相対嵌合することによって液晶パネル2と組み合わされる。
導光部材7には、組立状態で液晶パネル2の下方部位によって隠される上縁部7aに沿って、図2乃至図4に示すように機能表示用発光ユニット10を組み付ける第1基板組付部8とマーク表示用発光ユニット11を組み付ける第2組付部9とが一体に形成されている。第1基板組付部8は、導光部材7の上縁部7aに機能光学表示部5とほぼ等しい長さの凹部8aを形成するとともに、図4に示すようにこの凹部8aの両側に位置して詳細を省略するが導光部材7の第2主面7B側に突出する取付ボスや取付孔を有する基板取付部8bが一体に形成されている。第1基板組付部8には、凹部8aの底面部位に、機能表示用発光ユニット10から出射される表示光を入射させる第1入射ガイド部12が一体に形成されている。
第1入射ガイド部12は、図5に示すように、凹部8aの底面部位に全域に亘って導光部材7の第2主面7B側へと屈折された凸部からなる。第1入射ガイド部12は、第2主面7B側の端部が略垂直面とされて表示光が入射される入射端部14として構成される。第1入射ガイド部12は、入射端部14と対向する第1主面7A側の上縁部が、45度の傾斜角度を有する前下がりの屈折傾斜面12aとして構成される。第1入射ガイド部12は、機能表示用発光ユニット10から出射されて入射端部14から内部に入射され水平方向に導光された表示光を屈折傾斜面12aによって90度屈折させ、導光部材7の内部を垂直方向へと導光させる。
第2組付部9も、導光部材7の上縁部7aにマーク表示部6とほぼ等しい長さの凹部9aを形成するとともに、図4に示すようにこの凹部9aの両側に位置して詳細を省略するが導光部材7の背面側に突出する取付ボスを有する基板取付部9bが一体に形成されている。第2組付部9には、凹部9aの底面部位に、マーク表示用発光ユニット11から表示光が入射される第2入射ガイド部13が一体に形成されている。
第2入射ガイド部13は、詳細を省略するが上述した第1入射ガイド部12と同様に、凹部9aの底面部位に全域に亘って導光部材7の第2主面7B側へと屈折された凸部からなる。第2入射ガイド部13は、第2主面7B側の端部が略垂直面とされて表示光が入射される入射端部として構成される。第2入射ガイド部13は、マーク表示用発光ユニット11から出射されて入射端部から内部に入射され水平方向に導光された表示光を屈折傾斜面によって90度屈折させ、導光部材7の内部を垂直方向へと導光させる。
導光部材7には、第1入射ガイド部12の下方に位置し、上述した機能光学表示部5と厚み方向に対向して背面側の第2主面7Bに開口する反射凹部15が形成されている。反射凹部15は、機能光学表示部5の第1単位光学表示部5a乃至第4単位光学表示部5dとそれぞれ厚み方向に対向する第1単位反射凹部5a乃至第4単位反射凹部5dとから構成される。
反射凹部15は、第1単位反射凹部5a乃至第4単位反射凹部5dが互いに同一形状を以って形成されており、図4に示すように導光部材7の第2主面7Bに略矩形に開口して形成される。反射凹部15は、図5に示すように底面16aが水平であり、この底面16aの奥行きと開口部の高さとが等しい断面が二等辺直角三角形状を呈している。反射凹部15は、上面16bが第1主面7Aに向かって45度の傾斜角度で傾斜するを有する前下がりの傾斜面とされる。反射凹部15は、上面16bが屈折導光面を構成し、導光部材7の内部を導光される表示光を90度屈折させて機能光学表示部5へと向かわせる。
反射凹部15には、図5及び図6に示すように屈折導光面16bに多数条の筋状凹凸部17が形成されている。筋状凹凸部17は、微細な間隔と微小な深さを有する多数条の溝によって構成される。筋状凹凸部17は、凹凸の方向が導光部材7の高さ方向、換言すれば液晶パネル2の高さ方向と平行な垂直に形成されている。筋状凹凸部17は、各凹凸が傾斜面を有するそれぞれ略V字状に形成されていることが好ましい。
導光部材7は、上述した樹脂材を成形金型に射出充填して成形する射出成形法によって成形され、上述した反射凹部15が図6に概略的に示した成形金型に組み込まれる断面形状が二等辺直角三角形のコア23によって形成される。コア23には、上述した反射凹部15の屈折導光面16bを形成する傾斜面23aに、その傾斜方向と平行に微細な間隔と微小な深さを有する多数条の筋状凹凸部24が形成される。
筋状凹凸部24は、コア23の傾斜面23aに対して、例えばJIS600番程度の粒度による上述した方向性を有する磨き処理が施こされることによって形成される。導光部材7は、コア23の傾斜面23aに形成された筋状凹凸部24が転写されることにより、上述した反射凹部15の屈折導光面16bに筋状凹凸部17が形成される。
なお、導光部材7は、屈折導光面16bを微細な凹凸からなる粗面として表示光を乱反射させるようにして視野角の拡大を図ることも考慮されるが、第2主面7Aから表示光が拡散して露光することにより機能光学表示部5の輝度が低下するとともに、各単位機能光学表示部5a〜5dの輪郭がややぼやけるようになる。
導光部材7は、筋状凹凸部17が微細な溝を全て同一形状とする必要は無く、筋状凹凸部17の形成方法として、コア23の傾斜面23aに対していわゆるヘアーライン処理を施して形成してもよい。導光部材7は、筋状凹凸部17が間隔の大きな溝状に形成された場合に、表示光を大きな角度で反射させてしまうことで、正面から露光する直交成分を大きく低下させてしまう。したがって、導光部材7は、上述したJIS600番の磨き処理を施すことにより、表示光に対して充分な直交成分を保持して側面方向の偏向成分を付加することを可能とする。
導光部材7は、図5及び図7に示すように下端部に、全長に亘って第2主面7B側に折曲されて下端フランジ部18が一体に形成されている。下端フランジ部18は、導光部材7の厚み方向の剛性を保持するとともに、表示装置1の下辺部の外装体を構成する。下端フランジ部18には、第1主面7A側に沿った下端縁18aが円弧状に形成されている。
下端フランジ部18には、上述したマーク表示部6に対向する部位にグラデーション印刷部19が形成されている。グラデーション印刷部19は、反射特性を有するインクを用いて下端フランジ部18にマーク表示部6のマーク6aよりも広い領域にドットを印刷してなる。グラデーション印刷部19は、マーク表示部6と対応する中央部位19aに対してドットを密に印刷するとともに両側部位19b、19bに対してドットを粗にして印刷する。なお、グラデーション印刷部19は、中央部位19aについてべた塗りの印刷を施すようにしてもよい。
グラデーション印刷部19は、下端フランジ部18に対して所定幅を以って印刷されるが、表示側となる第1主面7A側からの露光を低減するために、下端縁18aを基準として印刷を施すようにする。したがって、導光部材7には、図7に示すように下端フランジ部18の内側縁に沿ってΔxの幅で未印刷部19cが生じる。導光部材7は、この未印刷部19cが液晶パネル2や枠部材等との突き合わせ部位となり、組立時にグラデーション印刷部19がこれら部材と擦れて剥がれるといったことを防止するとともに、突き合わせ部位において覆われることで特に露光の対応も不要である。
表示装置1においては、上述した第1基板組付部8に機能表示用発光ユニット10が組み付けられる。機能表示用発光ユニット10は、図4及び図5に示すように配線基板20と、この配線基板20に取り付けられた4個のLEDホルダ21と、これらLEDホルダ21にそれぞれ組み付けられた4個のLED22とを備える。配線基板20には、詳細を省略するが各LED22のリード端子22aが接続されるランドが形成されるとともに、図示しないコネクタとリード線とを介して装置本体側の制御部と接続される。配線基板20は、上述した第1基板組付部8よりもやや大きな外形とされ、基板取付部8bを介して導光部材7の背面側に水平状態で取り付けられる。
各LEDホルダ21は、合成樹脂材によって全体有底筒状に成形されており、図示を省略するが外周部に配線基板20に形成された嵌合孔に嵌合される取付片が一体に形成されている。各LEDホルダ21は、内部にLED22を収納した状態で、それぞれ配線基板20に取り付けられる。各LEDホルダ21は、底部に出射孔21aが開口されており、出射孔21aに発光バルブを臨ませて内部にLED22を収納する。
機能表示用発光ユニット10は、図5に示すようにLEDホルダ21の出射孔21aを第1入射ガイド部12の入射端部14に対向させ、配線基板20を基板取付部8bに固定することによって第1基板組付部8に組み付けられる。機能表示用発光ユニット10は、詳細を省略するが、各LED22が各反射凹部15、換言すれば機能光学表示部5の各単位機能光学表示部5a〜5dに対してそれぞれ同軸上に位置するようにして基板取付部8bに固定される。
機能表示用発光ユニット10は、上述したように各単位機能光学表示部5a〜5dが異なる色調で光学表示を行うようにするために、例えば赤色、青色、緑色の発色光を出射するLED22を搭載する。機能表示用発光ユニット10においては、発色光の違いによりLED22の輝度が異なることから、例えばLEDホルダ21の出射孔21aの内径をそれぞれ異にして形成することによって各単位機能光学表示部5a〜5dにおける輝度がほぼ均一となるように構成される。なお、機能表示用発光ユニット10は、LEDホルダ21内において各LED22を位置を異にして収納することによって輝度調整構造を構成するようにしてもよい。
表示装置1においては、ユーザ等により上述した各機能の設定操作を行われることにより、機能表示用発光ユニット10において制御部から出力信号が供給されて所定のLED22の点灯動作が行われる。機能表示用発光ユニット10は、当該LED22から表示光の出射をが行われ、この表示光が図5矢印で示すようにLEDホルダ21の出射孔21aを介して第1入射ガイド部12の入射端部14から導光部材7の内部へと入射される。
表示装置1においては、表示光が、同図に示すように第1入射ガイド部12内を水平方向に導光されて屈折傾斜面12aに突き当たると、この屈折傾斜面12aによって90度屈折されて導光部材7の内部を垂直方向に向かって導光される。表示光は、当該LED22と対向する反射凹部15に達すると、その屈折導光面16bに突き当たって90度屈折され、機能光学表示部5の対応する単位機能光学表示部側に向かって導光される。表示装置1においては、表示光が導光部材7の第1主面7Aから露光することにより、対応する単位機能光学表示部が光輝して当該機能が設定状態にあることを光学的に表示させる。
表示装置1においては、上述したように反射凹部15の屈折導光面16bに垂直方向と平行な多数状の微細な筋状凹凸部17が形成されており、表示光が筋状凹凸部17の壁面で屈折されることにより単位機能光学表示部から充分な光量を以って露光するとともに、側面方向の偏向成分も付与される。したがって、表示装置1においては、単位機能光学表示部から露光する表示光により高輝度の光学表示が行われるとともに、この表示光の側面方向の偏向成分によって視野角特性の向上が図られ、側方からでも光輝状態が確認されるようになる。
表示装置1においては、マーク表示用発光ユニット11も上述した機能表示用発光ユニット10と同様に配線基板と、この配線基板に実装された複数個のLEDとによって構成される。機能表示用発光ユニット10は、各LEDの発光バルブを第2入射ガイド部13の入射端部に対向させて配線基板が第2基板組付部9に取り付けられる。
表示装置1においては、機能表示用発光ユニット10の各LEDが点灯動作することによって表示光が第2入射ガイド部13の入射端部から導光部材7の内部へと入射されるようにする。表示装置1においては、表示光が第2入射ガイド部13の屈折傾斜面12aによって90度屈折されて導光部材7の内部を垂直方向に向かって導光される。表示装置1においては、表示光が導光部材7の下端フランジ部18に達すると、グラデーション印刷部19によって反射され、マーク表示部6に形成したマーク6aを内部から照明するバックライトが行われる。表示装置1においては、このバックライトによりマーク6aが浮かび上がって表示されるようになる。
なお、上述した実施の形態においては、導光部材7に対して機能表示用発光ユニット10やマーク表示用発光ユニット11が、機能光学表示部5やマーク表示部6の上方で第2主面7Aに対して直交状態で取り付けるようにしたが、かかる構造にげんていされるものでは無いことは勿論である。導光部材7は、機能表示用発光ユニット10やマーク表示用発光ユニット11を適宜の位置に配置するとともに、機能光学表示部5やマーク表示部6に対して表示光が効率的に導光されるようにする適宜の導光構造が設けられる。
表示装置1は、液晶パネル2を備える液晶表示装置ばかりでなく、プラズマ・ディスプレィ・パネルやエレクトリックルミネッセンスディスプレィパネルを備えた表示装置であってもよいことは勿論である。また、表示装置1においては、表示部の下辺枠部材を構成する導光部材7に機能光学表示部5とマーク表示部6とを設けたが、例えばマーク表示部6を同様に形成した上辺枠部材を構成する導光部材に設けるようにしてもよい。
実施の形態として示すパネル型表示装置の正面図である。 同パネル型表示装置に備えられて表示部の下辺枠部材を構成する導光部材の正面側からの斜視図である。 同導光部材の正面図である。 同導光部材の背面側からの斜視図である。 機能表示用発光ユニットから出射された表示光の機能光学表示部への導光構造を説明する要部縦断面図である。 導光部材に形成された反射凹部の構造を示す要部斜視図である。 導光部材の底面図である。
符号の説明
1 表示装置、2 液晶パネル、5 機能光学表示部、6 マーク表示部、7 導光部材、8 第1基板組付部、9 第2基板組付部、10 機能表示用発光ユニット、11 マーク表示用発光ユニット、12 第1入射ガイド部、13 第2入射ガイド部、14 入射端部、15 反射凹部、16b 屈折導光面、17 筋状凹凸部、18 下端フランジ部、19 グラデーション印刷部、20 配線基板、21 LEDホルダ、22 LED、23 コア、24 筋状凹凸部

Claims (3)

  1. 表示パネルと、
    導光性樹脂材によって成形されて上記表示パネルの枠体部材の一部を構成し、前面側の第1主面の一部に光学表示部を構成するとともに、内部を導光された表示光を上記光学表示部側に向かって屈折させる屈折導光面を有する断面が二等辺直角三角形状の反射凹部が背面側の第2主面に形成された導光部材と、
    上記導光部材の上記反射凹部と同軸上の端部に対向して配置される発光素子を有し、この発光素子から上記導光部材の内部に上記表示光を入射させる発光ユニットとを備え、
    上記導光部材に形成された上記反射凹部の上記屈折導光面に上記表示パネルの垂直方向と平行な多数条の筋状凹凸部が形成され、上記屈折導光面によって屈折される上記表示光に上記表示パネルの垂直方向と直交する側面方向の偏向成分を付与することを特徴とするパネル型表示装置。
  2. 上記屈折導光面の上記凹凸部が、上記反射凹部を形成する成形金型の屈折導光面に対応するキャビティ面に施した磨き処理によって形成される筋状凹凸が転写されて形成されることを特徴とする請求項1に記載のパネル型表示装置。
  3. 上記光学表示部が水平方向に並ぶ複数の単位光学表示部によって構成されるとともに、上記発光ユニットに上記各単位光学表示部に対向して複数個の発光素子が備えられ、
    上記各発光素子が、相対する上記各単位光学表示部に応じた色調の出射光を出射することを特徴とする請求項1に記載のパネル型表示装置。
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