JP2006053663A - 光入力機能付き表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源への接触・非接触を区別するためのスイッチを設けることなく、表示画面への接触・非接触を判定し得る光入力機能付き表示装置を提供する。
【解決手段】受光領域面積を計算し、この受光領域面積の基準面積からのずれ量が十分小さく、受光領域面積の時間変動量が十分小さく、受光領域の円形度が十分大きい時に接触したと判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばライトペンなどのような光源からの光が表示画面を照射することにより、情報入力ができる光入力機能付き表示装置に関する。この装置では、前記光により照射された前記表示画面上の照射位置情報、或は接触位置情報が検出される。更に詳しくは、後述する実施の形態の説明においてより一層明確にされる。
近年、液晶表示装置は、携帯電話、ノート型コンピュータなどの各種機器に表示装置として広く利用されている。この液晶表示装置は、複数の走査線と複数の信号線との各交差部に薄膜トランジスタ(TFT)、液晶容量、補助容量からなる液晶画素部が配列されたアレイ基板と、走査線および信号線を駆動する駆動回路とを有して構成される。しかしながら、近年の集積回路技術の発展およびプロセス技術の実用化により前記駆動回路の一部も前記アレイ基板上に形成され得るようになり、液晶表示装置全体の軽薄短小化が図られている。
一方、アレイ基板上に画像取り込み機能を有する密着型エリアセンサを配置した画像取り込み機能付き表示装置が、光入力機能付き表示装置として提案されている。この種の画像取り込み機能を有する従来の液晶表示装置は、複数の走査線と複数の信号線との各交差部に配列された例えば液晶画素部などからなる表示手段と、例えばフォトダイオードなどからなる光検知手段を有する。この光検知手段では、フォトダイオードに接続されたキャパシタの電荷量が、該フォトダイオードでの受光量に応じて変化する。したがって、この表示装置は、各交差部の複数のキャパシタの両端の電圧を検出することにより画像データが生成されるので、画像取り込みを行うことが可能である。
このような画像取り込み機能を有する表示装置において、複数の撮像条件で得られた画像データから画像処理によって入射光の照射強度に対応した多階調画像データを得る手法が提案されている。
また、画像を表示する表示フレームの間に撮像フレームを挿入することにより画像の表示を行いながら画像を取り込む手法も提案されている。この手法を用いると、例えばペン型の光源を用いて表示画面に光を照射することにより、表示装置の座標入力デバイスとして使用することが可能であり、そのための座標算出アルゴリズムやタップ検出アルゴリズムなどが提案されている。
特開2002−182839号公報
上述した光入力機能付き表示装置において、例えばライトペンのような光源からの照射による座標入力を行う場合、光源が常に点灯しているためにペン先が表示画面に接触しているのか否かの区別が困難であるという問題がある。また上記問題を解決するためにペン先にスイッチを付けておき接触時にのみ点灯させることで区別するという手法もあるが、この手法では滑らかな書き心地を実現することが困難である。
本発明は、上記に事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光源に接触・非接触を区別するためのスイッチを設けることなく接触・非接触を判定し得る光入力機能付き表示装置を提供することにある。
この発明は、並行に配列された複数の走査線と、該複数の走査線に交差するように並行に配列された複数の信号線と、複数の走査線と複数の信号線との交差部に配列された複数の表示手段と、複数の走査線と複数の信号線との交差部に配列された複数の光検知手段と、画像を表示画面に表示するために、前記複数の走査線と前記複数の信号線を介して前記複数の表示手段を駆動する駆動手段と、前記複数の光検知手段からの光検知信号を処理する信号処理部とを有し、光源手段の先端からの光が前記表示画面に照射されたとき、前記光検知信号を用いて前記表示画面上の受光領域の面積の情報を求める演算処理部と、前記受光領域の面積の情報が予め設定したパラメータの設定範囲内にあるときに、前記光の入力があったものと判定する判定部とを具備する。
上記の手段により、光センサへの入力・非入力判定が正確となる。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる光入力機能付き表示装置の要部となる座標入力及び画像入力部の基本的な構成を示すブロック図である。図1において、100は、画素及び光センサを内蔵した液晶装置(LCD)である。このLCD100は、表示及び光入力が可能な表示及びセンサ部として機能する。500は、集積回路化された信号処理部であり、その一部のブロックを示している。
LCD100からは、垂直同期信号Vsyncと、水平同期信号Hsyncと、この同期信号に同期して画像データDataが出力される。垂直同期信号Vsyncと、水平同期信号Hsyncとは、信号処理部500内のタイミング発生回路501に入力され、画像データDataは、ラインメモリ502に入力される。タイミング発生回路501は、ラインメモリ502に対して、書き込み読出しアドレスを同期信号Hsyncに同期して与えている。
ラインメモリ502の出力は、メジアンフィルタ503と収縮フィルタ504に供給される。メジアンフィルタ503は、画面内において、予め定めた所定領域(受光領域に対応)分のデータを用いて、不要成分の除去処理を実行し、そのフィルタ出力を用いて、白領域領域面積計算回路505は、残存する面積を求める処理を行う。即ち、メジアンフィルタ503は、所定領域内に点在するノイズ及び画素欠陥等に基づくデータ欠落部を除去し、その出力が白領域面積計算回路505が入力され、ここで残った領域の面積W(t)が求められる。一方、収縮フィルタ504は、予め定めた所定領域(受光領域に対応)分のデータを用いて、例えば周囲1画素分の収縮処理を実行し、そのフィルタ出力を用いて、白領域面積計算回路506は、収縮処理後の残った面積W(t)を求める。また重心座標計算回路507は、面積W(t)と座標情報(x、y)を用いて、光が照射されている領域の重心座標(Xg,Yg)を求めることができる。
なお面積Wの計算は、例えば、フィルタから出力された画素出力値のうち、所定レベル以上の画素出力値を、画面上の所定の面積A(A>W)の受光領域内でカウントすることで求めることができる。また、受光領域を決める場合は、最初に面積Aの単位で、表示画面が複数に区分されて光検出信号が得られている複数領域の候補があげられる。そして、例えば所定の後述する条件(図11で説明)を満足する領域が絞り込まれ、ここの領域が受光領域として採用されるようになる。また、受光領域が判明したすると、面積Aを得たときの画面の水平(X)方向、垂直(Y)方向のアドレスから、その最大X座標値、最小X座標値、最大Y座標値、最小Y座標値がわかる。この座標値を用いて、重心座標(Xg,Yg)が求められる。
上記の面積W(t)、面積W(t)を示す情報は、減算器508と、接触判定回路509に入力される。面積W(t)を示す情報は、座標値レジスタ510にも入力されている。減算器508からは、面積W(t)と面積W(t)の差L(t)が得られる。この差は、受光領域の周囲の長さ、つまり周囲長に相当する。この周囲長L(t)は、接触判定回路509に入力される。
接触判定回路509では、ライトペン(光源)が表示画面に対して正常な入力状態にあるかどうかを判定し、正常な入力状態であるときは、接触フラグを出力し、座標値レジスタ510に供給する。511は、しきい値レジスタであり、中央演算処理装置(CPU)600から与えられたパラメータ(面積基準値W0、ずれ量しきい値α、時間変動しきい値β、および円形度しきい値γ)を保持している。接触判定回路509には、これらのパラメータが入力されている。さらに座標値レジスタ510に保持されている1フレーム前の面積情報W(t−1)も、接触判定回路509に入力されている。
接触判定回路509は、後述するように、パラメータ及び入力情報を用いた演算処理を行い、先の接触フラグを得ている。
つまり、上記接触判定回路509は、LCD100からの画像データの演算処理によって得られた面積W(t)、W(t)、及び周囲長L(t)と、座標値レジスタ511に格納されている1フレーム前の面積W(t−1)と、しきい値レジスタの4つのパラメータとを用いて、光源が表示画面に接触しているか否かの判定を行い、結果を接触フラグとして座標値レジスタ510に書き込む回路である。
座標値レジスタ510には、先の重心座標(Xg,Yg)も入力されている。さらに座標値レジスタ510に保持されている1フレーム前の面積情報W(t−1)は、接触判定回路509に入力される。
この集積回路化された信号処理部500は、面積情報、光源が接触しているか否かを示す接触フラグ等を算出して、この接触フラグを座標値レジスタ510に保持するDSPやASICといった処理ICである。
CPU600は、座標値レジスタ510のデータを読み出して各種処理を行うことができる。CPU600は、そのレジスタを読み書きすることによって接触判定動作の調整を行う。
ここではLCD100からの画像データの階調は1ビット(2階調)であるとしている。多階調データの場合でも、適当な2値化処理、もしくは階調を重み付けした処理によって面積が計算可能であるがここでは特に述べない。上記の周囲長L(t)は、
Figure 2006053663
によって計算される値であり、受光領域の周囲の長さに相当する。
次に、図2(A),図2(B),図2(C)を参照して、ライトペン700が、LCD100の表示画面130に対して近づいたり離れたりしたときのフィルタ出力、演算出力などの様子を説明する。今、図2(C)に示すように、時間経過に伴い、ライトペン700が、LCD100の表示画面130に対して、状態(1)−(6)のような姿勢をとるものとする。ライトペン700は、例えば発光ダイオード(LED)を光源としている。
図2(C)に示すような状態(1)−(6)を取った場合、つまりLCD100に照射しながら、ペン700の先端をLCD100に接触させて離すという動作を行った場合、画像データとしては、例えば図(B)のような画像となる。即ち、黒の背景に対して光検出した白い領域が状態(1)−(6)のような変遷をたどる。状態(5)のときは、きれいな円形となり、面積も所定の範囲になる。ここで、図1で説明した面積W(t),W(t)、L(t)の変化を見ると、図2(A)の如く変化する。状態(5)のときは、3つの要素がすべて小さくなる、所定面積W0(=230)になる。したがって、この値が得られたときに、接触フラグが出力される。図(A)は、典型的な画像データDataと、面積W(t)、W(t)及び周囲長L(t)の時間変化を表すグラフである。
さらに説明すると、画像データがおおよそどの時刻のものであるか、またペン700がおおよそどのような状態にある時のものかについての対応を番号(1)−(6)を付与して示している。状態(1)から状態(5)にかけてはペン先を徐々に近づけており、状態(5)から状態(6)にかけてはペン先を徐々に遠ざけている。状態(1)は光センサがペンからの入射光に反応し始めた状態であり、センサ素子や読み出し回路のばらつきによって反応する画素としない画素がある。状態(2)はLEDの放射強度の角度分布に対応して中央部と周辺部に反応領域があり、その複雑な形状をしている。状態(3)は中央部と周辺部の反応領域が徐々に近づき連結した状態である。この付近の状態で面積W(t)は最大値をとる。状態(4)はペン700からの光の広がりが小さくなるために反応領域の面積も小さくなっているが、また接触してはいない状態である。状態(5)はペン700が接触した状態であり、面積W(t)は極小値となる。状態(6)はペン700が少し離れた状態であり、状態(4)と似た画像となる。以後は状態(1)から状態(4)までと逆向きの振る舞いをする。同図の状態(5)の時のみ接触したと判定し、その他の状態では非接触と判定するために、次の3つの判定条件を用いる。
1つ目の条件は、面積W(t)が基準値W0に対してどれぐらいずれているかを表すずれ量が指定したしきい値αに比べて小さいことである。実際図1の例では、接触している間の面積W(t)が230程度の一定値になっている。ずれ量としては基準値との差W(t)−W0の絶対値をW0で割った値、あるいは周囲長L(t)で割った値を用いる。したがって1つ目の条件は、
Figure 2006053663
Figure 2006053663
と表される。
基準値W0はキャリブレーション作業によって予め決めておく必要がある。例えば新しいペンを使うたびに、ユーザーにペン先を数秒程度押し付けてもらい、その間の受光領域面積の平均値などを測定してW0とすれば良い。あるいは、接触時の面積はペンの開口部の面積に対応するから、ペンの開口部の面積が既知であればこれを用いてW0を算出しても良い。同様に、αについてはペン先を押し付けたまま表示画面内をスライドしてもらい、その間のずれ量が最大どの程度になるかを測定して決めれば良い。またしきい値αを調整することで、多少浮いていても接触と判定したり、逆にきちんと押し付けないと接触と判定されなかったり、というようなユーザーの好みに応じた設定が可能となる。
2つ目の条件は、面積W(t)の時間変動量が指定したしきい値βに比べて小さいことである。図1の例でも接触している間は面積W(t)がほとんど時間的に変動しないことがわかる。時間変動量としては、面積W(t)と前の撮像フレームの面積W(t−1)の差の絶対値を面積W(t)あるいは周囲長L(t)で割った値を用いる。よって2つ目の判定条件は、
Figure 2006053663
Figure 2006053663
と表される。しきい値βはキャリブレーション作業によって決定しておくこともできる。
例えばユーザーに好みの速さでタップ動作を行ってもらい、1つ目の条件(W0に十分近い)を満たす領域で時間変動量が最大どの程度になるかを測定して決めれば良い。しきい値βを調整することによって、タップ動作の速さをユーザーの好みに応じて設定することができる。
3つ目の条件は、受光領域の円形度が指定したしきい値γに比べて大きいことである。円形度とは領域の「円らしさ」を表す尺度であり、面積W(t)と4πの積を周囲長L(t)の二乗で割った値、または面積W(t)と4πの積を周囲長L(t)の二乗で割った値を用いる。円形度は領域が円に近いほど1に近い値になり、領域が複雑になればなるほど小さい値になる。
図2(B)の例でも接触時は受光領域がほぼ円形であり、非接触時はより複雑な形状となっている。
以上から、3つ目の判定条件は
Figure 2006053663
Figure 2006053663
と表される。しきい値γはキャリブレーション作業によって決定しておくこともできる。ペンを傾けると受光領域は円から楕円に変化し円形度は小さくなるので、ペン先を接触させたままユーザーに通常使用程度の範囲内でペンを傾けてもらい円形度が最小でどれくらいになるかを計測すれば良い。しきい値γを調整することによって、ある程度ペンを傾けると非接触と判定される、といった設定をユーザーの好みに応じて行うことができる。
図3(A),図3(B),図3(C)は、図2(A)−図2(C)のデータから基準値とのずれ量、時間変動量、円形度を算出してグラフにしたものである。
図3(A)は、基準面積W0に対する面積W5の半径のズレ量の絶対値3A1、基準面積W0に対する面積W5のズレ率3A2を示している。図3(B)は、基準面積W0に対する面積W5の半径のズレ量の絶対値3A1、面積W5の半径が時間とともに変化した変動半径3B1と、面積W5の変動率3B2とを示している。
図3(C)は、メジアンフィルタで処理した後の画像の円形度3C1と、収縮フィルタで処理した後の画像の円形度3C2を示している。
図4は、図3(A)−図3(C)データに対して、しきい値α=1.8、β=0.25、γ=0.38を設定して、接触判定を行い、データがいくつの判定条件を満たしたかをグラフにしたものである。判定条件としては、それぞれ式3(得点1に対応)、式5(得点2に対応)、式7(得点3に対応)を用いている。
3条件を同時に課したことによって実際に接触している時刻だけで正しく接触判定がされたことがわかる。3条件のうち1つまたは2つのみを用いることによっても接触判定が可能ではあるが、図3からわかるように、誤判定させないためにはしきい値をより厳密に設定する必要がある。従って3つの条件を同時に課す方が望ましい。
図5は上記3つの判定条件を課して接触・非接触の判定を行い、接触フラグを出力する接触判定回路509の構成例を示している。この回路509は、フィールド周波数に同期したクロックで動作し、予め設定したエリア単位で、ライトペンが接触しているか否かを示す判定出力を得ている。
判定条件としては、それぞれ式3、式5、式7を用いているが、さらに移項して除算回路を含まないようにしており、そのためしきい値γの代わりに4π/γを入力している。
図5では各条件を並列処理するために組み合わせ回路としては乗算器、差の絶対値回路、コンパレータをそれぞれ複数個使用している。しかしこれらの組み合わせ回路を共有してパイプライン処理することによって回路規模を縮小することも可能である。
図5において、乗算器551は、面積W9(t)と(4π/γ)の乗算を行なう。この結果は、Dタイプフリップフロップ(D−FF)552に保持される。D−FF552の出力は、比較器553に入力され、周囲長L(t)の2乗値と比較される。つまりこの系統は、式7の処理を実行していることになる。
差の絶対値回路554は、W5(t−1)とW5(t)との差の絶対値を得る。この絶対値は、D−FF555でラッチされる。D−FF555の出力は、比較器556に入力されて、βL(周囲長Lのβ倍)と比較される。つまりこの系統は、式5の処理を実行していることになる。
差の絶対値回路557は、W0とW5(t)との差の絶対値を得る。この絶対値は、D−FF558でラッチされる。D−FF558の出力は、比較器559に入力されて、αL(周囲長Lのα倍)と比較される。つまりこの系統は、式3の処理を実行していることになる。
比較器553、556、559の出力は、アンド回路560に入力され、それらの論理積出力が、接触フラグとして導出される。
乗算器561とD−FF562の系統は、先の周囲長L(t)の2乗値を求めている。乗算器563とD−FF564の系統は、先の周囲長L(t)にβを乗算したβLを求めている。乗算器565とD−FF566の系統は、先の周囲長L(t)にαを乗算したαLを求めている。これらのα、βは、図1のしきい値レジスタ511に格納格納することができる。またα、βは、可変することもできる。したがって、α、βは、接触フラグを得る感度特定を変更する要因となる。
上記のように、本発明は、複数の光検知手段からの光検知信号を処理する信号処理部を有し、ここでは、光源手段の先端からの光が表示画面に照射されたとき、光検知信号を用いて前記表示画面上の受光領域の面積の情報を求める演算処理部と、前記受光領域の面積の情報が予め設定したパラメータの設定範囲内にあるときに、前記光の入力があったものと判定する判定部とを有する。
図6には、先のLCD100、信号処理部500、CPU600を示し、この図では、LCD100内の機能ブロックを示している。
LCD100のアレイ基板上の表示領域130には、並行に配列された複数の走査線(Xn)と、該複数の走査線に交差するように並行に配列された複数の信号線(Ym)が形成されている(図では走査線と信号線を1本ずつ示している)。複数の走査線と複数の信号線との交差部には、複数の表示手段としてのスイッチトランジスタを含む画素回路1311が配列されている。また複数の走査線と複数の信号線との交差部に配列された複数の光検知手段としてのセンサ回路1312が配列されている。図では、1つの画素回路及び1つのセンサ回路を代表して示している。
さらに画像を表示画面に表示するために、記複数の走査線と前記複数の信号線を介して前記複数の表示手段を駆動する駆動手段が設けられている。この駆動手段は、複数の画素回路をライン単位で駆動するためのゲート線駆動回路112と、駆動される画素回路にそれぞれ信号を供給する信号線駆動回路114とを有する。
また、上記した複数の光検知手段を制御するためのセンサ制御手段が設けられている。センサ制御手段は、センサ回路にプリチャージを行うためのプリチャージ回路125と、センサ回路をライン単位で指定するためのセンサ制御回路122と、センサ回路からの出力をアナログデジタル変換するA/D変換回路123と、デジタル変換されたデータを出力するデータ出力回路124を有する。このデータ出力回路124から出力されるデータが、図1で先に説明した画像データDataである。
この画像データは、センサ出力データとして、先の信号処理部500に入力される。信号処理部500内は、図1では、その一部のみを示した。しかし、実際には、LCD100を駆動するための制御信号出力部(シーケンサー)、及び表示用のビデオ信号出力部をも含む。さらには、ビデオ信号をデジタルアナログ変換するためのデジタルアナログ変換回路(DAC)も含む。また各種駆動電圧を得るためのDC−DC変換部も含む。
図7(A)、図7(B)には、先のセンサ回路1312の基本的な構成を示している。図7(A)において、701は、アレイ基板(ガラス基板)であり、このアレイ基板01の内面側に、走査線、信号線、画素回路及びセンサ回路が印刷技術及び蒸着技術を用いて形成されている。アレイ基板701の外面には、ガラス保護のための透明膜702がコーティングまたは貼付けられている。アレイ基板701の内面に形成されたPINダイオードD1、D2、D3を代表して示している。PINダイオードD1、D2、D3は、それぞれセンサ回路内で、光感応素子として機能する。PINダイオードD1、D2、D3の周囲は絶縁層703により囲まれている。また絶縁層703の上面で、前記PINダイオードD1、D2、D3に対応する部分は、遮光膜SH1,SH2,SH3が形成されている。
711は、上記のアレイ基板701に間隔を置いて対向する共通電極(透明電極)を有した対向基板(ガラス基板)である。この対向基板711とアレイ基板701との間は、液晶層720である。さらに対向基板711の外側には、バックライト730が配置されている。画素回路に画像信号が与えられることで、画素回路の付近の液晶層の液晶分子が制御される。これによりバックライト730からの光が、対向基板711、液晶層720、アレイ基板701を透過する際、その透過状態が制御され、表示画面に画像が得られる。
図7(B)には、1つのセンサ回路の基本的な回路構成を示している。信号線Sig(n)には、スイッチトランジスタ(薄膜トランジスタ)nt1のソースが接続され、このトランジスタnt1のドレインは、PINダイオードPDのカソードに接続されるとともに、センサ容量CPの一方の電極に接続されている。ダイオードPDのアノード及びセンサ容量CPの他方の電極は、所定の電位のアースラインに接続されている。トランジスタnt1のゲートは、リセット制御ラインCRT(m)に接続されている。
このセンサ回路は、特定の水平ブランキング期間の後半で、センサ容量CPにプリチャージが行なわれ、次の周回(1垂直期間後)の特定の水平ブランキング期間の前半で読出しが行われる。プリチャージの後、フォトダイオードPDに照射される光量が多い場合は、センサ容量CPの放電量が多い、逆にフォトダイオードPDの照射される光量が少ない場合は、センサ容量CPの放電量が少ない。したがって、読出し期間に、センサ容量CPの電圧を増幅器を介して出力することでセンサ出力を得ることができる。
図8(A)には、上記の画素回路及びセンサ回路の構成例を示している。電圧ラインCsは、補助容量Csk及び液晶LCの一方の電極に所定の周期で所定の電位を与える電圧ラインである。ゲートラインGate(m)は、画素回路1311の薄膜トランジスタ(TFT)(以下駆動トランジスタ)13aをオンオフ制御するためのゲートラインである。
またリセット制御ラインCRT(m)は、センサ回路1312を構成する薄膜トランジスタnt1をオンオフ制御するための制御信号ラインである。トランジスタnt1がオンしたときに、センサ容量CPにプリチャージが行なわれる。GNDは、接地ラインである。またSFB(m)は、センサ容量CPの電位を読み出すときに薄膜トランジスタnt3をオンするセンサ出力制御ラインである。薄膜トランジスタnt2は増幅素子として機能する。PDはフォトダイオードであり、光に感応し、光量に応じた電流を流す。これにより、センサ容量CPにプリチャージされている電荷を放出することができる。Sig(n), Sig(n+1)は、信号線である。
フォトダイオードPDに照射される光量が多い場合は、センサ容量CPの放電量が多い、逆にフォトダイオードPDの照射される光量が少ない場合は、センサ容量CPの放電量が少ないことになる。フォトダイオードPDと図示しないバックライトとの間には、遮光処理が成されている。
信号線Sig(n),Sig(n+1)は、信号線駆動回路114及びA/D変換回路123に接続されている。また電圧ラインCs、ゲートラインGate(m)は、ゲート線駆動回路112に接続されており、リセット制御ラインCRT(m)、接地ラインGND、センサ出力制御ラインSFB(m)は、センサー制御回路122に接続されている。
図4(B)には、上記の回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示している。本回路において、1垂直期間(1フレーム期間)内の特定の1水平期間を次のように設定している。画素回路1311では、1水平期間(1H)内を、第1のブランク期間、コモン反転タイミング期間、書込み期間、第2のブランキング期間に分けている。またこの4つの期間に対応させて、センサ回路1312では、出力期間、コモン反転タイミング期間、ブランク期間、プリチャージ期間に分けている。1垂直期間(1フレーム期間)内の上記特定期間を除く他の期間は、画素回路1311は表示期間にあり、センサ回路1312は、撮像期間である。いま、画素回路1311、センサ回路1312の部分の動作を説明する。
画素回路1311においては、補助容量Cskに対して信号線Sig(n)を介して、書込み期間に、矢印a1に示すような経路で、画像信号が書き込まれる。この容量Cskの両端間に生じた電圧値に応じて、液晶LCが駆動され階調表示される。
センサ回路1321では、上記書込み期間に続いて、トランジスタnt1がオンされ、容量CPに対してプリチャージが行なわれる。このときも信号線Sig(n)が利用される(矢印b1、c1の経路)。つまり、書込み期間とプリチャージ期間とがずれており、信号線Sig(n)を有効利用している。撮像期間においてフォトダイオードPDに電流が流れると、プリチャージ電圧が変化する。そして、次の1フレームサイクルで、出力期間に、トランジスタnt3がオンされる。すると、センサ容量CPの電圧は、トランジスタnt2で増幅されて、信号線Sig(n+1)を介して取出される(矢印d1、e1の経路)。隣の画素及びセンサ(リードライト画素と称しても良い)部においても次の1水平期間に同様な動作が実行される。センサ容量CPから取出された電圧は、プリチャージ以後、読出しスタートまでの間、フォトダイオードPDが遮光されていた時間に応じて変化する。全く遮光されていない場合(ライトペンによる光照射ありの場合)は、読み出された電圧は十分に低い電圧であり、遮光されていた時間が長い場合(ライトペンによる光照射なしの場合)は、高い電圧が得られる。これによりインプットが成されたのかどうかを判定することができる。
図9は、上記の動作をフレーム単位(Nフレーム目とN+1フレーム目)で示した説明図である。画素及びセンサ部の構成は上記の実施例に限定されるものではない。画素回路として青用画素回路、緑用画素回路、赤用画素回路を有する3系統のものでもよい。
この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。図1の説明では、受光領域の面積情報を求める場合、白また黒を示す2値画像データを用いて面積を求めた。しかし、さらに階調を持つ画像データを用いるようにしてもよい。つまり、階調を持つ画像データから、受光領域の画像データを抽出する際、抽出回路において、階調のしきい値を設定する。そして、輝度の高い画像データが受光領域の画像データであるものとして取り出すようにしてもよい。また、前記階調のしきい値は、可変パラメータとして利用してもよい。
図10(A)、図10(B)には、例えば3画素×3画素を1つの単位として階調画像データを得る方法を示している。各画素にはセンサが1つ対応している。画素毎にセンサの感度が異なる。そこで3画素×3画素を1つの単位としてセンサの感度を魔方陣としている。図10(A)のような3画素×3画素を1つの単位ブロックとする2値化データから、その平均値を求める。図10(A)、図10(B)では、9つのブロックが示されている。この1ブロックの平均値を、注目画素の階調値とするのである。図10(B)には、各画素の階調を識別して示している。
図11(A)−図11(E)は、光源であるライトペン700の先端より光が表示画面に照射されたとき、正確な光検知信号を得る方法の一例を説明するために示している。
今、図11(A)に示すように、ライトペン700がLCDの表示画面130に対向し、ノイズ光が存在するものとする。またライトペン700のペン光は、その形状が例えば図11(B),図11(C)に示すように時間経過とともに縦長の楕円スポットと、横長の楕円スポット状態に切り換わるものとする。
図11(D)は、ノイズ光とライトペン700のペン光とが一部重なっており、時間T1−T5と経過した場合を示している。この時間T1−T5に対応した撮像画像データP1−P5としては、ノイズの像とペン光の像とが、重なった状態になるとき(時間T1,T3)と、重ならない状態になるとき(時間T2、T4)がある。そして、ライトペンの光が消灯されたときの状態がある(時間T5)。つまり、楕円スポットまたは横長の楕円スポットが現われない状態がある。そこで、この発明では、ノイズ除去手段として、図11(E)に示すように、楕円スポットまたは横長の楕円スポットが現われている状態の画像データから、楕円スポットまたは横長の楕円スポットが現われない状態の画像データを減算処理することにより、ペン光以外のノイズ光を大幅に減じることができる。このような処理は図10のような多階調データに対して行うことができる。
このノイズ除去回路は、図12に示すように、LCD100とラインメモリ502との間に設けられる。その他の部分は、図1の回路と同じであるから、同一符号を付して説明は省略する。なお、ノイズを減じた後のデータは所定の閾値(スレッショルド)で2値化した上で以降の処理回路に渡し前述の処理を受ける。
この発明は小型の携帯電話器に適用した場合も大きな効果を奏することができる。本発明によると、外部入力手段として、センサ回路内蔵のLCDを用いている。しかもセンサ回路の制御及びデータ読出し手段は、従来の表示専用の回路に対して小規模の回路を追加するだけで実現できる。このために、小型の携帯電話器のように部品増設するための空間的余裕が少ない装置に対しても、本発明は容易に適用可能となる。携帯電話機用LCDの信号線駆動回路はワンチップのIC(以下ドライバICと呼ぶ)で形成され、アレイ基板上に貼り付けて用いられることが多い。本発明では、ドライバIC内に、ライトペンによりインプットされたデータ用の小容量メモリ(補助記憶装置)と、ライトペンによりインプットされたデータを処理する信号処理部500を一体形成している。この信号処理部500は、1チップICとして実現することができドライバICとしてLCDパネルに貼り付けることで、従来の液晶表示装置と殆ど同等の部品面積で構成することができる。
また、信号処理部とLCDとの間は、専用のI/Oピンを追加しなくても、映像用のI/Oピンを時分割で利用することができる。ドライバIC内の信号線駆動回路からアレイ基板の各信号線に供給される映像信号は所定のブランキング期間を有する。このブランキング期間中に、ライトペンによりインプットされたデータを信号処理部500に出力するようにプロトコルを定めればよい。このためドライバICのI/Oピン数を増大させずにすむため、ドライバICのコストを抑制することができる。このために従来の液晶表示装置の製造に対して大幅な変更を加えることなく本発明の装置を得ることができる。また従来の液晶表示装置と略同等の面積で本発明を実現することができる。
さらにライトペンなどでインプットされた画像位置情報はLCD100から外部に出力されるが、画像情報に関しては、信号処理部500内で、上記の補助記憶装置から主記憶装置へ直接転送処理することができる。これにより、表示画面上のインプット画像(例えば右側領域で入力された画像)を、表示側(例えば左側の領域)へ転送する(表示させる)画像処理が容易である。
またこの発明では、ライトペンなどでインプットされた画像情報を電圧変換し、スレッシュホルド電圧と比較し、画像認識するレベルを設定することが可能である。また入力装置(ライトペン)と、例えば信号処理部或はCPUとの間に通信機能を持たせてもよい。この通信機能を持たせて、通信により感度調整を行えるようにしてもよい。つまり先に説明したα、βなどのパラメータの係数を調整できるようにしてもよい。携帯電話器は、種々の環境の元(明るいところ、暗いところ、室内、屋外等)で使用されるので、その入力感度を調整することがあるからである。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施形態に係わる光入力機能付き表示装置の要部となる座標入力及び画像入力部の基本的な構成を示すブロック図。 ライトペン700が、LCD100の表示画面130に対して近づいたり離れたりしたときのフィルタ出力、演算出力などの様子を説明するために示した説明図。 図2(A)−図2(C)のデータと基準値とのずれ量、該データの時間変動量、該データによる円形度を算出してグラフにした説明図。 図3(A)−図3(C)データに対して、しきい値α=1.8、β=0.25、γ=0.38を設定して、接触判定を行い、データがいくつの判定条件を満たしたかをグラフにした説明図。 接触フラグを出力する接触判定回路509の構成例を示す図。 LCD100、信号処理部500、CPU600の関連を示し、特にLCD100内の機能ブロックを示す図。 センサ回路1312の基本的な構成例を示す図。 画素回路及びセンサ回路の具体的構成例を示す回路図。 図8の回路の動作をフレーム単位(Nフレーム目とN+1フレーム目)で示した説明図。 3画素×3画素を1つの単位として階調画像データを得る方法の例を説明するために示した図。 光源であるライトペン700の先端よりの光が表示画面に照射されたとき、正確な光検知信号を得る方法の一例を説明するために示した図。 この発明の他の実施の形態を示す構成説明図。
符号の説明
100…LCD、500…信号処理部、501…タイミング発生回路、502…ラインメモリ、503…メジアンフィルタ回路、504…収縮フィルタ回路、505…面積計算回路、506…面積計算回路、507…重心座標計算回路、508…減算器、509…接触判定回路、510…座標値レジスタ、511…しきい値レジスタ、600…CPU、1311…画素回路(表示素子回路)、1312…センサ回路。

Claims (10)

  1. 並行に配列された複数の走査線と、
    該複数の走査線に交差するように並行に配列された複数の信号線と、
    複数の走査線と複数の信号線との交差部に配列された複数の表示手段と、
    複数の走査線と複数の信号線との交差部に配列された複数の光検知手段と、
    画像を表示画面に表示するために、前記複数の走査線と前記複数の信号線を介して前記複数の表示手段を駆動する駆動手段と、
    前記複数の光検知手段からの光検知信号を出力する出力部と、
    光源手段の先端からの光が前記表示画面に照射されたとき、前記光検知信号を用いて前記表示画面上の受光領域の面積の情報を求める演算処理部と、
    前記受光領域の面積の情報が予め設定したパラメータの設定範囲内にあるときに、前記光の入力があったものと判定する判定部とを具備したことを特徴とする光入力機能付き表示装置。
  2. 前記前記受光領域の面積の情報は、複数であり、メジアンフィルタ出力を用いた第1の面積の情報と、収縮フィルタ出力を用いて得られた第2の面積の情報であり、
    前記パラメータには、前記第1と第2の面積の情報の差分から求めた周囲長の2乗値と、前記周囲長に可変可能な係数を掛けた乗算値とが含まれていることを特徴とする請求項1記載の光入力機能付き表示装置。
  3. 並行に配列された複数の走査線と該複数の走査線にそれぞれ交差するように並行に配列された複数の信号線との複数の交差部に配列された複数の表示手段と、前記複数の交差部に配列された複数の光検知手段と、前記複数の表示手段により画像を表示画面に表示するとともに、先端から光を照射することができる光源手段によって表示画面に照射される光を前記複数の光検知手段により検知し、この検知情報により情報入力を行うことができる光入力機能付き表示装置であって、
    前記光源手段の先端から照射される光の前記表示画面における受光領域を前記複数の光検知手段からの光検知信号に基づき検出する受光領域検出手段と、
    前記受光領域の面積をある指定された面積基準値と比較して基準値からのずれ量を算出する演算手段と、
    前記基準値からのずれ量がある指定されたずれ量しきい値よりも小さい場合に前記光源手段が前記表示画面に接触したと判定する接触判定手段と、
    を有することを特徴とする光入力機能付き表示装置。
  4. 前記光源手段の先端の開口部の面積に基づいて前記面積基準値を設定することを特徴とする請求項3に記載の光入力機能付き表示装置。
  5. 前記面積基準値を予め算出し記憶しておくキャリブレーション手段を有することを特徴とする請求項3に記載の光入力機能付き表示装置。
  6. 前記ずれ量しきい値を予め算出し記憶しておくキャリブレーション手段を有することを特徴とする請求項3に記載の光入力機能付き表示装置。
  7. 並行に配列された複数の走査線と該複数の走査線にそれぞれ交差するように並行に配列された複数の信号線との複数の交差部に配列された複数の表示手段と、前記複数の交差部に配列された複数の光検知手段とを有し、前記複数の表示手段により画像を表示画面に表示するとともに、先端から光を照射することができる光源手段によって表示画面に照射される光を前記複数の光検知手段により検知し、この検知情報により情報入力を行うことができる光入力機能付き表示装置であって、
    前記光源手段の先端から照射される光の前記表示画面における領域を前記複数の光検知手段からの光検知信号に基づき検出する受光領域検出手段と、
    前記受光領域の面積の時間変動量を算出する演算手段と、
    前記時間変動量がある指定された時間変動量しきい値よりも小さい場合に前記光源手段が前記表示画面に接触したと判定する接触判定手段と、
    を有することを特徴とする光入力機能付き表示装置。
  8. 前記時間変動量しきい値を予め算出し記憶しておくキャリブレーション手段を有することを特徴とする請求項7に記載の光入力機能付き表示装置。
  9. 複数の並行に配列された走査線と該複数の走査線にそれぞれ交差するように並行に配列された複数の信号線との複数の交差部に配列された表示手段と、前記複数の交差部に配列された複数の光検知手段とを有し、これら複数の表示手段により画像を表示画面に表示するとともに、先端から光を照射することができる光源手段によって表示画面に照射される光を前記複数の光検知手段により検知し、この検知情報により情報入力を行うことができる光入力機能付き表示装置であって、
    前記光源手段の先端から照射される光の前記表示画面における受光領域を前記複数の光検知手段からの光検知信号に基づき検出する受光領域検出手段と、
    前記受光領域の面積と周囲長から該領域の円形度を算出する演算手段と、
    前記円形度がある指定された円形度しきい値よりも大きい場合に前記光源手段が前記表示画面に接触したと判定する接触判定手段と、
    を有することを特徴とする光入力機能付き表示装置。
  10. 前記円形度しきい値を予め算出し記憶しておくキャリブレーション手段を有することを特徴とする請求項9に記載の光入力機能付き表示装置。
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